沢田研二 「TOKIO」
from『TOKIO』、1979
1. TOKIO
2. MITSUKO
3. ロンリー・ウルフ
4. KNOCK TURN
5. ミュータント
6. DEAR
7. コインに任せて
8. 捨てぜりふ
9. アムネジア
10. 夢を語れる相手がいれば
11. TOKIO(REPRISE)
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さぁ、今日はジュリー1年4ヶ月ぶりのLIVE『BALLADE』セットリストから1曲選んでのお題です。
『BALLADE』セトリはすべて過去にお題執筆済、「2度目の記事を書く」ということで一応『過去記事懺悔やり直し伝授!』のカテゴリーをつけましたが、今日は「やり直し」と言うより、『BALLADE』初日東京公演でお客さん誰もが「ええっ?!」とド肝を抜いた「TOKIO」の斬新なヴァージョンを体感し、個人的に色々と考えさせられたことを書いていく、という内容です。
よろしくおつき合いください。
いや~、それにしてもまずジュリー、ブランクなんて言葉は脳裏をかすめもしないほどの素晴らしいヴォーカル、ステージでした。
いかな強い喉の持ち主と言えどもまったく何もせずにこの期間を過ごしていたらあれほどの声が出せるわけはなく、継続的に稽古を重ねていたのでしょう。あとは「歌いたい」という渇望が大きなエネルギーになるという・・・やはり「気持ち」の部分は大きかったのかな。
これぞジュリー、言うまでもなく惚れ直しました。
さて、お題の「TOKIO」です。
驚愕のギター・アレンジ、まるで呪詛を吐き出すかのような意表を突くジュリーのヴォーカル。
「スロー・ヴァージョン」「バラード・ヴァージョン」と捉え評する方々が多かったようで、それはごく自然な表現かとは思います。
ただ僕はスコアをやりますから日頃からBPMには敏感で、今回のヴァージョンがオリジナルと比べてさほどテンポを落としていないことはすぐに分かりました(もちろん遅くはなっています。しかしそれは「スローにした」と言うよりは8ビートを16ビートに転換させた影響です)。
加えて「バラード」とも感じませんでした。
過激なパンク・ロック解釈(これは僕のジュリー道の師匠が同じことを仰っていた、と後で知りました)による「ラジカル・ヴァージョン」の「TOKIO」、と僕はそう呼ぶことにしましょう。
まぁ、そうは言っても僕の場合は偉そうなことも言えないのです。なにせ現地においてはこのヴァージョンを「凄い!」と感嘆する以前に、違和感の方が大きくて。
アレンジも意表を突くものでしたが、何よりジュリーのあの「歌い方」に対してそう感じてしまったのかなぁ、と今にして思っています。
僕が『ジュリー祭り』以降LIVEに通うようになって以来ずっと、「TOKIO」は「気になるお前」と並びジュリー「陽」のヴォーカルの代表のような曲でしたから。
ですから僕などより長くファンを続けていらっしゃる先輩方はもしかしたら僕以上の違和感があったのではないか、とも想像します。
とは言えアレンジにもそりゃあビックリです。
今回、事前にセットリストを把握し参加された名古屋、大阪のみなさまはともかく、初日の東京公演のお客さんでこの曲のイントロを聴きすぐに「TOKIOだ!」と分かった人は皆無だったでしょう。
僕はてっきり「限 界 臨 界」だと思いました。客席にいらしたと聞くGRACE姉さん(「限 界 臨 界」 の作曲者)もそうだったんじゃないかなぁ。
柴山さんが小刻みに鳴らす荒々しいコード・クリシェのストロークは、いざジュリーの歌が始まるまでは、僕らがよく知っているあの陽気で輝かしい「TOKIO」の降臨をまったく感じさせませんでした。
何故ジュリーは今回、「TOKIO」をあんなふうに歌ったんだろう、柴山さんにあんなふうに弾いて貰ったのだろう・・・自分がジュリーの意図を汲み取れずにいるのがもどかしく、LIVE後は数日そのことばかり考えました。
そうすると、これは多くのみなさまが僕などより全然速く気づかれているように、やっぱり今年の東京五輪開催の問題に行き着くしかないんですよね。
開幕までほぼ1ヶ月にまで迫った東京五輪。
