恐縮です!

2010年12月11日 (土)

恐縮です!(涙がこぼれちゃう篇)

”全然当たらないセットリスト予想”シリーズに突入したばかりですが、ひとつ別記事を挟みます。

昨夜は多くのジュリーファンのみなさまが夜更かしをしたことと思います。
僕は寝てしまいました・・・。YOKO君が録ってくれてると思うので、そちらで観ます~。

さて今日は、昨夜の放映でも多くの方が熱い想いを胸に見守っていたであろう名曲、「涙がこぼれちゃう」(噂に聞く歌詞マチガイは、放映では編集されてましたか?)についてのお話です。

勤務先で秋から制作進行していた
『新・うたの大百科2011年版』
という楽譜が、昨日無事に製本されてきました。

この楽譜の143ページに、ジュリーwithザ・ワイルドワンズの「涙がこぼれちゃう」が収載されています


この本はもう20年ほど継続して、毎年12月に発刊されている年度版の歌本で、基本的には最近年(今回で言うと2010年)に大ヒットしたり話題になった楽曲を中心に、誰もが知るスタンダード・ナンバーまでを厳選した保存版です。
つまり、ぶ厚い本なのです。
定価は、2675円(本体2500円+税)。

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ちょっと高いお値段なので、ジュリーファンのみなさまに「買ってください」と言うのは気が退けますし、こんな事をブログで喧伝するのはとても恐縮なのですが、この機に多くのジュリーwithザ・ワイルドワンズのファンの方々に、お礼を申しあげたい気持ちもあるものですから・・・。

何かと言いますと、今回この『新・うたの大百科2011年版』に「涙がこぼれちゃう」を収載できたのは、この曲を有線リクエストしてくださったみなさまのおかげなのだ、ということなんです。

年度版の歌本というコンセプト・・・収載しようという楽曲には、それだけの実績、根拠が無くてはなりません。
いくら僕がメーカー側だと言っても、例えばインディーズリリースの「涙色の空」を押し込むことなどできません。
メジャーリリースだとしても、特定ファンの大きな支持を得ていようとも、いくら「いい曲だから!」と熱弁をふるったところで、「プロフィール」や「FRIENDSHIP」を収載することはできないのです。
そんな個人的なベクトルだけに根ざした企画は、楽曲の善し悪しとは関係なく、通りません。

でも、「涙がこぼれちゃう」は違いました。
有線リクエストチャートの実績があったからこそ、僕がいきなり提議しても企画の机上に乗ったのです。あとは、自然に熱い思いを語ればそれで良かった。
僕のブログには、しょっちゅう

”涙がこぼれちゃう 楽譜”

というキーワードで検索がかかりますから、その事も話しましたし・・・あと、結構無茶も言いましたよ。
「この1曲だけで、普段この本を買わない客層を最低100人は上乗せできる!」
ってね。
まぁ正直に申しましても、その辺りが目標とするところです。

譜面はいわゆる「コード付メロディー譜」です。

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歌詞も別枠にキッチリ。

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譜面部分はこんな感じ。
(スキャンが汚くてズビバゼン)

ピアノのアレンジャーの先生が採譜してくださいましたので、キーが「D♭」表記です。
ギタリストにとっては「C#」表記の方が見やすいとは思うんだけど、五線譜つけるスコアなら、やっぱりD♭なのでしょうね。

D♭譜ということで、転調部の「あやまちだらけでも♪」の頭のトコに「F♭」なんてのが出てきて一瞬止まってしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、これ、「E」と同じですからね。
和音で言うと「ミ・ソ#・シ」です。

僕も、今回の譜面で初めて「おおっ!」と思った箇所があります。
「水着濡れたあなたの♪」のトコ。
自力の採譜段階では強引にdimコードを振って歌ってたんだけど、「なるほど、そうかぁ!」というコード進行でした。解ってみればシンプルだけど、なかなかこれは思いつかない。
この進行は、何かお手本の曲があったりするんでしょうかねぇ、Qさま?

