沢田研二 「Rock 黄 Wind」
from『明日は晴れる』、2003
1. 明日は晴れる
2. 違いのわかる男
3. 睡蓮
4. Rock 黄 Wind
5. 甘い印象
6. Silence Love
7. Hot!Spring
8. ひぃ・ふぅ・みぃ・よ
9. 100倍の愛しさ
10. 夢見る時間が過ぎたら
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あっという間に大晦日。
僕もようやくゆっくり冬休み、ということで、今年中に絶対書いておかねばならないお題「Rock 黄 Wind」の記事更新で2023年を締めくくりたいと思います。
下書きナシの一気書きとなりますが、よろしくおつき合いください。
12歳からずっと阪神ファンの僕は、以前よりこのブログ内で「阪神が優勝したら「Rock 黄 Wind」のお題記事を書く!」と宣言していたものの、正直「一生その機会は来ないのではないか」と思うこともありました。
名将・岡田監督が再任となった今年、それでもシーズン優勝の期待などしていませんでした。
「新外国人野手が当たればなんとかAクラスには」という程度でね。
弱気な僕の予想を覆し圧倒的なリーグ制覇、さらには日本一、見事という他ありません。
僕は今年とても忙しかったので、テレビでの試合観戦はまったくできませんでした(唯一観たのがリーグ優勝を決めたジャイアンツ戦)。
ただ昔から統計フェチでもあり新聞で細かい戦績、数字は追っていました。
チームの防御率、打率、本塁打数、得点数、失策数・・・等々。そして正直に言いましょう。快調に首位をひた走った夏の時期になっても僕は「なんでこの数字で首位なんだ?」と首を捻っていたのです。
数字を見れば投手力が素晴らしいことは分かる、でも「守りの野球」と言われている割には失策が多いし(優勝決定時でリーグワースト2位だったんじゃないかな)、本塁打の少なさはため息が出るほどでしたから。
それが、リーグ優勝を決めたジャイアンツ戦の1試合をテレビ観戦しただけで、今年の阪神の強さがなんとなく分かったという。
いやぁ、数字だけでは把握できない強さってあるんですねぇ・・・。考えてみれば、エラー数はカウントできるけどファインプレーは観ていなければ分かりませんから。
中盤、先発の才木投手最後の踏ん張りどころで木浪選手が処理したショートライナー。
僅差の大詰め終盤、抜けていれば完全に流れを変えられていたであろう、中野選手が処理したセカンドゴロ。
大事な試合でこういうプレーが普通にできる、これが今年の阪神の強さだったようですね。「岡田阪神、守りの野球」の看板に大納得の試合でした。
僕は6月のさいたまアリーナ以来ジュリーのLIVEに行けていませんが、MCで阪神タイガース関連の話はきっとあったのでしょうね。
久しぶりの優勝、そしてさらに久しぶりの日本一に、ジュリーも盛り上がっていたことでしょう。
さて、ジュリーの「Rock 黄 Wind」は言うまでもなく「六甲おろし」のカバー。
キーボードレス時代の武骨なロック期にこの選曲、しかもリリースがあの2003年(星野阪神ブッチギリ優勝の年)で、収録アルバム『明日は晴れる』ツアーのDVDはそんな意味でも必見の1枚です。
僕が阪神ファンを公言していたこともあり、ここまで記事を書いていなかった曲にも関わらず、「Rock 黄 Wind」 は拙ブログでは時々話題に採り上げていました。
特に「ジュリー本格堕ち」間もない時期にコメント欄にて先輩方からこの曲にまつわる逸話を色々と教えて頂いたことは、阪神タイガースの成績が振るわない時期だからこそ身に染みる、楽しい思い出となっています。
中でも「痛快!さすがジュリー!」と手を打ったのがキー設定のお話。
原曲「六甲おろし」のキーは「G」(ト長調)らしいのですが、ジュリーはこれを「A」(イ長調)に移調しカバーしています。
なんでも当時ジュリーは「ジャイアンツのGなんぞで歌うか!」と話していたそうで、この曲のイントロ部などで聴けるシャウトを僕は当初「ヘイ!」もしくは「エイ、エイ、オー」の「エイ」だとばかり思っていたのが実は
「A!A!」
と、「ワシはGじゃなくてAで歌っているんやで」というキーの主張だったという。
ブログをやっていなければ絶対に教えて頂く機会は無かった貴重なお話だと有難く思っています。
「A」というキーは「G」より1音高い、つまりタイガースはジャイアンツより上や!とのジュリーらしい遊び心があったわけですね。
もうひとつ、「これはしたり!」と新規ファン僕が恥じ入った逸話があります。
僕はこの曲をアルバム『明日は晴れる』購入時(『ジュリー祭り』直後の未聴アルバム怒涛の大人買い期)に初めて聴いた認識でいたのを、たぶんメイ様(阪神ファンとしても先輩でいらっしゃいます)だったと思いますが、
「『ジュリー祭り』の会場BGMでかかっていた曲なのに、「六甲おろし」のメロディーをスルーとは阪神ファンとしていかがなものか」
と愉快にツッコんでくださいまして。
「え~っ?!」と。
未だに記憶は曖昧なのですが、人生初のジュリーLIVEに相当舞い上がっていたのか何なのか・・・。
今ではそんな先輩方とのやりとりも懐かしい1曲。これ、お正月LIVEのセトリ入り、あるんじゃないですか?
楽しみにしたいと思います。
そんなわけで。
今年2023年は、記事更新のみならず頂いたコメントへのお返事もなかなかできずに本当にすみませんでした。
そして、この状況は来年も続きます。
更新頻度は今年並みになるかと思われますが、たまの更新を気長にお待ち頂ければ幸いです。
今年も大変お世話になりました。
それではみなさま、よいお年をお迎えください。
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