優しき恋の伝道師・吉田Q!

2014年6月 4日 (水)

吉田Q 『幸せの黄色いジャケット』

Yellowjacket

1. QQQQ
2. 夜桜デート
3. 焼肉食べちゃうよ
4. 雨とサンシャイン
5. 女は女でつらいのよ
6. 黄昏の僕ら
7. 夕陽のエレジー
8. 横浜ブギ
9. 涙がこぼれちゃう

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さぁ今日は満を持して、2014年4月、遂にリリースされた吉田Qさんのファースト・アルバム『幸せの黄色いジャケット』をご紹介いたします。ジュリーwithザ・ワイルドワンズの「涙がこぼれちゃう」「いつかの”熱視線ギャル”」作詞作曲者としてお馴染み、あの吉田Qさんのデビュー・アルバムですよ~。
ジュリーファンのみなさまにも是非聴いて頂きたい、素晴らしい作品です。

全9曲。正直、多作なQさんのデビュー・アルバムとしては収録曲が少ないかなぁとも思いましたが、そのぶん一気に聴けますし、今回収録が見送られた名曲の数々が今後に控えていると考えれば、先の楽しみもあろうというもの。
まずはこの選りすぐりの9曲について語れば、記事としても許容範囲の長さに纏められるでしょう。

さて、どんなスタイルで書いていこうか・・・発売当時から色々考えていたのですが、ここは一発「ライナーノーツ」風で行こう、と決めました。
というのは・・・。

今回のQさんのデビュー・アルバム、とても豪華なんです。まずプロデューサーが、あの木崎賢治さんですよ!
鈴木雅之さんの推薦文も掲載されています。ご存知のかたも多いでしょうが、鈴木さんはこれまでに、Qさん作詞作曲の「ラスト・ラヴ」(「はなまるマーケット」エンディング・テーマ)、「プロポーズ・アゲイン」(イオングループ『ハッピー・バレンタイン』タイアップ)、「恋はくじけず~You can't worry love」(アブラ×ラッツのバック・トゥ・80's・コラボレーション)の3曲をリリースしています。

広告的には、カラオケ大手の『JOY SOUND』とのコラボにより配信も実現。
あとは、何と言ってもブツの形状がね・・・通常のCDプラケースではなく紙ジャケで、しかも巨大!
何処にどうやって収納したものか迷うほどですが、そこはほら、ジュリーファンならそんなサイズの作品にも慣れていますでしょ?
みなさまに本作のだいたいの大きさを知って頂くには、このように並べてみれば分かり易いはず。


Qq01


こうして見ると、かわいいモンではないですか!

歌詞カードも、大きな紙に全曲分がドド~ン!と記載され、折りたたんであります。
(ジュリーで言うと『BEAUTIFUL WORLD』の歌詞カードに近い感じでしょうか)
プロフィールあり、アホみたいにデッカイQさんの写真あり・・・と贅沢極まりない中、敢えて今回足りないコンテンツを挙げるとするなら、第3者執筆による「ライナーノーツ」だと思ったんです。

いや、ライナーノーツっておそらくアーティスト本人にとっては無用の長物なんだろうとは思います。あくまでリスナーの立場からの解説文ですから、どんなに名のある評論家が書いたとしても、アーティスト自身やプロデューサー、レコーディング・スタッフさんしか知りえない真実とは乖離が生じることもあるのかなぁとも考えます。
ただ、ライナーを読みながら音楽を聴いていると、そこからそれぞれの曲を好きになる「ヒント」を得ることがあります。これは、ライナーが絶対的に正しいことを書いているからということではなくて、聴き手が個人的に曲の魅力の「気づき」に至るきっかけとなる・・・そういう意味での「ヒント」です。例えば僕にも、渋谷陽一さんのライナーが無かったら好きになるのがかなり遅れただろうな、と思えるビートルズ・ナンバーがたくさんあります。

まぁ僕の場合は一般人のド素人ですから、大したことは書けません。しかしささやかながらではありますが2010年にLIVEでお会いして以来、Qさんとの交流も続いていますし、作曲段階の構想や過去のデモ・レコーディング作品の逸話をチラホラと個人的に伺ったこともあります。そんなエピソードを僕の知る限り文章に練りこんでいけば、みなさまの「気づき」のきっかけくらいは作れるかもしれません。
元来音楽について深読みが過ぎるタイプの僕なので、邪推妄想の類が大半を占めることは平にご容赦頂くとしまして・・・「ちょっとワケ分からんぞ」とお感じの際には、Qさんご本人による真の曲目解説をご参照くださいませ。さらにワケ分からなくなること請け合いです。

それでは、いざ・・・伝授です!


☆    ☆    ☆

1.「QQQQ」

アルバム『幸せの黄色いジャケット』は、全9曲トータルで1本のコンサート・セットリストを体感できるような収録曲配置となっている。実際、この「QQQQ」は、最近のQさんのLIVEオープニング・ナンバーとして定着しているようだ。

古き良き時代の歌謡曲、ポップスへのQさんのリスペクトと愛情が集約されたこのオープニング・イントロダクション・・・「ようこそここへ・・・QQQQ♪」と始まる歌い出しの歌詞は、言うまでもなく桜田淳子さんの名曲「わたしの青い鳥」へのオマージュである。
リズミカルなラップ調(でもしっかりとメロディーに載っているのがQさんならでは)でQさんが身の上話を歌い始め、聴き手はいきなりエキセントリックな独特の世界に引き込まれる。かと思いきや、サビでは「いつか何処かで聴いたような」と誰しもが胸をくすぐられる王道メロディーが炸裂。それぞれのヴァースによってQさんの歌い方が変化しているのが凄い。

Qさんは基本的にオーヴァーダブでコーラス・パートも自ら担当する。が、この「QQQQ」には加えて収録曲中唯一のゲスト・コーラス・クレジットがある。どの部分での参加だろうか。「QQQQ」はコーラス・ワークもとても素敵な曲なのだ。
サビの追っかけコーラスはその中でも秀逸。特に「きっと誰もが・・・Ah~Ah~♪」のパートは、そのメロディー自体からして歌メロにも匹敵する素晴らしさだ。また、強烈な歌詞を耳で追っていて購入当初は聴き逃していたが、2番Aメロの1回し目にはドゥ・ワップ風のバス・コーラスが登場し、陽気にひとはしゃぎしている。

サビの最後に登場する3連符の歌メロは、かつてQさんが作曲しそのままお蔵入りとなっていた「ため息でちゃう」というナンバーのサビのキメ部を踏襲、進化させたものである。
「ため息でちゃう」は熱心なQさんのフォロワーでなければ知り得ない曲だが、知っている人達の間ではとても人気があった(ビートルズの「涙の乗車券」を思わせるギター・リフ・アレンジに「イエスタデイ」のコード進行によるメロディーが載っていて、ビートルズ・ファンの僕としても大好きな曲だった)。
しかしQさんは思うところあってかこの曲を一旦封印、こうして新たな曲のパーツとして組み込む道を選んだようだ。Qさんは大変な多作家だが、それぞれの曲をこうして極限にまで突き詰める形で、今回のデビューアルバムのラインナップに取り組んだのだろう。

近いうちに、この「QQQQ」で始まるLIVEを是非生で観たいものだ。Qさんが関東で歌ってくれるのは、いつの日だろうか。
そもそもQさんは来年1月でいよいよ三十路。「30手前の半人前だもの♪」と歌うこの曲をLIVEのオープニングとして採り上げる期間はもう残り少なくなってきているのかもしれない。1日も早い関東圏でのステージ実現を望むばかりである。

2.「夜桜デート」

問答無用、完璧な名曲。
最高にポップなメロディーと胸キュンな歌詞、抜群に抜けの良いヴォーカルを擁したこの名曲は、当然アルバムの目玉と位置づけられ、『JOY SOUND』とのタイアップによるMVも制作された。

Qさん自身が主人公を演じるこのMVで展開するストーリーは、曲の歌詞で綴られる「最高にウマくいっている若い恋人同士」の物語とは少しばかり時間差がある。二人が運命的に出逢った当初の状況をモチーフとしているようだ。
Qさんと彼女以外のMV登場人物では、会社のスケベ上司役のオッサンが素晴らしくイイ味を出している。スケベカクテルを飲んだオッサンと、Qカクテルを飲んだQさんの対決は、オッサンの秒殺圧勝。Qビーム、発射のアクションが派手な割にはビックリするほど弱い。
しかし一度は地に伏したQさん、”JOY SOUNDマイク”を手に「夜桜デート」を歌うことで遂に彼女を口説くことに成功。Qカクテルを飲んで衣装を派手に変身しただけでは、ビクともオトせなかった彼女である。真に力を発揮する男の心意気というのは格好や見てくれではない、という世の真理がここにあろう。
あと、ダンスが得意な会社同僚役の男子が、いかにも女の子にウケそうな感じのルックスだ。QさんがJOY SOUNDで歌を歌わなければ、最終的に彼女のハートを射止めていたのは彼だったのではないか。
「JOY SOUNDは、モテない男の味方です」というメッセージが、このMVには込められているに違いない。

さて、曲想は軽快なモータウン・ビートだ。
イントロのギターとキーボードのユニゾン、入れ替わり立ち代わりでヴォーカルをサポートする裏メロのバッキング・アレンジ、躍動する打ち込みのフィル、ハンドクラップ・・・ミックスは徹底的に練られ、一切の妥協も無い。
またこの曲も、練り上げられたコーラス・ワークが重要な聴かせどころだ。その美しいメロディーばかりでなく、狙いすました合いの手のシャウトもQさん自身がこなす。世の若いシンガー・ソングライターやヴォーカリスト・・・新たな才能は数多く現れてはいるが、自作曲のコーラス・セルフ・プロデュース能力をも併せ持つヴォーカリストは本当に稀。Qさんにはそれがあるのだ。

完全無欠にポップな歌メロは開放的で伸びやか。一度聴けばスッと頭に入ってくる。しかしBメロやピアノ・ソロ間奏のコード進行には一瞬雰囲気を変えるフックがあったり、アコースティック・ギターは弦も切れよとばかりの凄まじいテンションのストローク。決して安全パイを振ってなどいない。これこそ良質なポップ・ソングというものだ。
よく聴き込むと、2番左サイドでホイッスルのような不思議な音色が跳ね回っている。2番の歌詞は「つき合い始めた二人」の距離がグッと接近するシーンを描いていて、否応なく幸せな気持ちにさせられるのだが、このさりげない音色がそんな楽しげな歌詞を盛り上げるのに一役買っている。聴き手がたとえ意識していなくとも、必ずその耳には飛び込んでいる・・・そんな音だ。素晴らしいアレンジである。

Qさんの曲には、時に底抜けにハッピーでハートウォームな歌詞が見られる(「いつかの”熱視線ギャル”」や「プロポーズ・アゲイン」などが挙げられる)。「夜桜デート」は現時点でその最高峰か。
歌詞中登場する「山手通り」から、僕は渋谷の旧山手通りをどうしても連想してしまう。Qさんがここで歌う「山手通り」が果たして渋谷或いは東京のそれなのか、或いは神戸なのか群馬なのか(いや、さすがにそれはナイか)は定かではないにせよ(註:更新直前、Qさんに教えて頂きました。中目黒だそうです。好きだった女優さんの熱愛夜桜デートが報じられた現場なんですって・・・。学生時代に1人で桑田佳祐さんの家を見に行った時の風景を思い出しながら詞を作ったんだとか)、関西人のQさんの歌詞に東京や横浜の風景が多く登場するのは、関東で過ごした大学生時代(桑田さんの後輩だそうだ。Qさんはサザンオールスターズの大ファン)によほど素敵な恋をしたのだろう。
ただ、7曲目「夕陽のエレジー」や大トリ「涙がこぼれちゃう」などの曲を聴くと、その後の切ない別れもあったのかな、と勘ぐってしまうのだが・・・持って生まれた才能で想像の世界を描いているのかもしれない。

それにしても、MVの冒頭でQさんが彼女にひと目惚れするシーンでは、凄まじい強風が吹いている。偶然なのか演出で風を吹かせたのかは不明だが(あんなに桜がカメラの前を偶然舞い飛ぶとは考えにくいので、「たぶん吹かせている」に1票)、強い風に髪を流麗にかき上げられる可愛らしい彼女と、バッサバッサと髪を乱されメガネをかけ直しながら起きぬけの目をゴシゴシとこすり、彼女に見とれる冴えないサラリーマン役のQさんとの対比が神がかり。個人的に「夜桜デート」のMVで一番好きなのは、最初のこのシーンである。
(もっと細かいところまで言うと、酔い潰れてダウンしたオッサンを見て、同僚男子二人が「あ~あ」と顔を見合わせているシーンも、何故だかとても好きである)

こうして花吹雪の中出逢った二人は、やがて「過ぎる電車を眺めながら話しこむ」ことで遂に結ばれる夜を迎える(朝まで見つめていたいけど、明日も仕事で早い、嫌になるね♪)。
最初にこの曲を聴いた時、僕はそんなストーリー展開にふと、浜田省吾さんの「君に会うまでは」の歌詞を重ねた。最終電車を初めてやり過ごした夜の恋人同士の歌だ。これは聴き手の勝手な連想なのだが、そういえばQさんは確か浜田さんのファンだったはず、と思ったりしたものだ。

3.「焼肉食べちゃうよ」

大阪のLIVEで初めてこの曲が披露された夜、参加していたケンケンジ姐さんからの現地速報で曲タイトルを聞いた時には、一体どんな内容の曲なのかサッパリ想像がつかなかった。
ひと言で表すと、「高嶺の花に恋した凡人が、ちょっと調子に乗って夢を見る」歌だろうか。「たまには豪勢に焼肉食べちゃうよ」という、慎ましき貧乏男子が一瞬の夢に昂ぶる姿を描いているのだと思う。一見オフザケで人を食ったようなフレーズの中に、淡い恋心の奇跡的な高揚が優しく注入されているのは、Qさんの得意技のひとつでありQミュージックの真髄なのだ。
とにかく、ポップなメロディーに載るフレーズひとつひとつの語感が素晴らしい。ファンキーに叩き込んでくるQさんのヴォーカルを追いかけながら、夢中になって本のページをめくっていくような感覚で聴ける曲である。

アレンジの肝はシンセ・ホーンのアンサンブルとエレキ・ギターのカッティング。特にBメロからサビにかけてのカッティングはヴァースの移行に応じパターンも複雑で、素晴らしく渋い。
ホーンは、鍵盤の高いキーで奏でられたトランペットがソロ・パートで大活躍だが、ここぞという箇所ではガツン!複数のホーン・セクションで攻めてくる。凝った旋律を奏でる重厚な低音担当パートが右サイドに振られているミックスも効果的だ。

ところで、Qさんをして「本気で惚れた」と歌わせしめた人気女優とは、複数の女優さんの集合体のイメージなのだそうだ。「お酒のCMやってる人さ♪」とは壇れいさんのことらしい。
Qさんが「惚れた」と公言する女優さん、女性アナウンサーはあまりにその数が多すぎるので把握することも大変だが、「美しいのに面白い性格(キャラ)♪」というのが最も重要なキーワードなのかもしれない。

4.「雨とサンシャイン」
(以前執筆した楽曲考察記事はこちら

僕だけでなく、Qさんをデビュー前から応援してきたファンにとっては特に思い出深いナンバーだろう。
ジュリーwithザ・ワイルドワンズへの楽曲提供で一躍その名を広めた2010年、Qさんは『ASAHI SUPER DRY THE LIVE』(千葉ポートパークで開催された夏の音楽フェス)の一般公募枠にエントリーした。公募枠には8組が名を連ねており、ネットで配信された演奏映像を対象に視聴者投票が行われ、獲得票数の上位4組が名だたるプロのバンド、アーティストと共に1万人の前でステージに立てる、という仕組みだった。そこでQさんが勇躍エントリー映像に抜擢した曲こそ、この「雨とサンシャイン」だ。
ジュリーファンが一丸となり応援したこともあって、Qさんは見事一般公募枠を得票第2位で通過、千葉ポートパークのステージに立った。「雨とサンシャイン」はもちろんそこでセットリスト入りを果たしている。

