「『ガメラ』の監督が・・・」
(某マニア系大手古書店。
どう見ても二十代の若者。二人連れで会話している。)
「・・・そういや『ガメラ』の監督が亡くなったじゃない?」
「へッ、あの人・・・?ホレ、あの、名前が・・・」
金子修介だ。映画版『みんな、あげちゃう』でお馴染みの。
「いや、平成ガメラじゃなくて。昭和のガメラ・シリーズの監督さんだよ。」
「あぁ、あの湯浅・・・」
「そう、湯浅憲明。」
なんで、お前ら、そんな名前を知っている。
おかしいんじゃないのか。絶対、カタギじゃない。胸倉を掴んで奥歯ガタガタいわせてやろうかと。
あたしは、そのとき偶然、自分が手にしていた古本の書名に目が行った。杉浦茂オンデマンド選集2巻「拳斗けん太」。
・・・あッ。
そういや、佐藤師匠、中田ヤスタカって1980年生まれらしいですよ。世代論で作品分析するやりくちも、いまや難しくなりましたね。
ところで、私と同じく衝撃を受けた皆さんが買っているのか、「ラーメンマン受」同人誌の買取値が高水準をキープしているのは喜ばしいことである。今後活躍が期待されるのは「プルシェンコ受」だろうか。高度に細分化された趣味嗜好の極北。
だがそれは、いったい、どういう趣味だ。
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