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2018年9月21日 (金)

2018.8.29和光市民文化センター 沢田研二70YEAR'S LIVE 『OLD GUYS ROCK』セットリスト&完全レポ

大変大変遅くなりました。
古稀ツアーも各地大盛況の様子で進む中、もう当日から3週間が経ってしまい今さら感バリバリですが、8月29日和光市公演のレポをお届けいたします。

それにしても、ジュリーは70歳であんなに元気だというのに、僕の身体の弱さよ・・・。ちょうど和光市の翌々日に発熱、喉と関節の痛みも長引きようやく日常を取り戻したのが先週のこと。仕事は1日も休まなかったのですが(と言うよりちょうど決算前後で休めなかった)、とにかく往生しておりました。
その間執筆作業は進まず・・・レポをお待ち頂いていた数少ないみなさまには申し訳なかったです。

和光市公演の日はジュリーがMCでも語った通り、ハッキリしないお天気で(出かける際にちょっと雨にも降られた)開場を待っている間はとても蒸し暑かったんですけど(1時間前に着いてしまいました)、いざ入場したら一転心地よい熱気。
多くのお客さんはもう今回のギター1本体制にも慣れた後なのか、開演前からジュリーと柴山さんを迎えるべく客席が「あったまってる」感じでした。

で、今ツアーは開演前BGMが「外国語ナンバー特集」じゃないですか。
僕が着席した時はちょうど「キャンディー」が流れていて、そこからアルバム『愛の逃亡者』収録曲がランダムに続いて。あの曲順に何か意味があるのかなぁ。
ジュリー自身が決めた順なのでしょうが、もしかしたら「レコーディングした順」とか?
それとも深い意味は無い?謎です・・・。

僕はこの日(また先輩方にどやされそうですが)ジュリーの息づかいが届いてきそうな大変良いお席に恵まれ、凝りに凝った衣装や、ギターのフォームまでバッチリ見えるという至福の公演となりました。
1着目の衣装は本当に凄いデザインで、カラーボールのような4つの飾りボタン(?)は上から2個目のオレンジ(だったかな)のやつだけ他の3つと比べてひと回り小さく、それがジャケットを実際に止めているようでした。あと、巨大なポケットの存在にも気づくことができました。
席は横位置としては割と端っこの方でしたが音のバランスも良く、やっぱりホールのジュリーLIVEは良いなぁと改めて感じた素晴らしいステージ、初日武道館から進化した部分もあり、記憶を修正できた部分もあり・・・大いに堪能しました。

ということでレポ本編に入るとしましょう。開演!


オープニング「
everyday Joe」(スクリーン上映)

Kitarubeki

この日で確信。これ、ギターのトラックについては間違いなく新規の後録りです。
そして十中八九、ごく最近の柴山さんの演奏だと思います。複音で「じゃ、じゃ、じゃ、じゃ・・・」とクレシェンドするあたりは今年の新譜『OLD GUYS ROCK』とそっくりの手クセ。良い意味で「引き摺る」感覚(ジャストのタイミングからコンマ数秒遅れる)は柴山さん特有の持ち味で、重厚なんです。
こうなると、多くのみなさまが仰るように実際このアレンジで「everyday Joe」をステージ再現して欲しい!
さいたまスーパーリーナ、どうでしょうか、ジュリー?

1曲目「
カサブランカ・ダンディー

Royal

僕は今ツアーの参加が初日の武道館以来でしたから、まずステージ上のジュリーと柴山さん、客席のファン双方が良い意味で「ずいぶん余裕が出てきたな~」という印象をこの冒頭1曲目で持ちました。今思えば初日はステージ、客席ともやっぱり硬かったかな。MCでジュリーが冗談っぽく言った「みなさんに緊張を強いる」感覚は、ツアーが進むに連れて自然に溶けていったようです。
ジュリーはもちろん、柴山さんに余裕が出てきたのは大きい。例えばこの曲の間奏、初日は単音ソロの隙間隙間にブラッシングを入れていたのが、この日は自然なロングトーンで、ジャスト4拍にお客さんの手拍子がビシッと決まるという。

ジュリーはセトリ初っ端ということでまだ喉の調子を探る感じもありますが、近年この曲ではサビの高音に苦労していたのが今回はそんな様子は無くて。
おそらく柴山さんが今ツアー最初の2曲で使用するテレキャスがドロップ・チューニングだからじゃないかな。そう考えれば3曲目での「テレキャスからテレキャスへのチェンジ」も合点がいきます。

2曲目「
彼女はデリケート

Gsiloveyou

さてこの日の僕は上手側ブロック2列目という神席に恵まれました。先の50周年ツアーの席運が尋常ではなかったので今ツアーの良席はあきらめていたところに、この和光市公演だけは「地元席」認定を頂けたのかもしれません。
和光市は前回2013年『Pray』ツアーで本神席(センターブロック最前列)を授かっていますし、席の相性が抜群ですな~。来年以降も開催して欲しい!