他に
・「G♭add9(onA♭)」の部分は、面倒だったら「A♭7」で代用すれば良い
とか
・バレエコードだらけなので、1capoの「C」で演奏すると楽です
など、付随して教えてさしあげたいこととかたくさんあるんですけど、とにかく

「解らない」
とか
「弾けない」
とか、
「1capoにした時のコード教えろ!」

という方がいらっしゃったら、拙ブログのコメントにて何なりとお尋ねくださいませ。
その際に、万が一僕がとてつもないヒドイ間違いを書いてしまったら、たまらず作曲者ご本人が
「いい加減にしろ!そこはこうだ!」
と登場してくださるでしょうから安心です(たぶんね)。

大きな楽器店さんや書店さんには、来週水曜日~木曜日には並ぶと思います。
(都心の早いトコは火曜日夕方にはあるかも)
ネットでご予約の方は・・・例えばAMAZONさんの倉庫に到着するのが水曜ですから、週末の発送になると思われます。
CDみたく一斉発売ができず、タイムラグが出てしまって申し訳ないです・・・。

とりあえず、AMAZONさんはこちら!

http://www.amazon.co.jp/%E5%85%A8%E6%9B%B2%E6%A5%BD%E8%AD%9C%E4%BB%98-%E6%96%B0%E3%83%BB%E3%81%86%E3%81%9F%E3%81%AE%E5%A4%A7%E7%99%BE%E7%A7%91-2011%E5%B9%B4%E7%89%88/dp/4285128470/ref=sr_1_3?s=books&ie=UTF8&qid=1291017906&sr=1-3

もうすでに、「この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています」のコーナーがジュリーアイテムだらけになっているのが・・・嬉しくて涙がこぼれちゃう!

色々な曲が入っています。
収載はアーティスト五十音順。巻末に楽曲タイトル別・歌い出し付きの索引もついています。

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ためらわず予約しなよ♪
どうぞよろしくお願い申しあげます~。

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2010年3月 4日 (木)

GSで日本を元気に!

本日コメントを頂いたみなさまへのレスがまだで申し訳ございませんが、今日は寝る前に新しい記事をアップさせてくださいませ。

ジュリーwithザ・ワイルドワンズのツアー参加を前にして、今少なくとも僕のリスニングは、空前のGSブーム到来の予感。
大体、僕はGSについて、有名な楽曲しか知りません(と言うより、有名な楽曲すら知らない場合もあります)でした。

ワイルドワンズを勉強するのももちろんですが、色々なバンドの色々な楽曲を勉強して、当時のタイムリーな空気というものを少しでも感じとりたい。そんな風に考えています。

相互リンクさせて頂いているいわみ様のお家では、まさに今、僕のような者には到底知る手立てが無かった渋~いGSについての御記事攻勢真っ最中。勉強になります。
思わず、「カルトGSコレクション②」というCDを密林さんでポチってしまいました。ザ・ジェノバというバンドの曲が3曲入っておりましたもので。

さぁ、そんな感じである意味自分の行く末が心配にもなってまいりますが、みなさま、まずは基本ですよ、基本!
というわけで。
恐縮です①」の記事でご紹介させて頂きました、「ギター弾き語り/グループ・サウンズ・コレクション」、本日無事に製本されて参りました~!

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↑ 表紙は、後輩が用意してくれた3つの候補の中から僕が選びました。
3ついずれも風景ショットでしたが、迷わず「海」を選びましたね。「渚」があったら絶対それにしましたけど、まぁ「海」でも雰囲気は近いものがあるかと。

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↑ あぁ・・・感無量だぁ。
日本で一番早く、「渚でシャララ」の楽譜を世に送りこめた。
本を曲げないようにスキャンしたので、画像左部が汚くてごめんなさいね。実物はキレイに印刷されてますから。

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↑ さすがプロ!とアレンジャーさんに脱帽した一番の箇所は、「chu,chu♪」のコーラス部。しっかり男声四人分が採譜されております。これ、マジなのだろうか・・・。僕の耳では到底ここまで聴き取れませんよ~。

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↑ そうそう、「恐縮です!(幕間)」の記事でご了承をお願い申しあげた、”フリーハンド”というのはこんな感じの譜面です。これはこれで味がある、と言ってくださる方もいらっしゃいますが・・・。
曲はみなさまご存知の・・・。スキャンがナナメっちゃってごめんなさい。

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↑ ギター・コードの押さえ方は、このように楽曲ごとに最後のページに掲載されています。
こちらの曲もみなさま御存知の「愛するアニタ」。上画像の通り、この曲はコードが5つしか出てこず、どれも押さえやすいフォームですので、初心者の方は是非!

