5.19 『PEEが奏でる「四谷左門町LIVE2024」』セットリスト&レポート
今日7月4日は、生前親しくさせて頂いていたタイガースファンの先輩、真樹さんのご命日です。
お別れがジュリーの『OLD GUYS ROCK』の年でしたから、早いものでもう6年。真樹さんにお話したいこともどんどん溜まって増えてきています。
毎年この日は、タイガース関連の記事を書いて真樹さんに捧げると決めています。
今年は、去る5月19日に開催された『PEEが奏でる「四谷左門町LIVE2024」』のレポートを、真樹さんのご命日に合わせて書いておきたいと思います。
☆
ザ・タイガース&ロックの先達にしてひと回り年長の友人であるYOUさんが主催する四谷左門町LIVEは、あのコロナ禍の年に始まり毎年欠かさず開催され、僕もスタッフとして年を追うごとに深く関わらせて頂くようになっていますが、昨年は多忙のためLIVEレポートは書くことができませんでした。
で、今年も実際は昨年以上に忙しいという状況なのですが、YOUさんが容赦なく「今年は書いてね~」と。
他でもないYOUさんにお願いされてしまったら、そんなん命令と同じですよ・・・(笑)。
頑張ります。
まず最初に大事なことから。
今年の左門町LIVEは、YOUさんの決断により例年とは違うスタイルで行われました。
皆様御存知の通り、主演のピーさんが今年に入って矢継ぎ早に肺炎、腰椎骨折に見舞われました(最近は白内障の手術も)。
3月のEXシアターLIVEでは元気にドラムを叩きステージも大成功、誰もがピーさんの「完全復活」を確信しましたが、ピーさんが相当無理をし負担を抱えていることを見抜いたYOUさんは、自身主催の左門町LIVEでは
「絶対にピーさんに無理をさせない」
と決めたそうです。
昨年まで1日3公演だったのを2公演に減らし、ピーさんはドラムスの演奏無し。
ピーさんには全編リード・ヴォーカルに専念して貰い、途中休憩も充分とれるような構成に。
これもひとえに「この先ピーさんにはまだまだ長く活躍して頂き、ファンの皆様とおつき合いできるように」とのYOUさんの思いでした。
僕は左門町LIVEではまずバンドメンバー用のセットリスト採譜、スコア作成という任務があるため、ピーさんの身体に異変が起こる前、既にYOUさんから今年のセットリスト案概要を知らされていました。
最終的にそのセトリからは大幅な入れ替えがあり、ピーさんが負担なく歌に専念できるザ・タイガースのナンバーと、ソロ・オリジナル曲を中心に纏められました。
僕が初期段階で採譜しメンバーの元へと送った、いかにもYOUさんらしい選曲だったレアな楽曲達は、来年以降きっと披露の機会が来ると思います。
みなさまどうぞお楽しみに。
さて、昨年アキレス腱断裂のアクシデントで欠席となったベースのかまちゃんも復活、今年はゆうさんバンド正規メンバーが揃いました。
昨年代役のベーシストだったキム兄さんが今年はスタッフとしてお手伝いしてくださることになり、ピーさんのバックアップは万全の態勢。
それではLIVEレポート、セトリ順にまいりましょう!