ちなみにその時の一般公募枠で得票1位通過したバンド、Sissyはその後間もなくメジャー・デビューを飾っている。「次こそQさんの番だ!」と期待してから今年のCDデビューまでには意外と待たされた感があるが、その時間は無駄ではなかった。Qさんの”代表作”と言ってもいい「雨とサンシャイン」は、時を経て現在の30才手前のQさんの作品として伝えられる方がしっくりくる。
レコーディング作品のリメイクとしても、かつての非売品CDヴァージョンと比較して最も受ける印象が変化しているのがQさんのヴォーカルだ。巧みな語呂合わせも、単にトリッキーなだけではない・・・「雨とサンシャイン」を作った当時のQさんの思いや拘りそれ自体が進化しているように思う。歌詞に登場する、Qさんが大学時代を過ごした神奈川の地名ひとつひとつに、時が経つほど愛着が沸いてきているのではないだろうか。

演奏では、左サイドのエレキ・ギターのバッキングが出色。美しいヴォーカル・メロディーの隙間隙間を繋ぎ合わせるような単音を駆使してのバッキングで、アレンジの要となっている。歌詞カード・クレジットにある通り、プロの達人ギタリストが招聘されているようだ。

5.「女は女でつらいのよ」

前述の『ASAHI SUPER DRY THE LIVE』でオープニングを飾ったナンバーとして、こちらもファンにとっては思い出深い1曲。軽く35度は超えているか、という酷暑の野外ステージで、見るからに暑そうな黒のスーツを身に纏ったQさんがいきなりのトップギアで汗を飛ばしながら熱唱したシーンは、「初めて生でQさんを観た」記憶と直結し今でも脳裏に焼きついている。

『ASAHI SUPER DRY THE LIVE』でのオープニング曲について、Qさんは「さよならラヴ」(非売品CD『さよならラヴ』のタイトルチューン。カップリングは「二人の胸にも」「雨とサンシャイン」)とこの「女は女でつらいのよ」のどちらを採り上げるか最後まで悩んだそうだ。
「さよならラヴ」も素晴らしいナンバーだが、結果として「女は女でつらいのよ」を選んだのは大正解だったと思う。「歌謡曲復権」の雰囲気を強く持つこの曲は、この日Qさんのそんな個性を広く訴え知らしめることに成功した。このフェスで共演したプロのバンド”GOING UNDER GROUND”のメンバーが、閉演後に一般公募枠出演者の印象を尋ねられた際にQさんの名前を挙げ、「昭和な魅力を感じる」と語っていたのは、「女は女でつらいのよ」のインパクトを受けての言葉だったと考えられる。

さて、実はQさんは、メロディーやアレンジの細かい部分を絶賛するとものすごく喜んでくれるのだが、歌詞については手放しで褒めてもイマイチ反応が薄いことが多い。照れているのだろうか・・・それとも邪推が過ぎるのか、はたまたQさん自身にとってあまりにリアルな世界なので、他者の感想が入り込む余地が無いのか。
確かにQさんの曲はまず「良いメロディー」が作られることが前提、絶対条件として生まれると聞く。どの曲も、キャッチーなAメロ、胸躍る展開部、明確なサビがあり、時にはそれが入れ替わり配置される。その組み立てこそがQさんの曲作りの肝であり、最も心砕かれている作業だ(ほとんどの作品が「メロ先」なのだそうである)。しかし僕も含め多くのQさんのファンは、その詞の素晴らしさにシビれ、Qさんの大きな魅力として捉えている・・・それもまた事実。

そしてQさんの歌詞には、自身の体験をトコトンまで追い込んで、なおかつ客観的に描くパターンもあれば、独特のイマジネーションから生み出される物語形式の作品もある。例えば、この「女は女でつらいのよ」の歌詞は完全に女性視点。しかも「帰る家のある」男性に恋してしまった女性の独白スタイルである。
ところが
「名前さえも知らない街中のすべての人達に あなたとのこと言いふらしたい♪」
「違う人になりすましたい そしてもう一度逢いたい♪」
など、その語り口は徹底的にリアル。
何故若い男性のQさんにこうした特殊なシチュエーションの女性の心境が描けるのか。もちろん才能もあるだろうが、やはり普段からQさんが愛聴する古き良き昭和の歌謡曲や演歌の名曲群から自然に学び、身につけたのではないだろうか。

加えて親しみ易いメロディーとアレンジ。「女は女でつらいのよ」での「テーマ」とも言うべきイントロのシンセ・ブラスのメロディーは、デモ・テイク当時から変わっていない。
今回のレコーディングで新たに工夫されている点としては、まず間奏が挙げられる。トランペット、サックス、トロンボーンの3種の音色が短い間に代わる代わるソロをとるのだが、それぞれアドリヴ感を狙ったフレージングになっているのだ。3番手のトロンボーンなどはとにかく「陽気」の極みで、よくこんな際どい音階のフレーズをうまいことはめ込めたものだなぁ、と驚くばかりだ。
また、2番の終わり、間奏への繋ぎの部分では「テケテケ」ギターが聴ける。ちょっとしたアレンジの味つけではあるが、聴いていてなんだか嬉しくなる。「いざ間奏!」へと繰り出されるQさんのシャウトもイカしている。

短調の、しかも主人公の女性のドロドロの状況を描いた作品がこうも楽しげであることもまたQさんの個性であり、優れたポップス解釈。これまたQさんの代表曲のひとつと言えよう。
ちなみに曲タイトルは「寅さんの女性版があったら面白いだろうな」という着想から導かれたものだという。「女もつらいよ」ということだ。凡人にはなかなか思いつかない発想で、やはり天才的と言う他ない。

6.「黄昏の僕ら」

Qさんには数年間、大手プロダクションの育成アーティストとして修行していた時期があるのだそうだ。
ジュリーwithザ・ワイルドワンズへの楽曲提供もその頃のことだったようだが、もちろん楽曲提供にしても、ジュリワンのように見事採用され世に出された例ばかり、というわけではない。惜しくも提供選考から漏れた楽曲も当然あったわけだ。
この「黄昏の僕ら」は元々「Radio」というタイトルで、国民的な某アイドル・グループへの提供曲としてデモ・テイクも作られている曲だ。残念ながら選考からは漏れたが曲の良さは確かで、今回のデビュー・アルバムで晴れてQさん自身のナンバーとしてリメイク収録されることとなった。
デモ・テイクの段階では、16ビートを強調しJ-POP寄りの仕上がりとなっていたものが、今回は落ち着いた雰囲気の、メロディーの良さを前面に押し出したソウルフルなヴォーカル・ナンバーへと変貌した。Qさん自身の好みであると同時に、今のQさんの趣味性、志にグッと引き寄せたヴォーカル・テイクと見て良いだろう。サビにさりげなく「Ah~♪」とコーラスを加えたアイデアも成功している。

アコースティック・ギターのストローク・パターンやイントロのオルガンのフレーズなど、アレンジはデモ・テイクをほぼ引き継いでおり、ベースのファンキーなフレーズが歌メロのグルーヴ感をさらに増している。
Qさんの声域は広く、しかも高音、低音とも音のブレがまったく無い。「黄昏の僕ら」Aメロで登場する艶っぽい低音の素晴らしさ・・・このメロディー音域の広さは、他アーティストへの楽曲提供という点で皮肉にも仇となってしまった可能性すら考えてしまうほどだ。

「B→D#m→G#m→F#m7→B7」のコード進行、「F#m7→B7」の部分や、サビに登場する「Em」に最高の”ねじれポップ感”がある。聴けば明解、演ずれば難解・・・「黄昏の僕ら」は、「飽きのこないポップ・ソング」の条件を満たして余りある。
詞も「黄昏の僕ら」→「真夜中の僕ら」→「あの頃の僕ら」のフレーズ展開が心地よい。次曲「夕陽のエレジー」と併せ、「実際にお会いしてみると真面目で礼儀正しいQさん」の本質がよく表れた名曲で、Qさんがキャリアを重ねた将来にベスト盤をリリースすることになったら、最後の最後にファン投票で収録を勝ち取る・・・そんな1曲ではないだろうか。

7.「夕陽のエレジー」

個人的には今回のデビュー・アルバムで、アレンジやヴォーカルの完成度としては「夜桜デート」と並ぶ二大看板作品だと思っている。Qさん入魂の傑作バラードだ。
この曲はQさんの最初の非売品CD『涙の京都駅』に収録されていた(3曲入りのCDで、「涙の京都駅」「夕陽のエレジー」「口唇慕情」を収録)。2009年頃のLIVEでは「涙がこぼれちゃう」と共にセットリストの定番だったようだが、最近しばらくは歌われない時期が続いていた。それがここへきてLIVEのセットリストに再度採り上げられるようになり、『幸せの黄色いジャケット』での再レコーディングも実現。「遅れてきたQファン」にとっては嬉しい限りである。

アレンジも新たな「夕陽のエレジー」は、期待に違わぬ名テイクとして甦った。
スネアの音色選択がまずドンピシャ。イントロのライド・シンバルはもしかすると後録りの手打ちかもしれない、と思わせるほど魂が込められていて、グッとくる。と言うより「これ本当に打ち込みか?」と疑ってかかりたくなるほどグルーヴ感のあるドラムス・トラックなのだ。要所要所で16分音符に跳ねるキックも素晴らしい。「何を歌っているか」も含めた楽曲解釈がしっかりできていなければこうはならないはず。ひょっとすると、Qさん自身のプログラミングなのだろうか。
ベースには2番Aメロに叙情的な仕掛けがある。サビで優しく刻まれるキラキラ系のキーボード、優しく曲を包み込むピアノ・コードの突き放し、トラックの長さを感じさせない完璧な曲展開とアレンジ・・・すべてが素晴らしい中で、やはり最大の聴きどころはQさんのヴォーカルだろう。淡々と歌っているようでいて、込められた情感は収録曲中MAXだと思わずにはいられない。
エキセントリックな言動が魅力のQさんだが、ここにあるのは真剣の直球で歌に対峙する若きシンガー・ソングライターの、てらいのない素ッ裸の姿である。生真面目かつ普遍的なバラードも、紛れもなく「吉田Q」の真髄だ。

そしてこの曲も歌詞がたまらなく良いのだ。
別れた恋人への未練を断ち切れないまま、ひょんなことでその人と再会した時、そして彼女にはもう新しい恋の相手がいると分かっている時、自分へ向けられる冷めた顔さえ素敵に思えてしまった時・・・男はどういう態度で彼女に接するべきなのか。
「そっと涙こらえたなら、思い出はあなたと寄り添える♪」とQさんは歌う。これは男女が逆のシチュエーションでも同じだろう。このQさんの切なくも優しい朴訥な詞は、性別年齢を問わず聴き手の共感を広く呼ぶものと確信する。
愛を以っていさぎよく身を退く、とする、歌い手ならではのQさんの凛々しい決意がここにある。間違っても、いつまでも未練タラタラに彼女に電話をかけたりなどしてはいけないのだ。って、あれ?

「道ゆく男女達(ひとたち)が、やけに楽しそうに映る♪」
そんな寂しい心境は誰しも経験があるだろう。僕は、どうしても仕事の都合がつかず参加できなかった2011年のジュリーの正月コンサートの初日、夕刻ひとりで渋谷の街を彷徨っている時に、この歌詞部が頭を流れた。
ただ、Qさん自身はその歌詞部について、「今は楽しそうなその人も、同じように淋しく歩いている場面があるんだろうな」と語っている。深い。こういう卓越した感性が無ければ、こんな傑作を生み出すことはできないのだろう。
恋愛に限ったことではない・・・人が生きていく中でまま訪れる「寂しさ」「切なさ」をまったくの他人同士が自然に共有し得る名バラード、それが「夕陽のエレジー」である。

8.「横浜ブギ」

これは「QQQQ」ほどではないにせよ、比較的最近になって作られた曲なのだが、まるで「夕陽のエレジー」と「涙がこぼれちゃう」の2曲を収録順に時系列で繋ぐような内容の重要なナンバーとなっている。
ひょんなことで再会した彼女の前では「そっと涙こらえた」はずのQさんが(「夕陽のエレジー」)、一人の夜に涙をこぼし枕を濡らし、とうとう彼女に電話をかけてしまう(「涙がこぼれちゃう」)までの心の動きを描いているかのようだ。
それは
「あくまで現実(ほんとう)のことは下世話になりがちで だけど歌の中じゃ素敵な思い出と共に♪」
「せつなくてBoogie また涙がこぼれちゃう♪」
の部分を聴いていて僕が勝手に発想してしまったことなのだが。

詞も曲も全体的に明るく破天荒に突き抜けているのが逆に「せつなさ」のポイント。酔っ払っていたのかどうかはともかく、まずはハイな気分に自分を持っていくこと、そこから始まる彼女への再アタックなのだろうと解釈できる。たとえその先に待っているのが哀しい現実だったとしても。

曲想は楽しいスカ・ビートだ。Qさんの曲ではこういったリズム解釈でのアレンジが意外と目立ち、アルバム中「女は女でつらいのよ」にも同様の後ノリのグルーヴ(ピアノやギターの裏打ちカッティング)が見られる。
スカ・ビートとQさんのヴォーカルの相性は抜群で、字ハモの登場箇所が多いだけに、ふと単独のリード・ヴォーカル部になった時のQさんの声の艶、ドキドキ感もこの曲の魅力のひとつ。

2番Aメロだけに登場する、ひらひらと下降するようなキーボード・アレンジのアイデアが素晴らしい。Qさん自身が語っている「チャイナ歌謡のイメージ」を象徴する箇所だ。
僕としてはそのメロディー・フレーズから「琴」の音色を連想するが、実際はエレクトリック・ピアノだろうか。或いは「ガムラン」あたりの音色を高い方で弾いているのか。
間奏のエフェクトを効かせた2トラック・アンサンブルのリード・ギターも、Qさん自身の演奏と思われる。歌メロのハーモニー・パートを旋律に採用したフレージングと凝ったエフェクト設定が斬新。あくまで楽しげに開放的に、良い意味で軽く、気どらないギター・ソロを狙っているようだ。

こうした明るく人を食ったようなポップスのそのひとつ奥に切ない恋物語が隠れていることもまた、Qさんの「お調子」系ナンバーの特性であり、健全な毒性でもあろう。収録曲中「横浜ブギ」を最も好むタイプの聴き手は、もう「吉田Q」というアーティストの魅力から逃れることはできない。

9.「涙がこぼれちゃう」

ジュリーファンにとってはお馴染みのナンバー。待望のQヴァージョン公式リリースが遂に実現した。
歌詞カードには、エーベックス・エンターテイメントの(C)が付記されている。そして、『KUNIHIKO KASE MUSIC OFFICE』の文字もある(老眼進行のせいか、今回この記事を書くまで気づけずにいた)。
ジュリーとワイルドワンズのコラボに際し加瀬さんがQさんの作品採用を決断した瞬間から、今回のQさんのアルバム・デビューまで・・・確実に1本の線で繋がっているわけだ。

ジュリーwithザ・ワイルドワンズがきっかけでQさんを知った頃、Qさんのブログを遡り、「やむにやまれぬ事情で『涙がこぼれちゃう』をLIVEで歌うことができなくなった」と書かれてある過去記事を読んだことがあった。その頃のセットリストを見ると、「涙がこぼれちゃう」はよくセットリストの大トリで歌われていて、「いい感じ」だとQさん自身もこの曲を歌うことがとても楽しかったようだ。
ジュリーwithザ・ワイルドワンズへの提供が実現し、もちろんそれはQさんにとっては良いことではあったが、しばしQさんはこの曲と離れなければならなくなった。どんな気持ちだったのだろうか。
Qさんは、天下のジュリーが全編に渡りリード・ヴォーカルをとった「涙がこぼれちゃう」のジュリワンのレコーディングに立ち合った時のことを、「心を込めて歌う、ということがどんなことなのか思い知らされた」と回想していた。また、楽曲提供者としていち早く正規完成音源を手にした際には「大汗かきながら何度も何度も聴いた」とも。
「涙がこぼれちゃう」が自分の手を離れ大きくなってゆくのを、頼もしく感じていたに違いない。

