筒井康隆『七瀬ふたたび』 ('72、新潮社)
年末につき蔵書を整理していたら、筒井康隆全集の17巻が出てきたので、ちょっと読んでみた。
巻頭、嵐の夜、崖下を走るローカル電車で、超能力者・七瀬は他二名の超能力者が同じ電車に乗り合わせているのに気づく。
ない、ない。
どんな確率なんだ、それは。
続く第二話。
七瀬の勤めたキャバレーのバーテンは念動力を使う黒人で、客は透視能力者。
ない、ない。
さらにないよ、それ。
世の中にどんだけ超能力使う奴、おるねん。
無茶をやって、平気で知らばっくれる。これぞ大物の証拠かも知れない。
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