「怒りの鐘を鳴らせ」
「割れた地球」
「美しき愛の掟」
YOUさんが熟考の末に「ヴォーカリスト・瞳みのる」のステージとして纏め上げたセトリは曲想ごとの配置に狙いがあり、冒頭にハードなタイガース・ナンバー3曲を固め打ち。
(ピーさん曰く)「いきなり激しいね~」というオープニングから、フルテンションのピーさんが見られます。
さて、第2回左門町LIVEから毎年僕が担当しているヴォーカル・エフェクト操作(YOUさんのコーラスを3度或いは5度、オクターブ等の複声に変換)なのですが、便利な機械とは言え人間の肉声とは違いどうしても人工的なハーモニーに聴こえてしまうのが難点。
今回はYOUさんから「極力最小限の使用で」とお願いされており、スタジオリハ段階からバンドと一緒に試行錯誤しました。
そんな中、救世主が登場。
今年はピーさんの代わりにセトリ全編ドラムスを叩くことになったけんちゃんが「俺、コーラスもやりましょうか?」と立候補してくれたのです。
おもに高音パートを担当してくれました。
例えば毎年エフェクト操作に大忙しだった「怒りの鐘を鳴らせ」、今年の僕の役目はYOUさんの声をオクターブ変換してサリーさんのパートを作っただけ。あとの箇所はYOUさんとけんちゃんの純肉声ハーモニーです。
やはりコーラスは生身の声の方が全然良いですねぇ。
「割れた地球」と「美しき愛の掟」では、後奏のギター・ソロで入魂トランス状態となるYOUさん。
スタジオリハの段階では「YOUさんの気が済むまで他メンバーが待つ」スタイル(笑)で演奏していましたが、最終的に「やはり小節数は決めておこう」ということになり、本番当日は客席最後方にいる僕が小節数カウントして「これで終わり」の合図をステージに送ることになりました。
「美しき愛の掟」はキッチリしたコード進行の循環があるので問題ありませんが、「割れた地球」の方はワンコードが続くため、油断して演奏に身を任せていると「今何小節目?」と迷子になります。
ノリノリで聴きたいのを我慢して、クールにカウントしていましたよ~。
ちなみに「美しき愛の掟」は、ベースのかまちゃんがリハで「今回のセトリで演奏してて一番楽しい」と言っていた曲。
Aメロ2回し目の超絶フレーズは、ベーシストなら誰しも弾いていて気持ちが良いのでしょう。
ただし「弾くだけ」なら。
YOUさんが「このベースを弾きながらリード・ヴォーカルもとる人がいるんだよ」と言うと(二十二世紀バンドのJEFFさんですね)、かまちゃんは「え~っ?!」とビックリしていました。
このオープニング3曲、それぞれコンセプトもリリース時期も違うのに、連続すると組曲のように聴こえてしまいます。
ピーさんのシャウトはドラム叩き語りの時とは少し違っていて、ヴォーカル部合間合間のうねりを頻繁に入れてきてくれました。
「青い鳥」
「散りゆく青春」
MCを挟み、今度は穏やかなタイガース・ナンバーの名曲が2曲続きます。
いずれもタローさんの作曲作品で、ピーさんもタローさんのメロディーを絶賛。
「青い鳥」では、事前に打ち合わせがあったわけではないのに、ピーさんは最初のスタジオ・リハの段階から2番のサビ部「あ~おい、と~り~♪」のリード・ヴォーカルを目線でYOUさんに譲ります。
6月の上野黒船亭公演でも同様のシーンがありました。
YOUさんはこのピーさんの気遣いがとても嬉しいのだそうです。
「ミスター・ムーンライト」
「ホンキー・トンク・ウィメン」
「ハートブレイカー」
続いてタイガースの代表的な洋楽カバー3曲。
いずれも過去の左門町LIVEで演奏されたことがある、という中で僕の今年のイチオシは「ホンキー・トンク・ウィメン」です。前回演奏時とはガラッと雰囲気が変わりましたから。
別にアレンジや演奏フレーズ、譜割りを変えたわけではありません。基本、前回とまったく同じ。
ただひとつの変化は、聖子さんが生のカウベルを叩いたこと・・・これが素晴らしかったのです(前回はシンセでカウベルの音を出していました)。
聖子さんは完全なクラシック畑のプレイヤーとして「ゆうさんバンド」に加入しましたが、カウベルをエモーショナルに演奏する御姿には、ロック魂を感じました。
これは聖子さん自身がここ数年のLIVEで徐々にロックに馴染んできたこともあるでしょう。
ピーファンの皆様からの支持も年々上がり、最後のメンバー紹介時も聖子さんへの声援は大きかったです。