数年が経ち、昨年のLIVE活動再開時から、いよいよQさん自身が歌う「涙がこぼれちゃう」が解禁された。もちろん今でも引き続き歌われている。
LIVEセットリストとしてだけではなく、デビュー・アルバムの大トリを飾る「代表曲」として、「涙がこぼれちゃう」はすっかり大きくなってQさんの元に帰ってきた。

巷では普通、他アーティストへの提供曲を遅れて自身がリリースする場合、アレンジや楽曲構成を大胆に変えたり練り直したりして差別化を狙うことが多い。しかしQさんは純粋にこの名曲のありのままの姿を最小限の伴奏でセルフカバーする方法を選んだ。演奏はアルバム収録曲中最もシンプルに仕上げられている。「曲の良さ」を信じて真っ直ぐに「歌」に臨んだのだ。
何と言ってもジュリーが歌った「涙がこぼれちゃう」があまりに素晴らし過ぎる。自作曲であるにも関わらず、Qさんとしてはリスペクトするアーティストが作った大好きな曲をカバーするような感覚すらあったのではないだろうか。
丁寧に、大切に歌わなきゃ、ということだろう。

ジュリーのヴォーカル・ヴァージョンとQさん自身のヴァージョン・・・聴き手からするとその比較はすこぶる楽しい。
ジュリーが歌うと、色気が凄い一方で、元々この曲が含んでいた「下心」の部分が消え去ってしまう。主人公の年齢がグッと時空を飛び、良い意味で完全に還暦世代の歌だ。青春時代に恋した相手との逢瀬、会話にはぎこちなさも無く、「落ち込むことがあったら電話しなよ」とサラリと言える・・・達観の境地にある、心通じ合う大人の男女2人の姿が頭に浮かぶ。
一方Qさんが歌う「涙がこぼれちゃう」は、いかにも若い青年らしい恋の歌である。ジュリワンのヴァージョンがリリースされた頃には考えもしなかったが、ひょっとしたら「電話しなよ」というのは、彼女への未練を断ち切れない自分自身の背中を押しているフレーズではないか、とすら今は思えてしまう。
Qさんの曲は本当に不思議だ。どちらの側の歌としても成立し、解釈の幅が広い。これはジュリーwithザ・ワイルドワンズに限らず、鈴木雅之さんへの提供曲でも同じ現象が起こっている。

また、2010年の千葉フェスのステージ後に少しだけお話した際、Qさんは転調ブリッジ部の「Come on baby♪」の部分について、「メロディーを変えて歌ってくれているんですよ!」と嬉しそうに語ってくれた。ジュリワン・ヴァージョンの「涙がこぼれちゃう」では、Qさん提供のデモを聴いたジュリーが、ジュリーなりのメロディー・アレンジを施しヴォーカル・テイクを完成させたようだ。

そんなこんながあって、再びQさん自身で歌われることになった「涙がこぼれちゃう」。
先に、電話をかけるのは是か非か、といったことを面白おかしく書いたのだが、実際のところそんな話はもうナンセンスなのである。「涙がこぼれちゃう」は普遍的なラヴ・ソングとなった。
もしQさんの中に具体的にこの歌詞に沿うような体験があっても、そんなことは全然無くても、昔なつかしい人達に向かって「CD出したよ。寂しくてやりきれない夜には聴いてみなよ」と今は言えるのではないか。

たまに優しい言葉をかけてくれたなら
それだけで人はきっと生きてゆけるのさ
だから寂しくてやりきれぬ夜は
ためらわず電話しなよ 涙がこぼれちゃう ♪

初めてジュリーwithザ・ワイルドワンズでこの曲を聴いた時、「冒頭からいきなり、なんて説得力のある、泣かせる詞とメロディーなんだ」と思った。聴き始めの一瞬で、冒頭のこのヴァースがサビなんだ、とすぐに分かった。
そう言えば、ジュリワンがNHK『SONGS』に出演しこの曲が歌われた夜、ファンではない一般の視聴者がたまたまテレビを見ていて気持ちを抑えきれなくなり、別れた彼女に電話をかけた、なんて話もネット上であったっけ・・・。

ジュリワン・ヴァージョンを聴いた時の衝撃、その後の逸話も含め、これぞ真に名曲である。これから先も変わらず、ジュリーの声でもQさんの声でも、僕らはこの曲に癒され続けていくだろう。

☆    ☆    ☆

といったところで・・・いかがでしょうか?
ちょっと聴きたくなってきたなぁ、というかたがいらっしゃったら、今すぐこちらをポチ!

完全にリスナー目線で書いておりますので、御本人にとって事実無根の深読み記述が多々あるかと思います。それらの点については、ほどなくダメ出しが入るでしょう。

Qさんには、他にまだまだ多くの名曲があります。
個人的には、「ゆきずりの女(ひと)」はファーストに収録されると思ったんだけどなぁ、とか、あんな曲、こんな曲・・・今回収録のどの曲ともタイプの異なる曲、いっぱいあるんです。
そもそも、2010年の時点ではありますが、Qさん自身が「自分の中での自信度第1位と第2位」に挙げていた曲が2曲とも収録から外れています。まだまだこの次、またその次がある、ということですね。
これからも拙ブログでは、吉田Qを応援し続けます。
みなさまも、是非!


では次回更新は、再度ジュリー・ナンバーのお題に戻る予定ですが、ピー先生のツアー初日に向けて仕事の移動BGMをタイガース・モードにしようと思っているので、ひょっとしたらそこからタイガース・ナンバーの記事構想が浮かぶかもしれません。

早くも猛暑が襲ってきたりして、気候の変化についていくのが大変な季節ですね。
みなさま、どうかお身体に気をつけてお過ごしください。

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2013年7月24日 (水)

鈴木雅之 「恋はくじけず ~You can't worry love~」

from『Open Sesame』、2013

Open_sesame

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ジュリーの『Pray』ツアー・セットリストのネタバレ禁止期間、もうちょっとだけ続きます(8・3和光市公演のレポートから解禁予定)。
その間、ちょっと目先を変えた特別編のお題にて更新が続いておりますが、今日はみなさまご存知、シャネルズ(=ラッツ&スター)のリード・ヴォーカリストとして有名な鈴木雅之さん(=マーチン)のナンバーを採り上げたいと思います。

まずは・・・今回の記事は、鈴木さん関連の検索などで初めてこのブログに訪れてくださった方々もいらしゃると思いますので、ご挨拶から。

「恋はくじけず~You can't worry love~」の楽曲タイトルや、鈴木雅之さんのお名前の検索でこちらにお越しのマーチンファンのみなさま、はじめまして。こんにちは!


拙ブログは沢田研二さん(=ジュリー)のファンブログで、主にジュリーの曲やLIVEについて、40代後半にさしかかった男性管理人が暑苦しい長文を書き綴っている、辺境のブログでございます。
では何故そんなブログが今回、鈴木さんのニュー・アルバムからこの「恋はくじけず~You can't worry love~」を記事のお題に採り上げたのか、ということの説明から書かせて頂きますね。
(今回の記事は、いつもブログを読んでくださっているジュリーファンの方々にとっては周知の事柄も改めて書くことになりますが、どうか御了承くださいませ)


実は、「恋はくじけず~You can't worry love~」・・・この名曲を作詞・作曲されている若きシンガーソングライター・吉田Qさんは、一般の知名度はまだまだこれからというところなのですが、ジュリーファンにとってはとても馴染みの深い、思い入れのあるアーティストなのです。

1960年代後半から70年代初頭にかけて一世を風靡したグループ・サウンズ(GS)ムーヴメントはみなさまご存知でしょう。
そのGSの覇者として君臨していたバンド、ザ・タイガース(今年の12月に、いよいよ夢の再結成が実現します!)のヴォーカリストであった沢田研二さんが、こちらもGSのトップ・グループで、先輩格のバンドであったザ・ワイルドワンズのメンバーと2010年に突如合体し、ジュリーwithザ・ワイルドワンズという期間限定のコラボレーション・バンドを結成しました。
(ワイルドワンズのリーダーである加瀬邦彦さんは、「危険なふたり」「TOKIO」などの大ヒット曲をジュリーに作曲提供したことでも広くそのお名前を知られています)


ジュリーwithザ・ワイルドワンズはその2010年、加瀬さんや木崎賢治さんのプロデュースや人脈により書き下ろされた全10曲入りのフルアルバム『JULIE WITH THE WILD ONES』をリリース、アルバムを引っさげて約半年に渡る全国ツアー『僕たちほとんどいいんじゃあない』を見事成功させ、ジュリーファンやワイルドワンズ・ファンを大いに楽しませてくれました。
そのアルバム収録曲の中で、当時ほぼ無名であった新人ソングライターの吉田Qさんが大抜擢され、なんと2曲もの作詞・作曲作品を提供したのです。
曲のタイトルは、「涙がこぼれちゃう」と「いつかの”熱視線ギャル”」。

いずれもポップ・センス溢れる名曲ですが、特にアルバム1曲目に配された「涙がこぼれちゃう」は全収録曲の中でも広い支持を得て、ジュリーファンの間に「吉田Q」という名前がしっかりと刻み込まれたのでした。

1985年生まれという気鋭の吉田Qさんの曲作りは、その若さからは考えられないほどに「古き良き昭和のポップス」のセンスに満ちていて、僕らを驚かせました。
ジュリーwithザ・ワイルドワンズの活動期間が終わっても、幾多のジュリーファンが吉田Qさんの活動を継続して応援するようになったのは、彼の曲作りの素晴らしさ
(と、ツッコミどころ満載の面白過ぎるキャラクター)を考えると、当然の流れだったかもしれません。僕もその一人です。

そしてその後吉田Qさんは、これまたビッグ・ネームのアーティスト・・・「ラブソングの帝王」と言われる鈴木雅之さんの楽曲提供者として抜擢されます。
その類稀なるポップ・センスをして「ラヴソング」をコンセプトに突き詰めるスタイルの吉田Qさんの曲作りは、鈴木さんのヴォーカルとの相性は抜群でした。『はなまるマーケット』のエンディング・テーマとなった「ラスト・ラヴ」。イオン・グループのバレンタイン・キャンペーンのCMソング「プロポーズ・アゲイン」。
いずれもターゲットは熟年層。若くして「古き良き時代」を匂わせる吉田Qさんの作品は、大ベテランの超・実力派シンガーである鈴木さんに歌われることによって、驚異の相乗効果をもたらしていました。


ただ・・・残念ながら現時点では「ラスト・ラヴ」「プロポーズ・アゲイン」の2曲は配信楽曲に留まり、CD化はされていません。
吉田Qさんを応援するジュリーファンとしては、「なんとかQさん提供のマーチン・ナンバーがCD発売され、広く世に流通しないものだろうか」と焦れる思いもしてきました・・・しかし。
今年2013年に入って、鈴木さんのニュー・アルバムのリリースが告知され、その中に吉田Qさんのクレジットが!
僕は狂喜し、すぐにソニーのショップさんでアルバムを先行予約したのでした。


発売日に届けられたCDには、巨大な梱包にくるまれたマーチンの特大ポスターが初回先行予約特典としてついてきました~。

早速、じっくりとヘッドフォンで聴きました。
吉田Qさんの曲が今回のCD購入のきっかけでしたが・・・これはもう、アルバム全体として力作、傑作!
僕はQさん絡みで鈴木さんの活動についても機会あるごとに情報を収集していましたから、あの東日本大震災を機に鈴木さんが、それまで進行中だったプロジェクトを一度白紙に戻し、新たな思いを持ってまた1から作品創作活動に取り組んでいたことは知っていました。じっくり時間をかけて、想いを込めて、いよいよ形になったのがこのアルバム・・・素晴らしい名盤が誕生しましたね。


さて、「恋ははくじけず~You can't woory love」について鈴木さんはNACK5のラジオ番組で
「今回のアルバム・コンセプトである”コラボレーション”という意味では一番盛り上がったと思う」
と語っていました。これぞ「バック・トゥ・80s」と・・・。
アルバム制作のずっと以前から、武内享さんとは「何か面白いことやろうよ」とお話されていたのだとか・・・それが最高の形で実現した、ということなのでしょうね。
番組での鈴木さんは感慨深く昔を思い出すように
「だって・・・シャネルズとチェッカーズのコラボなんて、当時は考えられなかったわけじゃない?」
とも。


そう、「恋はくじけず~You can't woory love」は、武内さん率いるa-bra:z(元チェッカーズのギター・武内さん、ベース・大土井裕二さん、サックス・藤井尚之さんが参加)に加え、元シャネルズ(=ラッツ&スター)の低音ヴォーカル・佐藤善雄さん、トランペット・桑野信義さんという錚々たるメンバーとのコラボレーション・ナンバー。
いわゆる”『ザ・ベストテン』世代”の僕にとっては、これはもう懐かしさもあり贅沢感もあり・・・正に夢の競演です。
シャネルズもチェッカーズも、ちょうど僕の少年時代、トップ中のトップ・グループでしたからね。


シャネルズについては、一昨年に吉田Qさんが「ラスト・ラヴ」「プロポーズ・アゲイン」を鈴木さんに提供したのを機に、懐かしさもあってベスト盤CD『BACK TO THE BASIC』を購入。「ランナウェイ」はじめ誰もが知る大ヒット曲の数々が、とてつもなくプロフェッショナルでハイレベルな曲であったことに今さらながら驚愕(少年時代には、そこまで理解できていませんでした)しました。
何といっても鈴木さんのヴォーカルが凄いです。鈴木さんは声質が太くていかにも男っぽい声でソウルフルに歌うので逆に見逃していたのですが、実はとんでもない高音域のメロディーを軽々と歌っているのですね。
(今回ご紹介している吉田Qさんも男声としては相当なハイトーンの持ち主なのですが、Qさんがホ長調で作曲したという「プロポーズ・アゲイン」を、鈴木さんはさらに半音高いヘ長調でレコーディングしています)


ベスト盤の中では僕は特に「ハリケーン」のヴォーカル、詞曲、アレンジ、演奏、コーラス一体の完成度が凄いと感じました。
(ちなみに、吉田Qさんは「Miss You」が特にお気に入りの曲だと聞いております)


一方チェッカーズは、僕自身高校時代にバンドを組んでいたりしたこともあって、”憧れのお兄さん達”という感覚で当時から見ていましたね。
”不良少年のイノセンス”にキュートな魅力を兼ね備えてデビューした彼らが、そのアイドル性を保ちつつもみるみるうちに演奏、バンド・コンセプトを進化させ音楽性を高め、メンバー・オリジナルの曲でヒットをカッ飛ばし始めるまでの流れ・・・ずっとテレビで見ていました。
a-bra:zのメンバーで言えば、武内さんが「ONE NIGHT GIGOLO」、大土井さんが「I Love You、SAYONARA」、尚之さんが「NANA」と、シングル・ヒットの代表曲で作曲を担当・・・いずれもカッコ良いロック・ポップ・ナンバーでした。改めて、凄いキャリアの3人なのです。
(ちなみにチェッカーズのメンバーでは、尚之さんが「言葉にできない僕の気持ち」「ミネラル・ランチ」の2曲、鶴久政治さんが「僕は泣く」の1曲と、過去に沢田研二さんへの作曲提供があります)


そんな胸躍るコラボレーション・・・「恋はくじけず~You can't woory love」は、まずイントロから”ザ・ベストテン世代”の琴線にいきなりのジャスト・フィット。
桑野さんのトランペットと尚之さんのテナー・サックスによる贅沢な二重奏で幕を開けます。
歌メロに入って


夕暮れに赤めく街並    は
G                   F#m7-5     B7

季節の終わり の影
       Em  Dm7  G7 Cmaj7

掴みは最高・・・吉田Qさん、相変わらず出だしから惹きつけるイイ曲を作りますね~。「Dm7→G7」のトコ、メチャクチャ良いです!
キャッチーなメロディーに、ちょっとキュンとするような恋の物語の歌詞を載せるのが、Qさん作曲の王道なんですよね・・・。
明快なAメロ、Bメロ、サビのハッキリした構成もQさんは得意中の得意。これだけ良いメロディーが隙無く散りばめられていても、才能がある人が作る曲というのはやっぱりサビが一番良くて・・・


花でさえ涙する
G

明るい恋のメロディーよ
Bm             E7

シュビドゥビドゥダンダン
C                        Bm

明日も くじけずにやりましょう
       Am  Cm                     G


いかにもQさんらしいフレーズとメロディー展開。「明るい恋のメロディー」というコンセプトを歌として形にするなら、やっぱりこの曲のような純朴なポップスが最適だったのでしょう。
切なさを凌駕する恋の楽しさ、力強さを歌ったサビ・・・そこに加味された鈴木さんのソウルフルな「シュビドゥビドゥダンダン♪」が、吉田Qさんのはじける情熱をグッとアダルトに引き締めています。いやぁ渋い!