鍵盤をお使いの方で、コードの音構成が解らない方がいらっしゃいましたら、遠慮なく拙ブログのコメントにてお尋ねくださいね。

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↑ お店で平積みになるような類の本ではありません。
青い背表紙で「渚でシャララ」の文字をお探しくださいませ~。

発売日ですが、大きな楽器店さんには、来週火曜には入荷するものと思います(3月5日註:ごめんなさい。たった今確認したところ、お店への搬入は水曜日か木曜日になる見込みだそうです)。
密林さんからの発送もその前後かと思います。
ぶっちゃけまして、そんなに多くの冊数を作っておりません。
お買い逃しのございませんよう~。

「渚でシャララ」を、弾いて、歌って、踊って、GSで日本を元気に!
なにとぞよろしくお願い申しあげます。

↓ 密林さんはこちら!

http://www.amazon.co.jp/%E3%82%AE%E3%82%BF%E3%83%BC%E5%BC%BE%E3%81%8D%E8%AA%9E%E3%82%8A-%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%97%E3%83%BB%E3%82%B5%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%82%BA%E3%83%BB%E3%82%B3%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3/dp/4285126419/ref=sr_1_5?ie=UTF8&s=books&qid=1267711879&sr=1-5

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2010年2月27日 (土)

恐縮です!(幕間)

言葉が過ぎてもいけないし、足りなくてもいけない・・・。
曲がりなりにも、多くの読者の方々を持つ発信者として、僕にはまだまだ至らぬ点が多いようです。
努力しなければ、と気合を入れ直すのも、もう4度目のことです。

色々と考えているうちに、言葉が足らない方の事柄でひとつ気になる件が出てきましたので、御報告申しあげます。

先日の記事にて、GSの楽譜の発売についてみなさまに御案内さしあげたのですが、実はこの本には、書式の点でハンデがございます。
絶版商品の復刻として、以前から版下のあった60年代の収載曲と、今回新たに採譜・追加収録することになった「渚でシャララ」では、譜面の書式が統一されていないのです

復刻の譜面は、いわゆる「フリーハンド」というスタイルの版下を流用しています。
簡単に言いますと、手書きです。
昔の楽譜業界には、このフリーハンド専門の職人さんが多く活躍していました。安定した読みやすい文字、味のある音符の表記など、特殊な手作業の技術を持った職人さんの書式は、おもにギター譜、メロディー譜で重宝されておりました。
ギターを嗜む先輩方の中には、そういう書式の楽譜を御覧になった方も多いのではないでしょうか。

ところが、コンピューターの導入によって、楽譜は別に特殊な技術を持たない人でも、簡単にレイアウトできるようになり、フリーハンドは急速に需要が減り、職人さん達もいなくなってしまったのです。
ですから、今度発売となる「グループ・サウンズ・コレクション」では、60年代の名曲群がフリーハンドスタイルでズラリと収載された、その一番最後に、「渚でシャララ」の譜面が、コンピューターでレイアウトされた書式で掲載される、という統一感に欠ける作りになっております。

フリーハンドの衰退による書式不統一については各社、数多く例があり、僕も無意識のうちにそれを常識的に捉えてしまっていたようで、先日の記事には触れていませんでしたが、そういった事情を御存知ないみなさまからすれば、「何故こんな書式の状態になっているのか」と、購入後に疑問に思われるほうが自然のような気がしてまいりました。
言葉が足りなかったように思います。

楽譜業界のそういった事情を何卒踏まえて頂き、書式不統一の件についてはどうかご了承頂きたく思います。
もう予約なさって下さった方々もいらっしゃるのに、説明が遅れましたこと、大変申し訳ございませんでした。

重ねまして、どうぞよろしくお願い申しあげます。

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2010年2月25日 (木)

恐縮です!(渚でシャララ篇)

本日、加瀬さんのブログを拝見。
焦りました。ジュリーwithザ・ワイルドワンズ、スマスマの放映日が3月1日ですって~?!
そんなタイトなスケジュールなんだ・・・。

え、何を焦っているかって?

・・・というワケで新カテゴリー「恐縮です!」今日はその第1弾です。
このカテゴリーでは、微力・底辺ながら僕が少しでもジュリーに関連する仕事に携わった事柄について、大変恐縮ではあるのですが、多くのみなさまにご紹介させて頂こうというものです。
いつもいつもそれが可能かどうか解りませんが、少しでもジュリーや加瀬さん達の活動を世に広めるため、今回のようにこうして記事を書かせて頂きたいと思っています。よろしくお願い申しあげます。

何かと言いますと。
3月に、僕の勤務する会社から、GSの名曲群を収載したギター弾き語り対応の楽譜が出版されます。
タイトルは「グループ・サウンズ・コレクション」。
ず~っと絶版状態、中古で6000円を超える価格で売られたりしていた本の、復刻版となります。
今日はこの商品のご案内をさせてくださいませ。