「ハートブレイカー」は毎回ピーさんがドラムスに専念、YOUさんがリード・ヴォーカルというスタイルでやっていますが、今年はピーさんがドラムを叩きませんから、ここでピーさんはいったん退場、ゆうさんバンドのみでの演奏の間に充分休憩をとって頂くという構成です。
そのぶんメンバーは、重低音ドラマー・けんちゃんをはじめ張り切って演奏。
昨年に引き続き、おーちゃんの間奏ソロも炸裂しました(メタル好きの血が騒ぐ曲なのかな?)。
「クロスロード」
この日「昼の部」(公開リハーサル)のみのご参加だったお客さんがこのブログを読んでくださっていたら、ここで「あれっ?」と思われたでしょう。
「夜の部」のみ突発的に演奏された、エリック・クラプトン(クリーム期)の代表曲です。
本来は「ハートブレイカー」が終わったらそのままメンバーがはけてトークコーナーなんですけど、「ハートブレイカー」でのけんちゃんのドラムスを控室で聴いていたピーさんがウズウズ状態となり
「僕にも何か叩かせて!」
と乱入してきた、というわけ。
急遽ピーさん、YOUさん、かまちゃんの3人体制で「クロスロード」の演奏となったのでした。
何故この曲かと言うと、「クロスロード」が典型的なブルース進行だからです。
例えばこれがメンバー初顔合わせのロックバンドで、「とりあえず何かやってみよう」となった時、「クロスロード」のようなブルース・ナンバーは最適。キーさえ決めればすぐ合わせられますから。
進行中のひと回しでは、ソロかと見まがうほどの激しいピーさんのドラムスも聴けました。やっぱりピーさんの音は独特、唯一無二ですねぇ。
「安藤、安堵して」
左門町LIVE恒例のトークコーナーでは、今回もピーさんとYOUさんの友情漫才が繰り広げられましたが、その中で例年と違いシリアスな時間もありました。
ピーさん長年の友人である日経記者の安藤さんが若くして亡くなられ(ピーさんのひと回り年下とのことで、本当に突然のお別れだったそうです)、安藤さんとの出会いや思い出が語られたのです。
ピーさんは後日に迫っていたお別れ会に向け安藤さんに捧げる詞を一気に書き上げ、KAZUさんの作曲を得て1篇の鎮魂歌としていました。
「安藤、安堵して」・・・この曲を今年の左門町LIVEのトークコーナーで歌いたい、とのピーさんの希望があり、YOUさんが弾くギター1本の伴奏でそれは実現しました。
安藤さんの訃報が左門町本番差し迫ってのタイミングでもあり、この曲のスタジオリハは1週間前の唯1回のみでしたが、YOUさんは見事に演奏を仕上げてきました。
そのスタジオでの2人のリハ演奏にメンバーも僕もしんみりと聴き入る中、ピーさんはしきりに
「大丈夫かなぁ、大丈夫かなぁ」
と。
いえ、歌や演奏に不安がある、ということではありあせん。ただ1点「本番で泣いてしまうのではないか」という自身の心境をピーさんは案じていたのです。
実際スタジオでは泣いていらっしゃいましたから・・・。
結果、左門町LIVE本番でピーさんは涙を浮かべてはいたものの取り乱すことなく歌いきりました。
「この先レコーディングするとか、他LIVEで歌うとかいったことは考えていない」というこの曲をファンの前で歌う機会を得たこと。
それが日付的にもピーさんの気持ち的にも5.19と合致したこと。
これこそがYOUさんの主催する左門町LIVEの特性、個性なのだ、と改めて感じさせられます。
「テネシー・ワルツ」
「花は何処へ」
「My Way ~いつも心のあるがままに~」
「ラヴ・ラヴ・ラヴ」
左門町LIVEでは、トークコーナーが終わってからセットリスト本割ラストまでの流れが決まっています。
まずは「有名スタンダード」のカバー・コーナー。
このコーナーでのピーさんの狙いは
「世間でよく知られているメロディーの曲が、実際どんな内容を歌っているのか、までを自身の訳詞で掘り下げ、お客さんに知って貰いたい」
ということ。これは芸能界復帰後のピーさんのライフワークでもあります。
「世にある有名洋楽の日本語ヴァージョンは、原詞とかけ離れているものがあまりに多い」
とピーさんは、ご自身ではできる限りの直訳を、しっかり韻を踏んで仕上げることに重点を置いています。
今年は「テネシー・ワルツ」の原詞(英語)、中国語訳、日本語訳の三ヶ国語ヴァージョンが、聖子さんのピアノ伴奏(要所でけんちゃんのドラムスがサポート)で披露されました。
「悲しい失恋の歌なんだよね」とピーさんが言う通り、僕も今回のピーさんの訳詞で初めて「テネシー・ワルツ」の歌詞の内容を知ることができました。
続いてピーさんの思い入れの深いソロ・オリジナルのコーナー。