で、この席は位置的に前方にせり出してきた柴山さんがちょうど目の前に立ってくれる感じ。「彼女はデリケ-ト」のイントロで早速そんなシーンがあります。
元気良くカッ飛んできた柴山さんですが、ふと見るとジュリーはさほど極端には前に出張っておらず、柴山さんはそれが気になったのでしょうね。なんとあの高速イントロを弾きながらズズズ、と少しずつ駆け足後ずさりしていってジュリーとの横位置を合わせる、という神技を披露(笑)。マイケルのムーンウォークも真っ青のパフォーマンスでした。
柴山さんは「カモン!」のコーラス(と言うかシャウトですね)も結構な声量で、「おぉ、今日は相当充実してるぞ!」と嬉しくなります。

ジュリーの「デリケイ、デリケイ♪」の小動物のような小刻みな動きも至近距離だと「カワイイ」より「カッコイイ」印象です。柴山さんの真ん前席でも、やはりそこはジュリーに視線を持っていかれますね。

3曲目「お前なら」

Julie4

初日の後にセトリCDを作りたっぷり復習。この曲も改めて採譜しました(『沢田研二のすばらしい世界』『沢田研二のすべて』2冊のスコアが手元にあるのですが、採譜の精度が残念なレベルで・・・結局自分でイチから起こすことに)。
この曲は、Aメロのコード進行がそのままジュリーの作った武骨なメロディーとリンクする、という堯之さん渾身のギター・アレンジが肝です。
セーハ・コードで細かく移動させるように採譜しましたが、柴山さんがまったく同じ弾き方だったので感動。決して難易度の高いプレイではありませんが、「こう弾かずばこの曲にはならない」堯之さんの考案力への柴山さんの確かなリスペクトを感じます。使用しているのがテレキャスですしね。

この2本目のテレキャスがたぶんノーマル・チューニング。とすればオリジナル・キーでの再現はジュリーの意地かな。語尾のシャウトは苦しそうに聴こえる瞬間もあるけど、元々「絶唱」することに意義がある曲です。
「歌に賭ける」と道を決めた頃のジュリーの自作曲。
どこかの会場で「ギター1本でやる時のセトリをずいぶん前から考えていた」というジュリーのMCがあったと聞いています。
経験豊富な先輩方からも「初めて聴いた」との声が多い「お前なら」は、正に今ツアーのためにジュリーが用意していた「とっておき」だったのではないでしょうか。

4曲目「
F.A.P.P.

38

和光市ではこの曲から早くもジュリーの声が絶好調モードに。いやぁ魂入ってましたね~。

コード・チェンジが相当忙しい曲ですが、さすがそこは柴山さん自身の作曲、演奏は余裕です。
しかもイントロではソロもしっかり弾く!武道館ではそこまで気づけていませんでした。間奏も自然にソロへと移行し、もう「ギター1本」の違和感はまったく無し。
師匠の先輩も仰っていた「この曲は歌詞に囚われ過ぎてその魅力を見逃している人が多いかもしれない」とのお言葉はまったく同感・・・本当に綿密で、高度でストイックな進行の素晴らしいナンバーです。
と、そんなわけで柴山さんのフォームをガン見していたら、横からずずいと現れたジュリーが柴山さんをすっぽり隠し「かけがえのないたいせつなふるさと♪」と歌いながらガッキと睨みつけてくれましたけど。
神席ならではの僥倖です。

2012年以降の一連の「祈り歌」の中では、ダントツにセトリ入り率が高いですよね。

5曲目「
あなただけでいい

Acollection

今ツアー、みなさまの評判が特に大きい1曲。
何と言ってもジュリーのヴォーカルです。これは初日以降の進化のひとつでしょうが、和光市ではエンディング「ラララ、ララララ~♪」の後の「あぁおっ!」のシャウトで思いっきり身悶えしたジュリーに鳥肌が立ちました。
『ジュリー祭り』以来のセトリ入り、これも偉大な名シングルなのだと再確認。

柴山さんも凄いですよ。しょあ様も書いていらっしゃいましたが、バンドスタイルならば本来ドラムス(ハイハット)が受け持つ3連のリズムまで網羅してます。
かつて志村さんとのコントでジュリーが表現した「あなただけでいい~、ちゃかちゃかちゃか♪」の「ちゃかちゃかちゃか♪」を柴山さんが再現してくれるわけです。
そうそう、これは柴山さん近くの良席でないと気づけないと思いますが、演奏直前に柴山さんは「ちゃかちゃかちゃか、ちゃかちゃかちゃか」と8分の6の1小節ぶんを肩で大きくリズムをとってからイントロに入るんですよ~。この先の会場で上手側神席に恵まれているみなさまは、是非チェックしてみて下さい。

6曲目「
風は知らない

Tigerssingle

後追いファンの僕は、後期タイガースにフラワー・ムーヴメントのイメージが重なります。それは、堂々と恥じることなく「自分はこの花束を差し出すのだ」というLOVE & PEACEのひとつの形とも思えます。
一陣の風に寄せた慈しみの歌の中にもそれは確かにある、と僕は亡き人を思い出しながら和光市でこの曲を聴きました。