いまだ開催に賛否あれど、当然ながらオリンピック&パラリンピック、スポーツの祭典自体に罪は無し。代表選手に選ばれたアスリートも皆さんにもまったく罪は無し。そして「東京」にも罪は無いわけです。
しかしこのコロナ禍での開催に散々振り回される人達がいるように、東京=「TOKIO」という街もまた振り回され苦しんでいる、かつてジュリーの歌とともに「スーパーシティ」の名と栄光、未来、希望のシンボルを欲しいままにし80年代の幕を開けた「TOKIO」(アルバムは79年11月リリースながら、シングル盤TOKIOのリリースは翌80年元旦)、が40数年後の今、苦しみもがいている・・・。
ジュリーは今年「TOKIO」を歌うと決めた時そんな思いを抱き、あの衝撃的な発声、アレンジに至ったのではないでしょうか。
先の17日の菅さんの「表明」から、どうやら東京五輪予定通りの開催は動かないようです。
ただあの表明自体が「今頃ようやく」だったというのが実感。支持不支持や開催への賛否は置き、安倍さんが総理だったら「私の責任において開催する」くらいのことは遅くとも春には言っていたでしょう(それが良いかどうかは別の問題として)。
表明に対して開催反対のデモが都庁前で決行されるとのニュースもあり、1ヶ月前の時点でまだ
「結局やるのか、やめるのか?」
という丁々発止の現況はいかにも異常です。
例えば。
みなさまのお部屋や職場等にあるカレンダーは、昨年末か今年の初めに用意されたものですか?
もしそうであれば、7月の19日は「海の日」の祝日になっていますよね。まぁご存知の方々が多いかと思いますが、実際には(五輪が開催されるなら)この日は祝日ではありません。
開幕に併せて「海の日」は22日に移動、また翌23日は10月11日の「スポーツの日」が移動してきて、土日含め22~25日が4連休となります。
当然10月11日は平日となり、加えて8月11日の「山の日」が今度は閉会式に併せ8月8日の日曜日に移動、9日の月曜日が振替休日です。
なんだかややこしいですね。
とは言え一度把握してしまえば僕らサラリーマンもその通り動くわけですが、問題はこのことがほとんどメディアでの報道、注意喚起も無く(もちろん皆無ではありませんが)、現時点で「知らない」人達が世に少なからずいらっしゃる、ということです。
先日勤務先でこのようなことがありました。
配送、荷受けに常時使用しているトラックに大掛かりなメンテナンスが必要となり、いつもお世話になっている某社さん(ブルーバードのトコね)と相談、平日には使用しなければいけないけどメンテの作業には3日かかるので、土日祝日が並んでいるところでスケジュールを組みましょう」という話になりました。
そこで先方さんが出してきた日付が7月17~19日で。
こちらとしては当然
「19日は祝日ではないですよ」
「えっ、そうなんですか?」
なんてやりとりが、実際あったのです。
僕はまだガラケーなので(汗)確認できないんですけど、スマホのカレンダーも現状19日が「海の日」のままなのだとか・・・。
このままで行くと、リモートワークでもなく普通に通勤されている人達が来月19日を祝日と思い込んだまま出勤せず、日本全国各地でちょっとした騒動が頻発することも充分考えられます。
瑣末な問題かもしれませんけど、異常は異常だと僕などは思ってしまいます。
それでは僕自身が今年の五輪開催に賛か否か、と言われると・・・これが微妙。
「さすがにやらない方がよいのでは」とは思いつつ、僕はまず選手の気持ちを考えてしまいます。
サイレント・マジョリティーどころか明白な「反対多数」の世相を彼等が知らない筈はなく、心中相当苦しんでいらっしゃるのでは・・・。
主役たる選手にとっては、ジュリーの「祈り歌」で言えば「涙まみれFIRE FIGHTER」と「頑張んべぇよ」を掛け合わせたような状況かもしれない、とも思ったり。
ですから僕はいざ東京五輪が「開催」となればサニーサイドに切り替えて、日本はもちろん各国の選手を応援しますし、大会の無事の成功を祈ります。
「あなた自身や家族が感染してもそう言えるのか」と指摘されれば反論などできませんが・・・。
ただ1点。
「五輪開催反対は感情論」と切り捨て的な発言をした推進派の某政府高官には物申しておきたい。
「感情論」も正当な主張です。