間奏ではイントロとは一転、桑野さんのトランペットを尚之さんのサックスが別のフレーズで追いかけるパターンで、それぞれの「ソロ」といった感じのアレンジになっています。これまた演奏面での懐かしくも新鮮な聴きどころのひとつ。

そして・・・やはりこの曲を聴いていて一番の楽しみは、コラボレーション・ゲストメンバーによるドゥーワップ・コーラスですね~。
佐藤善雄さんの低音、シャネルズ時代とまったく変わりませんね!
副題フレーズである「You can't woory love♪」が、佐藤さんの低音ヴォーカルでズシンと響いてきます。
不勉強な僕は佐藤さん以外の声はメンバー特定で聴き分けられないんですけど、2番Aメロ限定の「tu、tu・・・♪」というハスキーなコーラス・ワークが最高。あと、鈴木さんの歌メロを要所要所でキレイな高音でハモっているのは、武内さんなのかなぁ。


このように、ちょっと切なくもある恋物語のワンシーンを「大丈夫!」と元気づけてくれる鈴木さんのヴォーカルと豪華ゲスト陣のコーラスは、そのまま若い吉田Qさんの作った”明るい恋の歌”というコンセプトを、グイグイと熟年層の”永遠の愛の歌”にまで引き上げています。
Qさん作曲の時点では、「若き青年が綴った現在進行形の恋物語」だったかもしれない曲が、鈴木さんが歌うと一瞬でそのストーリーが時空を超え、苦楽共にしてきた夫婦、或いは長年の恋人同士が確かめ合う、大人の愛情の物語へと昇華してしまう・・・これは、先に触れたジュリーwithザ・ワイルドワンズにQさんが提供した2曲についても同じようなマジックがかかっていて・・・要は、吉田Qさんの曲には常にそうした不思議な力がある、ということなのですね。


最後に・・・今回拙ブログでは、日頃応援している吉田Qさんのカテゴリーとして「恋はくじけず~You can't woory love」をお題に採り上げたわけですが、鈴木さんの『Open sesame』はアルバム通して本当に名盤で、他収録曲も素晴らしいナンバーが目白押しです。
その中で特に1曲・・・と言われたら僕は、さだまさしさん作詞・作曲の「十三夜」を挙げたいと思います。


沢田研二さんが今年リリースしたマキシ・シングルの中に「Deep Love」という曲があって僕はとても感銘を受けましたが、鈴木さんが歌う「十三夜」に、「Deep Love」ととてもよく似たアーティストの「思い」を感じてしまうのです。

別れも言わず去りゆく君の胸の
苦しみに気づかずに
自分を悲しむだけの僕の
幼さが切なくて


もちろん、さださんの紡いだシチュエーションはおそらく「Deep Love」とは全然違って、歌詞の受け取り方としては僕の深読みと言えばそうなんですが・・・さだまさしさんのこの詞とメロディーは、半端な思いを持つ者、半端な歌唱力しか持たぬ者が歌うことは決して許されない・・・そんな気がするのです。
その点、鈴木さんのヴォーカルの素晴らしさよ!
鈴木さんはジュリーとはタイプが違うけれど、やっぱり一流のヴォーカリストは凄いなぁ、と圧倒される思いです・・・。
『Open Sesame』・・・機会がありましたら、ジュリーファンのみなさまもこのアルバムを聴いてみてくださいね!


また、吉田Qさんは今、地道なライヴや創作活動を頑張っています(現在のところライヴ活動は大阪方面限定のようで、関東在住の僕はなかなか参加の機会に恵まれていないのですが・・・)。
Qさん自身がライヴで歌うオリジナル・ソングもまた、とても素晴らしい。一見コミカルなタイトルの曲が多いんですが、懐かしい昭和の雰囲気を持つ不思議な魅力の名曲ばかりです。

マーチンファンのみなさまも、是非一度吉田Qさんのライヴに参加なさってみてはいかがでしょうか・・・?

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2012年9月23日 (日)

9月28日、吉田QさんのLIVEです!

ただいま、エキゾ期の楽曲をお題にした記事を鋭意下書き中でございますが、今日はちょっとお知らせ、お願いの記事を挟みます。

2010年、ジュリーwithザ・ワイルドワンズのアルバムに「涙がこぼれちゃう」「いつかの”熱視線ギャル”」の2曲を提供した若きシンガーソングライター、吉田Qさんの復帰LIVEが、来たる9月28日の金曜日に、大阪は『福島2nd LINE』というライヴハウスで行われます(18:00開場、18:30開演)。

ジュリワンがきっかけでジュリーファンにその名を知られた吉田Qさん。今でも「涙がこぼれちゃう」を忘れがたい名曲として挙げるジュリーファンは多いですよね。
その後、彼の独特の歌声やキャラクター、そして何よりもオリジナル曲の素晴らしさに惹かれ、何人ものジュリーファンが大いに力を入れてQさんを応援するようになりました。僕もその中の一人です。

彼の28日のLIVEを”復帰”と表現したのは、吉田Qさんがステージに立つのが一昨年の千葉ポートパーク以来、2年以上ぶりとなるからです。
ソングライター活動では、ジュリーwithザ・ワイルドワンズの2曲以外にも、鈴木雅之さんに提供した「ラスト・ラヴ」「プロポーズ・アゲイン」など実績充分のQさんですが、自らが歌うソロ・シンガーとしては長い雄伏期間が続いていました。今回、5人のバックアップ・メンバーと共に敢行する久しぶりのLIVEは、アーティスト・吉田Qとしての新たなスタート、出帆の日となります。

・・・が、どうも集客の手応えが「もうひと声!」という状況のようです。

一昨年の千葉ポートパークへの出場枠を賭けたweb投票では、多くのジュリーファンの後押しがありました。実際、当日吉田Qさんはステージ上から1万人の入場者に向かって、ジュリーファンへの感謝の言葉を口にするというシーンもあったほど。
そして今。
Qさんの新たな出発となるLIVEに、何とか大阪近辺にお住まいのジュリーファンのみなさまの力をもう一度貸して頂けないでしょうか。

今回Qさんが出場するのは、いわゆる「コンサート会場」ではなく、「ライヴハウス」です。チケットぴあなどで前払いの手配をする必要はまったくありません。
ぶっちゃけ、当日いきなり行って大丈夫です。
ジュリーファンのみなさまの中には、いわゆるロックの「ライヴハウス」に不慣れなかたもいらっしゃるでしょうから、この機にその辺りを伝授しておきましょう!

ライヴハウスのチケットは基本、出演メンバーがクチコミで捌きます。
Qさんのライヴに行きたい、とお考えのかたが一番楽な入場方法は、前もって吉田Qさんのブログ、どの記事でも構いませんから
「9月28日のライヴに行きます。○○の名前でチケット取り置いてください」
と書き込んでおくこと。
律儀なQさんはすぐに手配してくれるはずです。

あとは当日お店に行き、受付で
「吉田Qさんを見にきた○○です」
と名乗ると、スタッフさんが各バンドが用意した「来訪予定者リスト」をチェックし、予約扱いでチケットを渡してくれます。そこでお金を払えば良いのです。

また、「行きます」とチケットを押さえてもらっておいたのに、当日急用などで結局行けなかった、という場合でも、キャンセル料金などは派生しません。
無かったこととして済まされます。まぁ、Qさんが少し悲しい思いをするかもしれませんが・・・。

ちなみにQさんのブログでチケット取り置きをお願いするにあたり、本名の苗字を名乗ることに抵抗のあるかたは、適当なハンドルネームでお願いしても大丈夫です。
ただし、入場時に必ずそのハンドルネームを名乗る必要が生じる、ということを念頭に置いておいてください。
Qさんがブログ本文でハンドルネームの件に触れ


お互いにちょっと恥ずかしい思いをすることになるかも♪

な~んて書いていますが、Qさんはズラズラとみなさまの名前を列記してライヴハウスのスタッフさんに提出するだけですから、何の恥ずかしいこともありません。
むしろ面白がっているのです
恥ずかしいのは、うっかり変なハンドルネームでチケットを取り置きしてしまったお客さんの方になります。
例えば僕が、「ウンチクのおじさん」というハンドルネームでQさんのブログにチケット取り置きをお願いしていたとします。すると、当日の入場経緯はこういう流れになります。


スタッフさん「いらっしゃいませ~。今日はどちらのバンドを?」
僕「吉田Qさんを見にきたのですが・・・」
スタッフさん「お名前は?」
僕「ウンチクのおじさんです」
スタッフさん「は?・・・(と呆気にとられつつもリストを確認)・・・あっ失礼、ウンチクのおじさんさん、でしたね。ありがとうございます」

まぁ、恥ずかしい状況ですわな・・・。
Qさんのブログを読んだかたがうまく乗せられて、Qさんご推奨の有名女優の名前で取り置きした場合の入場時の経緯は・・・ご想像の通りです。
ここはなるべく、普通に可愛いハンドルネームを使いましょう。

ただですね・・・無理に前もってチケットを押さえていなくても、当日いきなり行っても全然大丈夫なんです。
その場合は受付で
「予約はしていませんが、吉田Qさんを見にきました」
と言えば話が早いでしょう。受付のスタッフさんがしっかりQさんのお客さんとしてカウントしてくれるはずです。
その際、お名前を尋ねられるケースもあります。要は、どのバンドがどのくらい集客したか、というのをライヴハウスでデータをとっているワケで、名前を聞くのは、後で集計データが出演者にも手渡されるからです(それで出演者側も、誰々が来てくれた、ということが分かるわけです)。

でも、Qさん達出演者側としては、前もって取り置きしてもらった方が、「だいたい何人くらいのお客さんが来る予定」と把握できるから有難い、という話なんです。現在、正にその人数が「もうひと声!」という感じになっているんだと思います。取り置きのコメントが新たに増え、集客の手応えを実感できれば、Qさんも安心して当日のステージに向かうことができるかも。

Qさんと契約している音楽事務所のボスやスタッフのみなさまにも、集客の様子は伝わるでしょう。自らのヴォーカルで船出するQさんにとって、お客さんの入りが寂しいという結果になれば、その後の活動にも多かれ少なかれ影響は出てしまうのでは・・・。
ここは、何としても盛り上げねばなりません!
近辺在住のジュリーファンとして、ケンケンジ姉さん(「ケン高」さんで入場笑)他、数名の先輩方が駆けつけることになったようですが、ここはひとつ、関西ジュリーファンのみなさまの結集が実現すれば・・・吉田Qさんも大いに張り切り、ステージもより素晴らしいものになるはずです。

ライヴハウスなどに不慣れなジュリーファンの方々にとって今回ラッキーなのは、吉田Qさんの出演順が初っ端の1番目(午後6時半開演)だということです。
ライヴハウスは基本、複数のバンドやアーティストによる対バン形式。お客さんはそれぞれお目当てのバンドの出演時間に合わせて入場し、入れ替わります。(まぁ、お目当て以外の他のバンドを観ていても何ら問題は生じませんが)
吉田Qさん目当てのみなさまは、一番最初にお店に入るお客さん。中に入ればそこにいるのは、出演者、スタッフを除けばほぼ吉田Qさんお目当てのお客さんばかりです。出入り口付近の、入れ替えによる混雑もありません。

本当は僕も、遠征してでも駆けつけたい気持ちなのですが・・・関東からLIVEの成功を祈願しつつお留守番することになりました。

今週末の9月28日金曜日。お店は午後6時にオープン、Qさんの演奏は午後6時半から始まります。
(演奏時間は約30分。5~6曲の予定だそうです)
お一人でも多くのジュリーファンが集まりますように・・・。

それでは次回更新、楽曲お題記事にてまた!

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2010年10月 6日 (水)

もう観た人いるかな?

今日は荒川ですね。
参加なさったみなさま、side-Bにて感想お待ちしています!

先日お知らせしたように、拙ブログ・こちら本館の方でも、いよいよ10日の福岡以降はネタバレしますからね~。
セットリストから数曲選んで記事を書く予定でいます。
絶対書きたい曲が3曲ある!

☆    ☆    ☆

さて。
たった今、SUPERDRY THE LIVE・事務局さんからインフォメーション・メールが届きました。

SUPERDRY THE LIVE公式ページに、千葉フェスのドキュメンタリー映像がアップされたようですね。
しかも今回は、一般公募アーティスト

・熱~いLIVEの様子
・ステージの袖でドキドキする様子
・パフォーマンス終了直後の突撃インタビュー
・スーパードライで乾杯!

という内容の映像のようです!

ステージの袖で腰をクイックイッさせて完全通常モードでスタンバイする吉田Qさま(僕らの位置からは丸見えでした)が映っているのでしょうか?

とりあえず僕は、帰宅するまで観れません。
もう観た人いるかな?

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2010年8月29日 (日)

8.28 吉田Q 「ASAHI SUPER DRY THE LIVE」 on 千葉ポートパーク特設ステージ

暑かった~!熱かった~!

観てきましたよ。
あの吉田Qさまが、1万人の前で
「俺のバックには、沢田研二さんのファンがついてるんじゃ!」
と宣言した灼熱のステージを。

気温は35度くらいあったのでしょうか。
Qさまの出番の時間帯が一番暑かったんじゃあない?