武道館のレポで今回のアレンジを、『ジュリー祭り』に近い「ボ・ディドリー風」の解釈、と書きましたがどうやら少し違っていて、実際は
「じゃっ、じゃっ、じゃっ、じゃら♪」
というタンゴ調のリズムです。
柴山さんの工夫は随所にコード・シンコペーションを挿し込むこと。例えば「きれいな虹に♪」の箇所は、前小節4拍目裏から「G#7」→「A7」と入ります。
特に間奏直後のシンコペーションは不思議な緊張感があり、なるほどギター1本でないとこういう表現はできないだろうなぁ、と。柴山さんがこの1曲だけアコギを採用した理由が分かったような気がしました。
来年以降も、「これぞ」という曲で柴山さんは素敵なアコギを弾いてくれるでしょう。

7曲目「
雨だれの挽歌

Love

「お前なら」同様、武道館後に初めて採譜した曲。
イントロの進行は「Am→E7→G→D」。これだけならいたって普通ですが、そのルート音は「ラ→ソ#→ソ→ファ#」と分数コードで半音ずつ下がり、続く5小節目のサブ・ドミナント「F」に収束します。
で、柴山さんもこの通り弾くんですけど、6弦だけ鳴りが深いと言うかズンズン響くんです。もしかすると今回、レスポールの6弦だけ特殊な設定かもしれません。
ベース音を補完する狙いじゃないかな。

柴山さんはこの曲をはじめ、バラード曲では驚異の指弾きを披露してくれます。
「雨だれの挽歌」では親指がルートで、1~3弦にひとさし指、中指、薬指をあてがい、表拍で同時に鳴らします。右手は1拍ごとにコンマ数秒単位のミュートが入り、左手は1音1音のフォームを押さえ込んで「打つ」かのように・・・単に「ちゃん、ちゃん、ちゃん・・・♪」ではなくて「ちゃん、つ、ちゃん、つ、ちゃん、つ・・・♪」と弾くのですな~。この奏法は「我が窮状」「Don't be afraid to LOVE」でも魅せてくれます。
僕なんかがマネしようとしても、なんだか音がデレッとしか感じになってしまう。4ビート・バラードのシャキシャキ感こそ柴山さんの匠、今ツアーの見せ場です。

それにしてもこの阿久さん特有の歌詞が、えげつなくもなく過剰に聴こえるでもなくスッと今現在の「ジュリー・バラード」の世界観に嵌ってしまうとは・・・。
50年を超えるヴォーカル・キャリアというのはやっぱり偉大。「風は知らない」と「ISONOMIA」に挟まれて何の違和感もないんですよね。

8曲目「
ISONOMIA

Isonomia

え~と、『おっさんずラブ』を観ていないみなさまには何のこったか分からない話で恐縮なのですが・・・この日僕はカミさんが作ってくれた「牧春Tシャツ」というのを着ていきまして、カミさんからは「もし会場のジュリーファンの中にその道の同志がいたら「わんだほう!」って挨拶されるから」と言われていました。
実際はさすがにそんな都合の良い出逢いは無く、着席する頃にはそんなこともすっかり忘れていたところ、この曲でジュリーに
「豊かな山、わんだほう♪」
と歌われて思い出したという・・・。
カミさんには「他でもないジュリーから「わんだほう」を頂きました」と報告しておきました(笑)。

お客さんの手拍子は完璧。思えばこの曲はジュリーにとって、耒タルベキ「ギター1本体制」に向けての試し斬りでもあったでしょう。
僕ら観る側の「進化」も大切。この体制が今後のジュリーの歌人生になっていくのですからね。
僕らを立ち止まらせない、飽きさせない、そして手を抜かせない・・・唯一無二の歌手のファンになってしまったんだなぁ、と腹を決めさせられた1曲です。

9曲目「
我が窮状

Rocknrollmarch

ジュリーが今(もちろん「今まで」も)どんな気持ちでこの歌を歌っているのか、と考え始めたら色々とキリがないんですけど、「届いていますよ」と応えたい・・・僕はもうその一言に尽きます。
魂を込めたヴォーカルは聴くたびに「圧巻」を超えてゆきます。今回はサイケデリックな衣装が驚くほどその歌声にマッチしていて、ジュリーの周りの空気まで美しく澄んでいるようでした。

先述の通り柴山さんはこの曲も指弾きで、奏法は「雨だれの挽歌」と同じ。
ただ初日・武道館の記憶では、同じ指弾きでも「ヤマトより愛をこめて」の方と同じ(ひとさし指で裏拍を弾いてピアノの左手パートを再現)スタイルだったはず。どこかのタイミングで弾き方を変えたんじゃないかな。
ジュリーの1番の歌メロが終わった瞬間にトグルスイッチでピックアップを素早く切り替える手法は初日と変わらず。ここ、柴山さんのファンのみなさまには是非チェックして欲しいシーンですね~。

10曲目「
屋久島 MAY

Oldguysrock

武道館ではまったく気づけないままだった、みなさま噂の「ジュリーのボレロ踊り」をしっかり確認。なんか、すごく衣装と合ってるんですけど!

