2011年10月 4日 (火)

[ 伝授・特別編 ]10・2 『沢田研二LIVE 2011~2012』東京国際フォーラムA セットリスト&完全レポ

お待たせいたしました。
10月18日をもちまして、すべて書き終えました~。

☆    ☆    ☆

美獣と鬼神。
僕はこの2人に終始釘づけになりました~!

10・2、東京国際フォーラムA。
ツアー初日の9・8からわずか1月も経たないうちに、驚くべき大変貌を遂げた老虎をのステージを、この目で観てまいりました。
素晴らしかった!
一体何処まで突き進むのでしょう、この元気なおじさま方は!

中でも、圧倒的な迫力で僕の目と耳を奪った2人。

まず「美獣」とは、ジュリーのこと。
僕の席からはジュリーの表情までは見えませんから、この場合の「美」と は身体の動きを指しているわけですが。
要所要所で瞬時に繰り出される獣のようなアクションがしなやかだったこと・・・そして、「この4人」でステージに立つことにより”無心”となったジュリーの美しき咆哮にこの日は魅せられました。

特にやはり、セットリスト後半が凄かった・・・。
ラストの「ラヴ・ラヴ・ラヴ」を歌うジュリーには、その身体からほとばしるもの感じました。ジュリーの全身から放たれる光とも空気とも分からない何かが、ステージの隅々
を覆っていると言いますか・・・。
どうにも上手く表現できません。
2階席からは、ジュリーの表情すら判別することはできませんが、ステージをオーラが包んでいくのが見えたように思えたのです。「何か出ていた」というのは冷静に考えると気のせいなんですけどね・・・それだけのステージ、ヴォーカル、アクションだったということです。


そして「鬼神」とは、ピーのこと。
本当に驚きました。これまでのジュリーのソロツアーで、初日から1ケ月足らずという間もない期間にこれだけのアレンジや楽器編成の再構築が敢行されたことは、過去に果たしてあったのでしょうか。
間違いなく今回のツアーのステージングは、ピーによって全体が変貌しています。

ピーが進化するに従い、ステージも変貌する・・・初日に完全復活を遂げた、とあらゆる者に思わせたピーですが、それは序章に過ぎなかったことがハッキリしました。今ツアー、ピーは誰しもが予測できないようなスピードで、驚嘆の進化を遂げています。

これはもう、「普通の人」の速度の範疇では語れません。
或いは先輩方はとうにご承知、ピーの進化は予想していらっしゃったかもしれません・・・ピーが「変化」をしようとする時期の、とてつもない速度を。
だって、これまでのピーの人生がそうだったのでしょうし、今年メディアの姿を現してからのピーの行動の早さを考えますとね・・・。
10・2、フォーラムに降臨したのは、僕が過去のタイガース・ナンバーを採りあげた際に、幾多の曲でそのドラミングを表現してきた言葉、「鬼神」そのものでした。

ジュリーの凄味というのはまぁ、これまで何度も味わっているけれど、この日ジュリーと同じくらいに僕を虜にしてしまったのは、とにかくかくにもピーのドラムスでした。
考えてみると、初日は僕にとってそれがサリーだったかもしれません。
サリーは初日の段階からすでに「デキあがって」いて、この日の演奏も変わらず素晴らしいものでした。
一方のピーは、確かに初日も素晴らしかった・・・しかし10・2では、その素晴らしさを逆に払拭してしまうくらいに進化していたのです!

ホント、考えられない。
音や手数が、1ケ月前と全然違うんですから。
いや、初日のピーも僕は「カッコイイ!」と思いましたよ。充分満足していましたし、レポートで絶賛もしました。でも、オカズ直後の小節の頭に突っ込んで入ってしまったりとか、(今にして思うと)ブランクを感じさせる箇所は「ドゥ・ユー・ラヴ・ミー」などで頻繁に見受けられました。
それが、無くなっているのです!これは、カミさんも同じことを言っていたから、僕だけの感想ではない・・・多くの人がそう思ったでしょう。

ちなみにこの日は開演前に、ピーのファンサイトのお姉さま方とご挨拶することができました。
うらやましいですよ・・・おそらく今が、一番盛り上がってる時期なのでしょうね。
ジュリーファンとしての僕で言うと、『奇跡元年』くらいの感覚かも。
自分の想像以上のものを次々にやってのけ、繰り出してくるという感覚。しかもピーファンのみなさまは、僕と違って40年前に一度その体験をしていらして、戻ってきて、そして今。
これは相当に濃い時間でしょうね・・・ステージのピーは、どんどん凄くなっていくし、ツアーはまだまだ続く・・・心からうらやましいです。

進化することだけなら、僕も予想はしていたんですよ。ピーのドラムスはきっと、ツアーを重ねてどんどん良くなっていくだろう、と。
でも、ピーは僕のそんな甘い予想にそのまま嵌る人ではありませんでした。
ピーは、何かに打ち込んだ時の志の高さ、そしてその高みへ駆け上がるスピードが尋常ではないのだ、と、後追いの僕は知りました。
初日から約1ケ月というタイミングの今回のフォーラム、そのことだけとっても、参加できて本当に良かったと思います。

で、具体的にジュリーやピーがどう凄かったのか。
そしてもちろん他のメンバーも素晴らしく、ツアー参加2度目ということで、初日には気付かなかった新たな発見あり、勘違いの修正あり、そして何よりステージングの変更あり、と盛りだくさんの内容にて、今回も全力でレポート執筆にとりかかります。
初日にサラッと感想を書き留める程度だった曲についての記述が、今回は一転大長文になったり、全体的にも相変わらずの凄まじい文量になるかと思いますが、どうぞ気長にお付き合いくださいませ~。

ということで毎度ながら、いきなりLIVEレポには行かずにまず、みなさまにとってはどうでも良いDYNAMITEのLIVE直前の日常から導入。
これはね・・・そうやって書いた方がLIVE前のワクワク感とかが伝わりそうだなと思って毎回そうしてるんですが、興味の無い方はスッ飛ばして読んでください・・・。

実は、10月1日からカミさんの両親が遊びにきてくれて、我が家に一泊しました。
翌2日が老虎LIVEということで、当日朝は早めに出かけ、両親を近場の川越散策に案内。

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甘いもの辛いもの食べていると時間はあっという間に過ぎ、お昼には東武東上線から山手線を乗り継ぎ東京駅へ。
そこで両親とは別れ、我々夫婦は有楽町に向かいました。
この日、フォーラム広場では骨董市が開催されておりまして(写真撮るの忘れてました)、なかなか変わった雰囲気が楽しめましたね・・・。

開演前は例によってたくさんの方々とご挨拶させて頂きました。顔馴染みのみなさま以外にも、お久しぶりの方、はじめましての方・・・。
おみやげをくださったみなさま・・・本当に恐縮です。ありがとうございます。

入場後でしたが、先程触れましたように、ピーのファンサイトのみなさまとも初めてお会いできました。
僕はこれまで、ほぼジュリーファン限定でコンサート会場での交流の輪を広げて頂いてきましたが、この日、遂にピーファンのみなさまがそこに加わり、あぁ、今年のツアーはやっぱりジュリーにとってもファンにとっても特別・・・いつものソロツアーとは違うんだなぁ、と実感することができました。

この日の席は、2階16列上手寄り。
69番ということで、ほとんど右は壁に近いだろうと決めてかかっていて、前々日に座席表を確認してビックリ。フォーラムAの2階席、横が90番台まであるのか!
僕の位置はセンターとは言えませんでしたが、端っこという感じでもありませんでしたね~。
お隣のお席は、初日レポートで僕が思い出せずにいた「お茶目」というジュリーの言葉を教えてくださったnyao様です。
タイガースのお話をたくさん伺いましたし、タローとスーパースターのベーシスト、清水仁さんのビートルズ・カバーバンドのお話はかなり興味をそそられました。

で、席から見たステージは。
過去、CCレモンホールや大宮ソニックシティーの2階席を体験した際、キーボードの鍵盤を一望のもとにしてきましたので、「よっしゃ、今日は泰輝さんの手元をチェックじゃ~!」と勇んで来たのですが・・・。

み、見えん・・・。

キーボード、鍵盤まではとても見えないんです。
これ要するに、高さ以上に距離があるわけですよ。だから、ステージまでの視界の角度が緩やかになって、CCレモンや大宮ソニックのような「鍵盤を上から見下ろす」という感覚には至らないのです。
そのせいで、この時点では若干凹みましたが・・・実はこのフォーラム2階席、鑑賞の目玉はキーボードの見下ろしではなく、ドラムスのそれが凄かったんですね~。

初日同様、男性の姿が目立ちます。
ご夫婦連れだって、或いは男性の友人同志・・・正式に名乗ってはいないとは言え、タイガースの曲を演奏する、ということが要因でしょうか、ジュリーのソロよりも男性比率が高いように感じます。

場内に『G.S. I Love You』が流れ、いよいよ老虎&鉄人が入場。開演です!

1曲目「ミスター・ムーンライト」

ジュリーの絶唱から「バ~ン!」とライトが当たってステージ全体が明るくなります。
あぁ、やっぱり2階席も良いね・・・すべてのメンバーの立ち位置がハッキリ分かって。

サリー、ジュリー、タローは基本、横1列なんですね。
サリーとタローは、ちょうどソロLIVEの時に下山さんや柴山さんがせり出してギターを弾くあたりの位置が正規ポジションになっているようです。
鉄人バンドのギタリスト2人は、いつもの定位置より少しだけ後ろかな。
初日はサリーのすぐ後ろにGRACE姉さんのドラムセットがあったように感じましたが、実際はほとんどピーの真横で、常にピーの動きが把握できる配置なのですね。
つまりGRACE姉さん、今ツアーではピーをガン見放題です!

ところで、1曲目から僕は
「あれっ?・・・しまった~!」
と焦りました。
と言うのも、ピーのドラムスが、先日本館にて執筆の「道」の記事で説明したセッティングと若干違っていたんですよ~。

まさか初日とセッティングまでも変えてきた、とは考えにくいですから、これは僕の確認ミスだったのでしょう。
この日はキチンと確認できましたが、ピーのセッティングは、サイド・シンバル(=クラッシュ・シンバル)は向かって右にひとつだけ。左にトップ・シンバル(ライド・シンバル)があって、この2つのシンバルがほぼ横並びになっていたのです。
初日のレポートで

ピーが、向かって左から右にサイド・シンバルを「ぱんぱ~ん!」と連打するのがカッコイイよ!

と書いたのは、実際はサイド・シンバル2つの連打ではなく、トップ・シンバルからサイド・シンバルへの連打だったということです。

これね・・・何故僕がサイド・シンバルが横並びだと勘違いしたのか、少しだけ言い訳させてくださいませ・・・。
現代のドラムス教則本などにまま書いてあったりするのですが、トップ・シンバルを叩く際、サイド・シンバルのように「ばしゃ~ん!」と叩く奏法は好ましくない、とされているんです、一応。
実際、最近そういうドラマーはあまり見ない。それよりも、サイド・シンバルや他キットを増設したりするパターンが多いのですね。
だから僕は、ピーも時代に合わせてそういうセッティングをしたのだろうと考えてしまったわけで・・・。


無論この奏法に関することは、一般論でしかありません。
しかも最近のね。
思えば、60年代のドラマー達・・・僕にとってそれは主にリンゴ・スターということになりますが、彼らはトップ・シンバルをガッシャンガシャンと振り下ろすように叩いたりしていました。
そうやって、曲の雰囲気を変えたり、演奏に厚みを持たせていたのです。まだギターの音圧を太くするエフェクターが無かった時代には、特に。

ピーはその60年代のスタイル・・・つまりそれは純粋なタイガース・スタイルということですが・・・そのスタイルを今回のツアーで守っていたのです。最小限のセッティングで、縦横無尽に演奏表現する・・・イイじゃないですか!最高ですよ。
実際僕にとっては、そんなスタイルのドラムスの方が好みですし。

今ツアー、これまで各会場で参加なさったタイムリーなタイガースファンの先輩方、そしてジュリーがトークショーで語った「当時のまま」という感想は、そんなピーの志向、スタイルから感じとったものかもしれませんね。

話を「ミスター・ムーンライト」に戻しますと、この曲では、そんなピーの必殺技”左右シンバル鬼連打”(←畏れながら命名)はまだ見られません。
初日と同様、流れるようにタムを叩きます。

GRACE姉さんの手元はちょうど見えない位置だなぁ。
って、何ということ・・・今回も僕はこの1曲目、ジュリーを見ないでピーとGRACE姉さんばかり見ているぞ!

でも、ジュリーのヴォーカルは、ビッシビシと耳に身体に響いていましたよ。
僕はこれまで、ドスの効いた感じのジュリー・ヴォーカルは、ビートルズで言うと「のっぽのサリー」や「アイム・ダウン」でのポール・マッカートニーのイメージに近いかなぁ、と考えていましたが、今ツアーの「ミスター・ムーンライト」はジョン・レノンそのもの。特に

and from your beam you made my dream ♪

の、「beam♪」のトコとかね~。
セットリスト後半、僕がジュリーにヤラれまくる「美獣の咆哮」を早くも予感させるような、ド迫力のオープニング・ヴォーカルでございました!

2曲目「ドゥ・ユー・ラヴ・ミー」

初日のレポートで、サリーのソロ・パート「watch me now」を聴き取り間違ってしまったという失態がありましたもので、この曲はその後、徹底的に復習しました。

中でもYou Tubeで何度も観たのが、同窓会の映像。
カッコイイんですよねこれが。

まず、「動」のジュリーを中心に置いた、他の3人の立ち位置が素晴らしい。音抜きに映像だけ観ていますと、「ツイスト・アンド・シャウト」を演奏するビートルズみたいなのです。それぞれが持ってる楽器のせいもあるでしょうけどね。
右に仁王立ちのトッポがジョンの位置。ちょっとガニ股気味に足を広げているのがジョンっぽいと思う~。
そして左に、1本のマイクで同時コーラスのサリーとタロー。これがまた、ポールとジョージの動きにソックリ!
真偽定かでない数多くのビートルズ伝説の中で、ポールはこのコーラス・アクションの際に左からジョージが首をヌッと出して触れてくるので、左目が悪くなった、という話があります。
サリーとタローの動きは、まさにそんな感じ。
もしも今回のツアーにトッポが参加していたら、この同窓会のような立ち位置になったのでしょうか・・・そう考えると寂しくなってしまいますが。

で、この同窓会の映像、とても素晴らしいんですけど、やっぱりドラムスがピーではないというのがね・・・。今となっては凄く気になる。
みなさまご存知の通り、「ドゥ・ユー・ラヴ・ミー」にはドラム・ソロがあって、同窓会でもその瞬間メンバーがドラムスの方に身体を向けてアピールするシーンがあります。ようやくそれが今年、ピーのドラムスで実現したのですね・・・。

ツアー前のセットリスト予想の段階では「ドゥ・ユー・ラヴ・ミー」が目に入っていなかった愚か者のDYNAMITEですが、こうしてみると必然の選曲だなぁと思います。サリー、ピーにそれぞれ大きな見せ場がある、というね。

そしてこの時点でドラムスについては「むむむっ」と。
初日に見られた、オカズ直後に、突っ込んで次小節の頭に入ってしまうような「走り」が無くなっていました。僕は初日の時点では「あぁ、これがピーか。突っ込むのが流儀なんだな」と考えましたが、そうとばかりも言えなかったようです。
ピーはあの初日の熱演にも決して自ら満足せず、さらなる高みを目指していることが、「ドゥ・ユー・ラヴ・ミー」のドラムスから伝わってくるようでした。
これは、この先の曲でものすごいドラムスが観られるかもしれない・・・僕はすでにそれを予感していました。

視線はピーにありながら、ジュリーのドスの効いたヴォーカル、咆哮が身体に染みていったのは、「ミスター・ムーンライト」とまったく同じ状況。
1曲目「ミスター・ムーンライト」から2曲目「ドゥ・ユー・ラヴ・ミー」への流れで、僕はどうやら「ジュリー&ピー」というこのお茶目な二人に、”お茶目”では済まされない、何か強烈な刺激を伴った仕込みを入れられてしまったようでしたね・・・。

3曲目「タイム・イズ・オン・マイ・サイド」

Onstage


これはもう、ジュリーに釘づけ!
ひとさし指を立てた右手を、ス~ッと正面から伸ばし突き上げ、膝をたたむようにしてジャンプするジュリー。
その、荒々しいのに優雅な動きがね~。無我の状態になっているのが伝わってきます。

「Time♪」の箇所すべてでジャンプしたわけですから・・・合計15回なのかな?
最後の「Time、Time、Time♪」連呼は3連発だったように記憶しているのでそう勘定したのですが、『ザ・タイガース・オン・ステージ』では5連発なので21回分あります。そうだったかなぁ・・・自信ありません。
余談ですが僕はツアー直前、「スキニー・ミニー」の「チャ・チャ・チャ♪」の手拍子が何回あるのか数えたりして初日に挑みましたが・・・それはまったくの徒労に終わりました(涙)。

しょあ様のレポを読んで初めて気がついたのですが、この曲は直前に柴山さんが「じゃら~ん♪」とコードを弾いて音合わせしてから始まるのですね。出だしが演奏・ヴォーカル同時に出なければいけませんから。
で、猛者になるとその「じゃら~ん♪」だけで「タイム・イズ・オン・マイ・サイド」だと分かるんだそうですね~。

ピーはハイハットよりもむしろトップ・シンバルの刻みを多用した、ロッカ・バラードの組み立て。
この時点では「へぇ~、意外とトップ・シンバルを多めに使うんだな」と思い観ていましたけど、その後セットリストが進むに連れ、ピーにとってトップ・シンバルでの表現が演奏の生命線であることが、次第に分かってくるのです・・・。

~MC~
(例によって記憶は曖昧です)

「ビートルズの「ミスター・ムーンライト」、デイヴ・クラーク・ファイヴの「ドゥ・ユー・ラヴ・ミー」、そしてローリング・ストーンズの「タイム・イズ・オン・マイ・サイド」・・・3曲続けてお贈りいたしました。それでは、今回のゲストを紹介します!」
と続き、初日同様、ピー、タロー、サリーの順にコール。

この日はタローへの声援が大きかったですね~。
1階席のJ先輩のお話だと、近くに大人数のタロー応援団がかけつけていらしたとか。

今回のツアー、インフォの段階から徹底して、ゲストのタイガース・メンバーの並び順がピー→タロー→サリーなんですよね。
僕は昭和の刑事ドラマが好きですから、『太陽にほえろ!』のオープニング・クレジットで言うと、ピーがマカロニでサリーが山さんだなぁ、とかどうでもいいことを考えたりとか。
するとタローが殿下かな。もしもトッポがいたら紹介順はどこになったんだろう・・・あ、トッポがいたらその時点でもう「ゲスト」ではないのか・・・。

ゲストに引き続いての
「そして、鉄人バンド!」
というコールも初日と同じです。お客さんと一緒に、ピーが頭上で大きく拍手をしていました。

「9月9日(ここのMCでは、ジュリーが「ここのか」と言ったように聞こえたんですよね・・・。僕だけでしょうか。もちろん、正しくは8日です)から始まって、各地回って東京2日目です。(にも関わらず)この4人が揃うと、いまだにフンコ~してしまいます。いつもより多めに飛んでおります(「タイム・イズ・オン・マイ・サイド」のジャンプのことですね)。
最後までごゆっくり、お楽しみください!」

4曲目「僕のマリー

Tigerssingle


いやぁ、今回のお席は本当に、ピーの全身の動きがとても良く見えましたよ!
1階席だとこうはいかないでしょう。その代わり、表情についてはまったく見えませんでしたけどね・・・。

「僕のマリー」のドラムスで僕がググッ、と注目したのが、Aメロの2拍目、3拍裏で登場するリムショットです。
リム・ショットというのは、スネア・ドラム(本館「道」に添付したドラム・セット画像の①です。いわゆる”小太鼓”ですね)の太鼓部分ではなく、縁の円状の金属部を叩いて「カツ、カツ♪」という音を出す奏法のことです。
普通に太鼓を叩く際とはスティックの持ち方も違い、スティックを上から押さえ込むようにして持ち、スティック全体を太鼓にぶつける感じで振り下ろすと、まずスティックの先端部から中央部が縁に当たって、「カツン♪」と言うわけです。それをさらにスネア・ドラム太鼓本体への微妙なアタック音と合わせるのが、より良い音を出すためのテクニック(オープン・リムショット)。
この際、ドラマーによってはスティックを逆に持つ人も多くいます。ピーはどうなのでしょう。近くの席なら確認できるのになぁ・・・。

・・・ちなみに、偉そうに書いていますけど、僕はこの奏法、自分では出来ません。「キン」という情けない音が出るのが精いっぱいなのです。

もちろんピーの音は「カツ、カツ♪」と流麗に鳴り響いていました。GRACE姉さんのリム・ショットと比べると、より優しい感じです。
考えてみると、タイガース当時の楽曲・・・特に前期の曲は、例えアップテンポであっても美しいメロディーを前面に押し出すタイプのナンバーが多く、Aメロで静かにひきつけておいて、次の展開部で音の厚みを上げて・・・という演奏が求められていたのでしょうね。
「僕のマリー」のドラムスで言うと、Aメロでは優しい穏やかなリム・ショット、そして「あ・い・して、る♪」からバ~ン!と派手に叩くという、そのメリハリそこが重要なのでしょう。

この日の「僕のマリー」は、全体的に初日よりもゆったりとしたテンポだったでしょうか。
各地を回って、いよいよメンバーの手に馴染んできたのかな。

ところで、ジュリーのヴォーカルで気になった箇所が。
エンディングの一番最後、「ゆ~め~を、み~た~♪」のところを、「ド~シ~シ♭、シ~シ~♪」と歌ったんですよ!
本来は、「ド~シ~シ♭、シ~ミ~♪」と、最後の音が高い「ミ」に跳ね上がってのロングトーンのはず。
最後を「シ」の音で歌うのは、レコード音源だと、左サイドにミックスされたトッポのパートです。その部分の初日の記憶が無いのが悔しいのですが、ひょっとしたらジュリーは初日も「シ」の音で歌い、「ミ」の音はタローかGRACE姉さん、或いは柴山さんか泰輝さんが担当していたのでしょうか。

とにかくこの日、僕には「ミ」の音が聴こえなかったので、ジュリーのヴォーカルで歌われた「シ」の音にドキッとしてしまいました。
2階席の加減なのか、この日は他の曲でもGRACE姉さんのコーラスが聴こえ辛かったことを考えると、GRACE姉さんが歌っていたのか。はたまた、本来タローが担当することになっていたのを、うっかり低音パートでユニゾンしてしまったのか・・・。
その辺りは、次回、大宮で確認してきます!

5曲目「モナリザの微笑

Tigerssingle_2


僕の記憶違いかもしれませんが・・・タローは初日、この曲ではギターをスタンドに置きませんでしたっけ・・・?
勘違いかな・・・?

この日は「僕のマリー」からほぼ間を空けずにイントロが始まり、タローはギターをストラップ装着のままの体勢で、ハーモニカを吹きます。

これ、例えば柴山さんのSGだったら無理な体勢です。ギターのヘッドが、「びろ~ん」って下向いちゃいますから。
まるまる1曲通じギターを肩だけで装着した状態で、両手を使って他のことをする、というのはかなり神経使うだろうなぁ、いや、タローほどの人ならそういうことにも慣れているのかな、などと素人の僕は考えてしまいました。
タローもハーモニカを下ろしてのコーラス・パートでは、左手でギターのネックをガッシリ握ったりしていましたけどね。
その方が落ち着くんですよね~。

ところで、ハーモニカのフレーズを2度繰り返す箇所で、この日タローはオクターブ移動をしていましたね!
初日もそうでしたっけ・・・これまた記憶が。

オクターブ移動をするということは、タロー使用のハーモニカは、シンプルな「D」(「Bm」=ロ短調に対応)のブルースハープではなさそうです。
とすればクロマチック・ハーモニカでしょうか。
遠目から見た感じですと、ハーモニカのボディが長めなのか短めなのかも判別できません。
初日の段階で僕が想像していたのは、スライドレバー(このレバーを使って半音上の音を出すことにより、ピアノで言う白鍵、黒鍵の音をすべて網羅できます)付の12穴、3オクターブ対応のクロマチック・ハーモニカではないかと。


クロマチック・ハーモニカを使ってタローが高度な演奏(僕にとっては、というレベルですが。僕は同じようにはとても吹けませんから)をしているのか、それとも楽曲そのものが『タイガース・オン・ステージ』のようにハ短調に移調しているのか・・・。
分かりません。絶対音感のない自分、まだ遠くからしか参加できていない自分が歯痒いです。
第二希望枠の横浜で良席が頂けるよう、淡い期待を一応かけておきましょうか・・・。

そして、この曲でも2階席ならではの光景が。
ハーモニカ・パートの部分、ピーが1拍目と3拍目にトップ・シンバルで優しく刻みを入れるのですが、その動きが優雅と言いますか、キリリとしていると言いますか・・・。
宙で円を描くように、右手を回すようにして上から振り下ろすのです。
このピーの”トップ・シンバル円舞”(←畏れながらまたもや命名)は、ここから先の他のセットリスト楽曲でも度々登場し、その都度僕の目を釘づけにしました。
きっと先生時代のピーも、チョークさばきが優雅だったのでしょうね~。

ジュリーのヴォーカルは「心がほしい~♪」「ぼくはひとりで~♪」のあたりなどに、タイガース時代には無かった重みがあり、ステージ全体に根をおろしたような「モナリザの微笑」だなぁ、と感じました。
バンド演奏がそうさせることもあるのでしょうか。僕はここまでの2会場、この「モナリザの微笑」でまだ柴山さん、下山さんのギターをしっかり観れていません。
やっぱりツアーには何度参加してもその都度チェックしたい箇所が多々あって・・・「モナリザの微笑」は、今後の参加会場での新たな発見が楽しみな曲のひとつです(てか、すべての曲がそうですけどね)。

6曲目「銀河のロマンス

Tigerssingle_3


『ザ・タイガース・オン・ステージ』(今回のツアーを体感して僕は、このファースト・アルバムが素晴らしく楽しいLIVE盤であることを、改めてしみじみと感じているところです)のMCでジュリーは、ちょうどここまでのセットリスト前半に配置された2曲に言及していて、歌に向かう気持ちをこう表現しています。

「僕のマリー」は、「甘くせつない感じ」。
「モナリザの微笑」は、「ぐっと気取った感じ」。

それでは、今回のツアーでそれら2曲に続いて歌われることになった、この「銀河のロマンス」をジュリーが表現するとしたら、何と言うのでしょう。

不肖DYNAMITEが言うとすれば・・・「うっとりする感じ」!
先輩方、どうでしょうかこの表現は?
男の僕がうっとりするのですから、そりゃあ大変なモンです。改めて、大名曲ですよ!

でも、「ジュリ~!」のシャウトは、参加できなかった・・・。
これが1階席と2階席の違いかな。2階席だとどうしても、周囲気にせずハジけるほどに身体が温まるのが、遅れるのです。
・・・え、愛情が足りない、ですって?
面目ない・・・。

で、ジュリーのうっとりヴォーカルもさることながら、前曲「モナリザの微笑」で僕の目を釘づけにした、ピーの”トップ・シンバル円舞”が、この「銀河のロマンス」でも、イントロから炸裂しまくりですよ!

天高く舞う、ピーの右手。
この曲では、一体何度咲き乱れたことでしょう。
ピンと張った背筋がね・・・やっぱり背筋の張った男は65歳になってもカッコイイんだな・・・肝に銘じよう(DYNAMITEは姿勢が悪い)。

残念だったのは、GRACE姉さんの「シャララララララ~♪」のコーラスがほとんど聴こえなかったこと。
席の加減なのか、そういう設定になっていたのかは分かりません。初日はバッチリ聴こえたんだけどなぁ・・・。

7曲目「坊や祈っておくれ

Tigersbox


ステージ全体はこんな照明だったんだなぁ、と分かりました。ジュリーのソロ部、サリー、タローを加えたコーラス部と、キチンと変化をつけていましたね。

LIVEで双眼鏡を使用しない僕の目からだと、この3人以外は完全に闇の中という状態。
何人かの先輩に伺ったところによれば、ピーもオフマイクで歌っているのだそうです。

曲後のMCでジュリーは初日と同じように、この「坊や祈っておくれ」がサリー作詞・タロー作曲であることを紹介した後、
「後期の曲だけに、高貴な光を放っています」
と、ピーへのライバル心から(違)オヤジギャグをカマしたわけですが、僕は
「あぁ、ジュリーにとってはきっと、この曲からがタイガース後期、という認識なんだな」
なんて思って聞いていました。

初日以降、メディアで今回の老虎ツアーを紹介される機会も多いようなんですけど、やっぱりこういう「坊や祈っておくれ」のような曲がセットリストに選ばれていることを、ひと言でも採り上げて欲しいと考えてしまいます。
ただの懐かしのコンサートではないことが、参加した人にしか分からないというのは、どうもね・・・。
ただ、参加した人は必ずそうではないことが分かるLIVEだ、というのが凄いことなんですけどね!

~MC~

先述のように、「坊や祈っておくれ」について語った後、ゲストメンバーとのトークです。

「ベースを弾くのは30年ぶり」
というサリーの受け答えに
「相変わらず低い声ですな~」
と言いながらジュリーも低い声を出してみせたり。

「現在は”岸部一徳”、昔は”岸部おさみ”、本名は”(岸部)しゅうぞう”・・・ステージに立つと、”サリー”!」
大拍手です。

「(サリー達がゲストで)やる、となって、沢田抜きで3人で練習しよ、と。ワタシを外して3人だけで練習しだして。僕も寄せて~(「入れて」 とか「混ぜて」ではなく「寄せて」という表現がジュリーらしいなぁと思って聞いていました)ということで行ってみたら、まぁ~シビれまし たね。(左手をブラブラさせて)それ以来右手がずっとシビれ・・・あ、左手や!左手がずっとシビれています」

「(サリーは30年ぶりですが)タローはずっと活動を続けています。次はいつ?」
とジュリーに振られたタローは、練習の話がまだ続いていると勘違いして
「来年1月、明けてすぐくらい・・・だってピーが(やろう、って言うだろうから?)」
「いや、LIVEよ!」
「あ、僕のLIVE?・・・それは、配られたチラシに全部書いてあります。 大きな会場はジュリーに、小さな会場は僕に、お任せください!(笑)」

タローのトークには笑い、拍手いずれも初日以上の盛り上がり。やっぱりこの日はタローファン」が多かったようですね。

「こちらは40年ぶりですよ~」と、ジュリーがピーを紹介。凄い拍手、歓声です。
ピーは中国語で何やら長々と挨拶。 ジュリーはそれを受けて
「ピーはついこの間まで中国語の先生やったんですよ。決して(いきなり中国語をしゃべりだしたのは)気がふれたワケではございません(笑)。あ、でも2回ほど倒れたりしてるんで、その後遺症かな、と一瞬思い ましたが(笑)。今の(ピーの)挨拶ですが、”今日は私一人のために来て頂きまして、ありがとう”と言っていました。合ってる?」

手を振り振り、「違うよ」と主張するピー。

ジュリーとピーのトークは初日に比べて長くなりましたね。
「先生は定年より前に辞めたんだよね」
「クビになったの」
「問題起こしたの?」
「いや、何も問題が無いのが問題なのかな、と思いまして」
「く~っ、コレですよ。何も問題が無いのが問題・・・さすがは先生、言うことが違いますよ~」

ピーは、先生としてやりたかったことはもうやり尽くした、ということなのかな?
そのまま無難にシラ~と定年迎えるより、もっと自分のために時間を使うことがある、ということだったのでしょうか。
そして、音楽の世界に帰ってきたんですね!

