ラガーの旅立ち
明日更新予定の記事の下書きを大部分終えたところに、悲しい知らせが届きました。
急遽、更新します。
あの『太陽にほえろ!』でラガー刑事を熱演された俳優・渡辺徹さんが亡くなられました。
61歳での旅立ちはあまりに早過ぎ、ショックです。
山下真司さん演じるスニーカー刑事の後任として七曲署にやってきたのが、渡辺さんのラガー刑事。
「あどけなさ」を持つ新人刑事は、『太陽にほえろ!』初のキャラクターだったでしょう。
劇中での「ラガー」の名付け親は実は沖雅也さんのスコッチ刑事で、着任後初めての事件を解決した後、ロッキー刑事(木之元亮さん)に「いやぁ、最初に会った時のオマエのタックルには参ったよ~」と言われ「ええ、俺、ラグビーやってましたから」と答えると、スコッチ刑事が「そうか、オマエ、ラガーか」と何の気なしに言ったのです。
すると山さん(露口茂さん)が「よぅし、それで決まった。オマエのニックネームは、今日からラガーだ!」と決めてしまったという。
そんなラガー刑事登場篇は『太陽にほえろ!』の中でも好きな回のひとつで、時々DVDで観返しています。
挿入曲を担当する大野さんは、新人ラガー刑事のために2曲を作曲。そのひとつ、「ラガーの青春」は僕の『太陽にほえろ!』挿入曲・個人的ベスト3に入ります。
純朴、熱血漢の若手刑事として人気が爆発したラガー刑事の渡辺さんは、すぐに歌手デビューも果たし、セカンド・シングル「約束」は大ヒットしました。
鈴木キサブローさんの哀愁のメロディー、大村雅朗さんのタイトなアレンジが大好きで、僕も若い頃よくカラオケで歌ったものです。
郁恵さんの心労も心配ですし、とにかく青少年時代から知っているスターの訃報は本当に辛い・・・。
心よりお悔やみ申し上げます。
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コメント
DYNAMITE様 こんばんは
同い年で大変人気があって、常にテレビで活躍されていたスターの訃報に涙が止まりません。
ラガー刑事の時はとにかく走らされたと、述懐していたことを思い出しました。「ラガーの青春」も大野さんらしいスピード感のある曲で私も好きでした。そして渡辺徹さんの仕事で一番好きだったのが、ナレーションでした。Eテレ「地球ドラマチック」はこの上なく大好きで、どんな映像も徹さんの少し掠れた声が聞こえてくると、ついつい引き込まれていました。最後の出演となった放送回の再放送が本日深夜午前0時からありますが、そのタイトルがなんと「“約束”の菜園~」ではありませんか。更に胸が熱くなりました。
合掌
投稿: BAT | 2022年12月 4日 (日) 03時49分
BAT様
ありがとうございます。
BAT様は渡辺さんと同い年でいらっしゃいましたか。なおさらショックですよね・・・。
『太陽にほえろ!』以外で僕が印象に残っているのは、大河「秀吉」の前田利家役です。
若き日では藤吉郎との駆け合い、大老になってからの重鎮の雰囲気。絶妙な嵌り役でした。
改めて、哀悼の意を捧げます。
投稿: DYNAMITE | 2022年12月 5日 (月) 11時26分