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2012年10月14日 (日)

『ドラゴンへの道』 ('72、Golden Harvest)

 右手のひとさし指と中指に痺れがある。
 血行がちゃんと通っていない感じ。まぁ普通に動くんだが。なんかキーボードの打ちすぎとか、近年慣れない事務仕事を延々続けた弊害ではないかと思われる。嫌だなぁー。
 
 ひさびさに『ドラゴンへの道』を観る。
 物凄く強い人を、本当に強そうに映すのは大変だ。何の工夫もなしにカメラを廻すと、映っている人は馬鹿にしか見えない。その点、ドラゴン映画は大丈夫。
 強い。
 強い。
 強い。
 そして、ひたすら格好いい。
 ヒーローは愚痴を言わない。ヒーローは途中で投げ出したりしない。

 今回の記事で私が言いたいのは、極く単純なことだ。
 ヒーローに憧れろ。
 もっとヒーローの力を信じろ。


※<付記>※

 やはりドラゴンは恐ろしい。
 以上の記事を書き上げてのち、「しかし無駄口のような内容のない記事だったな」「ここは敢えて罵倒してみた方が面白かったのではないか?」など密かに心呻していたのであるが、それはともかく、その翌日は普通に勤務の月曜日。
 やがて残業時間となり、会社の駐車場でボケーーーッと独りタバコを吸っていたら、ふと無意識にドラゴンキックを真似してしまった。
 無論足があんなに高々上がる訳がない。傍目には長渕キックに見えた筈だ。
 「いテテ、テテ・・・」
 本気でやれば股関節脱臼は免れない危険な行為。武術と縁もゆかりもない腐った四十代を突き動かす、恐るべき洗脳力。凄い。危険すぎる。
 
 ・なんでか知らん、動きを真似したくなる。
 ・ついつい、顔をつくってしまう。
 ・構えるや否や、怪鳥音を発してしまう。


 重症だ。通報されても仕方あるまい。
 そんな凄まじい影響力を駆使するアクションスターは、他にはいない。

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