さらに、この日のジュリーはとにかく上機嫌で
「(ピーは)退職金たんまり貰って、腹に巻いてるのに体型が変わらない。ワタシなんか、巻いてないのにコレですよ(と、お腹を張るポーズ) 」
と、渾身の自虐ネタで会場の爆笑を誘うのでした。

「それでは次の曲は、タローが歌います!」

8曲目「ビコーズ」

これ、イイ曲ですねぇ。この曲をセットリストにピックアップしたのは、タローでしょうか、ジュリーでしょうか。

初日、鉄人バンドのバッキングについて、「な~んか以前に生で聴いたことがあるような・・・」 という既視感を覚えたのですが、この日の演奏中に、「あぁ!」と気がつきました。
曲のところどころで、「I' M IN BLUE」を思わせるんですよ~。

僕の中で、去年のジュリーのソロ・ツアー『秋の大運動会~涙色の空』での鉄人バンドの「I' M IN BLUE」での演奏イメージが、今回の「ビコーズ」と重なっていたようです。

「I' M IN BLUE」と「ビコーズ」の共通点は、ビートの効いた曲であると同時に、ドラマティックなメロディーを擁していること。
あと、Aメロで和音の一部が小節ごとにじわじわと上昇していくカッコ良さが、この両曲の肝と言えそうです。

セットリスト前半部で「ビコース」に続く残り2曲のカバー曲が、ガンガンのリフ・ロック(「サティスファクション」)と長尺のロックンロール(「ジャスティン」)であることを考えると、「ビコーズ」は後続の曲調とのバランスを吟味して選ばれたのかもしれません。
僕には、タイガースにおいて最もバランス感覚に秀でているのがタロー、というイメージがあるのです。
「ビコーズ」は、そんなタローのバランス感覚が、タイガースに対する気遣いと共に感じられ、今回のツアーで歌われるにふさわしい曲ではないでしょうか・・・。
この日、改めてそんなふうに感じました。

9曲目「
サティスファクション

初日もそうだったけど、この日もイントロの前に「盛り上がっていくぞ~!」と気合を入れるジュリーです。
セットリストの曲順、本来のタイガースならここはサリーのヴォーカル曲があてはめられるトコだけに、ジュリーとしては「次、僕が歌う曲です!」みたいな紹介の仕方なのかな。

ピーのソロが、初日のレポに書いた
「だん・だん・だだだ・だだだ・だだだ♪」
ではなく、
「だん・だん・だだだ・だん・だん・だだだ♪」
であったことが判明しました。これは、ストーンズ・ヴァージョンでもよくあるパターンです。
え、何故そうだったと断言できるかって?
ピーに合わせたリズムで手拍子してたからです~。2階席の僕はようやくこの「サティスファクション」で身体が温まってきたみたい。
”恥ずかしい感覚”はなくなっていました。
僕の”ピーのドラム・ソロ式手拍子”、お隣のnyao様が合わせてくださっていたように思ったのですが、気のせいでしょうか。

さて、何と言ってもジュリーの凄まじいヴォーカル、そして獣のような動きに尽きます、この曲。
特に動きのしなやかさ、美しさはあまりに凄くて見とれてしまい、サリーとタローが入れ替わる重要なシーンを見逃してしまったほど。
ただ、初日と比べて歌詞はメチャクチャでしたけどね。「cool reaction」ってフレーズが、この日はなかなか出てこなかったみたい。

そしてピーの数回目のソロから雪崩れ込むエンディングなんですけど・・・またしてもピーのカッコ良いドラミングが。
ロック調の激しい曲って、ラストの音を「じゃららららら~~♪」と、余韻を引っ張って長回しするじゃないですか。その際、ピーの腕がクロスするんですよ!
つまり、右手で左方向、左手で右方向にアタックしているということ。
この”X攻撃”(←さきほどお邪魔しましたら、既にメイ様が命名しておられました。さすが!)・・・演奏技術的にはまったく理に適っていない、というのが凄いわけです。
そうしたら叩きやすいとか、良い音が出る、とか実践的理由は一切なく、ただひたすら、見栄えのカッコ良さを追求したアクションなんですよね~。

考えてみれば、”トップ・シンバル円舞”も同様のことが言えるかもしれない。
ピーはタイガース時代、ドラマーという、一人だけ他メンバーと違った動きをしなければならない自分が、いかにステージで映えるか、女の子達から見てシビれるか、ということまで真剣に突き詰めて考えていたのではないでしょうか。

ただ、この”X攻撃”に関しては、洋楽の他ドラマーでも多くの使い手がいるのですが、そのほとんどが、いかにもパワー型、といったゴッツイ体型のドラマーなんですよ。
ですから、見た目としてはパワーを誇示しているように見えるわけで。

ピーは違います。
舞っているように見えます。しかも、腕のクロスは一瞬の早業で、「スッ」といった感じで、動作の流れの中の一環のようにして、自然に魅せるのです。
そのさりげなさが素晴らしい!
これは、スマートな体型のドラマーならでは、のカッコ良さではないでしょうか。

X攻撃”も、”トップ・シンバル円舞”同様に、今回のセットリストで特に後半に度々観ることができます。
2階席から見ると、動きの全体の流れがよく見えますよ。これからの参加会場、2階席のチケットで落胆なさっていらっしゃるみなさま、気をとり直して、ピーのドラムスに是非注目しましょう!

10曲目「ジャスティン」

初日と比べてあらゆる意味でピーが凄くなっていましたが、この10・2フォーラム以降の関西・山陽遠征では、さらに凄いことになっているとか・・・。

こうしてみると、初日のオヤジギャグ「キンチョ~の夏」というのも、やはりある程度本心から吐露された言葉だったのかもしれません。
初日はまだまだ硬かったのだ、と分かりました。それが、少なくともこの10・2のピーからは、「元先生」のはにかみのような雰囲気は感じられず、陽気でお茶目でパワフルな”タイガースのピー”が歌っていたように思います。

カミさんがね、「ピーのダンスはどこかおかしい」って言うんですよ。
それは違うんだなぁ。決して踊りや歌が本職ではないピーが、みっともないほどに無心となり、本能のままに動いている姿は、それだけでロックなんですよね。
ジュリーだって、そうですよ。我を忘れてすべてさらけ出すようにして歌っている時が、一番ロック。ただ、ジュリーの場合はヴィジュアル的にその姿が普通にカッコイイのだけれども。

ピーの無心、意識がブッ飛んだようなダンス、と言うか身体の動きは、いわゆる”ケイレン系”なんですね。
これは褒め言葉です。この”ケイレン系”ロッカーの代表格は、あのジョー・コッカーですからね。
あらん限りの音量でシャウトする際に、本能でつま先立ちしてしまうのが”ケイレン系”ロッカーの動きの見せ場なのですが、ピーはどうなのかな?
近くで観た方、これから近くで観る予定の方、教えてくださいね。

さてこの日もコール&レスポンスが大層盛り上がりました。
まずピーの通常ヴァージョン(いまだに「へ~い」「ほ~お」と聴こえてしまう涙)。
次に、初日以降の各地会場転戦の間に始まったらしい
「みなさまの声が小さければ小さいほど、瞳みのるの将来も小さくなります」
というジュリーの前口上脅迫がありますので、お客さんのレスポンスは本気モードです。
僕の左隣のお姉さまは、発声と同時に身体を前にグッと倒して、ステージに届け、と言わんばかりでした。

続いて、ピーの
「瞳みのるです。ただいま帰ってまいりました。初めての方もいらっしゃるでしょうが、私が、瞳みのるです」
みたいな感じの先生っぽい挨拶の後のコール&レスポンス。これが、間奏を挟んで2回ありました。初日は1回でしたよね?

2回目の「Are you ready?」が凄かったですね。
最後に「ア~、ユ~、レディ?」と一語一語区切るようなシャウトになるのです。
で、そのまま

ピー「ぴ~~~いぃ」
会場「ぴ~~~いぃ」
ピー「ぴ~~~いぃ」
会場「ぴ~~~いぃ」
ピー「ぴっ!」
会場「ぴ~!」
ピー「ぴっ!」
会場「ぴ~!」
ピー「ほわやぁ~~~あっ!」

生「ほわやぁ」の威力は相変わらずであると同時に、この日は2回目のコールで「ピー!」ではなく「ぴっ!」と2回、左右に身体を向けてのシャウトでした。迫力ありましたよ。先生時代に朝礼で「気をつけっ!」って一喝する感じ・・・なのかな?

改めて、鉄人バンドの演奏も素晴らしかったです。
この時点ではまだ分からなかったのですが、初日以降にバンド編成の練り直しがあり、この日GRACE姉さんがドラムスを思いっきり叩く曲は、この「ジャスティン」ただ1曲になっていましたからね。そりゃ、気合も入ろうというもの。

下山さんのギター・ソロから、泰輝さんのピアノ・ソロへのリレーもカッコイイですね。で、この泰輝さんのソロ時に、ジュリーはドラムセットに駆け上がるわけです。
初日と比べて少し長めにドラムセットをいじっているかな、と思いました。その後、たつので最長記録を更新したようですけど、貝塚、神戸ではどうなるかな?
(今、10月9日です。LIVEからもう1週間経っているのに、レポはまだ10曲目です汗)

~休憩~

ピーが完全燃焼した直後に休憩を挟む、という構成に改めて納得。「ジャスティン」に続いてすぐドラマーに戻るのはいくらなんでもキツイよね・・・。

さて、この日の休憩では大得をしたDYNAMITE。
あの、速水清司さんと至近距離遭遇!
オーラバリバリのおじさまがいらしたのを見て、先輩方が「速水さん!」と呼びかけるまでは、まったく気がつきませんでしたが。タローとスーパースターのLIVE常連の先輩方とは、顔馴染みになっていらっしゃるようです。

それにしても、あの、井上堯之バンドの速水さんですよ!
その瞬間、僕の脳内では「
外は吹雪」エンディングのリード・ギター・トリルが全開で鳴ったのでした。儲けたなぁ。

ブザーが鳴り、初日同様「リトル・レッド・ルースター」が流れましたが・・・初日は音響のアクシデントがあり、通して聴けなかったことはレポートに書きました。
で、この日はBGM通して聴けたわけですが・・・。
これは、僕の知ってるローリング・ストーンズのどのヴァージョンとも違う、と思いました。
S.E.によって古びたミックス加減がなされていますけど、リード・ギターのビフラートは、まずブライアン・ジョーンズの演奏とはまるっきり違うような。と言うよりも、結構最近の音作りのような。
ただ、まだ断定はできません。僕はローリング・ストーンズのレア物多数を含む大量のレコードを田舎に置きっぱなしにしているので、そちらで確認してみないと。
お正月明けの鹿児島公演の際に帰省するので、チラッと聞いてこようかな。

ただ、タイガースのアシベ時代に、ステージの合間で「リトル・レッド・ルースター」が流れていた、とJ先輩に教えて頂きましたから、コンセプト、狙いとしては、「あの頃の雰囲気を」ということで間違いないでしょうね。

11曲目「淋しい雨

Tigerssingle

怒涛の後半、開幕です。
今回のセットリスト、前半と後半の別れ方が完璧ですね。曲想もそうですし、何と言っても演奏がね~。
この「淋しい雨」以降のセットリスト楽曲群は、タイガースの実力を天下にしらしめると共に、鉄人バンドが加わった意義や、レコード・リリース当時のアレンジ再現への挑戦など、語るべき点が多いです。

ここでひとつ、初日には気づけなかった、僕にとっては残念な発見が。
泰輝さん、キーボード1台体制なんですね・・・。
ジュリーのソロLIVEで、上下2台のキーボードを縦横無尽に操る姿を見慣れていますから、てっきり今回も2台だと思いこんでいました。今ツアーでは、泰輝さんの「神の両手」は、1曲につき2音色までか・・・。

もし鍵盤2台なら、例えば「淋しい雨」のイントロで
「ぷおっ、ぷおっ♪」
というホーン・セクションも再現できたかもしれないのになぁ。

でも、鉄人バンドの「淋しい雨」のバッキングは相当凄いですよ。特にギター!
ヴォーカルの合間合間に細かく絡むリード・ギターの単音は、下山さんが担当しています。

無論、タイガースの演奏も、天下に轟く名演です。
ピーのフロア・タム(向かって一番左側にある大きい太鼓。ドコドコ、という地の底から響くような低音が出ます)連打が見られるのは「淋しい雨」と「サティスファクション」だけかな?
サビ、Aメロ共に下降ラインを奏でるサリーのベースもメチャクチャにカッコイイですね!これは、27年ロマンス様が初日のレポートで絶賛していらしたので、この日はチェックしよう、と決めて臨んでいました。

転調後、ひと回しだけコーラス抜きのジュリーの完全なソロ・ヴォーカルで歌われるサビが、鳥肌モノです。この箇所以外のサビ部は、コーラスとセットになっていますから、余計にジュリーの「そりゃそりゃ~!」という気合を感じます。
改めてこれは大名曲であると同時に、生演奏が映える曲なのですね。
レコーディングに特化した名曲だとばかり考えていた僕は、やはりタイガースの実力を軽んじていたということになるのでしょう・・・。

12曲目「風は知らない

Tigerssingle_2

これは、レコード音源に忠実な演奏が嬉しい曲です。
イントロ、下山さんのアルペジオ絡むサリーのベースは、「ぐい~ん♪」という感じの頭打ち。同時にピーが繰り出すは、お馴染み
(←コラコラ)トップ・シンバル円舞”でございます。

そうして、ジュリーの完璧なヴォーカルと、ピーのハートウォームなドラムスに身を委ねていると・・・突然!
鬼神降臨!
いや、Bメロ「きれいな虹に♪」直前の、ピーのフィルがね。
初日は確かに

「どん、たたった♪」

だったのです。
それがこの日は

「どん、どぅるるった♪」

に変わりました!
この「どぅるる♪」と言わせるのが、ピーのドラムス最大の見せ場であり最大の武器(と、僕が勝手に思っている)である、”鬼神ロール”(←懲りずに命名)です!

いや~、これが登場するのは、早くても「割れた地球」からだと思っていましたから・・・興奮しました。
きっとこの”鬼神ロール”、ピーは身体が勝手に反応する場合が多々あるのでしょう。ロールを繰り出す、とハッキリ決めて臨んでいるのは、「怒りの鐘を鳴らせ」だけじゃないのかなぁ。

ツアーを重ねてまずます絶好調が伝えられるピーのこと・・・そのうち、前半の曲でも”鬼神ロール”が飛び出すかも・・・?
みなさま、要チェックです!

ちなみにこの日のピーは、「風は知らない」演奏直後に上着をバサッ!と脱ぎ捨てました。そんな仕草もいちいちカッコイイわけです。
先生時代もそうだったのかな・・・。

13曲目「散りゆく青春」

Tigerssingle_3

すでに完璧に歌詞を覚えてしまったDYNAMITEですが、まだあの伝説の田コロのような、会場全員合唱状態には至りませんね。
体感できるとすればやっぱり武道館かな・・・それとも年末の横浜あたりからそろそろ・・・?

さて、実は僕はこの日の「散りゆく青春」、「?」マークをいっぱい抱えて会場を後にしたのです。
それはね、イントロ。
あの印象的な鍵盤アルペジオ・・・ステージからは確かにチェンバロのような音が聴こえてくるのですが、泰輝さんの手が動いていない・・・?
まじまじと見ましたから、間違いありません。
泰輝さんの手がキーボードに触れたのは、4小節目途中から噛みこむ「ミファソシ~♪」というオルガンのフレーズから。

じゃあ、あのイントロの音は?
まさか飛び道具ってことはないでしょう。特殊な演奏の曲ではないのですから。
でも・・・絶対にギターの音じゃないし・・・。

と思い悩んでおりましたら、初日にご挨拶させて頂きました、頼れるJ先輩・かの様のサイトで
丁寧な解説が~。
GRACE姉さんが、メタルフォンという鉄琴系の鍵盤を叩いていたようです!
かの様は、1曲は「落葉の物語」で、もう1曲は「散りゆく青春」かも、と書いていらっしゃいますが、これは「散りゆく青春」で間違いありませんね!

この日は、GRACE姉さんの手元についてはまったく観ることができないお席でした。またまた2階席だけど、大宮では見えるかなぁ・・・。

初日には一部、ジュリーがメロディーを違えて歌っていた箇所があったとか?
後追いファンの僕は、「散りゆく青春」はじめ何曲かの有名なナンバーについて、まだまだ聴きこみが甘く、その辺りを咄嗟に認識できないのです。
この日はほぼオリジナル音源の通りに歌っているように思えましたが、さて・・・。

14曲目「花の首飾り」

Tigerssingle


イントロからエンディングまで、ほとんどジュリーだけを観ていました。
初日のような「えっ!」という会場の雰囲気は最早ほとんど無く、イントロから固唾を飲んで静かにヴォーカルのジュリーを見守る・・・おそらくお客さんの多くがそうしていたはず。僕もそんな感じでした。

とにかく初日のこの曲については、ジュリーが歌詞を間違うまいとして、驚くほど丁寧に歌っていたという印象があります。
その後の各会場でジュリーは
「これまで色んな人がこの曲を歌っているけれど、かつみが歌う「花の首飾り」は世界一、宇宙一、それよりも広いものがあるとすればその中の一番」
と言ったそうですね。
ジュリーにしても、自身お馴染みの曲とは言え、お客さんの前でフルコーラス歌うのは初めて?
歌わせてもらっている、とまでいかなくとも、歌詞を間違えたりするのはトッポに対して失礼・・・そんな思いもあったりするのかなぁ。
浜松では、遂に歌詞のアクシデントもあったようですけどね。

この日はその浜松直後のせいか、やっぱり丁寧に丁寧に歌っていたジュリー。
時折頷くような仕草があったり、右手を顔のあたりでかざしたりして、一句一句ハッキリとした発音で歌います。
2階席からは窺い知れないその表情、きっと真剣なものだったでしょうね・・・。

さて、僕がトッポの歌うオリジナル音源の「花の首飾り」を”世紀の大名曲”と認識するに至ったのは、実はごく最近のこと。
それまでは圧倒的に「廃虚の鳩」の方が「花の首飾り」より好きでしたし、実際タイガース・ファン、ジュリー・ファンにもそう仰る方々が多い。そしてトッポ・ファンまでも、「花の首飾り」を積極的に好きではないと仰る方がいらっしゃる・・・。
僕の場合、「花の首飾り」がタイガースの代表曲であることに異論は無いのだけれど、例えば「懐かしのなんちゃら・・・」みたいなパターンのスコアが制作されるとして、タイガースが1曲収載されるとすれば判で押したように各社決まって「花の首飾り」、という状況はいかがなものか・・・などと常日頃考えるところではありました。

ところが。
僕は数か月前に、トッポのソロ・ナンバー「ひとり」という凄い曲と出会い、何故こんなにも惹かれるのか、とあれこれ考えてひとまず出した結論は、そのヴォーカルが醸し出すいたたまれないまでの孤独感、閉塞感、そして退廃美が、僕の好む洋楽ロック・ジャンルの一角と共通しているからかなぁ、と。

そう考えると、タイガース・ナンバーにあって、トッポのヴォーカル曲にはこれまで僕が気がついていなかった魅力が隠されているのでは、と思い立ち、「花の首飾り」を聴きこんでみて・・・これは凄い!となったわけです。
詞・曲の本質とは離れた部分で、トッポの才能が奇跡のように炸裂していると思いました。
タイガースと言えば「花の首飾り」・・・個人的な考察によるものながら、何の異論も無いなぁ・・・そう感じるに至ったのです。

そんな中、今回のツアーで”タイガースと言えば”という選曲なのでしょうか、ジュリーのヴォーカルによって歌われた「花の首飾り」。
これがまた衝撃。

僕のイメージでは、季節に例えるならば、トッポの「花の首飾り」は、真冬。
白鳥が浮かぶ水の冷たさがリアルに伝わってくる感じ。
対してジュリーが歌うと、春。
白鳥の歓喜、暖かな空気の中での飛翔を感じます。
いずれ劣らぬ素晴らしさ。
やはり「花の首飾り」は大名曲であり、ザ・タイガースというバンドに、タイプの異なる優れたヴォーカリストが奇跡的に同居していた、ということが、今回ジュリーによって改めて証明されたのではないでしょうか。

何処かの会場でジュリーは、トッポ・ヴォーカルのオリジナル・ヴァージョンを讃えると同時に、「自分のヴァージョンは、心を込めて歌えていない」と言ったそうですね。
「心がこもっていない」というのはジュリー独特の表現で、要は、自分に課せられた歌を、及ばずながら(と本人は考えている)全力で歌っている状態を指すものと思われます。
ところがこの状態こそ、実はジュリーがヴォーカリストとしての資質、本領を発揮するパターンでもあるのです。

僕が愛してやまない『JULIEⅡ』の楽曲群しかり。
良い意味で「歌わされている」時のジュリーのヴォーカルには、余計な邪念も、押しつけるようなニュアンスも無く、無垢で透き通るような声が、その詞・曲本来のテーマを鮮やかに体現し、楽曲の持つ”本質”のイメージを伝えてくれる・・・これこそジュリーの天性であり、ズバ抜けた才能のひとつ。

トッポが「花の首飾り」に、自身の持つ「陰のある美」とも言うべき色を加えて見事に楽曲を丸ごと手中にしたのに対し、ジュリーは無垢なまでに「歌」に徹することで、この名曲を改めて現代世界に解き放ったのだ、と僕は感じます。

無論これは、僕の個人的な解釈ですが・・・。
てか、そういうことは武道館後の”セットリストを振り返るコーナー”で書けよ、って話ですよね。長々とすみません・・・。

とにかく、僕も多くの先輩方が仰るように、ジュリーの歌う「花の首飾り」を音源でも映像でも良いから、是非残して欲しいのです。
武道館で、ジュリーの歌う「花の首飾り」と、本家トッポの歌と、両方とも聴きたいなぁ、などと考えてしまうのは、贅沢が過ぎるでしょうか。
考えてみれば、僕は「宇宙一」のヴァージョンですら、一度も生で聴いたことがないんですよね・・・。

15曲目「割れた地球」

Human


さぁ、ここからだ!
・・・と、参加2回目で既にセットリストを把握している身としては、最も気合の入るところです。

ピーの演奏も、いきなり気迫充分。
この曲のイントロは、スネア・ドラムが小節の各表拍の4連打頭打ち、そしてキックが裏拍で4連打という、手足のコンビネーションなのです。
軽く聴いてしまうと、スネア・ドラムの

「たん!たん!たん!たん!」

だけ耳に入ってくると思いますが、みなさま、次回参加会場ではキックの音も注意して聴いてみてください。
スネアの「たん!」とキックの「どっ!」を同時に意識して聴くと

「たん、ど!たん、ど!たん、ど!たん、ど!」

と、ピーが激しく演奏していることがお分かりになるはずですよ~。

で、そんな中・・・イントロの最後部にアクシデントがあったのです。
僕はこのイントロ部、まずは柴山さんを観ていました。何と言ってもセットリストのここからの流れ、柴山さんのリード・ギターは要チェックですからね。
ジュリーの喘ぐようなシャウトと共にギター・リフが一旦引き、さぁフィル・インだ、ということでピーに視線を移しますと・・・。

えっ、左手のスティックが無い・・・?

何処かでどちらかのスティックを折ってしまったのか、はたまたスッ飛んでいってしまったのか・・・その決定的な瞬間は見逃したんですけど、とにかく気がついたらピーは右手にしかスティックを持っていませんでした。

どどど、どうする~~!
と、我が事のように焦ったDYNAMITE。

しかし次の瞬間、何とピーはその右手のスティック1本で

「だん、どっど、ど、だだっ!」
と、フィルを叩き、しかもAメロ直前には、魔法のような素早さで左手にスティックを握り込んでいました。
スティックはタムの間から引っ張り出したように感じたけど、あまりに速過ぎて、しかも自然で、細かい動きがよく分からなかった!

神技とは、こういうことを言うのでしょう・・・。

面白いのは、お客さんは別として、このアクシデントにハッキリ気づいたのは、ステージのメンバー中、GRACE姉さんだけだっただろうということ。
「あれっ、ピー。いつもより音数少なめ?」
とは、みんな気づいたでしょうけどね。まさか右手1本で叩いたとは、思わなかったはず。
打ち上げでピーが「いやいやヤバかったわ~」(←無論、もっと上品な言い方でね)とか、話したりしたのかな?

曲は進み、冒頭のアクシデントをモノともせず乗り越えたピーのドラムスは、獣のように咆哮するジュリーに煽られるようにして勢いを増していきます。
こりゃもう、「いつ来るか、今にも来るか」と待ち構えていましたら、本当に来ました。
「逃げまどう人達~♪」直後に、必殺”鬼神ロール”が大炸裂!

それに加えて、サリーのベースも初日と変わらず凄い!
ぼんぼん、ぎゅ~!ぼんぼん、ぎゅ~!
の、「ぎゅ~!」がカッコイイんだなぁ~(←すみません、分かりにくい擬音で)。

間奏は、ピーのドラムスも観たい、サリーのベースも観たい、柴山さんのギターも観たい、で大忙しでございました。

でも、ヴォーカル部はジュリーに釘づけです。
なんでしょうね、この獣のようなしなやかな動きは。
長身のサリー、タローに挟まれているのに、ジュリーは一番大きく見えますし、上体を前後に振ると、ジュリーの身体がステージの中央部を覆いつくすようにすら見える・・・。
ビッグということではないですよ。グレート、ということです!

この感覚は、2階席ならでは、だと思いたいなぁ。
凄いものを見せて頂きました。

16曲目「怒りの鐘を鳴らせ

Tigerssingle

最近すっかり、携帯メールで「怒りの」と入力すると、「鐘を」「鳴らせ」と連続予測変換するようになってしまいました・・・。

この曲は初日の段階でピーの”鬼神ロール”が聴けたナンバー。この日も当然の炸裂でしたが・・・肝心のジュリーが歌詞に大苦戦です。
と言っても、ジュリーのソロLIVEに参加しているファンにとってはお馴染みの、「遅れて早口で追いかける」パターンで何とか言葉を繋いで凌ぎ切りましたけどね~。ただし、1番、2番はゴッチャになってたかもしれません。

さて、ジュリーの咆哮とピーの”鬼神ロール”を感じながらも、この日の僕は柴山さんに注目しました。
いやぁ、素晴らしい!
オリジナル音源の完コピではありませんが、ほぼ同じタイミングで絡むリード・ギター。
特に、サビ部でジュリーのヴォーカルを追いかけるように噛むフレーズは、みなさまも脳内再生、判別できるでしょう。

しかし一番凄いのはBメロ部。
ヴォーカルの隙間を縫うのではなく、ジュリーの声の上にかぶさるようにして弾きまくっているギターが凄いのです!
これは、注意していないとスルーされてしまう箇所なのかも・・・。是非、次参加会場にて多くの方々に確認して欲しい、柴山さん渾身の演奏です。

僕は以前から書いているように、今回のツアーで実現した「怒りの鐘を鳴らせ」でのギター3本体制に非常に入れ込んでいて、この先の参加となる各ステージで、残る二人のギタリスト、タローと下山さんについても、それぞれどんな役割を果たしているのか詳しく観ていきたいと考えています。

まぁ、「い~ま~こ~そ~♪」のトコでは何があろうとジュリー&ピーを観てしまうわけですが。この瞬間こそが正に、美獣と鬼神。
そもそも、照明がジュリーにビタッと合わせてきますから、必然的にこの二人しか見えなくなるような・・・。

とにかくピーのフィルは、LIVEにおいても「怒りの鐘を鳴らせ」が最高峰でしょう。
オヤジギャグを飛ばす元先生の繰り出す技とはとても思えません。「キンモクセイ」から「沈黙せい」って発想が・・・”鬼神ロール”の人と全然イメージ合わないんですけど。
でもそういうギャグ飛ばす先生、実際よくいるよね・・・。

17曲目「美しき愛の掟

Tigerssingle_2


さぁ、今回の10・2フォーラムで僕が一番興奮し驚いた曲の登場!
演奏形態、楽曲解釈が初日とはガラリと変わっていました。楽器などに全く詳しくない方でも、初日とこの日と両日参加していれば、「何か雰囲気が変わったな・・・」とはお気づきになったはずです。
しかも、この先まだまだ進化する余地を残して。

いや、厳密には「変わった」と言うよりは・・・。
僕としては、「変わった」ではなく「戻ったのだ」と書きたい!
個人的な見解かもしれないけれど、タイムリーなタイガース・ファンのみなさまに、僕のその感想を何としてもお伝えしたい、と思っていたところです。
この日、一番感動したことだったのですから。

初日との違い・・・まず最も分かり易い点は、ドラムスが純粋にピー一人の演奏になっていたことです。
これには大きく2つの意味があって、ひとつには、ピーの演奏の自由度が増す、ということ。
もうひとつは、根本から楽曲の解釈が練り直されること。

初日はGRACE姉さんとのツイン・ドラムで、「美しき愛の掟」をヘヴィーなハード・ロックとして解釈、演奏がなされていたと思います。
初日のレポートにも書いた通り、ハード・ロック的ないわゆる”アトノリ”の演奏でした。GRACE姉さんだけでなく、サリーやタローもそうしていましたし、鉄人バンドは『ジュリー祭り』と同様のカッチリしたノリでした。

そんな中、一人やり辛そうにしていた(と僕は感じた)のが、ピーでした。
随所で「ここはもっと早く行こうよ!」といった焦燥感のようなものが感じ取れたのです。

考えてみますと、ハード・ロック独特の”アトノリ”がロック界で完全に定着した頃、ピーは既にミュージシャンを退いていたのです。
ピーにとって「美しき愛の掟」とは純粋に60年代終盤のナンバーであり、「ハードな曲」という着想はあったにせよ、ジョンルに括られるようなものではなく、唯一無二の”タイガース・ナンバー”であったのでしょう。
世間に倣えの演奏(これはもちろん良い面も多々ありますが)に移行していくスタンダード・ナンバーではあり得ない。そんな気持ちを普通に持っていたとして不思議はありません。

9月中旬、金沢から大阪まで日程が空いて、その間ピーの呼びかけで練習したという話がありました。僕はやっぱり、そこで「美しき愛の掟」について再度の検討、練り直しがあったのだと想像します。

ピーはおそらく、ステージ上での疑問や不完全燃焼をそのまま胸に置く人ではありません。仲間には、自分の意見をどんどん伝えるタイプではないでしょうか。
サリーは、風貌からでしょうか、聞き上手なイメージがあります。
そしてタローは、個々の意見を踏まえた上で、それをどう全体に反映させるか、という役割を持つ人・・・僕はそんなイメージで3人を捉えているわけですが・・・。

初日、「ドゥ・ユー・ラヴ・ミー」や「ビコーズ」、そして「美しき愛の掟」で、タローは「ピー、ちょっと走ってるよ!」といった感じのアイ・コンタクトを時折ピーに見せていたように僕には思われました。
僕はそれが微笑ましいな、ピー、もっと行け~!とか思って観ていました。

一般的に、バンドの演奏が走り出した時、「イッてしまう」タイプの人は無心でそこに乗っかり、「バランスの人」は、まず全体を元のテンポに戻そうとします。
サリーが前者で、タローは後者なのかな。
大きくレベルは劣りますけど、ちなみに僕は後者。
テンポが戻らない場合、後者タイプは、「なむさん!」と断念して、走ったテンポについていくために必死の形相になるものなのですが(『フィナーレ』の「誓いの明日」とか)、初日はピーの方がタローや全体に合わせ、小節の頭でテンポ修正をかけていたようです。
そんな中、「美しき愛の掟」では、それすらも苦しいように僕には感じられました。

あくまで想像ですけど、ピーは話し合いの場で、こんなことを言ったかもしれません。
「もっと、レコードを録音した時と近い感じでやらないか」
と。
タローは全体の演奏をイメージし
「分かった。ただ、テンポが乱れないように気をつけていこう」
ということになったのでしょうか。

10・2の「美しき愛の掟」は、結果GRACE姉さんがタンバリンに回り、ドラムスはピー一人の演奏で、よりオリジナル音源に近い表現がなされました。
それは初日の演奏とは明らかに違い、重厚さよりは”間”を意識した、メンバーにとって、或いはタイムリーなタイガース・ファンにとっては、”あの頃の音”に戻っていたのだと思います。
そしてそれは、ビートルズからロックに目覚めた僕にとっても、「聴きたかったのはこれだ!」と思える類の演奏でした。

何より、初日には聴けなかった”鬼神ロール”が聴けたのが、とてつもなく大きい。
これも、オリジナル音源では重要な演奏箇所だと僕は考えていましたから・・・。

ツアー開始から1ケ月足らずの間にも、こうしてセットリストの演奏が練り直され、進化していく・・・その志は素晴らしいという他ありません。
特に、妥協せずに高みを目指し理想を追いかけようとするピーの人柄を見た思いがして、新規ファンの僕などは、これまでのピーの人生と重ね合わせ「なるほどなぁ」と納得するのです。
何かに打ち込んだ時の進化、切り替え・・・そのひた走り駆け抜けていくスピードが、普通の人と比べてピーは桁外れに速いんだ、と思いました。

ただ、この日の「美しき愛の掟」は、さらなる進化の余地を残していたようです。
ピー達がテンポキープに気を遣ったせいなのか、レコードと比べると若干ゆったりした演奏になっていたようでした。
おそらくピーは、もっともっと走りたかったんだと思う・・・。
僕も、ノッてきたら途中からでも派手にテンポアップして全然問題無いのではないか、と感じました。
最後の「とわに君だけを~♪」の直前のドラムス・クレシェンドは、「ここらで速くしたいけど我慢!」みたいな雰囲気がありましたからね。それは逆に勿体ないかもしれない。
その辺りはこれから更に進化が継続するのかな、と思ったり。

まぁ、全体のテンポを上げてしまうと、2番以降のサリーのベースが鬼のように忙しくなるんですけどね。
初日はその点に留意しての”アトノリ”なのかなと考えましたが、2度目のツアー参加で、今のサリーならどんな演奏でも軽々とこなしてしまうように思えてきました。
そんなサリーの演奏も含め、10・2以降の関西、広島公演では、既に更なる進化が遂げられていたのかもしれません。先輩方の感想をあちこちで拝見しますと、「美しき愛の掟」はメチャクチャ絶賛されていますから。
僕はそれがきっと、「タイガースがこの曲をリリースした頃の楽曲解釈に戻った」という進化だと思うわけですよ。

この先の参加会場、武道館へ向けて、僕が際限の無い進化・さらなる変貌を予感している曲は、この「美しき愛の掟」です。
もちろんジュリーのヴォーカルも、果てしなく凄いことになっていきますよ、きっと!