僕はこの曲、新譜考察記事の中で「ツアーのセットリストとしては割愛されるんじゃないか」などと書いてしまいましたが(いや、これは僕だけじゃないんですよ~。saba様も同じように考えていらしたみたいです)、今は「これほどステージ映えするナンバーだったのか」と思い知らされるばかり。

柴山さんの演奏も結構注意して観ていたつもりなんですけど、サスティンの単音パートからバッキング・アルペジオ・パートに移行する際にエフェクターを踏む気配が無かったんです。見逃したのかぁ・・・。
いずれにしても奏法が高度過ぎて僕には解説不能。ただし「雨だれの挽歌」の項でも書いたように、今回のレスポールには何か特殊な仕掛けが施されているんじゃないか、とは思っています。

11曲目「
ロイヤル・ピーチ

Oldguysrock

これはセンターのジュリーしか観ていません。
今年の新譜に限らず、一連の「祈り歌」の中でも個人的には群を抜いて好きになっている曲のひとつ。それらの曲の何に最も惹かれるかと言うと、やっぱりジュリーのヴォーカルと歌詞なんですよ。
「ロイヤル・ピーチ」の場合はまず音域が広い(柴山さん作曲作品の特徴。転調するとバ~ン!と高くなるという個性です)。でも敢えてその広い音域を低音に寄せています。最低音はおそらくジュリーが出せる限界ギリギリの音階。逆にサビの高音部は余裕。
過剰に歌い上げるのではなく温かみ溢れる柔らかな発声となる・・・この曲最大のポイントでしょう。

歌詞から連想するのが、「あの世」からひょい、と遊びに来てくれるジュリーの大切な人達。ステージ下手側が賑やかな公演も増えてきているようですね。僕もこの先の参加会場で、ジュリーのそんなMCが聞きたいなぁ。

12曲目「
核なき世界

Oldguysrock_2

この曲は柴山さんガン見!と張り切っていたら、ジュリーから「F.A.P.P.」以来この日2度目の「俺のカズを見るな!」攻撃を食らいまして。
これをやられると、その後ジュリーが目の前から離れていっても視線はそのままジュリーだけを追いかけてしまうのですな~。

初日と同じくジュリーは「東京の国会に♪」とCDとは歌詞を変えて歌います。きっと「ステージではこう歌う」と決めて臨んでいるのでしょう。
あとは聴き手それぞれが、ここまで明解なジュリーのメッセージをどう考えるか、どう「我がこと」として向き合うか。ジュリーは間違いなくお客さんにそう投げかけていますよ。「YEAH!」のあの箇所が各自の「応え」になるのかもしれません。
周りのお客さん(と言っても2列目までしか見えないんだけど)みんなやってたし、聴き手参加型のパフォーマンスとして浸透してきたみたいですね。

13曲目「
グショグショ ワッショイ

Oldguysrock_3

今ツアーの柴山さんは多くの曲で、最後の1音を突き放しのロングトーンとし、ボリュームペダルでフェードさせるエンディングを採用しています。そのため残響音の中でお客さんの拍手が起こる、というシーンが多い中、「グショグショ ワッショイ」でのバシッ!と音を切るエンディングは鮮烈ですよね。
僕は今年の新譜考察記事で「もし白井さん作曲の「核なき世界」がああいう感じの曲でなかったら、柴山さんは「グショグショ ワッショイ」のアレンジをフィードバックで終わらせたかったのではないか」と書きましたが、どうやらこの曲、ピタッと音を切って終わる、というところに意義がありそうです。と言うのも、ジュリーの詞は「口寄せ」を描いているのではないかと今の僕は考えていますから(考察記事に頂いたBAT様からのコメントが大きなヒントになりました)。
つまり、描かれる情景は「あの世の者」とのコンタクト。当然それはあの震災で亡くなられた方々を僕ら聴き手は念頭に置くことになります。
「奴がいた頃の夢」の一節の中に「イタコ」の3文字が隠れているのは果たして偶然なのか、それともジュリー得意の語呂合わせなのか・・・そこは分からないんですけど、潔く音を切るエンディングは、口寄せ終了の瞬間なんじゃないかなぁと。

このように、初聴時と現在とで、歌詞解釈が大きく変わった1曲。もちろんそのぶんだけ僕はこの曲が大好きになっています。
初日がどうだったかまるで記憶が無い「ワッショイ!」の追っかけシャウト、和光市ではコンソールから出していて、柴山さんはサビ全編字ハモのコーラスでした。

14曲目「
A・C・B

Kitarubeki

なんたること・・・会場入りするまではあれほど「要チェック・ポイント」として自分に言いきかせていたのに、「2000年でもくたばってなかった♪」の箇所でのジュリーのアドリブ作詞を聴き逃してしまいました。