お昼には顔馴染みさん、初対面さんの各方面ジュリー系シンジケート有志が合流しまして、入場。
その時点でもう全員汗ダクダクでございます。

大勢のお客さんが思い思いの場所にシートを広げた光景の中、歩を進めるごとにステージの演奏音が近づいてきます。あぁ、これがフェスだよなぁ、という独特の雰囲気。
ふと見上げると、特設ステージ入口付近に大スクリーンがあり、現在進行中の映像が大写しになってます。39×69さんです。Qさまの出番は次の次。


39×69さんの演奏をスクリーンで観終わった後、飲み物を買ってゾロゾロとステージエリアに入場。
色分けされたリストバンドに従って場内を進むと、ちょうどセカンドステージの上手に到達しました。sissyさんのロゴ入りタオルを持ったお客さんが目立ちます。さすがはQさまを抑えての1位通過バンドです。

最前列で場所とりをなさっていたsissyさんのファンの方々が、「次ですか?どうぞ」とポジョションを譲ってくださり、何と我々、最前列~!!
鉄人バンドスタイルのジュリーソロLIVEで言うと、ちょうど柴山さんの真ん前、といった位置どりですね。

プロと一般公募枠のバンドはステージが分けられていて、Qさま達投票通過の4バンドは、メインステージ横のセカンドステージでの演奏になります。
これは、メインとセカンドの出演バンドを交互に配置することによって、セッティングの時間を短縮するという狙いのようで、なるほどなぁ、と思いました。
つまり、次のHOME MADE 家族さんの演奏がメインステージで始まると同時に、セカンドステージではQさまのセッティングが並行して行われるのです。

で。
いましたいました~!
この気候では明らかに常軌を逸した黒スーツのふてぶてしい御姿。生Qさまが、今まさにアコギのセッティングを開始した模様です!
ステージと客席(いや、椅子なんてものはありませんけどね)との距離、約10メートル。
ステージは小高い位置にあって、柵で仕切られた客席とステージの間はかなりの急斜面になっています。
30分後、この急斜面をエイミー嬢が駆け下りるというサプライズがあるんですけどね~。

後でご挨拶させて頂いた時にわかったのですが、Qさまの身長は僕よりちょっと低いくらいなんです。ところが、セッティングの段階から、ステージ上のQさまはすごく大きく見えたんですよ。
スラリとしていて、腰が入ってると言いますか。

隣りで組長や亜紀ちんさまがいきなり
「Qちゃ~~ん!」

と叫びますと、生Qさまが「おっ?」と手を止めてこちらを見やり・・・ニッコリと笑って深々と礼!
なんちゅう礼儀正しい青年でしょうか。

ギター弾き語りスタイルでエントリーしたQさまですが、セッティングは中央にQさまのアコギ、下手にベース、奥やや上手にドラムス、そして上手のスタンドマイクにタンバリン。
フェスだからと言ってヨソ行きではなく、いつもの仲間といつものバンドスタイルで行くんだね、Qさま。

HOME MADE 家族さんの演奏が終わりました。
場内に「雨とサンシャイン」をバックにしたQさまのインタビューが流れます。

そして遂に・・・。
場内1万人の耳にアナウンスが届いたでしょうか。
つんざくような
ネクスト、ヨシダキュー!!


--------------------------------

1. 「女は女でつらいのよ」

「ゆきずりの男女のみなさん、こんにちは~!!」
のシャウトから始まった1曲目が、このナンバー。

「おもって、さんど♪」
のトコで、センターのお客さんが揃って拳を上げるのを見て慌てふためくシンジケート。
「むっ西の掟か?遅れをとるな!」

と、まず組長が率先してついていきます。

さて。
日頃Qさまブログをチェックなさっているみなさま、覚えていらっしゃいます?
いつかQさまがコメント欄で
「ジュリーファンが喜ぶことをやる!」
と宣言していたこと。

いきなり来ました。

この曲の間奏で、かぶっていた帽子をポ~ン!と上手に投げたんです。
いや、カッコ良かったですよ。予想もしないことを予想もしていないタイミングでやる!というのはとてもカッコ良いのです!
後でお姉さま方に
「なんで客席に投げてくれないの~」
とツッコまれて、Qさま曰く
「客席に投げたら、戻ってこないんじゃないかと心配で」
・・・衣裳を大切にするQさまなのでした。

そして、大サビ前のブリッジ部だったでしょうか。
コーラスのエイミー嬢が、小さなタンバリンを持ってステージから急斜面を駆け下りてまいりました
~!
ちょ・・・。
なんか、一目散に我々ジュリーチーム目がけて走ってくるんですけど!
柵越しに
「はい」
と箱主さまにタンバリンを手渡したその瞬間、Qさまが
「あいら~!」
のシャウト。うわ~。

これ、「オ~ライ!」の変形に聴こえるってのが上手いです。

とにかくQさまの声はバックの大音量に全く負けず、一語一語が鮮明に聞き取れます。音程もまったくフラットしません。プロを含めて、野外でこれだけの声を発揮できる人はそう多くはないでしょう。
Qさまは、間違いなく本物です。
それを確信づけるような1曲目「女は女でつらいのよ」。
選曲は大正解だったのではないでしょうか。

で、エイミー嬢から受け取ったタンバリン・・・一瞬僕の手元に来たのですが、最終的には組長が奪い取って頭上で叩きまくってました。
・・・その瞬間をカメラさんが下からナメたとか。
たぶん全国に流れます、組長狂乱のシーン。

~MC~


「何見てんだ!見せモンじゃねぇんだよ!」
「いつでもいいぜ、ドラムス!俺にビートをくれよ!いつでもいいぜ~!」

おぉ~。
これが生Qさまか~!
怖いもの知らず。しかも、本気なのか冗談なのかわからない。
Sだね。

と思ったら
「すみません次の曲行きます」

って・・・Mなの?

2. 「
雨とサンシャイン

う~、バンドスタイルでのこの曲をやるなら、ベースを近くで観たかったなぁ。
CD音源だと、エンディングの演奏部でカッコいいフレーズがバンバン出てくるんですよ、この曲。

途中で、何処だったかなぁ。Qさまが「しゅわ、しゅわ」ってシャウトしたの、元ネタはモー娘。だっけ・・・思い出せません。

で。
実は本番前に組長が
「いくつか曲の振付を決めよう!」
と言い出しまして、「雨とサンシャイン」「さよならラブ」「涙の京都駅」の3曲が考案されました。
「俺、やるんかそれ・・・」
とビビりましたが、実はシンジケートで最も発言力があるのは組長なのです。逆らえません。

結局この日のセットリストで実現したのは「雨とサンシャイン」だけだったのですが、ホッとしたような残念なような。

振付は
「Dmaj7→C#m7→Bm7」のキメの箇所が、「と~、き~、お♪」と同じ。
サビ部「雨とサンシャイ~ン♪」は両手を横に揺らした後、「きっとあるある~♪」でウサギ拝み。

おじさんは恥ずかしかったよ・・・。
でも、エイミー嬢がノッて合わせてくれていました。ありがとう、ありがとう。この日のステージで、彼女が音以外でも果たした役割ってすごく大きかったんじゃないかなぁ。

ちなみに終演後Qさまとお話させて頂いた折、勢い余って「雨のサンシャイン」と口すべらせた瞬間、
「雨サンシャインです!」
とQさまに訂正されてしまいました。ごめんなさい、しゅん・・・。

エンディングの最後の最後に
「ジュリ~!ジュリ~!ありがと~!」
と。泣けるわ・・・。

~MC~

チューニングをしながら
「なかなかフェスでこういう光景は見ないでしょ」
と。
組長の「抱いて~!」は、聞こえなかったのか、それどこじゃなかったのか、スルー。

その後、ひとしきり一般のお客さんを挑発しておいて
「吉田Qはまだまだやるんじゃコラ!」
お~、Sですね。
と思ったら
「いや、やるんじゃコラという言い方はあまり良くない・・・」
って!

「とにかく、あんまり吉田Qをナメんなよ。まず、俺は沢田研二さんと何らかの関係がある人!それは覚えとくように。言っとくけど俺のバックには、沢田研二さんのファンがついてるから!」

挙句、自分の携帯メールのアドレスを叫び
「だいたい夜中の3時くらいまでは起きてますので、メール頂けたら何らかの対処はできると思います」
大丈夫Qさま?・・・TV放送がノーカットでも・・・。

3. 恋のひとこと

「じゃ、最後の曲です」
に、一斉ブーイングのシンジケート。
たった3曲って~!「まだまだやる」んじゃなかったの~?

でもこの曲が、素晴らしかったのよ~!
Qさまのヴォーカルが気持ち良過ぎて、エンディングのリフレインがいつまでも続いて欲しいと思いました。
以前Qさまがブログで「4文字の単語を下さい!」って言ってたのは、この曲だったんですね。
ASAHIさんのサイトでさわりだけ聴けた「アイラブユ~が言えなくて~♪」っていう、あの歌です。まずサビがド~ン!と来て、Aメロからは早口になって・・・それがまたイイ!ちょっと黒っぽいミディアムテンポ・ナンバーなのです。

Qさん、贔屓目無しに、最高に歌が上手いです。言葉とメロディーが、同時にズシンと来る感じ。詞、曲どちらにも偏っていません。
正にこれが、Qさまの言う「歌」なのですね・・・。

あとね、ドラマーの西村さんが、なんだか演奏しながら爆笑してるんですよ。
何か面白いネタでもあったのかなぁ、と思っていたら。
後でジュー高さん達に聞くところによれば、西村さんは「叩きながら大笑いするドラマー」というキャラなんだそうです。ひえ~。

演奏後は大拍手の中、
「あざした~!」
と、何処までも普段通りのQさまだったようです。

エイミー嬢が再び柵の手前まで駆け下りてきてくれました。
タンバリンをお返しして、ジュリー組全員とハイタッチ。サンキュ~、ありがとうね、エイミー!全然インランじゃあないよ~!

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終演後はわざわざQさまが時間を作ってくださり、ご挨拶することができました。
何故Qさまがそんなことをしてくださったかというと。

「投票してくれたジュリーファンのみなさんに、本当に感謝しています。是非それをお伝えください」

ということだったのです。
僕以外の他のジュリーファン組の応援団のみなさま、ひとりひとりにその思いを託していらっしゃいました。
ステージ上、或いはブログから感じられるQさまのキャラとはまったく正反対の、礼儀正しく、気遣いに溢れていて、それでいて天然かつ話し出すと面白過ぎるQさまにお会いできたことは、一生の想い出となりました。
Qさま、もう二度とこんなに簡単には言葉をかけられないくらい、ビッグになって欲しい・・・。僕等はみな、そう思ったのです。

その後・・・Qさまは写真撮影に応じてくださったのですが。
日頃、「一体どのへんがダイナマイトなの?」とツッコまれまくっている僕は、うまいことQさまにノセられて、大変なことをやらかしてしまいました・・・。
おかげで初対面の亜紀ちんさまは、すんなり僕のことをダイナマイト認識なさったようです。
一方、今まで「どこがダイナマイトや」とナメていたお姉さま方がササ~ッと後ずさりした、というこの一件につきましては、Qさまが激しく後悔していらっしゃらないかとても不安です・・・。
Qさまはじめ各方面の反応をうかがいましたら、いずれ改めて。

「涙がこぼれちゃう」のオリジナリキーはニ長調(=D)とか、どういう風に作曲していったか(普段は曲先だそうですが、この曲はサビの歌詞が最初にポ~ンと出てきたそうですよ)、な~んて貴重なお話も、二人っきりの時にしてくださいました。
あとね。
「どんなオジサンかと思ってたら、本当に浪人生みたいっすね~」
だそうです、りんださま。

最後に。
Qさまは今、新たなお仕事に取り組んでいらっしゃって、次回LIVEの予定もままならない状況のようですが、もしも東京でLIVEをすることがあったら、集客はお任せください、とジュリーファン一同で見栄を切ってきてしまいました。
拙ブログでは、これからも吉田Qというアーティストを追いかけ続けますので、どうぞよろしくお願い申しあげます。

とにかく昨日は、メチャクチャにカッコ良かったよ、Qさま。
ステージ上の黒スーツのQさまも、終演後の汗まみれの髪でシャツ姿のQさまも、両方カッコ良かったです~。

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2010年7月26日 (月)

吉田Q 「二人の胸にも」

Sayonaralove

1. さよならラヴ
2. 二人の胸にも
3. 雨とサンシャイン

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来ません。
涙がこぼれちゃう」「いつかの”熱視線ギャル”」の作詞・作曲者である吉田Qさんの出演が決定している、ASAHI SUPER DRY THE LIVEの抽選チケットが来ませ~ん!

巷では、あちらこちらでチケットゲットの情報も聞こえてきたのに、都心の(一応ね)僕のとこは全くの音沙汰無し。ジュース親分のところにも、しょあ組長のところにも、ユリゲラー総統のところにも届いてないって・・・。
何故、シンジケート幹部大集合のジュリワン川口公演が、千葉フェス落選残念大会にならねばなら~ん!?

最後まで頼りにしていた、藍○主さんのスコア物販お手伝いの線も途切れました。もはや手立てがありません。
まさか、あれだけ応援した吉田Qさんのフェス晴れ姿を拝めない状況に陥るとは・・・思ってもみなかった。

当日、大丈夫かな・・・と、あらぬことも考えてしまいます。
いや、Qさん自身はどんな状況でも大丈夫だろうと思います。でも、Qさんを応援するお客さんは、どのくらい集まるのでしょうか。

今日は、この無念を記事にぶつけると共に、めでたく千葉に参加なさるみなさまに、Qさま応援の想いを託したいと思います(僕もギリギリまで何とか手は尽くしますけど・・・)。
大名曲「二人の胸にも」、畏れ多くも伝授!

この曲は、ASAHI SUPER DRY THE LIVEの公募アーティスト枠、一般web投票の”アーティストグッズ”プレゼント抽選品である3曲入りCD『さよならラヴ』の2曲目に収録されています。
僕はこちらの抽選にも外れ地団太を踏んでおりましたところ、見事当選したあるJ先輩が「これはDYNAMITEが保管しときや~」と、この名盤を一時僕に預けてくださったのでした。

鬼のように聴いて、「二人の胸にも」のあまりの名曲加減にビビりまくったわけですが、実はこの曲、ずっと以前からQさまのMY SPACEでは聴けていたのです。
当然僕は、少なくとも1回は聴いていたはずなのに・・・。
これほどの名曲とは、今回のCDでじっくり聴くまで気がついていなかったなぁ。

MY SPACEでの印象が薄かった理由は、ハッキリしていまして・・・。
「二人の胸にも」は、あの吉田Qさまの楽曲であるにもかかわらず、ヤンチャで人を喰ったような歌詞が1行も出てこないのです!
これは、ストレートなド直球のラヴ・ソングです。

「渚でシャララ/涙がこぼれちゃう」の試聴盤を入手後すぐにQさまのMY SPACEに辿り着き、「涙の京都駅」などを聴いた僕は、吉田Qというアーティストの魅力はまず”人を喰ったような歌詞”にある、と考えてしまったのでした。
無論その考えは今でも継続して持っていますが、ブログなどを通じてQさまを知っていくうち、その”剥き出しの純情”キャラにも惹かれるようになりました。

純情であればこそ、自分の恥ずかしい面をもさらけ出せる。それがQさまの歌詞の秘密だったのです。
ですからQさまは、道化のような我が様を高みの視点から笑い飛ばすこともできるし、一方では本当に切ない心情をストレートに描くこともできます。「二人の胸にも」、或いは「夕陽のエレジー」といった楽曲は、後者に属するのですね。

「二人の胸にも」は、誰もが共感できる普遍的な物語を、これ以上ない極上の覚え易いメロディーに載せ、甘く説得力のあるヴォーカルで歌いあげるという、ビッグヒット・シングルの要素がすべて備わっています。
ただ(あくまで僕のような経緯でQさまファンになった人限定のことですが)、パッと聴いた印象だと、吉田Qさん独特のアクの強さが抑えられ、目立たない可能性がなきにしもあらず。
しかしそれは逆に言えば、Qさまについて予備知識を持たない人にとっては、素直に
「なんてイイ曲なんだ!」
と思わせることができる楽曲であるとも考えられます。
スカウト受けする曲だと思うのです。

ひとりよがりな恋の終わりを自覚しつつも、最後まであがきまくる主人公・・・普段のQさまなら(いや、あくまで僕のイメージですけど)面白おかしくトリッキーな表現で歌うところ、この曲では素直に未練の心を投げかけてきます。
それは、「涙がこぼれちゃう」などQさまの多くの楽曲が「終った恋」の回記であるのに反し、「二人の胸にも」で描かれる物語が現在進行形(歌詞の最後の1行で恋が破綻する!才能のある人でないとこんな構成の詞は書けません)という点と無関係ではないような気がします。

歌詞、メロディーともに全編に渡って素晴らしいのですが、さすがはQさま、サビの強力なインパクトはあの「涙がこぼれちゃう」にもヒケはとりません。

♪ 今日も街には     別れの歌が
         D       Dmaj7   Bm     D7

  溢れるように聞こえてる 二人の胸にも ♪
      G           A7     D    E7    G    A7   D

すごく素直で素敵なメロディーなんだなぁ。
だからと言って、ありがちなコード進行かと言うとさにあらず。
ありがちなパターンだとBmとD7は逆になって、なおかつD7→B7と行きそうなものですし、ニ長調の曲でサビメロにE7が登場するのもかなり珍しいです(QさまはハッキリEで弾いてるかも)。イ長調の「雨とサンシャイン」でB7が多用されているのも同様の理屈で、これはQさま作曲手法の大きな特徴のひとつと言えるでしょう。

このサビ部がQさまのあの声と共に、それこそ”別れの歌”として街から流れてきたら・・・。
多くの通りすがりの人が、過去の恋に思いを馳せるでしょう。
さらに、例えば何となく冷たい隙間風に吹かれながらガソリンスタンドにやってきた車中の倦怠期カップルは、流れてきた「二人の胸にも」を聴くやいなや即座に互いに最上級の土下座をし仲直り、しかるべき場所に移動することでしょう。
「二人の胸にも」という楽曲のサビには、それくらいの威力があります。

しかしこの曲は「涙がこぼれちゃう」とは違い、そんなオイしいサビメロをいきなりガツンと頭に持ってきてはません。
丁寧に丁寧に、物語を伝えていくことから歌が始まります。

♪ どこか似てるようで どこか違うような
          D               F#m    Em         A7

  いくつ恋をした そんな街の二人でした ♪
          D         F#m      Em    G  A7  D

この導入部、全然カッコをつけていません
「初めて恋をした」的な優等生の要素が無いのです。だからこそ2番での激しい感情の昂ぶりが、虚構ではなく真に迫った心情表現として胸を打ちます。

あまり多くの箇所から歌詞を抜粋すると、いざQさまがビッグになった時にちとヤバいので、2番のあまりに男前過ぎる詞については、是非実際に音源を聴いてみて!(QさまのMY SPACEにまだ在ります)
そうそう、2番Bメロの最後は何度聴いても「誰を待ってるの?」と聴こえるなぁ。歌詞カードには「誰を見てるの?」って書いてあるんだけど・・・。

この曲、Qさまの楽曲の中で異色な点はもうひとつあって、ヴォーカルがダブルトラックなんですよね。
それがまた、イイ!