まずは大宮。
『ジュリー祭り』で一度この曲を体感しているYOKO君の、驚嘆の感想も今から楽しみです。

18曲目「青い鳥

Human


初日同様に、ジュリーの楽曲紹介を挟んでの演奏スタートです。
「割れた地球」「怒りの鐘を鳴らせ」「美しき愛の掟」と続いて、ここで間髪入れずに「青い鳥」まで続けるのはちょっと・・・というわけでもないでしょうが、ジュリーの軽妙なトークで、お客さんも、そしておそらくステージのメンバーも、スイッチをリセット、みたいな感じかな。

さて、タローはこの「青い鳥」のイントロのリード・ギターを「いつも緊張する」と言っているそうですね。
断言します。そりゃ~、緊張しますよ!

だって、出す音がキッチリ決まっていて、毎回寸分の違いなくその通りに弾かなければならないのですから。
1音でも違う音を出すと、お客さんは「あれっ?」と気がついてしまう・・・「青い鳥」とは、歌ばかりでなく、リード・ギターの1音1音ですらタイガース・ファンの心に正確に息づいている、そのくらい偉大な大名曲だということです。

そこで僭越ながら、ギターを弾く立場の側からのお話を、この機にちょっとさせて頂きますね。

メロディーが1音1音完璧に決まっているリード・ギターって、それがどれだけシンプルな演奏だったとしても、速弾きより全然緊張するし、慎重になってしまうものなんですよ。

例えばタローは、『サウンズ・イン・コロシアム』などで、「スペル・オン・ユー」や「ハートブレイカー」の激しいリード・ギターをバリバリに弾いているでしょ?
あれはね、弾く際に出す音がキッチリ決められていないんです。

ギターにはブロック・スケールという最も基本的なアドリヴ奏法があって、キーが「Am」なら「ラ・シ・ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド・・・」と移行するこのポジション、キーが「D」なら「レ・ミ・ファ#・ソ・ラ・シ・ド#・レ・ミ・ファ#・・・」と移行するこのポジション、といったように、ギターのフレットで「このブロック・スケールの音をランダムに組み合わせて弾いていれば全体の和音進行から外れた音は鳴らない」という技術があるのです。
この場合、一番最後のフレーズやキメ部のフレーズさえあらかじめ覚えておけば、あとはランダムにスケール・プレイをして自然にバックの演奏と音が合うわけですね。

よくジュリーのソロLIVEで、柴山さんがギターのフレットを全く見ないで「ぬお~っ!」とリード・ギターを弾きまくっていますよね。
あれは、柴山さんがすべてのキーにおけるブロック・スケールのタッチを身体で覚え込んでいるからこそ、できることなのです。
まぁ、柴山さんの場合はメロディーが決まっているリード・ギター曲の場合でも、ジュリー・ナンバーならばすべて覚えこんでしまっているかもしれませんが・・・。

とにかく、「ハートブレイカー」があのくらい弾けるなら「青い鳥」のイントロなんて楽勝でしょう、というわけにはいかないのですよ。
タローが「緊張する」というのは、そういうこと。
有名過ぎる曲、というのも、演奏する側からすると色々背負うものがあるのでしょうね。

とか言いながら、「青い鳥」のイントロ、リード・ギターのパートでタローではなくピーを観ている僕です。
”トップ・シンバル剣舞”(←メイ様に倣って改名いたしました。右手だけでなく、握られているスティックの舞いを表現するなら確かに”円舞”よりは”剣舞”ですね!)がいきなり炸裂しますからね~。

サビの「あおいとり~♪」の部分は、初日のジュリー→タローのワンフレーズ交代から、1番、2番と持ち場を決めてそれぞれのリード・ヴォーカルのパターンへと、練り直しがあったようです。
そうしないと、タローのパートをジュリーが勢いで歌ってしまうことがあるとか・・・。
僕は残念ながらそのシーンを観れていませんが、確か金沢でしたっけ・・・?

でもそんなジュリーに対しても
「ここは俺だよ!」
みたいに張り合って歌ったりせず
「ジュリー、僕のトコも歌っちゃうのね・・・どうぞ・・・」
といった温厚な表情を想像させてしまうのが、タローの大きな魅力ではないでしょうか。

タイガース解散から40年。この年齢になってもずっとLIVEを続けているのがメンバーの中でジュリー一人だけだったら、今回のツアーがそもそも実現していたかどうか・・・。
目立ちませんが、タローの存在はタイガース復活にあってとてつもなく大きかったはずだ、と改めて思う次第です。

そうそう、ピーのファンサイトでの先輩の感想を拝見して初めて知ったのですが、この「青い鳥」でもピーのスティックにアクシデントがあったようです。
音だけ聴いている分には、まったく気がつきませんでした。
アクシデントにも、ドラムスの演奏は乱れなかったのですね。ピー、さすがです!

19曲目「シーサイド・バウンド

Tigerssingle


演奏が始まる直前に、たまたまGRACE姉さんを観ていましたところ、カウントを出していました!
カウント、全部ピーじゃなかったんだ・・・。
きっと他にもGRACE姉さんのカウント曲がありそうですね。

さて、初日に引き続き僕のお席は密集地帯でしたので、ステップは踏めませんでした。
ですから今回も、トッポ直伝の(←だから違)「上半身クネクネ方式」で対応しました!

実は大宮のお席も2階の密集地帯なんだよね・・・。
大宮では、「果たしてYOKO君はこの曲で踊るのか?」というのが個人的な見所のひとつだったりするわけですが(『ジュリー祭り』では踊ってなかった)、ステップとなると難しそう。
てか、それ以前に大宮の2階席って、お客さんは立つのかな?プレプレツアーは総立ちだったけれど・・・。

一応開演前には、YOKO君にも「上半身クネクネ方式」を伝授しておく予定ですが、どうなりますか。
YOKO君は大体タローと同じくらいの身長ですから、クネクネしたら目立つでしょうね。ちなみに僕の身長はジュリーと同じくらいよん(←それがどうした)。

この日の「シーサイド・バウンド」は、エンディングの”お約束連呼”で、ジュリーがピーを指差したシーンがあったのですが、何も聴こえなかったなぁ。
オフマイクで
「ほわぁぁ~~~っ!」
ってシャウトしていたのかな。気になります・・・。
(神席にいらしら74年生まれ様によると、確かに叫んでいたようです。この先、可能なら何とかマイクで拾って欲しいところですが・・・)

ちなみにエンディングで、テンポが速い曲だからでしょうか、それとも弦楽器集団のステップを後ろから観ていてうらやましい気持ちになったりするのでしょうか・・・ピーは身体を横揺れにしてドラムスを叩きますね。
で、まぁこの曲ばかりではないでしょうが、曲が終わる頃には相当に髪が乱れるわけですよ。

カミさん曰く
「本当にちょうど良い長さの乱れ髪。額へのかかり具合がカッコイイ」
のだそうです。
僕には、そこまではよく分からないですが・・・。

20曲目「君だけに愛を」

Tigerssingle

色んな意味で、ジュリーが主役だったなぁ・・・。

簡潔に言うと、歌詞を間違えたということなのですが・・・普通にソロLIVEで見られるような、「間違える」「忘れる」というパターンと違って、「あわや大惨事」でしたからね。

ジュリーが、間奏直前の
「てをつなぎ~♪」
からの部分を、細かい歌詞間違い内容はどうだったか忘れましたが、とにかく1番の譜割りで歌ってしまったのです。

観ていて、「あっ!」と身がすくみましたね・・・。
僕の頭の中には、昨年のジュリーwithザ・ワイルドワンズ八王子公演での「FRIENDSHIP」の情景が浮かびあがりました。
八王子では、ジュリーの間違えた譜割りに合わせていったワイルドワンズと、ジュリー・ソロLIVEの決め事通りに、あくまで正しい譜割りで進行した鉄人バンドで進行対処が別れてしまい、あわや演奏中止、というところまで追いつめられたのでした。

今回の「君だけに愛を」で、間違いを立て直したジュリーがすんでのところで
「せ~かいへ~♪」
と舞い戻ってきたのは、本当に良かった。
あと1小節ジュリーの帰還が遅れたら、サリーとタローは「Gm」、鉄人バンドは「D7」続行、ピーは歌メロ繰り返し直前部のオカズ、というバラバラの事態が起こっていたかもしれません。

ジュリーが「せ~かいへ~♪」と来たことで、メンバ-は全員、間奏直前部のブレイクへと揃って進行することができました。
両パターンとも、ジュリーが譜割りを間違え出してからしばらくはコード進行が同じ、という構成に救われましたね。
この、同じコード進行で違うメロディーを載せるという手法は、対位法に代表されるようにプロフェッショナルな作曲家のさりげない高等技術。
すぎやま先生の丁寧な作曲は、40数年経った今でも、タイガースを護り続けています~(違)。

で、その無事に着地した直後にある、キメのブレイクなんですけどね。
要は、リード・ギターに行く前に1小節の空白があり、そこで

どんっ!た、たかたか♪

というピーのカッコいいフィル・インが炸裂するわけです。
あろうことかジュリーは、このドラムスの「どんっ!」のタイミングにピタッ!と合わせてマイクを持つ右手を頭に当てて、おどけた表情(遠くからでも、目をまんまるに見開き、口を”あ”の字に開けているのは分かりました)の「やってしまいました」ポーズ。

会場のみなさまはおおむね、ジュリーの表情や仕草にウケたと思いますが、僕はそのあまりのバッチリなタイミングに大ウケしてしまいました。
声を上げて笑ってしまった・・・ごめんなさいジュリー。
ちなみに曲が無事に終わり、拍手の中でジュリーはもう一度、マイクで頭を「ゴツン!」とやっていましたね・・・。

確かに「カワイイ」と言われて納得の表情と仕草でした。
10・2のお客さんが一番得をしたのは、案外このシーンだったかもしれません。

21曲目「
誓いの明日

Jiyuutoakogaretoyuujou

「君だけに愛を」の余韻で”愉快な雰囲気”が感じられる中、下山さんがアコギにチェンジしてすぐにイントロが始まります。
オリジナル音源はフェイド・インですが、今ツアーの「誓いの明日」の始まり方はまるでそのフェイド・インまで再現したかのように、どことなく「徐々に聴こえてくる」感覚すらありますね。

ジュリーとピーが頭上で手拍子を煽ります。ピーの煽りは初日は無かったような・・・。
改めてこの曲がツアーで演奏されていることを実感し、本当に良かったなぁ、と嬉しく思います。
ピーにとっても「誓いの明日」は長年心残りのような感情を持ってしまう曲だったかもしれない・・・いやいや、ピーは「心残り」とかそんなタイプではないかな。
でも、「誓いの明日」を心から楽しく演奏するのは、40年後の今回のツアーが初めてなのは、間違いないと思います。

見ると、イントロからずっと、ハイハットが裏拍で「チッ、チッ」と鳴らされています。手ではありません。足です。左足でペダルを踏んで鳴らしているのです。
この時のピーは、右足でキックの表拍、左足でハイハットの裏拍、右手でトップ・シンバルの8分音符連打、左手でスネア・ドラムのアクセント、という千手観音状態。両手両足を左右に大きく広げた体勢が、かなり長い間続きます。必見ですよ!

終わる・・・と見せかけて、敢えてパラパラとした拍手を誘っておいてから

どん!

という、重厚なフロアタムが心地よい”一発フィル”で演奏が舞い戻ってくるパターンが、どうやら初日からのお約束のようです。
ですが僕は、いつからかここでジュリーの「ヘイ、ピ~!」が来ないかなぁ、と心待ちにしていたりもします。
今後の途中練習による練り直しで、2小節くらいのドラム・ソロのフィル・インが採用されることに期待!

~MC~

とにかくもう記憶はゴチャゴチャです。
詳細につきましては、各地のじゅり風呂さんがすでにお書きになっていますので、そちらをご参照願います・・・(いつもこの部分のMCに辿り着くまでに時間をかけ過ぎなんですよね・・・)。

大切なことだけ、僕も書いておきます。
それはやっぱり、武道館のこと。
ジュリーはまず再登場の後、「君だけに愛を」の歌詞間違いについて、本人も「一歩戻るのが遅れたら大惨事だったかも」という思いがあったのでしょうか、平謝りの言葉からMCが始まったと記憶しています。

「色々なことを考えていましたもので・・・いや、と言っても決してあられもないことを考えていたわけではありませんよ。あれも言わなイカン、この話もせなイカン、とか考えてたら、(歌詞が)飛んでしまった」

あの話この話って、やっぱり武道館のことだったんだと思います。

「1・24武道館が決まっていますが、発売前から”切符が足らない”、と言われてしまって・・・ステージの後ろも使わせて欲しい、と言われているんですよ。もしそうなったら、(ササッ、と後ろを向いてあちらこちらに指差しポーズをしながら)、君だけに君だけにって(忙しくて)、また歌詞間違えてしまう」

とのことでしたが・・・。
この10・2のレポートをここまで執筆した時点で・・・正確には10月15日のことですが、澤
さんから武道館チケット申し込み往復ハガキの返信が届きました。
なんと、全員当選です!
ステージ後方席も使用して、本当にフルハウス体制で公演することになったようですね。
競争率がもの凄く高そうで、たとえ自分が行けてもあの先輩が行けない・・・とか、そういう事態が普通に起こりそうだったので、これはとてつもなく嬉しいニュースです。
きっと、10・2フォーラムの時点でジュリーは、そういう結論を出してしたのではないでしょうか。

あとは、澤會さん以外でチケットを購入なさる方々の武運をお祈りするばかりです。
どうか、行きたい人が、全員確実に行けますように・・・。

MCの話からずれてしまいましたが・・・鉄人バンド紹介に続いての、ゲストの老虎入場シーンを少し。
ピーは全速で駆け込み、ドラムセットの前を大きく通り過ぎて上手方面にまで進出してから、クルリと方向転換していました。
初日はドラムセットのフロアにジャンプで飛び乗ったりしていましたが、この日は普通に後ろから回ってスタンバイしていましたよね?

タローはタオルを振り回しながら登場。
手にしていたのは「J・S・Tロックンロール」タオルだそうです。ジュリーが「今日も売店で売ってます」と宣伝しておりました。

サリーはノッシノッシと登場。
この日は『相棒』関係者がズラリと客席に勢ぞろいだったそうですが、サリーは気負いもなく、いつもの自然体。つくづく大物ですよね~。

ということで、それではオマケですぅ~!

22曲目「シー・シー・シー

Tigerssingle


10・2以降の会場ではこの曲で危ういシーンもあったようですが、この日は完璧だったかと思います。

遠くの席から聴いていて・・・やはりこの曲は正真正銘のタイガース・ナンバーなんだなぁ、と感じました。
というのは。
「シー・シー・シー」は、昨年のジュリーwithザ・ワイルドワンズのツアー『僕達ほとんどいいんじゃあない』で演奏され、今回のツアーと近い期間で重複している曲です。しかもいずれもベース入りヴァージョンとしての生の記憶が残っていて、比較がし易いわけです。

僕は、ジュリワンの「シー・シー・シー」も大好きでした。
何といってもツアー・セットリストの1曲目でしたし、初日にあのベース・ソロが流れてきた時の感動は、今でも忘れはしません。

でもね。
改めて今回のツアーを体感すると・・・やっぱり違うんだなぁ、タイガースが演奏すると。
歌メロ直前のピーの16分音符16連打が、何と言いますか・・・本物なんですよ。当たり前ですが。
『THE TIGERS SINGLE COLLECTION』の、そのままの音。タイガース・ナンバーはレコーディング・プレイヤーに黒子の話もあったりしますが、この日フォーラムに響き渡ったピーのフィル・インは、僕が後追いながら何度も何度も聴いた「シー・シー・シー」の音源そのままでした。
上手い、とかそういうことではなくて、本物でしか出せない音なのです。

考えてみれば、”鬼神ロール”にしても、僕はそれが卓越した技術だから感動しているわけではない・・・もちろん演奏として素晴らしいこともありますけど、「あぁ、ピーのドラムスだ!」という感動が一番大きいわけです。
新規ファンの僕ですらそうなのですから、タイムリーなタイガース・ファンの先輩方の感動はいかばかりかと。

ブレイク部、ジュリーは初日から一貫して「ピー!」のシャウトでドラムスのフィル・インに繋いでいるようですね。
ジュリワンの時はあんなに各会場でヴァリエーションを繰り出して遊んでいたのに。今回は、「もうこれしかない!」という感じなのでしょうか。

エンディングの
「ジャ、ジャ、ジャ、ジャ、ジャ、ジャ、ジャ~ン♪」
で、たまたまGRACE姉さんを観ていたら、「ジャ、ジャ、ジャ・・・♪」の3連符を打っていたタンバリンのボディーを、「ジャ~ン♪」でそのまま前方のクラッシュ・シンバルに激突させて(!)、豪快な音を出していました。
次曲の「落葉の物語」もそうですが・・・GRACE姉さん、本当に色々とやってくれているのですね~。

23曲目「落葉の物語

Tigerssingle_2


初日の段階では、これはジュリー・ソロLIVEで体験済みの『歌門来福』のヴァージョンに近いかな、と感じ、レポートにもそう書きました。
実は、相当違っていましたね。

この日印象に残ったのはまず、1番の最後(と言うか2番の直前)の「あ~、あ~♪」というコーラス部。サリーのベースが「影のコーラス・パート」とも言うべきキレイなラインなのですね~。

あとはやはり、「散りゆく青春」でも触れた、GRACE姉さんのメタルフォンでしょう。
いや、先述の通り、会場では僕はその点に気がつかなかったのです。ただ、泰輝さんのシンセが
「ド~、レドシ♭ラシ♭~♪」
という、テーマ・メロしか鳴らしていないのは分かったので、もうひとつの鍵盤音は一体何処から聴こえているんだろう、と。
「?」状態でした。
帰り道でも、お隣だったnyao様に「”落葉の物語”の楽器編成が分からないんです~」とお話してしまったくらいでしたから。

実は、GRACE姉さんが大活躍だったのですね。
ピーの影に徹していますが、”タイガースのレコード音源を再現”という点で、GRACE姉さんの存在は大きいんだと思います。きっと、僕がまだ気がついていない重要な役割をたくさん担っているはず・・・。
武道館までに、そのうちの少しでも新たに発見できれば、と思っています。

「ふたりで、見つけた♪」からの、お客さんの”横揺れ上半身ツイスト”(としか表現できない語彙力の無さよ・・・涙)は、新規ファンの僕も、『歌門来福』で予習済みですのでキチンとやっていますよ~。
先輩方にとっては、意識しなくても自然に身体がそう動く感じなのでしょうけど・・・。

24曲目「ラヴ・ラヴ・ラヴ

Tigerssingle


陳腐な表現かもしれませんが、まさに感動。
多くの先輩方が仰るように、この曲は「バラード」ではないですね。演奏が凄まじい、ということもあるけれど・・・タイガースの「ラヴ・ラヴ・ラヴ」は、そういった括り自体を超越しているのだと感じます。

例えばこの曲を、スコアだけで見たら。
ワルツで、きれいなメロディーで、歌詞の言葉数も少なくて、丁寧なスコアの場合だと「slowly」とか注釈つけるわけですから、これはどう見ても一目ではバラードなわけです。
それに、以前も書きましたが、僕がこの曲を初めて知ったのが『ZUZU SONGS』のDVDで・・・普通に「美しいバラード」だという感想を持ちました。

そして実は『ジュリー祭り』で生で聴いた段階になっても、僕はまだ「ラヴ・ラヴ・ラヴ」をバラード認識したままでした。
鉄人バンドも、結構ハードな演奏なんですけどね・・・。にもかかわらず、です。


この違いは、やはりベースとドラムスということになるのでしょうね。『ジュリー祭り』と変わっているのは、正にそこですから。

サリーのベースは、とにかくうねりが凄い。
エンディングでは、何かに取り憑かれたかのような手数とグルーヴ感です。
ジュリーが「LOVE」と一回歌う間に”3連符×3”の9音を1小節内で弾いています。しかもそれが単に3連符の
「だだだ、だだだ、だだだ♪」
という音ではなくて
「どわどわどわ、どわどわどわ、どわどわどわ♪」
といった感じで、うねるのです。
サリーが1音1音、指を細かく震わせて弾いていることが、音を聴くだけで分かります。

そしてドラムス。
やっぱりエンディングが凄くて、これは初日のレポートにも書きましたが、ピーの”左右シンバル鬼連打”が炸裂しまくります!
叩き方も、まるで高速のロック・ナンバーを演奏しているかのように、「ぱし~ん!」と横殴りに打つのです。
シンバル、向かって左から右へのなぎ倒すような連打。
僕はピーのドラムスで一番カッコイイのは「ラヴ・ラヴ・ラヴ」のこの瞬間だと思うのですが、いかがでしょうか。

しかし、そんな中で・・・。
一番の極めつけは、ジュリーのヴォーカルではないでしょうか。
”美獣の咆哮”度は、「怒りの鐘を鳴らせ」すら凌ぐかもしれない・・・。

2階席から観ていると、ジュリーの身体からとんでもないエネルギーが溢れ出ていて、それが曲の進行と共にステージ全体を覆い尽くしてしまうように感じました。
四散するそれは、やがて客席にも・・・。

初日は、サビ部で「Lの字」を作りゆっくりと腕を上げたジュリー。
それがこの日はね。

最初からですか!
最後までですか!

2番の歌メロに入った時
「ジュリー、一度腕を下ろしてくれないかな~」
と考えた人、正直に挙手して!(「はい!」)

まぁ、ジュリーが腕を下げない以上、こちらが先に下ろすわけにはいきません・・・。
僕も必死でついていき、会場のみなさまも頑張りました。2階から見下ろす「L」の波は素晴らしかったですよ~。

しかし本当に、「Lの字」が右手で良かった(左の四十肩、いまだに治らず涙)。

ところで、僕は絶対音感がないですし、2度の参加会場の席ではギターのコード・フォーム確認もできなかったため、今回の「ラヴ・ラヴ・ラヴ」のキー設定はまだ分からないのですが、何となくイ長調→ロ長調な感じがします。
ラスト近くで、周りの迷惑にならない程度に声に出して一緒に歌ってみたんですよ。
やっぱ、高い!
とても継続して歌い続けることはできませんでした。

このように、今ツアーの「ラヴ・ラヴ・ラヴ」はあまりに見所、聴き所が多くて・・・泰輝さんがピアノとオルガンをどのように使い分けているか、など、鉄人バンドのバッキングをまだ把握しきれていません。
きっと素晴らしい演奏をしているに違いないので、大宮ではその辺りを確認したいのですが・・・フルコーラス「Lの字」状態の中で、ヤワな僕に果たしてそんな余裕が生まれるかどうか・・・。

何とか頑張ってみます~。

☆    ☆    ☆

今回は本当に、長くなってしまいました。
完成までずいぶん時間がかかり、お待たせして申し訳ありませんでした。
特に、携帯でご覧の方々には、更新チェックで多大なお手数をおかけしたのではないかと・・・。

ちょうど去年の秋のソロ・ツアーの頃に、J先輩やJ友さんから「携帯24分割」と言われ、そのあり得ない大長文をネタにされていた拙ブログですが・・・もはや時代はさらに倍の48分割です(今回はそれに近いトコまでいったはず)。

実は初日のレポート執筆途中で
「なかなか終わらなくてすみません~」
と言っていたら、ある先輩が
「そのまま、DYさんらしくネチネチと書いてください」
と仰ってくださり、とても励まされたものです。

ですから今回の10・2については最初から、お言葉に甘えてじっくり書こう、という気持ちで執筆に臨みました。

考えてみたら、僕は筆が速い方ではないし、その分鮮度に劣ります。せめて長くなければ・・・それが唯一の取り柄、と言うかウリのような気もしますしねぇ・・・。

とにかく、読んでくださる方々がいらっしゃるから、頑張れます。いつもありがとうございます。

次参加の10・30大宮からは、ネタバレを解禁して(遅)、本館の方にレポートを書きます。
こちらside-Bとは、来年のジュリーのソロ・ツアーまでお別れかな?

大宮や横浜、鹿児島のレポートは、今回ほど長くなるかどうかは分かりませんが・・・スタイルとしては、「相変わらず」でやっていきたいと思っています。
よろしくお願い申しあげます。

でも、武道館では64分割くらいを目指そうかな・・・。


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2011年9月10日 (土)

[ 伝授・特別編 ] 9.8 『沢田研二 LIVE2011~2012』 東京国際フォーラムA セットリスト&完全レポ

2011年9月8日。
あれほど遠くに感じていたこの日が、とうとうやってきました。
昨年のジュリーLIVE、仕事を早退して会場に向かおうとしたら途中で電車が止まって焦りまくったという経験から、今回は何とか調整して有給休暇をとっています。
起きたらカミさんが「今日は暑いよ」と。
結構結構・・・このところの台風、大雨には困っていたところです。この特別なツアー初日を、爽やかな青空で迎えられるなんて、最高ではないですか。

さて、東京国際フォーラムA。
僕は仕事でCの方には行ったことがありますが、周辺をウロウロしたこともなく・・・実は僕の東京人生は西北部に偏っておりまして、有楽町なんてのはもう、おのぼり感覚になってしまうのでございます。


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はとバス、チェ~ック!

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直前の喫茶店タイム、おいどんはチョコパフェを食べたとです。これで1260円するとです。東京は怖いところでごわす。

で・・・フォーラム敷地内へと入りましたのが、午後5時。
色々な方々とご挨拶する予定でいたのですが・・・人、人、人・・・。それにやっぱり広いです!CCレモンホールに慣れてしまっているだけにね・・・。

長崎、長野、名古屋、三重といった遠征の先輩方と無事遭遇した後、とりあえず早めにホールに入って自席に着き、見つけて頂くしかなさそうだと思い、長い行列に加わっての入場。
広いねぇ・・・席まで辿り着くのにエライ時間が・・・。10月フォーラムが初、という方々、どうかお気をつけてくださいね。フォーラムAは、入場してからが大変です!

入場してすぐ、お馴染みakichanご夫妻にお会いしました。
これからのツアー、早速ご夫婦での遠征も目前になさっていらっしゃるそうです。うらやましい・・・。

さて席まで辿り着きますと・・・う~ん遠い。
僕は1階45列。CCレモンホールの1階最後列が29列ということを考えますと・・・ステージは遥か遠方です。
でも、今回は多くのタイムリーなジュリーファンのお姉さま方が2階席の憂き目に、というお話を多く伺いました。初日という特別なステージに参加できるだけで、贅沢は言っていられません。
それに、椅子周りは結構スペースがあります。これは・・・「シーサイド・バウンド」のステップは行けるんじゃないかな?

で、あちこちからの眺めを確認しようとウロウロしておりますと、多くの顔馴染みの方々に見つけられたのを皮切りに、次々と諸先輩のお姉さま方との初対面を果たすことに。
はちべー様、京京様はいつもネットで目にするお名前の方で・・・光栄です。
お名前は伺えませんでしたが、「ピーのファンです」と、話しかけてくださった、老虎再来Tシャツのお姉さまからはおみやげまで頂いて・・・。
そうか、今日いらしているのはジュリーファンだけではないのだ、とあらためて実感。

さらに、「いつかお会いしたい」と思っていた星のかけら様、いつもお世話になっている、かの様に初めてお会いできたことはとても嬉しく、それがタイガースの時に巡ってきたというのは、以前「こっちを向いて」の記事に書いた予感が現実になったようで、感激いたしました。

そしてこの日格別だったのは、震災以降のご心労の中、お忙しい中でこの日を心待ちにし、僕のセットリスト予想記事をずっと応援してくださった、27年ロマンス様とお会いできたことです。
僕は、ジュリーをきっかけにお会いする方々の中にあって、同世代の男性とお会いする、というのは初めてのことだったんですよね。

あっという間に時間が過ぎてしまいましたが・・・お会いしたみなさま全員に、「武道館ではまた必ずお会いしましょう!」と、この場を借りましてお伝えしたいです・・・。

そして、遂に時は来ました。
ブザーが鳴り・・・暗くなった場内に流れるBGMは、何と「G.S. I LOVE YOU」!
カミさんが隣で「なるほどね~」だって。
ジュリー自身が作曲した、グループサウンズ賛歌。

「何が始まるんだろうね・・・」僕はそう答えました。
だって、いつもとは違う・・・雰囲気が。うまく言えませんけど。

それはそれは、ずいぶん長く感じたけれど・・・(「G.S. I LOVE YOU」ってそんなに長い曲じゃないよね汗)。
とうとう、8人のメンバーが入場してきました!

凄まじい拍手です。
ここも、いつものソロLIVEとは明らかに違う・・・僕の左前方席のお姉さまは、このメンバーの登場シーンだけでスックと立ち上がりました。
「えっ、まだ?」といった感じですぐにお座りになられましたが、こういったことも含め、ジュリーのソロLIVEの”会場全体が慣れた感じ”とは別の光景です。

メンバーが定位置に着き、向かって左横向きのドラムセットにGRACE姉さんが座ります。なるほど、どちらかのサイドに寄った方が、パーカッション演奏の場合には効果的ということですか。
中央のドラムスにピー。
上手にタロー、下手にサリーは事前の予想通り。

「さぁ、1曲目・・・何が来る」と・・・無意識のうちに”イントロ”を待っていた会場に、突如響いたのは楽器の音ではなく・・・。

1曲目「ミスター・ムーンライト」

ジュリーの絶唱からスタート!
衝撃的な1曲目・・・セットリスト予想記事を書いている最中に、「ファニーズ時代の宝物のような曲だ」と、J先輩に教わりました。
そして本当に初日直前になって、いつも拙ブログにコメントをくださる74年生まれ様が、この曲の1曲目を熱望していらっしゃいました。お見事!