今から30年数年ほど前、深夜の討論番組で「原発」が議題となった時、スタジオに参列されていた原発招致先の住民にして招致反対のみなさんの「経済や原子力の理屈は分からないけれど、なんだか怖い」との発言に対し、「頭の良い」某パネリストが「それは感情論だ」と一蹴したことがありました。「お話にならない」と議論を切って捨てたわけです(原発というのは「安心、安全」なのですよ、とすら言わなかった)。
結果どうであったか。
10年前のあの事故でそんなことを思い出した僕は、「畏怖」の感情というものは軽視してはならない、と強く思い知らされました。これはジュリーの「祈り歌」の根幹テーマのひとつでもある、と思っています。
強行とは言え「開催なら五輪を応援」と書いたばかりで本末転倒ながら、開催反対のみなさまが理屈よりむしろ「怖い」という感情で仰っているのならば、僕は大いにそこは共感できるのです。
あぁ、今回は純粋な楽曲考察とは関係無いことばかり書いてしまったようです。申し訳ありません。
でもこれが僕にとっての「TOKIO」ラジカル・ヴァージョンの感想なんだよなぁ・・・。
思えばまだコロナ禍の予兆無く、皆が当たり前のように日常を送っていたほんの数年前・・・2020年東京五輪開催へのカウントダウンの中、ジュリーの「TOKIO」をテーマ・ソングに!という話はファンのみならず一般メディアでも語られていましたよね。
詞曲アレンジ演奏、そしてヴォーカル。本当に「これぞ」というくらいふさわしい、完全無欠のスーパーシティー「東京」を歌ったヒット・チューンですから。もしかすると組織委レベルでそんなアイデアもあったかもしれません(ジュリーが承諾するはずないんだけど)。
1年遅れのオリンピック・イヤーとなる(なるであろう)2021年、ジュリーは開幕に先駆けた今回のステージでその「TOKIO」を歌いました。
苦しみ、痛み、怒り、迷い、躊躇いを吐き出すようなアレンジとヴォーカルで。
これが今年強行される五輪の「テーマソング」、今の「東京」へのジュリーの回答であったのかなぁ、と僕は考えますがいかがでしょうか。
最後に、「TOKIO」以外の『BALLADE』セットリストもいくつか振り返っておきましょう。
まず個人的に今回最も感動したのが「いくつかの場面」。アンコール前、本割の大トリでしたね。
セトリ常連でこれまで何度もLIVE体感できている名曲ですが、ジュリーのヴォーカルは過去幾多の熱唱を凌ぐ素晴らしさだったと思います。
Aメロの高音部も自然な発声で、ジュリーの底力を改めて思い知らされたということもありますが、やはり「天国へと旅立たれた方への思い」を強く感じました。
ジュリーのそうした思いはセトリ前半「海にむけて」「あの日は雨」「コバルトの季節の中で」と続いたあたりで既にハッキリ伝わってきていて、その上で最終盤にこの曲の熱唱だったのです。
1年4カ月、ジュリーがLIVEから離れざるを得なかった期間だけでも、志村さん、シローさん、ポンタさんと、ジュリーにとって大切な人達が旅立たれてしまいました。
思いは溢れ、歌に魂が宿り、圧倒されるほどでした。
「届かない花々」も凄かった。
ギター1本体制となってからは初のセトリ入りで、「ラヴ&ピース」のヴォーカルがダイレクトに突き刺さってきたことも大きいでしょう。
この曲は過去、ジュリー堕ち後ごく初期に書いた僕の考察があまりにも浅いので(「花々」の意味すら理解できていません汗)、いつか書き直さなければなりません。
LIVE前はてっきり「バラードづくし」になると思い込んでいましたから、「根腐れPolitician」のイントロが来た時は「これをやるのか!」と思いました。
このヴォーカルがまた凄くて、ジョー・ストラマー或いはザ・ジャム時代のポール・ウェラーのような
「後先考えずに過激なフレーズを吐き出しているようで、実は根底で冷静かつ明快なロジックを持つ」
ヴォーカルだと感じました。
僕が好むパンク・ロックはそうした類のものです。
ただ僕がジュリーの発声にパンクを感じ取ったのはおそらく今回が初めてのことで、まさかそれがあの「TOKIO」に繋がってくるとは夢想だにしていませんでしたが。
あと、柴山さんのギターにももちろん触れておかねば。
今回個人的な柴山さんのベスト・プレイは、断然「三年想いよ」です。
表現の幅がまず素晴らしい。