ジュリーで言うと、「人待ち顔」みたいな爽快なヴォーカルです。
しかも、ダブルトラックの真髄が最大限に生かされているのです。

例えば先述したBメロ部では、片方がキレイにアルトで(いや、男声ですけどね)ハモリます。メロディーと歌詞がピッタリ合って美しく、胸キュンですよ~。

そして、ダブルトタックの片方が忽然と姿を消す箇所が2つあります。
ひとつは3回目のサビ

♪ 胸のせつなさを 抑えられない ♪
     G    A7  D   E7  Em    A7

の「抑えられない」の部分。
歌詞は1番と同じなのですが、これまたさすがはQさま、歌メロを大胆に慟哭系の激しい音階に変えてきてます。
ヴォーカルが単独になることで、叫ぶようなニュアンスを強めることに成功しているのではないでしょうか。

もうひとつは、最後の一行。
この一行で、恋の物語は終わりを告げます。先程の箇所のような慟哭ヴォーカルではなく、寂しげにつぶやくように歌い、切なさ倍増です。
それまで二人(どちらもQさまだけどね)で歌っていたのが、ポツンと突然一人ぼっちになる、という構成。
もちろん狙ってそうしているワケです。
自分の声の一番良い伝え方を知り尽くしている・・・作詞・作曲からヴォーカルまで網羅するアーティストにとっては、大切なことですよね。Qさまは本当に才能の幅が広いです。

歌詞ではヤンチャな部分が無い、と言いましたけど、ヴォーカルについてはQさまらしいヤンチャな部分もあり、それがまたカッコイイ!
例えば、エンディング・ラスト1行の直前に
「よ~らい!」(”You're Alright”でしょうか)
と一発景気づけにシャウトするのが・・・品の良い不良性があって独特なんですよね~。

さぁ、ここまで絶賛してしまうと
「じゃあ、何故フェスの公募エントリーでQさまはこの曲を選ばなかったの?」
と尋ねたくなる方もいらっしゃるでしょう。
良い質問だ(何様?)。

結論から言えば、Qさまがエントリー映像に「雨とサンシャイン」を選んで歌ったのは、正解だったと思います。
何故なら、今回のQさまがギター弾き語りというスタイルだったからです。

低レベルながら、僕は20代の頃に数年間ギター弾き語りのLIVEをやっていたから分かることのですが・・・。
弾き語りスタイルって、言葉数が多く、畳み掛けるような歌の方がお客さんの食いつきが良いんですよ。
普通にイイ曲、美しい曲、というのは初見ではなかなか伝わりません。
バンド演奏と違って、お客さんはまず歌詞を追うんです。ただ、これまた初見で歌詞全体の構成や内容は把握してはもらえない。ですから
「おっ、なんかコイツ今面白い表現したぞ」
といった、引っかかりや仕掛けの多い詞を部分部分に散りばめた曲の方が印象に残るみたいなんですよね。

「雨とサンシャイン」を聴いた人が
「何て歌ってんだ?」
と引っかかってくれて、何度も観てくれる・・・Qさまはそこに期待したんだと思います。
かく言う僕だって
「薄着だって厚木まで急ごう♪」
のトコなんて、あれだけの回数観ても、最後の最後まで聴き取れませんでしたしね。

ただ、フェス本番では当然ながら5曲以上は歌うでしょうから、そういった楽曲の中に「二人の胸にも」のような直球を挟めば・・・これは相当光りますよ!
是非セットリストに加えて欲しい曲です。

・・・あぁ、やっぱり実際に観にいきたいなぁ。
あきらめないで、もう少し頑張ってみよう。

最後にひとつだけ。
QさまのCD、確実に鍵盤楽器が入ってるんだけど、メンバークレジットが無いんですよね。弾いているのはQさま自身なのかな?
(「さよならラヴ」のトランペットがQさまの演奏だったらひっくり返りますが)

「二人の胸にも」のイントロで
シド#レ~ド#シラ~、レミファ#~ミ~レ~♪
っていう、一部歌メロと同じ音階を弾くピアノが収録されています。

これ、すごくキレイで、必ず聴く人の耳に残る音だと思う・・・。
「しつこいかな?」なんて遠慮せずに、間奏でもエンディングでも弾いてほしかったなぁ。
・・・と僕としては思いますのよん。

(7月29日追記)
昨日仕事中に、桑田佳祐さん休養のニュースが飛び込んできました。Qさまが肩を落としていらっしゃるのでは・・・と考えるうち、ひとつ記事中で書き忘れていた考察を思い出しましたので、追記させて頂きます。

「二人の胸にも」のヴォーカルレコーディングのくだりについて。
女声アルトを模して歌われるQさまのユニゾン、或いはBメロのハーモニーは、サザンオールズターズにおける原由子さんのコーラスパートがやりたかったのではないか、と僕は考えています。
ヤンチャで男らしいヴォーカルを、優しい女性コーラスがサポートする。Qさまはそんなイメージを描きながら、この曲のヴォーカル処理を行ったのではないでしょうか。
あくまで僕個人の憶測ですけれど・・・。

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2010年6月22日 (火)

吉田Q 「雨とサンシャイン」

もう、嬉しくて嬉しくて。
速記状態で書きます。

みなさま。
大丈夫、安心して!僕が一人代表でぶっとばされてきますから!
そして。
2位で下を向かないで!最終日の追い込み、確かに結果に現れました。

僕らシンジケートが
「もう少し!1位に届け!」
とさかんに言っていた推定1位のバンドさんは、センチレンタルさんだったんです。
抜きました!
コメ無し票が300票以上あったということに他なりません。
僕らが計算できていない票がSissyさんに積み重ねられていたのは見抜けませんでしたが、2位というこの結果・・・みなさまの力でこのような逆転劇が生まれたのです!
感動で、涙がこぼれちゃう!枕を濡らしちゃう!

ふ~。
少し落ち着こう。
まずは一応じゅり風呂らしく、時事ネタから。
各地のジュリーwithザ・ワイルドワンズ・レポをあちらこちらで拝見しまして、ひとつ驚いたことがございます。
それは、たつの公演。
何と

「TOKIO」で加瀬さんが♪そ~らを飛ぶ(チャ、チャ!)の手拍子を煽った!

というではありませんか。

ひえ~!
次回板橋、川口が楽しみになってまいりました。無論加瀬さんにそんなことをやられたら、普段その手拍子はスルーのカミさんやYOKO君も従わざるを得ないでしょう。

あと、昨日のラジオ。
僕は聞いていないのですが、箱さんが早速記事を上げてくださって。
ジュリー曰く
「僕は左へ行きたいのに加瀬さんが動き過ぎるので邪魔になって行けない」
だ、そうですよ。加瀬ラー神席のみなさま。
いやぁ加瀬さん、本当に嬉しいんですね。

てなことで、いよいよ本題です。

おめでとう、吉田Qさん!

ASAHI SUPER DRY THE LIVE  出場決定!
シンジケートのデータから考えて、当選することはほぼ確実でしたから、気がかりなのは順位だけだったのですが・・・2位!
何度も言いますが、1位のSissyさんは我々の手元のデータですと3位で・・・。
僕らが「追い越せ~!」と頑張っていた対象バンドさんは、センチレンタルさんでした。つまり、みなさまは見事に目的を遂行したのです!

それが一番嬉しくて。
みなさま、本当にお疲れさまでした。あざます!

さて、投票締切のため、エントリーのQさまの動画が観られなくなるのでは、と思っておりましたが、ちゃんと残っていますね。
あの映像からは、本当に色々なことが分かります。
でも今回一番お伝えしたいことは、Qさまがああ見えて(←どう見えてる)相当な「練習の鬼」であること。
今日は、夏フェス出場を賭けてエントリーしたQさまが勝負曲として選んだ「雨とサンシャイン」の楽曲構成などを紐解きながら、その辺りを語ってまいりたいと思います。
伝授!

と言いながら、まずは”Qさま応援シンジケート”の労をねぎらったりしたいのですが。
本当に、投票締切直前の流れはスゴかったなぁ。
こともあろうに僕が物語書かされた、というのもそうですけど、あちらこちら、各地で「あっ」と思う先輩ブロガーさんやコメンテイターさんの「Qさんに投票しよう!」という文字を見かけるようになって。
最終日の得票は、コメント付だけで211票以上。コメント無しの票も3桁は確実にあったと思われているのです。

今回のこの大きなQさま応援の流れ。
その一翼を担わせて頂きましたいわゆる”シンジケート”ですが、仕掛け人は実のところ僕などではありません(僕はただ勝手にシンジケート結成を宣言し既成事実にしただけ)。
ご本人は恐縮なさるでしょうから匿名にいたしますが(バレバレのような気もしますけど)、僕はまず、あるお方の深いQ愛を讃え、お礼を申しあげたいのです。

その方が突然僕に直接コンタクトをとってきてくださったのは、ジュリワン初日の前日でした。
ずっと以前から、Qさまだけでなく他エントリーのバンドさん、すべてのコメント数をカウントなさっていたその方は、Qさまの順位が長期間6位に停滞している状況を危惧し、ご自身の持つデータが何か役に立たないかと考えたそうです。
そして、ブログなどでQさま応援の発信源を持つ人に情報を託して、世間に広く現況をアピールしていけば何かの流れが生まれるのではないか・・・ということで、光栄にも僕を選んでくださったのですね。

そこで、初めてその方とお会いしたのがジュリワン初日の開演前。
畏れ多くも僕一人で何ができるだろう、と普通なら考えてしまうところです。が、本当にタイミングが良かったんですよね。
初日LIVEの打ち上げで、あいら様や箱ラーのみなさまに、その方から頂いたばかりの詳しい得票数や推移などをお話することができたのです。
あいら様はああ見えて(←どう見えてるPART2)聡明なブロガーさんですから、当時Qさまと圏内4位との差がわずか数10票、という現況に、
「そのくらいの差なら、自分達の微々たる行動でも何かが起きるかもしれない」
と判断なさったようでした。

発信者が複数となると、やっぱり気持ちが全然違います。
とりあえずあいら様と僕のブログ、いずれかのTOPにQさまの応援記事が上がるようにしました。
あいら様は「毎週月曜」と宣言してくださったので、その点非常にやりやすかったです。

あいら様の御記事には明らかな得票連動がありました。
しかも、第2回の中間発表を狙いすましたかのような仕掛けも見事でした。あのランキング表に一度でも「吉田Q」という文字が掲載されたことは、みなさまの機運を大いに高めたのではないかと思います。

その直後、それまでノーマークだったセンチレンタルさんがものすごい勢いで票を伸ばし、Qさまは一時推定5位に後退しました。
センチレンタルさんの伸び率は凄まじく、コメント数ではあっという間に他エントリーを引き離し、単独トップに。ところが、みなさまの熱い応援に支えられ、最後の2日間でQさまはセンチレンタルさんを抜きました。
こんなに嬉しい2位はありませんよ!

僕が今回、どの程度得票に貢献できたかは分かりません。
でも、僕やあいらさんをその気にさせたのは、ジュリワン初日という絶妙のタイミングで僕らにデータを提供してくださったジュー高さん(あ、言っちゃった)のおかげなのです。これだけはどうしても書いておきたいです。
本当に、ありがとうございました。
すべてのコメント票をカウントするなどという、彼女の献身的なQ愛の成果を祝しまして

0622

乾杯~!
(註:え~と、わかりにくくて申し訳ない・・・。
実はこれは、アサヒスーパードライジュースのおめでたいツーショットなのでございます。
カミさんに「何かジュースない?」と聞いたら黒酢ジュースしか無くてこのような状況に・・・。
いかにDYNAMITEが衣食住ノーセンスの男でも、さすがにビールに氷は入れませんよ組長~)

さて、そんなわけで出演が決まったQさま。
千葉のステージは大いに期待できそうです。

実はDYNAMITE、今のQさまと同じ年齢の頃に、月1回ペースでアコースティック・ギター弾き語りのLIVEを行っていました。
基本的にはギター弾き語り専門のお店、荻窪グッドマン(競演者としてYOKO君と出会ったのもこのお店。現在は高円寺に移転)でやってました。有名な人ですと、現在ピン芸人の寒空はだかさんと競演したこともありましたね~。

いやいやそんな僕のスケールの小さな自慢話はさておき、何が言いたいのかと申しますと、そんな僕レベルでも時にはいくつかのバンド出演者の中に混じって、自分だけアコギ1本!という状況で他のライブハウスで演る場合も数回ほど体験したわけです。
そんな時最も重要なのが、出演順ですよ。

一番キツイのは、初っ端ですね。
なにせ客席があったまっていません。そんな中アコギ1本で懸命にガシャガシャやっても、お客さんが集中してない分、話し声とかがステージまで聞こえてきたりするのね。これは歌っていてかなり辛いです。
やはり出演1組目は賑やかなバンドさんに煽って頂き、お客さんの雰囲気を作ってもらうのが一番です。

ですから、2番目以降の出演順で弾き語りスタイルというのは、とてもやりやすいのです。
ギター1本抱えて出ていっただけで「おっ、次はちょっと雰囲気違うぞ」とお客さんに興味を持って頂ける、という利点もあります。

で、トリの場合は。
これも結構キツイ。やはり音数の多いバンドさんの方がトリとして幕をシメやすい、というのはあると思います。

今回のイベント、第1部はおそらく投票結果を踏まえて4位→1位の順に演奏するでしょうから、Qさまの出番は3番目。
こりゃ、Qさまのステージングとしては最高の形になったんじゃないですか~。

当日僕らがしなければならないことは、しっかり最初のバンドさんから鑑賞して、客席の空気に馴染んでおくことです。Qさまの出番で、気持ちがMAXになるようにね。
これも、一人の力ではできないことです。
みなさま、よろしくお願いいたします!


