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2011年6月10日 (金)

和知三平『たんけんはかせ』 ('56、小学館)

和知三平が学習雑誌に描いた付録を買ってきた。発売は昭和三十一年、『小学二年生』十一月号。
 ふろく、ふろくと舐めてはいかん。
 厚手の紙で綴じられた絵本風の立派な造本である。
 和知先生といえば、のちのギャグマンガ「火星ちゃん」。さる高貴な身分の方がモデルだという、お笑いなのに下品になりようがない、やんごとなき作品だ。
 「たんけんはかせ」の頃は、もろに「新宝島」の波をかぶって中々にきれいな絵を描いている。
 模写してみよう。
 鉛筆描きなのでわかりにくい。

 Img_00010006_2

 本家初期の手塚先生も勿論そうだが、実は難易度が高いのだ。この絵柄。
 一見単純な線で纏められているように見えて、内包する空間の密度が異様に濃い。
 意外や、これ動かしにくいのである。
 相当練習して、法則性を手に覚え込ませないとダメだ。丸っこい線というのが得意な人もいるけど、私は根っからカクカクのギザギザが好きなので、頑張らないとふんわりした線が引けない。
 ちょっと残念だ。

 Img_00020006_2

 あぁ、ラクチンだ。

 ところで、「たんけんはかせ」の内容ですが、「ほら男爵の冒険」そのものでしたよ。
 はかせが、大砲の弾に乗って戦場を往ったり来たりするので、かなり不自然な翻案になっておりました。

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