「ツイスト・アンド・シャウト」と並び、ビートルズのオリジナルでないながらも”ビートルズ・ナンバー”としての方が有名で、通りの良いナンバー。
初めて観たタイガースの「ミスター・ムーンライト」は、オリジナル寄りなのかビートルズ寄りなのか・・・これは言うまでもない、ジュリーのヴォーカルが初っ端から証明しています。「ミスター・ムーンライト」をビートルズ・ナンバーとして有名にしたのは、あのジョン・レノンのいきなりの絶唱なのですから。
そして・・・演奏もビートルズ・ヴァージョンでしたね~。

まず、間奏でフィーチャーされるのがリード・ギターかハモンド・オルガンか、というのがオリジナル・ヴァージョンとビートルズ・ヴァージョンの大きな違い。
さらにビートルズ・ヴァージョンの特徴は、スネア・ドラムを使用しないドラム・プレイ。基本的にタム・プレイなんです。
ピーは、ずっとタムを叩いていました!
レフト(高い音)からライト(低い音)へと、流れるように叩く・・・その繰り返し。
ビートルズの音源では、ドラマーのリンゴ・スターはそれに加えてペダル・ハイハットを踏んでいるはずですが、僕の席はなにせフォーラム45列・・・ピーがそこまで網羅していたかは肉眼では確認できませんでした。
でも、たぶんやっていたのだろう、と思います。全体的にビートルズ・ヴァージョンに忠実に演奏されていましたから。

GRACE姉さんの担当は、クローズ・ハイハットの刻み。他にアフリカン・ドラムのフレーズを叩いていたような気も・・・こちらについても次回、なんとか近い席で確認したいですが・・・。
「高い音の打楽器」がゴソッと抜け落ち1曲目からモコッとした音響になるのを防いでいます。

そして、この「ミスター・ムーンライト」が、「40年ぶりのステージ」となるピーの身体を慣らし、緊張を解くには最適のドラム・パターンを擁する楽曲であることも言っておかねばならないでしょう。
それが、ファニーズ時代の記念碑的な曲の中にあった・・・それこそ、40年以上前からこの2011年9月8日のステージが決まっていたかのような、運命的なものを感じさせます。
セットリストは、並み居る先輩方をもってしても想定外の、しかしこのメンバーでしかあり得ない、素晴らしい幕開けとなりました。

・・・って、この1曲目、僕はほとんどピーとGRACE姉さんしか観ていない、という、いつものジュリーLIVE参加時とは全然違うスタートになっています~。

2曲目「ドゥ・ユー・ラヴ・ミー」

デイヴ・クラーク・ファイヴ・ヴァージョン!
ノッケから洋楽カバー連発・・・そうか、これがタイガースなんだ・・・。ジュリーは「タイガース」と名乗ることをしなかったけど、観る側は「タイガース」でいいんだ・・・そんな気になってきます。

さ~て、「ミスター・ムーンライト」で肩慣らしを終えたピーが、いよいよ本格的なドラム・プレイを見せてくれます。
「エイト・ビートを叩いているのを見れば、どんなドラマーかはすぐ分かる」・・・古くからロック界にある言葉です。そして、いよいよ全貌を現したドラマー・ピーのエイト・ビートとは・・・。

パワフル!
突っ込む!

イメージ通りだ~。間違いなくピーがいる、と、タイムリーなタイガースファンの先輩方は実感したに違いありません。
ところどころ、走ります。遅れるんじゃなくて走るってのがイイじゃないですか~。練習し過ぎてスピード感があり余っているんですよ、きっと。
もうね、この時点で、タイガース後期のドラムス演奏難易度の高い楽曲も今回やってくれるな、と思えましたもん。
ピーのあまりの暴れっぷりに、隣で見ていたカミさんが「ピー、持つんか?」と話しかけてきました。
「大丈夫」と答えましたよ。

そして・・・サリーですよ!
背の高い人がヘフナー持って立っているだけで、ロッカーとしてはそれなりに絵になるものですが・・・サリー、メチャクチャにカッコイイ!
雰囲気が違う、オーラが違う。
しかも、ピーと比べて、まったく緊張の色が見えません!

ベースはここまでのところ、堅実で懐の深いお父さん的な演奏です(それだけに、後半あんな凄いことになるとは、と今でも戦慄するのですが)。
この曲の見せ場はサリーの低音、キメのサイド・ヴォーカルです。もちろんDYNAMITE、初体験です!
ジュリーにバシッ!と指さされ、ひとりスポットを浴びての

「watch me now♪」

(後註:数日間、「I wnat to know♪」で晒しておりました。ごめんなさい。27年ロマンス様が「「watch me now」と書いていらしたので間違いないでしょう。歌詞の流れから考えると「watch me」と続くのが自然ですね。「know」って聴こえるんだけどなぁ・・・。まぁでもほら、僕は過去に「FRIENDSHIP」でとんでもない英語聴き取りをやらかした男ですけん・・・。それにしても、27年ロマンス様のレポート、メチャクチャ感動的です!)

素晴らしい!
会場にどのくらいの、かつての熱狂的なサリー・ファンが押しかけていたのか分かりませんが、大いにシビれたことでしょうね。

あとね、コーラス・パートの最高音、この曲は柴山さんが担当していて、追っかけ輪唱部ではサリー、タローに次いでバッチリ照明も浴びていました。
鉄人バンドはこのように、引き、押しを繰り返しながら、仕事人・・・プロの演奏、立ち姿に徹しました。必要とされる重要なパートがあれば演奏だろうがコーラスだろうがガンガン前に出ますし、出番の無い時は下がる。タイガースのオハコ的見せ場に際しては、一歩退く。
久しぶりのステージとなるピーやサリーが、この本番、特に初日・・・どれだけ心強かったことでしょう・・・。

それにしてもDYNAMITE、ピーとサリーに釘づけ状態。ここまでほとんどジュリーを観ていないぞ!
ジュリーファンとしてこの状況はどうなんだ・・・などと考えておりましたら、「そろそろ俺を見ろ!」とばかりに間髪入れずカッ飛んできた次の曲は・・・。

3曲目「タイム・イズ・オン・マイ・サイド」

Onstage

来ました!
洋楽カバー曲ジュリーのソロでも定番曲ですけど、僕は生で観るのは初めてなんです!
この曲でジュリーがジャンプするのを初めて観たということです。やっぱり釘づけになりますなぁ・・・よしよし、いつもの鑑賞体勢に戻ったかな?

初期ローリング・ストーンズ・ライヴ・ヴァージョンなのね~。
この曲はストーンズのLIVE定番曲でもあるんだけど、ストーンズだけに限っても、レコーディング・ヴァージョン、ライヴ・ヴァージョン含めていくつもの演奏ヴァリエーションがあることで知られているんですよ~。
色々あるんですが、例えば出だしの「Time♪」の歌い方が

①「た~~~~あ♪」
②「た~~~、あ~~あ、あ~~♪」
③「たい~~やい~、やいやい~♪」

この3つのヴァリエーションがあります。
ジュリーがこれまでどのヴァージョンを多くカバーしてきたのか僕は詳しくありませんが、タイガースの演奏は年代的に①か②のはずなんです。③は70年代後半になって登場した、超スローテンポのブルースっぽいヴァリエーションですから。
今回のツアー、初日は②でした。これは、ストーンズ初期の、主にLIVEでのヴァージョンなのです。
ラストを「Time、Time、Time♪」と連呼にしてソウルフルに歌うのがこのヴァージョンの肝。ジュリー、メチャクチャ気持ち良さそうです。
やっぱり3連符ロッカ・バラードのジュリー・ヴォーカルは最高!

DYNAMITE、この曲では一転してジュリーしか観ておりません。リード・ギターは誰だったんでしょ・・・(汗)。

~MC~
(記憶、曖昧です~)

ついにこの日を迎えることができました。
この4人が揃うと、フンコ~してしまいます!(大拍手)
(やや間を置いて)
・・・・・・あ、興奮してしまいます。

今回の特別ゲストです。
(ひとりひとりの位置にに手をかざして)
ドラムス、瞳みのる!(すごい拍手、悲鳴つき)
ギター、森本太郎!(大拍手)
そしてベース、岸部一徳!(大拍手)
そして、鉄人バンド!(大拍手)
そして、ジジ~です!(と、僕には聞こえたけど・・・。近くの方が「え~~~!」って言ってたし・・・。まぁでも、すごい拍手でございます)

こんな世の中だと言うのに、たくさんお越し頂いてありがとうございます。
さきほど始まる前に、2階席の後ろまで行ってみました。遠かったです。(これは、『師走-ROMANTIX-』の時も言ってましたね)
まるで外国に来たみたいでした。
でも・・・(手を振って)聴こえますよね~!?

最後までごゆっくり、楽しんでください!

4曲目「
僕のマリー

Tigerssingle

僕は開演前に長崎の先輩に、『G.S.パニック』のインタビューを先に読むと若干ネタバレするかもしれませんよ、とか言ってたんですが・・・ここまでの洋楽カバー3連発、見事なまでに「ファニーズの頃に戻って」というコンセプトだったわけですね。インタビューで挙がっていた曲ばかりでした。

とすれば、ファニーズ時代から今度はメジャー・デビュー曲を、という流れは必然でしょうか。
『ジュリー祭り』で、ジュリーがこの日のために封印した(んだと思う)、タイガースのファースト・シングル「僕のマリー」がこのタイミングで来ました!

会場も、イントロのベースから「キャ~!」ときましたね。
ジュリー、サリー、ピーと観まくっていましたから記憶があやふやなのですが、リード・ギターはタローだったよね・・・?

ピーがドラムを叩き、サリーがベースを弾き、ジュリーが歌う「僕のマリー」。後追いの僕にはうかがい知れない思いが会場に充満するのを感じながら、それでもステージのメンバーは何て自然体なんだ、まるで何十年も続けて一緒にやってるみたいじゃないか・・・そんなことを考えました。

5曲目「
モナリザの微笑

Tigerssingle_2

おもむろにタローがギターをおろした瞬間、ピ~ンと来ましたけどね。
「モナリザの微笑 featuring タロー's harmonica」!
さすがに電気ハーモニカではありませんでしたが・・・。
先日この「モナリザの微笑」の記事で書いたんですけど、『THE TIGERS ON STAGE』では、おそらくタローのハーモニカ演奏の難易度に合わせてキーをオリジナルより半音上げているのです。
ただ、それは当時の電気ハーモニカの形態から必要だったことで、普通のハーモニカの場合はキー対応の機種がありますから、今回の「モナリザの微笑」はオリジナルと同じロ短調だったんじゃないかなぁ。絶対音感が無いので分からない・・・ギターがベースのフォームを近くで観たらハッキリするんですが・・・。

ピーのドラムスは、『フィナーレ』の激烈なヴァージョンではなく、『オン・ステージ』の陽気なヴァージョン。
「僕のマリー」「モナリザの微笑」ともに短調の物悲しいメロディーなんですけど、ピーの初期型ドラミングは67年当時から、短調の物悲しさの中に一筋の明るい空気を流し込み、楽曲全体の健全なポップ性、気品を上げていたんだと僕は思っています。
短調の曲なのに、全然湿っていないんですよ。これは間違いなく初期タイガースの特性だと思いますし、その特性をピーの陽気なドラムスが担っていたのではないでしょうか。

僕は、中井さんが観たかったのはそんな演奏だったんじゃないかと思っています。初日の「僕のマリー」「モナリザの微笑」は正にそういう演奏でした。
僕の席からは、ひとつの空席も見つけられなかったけど・・・中井さんは何処からステージを観ていたのかな・・・。

6曲目「
銀河のロマンス

Tigerssingle_3

この曲のイントロを聴くと、『ジュリー祭り』を思い出すなぁ・・・。
あの時は、隣のお姉さまが「ビクン!」って反応して、僕は一歩遅れて「あ、タイガースの曲か・・・」と気づかされる、という典型的な新規ファン状態でしたね。

初日には、ジュリーLIVE、あるいはタローのLIVEにも行った経験のない、本当に40年ぶり、というタイガース・ファンもいらっしゃったでしょう。
「僕のマリー」「モナリザの微笑」「銀河のロマンス」・・・このシングル3連発はさぞシビれたことでしょうね~。

ピーのシンバル打ちが優しかった~。
GRACE姉さんの「しゃららららら、ら~♪」も、良かったなぁ・・・。

あとね、例の「シルヴィ~、マイ・ラヴ♪」での「ジュリ~!」シャウト・・・一応デビューしてはみたんですけど、あれは叫べば良いんですかそれともメロつけるんですか~!
すご~く自信なさげな、遠慮がちな「ジュリー!」デビューを果たしてしまいました。
次、リベンジ!

7曲目「
坊や祈っておくれ

Tigersbox

ツアーを前にした7月から、僕は”セットリスト予想”として20曲のタイガース・ナンバーを採り上げ、結果として20曲中7曲のみ的中、という自分としてもかなり不本意な低確率に終わったわけですが、初日が終わって、書いておいて良かった、と改めて思った曲が2曲ありました。
それが「怒りの鐘を鳴らせ」と、この「坊や祈っておくれ」です。

記事では、タローのピアノをフィーチャーしたステージを予想しましたけど、結局ピアノは泰輝さん。
『サウンズ・イン・コロシアム』では他楽器も鳴っていたのに対し、今回のツアーでは、伴奏はピアノ1本です。ピーのドラムスもこの曲では完全にお休みのようでした。
サリー、タローはコーラスに専念。ジュリーのヴォーカルに”祈り”が宿ります。
どのタイミングでしたか、ジュリーは「当たり前に初日を迎えられたとは思っていない」と言いました。
そうなんです。わずか半年ばかり前に、当たり前であることが、当たり前ではなくなった・・・それを日本は経験しました。
それがあったからこそ、多くの先輩方も僕も、この「坊や祈っておくれ」が今回のセットリストに採り上げられるだろう、と予想したわけです。

初日が終わり、本館”DYNAMITE-ENCYCLOPEDIA”は翌日に3000超のアクセスを頂きましたが、「坊や祈っておくれ」の検索で訪れてくださった方が非常に多かったのです。光栄なことです。
拙ブログで表示している検索フレーズ・ランキングや、人気記事ランキングで「坊や祈っておくれ」の記事が突然上位にランクインされたから、ネタバレ我慢中のみなさまには、この曲だけはバレちゃったかな・・・?

しんみり聴かせる「坊や祈っておくれ」。
でも、客席はスタンディングのままでした。僕から見える範囲では、初日フォーラムのお客さんは最初から最後まで立ちっ放しだったのです。
タイムリーなタイガース時代は、どうだったんでしょうか・・・。

~MC~
(記憶は曖昧でございます~)

(ジュリー)
「作曲・森本太郎、作詞・岸部一徳、「坊や祈っておくれ」。知る人ぞ知る・・・知らない人はまったく知らない、自画自賛、我田引水、手前味噌・・・名曲です!
さて、今回40年ぶりにこの4人が集まったわけですが・・・どうですか~、官房長?」

(サリー)
「僕は・・・30年ぶりです」

(タロー)
「(サリーを指さして)もう役者には戻りたくないらしいですよ」

(サリー)
「いやいや」

(タロー)
「そう言ってたじゃん!」

(サリー)
「いや、戻りたくない、とは言ってない。戻れるかな・・・と」
(笑)

(ジュリー)
「(タローを差して)こちらはずっとやってるもんね」

(タロー)
「みんなみたいにカッコ良く、何十年ぶり、とか言いたいけど・・・1週間ぶりかな」

(ジュリー)
「こっちは3ケ月ぶりくらい」

(タロー)
「ずいぶん長い休みじゃない!」

(ジュリー)
「そして・・・いよいよこちらは40年ぶりですよ(ジュリーがドラムセットに近づくと大歓声が)・・・ニイハオ!」

(ピー)
「ニイメンハオ!」

(ジュリー)
「40年ぶりなのに、全然変わってない・・・。身体が成長していないんです。ワタシよりも2つ年上なのに、全然成長していない。40年ぶりですよ」

(ピー)
「秋だというのに、今日はまだまだキンチョーの夏、って感じですが・・・」

(オヤジギャグ炸裂に爆笑の会場、唖然の他3メンバー)

(ジュリー)
「先生がそんなギャグ言っていいの?」

(タロー)
「おかげで涼しくなったね」

(ピー)
「生徒が寝ないように言うんです。でも、今日のみなさんは起きていらっしゃるようで、嬉しいです」

(ジュリー)
ピーは練習ばっかりしてるらしいんですよ。大変です。
この前は(ピーが)家の鍵を落としちゃってね・・・練習終わってから、移動した店で「鍵が無い」と気づいて、1時間くらいかけてひとりで探しに帰って。
横浜の遺失物案内所とか教えてあげてね・・・。いや、実はワタシもよく落とすんですよ。でも・・・よく返ってくるんです(笑、拍手)。
で、こっちは心配して、「見つかったかなぁ。連絡ないからダメやろなあ」言ってたらピーが遅くなって店に帰ってきて、「どうやった?」と聴くと「うん・・・それが・・・あったんや~!」って!(笑)
それが元先生のすることですか~?(笑)普通は見つかったらその場で「あった」と連絡するでしょうよ・・・。
(註:ジュリーはさかんにピーのことを○○と形容詞で表現していたんですが・・・何だったかなぁ。「カワイイ」でもないし「ヤンチャ」でもないし・・・思い出せません泣)


(後註:
まずは・・・nyao様、Suna様、助太刀をありがとうございました~。
そう、ジュリーはピーのことを「お茶目」と言っていましたね!
どのくらいお茶目か、ということで、鍵を無くした時の話をして、「それが先生のすることですか!お茶目でしょ~」って。
本当に嬉しそうなジュリーのMCでしたね!

そしてkaneko様、ありがとうございました!
僕の位置からはよく聴こえなかったのですが、ピーは「ニイメンハオ!」と応えたのですね。
確か「ニイメン」が「みなさん」という意味ですよね。「ニイメンハオ」・・・なるほど~。
勉強になります!)

(ジュリー)
まぁなんだか年寄りじみた話になってまいりましたが・・・次は、タローが歌います!

8曲目「ビコーズ」

デイヴ・クラーク・ファイヴ・・・?
僕、この曲分かりませんでした(汗)。終わった後ジュリーがタイトルを言ってくれなかったら、打ち上げで先輩方に「あの~・・・」となっていたところ。

タローは、自分が主役の時に「オラ~ッ、俺を見ろ!」って感じにはならないんですねぇ。そこが、タローなんですよね・・・きっと。
とにかく、穏やか。ロックンロール魂というのは色々な形があって、タローの場合は「俺がロックだ!」というのではなく、最高の仲間と一緒にやる音楽、それこそがロック、というスタンスなのかな。

開演前、27年ロマンス様に、タローとスーパースターの普段のステージについて色々とお話を伺いました。
元オフコースの清水さんが「はだしで」を歌うんですよ、と聴いて、俄然興味沸きまくり・・・。
今回のツアー中は、自らのタイガース・ナンバーを封印するかも、とかいうことなので、武道館が終わったら・・・僕も一度行ってみなきゃね!

しかし、てっきり今回のタローのリード・ヴォーカル曲は「イエロー・リバー」か「ルート66」じゃないか、と事前予想していましたので意表をつかれましたよ。
こりゃ、ピーもヘンリーとは限らないぞ、僕の知らない曲が来るかも、と思いながら観ていました。
結果、知らない曲ではありませんでしたが、予感は的中することになります。

9曲目「サティスファクション


タイガーズのLIVEは、(ジュリー以外の)メンバーがリード・ヴォーカルをとるコーナーがあったことを勉強済みでしたので、次はサリーかな、ピーかな、と考えておりましたら、ジュリーの「ノリノリで行くぞ~!」(だったかな?)のひと声でいきなり次曲へ。

一瞬虚をつかれましたが、このお馴染みのギター・リフのイントロが来れば反射的に身体が動こうというもの。
DYNAMITE、「サティスファクション」についてもジュリーのソロ通じて初めて生で体感します(本家ストーンズの方は、1度だけ生で聴いてる)。

で、これは・・・「おかえりピー・ヴァージョン」ということでよろしいですかね~。
この曲の肝は何と言っても
「I can't get no・・・no,no,no♪」
から続く

だん・だん・だだだ・だだだ・だだだ!

というドラムソロなわけですよ。
今回のテイクは、エンディングの本当に最後の最後に「ラストもドラムにキメてもらうぜ~!」とばかりに1箇所、ピーのドラム・ソロが足されているのです。それを合図に演奏も終わるというね。このパターンは、ストーンズのオリジナル・ヴァージョンには無いヴァリエーション。
かつて、ジュリーのソロで似たパターンはあったみたいだけれど、ここまで徹底はしていないでしょう。
もうね、主役はこの人!ってくらいピーの演奏に主眼を置いたアレンジなんです。
そんなアレンジの「サティスファクション」・・・ジュリーのヴォーカルの、何と楽しそうなことよ!
そして、サリーとタローも・・・。

え~と、記憶がゴッチャになってるんですが、サリーとタローが立ち位置を変わってガンガンに弾きまくっていたのは、この曲でしたっけ?
次の「ジャスティン」だったような気もするのですが・・・ハッキリ思い出せません(恥)!

GRACE姉さんのタンバリンは、Aメロの時点ですでに「たん・たん・たたたん♪」とリズムを刻んでいて、新鮮でした~。

10曲目「ジャスティン」

怒涛の「サティスファクション」が終わると、ジュリーが
「次は・・・40年ぶりにピーが歌うで~!」
と。
いなや当然の
「きゃ~~~!」
でございます。やっぱり凄い人気だ、ピー。

ピーはドラムセットから、ひょい、という感じで身軽に飛んできます。おおっ、仕草がいちいちカッコいいぞ!
「僕、もうトシですから」みたいな自虐オーラは一切無し!

で、曲はやはり「ヘンリー8世君」ではなく・・・
「ジャスティン!」

いえね。僕はさも、「ジャスティン」ね・・・知ってるよ!みたいな感じで書いていますけどね。白状しますと、3ケ月前の僕だったら、演奏が始まっても「?」だったと思います。
それまで、タイガースのレパートリーであることも、ピーのヴォーカル曲であることも知らなかったのです。

では、そんなド新米の僕が何故事前にこの曲を知り、ピーの曲だと認識し得たか。
それはすべて、あの素晴らし過ぎるピーのファンサイトのおかげでございます!
そちらには、『PEEがステージで歌った曲』というカテゴリーがあり、ピーがヴォーカルをとったタイガース・レパートリーの洋楽ヴァージョンでの映像を楽しむことができるのです。今回のツアー、このコーナーに助けられた新規ファンはとても多かったのではないでしょうか。
かく言う僕もこの数ヶ月、ピーのヴォーカル曲をすべて、こちらで予習させて頂いていたのです~。

ですから初日、イントロですぐに「ジャスティン」だと分かりました。
のっけから、ジュリーの裏声追っかけコーラスにも瞬時にノッていけたし、コール&レスポンスのシ-ンも待ち構えていることができたのです。ありがとうございます!

さて、そのコール&レスポンス。
ピーがやった1度目は、予習動画と同じ
「へ~~~ええ♪」→「ほ~~~おお♪」
とやったわけですが・・・。

(後註:正しくは「え~~~い♪」「お~~~う♪」のようでございます。「『与作』じゃないんだから!」とメイ様に怒られました汗。フォーラム初日、DYNAMITEが何の疑いもなく大音量で「へ~~~え♪」「ほ~~~お♪」とレスポンスしていた、という恥辱の事実を記念し、記述自体はこのまま残します涙)

2度目は、ジュリーが仕切ります。
「瞳みのるの今後の健康と発展を祈って(だったかな・・・)・・・ご唱和願います」
という前口上から

ジュリー「ぴ~~~いい♪」
会場
「ぴ~~~いい♪」

「ちょっと待って!」
と、ここでコールをやめてしまうジュリー。
「腹の底から声出してる?ダイエットや、言うて食べてないの?食べてダイエットしなさい!腹の底から声を出しなさい!」

仕切り直し。
ジュリー「ぴ~~~いい♪」
会場
「ぴ~~~いい♪」
ジュリー「ぴ~~~いい♪
会場
「ぴ~~~いい♪」
ジュリー「ぴ~!」
会場
「ぴ~!」
ジュリー「ぴ~!」
会場
「ぴ~!」
ジュリー「ぴ~~~!」

そしてひと回し後、もう一度、真打ち・ピーの出番です。今度は挨拶がありました。
「瞳みのるです。ロング・グッバイの後で、帰ってまいりました。知らない人もいらっしゃるかと思います。もう一度言います。瞳みのるです」
から
ピー「ぴ~~~いい♪」
会場
「ぴ~~~いい♪」
ピー「ぴ~~~いい♪
会場
「ぴ~~~いい♪」
ピー「ぴ~!」
会場
「ぴ~!」
ピー
「ほえゃあ!」
会場
「ぴ~!」
ピー「ほわやぁああ~~~!」

出た~、生ほわやぁああ

何と楽しい、何と痛快な男なのでしょう、ピー。
これが、あのピーなんですね、これが!
赤いパンツで颯爽と駆け回る・・・ジュリーと入れ代わり立ち代わり、二人でステージの端から端へ。
しまいにはドラムセットのフロアから、ステージにジャンプ!

そして・・・この曲ではタローがメチャクチャ嬉しそうにギターを弾くんですねぇ・・・。普段は地味でも、こういうところにタローの本質が見えるんですね。

もうひとつ。
この曲の間奏リード・ギターは、下山さんがバリバリ・ゴリゴリに弾きました。ジュリーのソロの時ほどじゃないけど、せり出していましたよ。スポットも当たってましたし。

本当に楽しい曲が終わり・・・ステージの8人は袖に消えていきます。
そうか・・・だからピーも後を考えずに大暴れして大丈夫、安心なのか!
ジュリーの構成、ちゃんとそこまで考えているよね。

~休憩~

『BALLAD AND ROCK'N ROLL』以降、このLIVEでの休憩時間には賛否ありましょうが、僕は今回ありがたかったです。開演前にお会いできなかった先輩にもこの時間に会えましたから・・・。

そして、再びブザーが鳴り・・・。
流れたBGMがこれまたビックリ・・・ローリング・ストーンズの「リトル・レッド・ルースター」ですよ!
「キング・ビー」と並び、ストーンズのレパートリーの中でも最も泥臭い位置づけとされる、リズム・アンド・ブルース。

これは、どういう意図だろう・・・?ピーのリクエストなのかなぁ。

え、どういう歌か、ですって?
ズバリ・・・サカリまくって手当たり次第に雌鳥に突撃しまくる雄鶏の歌です!

”老いて盛ん”ってことなのか、”俺たちゃ現役”ってことなのか・・・よく分かりませんが、会場のロック・ファンは喜んだんじゃないですかね~。メチャクチャ渋い選曲ですもの。

が、途中で1回、ブチッ!と音が切れましたね。すぐにかけ直してたけど、あれは音響のミスだよね・・・。
(まぁ、京都ではもっと凄まじいアクシデントがあったらしいですけどね。京都のスタッフさんの気持ちを考えると、恐ろし過ぎて・・・。
1曲目が「ミスター・ムーンライト」だったのが不幸中の幸いだったかも。演奏から始まる曲だったら下手すると・・・あぁ恐ろしい!)

「リトル・レッド・ルースター」が流れる中、万雷の拍手に包まれて雄鶏・・・いや失礼、老虎と鉄人の8人が再び姿を現しました。


(後註:お返事がまだなのですが、chacha様より素敵なコメントを頂きました。A.C.B.時代、ステージの合間合間にこの「リトル・レッド・ルースター」がよく流れていたのだそうです!これはもう、老いて盛んとか俺たちゃ現役とかそういう安易なことではなく、「A.C.B.の頃」をコンセプトにした選曲に間違いありませんよ!今回のツアーでこの選曲が無ければ、僕のような新規ファンは一生知ることがなかったであろう貴重なお話を伺うことができました。chacha様、本当にありがとうございました!)

さぁ、後半です!
まだ10曲しかやってないもんね~、と、ここまでの曲数を数えていたDYNAMITEもウキウキでございます。
(最後まで、やるのは27曲と決めてかかっていた)


11曲目「淋しい雨

Tigerssingle_3


来ました!
この曲も今回聴けて嬉しかったです。
歌って欲しいんだけど・・・う~んどうかなぁ、と考えていた曲が、後半1曲目に来るとは。
後から振り返ると、ここから先は怒涛のタイガース・オリジナル満載だよ、と宣言するかのような後半のセットリスト配置だと感じました。

泰輝さんの、通常より1オクターブ低めで弾く、ピアノ16分音符を駆使した華麗なフレーズ。それに柴山さんがビシッ!と完璧なグルーヴで合わせるスリリングな演奏・・・。
これはいよいよ、”鉄人バンドを加え、オリジナル音源の奇跡的再現を披露”コーナーに突入といったところでしょうか。

この難易度の高い楽曲を涼しい顔で弾きまくるサリーのベース、そして、渾身のフロアタム連打で完全本気モードのピー。
本当にこの二人・・・何十年ぶりのステージなのでしょうか。ジュリーが「メチャクチャ上手い!」とトークショーで絶賛するのも納得ですよ~。素晴らしい!

エンディング、ジュリーの「あ~あ~♪」も最高に抜けが良くて・・・あぁ、そういえば新規ファンの僕が2009年春にタイガースのシングルコレを初めて聴いて、真っ先に好きになったのはこの曲だったっけ・・・と、しみじみ思い出しました。

ただ、「淋しい雨」が聴けたことで、ひょっとしたら「スマ
イル・フォー・ミー」はセットリストから外れたかもしれないなぁ、ともこの時点で僕は予感していたのでした。

12曲目「風は知らない

Tigerssingle_2

「淋しい雨」が終わると、ステージにおもむろにローディーさんが登場し、柴山さん、下山さん共にアコギにチェンジ・・・こ、これはもしかして・・・。

そうです!
あの、「風は知らない」・・・正真正銘タイガース・ヴァージョンの柔らかなイントロが始まりました~。
これまた大興奮でございます~。
後半のセットリストは”DYNAMITEがタイガース・シングルコレを初めて聴いた時に感動した曲シリーズ”でまずは攻めてきたというワケですね~(違)。

「風は知らない」は、オリジナル音源もアコースティック・ギターがメインです。
そんな柔らかな構成を応用したような感じの、『ジュリー祭り』のジャングル・ビート・ヴァージョンも素晴らしかったけれど、やっぱり僕は今回、この「風は知らない」を、タイガース・オリジナルのアレンジで聴きたかったのです。
ツアー直前に作成し記事に添付した、タイガース記事リンク用エクセルのひとことコーナーにもそう書きました。
新規ファンの小さな夢が、ひとつ叶いました!

興奮してしまって、イントロのアコギ・アルペジオを誰が弾いているのかチェックし忘れ、間奏の同フレーズを待ち構えて確認することに。
弾いているのは・・・。

下山さんだ~!

このフレーズは、いわゆる”リード・ギター”ではなく、GmからAmへと移動する、ハイポジションのコードフォームでのアルペジオなのです。

そして、アルペジオの小節の頭にのびやかに絡むベース。オリジナル音源通りだ・・・素晴らしいぞサリー!
タローのギター(コード・ストローク)以外の楽器は、ピーのドラムス、泰輝さんのストリングス含めて、タイガース・ヴァージョンを忠実に再現してくれています。「淋しい雨」に引き続いての感動的なオリジナル音源・アンサンブル。

よく見えなかったのですが、GRACE姉さんはトライアングルでしたか?
全体的に、もっとパーカションの音量を上げてもいいと思うんだ~。
音響の良さでは定評のある大宮ソニックに期待!

