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2013年3月18日 (月)

バリー・レヴィンソン『スフィア』 ('98、ワーナー)

 つ、つまらん。
 瘧に罹ったように全身を震わせながら、一番面白かった場面を探すと、物理学者テッドが無惨な死を遂げる場面。不測の事態で深海300メートルの基地は爆発寸前。誰もアワアワしている最中、運の悪い男に向かって、天井から排気ダクトがガーンと落ちてきて後頭部を強打。「ゲッ!」と床に崩れ落ちる。すると金網越しに絶妙なタイミングで炎がブォーッと噴き出してきて、顔面から丸焼け。人間バーベキュー。
 そういや、異常発生した大量のクラゲに刺されて死ぬ黒人女ってのもいたな。珍しいけど、異様に地味で報われない死に方だった。絵にしたら最も面白そうなダイオウイカ出現の場面を、海底に舞い散る無数の卵の描写のみで押し通すというのは、なにか確固たる演出のポリシーがあったのだろうか。意味なくダスティ・ホフマンやシャロン・ストーンを揃えて予算なくなったか。
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 しかし人間の願望をかなえる黄金の球体って、それ、ストルガツキー兄弟の『ストーカー』(原作の方)じゃん!クライトン!

 『レインマン』も撮るし、傑作『ディスクロージャー』も撮る、信頼できない器用さの男バリー・レヴィンソン監督作品。

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