さて、「雨とサンシャイン」はじめ、吉田Qさんのオリジナル曲は詞・曲・ヴォーカルそれぞれに大きな魅力がありその才は「本物」と断言できますが、やはり最も秀でているのは作詞でしょう。
拙ブログからリンクさせて頂いております、かの様のブログに、Qさんへの投票コメント画像がひとつ保存されています。
「Qさんの言葉は生きている」というそのコメントをなさった方のHNが「coba」さんなんですよね。
もしかすると・・・非常に気になります。

「coba」さん仰る通り、「雨とサンシャイン」で言うと冒頭から

♪ あなたを泣かせたのは誰? ♪
  Amaj7                    C#7

この強力なフレーズでまず聴き手を惹きつけるわけです。その後どういった物語がこの曲で展開されていくのか、聴き手はそこを追いかけながら曲の内容を求め始めます。

80年代後半から始まったバンドブームで、イカ天審査員だった伊藤銀次さんがさかんに拘っていたのが「詞」でした。
「音」だけなら、アマチュアの水準は素晴らしいものがある。しかし「詞」についてはそうではない。だから審査にあたって「詞」の優劣というものが重要な判断基準になる・・・銀次兄さんはそう考えていたのです。
吉田Qさんが日本ポップス界に必要なアーティストであると僕が考えるのは、Qさんのそういった要素を支持するからです。これは、今回Qさんに投票なさった多くのみなさまにもご賛同頂けるのではないかと思っています。

先程、Qさまは「練習の鬼」であろう、と書きました。
練習が足りていると、どのような場合にそれが反映されるのか。一番成果が表れるのは、演奏や歌をトチってしまった際の対処です。
練習、経験を積んでいればいるほど、ミスを上手くスルーできるのですが、Qさまのスルーぶりは果てしなくカッコイイです!

エントリー映像で、Qさまは1箇所だけトチってます。

♪ 間違ってる 恥じらってたら 枯れちゃう~ ♪
  B7             D                    Dm        E7

のDをね、ほんの一瞬だけ4フレットに引っかけちゃって。
この箇所、本当は無理してハイコードで弾かなくてもいいのですが、そこはQさまのこだわりでしょう。それは

♪ 雨とサンシャイン 恋の犯罪 きっとあるある~ ♪
    Dmaj7                C#m7      Bm7  E7      Amaj7

のサビ部。
ここは絶対ハイポジションのフォームから低い方へと下がるようにしてコードを弾かねばならない!
というQさんの意思を感じます。
ローポジションで弾いていれば避けられるミスタッチを恐れず、楽曲にとって適性なフォームで弾くのです。

映像を観ていますと、Qさまは4フレットのC#7、5フレットのDやDmaj7、Dmなどをほとんどブラインドタッチで押さえている事が解ります。アコギ1本、しかも大事な大事なエントリー用の撮影でこの大胆さ。男の中の男です!

先述したトチり箇所も、不敵なまでに平然とスルーします。
僕は何度もあの映像を観ているからその点に気づいただけで、例えばあの演奏を生で聴いただけだとしたら、トチった箇所は記憶に残らなかったでしょう。

練習や場数が不足していますと、「あっ、やべっ!」というのが顔に出るものですが、Qさまにはまったくそれがありませんでした。
ただ、直後に
「このくらい屁でもねえよ」
という感じで首を左右に振る仕草が。これがカッコイイんですよねぇ。

あの映像でカッコイイ!シーンは他にもたくさんありますが、僕が1番シビれるのは、コーダ部の前に1小節演奏が止まるところ。
カメラには映っていませんが、Qさまは左足で4拍分床を鳴らして音を出しているのですね。その時の表情がイイですよ~。
カメラさんも、「おっ、コイツ何か足でカッコイイことやってる!」と気がつき、直後に下半身から舐めて撮っていましたね。
みなさま、是非再度のチェックを。

「雨とサンシャイン」は、QさまのMY SPACEでバンド演奏の音源も聴くことができます。
これがまた弾き語りとは違った魅力に満ち溢れています。
アレンジはQさま自身なのか、それともスゴ腕のお方が身近にいらっしゃるのか分かりませんが、「雨とサンシャイン」のアレンジは最高のセンスですね!
キーボードの音色、噛みこみ方。
パーカッションの鋭さ。
サイケデリックなベースのフレーズ。
そのどれもが素晴らしく、そしていずれもQさまのヴォーカルやギターの邪魔に全くなっていないのです。

初めてQさまのMY SPACEで「涙の京都駅」を拝聴した際は「鍵盤楽器は苦手なのに強引に入れてるのかな?」と思ってしまいましたが、それは大変な間違いでした。
Qさまのバンド演奏楽曲は、非常に繊細な音作りだと今は思っています。


まだまだ未知の楽曲、そしてフェスのために書き下ろした新曲があるかと思うと、今からワクワクしますね~。

真夏の千葉。
例の映像作品シリーズの出演については箱さんが名乗りを上げてくださいましたし、僕は何の心配もせずにカミさんを連れて観に行けます。

そして。
無理にとは申しませんが、ここでさりげなく「口唇慕情」をリクエストしておきたいなぁ。
この曲がなければ、僕のあの怒涛の物語は生まれていません。
あのような流れを作ってくださった(「口唇慕情」を聴きまくるきっかけを作ってくれた)、しょあ様、あいら様にも、とても感謝しています。

Qさま。
気味悪がられている事は重々承知しておりますが、僕は千葉までQさまに会いに行きます。

そして、早くメジャーデビューしてくださいね。
楽しい仕事のお話を、きっとさせてください。
てか、もはや引くに引けません。
必ず脱いで頂きます!

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2010年6月19日 (土)

ありがとうございます~

みなさま。
長い戦いが終わりました。

Qさまへの怒涛の追い込み投票、ありがとうございます。
まだ風邪が治っていないうえに、みなさまのコメントへのレスもまだ・・・しかも今日はこれからバンドのレコーディングにも行かなきゃならないのですが、とにかくお礼が申しあげたくて、書いてます。

最終2日の追い込みは凄かったです。特に最終日はね。
あまりに凄くてシンジケート首領も正確に集計とれなかったみたい。

前日までの数字上(相手の日計平均得票数なども考慮して)可能性はかなり低いけど、ひょっとしたら1位に届いたかも・・・。

元々”吉田Qさま応援シンジケート”というのは

なんとかQさまを4位に!

というのが合言葉だったのですよ。

箱さんも僕も景気良く「1位だ1位だ!」とまくしたてておりましたが、そのくらい景気良くいかないと当選は無理だろう、という考え。
ある時期までは、ず~っと、6位。毎日ソコソコの得票はあって健闘しているんだけど、上位もソコソコに得票するので、さっぱり差が詰まらない。

「おっ!」という変化があったのは、箱さんの最初の応援記事が上がってからでした。
数10票というまとまった得票が入りはじめたのです。
それが数日続いた頃合にちょうど第二回の中間発表があり、Qさまは4位躍進。
ここでみなさまちょっと油断したでしょ?

実はその後すぐにQさまは抜かれているんですよ。それまでまったくノーマークだったバンドにね。
ジュー高さんが泣きそうになってたもんね。
そのバンドはそれ以降も、考えられないくらいの末脚を見せて。あれよあれよという間に他8候補を引き離しました。
だから、僕が「1位とは今このくらいの差」と書いていたのも、途中から対象バンドが変わっていたんですよ。

でも、結局最後はそのバンドとQさまの一騎打ちになってたんじゃないかなぁ。

第二回までの中間発表とはまったく異なった順位になってることは確かです。

たとえQさまが1位でなくても、当選できただけで僕はやっぱり嬉しいですよ。
スコアの件はね、Qさまがメジャーデビューしたら、あらためて土下座しに行きます。
僕とQさまの愛は、決して接吻などという世俗的な形ではなく、もっとアカデミックな書物として表されるべきものだと、勝手に思っていますから。

でも、ひょっとしたらトップに届いたんじゃないか、と思わせてくれるのは、本当にみなさまのおかげ。
22日が楽しみです。

最後に。
組長、ごめんなさい。
「最後の一票お願い!メール」見たの、今朝起きてからでした・・・。

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2010年6月16日 (水)

吉田Qさんに、最後の追い込み投票をお願いいたします!

はい、吉田Qさま応援、最後のお願い記事です。
いよいよ投票の締切りが迫っているのです!

で。
大体の人はこのところのQさま応援シンジケートの活動推移は把握していらっしゃると思いますけど、とにかくアタシゃ、このような前代未聞のプレッシャーを食らったのは生まれて初めてでございますよ~。

予定ですと今回は、ごくごく当たり前に、Qさまへの追い込み投票を声高に訴える記事を、でっかいフォントで上げるつもりだったんです。

しかし・・・。
何ですかこの流れ?!
まさかこんな形でバトンを渡されるとは夢想だにせず。

しょあ様が笑わせて。
あいら様が泣かせて。
後を受けた僕は一体どうすれば・・・。

いっそ、怒らせてみる、というのはどうだろう
そのくらいの思い切りが無ければ、何も書けそうにありません。

いずれにせよ、女性陣お二方が決死のダイブを敢行しているのです。
万が一Qさまが落選、なんてことになったら、とてつもなく恥ずかしい思いをなさる・・・それを承知で覚悟を決めて、素晴らしい応援記事を捨身で書いてくださいました。
ここは僕も、腹をくくるしかないです。

みなさま。
僕らに、物語執筆以上の恥ずかしい思いは、させないでね。
今からでも、吉田Qさんに追い込みの1票を、少しでも多くの投票呼びかけを、切にお願いいたしまして。

ダイブ!

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超近未来SF大河小説
「千葉野外オデッセイ」

☆   ☆   ☆

まだまだ夏は終わらない。
誰もがそんな熱い思いに打ち震える、灼熱の千葉・ポートパーク。

2010年8月28日。
待ちに待ったこの日がやって来たのだ。
僕は高鳴る胸をどうにかこうにか宥めながら、特設ステージのエリアへと足を踏み入れた。

すでに1組目のバンド演奏が始まっている。

今日僕は、ある若いアーティストとの対面を果たすためにここまでやって来た。彼はこの”SUPER DRY THE LIVE”と銘打ったイベントの一般公募枠・第1部のステージで、これからたった一人でトリを務めることになっている。
皆高さんも、とうにご存知であろう・・・。
彼の名は、吉田Q。

本日開催されている一大イベント、目の前で既に進行しているステージ第1部の出場アーティストは、公募枠にエントリーした9組のバンド、アーティストによる一般web投票によって選出された。
それは最終的に、圧倒的な票差で、彼・・・吉田Qさんの独壇場と化したのだ。

少し話を遡ると。
加瀬邦彦さん率いるザ・ワイルドワンズが、沢田研二=ジュリーという伝説のスーパースターをフロントマンに迎えて今年結成された超大物バンド、ジュリーwithザ・ワイルドワンズ。
吉田Qさんはアマチュアながら、彼等のリリースしたアルバムに2曲もの楽曲を提供し、その才を多くの人に知られるようになった。

そんな中、吉田Qさんはこの”SUPER DRY THE LIVE”の公募枠にギター1本で単身殴り込みをかけ、エントリーに名を連ねた。
僕は、志を同じくする仲間と結託し、ジュリーwithザ・ワイルドワンズの多くのファンにQさんへの投票を呼びかけ続けた。
反響は思いのほか大きく、ジュリーwithザ・ワイルドワンズが全国ツアーへと打って出たタイミングとも重なって、Qさんの得票は日に日に伸びていった。

そして彼は、トップ当選という勲章と共に、遂に夢を掴んだのだ。

・・・ステージは、早くも2組目のバンド演奏へと移っていた。
Qさんの出番は次の次だ。web投票1位の結果を受けて、怖いもの知らずのキャラで知られる彼も、さすがに緊張していることだろう。
何とか演奏前に彼に会って、一言激励してあげたかった。

実は僕には、ある目論見がある。
今回のステージを足がかりとして、吉田Qさんがさらに広く名を売ることは間違いない。その才能を目の当たりにすれば、当然、メジャーレーベルからスカウトの声がかかるだろう。
とすれば近い将来、Qさんの記念すべきファーストアルバムが発売される、ということになる。
是非とも、アルバム・マッチングのスコアを制作したい。

通常こういった仕事は、編集部の若手が足しげくアーティストの所属事務所さんに通いつめ、粘り強く交渉して話を纏めてくるもので、基本的に僕のようなロートルの出る幕は無い。
が、アーティスト本人の口添えが得られるとなると、話は違ってくる。トントン拍子に企画は進行するし、採譜の監修をアーティスト自身にチェックして貰えることは、スコアにとって大きなステイタスとなる。
写真掲載の承諾が取れ、さらにはインタビューに応じてくれようものなら、楽器を弾かないファンも、それだけでスコアを購入してくれる。
今日は、その布石を打ちに来た。僕は公的な使者でもあるわけだ。

普通なら
「お願いしますお願いします」
と連呼して協力を仰ぐようなシンドイ役割の仕事なのだが、何と言っても僕はQさんの恩人だ。こう見えても”吉田Qさま応援シンジケート”の幹部格である。
そして今回、シンジケートは最高の結果を出したのだ。

Qさんは僕にすさまじく感謝しているはずだ。もしかするとその感謝の心が、愛に変わっているかもしれない。
思いっきり上から目線で

Qくん、こんな企画があるんだけど、どうかね?

と、たった一言持ちかけるだけで話がつくだろう。
こんな楽な仕事はそうそう無い。

歩を進めると、特設ステージから少し離れた場所にテントが見えた。そこが公募枠アーティストの控え室となっているらしい。
目を凝らしてみる。

いた!
折りたたみ式の金属椅子にふんぞりかえるようにして、大勢の女性に囲まれハイライトを吸っているガニ股の美男子が。
間違いない、あれが吉田Qさんだ。

よく見ると、取り巻きの女性達の中に知った顔が見える。箱高さんもジュー高さんもいる。Qさんのすぐ横に寄り添い、根野菜のタトゥーに指をすべらせているのは、しょあ組長。他にも多くの同志の姿があった。
皆、web投票開催中に、心をひとつにしてQさんを応援し続けた戦友だ。
だが今は、そういった戦友達も含め、女性の皆高さんは一様に、Qさんの気を惹こうとただそれだけにご熱心な状況のようだ。

悪いが。
僕が加わった瞬間に、そのパワーバランスは崩れ去る。

Qさんに最初にかける言葉は、もう決めてある。

「Q君、奇遇だね」


これだ。
渋い。渋過ぎる。
昨夜一晩、寝ないで考えた。
僕のこの荘厳なセンスと貫禄の言葉に、吉田Qさんはメロメロになるだろう。
スックと立ち上がり、周りを取り囲む女性の皆高さんを蹴散らしながら僕に向かって突進し、ハグしてくるに違いない。
彼は僕の腕の中で、あでやかな夢を見るだろう。余計な雑念は振り払われ、ステージの成功は約束されたも同然だ。

いや、待てよ。
彼のキャラからすると、ハグだけでなく、接吻を求めてくるのではないか。
まずい。それは上手に避けねばならない。
彼の愛に応えてあげたいのはヤマヤマだが、今は僕も新妻と二人で暮らす身だ。今日も、方向音痴が酷い僕のために、妻は連れ添って来てくれているのだ。あらぬ心配をかけたくない。
第一、そんな行為が元カレのYOKO君にバレたら、僕は明日にも川口の工事現場に埋められてしまうだろう。せっかく続けてきたブログも、来週からスタートする沢田さんのソロツアーを前に、永遠に断たれてしまう。

口唇5秒、あと2センチ。
その瞬間に、寸止めするのだ。
Qさんはとても悲しむだろう。
しかし止むをえない。男は男でつらいのよ。その悲しみを、これから歌う歌にぶつけてくれればいい。

僕はゆっくりとテントに近づいていく。
しょあ組長が僕に気づいた。それを見て、Qさんが「うん?」といった感じで顔を上げ、鋭い目つきで僕を見据える。

今だ!
僕は可能な限り重々しく慇懃な態度で、言った。

「Q君、奇遇だね」


あ、しまった・・・ちょっと声がひっくり返った。まぁでも、この程度で大丈夫だろう。

・・・・・・・・。
おかしい。何も起こらない。
Qさんは椅子にふんぞり返ったままだ。

やはり少し声が高かったか!