他の点に気をとられた・・・その理由は2つ。まず曲が始まる前にジュリーが手拍子を先導したんです。武道館ではそんなシーンは無かったので意表を突かれました。他の会場でもやってるんですかこれ?
とにかく頭が固く柔軟性の無い僕などは「えっジュリー、それは表なの?裏なの?」と。柴山さんのギターが噛み込んできたらお客さんの手拍子がどっちつかずになってしまって、結局謎は判明せず。
次参加のさいたまスーパーアリーナでジュリーが同じことをしてくれたら、今度は最初から「裏」のつもりで聴いてみたいと思います(その方が分かり易いので)。

もう1点は、僕は初日の後にセトリ全曲をすべてCDに合わせて自分でも演奏してみましたから、すべてのオリジナル・キーが頭に叩きこまれていました。
ところがニ長調で復習したこの「A・C・B」で、柴山さんのフォームはハ長調。どうやら今回ジュリーはこの曲を1音下げで歌っているようです。
それにしても柴山さん、「C」も「G」もセーハ・コードで弾くんですよねぇ。これが下山さんなら「F」も含めてロー・コードを使うはず。柴山さんはもちろんアコギの名手でもあるけれど、こういうところが生粋の「エレキ小僧」なんだなぁと再確認。「エレキ・ギターが好き」というジュリーとは相性が良いはずですよね。

15曲目「
マンジャーレ!カンターレ!アモーレ!

Samosutatto

ジュリーが「次はみなさんにも歌って貰いますよ~。だ~だ~だ、だ~だ~だ、だ~だ、だ~♪・・・分かるかなぁ?」と可愛らしく首をかしげたところでイントロがスタート。もちろん僕も歌います。
が!途中で「おいおいこれ間奏直後の転調部はど~すんのよ?」と気がつき・・・いざその箇所を迎えて「さぁ、さぁ、ここで1音上がるぞ、え~と音階は・・・」なんて考えてるから声が出やしない。他のお客さんは(言うまでもなくジュリーも)すんなり1音上げで「だ~だ~だ♪」と自然に移行できてるし!
こういうのって、理屈とか考えちゃダメなんでしょうね。僕の欠点のひとつです。

さてその間奏ギター・ソロ、直前に「ギター!」だったか「ソロ!」だったか覚えていないけどとにかくジュリーのシャウトが1発あって、柴山さんが目の前にせり出して弾きまくってくれましたが、これは完全に「ソロ」なのね。純粋にバッキング無しのリード・ギター。
普通に考えればなんとなく寂しいシーン・・・しかしここでジュリーと僕ら客席は「おいっちに体操」タイムに入るのですな~。
こんな成立のさせ方があるとは、正直ジュリーと長年のジュリーファンのみなさま双方の柔軟性と潜在能力に、後追いファンの僕は驚いていますよ。
こうなってくると、この先2人体制で来年以降披露されるであろう「ポラロイドGIRL」あたりはメッチャ楽しみなんですけど!

「僕には自慢の君がいる♪」でお客さんを指差してくれるジュリー。でも僕は今ツアーでこのフレーズを歌われると、ジュリーの「自慢の君」は今回ばかりは柴山さんのことだ、としか僕には思えないなぁ(笑)。

16曲目「Don't be afraid to LOVE

Panorama

初日武道館では広い会場を彩る照明の美しさが強烈に印象に残っていましたが、良席を授かったこの日は純粋に、歌と演奏に痺れまくりました。

まず柴山さんのギターは、「アレンジ」の面で今セットリスト随一の素晴らしさ。
1番まではまぁ普通と言えば普通で、奏法は先述の「雨だれの挽歌」「我が窮状」と同じ4拍打ちの指弾き。これが2番で端麗なアルペジオに変化します。
単にコードを押さえて右手の運動というのではなく、音階移動に重きを置いた運指。以前「きめてやる今夜」の記事で、柴山さんの「本来キーボードに適した音階移動を単音アルペジオで弾く」超絶技巧について書いたことがありますが、こちらも負けてはいません。「コード弾き」の概念は超えていますね。

そんな演奏の変化もあって、ジュリーの2番からのヴォーカルがとにかく神々しくて。
ここで歌われる「君」の望むありきたりでない未来は、そのまま古稀ジュリーのこの先の道のりのよう。だから僕には今ツアーのこの曲の「君」を歌っているジュリー本人に転換させて聴いてしまいます。

~アンコール~

17曲目「ROCK'N ROLL MARCH

Rocknrollmarch

初日は「えっ、もう本割終わり?もうアンコール?」と思ったものです。ただ僕の場合それは曲数をカウントしていた(ツアー初日恒例)せいもあるかな。
タイガース完全再結成が明けてのお正月LIVE『ひとりぼっちのバラード』で曲数が減った時(全19曲)は「直前までタイガースで、準備期間が無かったから」だと考えましたが、それでも最高に素晴らしかったし、今思えばジュリーはその時から古稀ツアーの構成までしっかり考えていたのでしょう。
今回は全18曲。もちろんそのぶんだけ公演時間は短くなりますが、大事なのは長さより深さです。僕がこれまで観てきたジュリーLIVEの中でも、濃厚さではトップクラスの今ツアー。アンコール1曲目が「ROCK'N ROLL MARCH」というのは、17曲目にしてもうダメ押し、って感じですよね。

