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2011年5月 1日 (日)

アレクサンドル・アジャ『ヒルズ・ハヴ・アイズ』 ('06、FOX SEARCHLIGHT)

 そんなに悪い映画じゃないけど、これ、全然ホラー映画ではない。

 いや、食人ファミリー物だっていうから、てっきり『悪魔のいけにえ』ミーツ『食人族』みたいな陰惨な映画を期待してたんだが。
 「アメリカの荒野に核実験で生まれた恐怖の奇形一族がいた・・・!」ね?筋立てだけ聞くと凄そうじゃないですか。ど淫乱パフォーマンスというかど変態奥さん最後の聖戦というか。でも、これ。

 ジョン・ブアマンの『脱出』じゃん。

 『脱出』は知ってるよね?
 都会者のおっさん達が南部の山奥にハンティングに行くと、同族婚で知能も容姿もグチャグチャになった凶悪な地元民の集団に襲われる映画。
 一番のショックシーンはでぶの人の良さそうなおやじが白ブタ呼ばわりでレイプされる、という場面なんですけど。
 まぁ、アクション映画だよね。レイプも含めてね。
 
 アジャは極めて健全な人らしくて、レイプされるのは普通に金髪のズベ公。
 奇形度合いも物語の進行の邪魔にならないレベル。メリックさんの超魔術。非常に80年代っぽい。ディック・スミス。
 奥さん殺されて怒るところは、『デス・ウィッシュ』。メガネのダメ男が猟銃片手に殺人バトルに挑むところは、永井豪的な快感。
 個人的にいいな、と思ったところはちゃんと犬も最後に連れて帰ったところ。
 わんちゃん、無事でよかった。
 

 

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