元々は、会社の後輩の企画。
「以前出版していたGSのギター弾き語りの復刻なんて、どうですかね・・・?」
今年の初め、企画のネタ探しに奔放している後輩が、そう打診してきました。
世は未曾有の大不況。楽譜もなかなか思うように売れない状況が続いていた中、普通なら
「そんなん、ダメ!きっと在庫残るで~」
と、シビアに却下なのですが。

それが、今年の1月早々の話ですよ。
すべてのジュリーファンが(もちろん僕も)
「GSで日本を元気に!」
と、その気になってた矢先のことですよ。

「よし、のった!」
と二つ返事。後輩もビックリしたでしょうね。
さらに

「旧版そのままの復刻じゃアカン!急いで1曲追加して、3月に発行できるか?」
「はぁ・・・」
「追加する曲は、”渚でシャララ”だ!」
「何ですかそれは・・・」
「今月の”ひるおび”のテーマソングになっている、2月11日発売のジュリーwithザ・ワイルドワンズのデビューシングルだぁ!」
「はぁ・・・あ、この旧版、グループごとに五十音順に並んで収録されてますから、最後がワイルドワンズなんです。ワイルドワンズ絡みの曲なら、その後の一番最後に付け足しても自然ですね!それでしたら作業もすぐです!(註:ページを入れ替える作業が発生すると、原稿割りの作業が大変で時間がかかるのです)」
「おっしゃ~、キマリや~!」

と、かなりハシょり、かなり脚色してますが、そんな会話がありまして。
で、数日後、後輩にリサーチの結果を聞いてみると。

「探したら、エーベックスさんから12月に資料が来てました~」

なんだと~!
(ということは当然多くのライバル会社にも同じものが届いてる)
急げ!急いで進めろ!
と言うかその前に・・・
早く聴かせてぇ~!!

あ、以前にも「渚でシャララ」の記事にて申しあげた通り、こうして僕はいち早く音源を耳にすることができましたが、ちゃんと正規のCDも発売日に購入しておりますから。
そこは何卒ご容赦くださいませ。

ジュリーの写真がついているわけでもない、GSのオムニバス。楽器を弾かない方々にとっては用もない・・・ただの譜面しか載っていない本。
ですが、「渚でシャララ」を世に広めたい!という、一介のしがないファンの情念によって、この企画は無事に進行しました。
密林さんでは便宜上3月末日の発売という設定になっていますが、中旬には出来上がってくるはずです。

しかし。
冒頭で僕が焦っていたのは、ですね。
ジュリーwithザ・ワイルドワンズが、テレビで「渚でシャララ」を歌う・・・その直後には普通にみなさまが購入できる、というタイミングで、発売したかったのです。
まさかスマスマが3月頭の放映とは・・・無念。
まぁ加瀬さんも「3月1日ではないかな?」と書いていらっしゃって、まだ確定情報ではないようですが。

そんなワケで、「渚でシャララ」TV放映直後の発売、とはいかなそうな雲行きですが、密林さんではもう予約を受け付けております。↓

http://www.amazon.co.jp/%E3%82%AE%E3%82%BF%E3%83%BC%E5%BC%BE%E3%81%8D%E8%AA%9E%E3%82%8A-%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%97%E3%83%BB%E3%82%B5%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%82%BA%E3%83%BB%E3%82%B3%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3/dp/4285126419/ref=sr_1_6?ie=UTF8&s=books&qid=1267107029&sr=1-6

本の中に写真も無いし、オフィシャルグッズでもない。興味のある方は少ないとは思います。
でもこの商品は、欲張って大きなリスクを持って制作してはいません。
ですから、決して派手に売れなくとも、そこそこに売れて「おっ、思ったより動くね」という反応が掴めれば、それで大満足なのです。
「予想より売れたのは、”渚でシャララ”を収載したからだよ」
と、さりげなく主張もしてみたいし。

そうやって、徐々に徐々にジュリー人気の底力を会社や世間が認知してくれたら、また次があります。
正直、僕は”ジュリー70越え”の年に照準を絞っているのです。
その時こそ、微力ながら大きな企画商品の仕事に少しでも関われたら、と夢に描いています。今回は、そのための小さな第一歩ということになります。

それでも、この夏ジュリワンが大爆発して、僕が何も言わなくても、会社がアルバムのマッチングスコアまで企画検討、なんていう状況になる事もちょっと期待したりして。
(ちなみに、僕はアルバムについては先取りして聴いてはいません。僕の立場としては、メジャーリリースCDならば先んじて聴く手だてはいくらでもあるのですが、直接アルバムの企画が無い状況でそれを求めるのはフェアではない、とファンだからこそそう思いました。僕もみなさまと同じく、発売日を心待ちにしているところです。)