13曲目「散りゆく青春」

Tigerssingle

DYNAMITE、初日までに必死でこの曲の歌詞を覚えて臨みましたよ。
おそらくやる、と思っていたこともありますし(タローの代表作のひとつと言って良いですしね)、会場が一体となって歌った、というコロシアム伝説があまりにも有名ですしね。

ただ、この日はまだまだ初日ということなのか、会場全体が大合唱、とまではいきませんでした。ジュリーのヴォーカルに合わせて歌っていらっしゃるお姉さま方もたくさん見かけましたけどね。”声が押し寄せてくる”という感覚までには至りませんでした。
これはやはり・・・来年のツアー・ファイナル、武道館でしょうね。

僕は毎回ジュリーのツアーのたびに、事前のセットリスト予想とは別に、”セットリストを振り返るコーナー”というのもやっておりまして、「君だけに愛を」は、武道館で作られるであろうジュリーの新たな”黄金の指炸裂神話”を体感してから書こう、と決めていました。
どうやら「散りゆく青春」も同じパターンになりそうですね。
2012年1月24日の武道館が、この曲の歌声で満たされる瞬間を是非体感しなければ~!
(往復ハガキを今日買ってきました~)

14曲目「花の首飾り」

Tigerssingle

とにかく、イントロからヴォーカル出だしにかけての会場の雰囲気と言ったらそれはもう・・・。
「息を飲む」という言葉がピッタリでしたね。しかも、会場全体が・・・。
先輩方にとって、あまりに想定外の選曲だったのでしょう。

ただ、僕は予想していました。ジュリーが「花の首飾り」を歌うことを。
覚えている方がいらっしゃるかな・・・僕はツアー前に執筆したセットリスト予想記事の最中に

実は、先輩方に「あり得ない!」と怒られそうなことも考えています

と書きました。
それこそが、ジュリー・ヴォーカルでの「花の首飾り」。

色々と考えたんですよ。
まず、仙台公演が決まった時にね・・・。
この公演は、東北・北関東のみなさまだけが参加して欲しい・・・特別にジュリーファン、タイガースファンでなくとも、震災で苦しんだ50代以上の年齢の方々に、特に集まって欲しい・・・勝手な考えかもしれませんが、そう思いました。
11月ともなれば、沢田研二のツアーにタイガースのメンバーが参加して、タイガースの曲をたくさん歌うらしい、という情報は充分かの地にも行き渡るでしょう。

11月という時期は、震災の影響で辛い生活が続く中にあって、ようやく地元の方々が、「久しぶりに音楽を聴こうかな」という気持ちになる・・・そんな時期なのではないかと思います。
そんな時、「タイガースが東北にやってくる」との噂。
「タイガースって、あのタイガース?もう還暦越えてるよね。メンバーはまだ元気にやってるんだ・・・観に行ってみようかな・・・」
そう考えて集まった人達にとって、「花の首飾り」はやはり必要な曲、求められる曲なのではないでしょうか。
もちろんそれは、東北に限らず、各地方の会場についても言えることかもしれませんが・・・。

第二に、これは最近分かったことですが・・・ピーが「好きなタイガース・ナンバー」として「花の首飾り」を挙げていましたからね。
ピーが「やろうよ!」と言えば、ジュリーも「よっしゃ!」となるのが必然なのでは・・・。

最後に・・・本来ならこの曲を歌うべき人・・・トッポを待つ、ということですよね。
京都では、その辺りについてジュリーがMCで語ってくれたそうですね。
武道館に限らず、待ち人が現れたら、ジュリーはいつでもコーラス・パートにシフトする決意なのでしょう。
京都のMCによると、オリジナルより1音下げてGmで演奏しているみたいですね。トッポが登場したら、Amに戻すのかな?
(Amの方が演奏は簡単です)

まぁそんなことを諸々考えたわけですが・・・。
にしても、ですよ。
ちょっと!メチャクチャ良いんじゃないの、ジュリー版「花の首飾り」!
トッポのヴォーカルだと、この曲に「危険な魅力」を感じる僕ですが、ジュリー・ヴァージョンは力強くて、まったく別の曲を聴いているようです。
僕だけの感覚かもしれませんが、「白鳥」が幸せそうなんですよ。
トッポ・ヴァージョンは、自分(歌い手)も相手(白鳥)も絶望へと堕ちていく感じがするんですが、ジュリーが歌うと、希望の歌になる。
もちろん、正規のトッポヴァージョンの負の魅力も素晴らしいんですけどね。ただ今回は、歌い手によってこうも印象が変わるのか!と驚きました。

あと、この曲でも「モナリザの微笑」同様、ピーのドラムスが初期タイガース・ヴァージョンなんですよね~。

からみ(カ~ン♪)つ(カ~ン♪)く(カ~ン♪)
よう(カ~ン♪)に(つつたつ、つつたつ♪)

って感じで、シンバルのタッチが優しいのです。
『フィナーレ』ヴァージョンだと

からみ(が~ん♪)つ(ば~ん♪)く(ばしゃ~ん♪)
よう~(どか~ん♪)に(つつたっつた、つたつっつた♪)

みたいに、激しいのよ~。
それはそれで演奏としては別の味わいでイイんだけど、今回のセットリスト、何曲かで見られた初期型演奏のドラムスで、ピーの今の気持ちが確認できたような気がして・・・後追いファンながら、なんだか嬉しかったのでした。

とにかくこの14曲目の時点で僕は
「よ~し、ツアー終了後の”セットリストを振り返るコーナー”は、「君だけに愛を」「散りゆく青春」そして「花の首飾り」でキマリだ~!」
と、盛り上がっていました。

あ、ちなみにセットリスト後半スタート直後の「淋しい雨」からこの「花の首飾り」までが

”タイガースはB面も名曲揃いだぞコーナー”

ということでいいんだろうか・・・(←コラコラコラ)。


15曲目「割れた地球」

Human

初日には、前曲「花の首飾り」のどよめきの余韻の中、ここでジュリーによる短めのMCがありました。
「タイガースの曲ばっかりです!この先もやる曲はすべてタイガースの曲です!」
・・・「花の首飾り」の直後に「タイガースの曲」と宣言しちゃったわけですよね~。

さて、僕は新規ファンということもあって、さほど「花の首飾り」をジュリーが歌う、という大きな出来事にも我を失うこともなく・・・。
つまりここまで、洋楽カバーで想定外の曲がきた以外、割と穏やか・・・いや、穏やかと言うと語弊もありますが、要は、最初からず~っとニコニコでステージを楽しんでいたのですね。
ジュリーのソロLIVEだと、そこがちょっと違う。
何百曲という持ち歌の中から、何が飛んでくるのか分からない・・・真剣勝負!的な緊張感を持って、僕は今までソロLIVEには臨んでおりました。

今回のタイガース仕様のLIVEは、そんな勝負感は沸いてこないんだなぁ、とか考えていて。
ひたすらに、楽しい・・・ニッコニコのコンサートが最後まで続きそうだ、と思い始めていた、その瞬間ですよ!

突然「割れた地球」のイントロが流れてきて、新規ファンの勘違い余裕な笑顔は、見事ブッ飛びました。

この曲を歌うのか・・・今年のツアーで!

僕の中では完全に想定外。
まだ「雨のレクイエム」の方が可能性はあると思っていました。と言うより「絶対にやらないだろう」と考えていたのが「割れた地球」。
だって、普通に考えたら、できないでしょう・・・。

柴山さんのギターが、あのジミ・ヘンドリックスの「パープル・ヘイズ」へのオマージュから来ていると考えられるリフを、激しく奏でるイントロ。
その段階で僕はまだ、「何故ジュリーが敢えてこの曲を選んだのか」という考察まで頭が回りません・・・。そこに気がつくのは、次の曲になってから。
とにかく、ただただ驚愕を持って演奏に聴き入ります。

サリーのベース、ピーのドラムスは、それまでの曲とは明らかに違いました。
まるで突き起こされるような感覚。凄い・・・凄いぞ二人とも!

予告しておきます。
僕は、大宮のレポートから本館でネタバレ解禁する予定ですが、大宮のレポートを書き終わったら、すぐに「割れた地球」の記事を書きます。
ツアー終了後の、”セットリストを振り返るコーナー”では遅いのです。
まずこの曲は、『ヒューマン・ルネッサンス』のオリジナル・ヴァージョンからして、凄まじい変則ドラミング・アレンジなのです。それを、40年ぶりのステージとなるピーが、髪を振り乱して再現しているのですよ!

多くのみなさまに、ピーのドラムスに注目して欲しい・・・そのためにも、ツアー開催期間中に記事に採り上げたいのです。

ちなみに、僕の席・・・1階45列下手側からは、小さいながらもピーの姿がよく見えました。ジュリーの左上にピーがいる、といった角度で観ることができ、わずかに右肩あたりがドラム・キットに隠れていた感じです。

「割れた地球」のピーは、それはそれはカッコ良かった!

もしこの先僕と似たようなお席でLIVEに臨まれる方がいらっしゃったら、ピーがシンバルを「ぱんぱ~ん!」と、向かって左側から右側に連打するシーンに注目してください。
(ピーのセッティングは、トップシンバル以外にサイドシンバルが2つあって、その2つのサイドシンバルを「ぱんぱ~ん!」と打つのです)
なぎ倒すような迫力です。
この動きは、痩せたドラマーが最もカッコ良く見えるアクションなんですよ。ピーは、自分がどういうふうに動けば映えるか、ということを意識せずとも承知しているのでしょうか。
是非、そんなシーンをみなさまにも確認して頂きたいです。

一方、サリーのベース・・・「花の首飾り」までの、”頼れるお父さん”といった大地のような演奏から一転、血流ほとばしる”鬼のロッカー”の怒涛の演奏へと変貌しました。
『サウンズ・イン・コロシアム』で初めて知った、アグレッシヴでゴリゴリに押しの強いベース・・・おそらく当時のピック・ベース奏者としては日本一の腕前だったんじゃないか、と僕が感じたあのサリーのベースが、何と2011年に再降臨!
これを奇跡と呼ばずして・・・。

更に、間奏。
柴山さんのサスティン・リードが爆発だ~!!
今年のお正月コンサート、『Ballad And Rock'n Roll』のセットリストにあった「1989」を彷彿とさせる、真っ赤な炎のような照明が柴山さんの全身を照らします。

今回のツアーは、鉄人バンドを初めて観る、というタイガース・ファンの方々も多いでしょう・・・この人が、80年代からずっと、ジュリーの傍らでギターを弾き続けてきた凄腕ファニー・フェイス・柴山和彦さんなのです。
何回かツアーに参加していくうちに、知らず知らずに柴山さんがギターを弾く姿がだんだん気になりだしますよ~。要注意!

そして、ジュリーのヴォーカルですよ!
問答無用のロック・ヴォーカルが、かつてアイドルと呼ばれたタイガース・ナンバーで大爆発。生半可な気持ちでは観ていられない・・・これがジュリーのヴォーカルですよね~。

最後のドラムスのフレーズもビシ~ッ!とキマって、会場は大拍手。
隣のカミさんが
「ピー、カッコいい!」
と話しかけてきたので、先述した”シンバル連打シーン”を説明しようとした矢先・・・。
何と、間髪入れず鐘の音が響き渡りました。
こ、これはまさしく・・・。

16曲目「
怒りの鐘を鳴らせ

Tigerssingle

だだんどん!だだんどったた♪

(「人は、口で言えないリズムは叩けない」←友人のタブラ奏者・佐藤
哲也君の名言)

あぁ・・・タイガースが誇る日本ロック史上に残る大名曲の衝撃的なフィル・インが、40年ぶりに、他でもないピーの手によって再現される瞬間です。
オルガンの音色、ラジカルなベースラインもオリジナルそのまま。そして・・・今回の編成は、僕がセットリスト予想記事で熱望した、ギター3本体制だ~!

「怒りの鐘を鳴らせ」のアレンジの骨子は、ドラムス、ベース、オルガンのアンサンブル。まるで成熟期のプログレのような、完璧なアレンジにトドメを刺します。
それを裏で支えるには、やっぱりギター・バッキングが必要なんです。
正直、この曲のギター演奏は、よほど注意している人でないと耳に残らないと思います。しかし、それがあるのと無いのとでは、全体の聴こえ方が全然違うはずなのです。

タロー、柴山さん、下山さん・・・いずれもこの曲においてのギター・バッキングの重要な意味を知る、渾身の演奏。決して目立つわけではありませんが、これがプロですよ!

僕はこの先何回かツアー参加が決定していますから、そのうち一度くらいは、3人のギター・アンサンブルに主眼を置いて鑑賞したいと考えています。

それにしても、ドラムス、ベース、オルガンの迫力には感動しました。
まず、このツアーでのサリーはもう、充分現役一線級のベーシストと言っていいんじゃないかな・・・。しかもあの低音コーラスがありますからね!
やっぱりタイガースの要はサリーだ!と声を大に叫びたくなります。

そして、ピー。
この曲は、Aメロの前にブレイクがありますよね。そこで

どん!ったった、たんたんどるるる・・・!

この「どるるる♪」が、僕が何度もタイガースお題の記事中で「鬼神」と表現してきたピーのドラムス・ロールです。
2番直前ではちょっとモタってしまったけれど、1番直前はそれはそれは完璧で、「とうとうピーのロールが聴けた!」と大興奮いたしました。

そしてそして・・・セットリスト予想記事でも「一番の見所」として気合を入れて執筆した箇所。
ジュリーの

「い~ま~こ~そ~♪」

というド迫力ヴォーカルと共に炸裂する、2小節に渡る豪快なフィル・インですよ!
とんでもなくカッコいいぞ、ピー!

どのくらいカッコいいかと言うと、音を文字で書けないくらい。つまり僕はこの日のピーのフィルを口で言えない・・・自分は叩くことができない、そのくらいカッ飛んだカッコ良さだったということです!

そんな中、演奏以上に凄いのがジュリーのヴォーカルでした。
ただ声が凄いだけではありません。曲に込められた意思が凄いと思ったんです。

今年のツアーで、敢えて「割れた地球」をセットリストに組み込んだジュリーの意図。その答えが、この「怒りの鐘を鳴らせ」を続けて歌ったことでハッキリ分かりました。
今年に限っては、「割れた地球」と「怒りの鐘を鳴らせ」は2曲で1曲。
そのくらい重要な繋がりを持ったセットリストの並びだと思います。

震災後、やり場の無い怒りに打ち震える人々がいます。
ジュリーは強靭な意志でもって、苦しむ人々の「怒り」・・・そこに焦点を当てて踏み込みました。

LIVE当日・・・結局叶いませんでしたが、僕はもしも初日お会いできたら、「本当に、これまで半年頑張りましたね」と声をおかけしたい方が何人かいらっしゃいました。
「今日からは、ジュリーの歌に身をまかせて、やすらぎを」という意味でそう考えていたのでした。

甘かった・・・。

僕は今回のツアー前、『ヒューマン・ルネッサンス』から採り上げられる曲は「生命のカンタータ」、或いは「光ある世界」だと思っていました。
苦しみ、傷つきながらも戦ってきた方々に、やすらぎが得られるような曲を予想したのです。
しかしジュリーは、多くの人が「さすがにそれはできないだろう」と考えたナンバー、「割れた地球」を選び、直後の「怒りの鐘を鳴らせ」へと繋げて

「まだ終わっていない!」
「許すな!」

というメッセージを発信したように感じます。
「祈る」ことと共に、自らも戦っているという意思を見せたのではないでしょうか。

11月の仙台公演、「怒りの鐘を鳴らせ」では、ジュリーのキャリアにおいて最高峰のヴォーカルが聴けるでしょう。
タイガースと鉄人バンドは、強烈なメッセージを携えて東北に行くんだ・・・。
僕は初日の「怒りの鐘を鳴らせ」を体感して、そんなことを考えていたのでした。

17曲目「
美しき愛の掟

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衝撃の「割れた地球」~「怒りの鐘を鳴らせ」が終わり、次はそろそろ穏やかに「青い鳥」あたりかな、と考えていたら・・・。

これですか~!!

ハードで難易度の高いナンバーを3曲連発するとは・・・恐るべしタイガース!昨年のジュリーwithザ・ワイルドワンズのような和気合合の進行を普通に予想していた僕は、この3曲の並びで”伝説のロック・バンド”としてのタイガースを完全認識するに至りましたね・・・。

ただ。
この日唯一だったかもしれない・・・ひょっとしたら、ピーが唇を噛んだかもしれない曲は。

サリーのベースは抜群の冴えだったし、鉄人バンドの息もピッタリ、ジュリーのヴォーカルも凄まじかった。おそらく、ほとんどのお客さんがステージの熱気に圧倒され、「ブラボー!」となった演奏でした。気がついた人は少ないと思う・・・ピーが、この曲の演奏で少し苦しんでいたことを。

ドラムスのパターンを大まかに分類すると、「割れた地球」「怒りの鐘を鳴らせ」はサイケデリック或いはプログレッシヴ・ロック。
一方、「美しき愛の掟」は、本格的なハード・ロック。
ハードロックのドラムと言えば、レッド・ツェッペリンのジョン・ボーナムの出現を機に、いわゆる”アトノリ”での演奏が基本です。

いえ、タイガースが「美しき愛の掟」をリリースした当時はまだ、それもまだ確定的なことではなかったんです。
ただ、「美しき愛の掟」のような構成の楽曲はアトノリでの演奏が合う、それがカッコイイんだ、と後に認識されたわけですね。キャリアの長いミュージシャンは、自然とそういう演奏になります。無論、鉄人バンドやタローも。

それは・・・ピーが音楽から離れている期間に出来たロック・ミュージックの流れなのです。
タイガース時代のピーの中に、おそらく”アトノリ”の演奏感覚は無かったんじゃないかな。
初日の「美しき愛の掟」は、ピーただ一人だけが前のめりに突っ込む演奏になっていました。

GRACE姉さんとのツイン・ドラム編成になったのは必然だったのか、たまたまなのか、それは分かりません。
初日、ピーのスネアドラムが、GRACE姉さんのアタックとずれていたんですね。ほんの少しですから、気にならなかった人の方が多いかとは思います。
でも、サリーはGRACE姉さんの方に合わせていました。

もしピー単独のドラムスだったら、この曲は後半に向けてどんどんスピードが速くなっていったと考えられます。
それはそれで観てみたいですが・・・サリーのベースの重みが失われる可能性があるんですよね。この曲の2番Aメロ以降のサリーのフレーズは、全体がアトノリの演奏でこそ威力を発揮する手数になっていますから・・・。

それでも僕は、40年のブランクがあるピーに配慮し、もっと多くの楽曲でツイン・ドラムになるのではないか、と予想していました。しかし蓋を開けてみれば、ほとんどの曲をピーの単独演奏によるドラムスで敢行。
そこにピーの凄さが確かにあるのです。

それに、初日は一人走ってしまっってその都度周りに合わせ直していた「美しき愛の掟」のピーだけど、続く京都、金沢公演ではどうだったのでしょう。
僕の浅はかな考えを吹き飛ばすような、重厚な演奏が実現していたのかもしれません。

また、昨年のジュリーwithザ・ワイルドワンズのツアー・レパートリー、「懐かしきラヴ・ソング」のように、日程を重ねるごとに演奏のレベルが向上し、とてつもない一体感がツアー後半になって生まれてくるようなパターンもあり得ます。

まずは次回参加予定の大宮で、僕は「美しき愛の掟」の演奏が初日からどう変わったのか、その点をしっかり観てくるつもりです!

しかし、サリーのベースが凄かったなぁ。
この人も長い長いブランクあるはずなんだけど・・・。それこそ、ジュリーの言う”昔とったベース”ということなのでしょうか。

18曲目「
青い鳥

Human

正しいジュリーの言葉はもう忘れちゃったけど
「次は・・・タロー作詞・作曲の・・・」
みたいなニュアンスの紹介があって、場内は大拍手。イントロのギター・ソロへ向けて気合を入れるタローでしたが。

あら、他の楽器がいち早く演奏をが始めちゃった・・・?
ピーのカウントのタイミングが、タローのスタンバイより早かったのでしょうか。
「ちょっと待ってね」
と、お茶目なジュリー。

タローは何か短くピーに話しかけます。
「ごめん、ハイいいよ!」
みたいな感じかな~。
こういう時、たとえ自分のミスでなくとも「ごめん」と言うのが世のバンドの常なのでございます。

「何事もなかったかのように・・・」
とジュリーが笑いをとって、仕切り直しです。

僕はこのアクシデント、逆に良かったと思うんだ~。
だって、「割れた地球」「怒りの鐘を鳴らせ」「美しき愛の掟」と続いたトコでしょ?ちょうど良い間が空いて、雰囲気が柔らかくなりました。
タローもちょっとほぐれた感じになって、「青い鳥」に優しく向かう気持ちになったんじゃないかな?

ギター・ソロから続く、ジュリー&タローのハーモニー。
展開部からはサリーも絡んで・・・やっぱりタイガースの魅力はコーラスなんですねぇ。そのコーラスを最大限に生かす曲が、メンバーであるタローの手によって作られたというのは、当時からとても意義のあることだったのでしょう。
・・・と、言いながら、高音パートを誰が担当したのか聴き逃しているDYNAMITE(汗)。

この先の参加会場で、色々とリベンジすることが多い新規ファンなのでした・・。

19曲目「
シーサイド・バウンド

Tigerssingle_3

さぁ、間髪入れずに来ましたよ!
イントロだけで大盛り上がりの国際フォーラム。僕はと言うと、まず足場を確認!
う~ん、やっぱりちょっと狭いよ~(涙)。

曲が進み、待ち構えるのは間奏。楽しみにしていたピーの絶叫は。
聴こえない・・・。
僕はその瞬間のステージを観ていなかったんですよね・・・。自分も踊る気満々で、スタンバっていましたから。
オフマイクで何か叫んだような気もしたけど、何人かの先輩が「やらなかった」と仰っていましたから、さすがのピーも、オカズに気をとられちゃっていたのかな。
でも、きっとね。ツアー中に一度は聴けると思ってます。ピーの生「ほわぁ~~~っ!」。

結局、席の空間でステップ移動することはできませんでした。トッポ直伝の(違)、上半身クネクネ・ヴァージョンで対応させて頂きましたよ。
そうそう、僕はこのステップ、お客さんは鏡じゃない方がイイと思うんですよね。
なんだろう・・・とにかくまず一歩目は右に飛びたいんですけど・・・みなさまはいかがですか?

さて、ピーの絶叫こそ聴けませんでしたが、ドラムスは最高でしたよ!
実は僕、セットリスト予想シリーズの初っ端にこの「シーサイド・バウンド」を採り上げて

高速テンポの「シーサイド・バウンド」は、ブランクのあるピーのドラムスが、だんだんテンポが落ちる可能性が考えられるので、休憩を挟んだアンコール1曲目の配置が望ましい

といった意味合いの、大変失礼な考察を書いてしまったのです。
ピー、全然大丈夫!余裕!
てか、どちらかと言うと徐々に速くなってないかい?

でもね・・・『GSパニック』のインタビューでタローが、「最初に3人で合わせた時は、「シーサイド・バウンド」がだんだん遅くなって」って、言ってるんですよ。
やっぱり、ブランクの影響は確かにあったらしいのです・・・最初は。

還暦をとうに越えたピーが、国際フォーラムの初日公演で、「ブランクは練習でクリアできる!」と証明してみせたんです。
凄いですよ。練習は嘘をつかない、ってことを、あの年齢で実践し証明するというのは。
僕のような若造が、四十肩がどうのこうの、なんて言ってるのが恥ずかしいですよね・・・。

ところで、僕は昨日(9月15日)、武道館チケットの申し込み往復ハガキを出しました。
「最後列でも構わない。参加できるだけでいい」と、念を込めて当選祈願しながら投函しましたが・・・。
でも・・・ひとつだけ希望が叶うなら、通路側がいいなぁ。
もちろん、「シーサイド・バウンド」のステップのためにね!

20曲目「君だけに愛を」

Tigerssingle

初っ端
「きょい~ん♪」
のギターの「きょ♪」くらいで「キャ~~~!」とくる会場のみなさまがまず凄い・・・。若輩の僕は楽曲の判別に「きょい♪」くらいまでかかりました。

演奏は、危ない箇所もありました。
たぶんこの先どんどんよくなっていきますね。それは客席の反応も同じことが言えると思います。

「君の~!♪」(キャ~~!)
「君の~!♪」(キャ~~!)

この「キャ~~!」が、日程を重ねるに連れて
「ぎゃ~~!!」
とか
「ふんぎゃぁ~~!!」
になっていくと思う・・・ファイナルが近づくほどにね。

武道館を体感し、ツアーが終了したら、きっとこの曲の記事を書きますからね!
初日、「タッチし~た~い~♪」の高音パートは、タローが歌っていませんでしたか?ちょっと自信が無いのですが、そんな記憶が・・・。

21曲目「
誓いの明日

Jiyuutoakogaretoyuujou

実はDYNAMITE、じゅり風呂執筆者としての血がそうさせた、ということでもないんでしょうが、ここまで律儀に曲数を数えておりました。
前半10曲だったから、後半も10曲、あとはアンコールだと決めてかかっていましたから、「君だけに愛を」が終わってもメンバーが退場しないのでちょっと意表をつかれました。
下山さんがアコギにチェンジ・・・?
このメンバー編成でアコギが必要になる有名曲って、何だっけ・・・と考え「あっ、アレだ!」と思い出すのと、イントロが始まるのがほぼ同時でしたね~。

そうだった・・・僕はセットリスト予想シリーズで

「誓いの明日」は下山さんのアコギで、演奏順は、アンコール前の本割ラスト!

って書いてるじゃないですか。
当たってるじゃ~ん!
予想通り、泰輝さんは”神の両手”でハープまで音色網羅してくれていましたし、GRACE姉さんのコーラス&パーカッションが炸裂していました。

ただ、予想と違ったのは、ピーのドラム・ソロが無かったこと。ほとんど、レコード・リリースの当時のオリジナル音源をそのまま再現したような構成でしたね。

おそらく『フィナーレ』で実現したピーのドラム・ソロは、”お別れ”の意味合いもあったのでしょう。だからジュリーの「ヘイ、ピ~!」がどこか悲しげに聴こえるんだ・・・。
反して、今年のツアーに”お別れ”は微塵もありません。例えツアーが終わったとしても、友情は続く。
「もうロング・グッバイは無い」
ピーがハッキリ言ってくれた時点で、「誓いの明日」は”悲しみの名曲”という立場を解き放たれたのかもしれません。

明るい、希望に満ちた「誓いの明日」を、2011年、本当に聴くことができましたね・・・。後追いファンながら、こみあげてくるものがあります。
ひとまずメンバーは、”武道館”という明日に向かうのです・・・。

予想通り、これでひとまず本割のシメ。
8人の老虎&鉄人が、にこやかに手を振って退場しました。

~MC~

アンコールの拍手、凄かったですね・・・。ジュリーのソロLIVE以上でした。
そういえば、今年のお正月ソロコンサートでは、予定調和なアンコール・タイムを割愛する、という構成でファンを驚かせたジュリー。しかし僕は、タイガースのメンバーを迎えた今回のツアーにおいては、ジュリーはかなりの譲歩をし、タイガースにすべてを捧げる”間違いない”構成で挑むと思っていました。

ということで、アンコールも普通にありましたね。
まぁ僕は、アンコール2回、とか贅沢なことを考えていたわけでしたが・・・。

で、ここのMCなんですが・・・LIVEからすでに1週間・・・記憶が(汗)。
他のじゅり風呂さんなどを拝見すると、僕が最初のMCのトコに書いたことがこのアンコール前だったりして、さらに凹むDYNAMITE。
ですから、確実に覚えていることだけ、書きますね。

まずは、拍手の中、ジュリーが一人で登場したこと。
ソロほどではなかったけれど、結構長々と喋っていたこと。
おしゃべりの途中で、鉄人バンドの4人がスッ、と入ってきてスタンバイしたこと。

で、ジュリーの発言内容で一番心に残った言葉というのが

「今、外は大雨です」

その瞬間、会場全体が「え~~~っ?!」となりましたね。僕も含めて、みんなジュリーの言ったことを鵜呑みにしたんですよ。
そうしたらジュリーが
「嘘や」
って・・・。
「これは63にもなった大人のよることですかね・・・」
だそうです。

ゲストの3人は一人ずつ紹介されて登場しました。
ピーはダッシュで入ってきて、キチンとステージ中央まで進んで、サッとドラムセットに向き直り、フロアにジャンピングしてのスタンバイ。
元気なのは嬉しいですが・・・全国ツアーでもこの調子ですべてやっていくと、いつかドタ~ン!と転んだりしないかな・・・?
一段高いセット・フロアに顔面を強打することになりますが・・・そんなヤワな64歳(もうすぐ65歳)ではないのかな?

タロー、サリーはノッシノッシと登場します。
笑顔のタロー、渋み走ったサリー。二人ともやっぱり大きいですね。下山さんと比較すると、あぁ、サリーは相当身長高いんだなぁ、と。

改めて鉄人バンドも紹介され、ここからはアンコール・ナンバーです!

22曲目「
シー・シー・シー

Tigerssingle_3

まだまだ曲はたくさん残っているな、と思って、アンコール1発目にどのナンバーが飛んでくるのか楽しみにしていましたら・・・。
まずはサリーの8分音符連打のベースが鳴り響きました。
なるほど、まだこの曲も残っていたか~!

昨年、ジュリーwithザ・ワイルドワンズのツアー・セットリスト、オープニング・ナンバーとして、ワイルドワンズの島さんのベースの記憶も新しい「シー・シー・シー」が、遂に本家・サリーのベースで降臨です~。

追っかけコーラスが、さすが本家と言うのか・・・やっぱりイイんですよね。
ただ、ジュリーのステージ上での動きは、ジュリワンよりも控えめだったように感じました。その分タロー、サリーの大きなアクションが目立っていましたから、これはジュリー一流の配慮が為せるところかもしれません。

そして、ここまで無事に四十肩の痛みからうまく逃れていたDYNAMITEに、遂に一瞬の油断が訪れました。
「シー・シー・シー」と言えば、昨年のジュリワン・ツアーで、例の演奏が途切れてジュリーが囁き声になるブレイク部のヴァリエーション・・・ジュリーが何をするのか?というのが各会場での見せ場となっていました。
果たして今年のツアーでも、同様に色々なヴァリエーションが見られるのか?そして記念すべき初日はどんなことをしてくれるのか?
・・・多くのジュリーファンは、そう考えたはず。

僕もその時を待ち構えていました。
で、ジュリーが初日に披露してくれたヴァリエーションは

「しぃ・・・・・・・・・・・・・(振り返って)ぴぃ!!」

いやぁ、参りました。
ブレイク部から続くピーのフィル・インへとキレイに繋がる「ピ~!」のシャウトを持ってくるとは!
興奮したDYNAMITEは、思わず次の瞬間、思いっきり両手を突き上げ、頭上手拍子しようとして・・・。

「いてでででで!!」

左肩から上腕部にかけて、激痛に襲われました。
脂汗流しながら、耐えました。
この瞬間的激痛というのは、四十肩発症以来、何かの無茶な動きをきっかけに度々襲ってきます。この初日、それだけは避けようとずっと気をつけていたのですが、「シー・シー・シー」でやられてしまうとは・・・ジュリーおそるべし!

ただ、これまでこの手の激痛は、おさまるまで3分くらいかかるように自分では感じていましたが、「シー・シー・シー」のブレイク部直後に痛みが遅い、曲が終わる頃にはおさまっていましたので、激痛の継続時間は実質1分間くらいであることが判明いたしました。
勉強になります~(違)。

ちなみにDYNAMITE、激痛襲来後も、左手固定状態で激痛に耐えながらちゃんと手拍子参加は続けましたからね!

23曲目「
落葉の物語

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僕はこれまで、ジュリーのソロLIVEで何曲かタイガース・ナンバーを生で聴いてきたわけですが、今回のオリジナル・メンバーを加えての演奏で、ジュリーのソロ・ヴァージョンと一番近かったのはこの曲だったでしょうか。
もちろんコーラスやベースなど、初めて体感するパートもあるのですが、僕にとっては「あぁ、『歌門来福』を思い出すなぁ」という演奏でしたね。

この曲でも、泰輝さんが2色の音を「神の両手」で使い分けているはずです。おそらくチェンバロが右手だと思うのですが、10月2日のフォーラムではその辺りもしっかり確認しようと思います。
いつのLIVEでもそうですけど、今回のツアーは特に座席の位置、角度によって色々な楽しみ方がありそうですね。

24曲目「
ラヴ・ラヴ・ラヴ

Tigerssingle_2

確か、このアンコール3曲は、すべて間髪入れず演奏が始まる感じで、もったいつけたような雰囲気はまったく無かったと記憶しています。
だから僕は初日、この「ラヴ・ラヴ・ラヴ」が始まっても「あと3曲ある」と信じて疑いませんでした。ジュリーがトークショーで言ったという「27曲」にとらわれすぎていたのですね・・・。

考えてみればその27曲の中にはまず、「廃墟の鳩」があるわけで。
そうすると、「ラレーニャ」とかもその中にあったのかなぁ、とか、今になってみると色々と考えつくことも多いのですが、当日この「ラヴ・ラヴ・ラヴ」を体感し感動しながらも、この曲でキレイにセットリストが終わる、とは思っていなかったなぁ。

さて、「ラヴ・ラヴ・ラヴ」・・・凄かったですね!
これはあまりバンド・アンサンブルに耳の行かない方々にも分かりやすかったと思いますが、『ジュリー祭り』の演奏とは全然違いました。
セットリスト予想記事で僕は

鉄人バンドだけの演奏と比較して、タイガースのメンバーが加わった方がよりハードな演奏になる曲

として「美しき愛の掟」と共にこの「ラヴ・ラヴ・ラヴ」を挙げていました。「ラヴ・ラヴ・ラヴ」については予想が当たったのですが、それにしてもあれほどの激しさとは・・・驚きました。
『サウンズ・イン・コロシアム』『フィナーレ』のテイクと比較しても、2011年の「ラヴ・ラヴ・ラヴ」は途方もなく進化し、タイガースが今まさしく現在進行形のバンドであることを証明してしまうような出来映えでした。

お気づきのみなさまも多いでしょうが・・・とにかくエンディングのサリーのベースとピーのドラムスは只事ではありません。
サリーのベースは「一体いつまで3連符連打を続けるんだ?」という、信じられないほどの手数になっています。これは僕がセットリスト予想記事で「嘆き」に期待していたことなのですが・・・それを「ラヴ・ラヴ・ラヴ」で観ることになろうとは!

