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2013年1月20日 (日)

ジョー・ダンテ『スモール・ソルジャーズ』 ('98、UNIVERSAL)

 心の底から感動できる、薄っぺらい映画こそが一番尊いのである。

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【あらすじ】

 軍事用のミリタリーチップを搭載したアクションフィギュアが、裏庭で戦争を始める。はげとオタクの技術者が回収に向かうが、当然、失敗。U-15のキルスティン・ダンストが緊縛され胸を揉まれるような深刻に異常な事態へと発展するが、近所の電柱をショートさせたお手軽な電磁波爆発により危機は回避されるのだった。

【解説】

 まぁ、なんというか、いつものダンテである。以上でも以下でもない。ピュア・ダンテ。
 業界と関わりのない一般の方々には、軽くて楽しめる王道アメリカン・ファミリームービーに見えるかも知れないが、随所に見え隠れする底意地の悪いユーモア(悪ふざけとも云う)、根本的にやりすぎ感の漂うストーリー、そして小学生でも理解できるあたたかみ。優しさ。
 こうしたダンテの作家性は年を経るごとに貴重さを増し、輝きを増しているように思われる。 

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