驚いたのはエンディングです。柴山さんが引っ張って引っ張ってソロを弾きまくる!
初日の時点ではこうじゃなかったですよね?
しかも、ジュリーがかなりの至近距離まで柴山さんの傍に近づいてそれを見守っているという・・・ステージのジュリーが特にうながしたわけでもないのに、自然と客席から沸き起こる拍手。ギター1本のソロ・タイムにこんな感じで拍手が送られるシーンを僕が体感するのは、一昨年のクイーン+アダム・ランバートの武道館公演以来(ブライアン・メイのギター・ソロ・コーナーがありました)です。
色々なバンドやアーティストのLIVEに参加していても、そうそう体験できるシーンではありません。

あ、アンコール前のMCは初日と大まかな話の流れは変わらず。ジュリーのゴキゲンの良さが伝わってきたのが嬉しかったです。
ジュリーより「4つ下」の柴山さんも世間的にはもう老人、そんな2人がヤンチャに歌とギターでこれから先エンドレスでバトルしてゆく、とうのが

カコキ~!と思う

とジュリー。
「カコキ~」って何?と思っていましたが、saba様が「カッコイイ」と「古稀」の合体語ではないかと最近書いていらっしゃいました。なるほど!

18曲目「ヤマトより愛をこめて

Konndohakareina

ジュリーLIVE歴まだ10年の僕にとっても、「セトリ・オーラス率」の高さは頭抜けている印象の定番ヒット曲。
年が明けた1月の武道館に今回が初ジュリーLIVEとなる1コ年上の友人を1人誘っていまして、この選曲はきっと喜んでくれるはずです。

柴山さんは指弾きですが、ここまでの指弾きアルペジオ3曲とは異なり、ひとさし指で裏拍を弾く(ピアノで言うと左手のパートを網羅)奏法です。
親指がルート、中指と薬指が複音。これが基本形で、もちろんオブリガートも頻繁に登場します。
僕が惚れ惚れと観てしまうのは、オリジナル音源でピアノのフレーズをギターが追いかける箇所(歌メロ直前ですな)の再現。結構なハイフレットまで到達するフレーズを、アップのフィンガー・ピッキングで弾いてくれます。

ジュリー・ヴォーカルの説得力は言うまでもありません。改めて大名曲。記念すべき古稀ツアー、誰もが納得のオーラスです。

☆    ☆    ☆

終演BGMの「JUST A MAN」、そのままゆっくり浸って聴いてから帰ろうと思ったのですが、スタッフさんの「終わりですよ」圧に負けてスゴスゴと退散・・・残念。

ツアー2度目の参加で「初日より良かった」と感じることは多いけど(それでも僕は「まだ仕上がってしない」毎回の初日の雰囲気が大好きなのですが)、今回は色々とその意味合いも深いよなぁと。

まずギター1本体制に「慣れた」かどうかと言われれば個人的には完全に慣れたと思います。ただ僕としては和光市公演では「いつものジュリーと柴山さんに戻っていた」という感じが強かったのです。
例えば、実は周囲の先輩方やJ友さんの間では「この体制になって曲のテンポが遅くなった気がする」との感想がすごく多いです。もちろんそれぞれの公演、会場によって振り幅はあるにせよ、どちらかと言うと初日・武道館が全体的に演奏が「走っている」状態で、これが和光市ではほぼオリジナル音源のBPMに。ステージの2人・・・特に、たった1人で何に頼ることもなく全演奏を担う柴山さんに余裕が出てきた証ではないでしょうか。

僕は感性が鈍いせいか、ドラムスが抜けて曲のテンポを錯覚するということは逆に無くて。少なくとも和光市では、キックの密度が高く普段から実際よりBPMが上がって聴こえやすいであろう「カサブランカ・ダンディ」も「F.A.P.P.」も「ROCK'N ROLL MARCH」も原曲通りの速さだと分かりました。
ただしこれをして僕がみなさまよりリズム感に優れているのか、というとそれはまったく違って、「テンポを脳内で測る」のは所詮理屈の世界なんです。
「ギター1本になってテンポがゆっくりに感じる」と仰る多くのみなさまの方が音やリズムの変化には聡く、僕などよりも優れた感性をお持ちです。
僕には知識はあっても能力は無い・・・ジュリーのLIVEに通っていると、そうした己の「乏しさ」に直面する機会がこれまでも多かったんですよ。それが今回のギター1本体制で一気に纏めてやってきた感じ。それは例えば「A・C・B」でのジュリーの手拍子先導であり、「マンジャーレ!カンターレ!アモーレ!」の転調部。
僕が「こりゃ手ごわい」と思うことでも周囲のお客さんは自然とジュリーについていける、というね。