そして、ピー。
普通、バラード・ナンバーでクラッシュ・シンバルというのは時折小節の頭で打つのが常道・・・しかしエンディングでピーは、サリーのベースに合わせるかのように、次々にクラッシュ・シンバルを炸裂させます。しかも、「割れた地球」の項で書いたような、向かって左から右へと「ぱんぱ~ん!」と連打するのです。
いや、「割れた地球」は元々激しい曲ですからそれも道理ですが、「ラヴ・ラヴ・ラヴ」ですからね。驚きました。

要は「ラヴ・ラヴ・ラヴ」は”甘く切ないバラード”の範疇に収まる曲ではない、ということです。それはきっとリリース当時からそうだったのでしょう。
しかし、40年の歳月によって熟成されたロック・ミュージックの定義と照らし合わせて、最も変貌を遂げ演奏解釈が変化していく運命だったタイガース・ナンバーこそ、「ラヴ・ラヴ・ラヴ」とも思えます。

タイガースが解散せずに続いていたなら、その変化はゆったりとしたものだったはず。
驚くべきは、ブランクのあるサリーやピーが、30年、40年をひとっ飛びにして「ラヴ・ラヴ・ラヴ」の変わるべき姿を表現し得たことです。やはりこの「ラヴ・ラヴ・ラヴ」は、タイガースでしかあり得ない曲なのでしょう。
ピー、サリー、タローの3人が参加して、一番輝きを取り戻し、曲本来の姿を40年分一気に引き寄せたナンバーは、実はあまりにも有名なこのバラードだったのかもしれない、と僕は思っています。

色々な方が「2階から見下ろすLの字は壮観」と仰っています。
その意味で・・・10月2日のフォーラム、僕は「ラヴ・ラヴ・ラヴ」についてはうってつけのお席で参加いたします。楽しみです!

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で。
ここでメンバーがいったん退場していくのは想定内。僕は、もう一度アンコールがあると決めつけていましたからね。
ここまで24曲、というのを数えていましたから「残りはあと3曲!」と盛り上がっておりました。
その3曲も

・友情
・素晴しい旅行
・タイガースの子守唄

と予想し、「いや~渋い!」などと勝手にうなずいたりして。

でも、結局メンバーは再度の挨拶に出てきてくれただけでした。「もう終わり」と分かった時は、僕も何人かのお客さんと一緒に「エ~~~ッ!」と叫んでしまいました。
あれだけのものを観せてもらったのにね・・・何の文句があろうや、と今では恥入ってます。

そうそう、挨拶でステージ前方一列に並ぶ際、一瞬鉄人バンドの4人が逡巡したんですよね。「僕らは一歩下がった方がいいかな」みたいな間が、確かにあった。
それを、「おいでおいで」と手招きしたのがタローでした。いいシーンだったなぁ・・・。

去り際に、ジュリーとピーが何やらコントのようにふざけ合っていたのは何だったのでしょう。
とにかく、最後までジュリーは、ピーがいることをお客さんにアピールするのが楽しくて仕方なかったように感じました。

現時点でツアーはもう5か所が終わり、初日しか観ていない僕の判断はどこまで新鮮味があるのか分かりませんが、きっとタイガースのゲストメンバー3人は、トコトン進化していくでしょう。
金沢から大阪まで日が開いたので、ピーの音頭で練習に集まった、とも聞きました。
「美しき愛の掟」かな、と僕は思いましたが、そうではないかもしれません。いずれにせよ、次のフォーラムで何がどう進化したのかはある程度分かると思います。

セットリストにはいくつも見せ場があって、それは観るたびに変化していくのでしょう。
僕にとっては・・・初日はとにかく、「割れた地球」→「怒りの鐘を鳴らせ」という2曲の繋がりが衝撃的過ぎました。
打ち上げでもその件は散々語り倒したらしく「もうそれ言うの何回目~」と、お姉さまにツッコまれたりしていました。
しかし語らざるを得ない・・・。だって僕は、タイガースでは”いつものジュリー”は観れないかもしれない、なんて考えていた馬鹿者ですから。
とんでもない・・・「割れた地球」から「怒りの鐘を鳴らせ」へと繋いだジュリーは、間違いなく、”男が惚れる、男の中の男”といういつものジュリーでした。
きっと、大昔からそうだったんだ、ジュリーは。

その原点がタイガースだと、今回よく分かりました。

若いジュリーファンの中には、タイガース・ナンバーでのツアーに抵抗のある方も少なくないと聞きます。
すべての後追いジュリーファンよ・・・タイガースを見よ!

今だから、side-Bだから言えますが・・・予習、とりたてて必要ないかも。
曲を知ってるとか知らないとか、そんなことを超越したステージだったかもしれません。

「割れた地球」「怒りの鐘を鳴らせ」は、再結成に向けて今年リリースした新曲・・・そんなふうに感じるお客さんがいて、おかしくないと思います。
これが、40年以上前にリリースされていた曲だなんてね・・・。
おそるべしタイガース。
ツアーはまだまだ始まったばかり。この先の彼等の進化、ジュリーの凄味を追いかけられることは、何よりの至福です。

次は、10月2日のフォーラムに参ります!

20110908


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2011年9月 5日 (月)

2011年秋、ついに老虎再来!

ということで、こちら別館では、9・8東京国際フォーラム、そして京都、石川・・・『沢田研二 LIVE2011~2012』、人呼んで”ビューティフル・コンサート再来”に参加なさったみなさまの、興奮醒めやらぬ熱いネタバレコメントを大募集しております!

ご自身が参加するまでネタバレを我慢なさる方がいらっしゃる一方で、「ネタバレ大好き!」と仰る方々も多くいらっしゃいます。
そんな方々が、まずは初日に参加なさったみなさまの熱烈なコメントを待ちわびていらっしゃいます。

セットリストは?
1曲目、そしてラストはどの曲?
カバー曲は何だった?
意外な曲があった?
衣裳は?
ジュリーは嬉しそうだった?
ピーのドラムスはどうだった?
サリーのリード・ヴォーカル曲はあったの?
タローは「青い鳥」でまた泣いちゃったかな?
シロー登場のサプライズは?
鉄人バンドは相変わらずイカしてた?
どんな有名人を見かけた?
お客さんの様子は?
会場みんなで歌った曲はどれ?

どんなことでも構いません。
ホットな感想、悲鳴のようなコメントをお待ちしていますよ~。

当日、僕がココに来れるのは、たぶん深夜になってからです。
それまでみなさま、どうかどしどしコメントを貯めておいてくださいね。
よろしくお願い申しあげます!

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2011年1月 5日 (水)

ネタバレコメント大募集!待っててね名古屋~!

みなさま。
こちらside-Bでは、『BALLAD AND ROCK'N ROLL』の初日渋谷、大阪、15日渋谷のご感想、大募集してます!

今ツアー、管理人のDYNAMITEは初日が仕事、15日渋谷落選のため、16日の名古屋が初参加というスケジュール。
その日まで、みなさまの熱いコメントを拝見することはできません。

僕がネタバレ我慢期間中、この別館運営をみなさまの手に委ねます。
ネタバレ歓迎、横レス大歓迎、
「うわ~、あの曲歌ったのにDYNAMITEはまだ知らないなんてカワイソ~!」
といった冷やかしや、
「やっぱりDYNAMITEの予想は全然当たらんやないかい!」
というお叱りなども、大々歓迎でございます。

16日までに、とても読み切れないくらいの熱烈なコメントがたくさん溜まっていますように。
名古屋終了までは、コメントの内容こそ拝見しませんが、どなたがいつコメントを寄せてくださったかについては、ココログさんを通してチラ見しておりますので・・・。

よろしくお願い申しあげます!

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2010年9月20日 (月)

[ 伝授・特別編 ] 9・17 大阪グランキューブ 沢田研二『秋の大運動会~涙色の空』セットリスト&完全レポ

昨年に引き続きましてのこの時期、もはや恒例・・・(なのか?)ジュリーLIVE遠征・イン大阪でございます~。

夏の続きか秋の気配か。
といった按配を予想していったのですが・・・あ、暑い!

ジュリーが「ようやく運動会らしくなってきました」と言っていたように、多少涼しくなったとは言え、それでもまだまだ暑い大阪なのです。
去年と比べたら、一目瞭然。
昨年は9月の18日に大阪で柴山さんの目の前でピョンピョンしていた僕ですが、こんなに暑くはなかったですよ。
何故そう言い切れるかというと。
今だから言えますが、その18日のLIVEの翌19日、僕は初めてカミさんの実家に挨拶に行ってるわけです。つまり、スーツを着ていたのです。
でも全然「暑かった」という記憶が無い。
今年の19日にスーツを着てたら・・・死んでます。

いやいやそんな話はどうでもいい。
新幹線も定刻通りに大阪に着き、余裕を持ってグランキューブに到着。ちょっと交通の便は微妙なのね。
まずはグランキューブ内の2階喫茶店にお呼ばれし、たくさんのJ先輩にご挨拶したり指さされたりしながら、お茶を飲みます。

僕のチケットを見てもらい「A
l」の「」が「i」(アイ)なのか「l」(エル)なのか、みなさまに判別して頂きました。
かすかに点らしきモノがあるから「i」だろう
・・・との鑑定で、「やった~1ケタや~!」と喜んでいますと、「どっちにしても松席には変わりないだろう」とツッコミが。
そこでお隣のレオ丸お姉さまがおもむろにチケットを取り出しながら
「アタシなんかcかoかで悩んだねんで~」
と。
拝見しますと、たたた確かに!
よ~く見れば右側に穴がありますから「c」なんですけどね。パッと見「o」にも見えるんですよ。
年を重ねればその分・・・うあ!すみません!

・・・などという開演前の考察から、グランキューブの座席列番号はもっと分かり易くした方が良いのではないか、という結論が導き出されました~。

で、6時前にせっま~いエスカレーターでホールのある5階へ移動。
エントランス付近でもたくさんの先輩方に声をかけて頂きました。みなさま、僕の最新記事を読んでくださっていて、「はじめまして」とにこやかに仰ってくださいます。嬉しいですね~。

そうこうするうち、超・大物から連絡を頂きまして通路奥で待っておりましたら、颯爽と現れました~。
吉田Qさん!
ジュリーwithザ・ワイルドワンズの大名曲「涙がこぼれちゃう」「いつかの”熱視線ギャル”」の作詞・作曲者として名を馳せ、先月28日には千葉フェスにて1万人の観衆の前で「ジュリ~!」を連呼し存在感を見せつけた、若きシンガーソング・ライターでございます。
この日がジュリーLIVE初体験でだそうで。

一応、「変装してきた方がいいですよ」と伝えていたのですが、完全な素の状態でご登場なさいました~。
「一応メガネかけて来たんですけど」
と、相変わらずの渋い声です。

Qさまのお隣りには、ASAHI SUPER DRY THE LIVEの投票では心をひとつにして共にゴム紐を売り歩いた、関西・Qさま応援団のケンケンジ様がいらっしゃいました。
ケンケンジ様には、その後一旦別れてすぐまた再会した際、写真も撮って頂きまして、それが先頃流出したアレでございます。

結局、開演直前まで入口付近をQさまと二人でウロウロしていたんですが、意外にみなさまこの超大物に気がつきませんねぇ・・・。
それとも、「あの人、Qさんじゃなかった?」って、後からウワサされてるんでしょうか。

さて、いよいよ入場。
今回のお席は通路に面しています。
通路側でしかできないことって、意外と多いんですよ。楽しみ倍増です。
グランキューブ、えっらい縦長ですなぁ・・・。2階席もあまり前方までせり出した作りではないですね。

会場雰囲気に、セットリストへの期待感を感じます。ネタバレを我慢して参加なさっていらっしゃるお客さんが多いのでしょう。
こういう雰囲気は、今ツアーではこの大阪まで・・・でしょうかね。

ブザーが鳴ってからの待ち時間は、渋谷ほど長くありません。
開演!

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1曲目「ROCK' N ROLL MARCH」

Rocknrollmarch

イントロのドラムスで「お~っ!」と立ち上がる会場。この瞬間のために、皆必死でネタバレをガマンするんだもんね・・・。
後ろは振り返らなかったけど、スタンディングの割合は、どうだったんでしょ?
2階席のQさまも、「状況が許せば立つ」と言ってたけど・・・。

下山さんのフォーム、バッチリ見えます!

2曲目「BAMBINO EXCUSE

Pleasure

イントロが終わってヴォーカル導入するタイミングでずずい、と前にせり出してくる両サイドのギター兄弟。
おぉ~、下山さんのジャンプが大きい!

ジュリーは1番から歌詞を間違います。この曲については最早お約束ですが・・・なんですか、伊勢原は完璧だったんですって?信じ難いなぁ。

ジュリー、声自体は渋谷よりも出ているようです。渋谷ではこの曲でも息切れが目立っていましたからね。

3曲目「緑色のkiss kiss kiss

Pleasure_2

打上げにていわみ先輩が、この日最も印象に残ったナンバーとして挙げていらっしゃいました。
「DY君、この曲のLIVEは完全にブルースだよ」
と。

で、御本人のブログでは鉄人バンドのインストについて同じことを書いていらっしゃいますが、僕の目の前でグイグイ飲みながら
「ジュリーの横に行ってブルースハープを吹きたかったよ」
といわみ先輩が仰ったのは、この「緑色のkiss kiss kiss」について語っておられた時でしたよ~。

前日の広島公演でジュリーが歌詞を
「ヒロシマの空から~♪」
と変えて歌った、という情報は掴んでいましたが、大阪でもやってくれましたね。その瞬間の会場の「わぁ~っ!」って雰囲気も伝わってきました。
”ヒロシマの空”というのは特別な言葉ですから、限定かなと思っていましたが・・・どうも今後各地で披露されるっぽいですね。

4文字地名の公演は要注意です!
「福岡」は堅いでしょうね。
ひょっとしたら5文字も行けるかもしれません。「館林の空♪」とか・・・。

~MC~

「何度も金使わせてスマンな~!」
という挨拶からしてすでに・・・絶対関東圏では聞けないジュリー節ですよね~。

ジュリーの
「まいど!」
にはすかさず
「おいど!」
と返すお客さん・・・いくら大阪のお約束とは言え、凄い。
もうね、コンマ数秒の反応なのよ。

「9月3日に始まった時はまだまだ暑くて・・・何処が秋や!といった感じでしたが、ようやく運動会らしい気候になってきました」
ということで、「さ~んきゅ~!」と大きく手を振りながらの大阪ご挨拶のシメでございました。

4曲目「ス・ト・リ・ッ・パ・ー

Stripper

ハイハイ、この曲のDYNAMITEはピック弾きのエアベースでございますれば。ちゃんと正しいタイミングで弦楽器横揺れを一緒にやらさせて頂いております。
だって、下山さん一人じゃかわいそうじゃん!
(柴山さんも多少揺れてるけど、実はこの曲のリードギター・パートは難易度が高く、それドコではないのよ)

「俺のすべ~てを~~~♪」
のトコで、ストロークの突き放しがあって横揺れは一瞬止まります。
下山さんがうつむきながら拍を数え、GRACE姉さんの3連符を待っているのが手にとるようにわかりました。

5曲目「ダーリング」

Konndohakareina

冷静になってみますと、「ス・ト・リ・ッ・パ・-」~「ダーリング」って凄い流れだよねぇ。YOKO君が羨ましがるワケだ。
プレプレツアーの「勝手にしやがれ」と同じく、長年のファンのお姉さま方のキメポーズが完璧で・・・後追いファンは全部にはとてもついていけず、悔しい思いをしております。
ただ
「だ~~~~~~~~り~~~ん
♪」
のグー→パーは必ず合わせます。そこはもう意地です!

6曲目「君をのせて

Acollection

さぁ、下山さんガン見です!
ジュリーに睨まれたかもしれません。分かりません。僕は畏れ多くもジュリーを見てませんから、この曲だけは。

「君をのせて」・・・コード進行はすべて頭に入っていますが、問題は下山さんがどのようなフォームで弾くか、です。
下山さんの手元を確認しながら、自分も一緒に左手でフォームを追いかけます。ところどころ「ん?」という感じで追いつけなかったり。
「お~!」と思ったのは

肩と肩を ぶつけながら
F    F#dim     C        Am

の「F#dim」。
これを下山さんはハイポジションの7フレットで弾いたんです。
dimというのは特殊な和音で、ルートは違っても和音構成それ自体はすべてのキーを合わせて3種類しかありません。
従って、どのポジションで弾くか、はギタリストの主張であり、楽曲解釈でもあるわけです。

下山さんは
1弦=8フレット
2弦=7フレット
3弦=8フレット
4弦=7フレット
のフォーム。

僕は今まで「君をのせて」を1フレットのフォームで弾いていましたから、これにはビックリ。
「F→F#」の流れよりも「F→A」という鋭角的な表現(しかもハイポジションですからチロリン♪みたいなカン高い響きになる)を下山さんは選んだのですね。
おそらく柴山さんとはずいぶん解釈が違うはずです。

転調後は、A♭を下4弦のみのポジションで弾いたり・・・勉強になりましたね~。
実は・・・10月の渋谷は、この大阪よりもさらに下山さんガン見なお席を賜っておりますので(ああっ石を投げないでください!)、完璧にコピーして参りたいと思っています。

7曲目「I'M IN BLUE」

Gsiloveyou

いわみ先輩曰く
「周りは座っとったけど、俺は一人でノリノリやったで~!」
ということで、会場の反応自体は今ひとつだったようですが、マニア泣かせの素晴らしい選曲でしたね、これは。

「Maybe I'm a loser♪」以降手拍子が頭打ちになるのは渋谷と同じ。
「すべてはこの夜に」の「Hang on me♪」の部分と同じですね。どちらも佐野元春さんのナンバーなのは、偶然かな?

8曲目「”おまえにチェック・イン”

Wonderfultime

一転しまして、この曲ではジュリーしか観ていないという。
とにかく、ジュリーのヴォーカルにピッタリなナンバー。62歳にして、「オーマイ・ゴッド♪」や「ハレルヤ♪」のアクションがあまりにもカッコ良過ぎます!
かと思えば、サビは例のキバリ拳炸裂でございますよ~。

張り切ってジュリーと一緒に「うん!」「あっ!」とやっておりましたら、お~!斜め前、Ah14番のお姉さまもバシバシとやってはります。嬉しいですね~。

翌日シネ・ヌーヴォーさんにてお会いしただんぼ様は、グランキューブ2階からDYNAMITEの「ほみたい、うん!」をチェックしまくっていらっしゃったとのこと。
ダメですよ~。ジュリー観てなきゃ~!

9曲目「明日」

Ikitetarasiawase

えっ、メイ様の「イントロで・・・?」な曲は、これでしたか!
てっきり「ひかり」あたりかと・・・。「ひかり」は以前からお好きだったのですね。

先述しました、通路に面してこそできるアクションとは。
「蹴散らした~♪」
の、キックです!
DVD『ワイルドボアの平和』で初めてこの曲のジュリーのアクションを観た時、是非参加したいなぁ、とずっと思っていたのですが、渋谷初日は(2階席だったこともありますが)とっさに足を出すことができませんでした。
その分、大阪では広い空間に向けて思いっきりやって参りました~。

ギターソロの照明も完璧で、ホッ・・・。
松席で観ていると、イントロのGRACE姉さんのキック連打が凄かったです。

10曲目「我が窮状」

Rocknrollmarch

渋谷初日では歌詞が飛んでしまうハプニングがありましたがこの日は大丈夫。
ジュリーはもうすぐ、いつもとは全然違う場所でこの曲を歌うのですね。歌の力を存分に発揮してくれることでしょう。
そういえば、その時の伴奏はどうするんだろう・・・。泰輝さんが駆けつけたりするのかな?

柴山さんはローディーさんから次曲インストのギターを受け取らず、両手フリーの体勢でコーラスに専念。
曲が終わるとすかさずスタンバイ!

11曲目 鉄人バンドによるインスト

渋谷では、イントロで真っ暗な中、泰輝さんにスポットが当たってましたが、この日はさほど強調されてなくて、ステージ全体が明るい感じでした。
僕の前方、ほとんどのお客さんが座ってしまって・・・「こりゃイカン!」と必死で手拍子を続けました。
下山さんの重厚なロングトーンのソロが始まったあたりから、徐々に周囲の方々もノッてきてひと安心。

実は、僕も『奇跡元年』の時はそうだったんです(恥)。
レポにも”休憩”なんてとんでもない書き方してるし・・・。エラそうなこと書いてる割には、集中力が途切れていたのでしょうね・・・。


選曲構成については、ジュリーが「我が窮状」を歌った後でスイッチを入れ替える必要がある、ということなのだと思います。
だから「我が窮状」が前半のトリなんですね。

12曲目「涙色の空

Namidairo

敢えて書きますが・・・。
柴山さんに痛恨のミスがあったのです。

柴山さんの出番は鉄人バンドの中で最も遅く、2番途中から。
「ちゅくぎゅ~~ん!」(
←ごめんねワケわかんない擬音で
とピックを滑らせた後、最初のタッチで「ソ」の音を出さなきゃいけないのに・・・「ラ」だったか「ラ♭」だったか、少し高いフレット位置で弾いて、不協させてしまいました。
すぐにGmに戻りましたから、それはほんの一瞬のことでした。

僕が敢えてこのことを書くのは、僕のような者でさえそれに気づいた・・・「涙色の空」とは、そこまで後のない究極の形でアレンジされたナンバーなのだ、ということです。

僕には絶対音感がありませんし、純粋に鳴っている音だけでこのようなミスに気づくことは滅多にありません。と言うか、普通この程度のミスは他の音に埋もれて目立たないのです。
鉄人バンドにベースがいれば、気づかなかった。
エレキギターが2本でも、気づかなかったでしょう。

「涙色の空」のアレンジは、完全に各メンバーの役割がパーツとして確立していて、どの音が欠けても成立しませんし、どの音がミスしてもハッキリ全体に影響します。
今回の柴山さんのプレイは珍しいハプニングでしたが、彼等4人がそこまでそぎ落とされた剥き出しの楽曲に立ち向かっているのだ、ということを改めて確認できました。
演奏するのは、長年ジュリーと苦楽を共にした彼等鉄人バンドでなければならない。そういう曲なのですね。

転調前のアコギ弾き語り部では、ジュリーの歌詞が一瞬飛んで早口で追いかける格好になり、そこでは下山さんが一層ストロークを大きくしながら、リズムを乱さぬよう「くっ!」と唇を噛んで気合を入れているのが伝わってきました。

演奏の出来それ自体は渋谷初日(完璧でした)の方が上だったわけですが、素晴らしいお席でこのような不測の事態をいくつか目の当たりにし、「涙色の空」の究極性を垣間見たような気がして、僕はとても感動したのでした。

13曲目「エメラルド・アイズ

Namidairo_2

打ち上げでいわみ先輩に
「すまんDY君。この曲はどうやってノッたらいいのか解らんのや」
と頭を下げられてしまいましたが・・・。

確かに、なかなかLIVEでの反応が難しい楽曲です。僕は下山さんのソロから手拍子を始めるつもりでしたが、やってみるとどうも唐突なんですよね。
GRACE姉さんのドラムスは、1番と2番ではAメロでスネアを入れる拍が違うのです。2番から普通に手拍子でいいのかな、とも思いましたが、途中でまたスッと後ノリに移行する箇所がありますし・・・。

渋谷ではほぼCD通りの演奏だった下山さん。この日は1番の1回し目からすでに、ジュリーのヴォーカルに絡むアドリブの単音を弾いてくれました。
ギターを弾きたくて仕方がない・・・そんなステージだったのではないでしょうか。
鉄人バンドの下山さんは、完全に復活いたしました。

(後註:いや、ギターが弾けることへの思い・・・だったのかもしれません。南さんのことがあったばかりでしたね・・・)

14曲目「まほろばの地球

Namidairo

やっぱりこの曲のLIVEでのジュリーは、エロい・・・。

いわみ先輩と話していて思ったのは、僕の感じる”ロックにおけるエロ”はおそらくミック・ジャガーが基準なんじゃないかと。
僕自身はいわみ先輩とは逆で、どちらかと言うとストーンズよりはビートルズ寄りだったりするのですが、それでも最強にエロいロック・ヴォーカリストと言えば圧倒的にミック・ジャガーなわけです。

では、ジュリーはどういう時にミック・ジャガーばりのエロを発揮するのか。

その答えのひとつが「まほろばの地球」にあると思います。
一例としては、バック演奏の構成がハードなツイン・リードであること。
それによってジュリーは曲が進行していくに連れてどんどん陶酔状態になるのです。ジュリー自身が、ストーンズのツインリードのリフ・ロックを好きなんだと思います。

「エロを振りまいています!」という主張を持つヴォーカリストに、僕は全くエロを感じません。
脳が恍惚となった状態から歌われるメロディーと身体の動き。つまり、”捨身”のヴォーカルにこそ、ロック的エロがある、というのが僕の考えなのですがいかがでしょうか。

大阪のジュリーはエロかった。
そして、いつか「Shangri-la」を生で観たいものだ・・・と思いました。

15曲目「若者よ」

Namidairo_2

「DY君、この曲はな・・・」(ぐい!)
「はぁ」
「完全にGSなんだよ!分かる?」(ぐい!)
「はぁ、なんとなく・・・」
「いや、分かっていないな・・・。GSと言ってもタイガースじゃない。ジュリーと柴山さんと泰輝さんの3人は、この曲ではスパイダーズだ!そして柴山さんの作曲はジャガーズだ!分かる?」(ぐいぐい!)
「どちらも数曲しか聴いたことが・・・」
「はぁ・・・(溜息)。若者よ!と喝を入れたくなるジュリーの気持ちが分かるわ・・・(ぐいぐいぐい!)、おばちゃん、ボトルもう1本!」

・・・若干ディフォルメされていますが。
僕はこれから本館の方に「若者よ」の記事を書かなければならないのですが、う~ん難しいテーマをいわみ先輩から授かってしまいましたよ。
実は僕はこの曲、CD音源での下山さんのパートはアコギでも良かったのでは、と考えていたくらいですからね・・・。

16曲目「ひかり」

Ikitetarasiawase

ジュリーのLIVEに参加すると、それまで特に”メチャクチャ好き”というわけでもなかった楽曲にコテンパンにヤラれてしまって唖然とすることがあります。
今回はこの「ひかり」。
なんというスケールの大きな、懐の深いナンバーでしょうか。僕は例によって本館ネタバレ解禁後にはセットリストの中から何曲か復習の記事を書きたいと思っていますが、「ひかり」についてはもう今から書きたいことが次々に溢れ出てしまっている状況です。

しかし、こんな大名曲に気づいていなかったとはね・・・。詞も曲も完璧だし、渋谷・大阪と、ジュリーのヴォーカルは「届かない花々」にも匹敵するサイケデリック・バラードの最高峰たる表現力でした。
こういうナンバーをLIVEでセットリストの隠れた柱にできるアーティストは、そうはいないですよ。

下山さんは終始うつむき加減でガシッ、ガシッと4弦~6弦のバッキング。変わったコード進行の楽曲だから、渋谷でもう一度下山さんの手元をガン見しなきゃ~。

17曲目「太陽」

Ikitetarasiawase_2

柴山さんの”ぬお顔”って、2種類あると思うんです。
ひとつは、「オラオラ~!」って感じの、ギターを武器にリスナーの感性を一刀両断してしまう、攻撃系。
もうひとつは、弾いているうちにギターの方に操られ始め、「かんべんしてください~」って感じで大泣き状態になっているという、受身系。
まぁ攻撃だろうが受身だろうが、その時柴山さんが寄り添っているお相手は残念ながら組長ではなく、ご自身のギターなんですけどね。

大阪の「太陽」では、柴山さんは完全に受身系でした。
涙流してるんじゃないかと思うくらいに顔を崩して、口を開いたり閉じたり。渋谷初日は、ここまでではなかったなぁ・・・。

「ひかり」と違い、「太陽」は以前からメチャクチャに好き!という自覚のある1曲でした。
アルバム『生きてたらシアワセ』はファンの間でも好き嫌いが分かれる作品のようですが、僕は今ツアーでこのアルバムから3曲聴けたことに、とても満足しています。

18曲目「世紀の片恋」

Kitarubeki

みなさま。
イントロでGRACE姉さんが、やかんを叩くような音を出しているのにお気づきかと思います。
「カウベル」と言って、ロックには欠かせない打楽器です。
ビートルズの「ユー・キャント・ドゥ・ザット」やストーンズの「ホンキー・トンク・ウィメン」といった曲において、60年代から数々の伝説を作ってきた音。
『歌門来福』の「SOMEBIDY'S CRYIN'」でも使用されました。
是非この機会に「カウベル」という名称を覚えてくださいね!

下山さん、ボトルネックを絡めた指が・・・長い!
通常サイズのスライドバーだよね、あれ・・・。

ちなみに僕はハーフサイズしか持っていません(つまり、器用じゃないってことね)。
20100923

で、下山さん。エンディングで前にせり出してきた時には、左手には何も装着されていないのよ!
いつ外したんだろ?
次回ガン見確認したいところですが、この曲じゃ無理かな・・・。ジュリーのヴォーカルとアクションがスゴ過ぎますし、何といっても試練の「おいっちに体操」がありますからね。

試練、と言ったのは、この曲の「おいっちに体操」はかなりキツいのよ!
「ひかり」「太陽」で身体を休めてたせいなのかなぁ。
で、キツいながらもそこで踏ん張って頑張ってやり遂げれば、次曲「マンジャーレ!~」以降何故だか楽々身体が動くようになるという、不思議。
・・・考えてみれば、長距離走ってそうだよね。一番キツいのは、最初の5キロくらいなんです。そこを頑張れば、何とかそのまま行くんですよね。
まさに”秋の大運動会”。
それを実感するセットリストが、この「世紀の片恋」からなんですよね。

19曲目「マンジャーレ!カンターレ!アモーレ!」

Samosutatto

先述のように、どういうわけだかこの時点で「おいっちに体操」が余裕の体力でこなせる・・・これが運動会の醍醐味!

