4シーズンズ『シェリー/ビッグガール・ドント・クライ』 ('94、ACE)
今週の私のフェイヴァリット。フランキー・ヴァリの裏声は冴えまくりだよなぁー。
「シェリー」といえば彼らの62年のデビューヒットであって、続く大ヒット曲「ビッグガール・ドント・クライ」を含む、二枚のアルバムをカップリングしたのがこのCDだ。
正しい聴き方がわかると、この人達のサウンドの麻薬性がわかる。
これは、爆音で聴け。
ヘッドフォンで大音量。外部は試していない(実は機材がない)のでわからんが、たぶんそれは凄いことになる筈だ。怖いなぁー。
音楽性は、いわゆるドゥーアップ方面から出てきたポップスね。名曲「ホワイ・ドゥー・フールス・フォーリン・ラブ」のカバーからもお判りの通り、それはもう、由緒正しい正攻法です。
だと思う。
実は昔「サウンドストリート」で山下達郎がドゥーアップ特集をやってたのを聞きかじってた程度の知識しかないのだが。フランキー・ヴァリはその場でよくかかってたな。
(あぁ、この人「きみの瞳をタイホする!」じゃないや、「きみの瞳に恋してる」のオリジナルで有名な人、ね。そういえば。)
まぁ、そんなこんなで中古屋でこのアルバムと「フランキー・ヴァリ・ソロ/タイムレス」のカップリングを購入したワケですよ。アルバムのカップリングをデュアルで購入。うわ。アルバム4枚分の音源やないかい。
アイポ(私はiPodをこう呼んでいる)に数千曲のデータを入れて持ち歩いてる諸君、それだけはやめとけ。そのデータ容量は諸君の知覚の許容範囲を越えている。お前ら、全員一休さんじゃないだろ。碌な末路を迎えないよ、きみは。ジョブスだってハゲが嵩じて死んでしまったじゃないか。マックって本当呪われてるよなぁー。
で、購入当初はソロの方がよく聴くかなと思っていたんですよ。ジャズ寄りの渋めのアレンジが多くて、楽曲もそれ風で。でも予想はあっさり覆された。
「シェリー」、凄い。
裏声、エラい。
歳を喰ってくると、不思議と出なくなるらしいんですよ。裏声。試しに、自分でも今実験してみましたら、本当でした。
ということで、若い人は頑張って、精子ばかりでなく、裏声も出しまくろう!
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