気まずい空気に耐えかね、慌ててもう一度繰り返そうとした時、Qさんが一層足を大きく広げ、椅子に沈みこむようにしながら言葉を発した。

「誰だお前?」

・・・ししししまった!
よく考えたら僕とQさんは初対面なのだ。彼が僕の顔など知っているはずがないじゃないか。
もう取り返しがつかない。
こうなったら褒め殺しだ。徹底的に下手に出るしかない。愚かな俺のこと、少しは気にしてよ

「あいや、これは御無礼つかまつりました。拙者、日本が誇るスーパーロックシンガーであらせられます沢田研二様と、GS界に燦然と輝く偉大なる巨匠・加瀬邦彦御大率いるザ・ワイルドワンズが40年の時空を超えて奇跡的合体を果たしましたところの夢のスーパーバンド、ジュリーwithザ・ワイルドワンズに他でもないQ殿がご提供なされた、日本ポップス界においてこの先未来永劫語り継がれ豊穣の遺産となりあそばすであろう2つの楽曲の素晴らしさに心より感動共鳴絶賛の意を持ちました結果、こたびのQ殿の豪華絢爛たる晴れ舞台をひと目でもおこぼれにあずかりたく東武東上線と国鉄いやJR線を乗り継ぎまして参上いたしましたる道すがら、なにぶん柔肌の分際なれば、このままいっそ博多まで、などとあらぬ思案を繰り返しましたるゆえ思いもよらぬ遅参と相成ったという次第でございましてハッハッハ!いやいや面目ござりませ・・・」

「・・・・・・帰れ」

「は?」

男は帰れ!俺のステージに男の客は要らん!」

僕はビビった。ビビりまくった
「あいやしばし待たれよQ殿。これは重ねて大変な御無礼をつかまつった。いささか名乗り遅れましたが拙者の名はダイナマイトと申し、実は今回の一大イベント出場権を賭けたQ殿の戦いぶりを影ながら応援いたしたるシンジケートの一応仕掛け人と申しますかその・・・ハッハッハ!こたびのQ殿のめでたき筆頭当選大得票にも少なからず関わりを持たせて頂いた者でござる。拙者も末席ながらそこにおわす同志の姫君達とは、強い強いゴム紐の絆で結ばれていたわけでござるよ。いやいやこたびはまことにもって祝着至極。帰れなどとはQ殿、戯れ言がお好きでございますな・・・知ってたけど・・・ハッハッハ!いやいやそのような事を申せられては拙者、どうしてよいものやら皆目解らず、涙がこぼれちゃう枕を濡らしちゃう!」

「その態度と風体で、一体どのへんがダイナマイトやねん!
(註:実際良く言われる)
いや、こっちも知ってるけどさ。男は男だろ?男の客は、要らん。
てか、お前、いつもいつも俺の歌詞を勝手にパクるのはやめてくれないか?」

「あいやQ殿、三たびご無礼つかまつりしはじゅり風呂末席ながら伝授者を標榜しておる身といたしましては大いなる恥。どうかお許しくだされ、どうも年重ねてもグレそうになるのが拙者の性分ゆえ何卒平に平に。おそれながら拙者、Q殿の歌詞のあまりの素晴らしさに心酔いたしましたるところ、日々Q殿の流麗なる御フレーズを自らの教訓・自戒のようにして暮らしておりましてな・・・ハッハッハ!いやぁQ殿の描かれる御フレーズは拙者にとってどんな宝石よりも輝いておりますぞ。これぞまさしく今でいうところの末代までの宝・・・いやいやこれはちと話題が古ぅございましたな・・・ハッハッハ!ちなみに拙者、あの時までフラゲなる現代用語を知り申さなんだというお恥ずかしい次第でQ殿のお言葉にはいつも勉強させて頂いております所存、こりゃまた絵に描いたような暮らしでございますれば・・・ハッハッハ!」

「だから、パクるなって!
だいたい、ただの歌詞じゃねぇか、こんなもん!」

「おぉ!さすがQ殿!ここでQ殿にとりましては大先輩にあらせられます桑田殿の著作からお言葉を引用なさるとは、いやいやさすがに格が違いますな!あぁいや、これは決して桑田殿とQ殿の格が違うというような不届き千万な物言いをしておるのではなく、あくまで拙者のパクりとQ殿の気品溢れる教養からいざなわれた引用との格の違いをことさらに申し立てておるのでございますれば平に平に。あぁいやいや、と申しましても拙者のパクリ元であるところのQ殿の御フレーズそれ自体の品格にはまったく揺るぎはござらず、あくまでもパクる拙者の方に多々問題があるなどということは、言う迄もござりませんでしたかな・・・いやいや何を申しておるのか分からなくなって参り申したハッハッハ!」

「ホントわかんねぇよ!
ふむ・・・しかし、桑田先輩の著書を知ってるからには、男の客とはいえほんの少しは見所がありそうだな」

Qさんは理知的な瞳をほんの一瞬だけ思案げに閉じ、すぐに落書き好きの少年のような屈託のない表情を浮かべて、こう言った。

「よし、お前にひとつだけ条件をやろう。それがクリアーなら、今日の俺の歌を好きなだけ聴いていくがいい。
条件とは他でもない・・・お前の横にいるのは嫁さんだろう?ここはひとつ彼女に、俺のライフワークである映像作品への出演を承知させてみてくれないか?どうだ、たやすいことだろう」

は・・・?
映像作品って・・・もしかして。
アレか・・・?!

とんでもない話だ。
そんな事を頼もうものなら、帰宅早々「バカ」と罵られまくるに決まっている。
が、僕には最早、選択の余地はないのだった。

大丈夫だ。夫が心から懇願している事を、妻は無碍にはしないだろう・・・。
僕は無理矢理自分にそう言い聞かせると、妻に向き直り、クドクドと哀願を始めた。

「・・・って、ことだから、頼むよ。
いやいや大丈夫、映像作品と言ってもね、ほんの1分かそこらのショート・ストーリーなんだよ。演技もいらない。ただ、Qさんと少しばかり普通に会話をしてくれればいいんだ。
これはQさんが今最も力を注いでいる命題、崇高な創作シリーズでね。タイトルは、あなたのパンツ高く買い取りま・・・」

突如、魚雷のような爆発的衝撃が、僕の左側頭部を襲った。

何があった・・・。

殴られ・・・た・・・?
意識が・・・遠のいていく・・・・・・。

(暗転)

☆   ☆   ☆

・・・静寂。
気がつくと、あれだけ詰めかけていた聴衆は、すっかりかき消えていた。晩夏の太陽はとうに傾き、漆黒の闇が四方を取り囲みつつある。
夢の中で、レミ○ロメンの名曲「南風」が鳴っていたような気がする。いや、夢ではあるまい。気を失っていた時間、ステージで最後に演奏された曲が「南風」だったのだろう。それが、断片的な記憶として脳裏に残っているのだ。
何たることか、Qさんのステージの記憶が一切無い。
最近ヘビロテの名曲「口唇慕情」は歌ってくれたのだろうか。そして、大名曲「涙がこぼれちゃう」、この日限りの解禁というサプライズはあったのか。新曲「恋の○○○○」のタイトルは・・・?

何も覚えていない。
妻の姿も、皆高さんの姿も無い。
Qさんは?・・・・・・いない。

「若者よ・・・俺を置いていかないでくれ・・・」

不意にそんな言葉が口をついた。
そうだ、思い出した。
今夜あたり、ジュリーの新しいCDが届くはずなのだ。「若者よ」というナンバーが、Qさんのキャラクターに喚起された歌詞かもしれない、という予想をしていたんだっけ・・・。

帰らなきゃ。

人っ子ひとりいない。
特設ステージは撤去され、街灯すらないだだっ広い会場は、今や寒さすら覚える、闇に包まれたコンクリート・ジャングルだ。
路面には、Qさん応援の同志が落としていったと思われる無数のゴム紐が散乱している。

「駅は・・・駅はどっちだ・・・?」

しきりに襲い来るひどい頭痛を堪えながら、僕はノロノロと立ち上がった。ヤバイぞ・・・方向がまったく分からない。
いや。
迷ってなんかいられない。男は自分の信じた道を行くのみさ。

足を引きずり、重い身体を鞭打って、僕は少しずつ歩きはじめた。
時間の感覚すら無い。ひたすらに、歩く。どこまでも。

どのくらい歩いただろう。眼前に鬱蒼とした森林が見えてきた。
「やはり道が違ったのか」
そう思ったが、もはや「引き返す」という観念すら脳から取り除かれてしまったようだ。

腹が減った。
朦朧とする意識の中、ポケットをまさぐってみる。・・・と、不精な僕にしては珍しく、丁寧に折りたたまれた一枚の紙切れが出てきた。
先日届いたばかりの、ジュリーのソロLIVE『秋の大運動会~涙色の空』、初日のチケットだ。
生まれて初めての、本神席。

そうだ、僕にはまだやらなければいけないことがある。
こんな所でくたばってたまるか。
ソロツアー初日までに、新しいCD収録曲の記事を書くのだ。1週間ほどしか時間が無いが、全4曲ならなんとか間に合うだろう・・・。

クマ出没注意

月の光の中、黒々としたそんな文字が忽然と浮かびあがる。
立て木札だ。
なるほど、僕の方向音痴も相当なモンだな。

「Qさん、ビッグになれよ・・・」
自嘲しながらそう呟いたつもりが、自分の耳には嗚咽にしか聞こえない。
立て木札を弱々しく押しのけ、僕は本当の闇の中に歩を進める。野獣の咆哮が闇を切り裂く・・・。



DYNAMITEの行方は、誰も知らない。

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ごめんなさいね、ベタなオチで。
どうにか、箱さんの記事が下がる前に書き終えた・・・。

というわけで、今週金曜まで、拙ブログのトップページはずっとコレです。申し訳ない!

実際に僕を見知ってるお姉さま方の中には、途中のQさまとのハグのくだりで吐いちゃった方がいらっしゃるかもしれません。
育ちの良いQさまも、さすがに怒ったと思う・・・。
それに(そういう人はあまりいらっしゃらないと思うけど)、じゅり風呂はDYNAMITEのトコしか来ない、という方にとっては、何故今回僕がこのような下手くそな物語を書かなければならなかったのか、皆目見当もつかないでしょう。

つまりね。
この物語は今のところ完全なフィクションなのですが、みなさま方のご尽力次第では、来る8月28日の千葉ポートパーク・特設ステージにて、少なくとも半分くらいはノンフィクションへと昇華する可能性があるのです

さぁさぁ、さぁ!
Qさま、あと100票ちょっとでトップなんだけどな~。

でも、その100票をサボったら一気に圏外へ落ちちゃうから。あくまで推定ながら吉田Qさんは今2位か3位につけているんだけど、当然、4位、5位、6位、それぞれのバンドも、猛然とチャージをかけてきていますからね。

気は抜かない。
けれど上を見て行こう。

投票締切りは今週の金曜日
ジュリーが久しぶりの四国で「涙がこぼれちゃう」を歌うその日まで、ラストスパーク!じゃなくてラストスパート!

ASAHI SUPER DRY THE LIVE

吉田Qさま応援シンジケートから、最後のお願いです。
みなさまのご協力のおかげで、今、Qさまは非常に良い戦いをしております。
ですが・・・ここは、あともう一歩の上乗せを
夢のトップ通過を
みなさまの最後の本気を、是非是非お願いいたします。

千葉にQさま観に行ったら、絶対、暑苦し過ぎるレポ書きますから!
男に言い寄られるのなんか大嫌いなQさまに、「会ったとたんにアイ・ラブ・ユー」してきますから!
それだけでも結構なミモノでしょう?

よろしくお願い申しあげます~。

(今回は疲れたよ本当に・・・)

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2010年6月 9日 (水)

離れてても、Qさま応援の心はつながっているものね♪

箱さんの記事が下がる前に、こっちが上げる!

というのが、僕が自分に課した吉田Qさん応援シンジケートの掟。
それに従い
ASAHI SUPER DRY THE LIVE
真夏の野外フェス・公募アーティスト枠を賭けての一般web投票・・・今、激戦のただ中にいらっしゃいます、Qさまの応援記事です。

投票締切までは、あと10日。
必ずやり遂げる!

つい最近のことですが、Qさんのブログに応援投稿なさっていらっしゃる方々のURL添付に今さらながら気がつきまして、これまで知らなかったじゅり風呂さん達に出逢えたわけですが・・・。
みなさま、本気です。
Qさんを本気で応援してくださっている方が、こんなにいらっしゃったとは!
心強い限りです・・・。
同じ目標に向かって、僕も頑張らねば。

たとえ顔見知りではなくとも、これだけ同じように強い志を持って応援している人があちらこちらにいる、というのは他のエントリーのバンドさん達には無い、確かな強味ではないでしょうか。

こうなったら!もうね、今から下書き始めちゃうよ。
「雨とサンシャイン」の記事。

せっかくですから今日は、小さなネタをひとつだけ先んじて書いておきましょうか・・・。

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エントリーのQさまの動画、もう100回くらいは観てると思うんですけど、回数重ねてるうちに、色々細かいところに気がついて参ります。
そんな中、最近とても気になっているのが

Qさまの「E」(またはE7)コードのフォーム!

4弦が中指で、5弦が薬指のように見えるのですが・・・(「E7」の場合は4弦は開放)。
これ、通常のフォームですと中指と薬指が逆なんです。

「G」を小指使わないで押さえるギタリストはプロでもたくさん見かけますが(下山さんとか)、「E」「E7」をこんなふうに押さえる人、まだ見たことないなぁ。僕が知らないだけかなぁ・・・。
見間違いかと思って、何度も注意して見直したけど、やっぱり薬指が5弦まで伸びてるんですよねぇ。Qさまの指が異様に長くてそう見えるだけ、という可能性もありますが。

何故このフォームなんだろう・・・と考えましてね。

そうか!
このフォームで常に弾いていると、楽曲によっては、Emaj7に移行しやすいというメリットがあるんだ!
・・・と気がつきました。

吉田Qさんの楽曲の大きな魅力のひとつは、maj7コードの多用にあると思うのです。「涙がこぼれちゃう」も「いつかの”熱視線ギャル”」もそう。
そして、「雨とサンシャイン」も。
これはイ長調の曲で、キーとしては「A」なのですが、Qさんはトニックコードを全部「Amaj7」で弾くんだなぁ。
maj7独特の愁いのある響きが、お好きなのでしょうね。
サブ・ドミナントの「D」がルートの箇所も、Qさんはハイコードの「Dmaj7」で弾いていて、メロディーもそれに呼応したものになっています。最初から、maj7コードを使って作曲なさっているということですね。
動画で1箇所だけ普通に「A」を弾いてるトコは、おそらく勢いでたまたまそうなったのではないか、と推測いたしますが・・・。

え、あまり先走って書くなって?
大丈夫、「雨とサンシャイン」・・・まだまだ語ることはたくさんございます。
勘違いな部分は遠慮なく叱って頂きたいと思ってます(今振り返ると、「いつかの”熱視線ギャル”」については、かなり無茶な深読みが・・・)。

とにかく!
出場を賭けたweb投票、現在は僅差の大激戦ですが、最後はジュリーファンの力がモノを言うはず。
僕はそう信じます。

こうしている今も、本気で吉田Qさんを応援していらっしゃる多くのみなさま。
是非、灼熱の千葉でお会いしたいです!

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