ヴォーカル直前のキメの箇所でジュリーはリズムに合わせて掌をパタパタさせるんですけど、このテンポで16分音符の裏拍とか出てくるリズムですよ!
普通そんな器用に動きますかいな(僕は動かない・・・一応ジュリーと一緒に参加はしますけどね)。

間奏は柴山さん→下山さんとリードギター・リレー。
柴山さん、次回の渋谷で”交互足出しリードギター”(神業)やってくれないかなぁ・・・。

20曲目「愛まで待てない」

Aimadematenai

前曲の最後の音が鳴り終わらないうちに、GRACE姉さんのカウント。走り出すジュリー。
渋谷で一度観てる光景だけど・・・男の僕でも「ジュリー!」と身体が波打つ感じ。

今ツアーではこの曲、「ダーリン・ユー!」って、特定のお客さん狙ってやってるんですかね、やはり。
1度、僕のちょっと後ろに向かってやってました。振り返るわけにもいかず、指されたお客さんの反応が見れず残念~。

今回のセットリスト、リードギター・リレーが多いですね。

21曲目「遠い夜明け」

Kitarubeki_2

渋谷初日ではず~っと泰輝さんを観ていました。
で、この日は下山さんガン見、の予定だったのですが・・・歌が始まるやいなや、ジュリーに釘づけ。目を逸らすことができなくなりました。
何なのでしょうねこれは。陳腐な表現になってしまうけど、歌の神か何か、降りてきているように思えます。

あくまで僕の都合の良い想像的解釈ですけど、ジュリーの今回の選曲、覚和歌子さんとGRACE姉さんという、自らを代弁してくれるような作詞をした2人の女性のペンによるメッセージを重要なポイントとして位置づけているのではないでしょうか。
前半の「明日」。後半の「遠い夜明け」でそれを強く感じるんだなぁ。
どちらの曲も、ジュリーの生き方そのものですから。

翌日、azurお姉さまにメールを打ちました。
ジュリーばかり観ていたけど、「遠い夜明け」の下山さんのアコギの音は、ずっと耳に残っていました。
席によって記憶に強く残る音が違う・・・それもまたLIVEの醍醐味なのですね。

~MC~

さすがに日が経って前後の記憶が入り乱れてきてます(汗)。
順不同ということで、よろしくお願い申しあげます。

「『秋の大運動会』ということで・・・毎回、(ツアーが始まる前に)タイトルを考えてくれ、言われるんですよ。
ただシングルCDと同じ『涙色の空』じゃ、意味わかんないでしょ?それが『秋の大運動会』とかつけたら、(みんなに)何が始まるんやろか、と思ってもらえる」

「ジュリーwithザ・ワイルドワンズ(のツアー)がどうも消化不良で・・・いや、あれはあれで楽しいんですよ。
でも、ちょっと動いたら誰かにぶつかったり・・・植田さんが(ドラムセットから)降りてくる曲なんかは、床に置くスピーカー・・・俗に”ころがし”っていうヤツですが、それが邪魔で」

「なんか、”動け”って身体が言うんですよ。”今のうちやで。今のうちに動いて、走っとかなアカンで”って」

「あと8年・・・70歳までは続ける。でも・・・70になった時にまたここ(大阪)へ来てみたら全然(お客さんが)入ってなくて”あぁ、8年前はあんなにたくさん来てくれたのに・・・みんな亡くなってしまったんだなぁ”・・・なんてことにならないよう、みなさんも健康には充分留意して頂きたいと思います」

あと、化粧をやめて何年、というお話に絡んで、お2人ほど政治家をバッサリとやってました。
鉄人バンド登場のタイミングは、渋谷のレポで書いた通りの展開になってましたね。やっぱりギタースタンバイの状態で、立ちつくしたまま漫談終了を待つ柴山さん、下山さんのお二人は相当キツかったのではないかと。

メンバー紹介がありまして
「それではよろしゅうございますか。
オ・マ・ケですぅ~!」

22曲目「ポラロイドGirl」

Karehanemurenai

渋谷初日もそうでしたが、場内に「キタ~!」って雰囲気が充満しました。ネタバレを我慢し続けた関西のみなさま、あっぱれです。僕も来年のお正月は何としても見習わなければなりませ~ん(泣)!

ジュリーの連続ジャンプもスゴかったけど、この日は下山さんでしょう。動きはシャープだし、せり出し率は過去最高だったのでは。
間奏ソロをギンギンにカマしている柴山さんよりさらに前に出てきて、ソロが終わるタイミングを、ステージ中央で待ち構え・・・。
ライトがバ~ン!と当たったと思ったら、2番頭のリフを髪を振り乱し、上体を反らしながら激しく弾いたんですよ!
いつものヘドバンではなく、ランディー・ローズみたいなアクションで。
「俺はここだぜ!」って弾き方は、鉄人バンドでの下山さんにしては相当珍しい。今にして思えば、下山さんの胸の内に、自分の鳴らしている音を伝えたい人がいたのかもしれませんね。

エンディングではお約束・ジュリーの水芸もバッチリ。最前列のお客さんには飛沫がかかったてたんじゃないかなぁ。

23曲目「6番目のユ・ウ・ウ・ツ」

Royal3

組長の御記事を読んで気がつきました。
下山さん、「ハッ、ハッ、ハッ!」をやってなかったんだっけ・・・。

確かに記憶がない・・・ジュリーばかり観ていたにしても、たぶんやってたらチラッとでも印象に残ってるはずなんですよね。
だから、やっていなかったのでしょう。

それ、やっぱり演奏上の理由かもしれません。
まぁ、下山さんの場合は恥ずかしがってる説が巷で持ち上がるのも納得はできますけどね・・・。

オリジナル音源だとギター演奏はその部分ミュートですから、ギタリストが右腕を突きかざす事は可能なワケです。
しかしそれはあくまでエキゾティクス編成の話。
オリジナルでは「ハッ、ハッ、ハッ!」のトコはベースがしっかり「ミ~ミミミミ♪」と残っているのですから。
今の鉄人バンドの編成で単純に建さんのパートを抜いたら大変マヌケなことになってしまいます。さすがにドラムだけ残すってのは、この曲の緊張感を削いでしまいかねません。
ですからきっと下山さんがローコードのE7でバッキングをしているんじゃないかと想像できます。
その点、しっかり次回渋谷で確認するぞ~!

ジュリーのカッコ良さは渋谷と変わらず。
最後の「ハイ!」もキレイにお客さんと一緒にキメて、普通なら、ラストはバラードで締めても良いはずですが、そこは・・・運動会ですから。

24曲目「いとしの惑星」

Iikazeyofuke_2

渋谷ではこの曲の目玉をGRACE姉さんの
「だん・だん・だだだ!」(笑顔)
というドラムだって書いたけど、お松な席から観ると、やはりキレイにハモるギター兄弟の同時フレーズ弾きが印象に残りますねぇ・・・。
ベースレスの構成でこんなこと、できないですよ普通。

といった幕切れで、大阪のネタバレ我慢組のお客さんもやっぱり「えっ、終わり?」って言ってました。
すごくイイ曲をトリに選んでると思うのですが、ツアー初参加だと、「もう1曲あるんじゃないか」って考えちゃう人が多いようですね。

--------------------------

そして。
こ、これか・・・噂のエスカレーター地獄!
せっまいエスカレーターに押し寄せる人波。ぐあ~、とかきわけ、カミさんとはぐれたところでメイ様達に見つけて頂きました!
良かった~。開演前にお会いできなかったので、今年はもうお会いできないかな、と思っていましたので・・・。

1階まで降りてしばらく待ち、メイ様にいわみ先輩をご紹介頂きまして、そこからはいわみ先輩に単身連れられ夜の町へ。
いわみ先輩のお話に興味のある方も多いと思うんですけど。
「あ~、そりゃブログにはちょっと書けないっすね・・・」
という話が多かったのです・・・ジュリー絡みは。いや、危ない話とかではなく、ロックをやってる身からすると、ソコは言わぬが華、と申しますかね。

ただ、御本人が覚えていらっしゃるかどうか分かりませんが、僕が圧倒されたのは決して芋焼酎の一気飲みなどではなく、深夜の肥後橋でいきなりミック・ジャガーのアクション真似をご披露なすった、という瞬間でございました。
「DY君、大丈夫だよ。ミックがやってる限りは、ジュリーも大丈夫だ!」

さて翌日は九条シネ・ヌーヴォーさんにて、ジュリー映画特集初日。
僕も「華やかなる招待」を1本観てまいりました。
あらすじは知っていて、部分的には観たことがありましたが、キチンと腰を据えて鑑賞するのは初めてという作品です。

「瀬戸口さんでしたら病院ですよ」というシーンが笑うトコなのかどうかはともかくとして。
「廃墟の鳩」「ジンジン・バンバン」が斬新な別テイクである事に、心底驚いた次第です。
カッコ良過ぎる!僕が60年代サイケデリック・ロック期で一番好きなアレンジ手法じゃないですか~!

・・・というようなことで、本館でのネタバレ禁止期間(まだまだ続くよ!)中に「廃墟の鳩」をお題に書こう!と決めました。
別テイクの音源、探さなくちゃ~。

20100917

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2010年9月16日 (木)

明日、大阪行ってきます

本日の東京は大雨で、気温も低く長袖でも寒いくらいですが、明日の大阪は真夏日だとか・・・。
体調を崩さないよう、みなさまもお気をつけくださいませ。

思えば去年の今頃(18日)も大阪にいました。柴山さんの目の前に。
今年は下山さんの”やや目の前”ってことになりました。恐縮ながら、何故かお席の相性がいいです、大阪。

LIVEレポは連休明けに帰京してからになります。
広島、大阪の興奮醒めやらないみなさま、とりあえず当記事にてコメントお待ちしています~。

今回の大阪遠征は、まずソロコンあり、映画あり、真面目な用事もあり、なかなか慌しくも楽しくなりそうですが、そんな中でも一番の使命は。

いわみ先輩のジュリー絡みの逸話を根掘り葉掘り聞いてくる!

これです。
ただ・・・今ちょうどタイガースがトホホな展開になっている(あ、阪神の方です。念のため)ところなので、ご機嫌がどうだろうなぁ・・・。

ともあれ、たくさんの「はじめまして」「おひさしぶりです」を楽しみにしております!
よろしくお願い申しあげます。

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2010年9月 4日 (土)

[ 伝授・特別編 ] 9・3渋谷CCレモンホール 沢田研二『秋の大運動会~涙色の空』セットリスト&完全レポ

まさに大運動会。
ジュリー、62歳にしてあの運動量。
あんな元気な老人に「頼ってるぜ」と言われても・・・若者としては
(←コラコラ)大変なプレッシャーでございます。
でもね。
若者を目覚めさせるにふさわしいステージでございました。

僕のセットリスト予想記事は、『歌門来福』に引き続き見事なまでの全敗。
やっぱりジュリーはこうでなくっちゃ!ヒヨッコの予想なんて、どんどんくつがえしてやってくださいませ~!

当日は仕事の関係で東武東上線「ふじみ野」駅からの直行になったDYNAMITE。
充分余裕を見て開演2時間前に早退したのですが・・・。

うあ!
電車が止まってる~!

人身事故があってダイヤが乱れているらしく、なかなか動き出しません。
ビビリまくった僕はカミさん(ギリギリになって別途参戦)に「どうしようどうしよう」とメールを出しまくり呆れられ、それでも動き出さないのでSOSの狼煙を上げたところ、遥か彼方の沖の鳥島から
「おちつけ」
と書かれたメモをくわえた伝書鳩がやってきて、ようやく冷静になりました。

結局なんとか間に合いまして、6時には会場に辿り着きましたが、「やっぱりLIVE当日は有給をとった方が安心だな」と改めて思った次第でした。

開演前、終演後、多くの先輩方にご挨拶させて頂きまして・・・特に遠方からお越しのみなさま、本当にお疲れさまでした。
そして、みなさまこの若輩に気さくにお話してくださり、感謝の言葉もございません。ありがとうございました。

今回お隣りのジュー高さんは、ブザーが鳴っても延々とQさまラヴなお話をしてくださいまして。
でもって真後ろのお席に、長野でお声をかけてくださった遊様がいらっしゃるというチェックされ放題の状況でしたが、みなさまご承知のように、僕はもう今さら何を怖れることなどございません~。
いざ、開演!

1曲目「ROCK'N ROLL MARCH」

Rocknrollmarch

炸裂するGRACE姉さんのドラムス。
おぉ~、これで来たか~!
昨年の『PLEASURE PLEASURE』と同じ立ち上がり。これは逆に誰も予想していなかったでしょうね。

打上げにてKP様が
「2年連続でツアーの1曲目が同じって・・・裏の裏をかかれた~!」
と脱帽していらっしゃいました。
一方、「SMASH THE ROCK」を予想していらしたKT様、惜しい!

で。
とりあえず僕は昨年から、この曲の「ヘイ、ヘイ、ヘイ!」については大声で参加させて頂くことに決めていますので、いきなりお隣のジュー高さんや右隣のお姉さまをビビらせてしまったかもしれません。お恥ずかしい。
1年ぶりだったけど、ちゃんと拳振り上げのタイミングも完璧に覚えてました。

柴山さん、去年とはソロのフレーズ変えてきましたね!

2曲目「BAMBINO EXCUSE

Pleasure

ジュリー・・・。
どうしてもこの曲を、一度完璧に歌いたいのね・・・。
それは無理です!
ということで歌詞はやっぱり途中からボロボロになりましたけど、とにかく走る走る!
2階から見下ろしていますと、ジュリーの動きに合わせて前方のお客さんの首が右へ左へ。うん、この曲はこうだった、1年前も。

そして。
あの懐かしい、下山さんのその場飛びが今年も炸裂!
良かった・・・お元気そうで。

ひとさし指の突き上げポーズも、みなさまやっていらっしゃいました。最後のリフレイン、6回だぞ6回・・・と数えていたのは僕だけではなかったはず。
3拍子に切り替わる箇所で会場の手拍子が「あらら・・・?」になる感じも、すごく懐かしかったです。

3曲目「緑色のkiss kiss kiss

Pleasure_2

そういうことですか。
ソロでは思いっきり、自分の身体から湧き出る「歌」を歌いたいのですね、ジュリー。これは良い意味でジュリワンの反動と見るべきでしょう。

もちろんジュリーはジャングルビートの手拍子を煽ります。
「kiss kiss kiss♪」も参加します。
昨年の『PLEASURE PLEASURE』ツアーでは、この投げキッス、大阪ではどなたもやらはりませんでしたが、さて今年はどうでしょうか?

~MC~

「暑い!」
まずはこのひと言から。
「ようこそ!夏の・・・終わりの大運動会へ(笑)。外はすっかり6時半の明るさですが、気温は昼間のまま・・・」
「新曲は4曲だけ・・・。あとは・・・いつものように歌詞を間違えまくっておりますが(笑)」
「暑い中、坂道を駆け上がり(笑)、満員電車にのってお越し頂きましてありがとうございます。ありがとう、渋谷~!」

4曲目「ス・ト・リ・ッ・パ・-

Stripper

もうね、これは自然に身体が動く。
で、この曲に関しては、僕がやっているのはエアギターではなくエアベースです。ピック弾きのね。(←俗に言うどうでもいい情報)

ギターのお二人も、ずい!と前にせり出してきまして。中央で動くジュリーの激しいこと激しいこと。
CD音源はギター3本とベース、という構成なのですが、鉄人バンドスタイルだと

リードギター(柴山さん)
サイドギター(下山さん)
オルガン(泰輝さん)

となります。
手数が多く忙しい柴山さんが自由に動けないため、例の横揺れアクションは下山さんの担当です!
ちゃんとやってましたよ~。

5曲目「ダーリング」

Konndohakareina

お~!
ヒット曲連発コーナーへと突入の模様です。
左前方、18列34番のお姉さま、細かい振付けが完璧です!素晴らしい。

この時点でジュリーは既に喉がかすれてるのね。そのかすれ具合が
「ダ~~~~~~~・・・リ~ン
♪」
のロングトーンに妙に映えて、いやぁイイ感じじゃないの~。

この曲は、絶対LIVEの方がイイですよね。

6曲目「君をのせて

Acollection

いつも明るく天然かつ上品なトークで僕等を楽しませてくれる、某チーム沼津のO様が、打ち上げの席にて、「君をのせて」についてこう仰るのですよ。

「この間BSで、わけのわからない方が歌っているのを観たんだけど、全然心に響かないの」
と。
「わけのわからない方」って・・・・・・。
いや、その通りなんですけどね。

とにかくこの曲は、こうしてジュリーが歌い継いでおりますので。そこんとこよろしくお願いしますね、彬良さん!

イントロの泰輝さんのストリングス音色のシンセサイザー。
下山さんのダウン・ストロークのアコギ。
鉄人バンドの「君をのせて」も、またそれぞれの時代とは違った味わいがあるんですが、ポンタさん在籍時より原曲に近いことは間違いないですね(爆)。

この曲も、「スマイル・フォー・ミー」みたいな半音転調があるでしょ~?
大阪で下山さんのフォームをチェックするのが楽しみなのです!

7曲目「I’M IN BLUE」

Gsiloveyou

来た!今まで生で聴いたことのない曲。やった~!!
ジュリー、佐野元春さんナンバーって好きなんでしょうね。LIVE率が高いもの。
でも、「WHY OH WHY」と「BYE BYE HANDY LOVE」にも今後期待しちゃうぞ~。これは多くの先輩方も同じ気持ちではないかと。

ジュリー、2番の「ネオンライト♪」が出てきませんで、「フォギーナイト♪」を2回繰り返してました。オッケ~オッケ~。

8曲目「”おまえにチェック・イン”

Wonderfultime

お~!!
例の「伊勢原ポスターネタバレ」楽曲を、前半ですべて片付けてしまおうということですな。
ニクイ、ニクイよジュリー!

この曲は、僕にとって2つの萌えポイントがございます。
まずは、「快傑ジュリーの冒険」でエキゾティクス弦楽器軍団が見せる、その場ステップの演奏。
足をバタつかせるようにして演奏しながら、コーラスをとる!

そして。
『greenboy』ツアー等で、多くのお姉さま方を奈落の底に突き落としたと言われる
「ほみたい、うん!ほみたい、うん!」
のジュリーのキバリ拳だ~!!

『ジュリー祭り』の時は普通にカッコいいヴァージョンだったからね。今回こそ!と、先輩方のブーイングをヨソに、僕は期待しておりましたよ~。

出ました。
嬉しい~~~~~!!
これまで何度、ツアー初日直前に
「ジュリーと一緒に、ほみたい、うん!をやるんだ!」
と宣言しながら撃沈してきたことか。夢は念ずればいつか叶うのですね
(←そんなんが夢なのかい、俺)

ジュー高さんはじめ周囲のみなさま、見苦しいモノをお見せいたしました。すみません・・・。

9曲目「明日」

Ikitetarasiawase

よっしゃ~!また来ました、LIVEお初曲!
『ワイルドボアの平和』を観た時から、「希望」と共に一発で惚れこんでしまった、聴くたびに勇気を貰える力強いナンバー。
そして、鉄人バンドの演奏がビタッとハマるナンバーでもあります。

てなことで間奏。
柴山さんと下山さんが交互にリードを弾くんですが・・・。照明さんがスポット当てる人を間違えまくります。
お休みしてる人の方に当てちゃうのよ。
たまらず柴山さんが「次こっち!」と右手でビシッ!と下山さんを指さしましたが、その果てしなくカワいいポーズにもバッチリ光が当たってました。
僕は大ウケで、終演後にお会いしたしょあ組ギター番長・カオリー様に

「明日」の指さしポーズが・・・ぐわっはははは

と爆笑しながら申しますと、番長は

照明、何してんねん!!!
と、大層ご立腹の様子でございました。あわわわ・・・。

10曲目「我が窮状」

Rocknrollmarch_2

僕はこの楽曲を支持します。何故なら、すさまじくイイ曲だからです。
特に

♪ 我が窮状 守りきれたら ♪
       C      E7  F           F#dim

の部分の和音進行は、ゾクゾクするほど美しいです。

かつて、僕の叔母が地元で、「第9条を輸出する母の会」というのをやっていたのですが、その時叔母自作の「地球星」という楽曲のCDを僕に送ってきて、当時LIVE活動を頻繁に行っていた僕に「歌ってください」と頼んできたことがありました。
・・・僕はその期待に応えませんでした。
思想ではなく、楽曲に共感できなかったためです。すみません・・・。

どんな内容が歌われようと、僕はやはり楽曲至上主義なのでしょう。それが良いことなのかどうかは分かりませんが、ジュリーの歌う「我が窮状」という楽曲は素晴らしいメロディーを擁した、優れたナンバーだと思っています。

この日、コーラスマイクのセッティングはGRACE姉さんの設定が小さかったですね。
そのせいでしょうか
「ダバダ~♪」
と、3度下の男声がエライ響き渡っていましたが・・・ひょっとして下山さんですか、あの声は?!

で、ジュリーですが。
「忌わしい時代を遡るのは♪」
の歌詞が完全に飛んでしまいました。次回は必ず修正をかけてくるでしょう。

11曲目 鉄人バンドによるインスト

イントロでは一瞬「ファンク?」な感じを受けましたが、これはパワフルなシャッフル・ナンバー。
ウィングスの「ロケストラのテーマ」を彷彿させる明解な進行と重厚なリズムは、猛者揃いのバンドのインストゥルメンタルにはうってつけなのです。

『歌門来福』『僕達ほとんどいいんじゃあない』と参加して毎度思うのは、この中間部の鉄人バンド・インストがセットリストで果たす役割が、徐々に増してきているということ。
例えば今回は、歌に入り込む気持ちの方向性がまったく違うバラード2曲の橋を渡す・・・ジュリーがスイッチを切り替える役目を果たしています。
そして、演奏や楽曲のクオリティーの高さには驚かされます。
是非作曲クレジットだけでも知りたいのですが、DVD録りでも無い限りそれもまた夢・・・。

と、ここまで書いて突如思いました。
ジュリワンin渋谷のDVD化があるなら、あの素晴らしいインストゥルメンタル・ナンバー「瞬きさえできない」~「マーメイド・ドリーム」(局地的な仮題です)のクレジット明記が期待できるんじゃないの~?

ツアーで毎回DVD録りがあれば、いいんですけどねぇ。

12曲目「
涙色の空

Namidairo

インストが終わり、泰輝さんのピアノに載せて、ジュリーは正面から再登場です。

初日の演奏、僕のベストはこの曲です。
やっぱり、直前に頑張って記事書いて良かった・・・書いた通りのナンバーだ、と思えましたから。
いや、ギターの担当が予想通りだった、とかそういうことではなくて。
この曲が”ジュリー&鉄人バンド”の完成形、究極形であるという考えが正しかったんだ、ということに改めて感動したのです。

この日の演奏、そのどの瞬間であっても、今バンドメンバーの誰がどの音を出しているか、ということが会場のお客さん全員に判別できたのではないかと思います。普段、バンドの音に興味のないみなさま、楽器の判別をなさらないみなさまにさえ、それが分かったはずです。「涙色の空」とは、まさにそういう曲なのです。

ジュリーのヴォーカルにはどんな思いが込められていたのか・・・それは分からないのですが、この情感に満ちた歌声が恋しければ、家に帰ってCDを聴けば良い・・・。
「涙色の空」がそんな名曲である秘密が鉄人バンドの楽器編成にあるのだ、と、今一度みなさまにお伝えしたいと思ったステージでした。

13曲目「エメラルド・アイズ

Namidairo_2

実は僕が新譜4曲の中で最も好きなのは、この曲。
これはね、エレクトリック・ポップなの。次に本館で記事を書きますけどね。書きたいこと、たくさんあります。

僕がいつもお邪魔しているブログさんで、ジュリーの身近に緑内障に苦しんでいる方がいらっしゃるのではないか、というこの曲の歌詞考察が紹介されていて、すべての謎が解けた今となっては、僕は心おきなく楽曲を紐解けば良い・・・そう思いながらこの日の演奏を堪能しました。

記事にも書くことになると思いますが、この曲で最もメロディアスな箇所は、ヴォーカル部ではなく間奏のギターソロ部なのです。
下山さんはずずいと前にせり出してきて、そんなリードギターの旋律を、気持ち良さそうに弾いていましたね。


14曲目「まほろばの地球

Namidairo_3

なるほど、後半戦は新譜から立て続けに攻めるワケね。

この曲・・・これまた書きたいことがいっぱいあるんだけど、結局CD聴いてみたらドリフではなかったですね~。
いやいや、リフの最初から4つの音までは、音階移動とリズムが同じですので、ドリフ判定をなさったみなさまのお考えは間違いではございません。
ただ、GRACE姉さんの狙いはレッド・ツェッペリン系のハードロックですね。
初めてじゃないかなぁ。GRACE姉さんが最初から自分の叩きたいドラムスフレーズありき、で作曲したのは。
後ノリのドラムスです。アタシだってたまにはこういうの叩きたいわよ!ということなのでしょうか。

ギター番長・カオリー様によりますと、この時の演奏で下山さんのチューニングがブッ飛んでしまったのかも・・・とのことでしたが僕は気がつかなかったなぁ。上手と下手では、ずいぶん音の聴こえ方が違うようですね。

お客さんが、どういう手拍子で合わせたものか迷っていましたね。
この手のブルース進行のハードロックは、手拍子じゃなくて頭を振るのが通常のパターンですよ~。GRACE姉さんのスネアドラムのアクセントで、振ってみましょう!

15曲目「若者よ」

Namidairo_4

一転しましてこちらのナンバーは、初日ですでに手拍子パターンが確立しました。
サビが頭打ち→Aメロは2拍目と4拍目。そして
「舵取りをするのは君だ♪」のBメロの頭打ちが、メチャクチャ気持ち良く合ってましたよ~。
こりゃ、相当LIVE映えする曲です。

ぶっとい音の間奏は、柴山さんのSGでございました。
新譜4曲に関しては、使用楽器もステージとCDは同じでしょうね。「涙色の空」で述べた通り、今回の新譜はそういう狙いの作品ですから。

ちなみに。
「俺達、老人♪」
のコーラスは・・・柴山さん一人にやらせるのは酷だと思う。かと言って下山さんや泰輝さんがまさか。
ここはひとつ、お客さんがお手伝いしましょうよ。
僕、年齢関係なしに、大阪ではやってきます!

16曲目「ひかり」

Ikitetarasiawase

うわ!
『生きてたらシアワセ』から2曲も演るか!
僕にとっては嬉しい誤算。このヒヨッコは、『ジュリー祭り』以前のジュリーLIVEを全く知りませんので、自分がもしかしたら間に合ったかもしれない年のツアーで歌われた楽曲には、想像力が豊かになるんですよ。

「ひかり」という曲は、僕が以前「届かない花々」を評した”媚びないバラード”の要素を強く持つナンバーです。
普通にバラードと呼ぶのには抵抗がある人もいらっしゃるでしょうが、いわゆるサイケデリック時代のバラードのあり方が見える曲なのです。
この先、生で聴けるとは思ってもいなかった曲・・・こういうサプライズは嬉しいですね!

17曲目「太陽」

Ikitetarasiawase_2

サプライズは続く!
『生きてたらシアワセ』から、3曲目の選曲だって?
しかも連発・・・しかも「太陽」とは!

「太陽」・・・この曲にはすごく思い入れがあります。
ちょうど1年くらい前に。
ものすごくお世話になっているJ先輩がメールをくださり、僕のブログのことを
「北風じゃなくて太陽」
とおっしゃってくださったことがありました。
ちょうどその頃、ブログの在り方について悩み、方向性を失いかけていた時期でした。
僕はその先輩の言葉で、「このまま行こう」と決めました。

「太陽」の詞は、強くなれないことへの悲しみが描かれていますが、それは逆に弱い者に対して、自分が強くありたい、という思い・・・太陽になれるものならなってやろう!というハートの強さをジュリーが表現している作品かと思っています。

ジュリー、今回のセットリストで、この「太陽」が一番シビれたよ!

18曲目「世紀の片恋」

Kitarubeki

下山さんの曲が1曲は来るな、とは予想していて「あの日は雨」の記事を書きましたが・・・結局ジュリーが好きなナンバーに落ち着きましたか~。
とある先輩は、ジュリーはこの曲、過去ツアーにてなかなかうまく歌えずリベンジの意味もあったのでは、と推測なさっていました。

何と言ってもイントロ。GRACE姉さんのカウベルの音量が凄まじくデカイ!
で、柴山さんがニッコニコしながら腰のあたりでノリまくるのです。
なんだ、バンドもみんなこの曲が好きなんじゃん。

ステージを縦横無尽に駆け巡るジュリー。
いよいよここからが運動会!なワケです。

19曲目「マンジャーレ!カンターレ!アモーレ!」

Samosutatto

「世紀の片恋」、エンディングからGRACE姉さんのフィルインは間髪入れず。
お~っ!遂に来たか~!!
『ジュリー祭り』ポカ~ン大名曲・リベンジの時が~。

隣りにYOKO君がいないのが残念だ・・・。
とにかく初のジュリーLIVEが『ジュリー祭り』だった僕とYOKO君にとっては、あの大名曲が連なる、DVDでいうところのdisc-2・・・あの時間を取り返したくて取り返したくてたまらないのですよ。
あれだけの贅沢なラインナップを、信じられないことに、ポカ~ンと過ごしてしまったのですからね。
特にこの「マンジャーレ!カンターレ!アモーレ!」はリベンジ候補曲の中でも別格とされておりまして。

YOKO君、お先に。
俺、柴山さんと一緒に前方蹴り上げギターソロ、やっといたから。

で。
柴山さんの後を受けた下山さんのリードギターは、原曲とは全然違ってて、ビートルズの「GET BACK」みたいになってました~!

20曲目「愛まで待てない」

Aimadematenai

次はバラードかな、と思っていたら・・・。
大盛り上がりの「マンジャーレ!カンターレ!アモーレ!」の最後の演奏音がまだ鳴り終わっていないというのに、GRACE姉さんが超高速のカウントを出すではないですか~!
このイントロは・・・「愛まで待てない」!
思わず

ジュリー大丈夫か~っ!

と心の中で叫んだのは僕だけではないはず。

これまた『ジュリー祭り』以来ですよね。ジュリーが「歌いたい」と思った曲をセットリストにしたら、やっぱりこうなるワケね。
声は切れ切れ・・・「頑張れ」は禁句かも知れないけど、思わずそう言いたくなってしまします。
でも・・・そういえばこの初日、「頑張れ!」のかけ声は無かったです。これだけ頑張ってるジュリーにね、それはナイですよ、さすがに。
とにかく走る走る!


声が途切れても、次の瞬間には「あ~~~~ッ!」と吼える!
唯一休んでたのは、ギター兄弟ソロ競演の間奏部だけでしたね。
っと、ここでいきなり思った。
今回のセットリスト、下山さんのスライドは頻繁に堪能できたけど、柴山さんがボトルネック持った曲って、あったっけ・・・?
大阪で確認してきます!


21曲目「遠い夜明け」

Kitarubeki

ふ~、バラードだ。なんかホッとする・・・。
今度は、じっと立ちつくして熱唱するジュリーの頬を汗がつたいます。僕はLIVEで双眼鏡を使わないのですが、2階席後方からでも、汗がしたたっているのが見てとれます。
どれだけ大量の汗が流れていたことか。

ジュリーの歌唱がとんでもなく素晴らしかったことは他のみなさまが書いてくださるはずですので、僕はちょっと別の視点から。
この曲、泰輝さんの”神の両手”が炸裂しまくります!
キーボードの音色設定は、下段がピアノで、上段左半分がストリングス、右半分がバンドネオン系。
間奏は本当に凄かったです。
上段右部から左部への移動はまだしも、ソロが終わってジュリーのヴォーカルが噛み込む瞬間に下段のピアノに間髪入れず移行する、その早業。
みなさまも是非、次回は泰輝さん渾身の間奏部にご注目ください。

この日、「したたかさ♪」を「やわらかさ♪」と歌ってしまったジュリー。
仕方ないよね。今のジュリーは「したたかさ」とは無縁だもの。

それにしても、2000年の時点でジュリーに「心をさらして歌う」というフレーズを提供した覚和歌子さんの感性には、驚かされるばかりですね・・・。

セットリスト本割はこの曲がトリ。
散々暴れ回った後に、汗だくのまま静かなナンバーを歌う、という黄金のパターンですね。

~MC~

再登場するやいなや、いきなり背中を見せ、
「ずんずんずん、ず、ずっずっずずんずん♪」
と「渚でシャララ」のイントロのベースを口ずさみますが、サッと向き直り
「今日は踊らないよ」
と。
あら?結構実感こもってますね。そうですよそうですよ。年末あの番組に出るとしても、踊るのはもう、いいよね。2階席最前列で観ていた加瀬さんには、その辺は伝わったかな?

「今年は水不足って話を聞かないですが・・・みなさまペットボトルに溜めたりしました?(笑)・・・水を普通にペットボトルで飲む時代が来るなんて、昔は想像だにしませんでしたよ。ましてやお茶をペットボトルで飲むなんてねぇ」

「水分も大事ですが、塩分もとらないとダメですよ。でも塩分はとり過ぎてもダメ。小学生の頃、腎炎で入院したんですよ。顔がむくんじゃって・・・。あ、今はむくんでるんじゃないですよ(笑)!これだけ汗かいてるのにむくんでたら、病気ですからそれ」

「もうね、(LIVEは)1時間半でエエと思ってるんですよ。なのに今もう1時間50分も経ってる・・・いざ始まると張り切ってきまうこの性格はなんとかならないものでしょうか」

「1時間半やって、後からまた出てきて15分やって・・・もうそれでエエんじゃないかと・・・(場内の「エ~ッ?」の声に)放っといてください。これはひとり言なんですから、返事しなくても・・・ここで愚痴を言ってるだけなんですから!」

「(今日も)そろそろ切り上げませんと、この後で飲む時間が短くなる!(加瀬さんと?サリーやタローと?)・・・ということでメンバーを紹介します!」


註:この日はバンドもジュリーと一緒に再登場しておりまして、特にギターの二人は長~い漫談が終わるのを、ギターを持って立ったままジッと待っておりました。
去年のプレプレでも、最初の渋谷2daysはそうだったんです。ところが1ケ月ちょっと経って大宮に行ったら、メンバーはジュリーのMCが終わりそうになってからの登場に段取りが変わっていました。今年もそのパターンなのでしょうか?

