相対性理論『ハイファイ新書』 ('09、みらいレコーズ)
(Yさんとスカイプでの会話。Webアニメはわれわれ二名体制でずっと作業しているので自然に無駄話が多くなる。)
「・・・いまさらですが、相対性理論のセカンドって凄くない?(フォトショで絵を切り抜いている。)」
「あんた、時代に遅いよね。明らかにね。」
「オレ、全然知らんかったんだよねー。なんか、大人気バンドらしいね。こんな地味なのに。
で、知ったきっかけは、『WORLD HAPPINESS』って、夢の島だか新島だかでやってるフェスのコンピを買ったときだったんだけどさ。2009年度版。」
「新島は、明らかに嘘だね。」
「ま、このフェスがまだやってるのか、そもそもなんでまた開催地が夢の島なんだか知らんが、きっとエコでロハスな理由があるのだろう。かつてそんなイベントに相対性が出てたワケだ。
ちなみにコンピ収録内容はですね、業界のNHKに出れる立ち位置の連中というか、YMO絡みとかスチャダラとかロートルメインで他にも色々と混ざってまして、なかなかでした。」
「随分グレイな感想だよね。」
「で、本題。ここに収録されてた“テレ東”が強力に引っかかったんですよ。」
「・・・長いね。毎度、説明までの前振りが。」
(聞いていない。)
「 ・・・んで、まぁ、騙されてるのかなぁーとか半信半疑の気持で、『ハイファイ新書』中古で買ってみましたよ。
そしたら、いやー、なんかもう全編微妙な感じが印象に残った。だじゃれ多いし。」
「俺は、きっかけ、ポリスだね。御存知の通り、昔っからポリス大好きだから。」
「水野晴郎と同じく?」
「それはアメリカンポリスだよね。明らかに違うよね。
ある日ふと、どっかにポリス系列の音を出してる連中はいないかと思ってサーチしてって、出てきたのが“地獄先生”だったんだよね。」
「“地獄先生”(笑)。」
「あのギターリフって、完璧にポリスの世界じゃん?どの曲のパクリとかじゃなくって、もう一歩進んで血肉になってる感じがする。ま、正直たまげたんだよね。」
「しかし、Yさんが日本の女ボーカルものを推奨するのって珍しくないですか?全員嫌いでしょ、日本の女?」
「そうね。歌謡曲以外は。ロック寄りだとちょっとね。全員SHOW-YAで、シナロケだよねー。顔こわいじゃん。そういう女は昔たくさん周りに居たし。」
「さすが武侠派。」
「で、どんなバンドだと思って調べてみたら、まだ若い連中がやってたんだよね。そこで二度びっくり。」
「あ、若いんだ。意外。」
「若かったんだよね。実は。音聴くと結構年期入ってるかと思うじゃん。意外や若いの。
(つづく)
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