でも、初日のMCでジュリーが「慣れますよ」と話していたのは、そういう点を含めて言っていたのかもしれないなぁ、とも今は思っています。
感性に劣る僕のような者がこの先もジュリーにしっかりついてゆくには、単に楽しむだけでなくさらなる不断の努力が必須のようですね・・・。

あとは、武道館と和光市での印象の違いが「慣れ」によるものなのか、それとも大会場と通常ホールの違いなのか、それを確かめるべく、僕の次回参加は10月17日、さいたまスーパーアリーナです。
同行のYOKO君はその日がツアー初日。何度も書いているように今回は「雨だれの挽歌」という彼のスーパーダイブ曲があるので反応が楽しみ。
加えてもう1人同行の友人、昨年の松戸公演に続き2度目のジュリーLIVE参加となる佐藤哲也君は仲間内では頭抜けた技量を持つギタリストですから、柴山さんのあれやこれやを的確に観てくれるでしょう。僕がまだ気づけていないことも多いと思いますし、彼の感想も本当に楽しみです。

ということで、そのさいたまアリーナのレポは本館で執筆いたします。
先日の福岡公演が、大会場にも関わらず満員のお客さんで埋まったと聞き嬉しく思うと共に驚嘆しています。さすがはジュリー、さすがは九州のジュリーファン。
さいたまアリーナ組も負けてはいられませんな~。
関東圏にお住まいのみなさま、是非是非この公演をご一緒しましょう!

ジュリーはちょうど今日が僕の出身地鹿児島での公演、続いてツアーの目玉大会場のひとつである真駒内アイスアリーナへと勇躍進んでいきます。
大変な状況の中ですが、北海道にお住まいのすべてのジュリーファンが元気に会場に駆けつけることができますよう、ここからお祈りしています。


例年よりも長めの開催期間となったこちら別館side-Bも今年の更新はこの和光市レポが最後。次回はまた来年のツアーで、ということになります。
とにかく今回はこのレポの完成までずいぶん時間がかかってしまいましたから、もうココの存在を忘れられているのではないかと心配です(笑)。みなさまからのコメントをお待ちしています。
そして・・・引き続きジュリーの古稀ツアーを応援し、楽しんでまいりましょう。

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コメント

DY様 こんばんは。

なんだかんだツアーも着々と進行してますね。
私も武道館、さくらホール、八王子、NHKホール、次はいよいよ横浜アリーナです。
ジュリカズも余裕が出てきたみたいで楽しみです。横浜アリーナでジュリー見るのは「海光」以来です。
カズさんとガチでやるんなら、今までのステージでカズさんが作ったインストゥルメンタルでCD出してくれないかなぁ。

投稿: nekomodoki | 2018年9月28日 (金) 21時14分

nekomodoki様

ありがとうございます!

そうそう、さいたまの前に横浜があるんですよね。土曜日ですから集客の期待も持てますし、ジュリーの地元。
僕は参加しませんが、盛況をお祈りしています。

それにしても本当に、サクサクと進んでいきますね。僕は今、和光市の余韻で持たせているようなものですが、それでももうひと月も過ぎているのですから。
余裕の出てきたジュリーと柴山さん。「RRM」のエンディングがどんどん長くなっていると聞きます。今後が楽しみですね!

投稿: DYNAMITE | 2018年9月29日 (土) 21時32分

DYさま、こんばんは。
ここだけの話なんですが、私、ウクレレを始めたんです。
弦は4本ですけど同じ弦楽器、なんかちょっとわかったような気になってきました(笑)。
いや、真面目な話、DYさまの書かれることがより一層興味深く感じられるようになってきております。
(今までどんだけわかってなかったんだと言う話もありますが)
採譜した通りに柴山さんが弾いてて感動、、、それは感動するわ!とか
CとかGもセーハコード、、、へえー、そうなんだ!
これが下山さんならローコード、、、へぇえええー、そうなんだ!!!とか
緊張感のあるコードシンコペーション、、、うんうん、私は空振りだけど、とか
色々これからも勉強させていただきます!

投稿: しょあ | 2018年10月 5日 (金) 00時15分

しょあ様

ありがとうございます!

おぉ、ウクレレ始めたのですね!
ウクレレとギターは兄弟のような楽器です。特にコードフォームは共通点が多いので、柴山さんの演奏を観ていてもこれまで以上に「気づき」が多くなるはずですよ~。
「よく知っている曲をどうにかこうにか弾いてみる」というのが、上達への何よりの近道です。たまアリに「ウクレレ向きかな」と思うジュリーの曲のコード譜をいつくかお持ちしますね!