ジュリー、ささっと下手を指して
鉄人バンド、ギター、下山淳!」

・・・すさまじい拍手だぁ~!
下山さんはいつも通りでしたけど。

で、この後いったんGRACE姉さんを紹介してから、ジュリーがもう一度下山さんを指して

「あ、元気になって戻ってきました~!」
と。
良かった良かった(涙涙)。

ジュリーが最初にハッキリ”鉄人バンド”と言ってからメンバー紹介をしたのは、僕の観てきたLIVEでは初めてのことで・・・それも嬉しかったです。

それでは、オマケですぅ~!!

22曲目「ポラロイドGirl」

Karehanemurenai

イントロのキラキラ☆キーボードの段階で、隣りのジュー高さんが「キャ~!」と。
おっ、この曲好きなんですね!

この日、僕の真ん前のお席には、隣りのカノジョに誘われて来た、といった感じの僕と同世代くらいのお兄さんがいらしゃいました。
一応最初からスタンディングでしたが、初っ端の3曲くらいは腕組み体勢だったんです。

それが「ス・ト・リ・ッ・パー」で一度爆発してからは、凄いのなんの。
「世紀~」~「マンジャーレ~」でのジュリーおなじみ”拳を上下のおいっちにダンス”(←組長からパクりました)をね、上下じゃなくて前に突き出す感じでやってたのよ。
それがこの「ポラG」に至って、完全に腰の入ったサンドバック連打みたいな大変な状態になってました。

あのねお兄さん、カノジョが時々横目で見て笑ってましたよ~。

しかし、これこそジュリーが喜ぶパターン。セットリスト前半に「誰もが知ってる」疾走ナンバーを組み込んだ成果ではないでしょうか。

間奏直後のサイドギターが残る箇所では、下山さん渾身のスライディングが炸裂。
で、立ち上がったと思ったら、ヴォーカル直前のバスドラ4連発に合わせてぴょんぴょんとジャンプしながら所定の位置まで後退していく、という暴れっぷりを見せてくれました。

23曲目「6番目のユ・ウ・ウ・ツ」

Royal3

おぉ~!これ演るんだ!

LIVE最中には気がつかなかったんですけど、例の伊勢原ポスターのネタバレ曲の中で、ここまで「サムライ」を歌ってなかったのね。
結局のところ「サムライ」は演らなかったワケですから、直前になってジュリーがこの「6番目のユ・ウ・ウ・ツ」と選曲を差し替えたということなのでしょうか。

しかし・・・。
『奇跡元年』の時にも思ったのですが、この曲の拳振り上げ時のジュリーのカッコ良さは、何なのでしょうか。
足の曲げ具合、身体の傾き具合、マイクの位置。
男の僕でも惚れ惚れします~。

でもね、ジュリー。
エキゾ時代のヒット曲なら、僕はそろそろ「麗人」も聴きたいよ~!
クルクル回ってるトコが見たいよ~!
来年のお正月、お願いいたします。

24曲目「いとしの惑星」

Iikazeyofuke

これも僕にとってはお初の曲。
今回のセットリストは『ワイルドボアの平和』や『生きてたらシアワセ』・・・つまり2007年に歌った曲が多いのですね。
ひょっとしたら生で観られたかもしれない(一応、音源のみのジュリー堕ちはその頃すでにしてたんです、僕は)ツアーのリベンジを味わえて、個人的には大満足。
初めてLIVE体験した曲は、すべてとても好きなナンバーでしたから。

この曲は何と言っても、GRACE姉さんが
「だん、だん、だだだ!」
と叩く時の笑顔でしょ~。
さすがに2階席後方では確認できず。これも大阪の楽しみにとっておこう。

実は僕は、この曲がラストだと思っていませんでした。もう1曲歌うと思ったんです。
しかし結局今ツアーは、『奇跡元年』『Pleasure Pleasure』『歌門来福』より1曲少ないセットリストでした。

帰り道で大先輩のKP様が
「2008年のツアーで、一気に曲を増やしちゃったから・・・急には減らせなくて徐々に減っていくとは思ってた」

と仰っていました。
そうかぁ。
贅沢なことを当たり前に考えちゃ、いけないよね。
でも。
ファイナルに備えて、絶対もう1曲隠れてると思うんだよね。

----------------------------

ということで。
僕はこの初日、大満足で帰ったんですけど。
その後の巷のブロガーさん達の”伊勢原大絶賛”攻勢にちょっと凹んだりもしております。

なにやら凄まじくキングモードなジュリーだった様子・・・。
そう言えば、ジュリワンツアーの八王子も相当良かったからなぁ。やっぱりツアー2日目は行っとかなきゃいけないのかもしれません。

この伊勢原絶賛関東組へのリベンジは・・・大阪で果たす!
グランキューブへお越しの先輩方、どうかよろしくお願い申しあげます。

と言っても、初日のステージが素晴らしかったことには変わりありません。
まず、この気候ですよ。
世の中ではあちらこちらの学校が、9月に予定していた運動会を10月に延期する、などの処置がとられているという猛暑・酷暑の日々。
そんな中、ジュリーと鉄人バンドは見事に大運動会を敢行いたしました。

ジュリー、伊勢原では「70まではやる!」と改めて宣言してくれたようですね。
ジュリー自身は大丈夫。だから

「俺が何の心配もなくこの先も歌い続けられるように・・・この世の中を頼むぞ、若者よ!」

ってことなんじゃなかろうか・・・。
だとすれば、40代の僕もメッセージを受けた「若者」には含まれるのでしょう。

とりあえず、初日が終わってそう考えました。

次回大阪で、目覚めろダイナマイト!
・・・って、まったく別の方向に目覚めに行くような気もいたしますが。
ともかく。
大阪の先輩方の前で、セットリストをうっかり喋らないように気をつけなくちゃ~。

20100903

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とり急ぎセットリストだけ

「それではメンバーを紹介します。
鉄人バンド、ギター、下山淳!」

の時の拍手は、やっぱりスゴかったなぁ。

次の「ポラロイドGirl」2番直前で、ぴょん、ぴょん、ぴょん、ぴょん、とバスドラに合わせて1拍ずつジャンプしながら後退していく下山さんを観て、明日、明後日と続く夏の過酷な3日連続のステージも大丈夫、と思いました。
ジュリー曰く

「元気になって帰ってきました~!」
という下山さんの雄姿をまずお伝えして、とり急ぎセットリストをどうぞ。

1. ROCK'N ROLL MARCH
2. BAMBINO EXCUSE
3. 緑色のkiss kiss kiss

~MC(サラッと)~

4. ス・ト・リ・ッ・パー

5. ダーリング
6. 君をのせて
7. I'M IN BLUE
8. おまえに”チェック・イン”
9. 明日
10. 我が窮状

~鉄人バンドによるインスト~
(重厚なシャッフル・リズムのナンバーです)

11. 涙色の空

12. エメラルド・アイズ
13. まほろばの地球
14. 若者よ
15. ひかり
16. 太陽
17. 世紀の片恋
18. マンジャーレ!カンターレ!アモーレ!
19. 愛まで待てない

20. 遠い夜明け

~MC(長いです)~

21. ポラロイドGirl
22. 6番目のユ・ウ・ウ・ツ
23. いとしの惑星



どう?
誰もが楽しめる、すごく素直なセットリストだと思うんだ~。
新規組の僕にとっては、初めてLIVEで聴く曲あり、ドームでポカ~ンしてしまった大名曲のリベンジあり、いつでも聴きたいヒットチューンあり・・・大満足のセットリストでしたが、いかがでしょうか。

とにかく。
走る、飛ぶ、叫ぶ!ものすごい老人!

あまりの休憩無しの飛ばしっぷりに、ダメ押しで「愛まで待てない」のイントロが来た時には、さすがに心配になってしまったほどです。
今回は、ロックなジュリーですよ!

会場でご挨拶したみなさま・・・とても全員のお名前を書ききれません。光栄なことです。
ありがとうございます。またすぐにお会いしましょうね。

それにしても。
何度「お恥ずかしい」と頭を下げたことか・・・。

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2010年9月 3日 (金)

ネタバレコメントお待ちしております!

いよいよスタート!

1曲目予想は「おまえに”チェック・イン”」!
ジュリーと一緒に
「ほみたい、うん!ほみたい、うん!」
がやりたい~。

・・・あ、お姉さま方はこのヴァージョン、イヤなんでしたっけ。

アンコール1曲目が「ス・ト・リ・ッ・パ・-」!
大トリが「月の刃」でどうだ~!


(たぶん全然当たりません)

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2010年7月18日 (日)

[ 伝授・特別篇 ] 7・17板橋文化会館 ジュリーwithザ・ワイルドワンズ『僕達ほとんどいいんじゃあない』セットリスト&完全レポ

ただいま!
長野から1週間しか経っておりませんが、贅沢にも板橋に参加してまいりました~。
4回目のジュリワン・・・シアワセなことです。

実は僕、ちょうどQさま応援の物語執筆直後から体調を崩しまして、最初は喉の痛み、継いで発熱、倦怠感、胃の不快感と順番に身体が悲鳴を上げどうなることかと思いましたが、長野のチケットを目にしたとたんいきなり回復しましてな。
単なるジュリー禁断症状だったのではないか、というのが専らの噂です。

でもね。
あながちこの推測も笑えないモノがあるのよ~。
みなさまの中にも、きっといらっしゃると思うのです。体調不良が続く中、不思議とジュリーLIVEが始まると元気になっちゃう、というパターンを経験されている人が。

僕の場合はまだまだ弱音を吐くような歳じゃないですけど、ジュリーのLIVEに莫大な元気を貰っていることだけは、確かだと思います。
今回も、そのことに感謝。

板橋文化会館は、東武東上線大山駅から徒歩2分くらい?
すごく駅から近いですよね。
電車を降りたらなんと、
「文化会館へお越しのお客さまは・・・」
な~んて、駅構内に場内アナウンスをしてくれてる!
素晴らしいぞ、大山駅!

飲み屋さんと焼肉屋さんが居並ぶ昔ながらの商店街を少し歩くと、忽然と姿を現す建物が今回のジュリワンの舞台。
ホールはほぼ商店街の通りに面していますから、開場待ちのお客さんがあふれかえっています。
長野では、ご夫婦のお客さんが多く、それだけ男性の姿が目立ちましたが、板橋はCCレモンと似た感じの客層でしょうか。お姉さま方が主役のようです。

今回も開演前に多くの先輩方に声をかけて頂きました。
そんな中でも、今思い返しますと。
黄身様がわざわざ僕のために見せてくださったモノって、とんでもなく凄まじいお宝ばかりだったような気が・・・。
ありがとうございます。

今回もそんな温かな気持ちの中、開演時間を迎えました。
1階最後列、しかも右手はミキサーコントロール・スペースです。
暴れ放題&飛び道具チェックし放題という、これも僕にとっては一種の神席でございましょう。
始まります!

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1曲目「シー・シー・シー

Tigerssingle

素敵な噂がいよいよ現実味を帯びてきた中、今回のセットリスト1曲目にタイガースのナンバーを持ってきた加瀬さんに、本当に感謝。

開演前に無事にフェリーチェ様にお会いすることができ、一緒に手拍子の練習をいたしました。本番はどうだったでしょうか~。
しかしさすがは関東圏。ほとんどのお客さんが「うん・たた・ん・たた!」でバシッとキメていらっしゃいましたね。

2曲目「セシリア」

Wildones

長野と同じように、マイク手持ちでセンターをも越え下手まで出張し、お客さんに手を振りながら歌う鳥塚さん。
きっとリハ段階でジュリーがワンズのメンバーに厳しく求めたことって、技量よりもむしろこういう事だったんじゃないかなぁ、と思います。

柴山さんのギターはエンディングはいつも通りでしたが間奏でアドリブがありました。

~MC~

何と、ここでも体重ネタは無し。
聞くところによれば前日の相模大野でも無かったとか。どうやら長野以降、このネタは封印されてしまったようです。
やはりこれは、いわみ先輩の検証した数字が正解だったということでは・・・。

その代わり、
「60を越えた僕らが頑張ってる姿を見て、みんなが、あいつらあんなに頑張ってるんだから、自分たちももっと頑張れるんじゃないか、と思ってくれて、日本が元気になるんじゃないか」
と、加瀬さんがジュリワン結成時から仰っていることが、MCでも再び披露されるようになってきています。

3曲目「熱愛台風

Juliewiththewildones

初めて「お~ぅ!」のトコでジュリーがやる人差し指突き上げポーズ(歌部ではなく、Cコードの頭のアドリブシャウト。ポーズの形としては「BAMBINO EXCUSE」みたいなヤツね)を一緒にマネしてやってみました。

4曲目「いつかの”熱視線ギャル”

Juliewiththewildones_2

「ロッケンロ~ミュージック♪」のツイストは長野よりは歩幅が狭かったなぁ。
でも、「ビっビリまくる俺♪」のトコで太腿をブルブル震わせ、ビビリまくる男の心を身体で表現するという新技が炸裂いたしました!

それにしてもこの曲では、鳥塚さんのアコギが相当効いています。逆に言えば他の曲ではあまり聴こえてこない、ってことでもあるんですけど・・・。

で、2・1ハンドクラップですが。
この日もDYNAMITEは、最後列ということもあり、柴山さんや島さんに見えるように頭上で「うん・ちゃちゃ・うん・ちゃ♪」とやってたワケですが・・・。
1階最前列19番のお姉さまが、ちゃんと同じことやっていらっしゃったのよ~!
演奏してるメンバーは、嬉しかったと思いますよ。

5曲目「ハートにズキューン

Juliewiththewildones_3

お~、柴山さんこの曲でいつの間にこんなに煽るようになっていたのか~。リードギターの出番がキッチリ決まっていて、お休み部が多いってことなのね。
ジュリー、「深みにはまる♪」の詞が出てこず、おっとっと、となりましたがどうにか早口で追いつきました。

僕はいつも最後の「どきゅ~ん♪」をステージに向けてかましているんですが、みなさまあまりおやりにならないですね・・・。

~MC~

鳥塚さん仕切り部。
加瀬さんにセットリストの苦労話を振るのはいつものパターンですが、今日は少し楽しく脱線しました。

「ワイルドワンズと違って、ジュリーの場合は、”TOKIO”とか”危険なふたり”とかいい曲がたくさんあるから」
「どっちも加瀬さんの曲じゃないですか!」
「え、そうだっけ?忘れてた」

あと、ワンズが現役で頑張ってこれたのはメンバーが良かったから、という鳥塚さんに向かって加瀬さんが、「リーダーが良かったんだよ!」と言い返した瞬間、ジュリーが「うんうん」と頷いていました。
どんだけラブラブなのでしょうか・・・。

6曲目「白い水平線」

Wildones_2

おぉ~っ!
植田さんの喉、完全復活してるやん!
加瀬さんの12弦リードギターを受けて
「マリンブルーの~♪」
と出した瞬間の声のアタックが、いやいや今まで一番イイ感じじゃあない?
この曲もすっかり覚えちゃったなぁ。

7曲目「追憶」

Royal

長野であったイントロでの「おぉ~っ!」という拍手は無し。やっぱり関東圏はセットリストを知ってる人や、ジュリワン何度目かの参加、という人が多いみたい。
ジュリーのヴォーカルは非のうちどころがありません。
板橋文化会館は狭い会場ですから、この「追憶」のようにコーラスアレンジで聴かせる曲は、ずいぶん得をしていたように思いましたね。

8曲目「海にむけて」

Rocknrollmarch

またまた柴山さんのギターのエフェクター設定が変わりました。今回はフィードバックが強調されていましたね。

で、これまでの会場ではそこまでハッキリ聴き取れていなかった島さんのベースが、この日はフレーズの組立てがハッキリ分かるくらいの音量で鳴っていました。これは嬉しい!オリジナル音源がベースレスなので、余計にね。

「モニュメントはいらないよ♪」の部分からスパ~ン!と噛みこむキーボードとベース。
次回の川口では、細かい音階までチェックしてこようと思います。

9曲目「夕陽と共に」

Wildones_3

いや、打ち上げでね。
焼肉だったんですけど。
箱のお嬢さんの朴訥な感想が、衝撃だったんですよ。
曰く

この曲、「およげたいやきくん」に似てないですか?

たたた確かに!
イントロの雰囲気が・・・。
僕としては、ストーンズの「黒くぬれ」のオマージュを感じていただけに、今後のトラウマになりそう・・・。

あと、植田さんの必殺技、”自分一時停止”を何人かの方がチェックしてくださっていたようです。

10曲目「涙がこぼれちゃう

Juliewiththewildones_4

見事!
ジュリー、歌詞も歌唱も細かいフリも、完璧ではないですか!
一番良かったのは
「あなた以外いないもん、カモンベイベ~♪」
の「カモンベイベ~」ですよ!かなりためて、パワフルに吐き捨てるような感じで歌ったんです。

Qさまは、結局ジュリワンのステージは観れなかったみたいですね。
残念・・・。
最近ヘビロテの「二人の胸にも」を胸に、Qさまの今後の活躍、再びのジュリーとのお仕事実現を願うばかりです。

そうそう、
「恋人同士じゃなくても~♪」の部分から手拍子を連続頭打ちに切り替え、直後の演奏ブレイク部ではスッと手を後ろに組んで静かに聴き入る・・・。
23列18番のお姉さま、お見事です!
CDをしっかり聴き込んでいらっしゃいますね~。

11曲目「懐かしきラブソング」

Wildones_4

打ち上げでカミさんに
「今日のナンバーワンは”プロフィール”?」
と聞かれ(いや、今回の「プロフィール」はかなり良かったのは確かですが)たDYNAMITEは渋く首を振り
「懐かしきラブソング!」
と言い放ちました。

コーラスのバランスが絶品だったのです。もちろん、鳥塚さんと植田さんのソロパートも素晴らしかった。
この曲、加瀬さんはギターを持たないんです。腕を腰に当てて仁王立ち、時折両腕を広げてリズムを表現しながら、サビのコーラスを力強く歌います。
・・・エラくカッコ良かったんだよね、この日の加瀬さんの声が。

泰輝さんと島さんの手数も増えてきていますし、「懐かしきラブ・ソング」はツアーで大きく変化成長している楽曲のひとつだと思います。


12~13曲目 鉄人バンドによるインスト

実は、長野の方が全然良かったんだよねぇ。
しかもその差は演奏云々じゃなくて、お客さんの雰囲気なんですよ・・・。

ここでトイレに立つのは、女性の場合はある程度仕方ないとは、思います。
でも・・・ステージの1番前、柴山さんの真ん前を数人で横切っていくってのは、やっぱりどうかと思う。若造の言うことですから、それまでかもしれないけど・・・。

ドラムソロの煽りも、2回し目からでした(頭上ではなく胸の位置)し、「ラストォ!」も無し。
今回はこの曲が唯一、僕にとっては消化不良の思いが残りました。
そして、思い起こせば思い起こすほど、長野の柴山さんのハジけっぷりが謎です。
何かイイことあったのかな・・・。それとも、やっぱり地方の会場なのにお客さんがインストで必死に手拍子してるのを見て、燃えたのかしらん。

今回良かったのは、ジュリー達の出てくるタイミングのおかげで「マーメイドドリーム」がいつもより長めに演奏されたことかな。

14曲目「想い出の渚」

Wildones_5

鉄人バンドのインストが終わるといきなりこの大ヒットチューンが始まる、というのが今回のセットリストの肝でもありましょうが、今まで一度もカウントを聞いたことがないなぁ。
植田さんかGRACE姉さんが小さ~い音でやっているのかな?

柴山さんは、フルコーラス口ずさむばかりでなく、横揺れもやっていますね。ジュリーにもこのくらいノッて欲しいところですが・・・。

15曲目「あなたへの愛

Royal3

長野ではイントロが始まってから降りてきて、遅れてアコギを手にした植田さんでしたが、板橋では「想い出の渚」が終わるやいなや全速で駆け下りてまいりました。
植田さんのアコギはいかにもエレアコ、といった感じのとても素直な音です。みなさまにあの朴訥なストロークが聴こえているかなぁ。僕は八王子の「FRIENDSHIP」で植田さんのクセやギターの音色を覚えたから、今では楽に音を判別できるんだけど。

ジュリーのヴォーカルは長野並に良かったです。
加えてこの日は、コーラス・パートが聴こえやすかったのが良かったな~。

~MC~

植田さん仕切り部からジュリーと加瀬さんのラブラブタイムへ移行する流れは、これまでと変わらず。
ジュリーが温めていた椅子を加瀬さんが触り、「あちっ!」と指を耳に持ってきて
「すごいケツ圧だねぇ」
と言うのも長野と同じです。

「ここで座っとかないと、この後が大変だよ!」
という加瀬さんの言葉には、場内大拍手でございます。

16曲目「僕達ほとんどいいんじゃあない

Juliewiththewildones_5

失礼・・・真横にいらっしゃるミキサーのお兄さんをガン見のDYNAMITE。しかし。
うあ!
いつからこうなってたんだろ、この曲。
確かに長野で「ん?よく合わせたな」とは思ったのですが・・・。

というワケで、渋谷初日とは打って変わって、全員の音がハッキリ聴こえたのよ~。島さんのベースが少し違和感があるくらいで。
泰輝さんのピアノは、明らかに渋谷の音とは違い、その場で趣向を凝らしながら弾いているものと思います。

なんか、ツアーを重ねていくうち、「僕達ほとんどいいんじゃあない」という楽曲に対するメンバーの真剣度が急激に上がってきていると言いますか・・・。

ただ、鈴を振るGRACE姉さんが果てしなくカワイイことだけは、初日から何ら変わっておりません。

~MC~

「それでは、気をとり直して・・・」
「気を取り直さなくていいんだよ!みんな今すごくいい気持ちになってるんだから!」
「はぁそうですか」
「みんな、僕がキッスしたらうっとりした顔で受けてたじゃないの!」
「じゃ、お口直しに・・・」
「お口直しもいいんだよ!せっかく口にキッスしたんだから!」
「じゃ、このままで・・・」

と、ジュリー&加瀬さんのラブラブタイムにも、いよいよ磨きがかかってまいりました。

17曲目「アオゾラ

Juliewiththewildones_6

植田さん、長野レポで「お疲れなのでは・・・」と書いてしまったDYNAMITEに見せつけるような大迫力のヴォーカルです。
いやいや参りました。この日のセットリストでは、「懐かしきラブソング」と同じくらい印象に残った1曲でした、「アオゾラ」。

一番スゴかったのはラスト。
「お~~~♪」のロングトーン、最後の最後に音程を通常の3度上の音まで跳ね上げました。もちろんアドリブです。
素晴らしい!

~MC~

「ドレミファ学園」のお話は長野と変わらず。
鳥塚さんの奥ゆかしさも長野のまま。

18曲目「プロフィール

Juliewiththewildones_7

うん、この曲は今まで見た中で板橋が一番良かった!

渋谷では単音のみだった柴山さんが、ボリュームコントロールを駆使してベコベコパートにまで参加するようになったのが大きいんじゃないかな・・・。
そして、ここへきてようやくそのアレンジの音量バランスにもハッキリと答が出たみたいです。

鳥塚さんは、この曲にすごく気をつかっていますね。
とっくにステージ慣れはしているのに、「セシリア」ほど動かないのは、まず「歌詞を間違えないように」という思いがあるんじゃないかなぁ。

19曲目「Oh Sandy

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下山さん不在が明らかになった時、僕はこの曲を1番心配したものですが、すっかり今ツアーの目玉と化しましたね。板橋でも異様なまでに盛り上がりました。
加瀬さんが下手まで出張しての大根斬り。ジュリーはその間待望の上手進出でございます。

で、間奏の加瀬さんと柴山さんのソロが変わってました!
アドリブ部は細かく弾き倒すのですが、その直後に二人でハモるんですよ。声じゃなくて、ギターの単音でハモるのね。
それがすごくシンプルな単音で、演奏自体は簡単だと思うんですけど・・・何とここでお二人は”ネックフリフリダンス”を身体を合わせて披露するというサービス付きです。おそろしいほど揃ってましたから、これは事前の打ち合わせがあったものと思われます。
加瀬さんとラブラブなのはジュリーだけではない、と。

20曲目「青空のある限り」

Wildones_6

1階の右ブロック、左ブロックそれぞれに、ワイルドワンズのファンと思われるお客さんが数人ずついらっしゃいました。
「懐かしきラブソング」の横揺れで「あぁ、ワンズのファンの方々なんだな」と気がついたのですが、この「青空のある限り」は激しかった!

サビ部
「♪あ・お・ぞ・らのあるか~ぎり~♪」
の直後に追っかけで炸裂する加瀬さんのリードギターに合わせて、1小節だけ4拍連発の拳振り上げがあるんですよ、この曲!
これは是非ともジュリーファンのみなさまにも覚えて頂き、客席一体でバッチリと揃えたいところです。

21曲目「TOKIO

Tokio

この楽曲の凄さについては、長野の熊五郎お父さんが証明してくださったワケですが・・・いやぁやっぱりスゴイ。
何と言っても柴山さんと泰輝さんがほぼブラインドタッチになってしまっています。島さんにかかる比重はあまりにも大きいですが、CD音源のベースはかなりの難易度。若干崩して演奏しているのが、今回の場合は良い方向に出ていますね。

加瀬さんは一応ギターを鳴らすんですけど、「そ~らを飛ぶ、チャ・チャ!」やら「と~・き~・お!」やらを何が何でも煽る!と決めたみたいで演奏は二の次ですね。
ただ、間奏の宇宙遊泳部のS.E.は、加瀬さんのギターだったんですよね(初日の段階では植田さんかと思ってた)。
八王子で気がつかなかったってことは、その時点ではわりと所定の位置でおとなしく音を出していたのではないでしょうか。
長野・板橋ではセンターに陣取ってこれ見よがしにネックを揺らしながら主役に躍り出ています。おかげでジュリーは水が飲めますね!

しぶきを上げた後のエンディングでは、お約束の横そで花道進出、片方フェイントです。

22曲目「FRIENDSHIP

Juliewiththewildones

「TOKIO」のエンディング直前、すでにドラムキットを離れる植田さん。長野ではもっとゆっくりと移動し、アコギで曲の途中から噛みこんできましたが、板橋では「俺のギターを聴け!」とばかりに大急ぎでのスタンバイです。

いやいや植田さんのアコギはストロークのみだから、よく聴こえましたよ!
(柴山さんはアルペジオ、加瀬さんは単音リード)

ジュリーのヴォーカルも長野に引き続き素晴らしいものでした。でも、最後の「せ~いら、うぇい♪」は八王子・長野の大合唱には敵わないなぁ。
柴山さんの手拍子煽りも、普通に胸の位置でしたしね・・・。

~アンコール~

23曲目「渚でシャララ

Juliewiththewildones_2

整列時、やはり鉄人バンドの3人は下手にひとかたまりになったのですが、泰輝さんがスキップしながらやって来て、GRACE姉さんにツッコまれていました。

で、ダンスですが・・・。
ジュリーしか見てません!何故なら、全開で踊ったからです・・・。
開始早々隣のカミさんに、「全然ちが~う!」と怒られましたが無視無視。

結局僕も八王子でお隣になったお姉さまを見習い、鏡ではなくジュリー達と対照に正規のパターンにチャレンジすることにしたんですけど・・・。
♪潮風受けて歌ってる♪
の直後の「なっぎさっでシャ~ララ♪」のトコが、何度やっても鏡になってしまうのよ~。あそこで左ってのは、意表ついてないですか~?

カミさんや他のみなさまのお話ですと、今日も柴山さんはノリノリだったそうで・・・。
あと、「右と左♪」のトコでGRACE姉さんが左指しをやった瞬間、泰輝さんが「撃たれた~」って感じでのけぞってたようです。

それにしてもこのコーナー、下山さんがいたら一体どうなっていたのか。
バンドメンバーは次曲まで登場しない段取りになってたのかな・・・。リハ段階で、下山さんが普通にあのダンスを練習する図ってのが、どうにも思い浮かびません。
しかし、今現在の下山さんなら・・・。
「迷惑かけました。ズビバセン」
と思っていらしゃるでしょうから、ジュリワン途中参加があり得るならば、やるでしょう!
川口は無理でしょうが、渋谷ラストは・・・。
いや、まさかねぇ。

~MC~

「味とコクでお届けしました」
とのお馴染みのお言葉から、メンバー紹介。
柴山さん、普通だった・・・。本当に、長野のアレは一体何だったのでしょうか。

ジュリーはいつものように
「ヴォーカル、小姑、沢田研二!」
と自己紹介。
”小姑”という言葉は、深いですよ。きっとワンズの先輩方に対しても、LIVEの反省点をガンガン申しているのでしょう。そして、それが遠慮なく出来るのがジュリーwithザ・ワイルドワンズの強みと言えるのではないでしょうか。
実際、彼等のLIVEはどんどん進化していますからね。

24曲目「危険なふたり

Royal

「年上のひと・物色」は無し。ジュリーは通常のヴァージョンでございました。残念。

ただ、この曲の柴山さんはスゴかった。
DVD映像では観たことあるんですけど・・・何て言うんですかアレは?2拍目と4拍目に足を交互に前方に突き上げながらリフ弾くんですよね。
リフはサスティン設定が短めの、CDに近い音色でした。これは最近では珍しい!

この”交互足突き上げ”について打ち上げでは
「やってたよね~♪」
と大評判でしたが、「僕も一緒にやった」と言ったら「その話は興味無い」と、カミさん含む全員から一刀両断にされました。

25曲目「愛するアニタ

Wildones

「アニタ~!」のシャウトは2回目がジュリー担当ということで定着したようですね。シャウトする人に向かって、直前に全員で指差しをいたします。
島さんのシャウトは渋谷初日と比べると格段に絶叫度が上がってきておりまして、文字で表すなら
「アニタ~~~~~~~~~~~~!!!」
になってきましたね~。

Aメロの「お~う!」は、ジュリーが両手突き上げで客席を煽ってくれます。
あと、GRACE姉さんのドラムソロは毎回違うのですが、板橋ではキックを多用した重厚なヴァージョンでした。

26曲目「気になるお前」

Julie6

この曲になりますと、僕はもはやステージの様子をほとんど覚えていないのです・・・。暴れることに専念しましたから。
リフでジャンプ、Aメロは手拍子、サビは拳突き上げでしょ~?。本気でやってみたことのある方はお分かりかと思いますけど、結構忙しいですよ!

ギター親子の競演や、ジュリー&加瀬さんの1本マイクヴォーカルも良いですが、渋いトコで泰輝さんの狂乱オルガンがとてもイイですね~。

演奏を終えたメンバーは、いつものように3方に礼!
ジュリーはいつも、ちゃんと2階席に手を振ってるんですよね。これは是非書いておきたいことです。長野でどんなにそれが嬉しかったか・・・。
板橋では、顔なじみのみなさまの2階席率が高かったですから、このシーンではみなさまのことを思い出しましたよ。

この日も長野と同じく、名残惜しそうな加瀬さんの姿で、幕を閉じました。

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統括しますと、まずは「さすが都心圏」といいますか。
ほとんどのお客さんがセットリストを知っているような雰囲気でしたし、新鮮味よりは、お客さんが楽しみ方を承知しているLIVE、という感じがしました。
それは、ジュリーwithザ・ワイルドワンズが成功した、という断言にも繋がります。色々と反対の意見もあった今回のコラボ、結局大成功だったワケです。
さすがジュリー、という思いを確認した板橋でした。

あとですね。
どのシーンだったかまるで思い出せないんですけど、MCで、たぶんジュリーだったかな、加瀬さんに
「漏らさないでよ!」
と言ったら加瀬さんが
「オムツしてるから」
と答えて大爆笑、というシーンがありました。

笑いながらも僕は、歳を重ねている、ということを最大の武器にして全国ツアーを続けるオッサン達の意気を見ましたね。
負けてられない、自分も頑張らなきゃ。

・・・と、加瀬さんの策略通りに元気になり、打ち上げで鬼のように焼肉を食べまくるDYNAMITEなのでございました~。


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