ここでは毎年「明月荘ブルース」を歌っていたピーさん、今年は「花は何処へ」(昨年の新曲、ウクライナ情勢を題材とした反戦歌)と入れ替えてきました。
やはり世界をとりまく現況、ピーさんは「黙ってはいられない」との思いが強かったのでしょう。
今回「明月荘ブルース」がセトリから外れたことにより、「左門町LIVE開始以来必ずセトリ入りしている」のは続く「My Way ~いつも心のあるがままに~」「ラヴ・ラヴ・ラヴ」の2曲となりました。
「My Way」はピーさんの音楽活動において、左門町LIVE限定の1曲となっており、ピーさんの人生を総括する日本語詞を載せた全13番にも及ぶ大長編です。
そこから間髪入れず「ラヴ・ラヴ・ラヴ」のフィルに移行するのが恒例。
「ラヴ・ラヴ・ラヴ」が終わるとピーさんとバンドは喝采を受けつついったん退場となります。
~アンコール~
「秋望」
「雨の街角」
今年は音源リリース前のピーさんソロ・オリジナル新曲2曲が、アルンコールでまず歌われました。
「秋望」はEXシアターでもセトリ入りしていましたが、「雨の街角」はこの左門町LIVEが初披露です。
「秋望」は聖子さんのシンセ、「雨の街角」ではYOUさんがソロを受け持ち、ピーさんの「思い」に寄り添います。
「秋望」は、ピーさんが杜甫の「春眺」からインスパイアを受け作詞した反戦歌で、「ガザ」「ウクライナ」を題材としています(あの痛ましいガザ侵攻は、昨年秋の出来事でした)。
一方「雨の街角」は失恋の歌で、「今までに無かったようなメロディーで気に入っている」と、ピーさん現在イチオシのオリジナル。
僕はこの曲、作曲のKAZUさんが最近のピーさんの歌唱スタイル(崩しメロのような感じでパパパッ、と歌い駆けることが多い)を念頭に、無理なくその歌い方ができるように工夫し作曲されたのではないか、と想像しています。名曲です!
ちなみにYOUさんがスタジオリハについて「自分のギターソロがまだ固まらない」とブログに書かれていた曲こそ「雨の街角」のことで、ピーさんお気に入りの1曲だからこそ、YOUさんは最後の最後まで妥協せずフレーズを練り込んでいたようです。
そして、ピーさんからのお知らせ。
近年次々と新曲を仕上げてきたピーさん、遂にファースト・ソロ・アルバムが秋にリリース予定です。
バースデイ・イベントでの発売を視野に入れていらっしゃるそうで、正にファン待望ですよね。
5曲入りだった『久しき昔』もミニ・アルバムとして僕は捉えていましたが、今回は堂々フル・アルバムということでしょう。
ピーさんの作詞のスピード感と意欲、さらにはピーさん曰く「本当に色々な引き出しを持っている」という作曲のKAZUさん、このお2人がいれば近々のフル・アルバム製作は疑いない、と僕は一昨年から考えていましたし、これは本当に楽しみ!
発売が待ち遠しいです。
「色つきの女でいてくれよ」
今年の大トリはこれ!
実はこの曲、昨年セトリ入りの予定でした。
「タイガースの中で個人的に一番好きな曲」と、かまちゃんがリクエストしていたのです。
ところがそのかまちゃんが怪我で出演できなくなったことを受け、メンバー想いのYOUさんが「来年にとっておくから」と粋な計らい(セトリは「GS陽気なロックンロール」に変更)。
そして今年かまちゃんの怪我は完治、リクエスト曲実現が叶ったのでした。
ピーさんのカウントから始まった「色つきの女でいてくれよ」では昼の部、夜の部とも会場は総立ちになってくれて、演者にとってもお客さんにとってもハッピーな締めくくりとなりました。
大変な盛り上がりの中、僕はと言えばお客さんと一緒に立ち上がることもできないほどの大忙し。
YOUさんのコーラス・メロディーからさらに3度下のハーモニーを作りつつ、YOUさんのソロ・ヴォーカル部(ジュリーのパートですね)ではエフェクトを完全に切らなければなりません。
今回のセトリで最もエフェクト操作が複雑だったのが「色つきの女でいてくれよ」でした。
まぁしかし僕のそんな苦労は置いて、アーカーブを購入してくださった皆様にこの曲で再度チェックして頂きたいのが、けんちゃんのコーラスです。
けんちゃんが担当したのはシローさんのパート。
サビ部で字ハモではなく、「あ~、あ~あ~♪」とキレイな高音で歌っている、あの印象的なシローさんの声を完璧に再現してくれていますよ~。
是非アーカイヴでおさらいしてみてください。
☆
大成功に終わった左門町LIVE2024、最大の功労者はやはり今年もYOUさんです。