僕は、「渚でシャララ」は多くの人が「踊って&歌える」楽曲だと思っています。
一人でもギターを弾ける人がいれば、そこに集まった人達が、「渚でシャララ」を伴奏付きで歌って踊れる。その中にジュリーファンでない人が混ざっていたら、その人はそこで曲を覚えてCDを購入する・・・そんな流れが起こってくれたら、最高なんですけど。

そうそう、ひとつ後悔している事がありまして。
シングルのB面「涙がこぼれちゃう」を追加収録に押し込めなかったことです。
音源を聴いて、これはギターを弾く方なら絶対弾き語りたい曲だ、と思ったし、あの時の会社の雰囲気なら、僕が強く推せば自然にもう1曲追加できたはずなんです。

ただ、今回は迅速な作業を第一に、という事で自分を抑えてしまいました。
それに・・・「キーがC#かぁ~」なんて余計な事も考えてしまって。
「カポでCプレイでもいいけど、そしたら転調部がE♭になっちゃうし、カポつけてE♭ってのもなぁ・・・」
なんて。
余計な事考えずに、原調のまま載せときゃ良かった!
素晴らしい曲だとは思いながら、まさかこんなに他のジュリーファンのみなさまのハートを掴むことになるとは・・・予想できませんでした。
残念無念・・・涙がこぼれちゃいますよ。

気をとり直して。
譜面はですね、僕のような適当な者が手をかけたのではなく、キチンとした楽譜専門のアレンジャーさんが採譜してくださっておりますので。
どうぞご安心ください。

譜面にはコードが付いておりますので、何とか鍵盤系の方々にも・・・と思っています。
鍵盤を弾く方で、コードの和音構成が解らない方は、遠慮なく拙ブログを通じて僕に聞いてくださって、構いませんからね!
是非ピアノやキーボードでも、「渚でシャララ」弾き語りを~。

最後に、この楽譜集「グループ・サウンズ・コレクション」の収載曲をお知らせしておきますね。
「渚でシャララ」以外は、昔発行していた絶版商品と同じ選曲。ちょっと当たり前な感じの曲並びで新鮮味に乏しい、とお感じになる方もいらしゃるかもしれませんが・・・。
タイガース世代の方々ならば、誰もが耳にしたことのある名曲ばかりかと思っています。
「懐かしい!」と思って頂けたら、それだけでかなり嬉しいです。

*ザ・ヴィレッジ・シンガース
「亜麻色の髪の乙女」
「好きだから」
「バラ色の雲」

*オックス
「スワンの涙」
「ガール・フレンド」

*ザ・カーナビッツ
「好きさ好きさ好きさ」

*ザ・ゴールデン・カップス
「愛する君に」
「長い髪の少女」
「本牧ブルース」

*ザ・サベージ
「いつまでもいつまでも」

*シャープ・ホークス
「遠い渚」

*ザ・ジャガーズ
「君に会いたい」
「キサナドゥーの伝説」

*スウィング・ウエスト
「雨のバラード」

*ザ・スパイダース
「いつまでもどこまでも」
「風が泣いている」
「ノー・ノー・ボーイ」
「夕陽が泣いている」

*ザ・タイガース
「青い鳥」
「君だけに愛を」
「シーサイド・バウンド」
「銀河のロマンス」
「花の首飾り」
「僕のマリー」
「モナリザの微笑」

*ザ・テンプターズ
「エメラルドの伝説」
「おかあさん」
「神様お願い」
「忘れ得ぬ君」

*ザ・ハプニングス・フォー
「あなたが欲しい」

*バニーズ
「太陽野郎」

*パープル・シャドウズ
「小さなスナック」

*ブルー・コメッツ
「北国の二人」
「青い渚」
「青い瞳」
「草原の輝き」
「ブルー・シャトウ」

*ザ・ワイルド・ワンズ
「愛するアニタ」
「青空のある限り」
「想い出の渚」

*ジュリーwithザ・ワイルドワンズ
「渚でシャララ」

僕は大したことはしていません。最初に企画立案してくれた後輩や、デザイン、製作の人達が頑張ってくれました。
ただ、限られた文字数の中で、背表紙の煽り文句を必死に考えて、何度も何度も指示を出し念を押しました。
例えば
「渚」だぞ!「渚」じゃないぞ!
とか。
煩かっただろうなぁ。
購入を考えてくださる方がいらっしゃったら、そちらもお楽しみに。

どうぞよろしくお願い申しあげます!

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