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2023年3月

2023年3月22日 (水)

沢田研二 「衣装」

from『JEWEL JULIE 追憶』、1974

Jeweljulie_20230322210401

1. お前は魔法使い
2. 書きかけのメロディー
3. 親父のように
4. ママとドキドキ
5. 四月の雪
6. ジュリアン
7. 衣装
8. ヘイ・デイヴ
9. 悲しい闘い
10. バイ・バイ・バイ
11. 追憶

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1年前の今日、『ジュリー祭り』以来親しくさせて頂いていた長崎在住のジュリーファンの先輩、Nさんが亡くなられました。

Nさんとはコロナ禍からのここ数年お会いできていなくて、今年明けてすぐに長崎の別の先輩が記事にコメントをくださるまで、僕はそのことを知らずにいました。

聞けば、本当に突然の旅立ちだったそうです。
前日21日に体調の異変がありご自身で戸締りもして救急車を呼び入院、緊急手術をされていったんは安定するも夜間に容態が急変し、22日未明に永眠されたと。

そんな経緯を初めて知り呆然と帰宅したその日、旦那様からの丁寧な葉書が自宅に届いていました。何も知らなかった僕は、今年もNさんに年賀状を出してしまっていたのです。
仲良くしてくださったことへの感謝(感謝しなければならないのはこちらの方なのですが)や、さいたまスーパーアリーナ公演を含む今年のツアーをNさんはとても楽しみにされていたことなどがしたためてありました。
そして「妻のことをみなさんそれぞれの思い出の1ページに残して頂けたら幸いです」と結ばれていて、涙が溢れました。

だって、Nさんとの思い出は1ページでは到底足りないのです。

Nさんとは僕らは夫婦で親しくさせて頂いていたので、我が家に泊まって頂いたこともあります。確か、Nさんが『こっちの水苦いぞ』ツアー大宮公演に遠征された時でした。
ちょうどその直前に福岡の先輩が『ヤング』バックナンバーを送ってくださったタイミングで、記事掲載されているジュリーのツアーやトピックをNさんの解説付きで楽しむことができました。
有難いことに我が家を「とても居心地がいい」と仰って、翌朝はカミさんがホットケーキを焼き、お昼は店屋物をとってずっとジュリー話に興じ、夕方まで滞在してくださいました。

Nさんのジュリーについての知識、保管資料は莫大で、例えば今現在も僕の手元にある貴重なスコア『沢田研二/ビッグヒット・コレクション』は、老虎ツアーの福岡→鹿児島2daysをご一緒した際にNさんがわざわざ僕のために持参してくださり、そのままお借りしてしまっているものです。

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他でも、僕が自分で持っていないレコード等の収録曲をお題に記事を書き「ジャケ画像がありません」と付記すると、何もお願いしていないのにup当日中にはお手持ちの資料のジャケ写をメールで送ってくださったり・・・。

今年のさいたまスーパーアリーナ公演では、久しぶりにお会いできるものと思っていました。
本当に残念でなりません。

Nさんから託された資料、ご一緒したLIVEの思い出、伺ったお話の数々は本当に大切な宝物です。
Nさんの一周忌にあたり、改めて心より哀悼の意を捧げます。
長い間ありがとうございました。

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