そう、柴山さんはセーハの鬼なんです。一方下山さんはローコードを多用します。
このタイプの違う2人のギタリストが絶妙に並び立っていた鉄人バンドの数年間を生で体感できたことは、本当に僕らの宝物ですね・・・。

投稿: DYNAMITE | 2018年10月 5日 (金) 09時22分

横アリ行ってきました。一言「圧巻」です。横アリのジュリーはタイガースメモリアルクラブバンド以来ですが(笑) 満席でした(当日券販売窓口というのも久しぶりに見ました!)静岡の振替も決定したそうで(開始時間は未決定らしいです)良かったですね。移動機材が少ないと振替も早く決まるのかな?などと このスタイルがもたらす利点を想像したりも…

投稿: クリングル | 2018年10月 6日 (土) 22時43分

こんにちは!
横浜アリーナ行ってきました。
ツアー4度目の参加となり、二人のステージにもすっかり慣れてきました。
広い会場に満員のお客さん・・私の席はアリーナCでしたので、娘と出かける某グループのライブなら時々近くで観られるある意味神席でもありますがジュリーはここまで来ないから遠いなあ・・・と思いながらの着席。
でも始まってみたら遠いながらもほぼ正面だったので「あなただけでいい」では私に歌ってくれてると思いながら「雨だれの挽歌」では映画を観ているような・・そんな妄想に浸るには充分なお席でございました。

やはりアリーナということで特別感があるのか、終演後に聞こえてくる会話から常連ではないと思われる人も多いようでした。
「話すと関西人なんだね、面白かったね」
「知っている歌がないって本当になかったよね・・でも楽しかったね」といったものから「近くじゃ観てられないわね」「声、無理してるよね」と思わず「そのことが何か??」とケンカを売りそうになるものまで・・・。
ま、そんなあれこれを他人に言われてもびくともしませんけどね!

照明がいつもと違った感じで華やかで綺麗でした。衣装も照明によっていろんな色にキラキラ光っていました。
何よりジュリーは常に今が一番素敵です。
次は立川・・待ち遠しいです。

投稿: 空桜 | 2018年10月 6日 (土) 22時51分

クリングル様

ありがとうございます!

横浜アリーナ大盛況と聞きました。ジュリーの底力に改めて驚くばかりです。
タイガースメモリアルクラブバンドが横浜アリーナでしたか。ソロのジュリーが再びギター1本体制で同会場で再演し、満員のお客さんに迎えられることを誰が予想していたでしょうね。

静岡公演の振替が決定したとのこと、何よりです。ジュリーからのいち早い報告が嬉しいですね。

すみません、お返事一度切ります。

投稿: DYNAMITE | 2018年10月 7日 (日) 17時39分

空桜様

ありがとうございます!

「雨だれの挽歌」が「映画を観ているような」というお話は、僕も和光市で似た感覚がありました。ジュリー以外ではそうはならない、不思議な魅力がある歌だなぁと改めて惚れ込んでいます。

空桜様は早くも4度目ですか~。僕は10日後のさいたまアリーナが3度目。ただし同行の2人が古稀ツアーまったくの初日。僕自身は今回の体制に慣れたとは言え、その意味ではなかなか新鮮な雰囲気で楽しめそうです。
ジュリーは「今」が最高・・・本当に仰る通りで、広い広いアリーナ会場の雄姿、しかと僕も目に焼き付けてきます!

投稿: DYNAMITE | 2018年10月 7日 (日) 19時14分

DY様

同じく横浜アリーナ参戦して来ました。

ジュリーも言ってましたが
「古稀になって、こんな広いところで、できるとは」本当に凄いとしか言いようがありません。

MCも一般ピープルにも配慮した内容(ヒット曲は多くても5曲など)を混ぜたり、ボーカルの聴かせどころを強調したり(声は絶好調でした)、ジュリーの長いキャリアに裏付けられた臨機応変な対応力は、まさしくプロ中のプロです。

横浜アリーナでも特別な装飾どころか、コンサート看板の一枚もない、普段どおりのliveでした。もちろん、セトリの変更もありません。

ただ、もう何度も生で聴いている「窮状」も、一般ピープルも含んだ満席の横浜アリーナで、幻想的な照明をバックに聴くと、ジュリーの日常の積み重ねの凄味にグッときました。

余計な装飾は必要なく、ジュリーの声と柴山さんのギターがあれば十分でした。まさに、これこそがロックです。しかも、武骨さが半端ではありません。

平日なので弾丸ツアーになると思いますが、観ないと後悔しそうなので、なんとか予定を調整して、さいたまスーパーアリーナに馳せ参じようと決意しました。

投稿: Mr.K1968 | 2018年10月 8日 (月) 13時05分

Mr.K1968様

ありがとうございます!

Mr.K様の「我が窮状」へのご感想がすべて物語っているような気がします。
ジュリーの本当に尊い積み重ねがあって、今回の横浜アリーナ公演の大成功。しかも特別な装飾も演出もなく、全国ツアーの1会場としてお客さんを呼び込み成功させているのですから、もう「凄い」のひと言ですね。

そして、おぉ、さいたまアリーナにいらっしゃいますか!
僕も遠征でこそありませんが、無理矢理仕事を早退して駆けつけますので弾丸と言えば弾丸です。
平日のさいたまアリーナ公演、満員でジュリーを迎えたいですね。一般ピープルも多いと思いますから、僕らが率先して盛り上げていきましょう!

投稿: DYNAMITE | 2018年10月 9日 (火) 16時52分

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