ご自身の肉体的、経済的負担をまったく省みずピーさんに尽くすYOUさんですから、それは毎年のこととは言え、今年は特に・・・ピーさんの身体を徹底的に気遣い、セトリ構成の練り直し、各所への配慮、さらには「安藤、安堵して」の突発的な演奏案にもスピーディーに対応。
あのタフなYOUさんが、LIVE数日後しばらく寝込んでしまったくらいですから、ご自身気づかない間にも相当疲労の蓄積があったのでしょう。
そうそう、常に万事抜かりのないYOUさんが、今年は珍しく本番に限っていくつかの忘れ物をしました。
そのことをしても、YOUさんが当日直前までかなり自身を追い込んでいたのだと想像できます。
その忘れ物の中でYOUさんが「これはマズい!」と顔色を変えたのが、『三日月』のCDです。
左門町LIVE常連の皆様なら、最後にピーさんが退場する時は必ずこの曲をBGMに乗せて、というのはよくご存知でしょう。
「これだけは、お店のBGMではダメだ」
と焦るYOUさん。
入場時間待ちをされていたお客さんの中で、「三日月」を取り込んでいらっしゃる方がスマホを貸してくださったのですが、PAとの接続の関係でうまく行きません。
出番を数10分後に控え、これほど困った様子のYOUさんは本当に珍しい。
そこで不肖DYNAMITE、おもむろに自宅へ連絡。
電話に出たカミさんに
「俺の部屋のCD棚から『瞳みのる/三日月』ってやつを探して!」
と。
CDは無事見つかり、そのままカミさんに四谷まで持ってきて貰って、BGMの用意は間に合いました。
YOUさんは「CD持ってたの?」なんて驚いていましたけど、そりゃ持ってますって。
今ではすっかりスタッフ面していても、僕の正体はただの1ファンなのですから(笑)。
スタッフとして僕は毎年大したことはできていないのですが、この件はYOUさんから当日お別れ際にも「本当に助かった」と御礼を言って頂けたくらいで、より充実の2024年左門町LIVEだったなぁと、今も感慨に浸れています。
毎年のことながら、LIVE本番はもちろんスタジオリハの日々も胸に刻まれた思い出は数知れず。
リハ、本番ともピーさんが「お気に入り」という今川焼を大量に差し入れしてくださったり、スタジオリハの休憩中にピーさんの携帯にタローさんから電話がかかってきて、一同聞き耳(笑)をたてていたり(ジョイントLIVEのスケジュール相談だったそうです)。
楽しい裏話、書ききれなくてすみません。
最後になりましたが、皆様ピーさんの身体をとても心配されていることと思います。
僕はこの左門町LIVE後も、6月に上野の老舗洋食店・黒船亭にて開催されたディナーショー(1日2公演でしたから厳密にはランチ&ディナーショー)にスタッフとして参加したり、今週末6日土曜日に六本木で開催予定のJANETTEさんとのジョイントLIVE用のカンペ作成等、「YOU企画」主催のピーさんの活動を継続してお手伝いしていますが、ピーさんはメチャクチャお元気です。
もちろんオフィシャルブログで書いていらっしゃる通り、お医者さんとのおつき合いは一生ものとのことですが、頭脳の冴え、相変わらずの愉快なおしゃべり、軽快なフットワーク、メールでの格調高い文章も健在どころか加速しています。
何よりポジティブなお人柄ですので、これからますます音楽活動、創作活動に邁進されてゆくでしょう。
僕も微力ながら、自分の身体が動く限りは全力でお手伝いさせて頂く決意です。
さて、先述しました黒船亭ディナーショー(6月16日)、こちらもレポを書くつもりです。
冒頭の繰り返しとなりますが、YOUさんに「書いてね」とお願いされてしまったら、僕にとってそれは命令と同じなのですよ(笑)。
通常のLIVEとはまた趣の違った、楽しく貴重な体験をさせて頂きましたから、「黒船亭での愉快な1日」みたいな感じで、レポも少しスタイルを変えて書ければなぁ、と考えています。
そして、あらかじめピーファンの皆様にも先にお詫びをさせておいてください。
僕は多忙のため昨年から、ブログに頂いたコメントにまったくお返事ができておりません。
その旨平に御容赦頂きたく、お願い&お詫び申し上げます。もし当記事にコメントを頂けたら、すぐにではなくても必ず目を通します。感謝の思いは変わりません。
それでは次回更新、黒船亭ディナーショーのレポートまでしばらくお待ちください。
なんとか夏が終わるまでには!
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