速度の問題
2月16日、佐藤哲也師匠のライブを観に町田へ。
首都圏在住は結構長いけど、小田急ってのは、碌すっぽ乗ったことがなかった。たまたまか。私が単にズボラなだけなのだろうか。
横浜線方向から来た、別のお客さんに終電の時間など聞くと、
「小田急、ほとんど使ってないんです・・・」
という衝撃的な発言が飛び出してきた。ミッシングリンクか。小田急って一体なんなんだ。
各停だと、新宿から50分以上かかって町田へ辿り着く。沿線全体に結構、若い子が多くて、明るい雰囲気。東横なんかとも共通するけど、もっと庶民寄り。
知ってる人は知ってのとおり、実は町田は異様に栄えているのだった。カップルが仰山。土曜の夜だから当然だが。タワレコなんかもあるのね。
海の匂いがしないが、小規模な横浜みたいな感じか。ふふん。
タブラ・シタール・サーランギのアンサンブルは、予想以上に華やいだ感じでよかった。シタールの女性が可愛い喉を披露して佐藤師匠がリズムを刻む長尺ナンバーなんか、フェアポート・コンベンション「船乗りの話」なんかを連想させるポップさで、普段インドなんか見向きもしないお前やお前やオマエにぜひ聴いてみて欲しいところだった。
このヤロ。論より証拠だ、来い。
ありゃ、絶対サンディー・デニーだって。
で、三名編成、及び最後のアンコール(北インド宮廷音楽でアンコールナンバー登場!というのは、物凄いレアさ)まで含め、全編なんでこうポップに聴こえたんだろうと分析するに、こりゃ速度の問題ではないかと。
後半になるほど、異様に速かったんですよ。
最後のアンコールでの、シタールのイントロなんて、クラプトンの「レイラ」かってぐらいの速度になってた。ツボに入ったオレ大笑い。失礼すぎ。
ロックっぽさって、要は、速度の問題じゃないのか。
そんなことを思いながら、終電間際の豊田行きに乗り換えたのだった。
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