この曲では、アルベジオ、軽くミュートさせたパワー・コードのダウン・ピッキング、思いきり振り下ろすストローク、そしてソロとヴァースによって奏法を変えてきます。バンド・サウンドならいざ知らず、ギター1本の伴奏でそれぞれのヴァースが見事に繋がり、しかもテンポは一切乱れません。
ソロの箇所なんかはもうちょっと「次へ、次へ」と急いても不思議はなさそうですが、さすがですねぇ。
これは決して「超絶」なプレイではないんです。「堅実」であり「細心」の名演。
人柄であったり、ジュリーへの信頼であったり、そうしたものが演奏に出ちゃってる、としか思えない素晴らしさなのですよ。
唯一アコギを使用した「あの日は雨」も良かった。
こちらはイントロ1発と言うか、やはりこの体制になってからは(たとえフレーズ自体が同じであっても)「冒頭からCDと同じ音色」で「おおっ!」と反応することが珍しくなってきている中で貴重な演奏をしてくれたと思います。
オブリガートは最小限、オリジナルのアコギパートに忠実な伴奏。こういうのもまた、良いものです。
ギター1本での体感が2度目、3度目という曲もいくつかあり、これまでと比較すると今回柴山さんは低音(ベースライン)をさらに押し出すようになったと感じました。
例えば「雨だれの挽歌」のイントロ。ここはギター・コードのルートがそのままベースではなくクリシェ・ラインになっているので、その効果は絶大だったと思います。
それにしても柴山さん、ツアーを重ねる度に手数(正確には「再現する楽器パートの数)が増えていって、この先どこまで行ってしまうのかと驚嘆するばかりです。
1年4ヶ月ぶりのLIVE、緊急事態宣言下・・・。
特に初日の東京国際フォーラム公演はジュリーとファン双方の特別な思いはもとより、特殊な状況が僕らを取り巻いたLIVEでした。
フォーラム横の広いスペースいっぱいに拡がった入場待ちの折り返し列。迫る開演時刻。
いつもは「ジュリーのLIVEは慣れっこよ」といった感じの頼もしげな表情で入場口に向かう先輩のみなさまが、この日の長蛇の列にあっては不安げな様子。
それは、『ジュリー祭り』堕ちの後追いファンの僕が初めて目にする光景でした。
でも、ジュリーと共に歩んできた長年のファンにとってこういうことは、何10年に一度か分からないけれど、きっと今までもあったんですよね?
不安を抱えたままジュリーに逢いに行って、LIVE後は一転安心して帰路に着いたことが。
僕としては、『ジュリー祭り』以来の「ヒヨッコ実感」のLIVEだったのかもしれないなぁ。
ジュリーは、今秋のツアー予定も知らせてくれました。
まだまだ全国津々浦々というわけにはいかないけれど、今度は地方の博多公演が予定されている模様。九州のファンのみなさま、朗報でしたね。
北海道、東北、北陸、中部、中国、四国・・・これから少しずつ、なのでしょう。
まずは次なるジュリーからの便りを、楽しみに待ちたいと思います。
それでは次回更新は、6月25日。この日だけは何としても更新せねばなりません。
近年拙ブログはジュリー誕生月の6月を「act月間」とするパターンが多かったのですが、今年は2つのLIVEのことを書かせて頂いたので、それは叶いませんでした。
でもせっかくだから、25日だけでもactのお題にしようかな、と考えていますよ~。
それではまた来週!
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コメント
僕は東京五輪に限らず、コロナも五輪も内包した「今の東京」そのものではないか、と思いました。
1Fの19列という、比較的表情も見られる場所から拝聴した感じでは、オリジナルが1979年のイケイケの東京、今回が2021年の今の東京ではないか、と。
81年生まれの身としては79年の東京はリアルでは知らないわけですが、勢いと希望に満ちた街であったのは分かります。
それが今は知事も政治家も根腐れしており、都民は不満と不信をため込み、街は停滞感が強く夢も見えない。
どうしてしまったんだ!?東京!というようなジュリーの嘆きではないかと感じました。
知らない曲がまだあったのか、というイントロから歌い出しのあの衝撃・・・、今でも衰えません。
投稿: 2005年からのジュリーファン | 2021年6月20日 (日) 15時34分
DYNAMITE様
フェスティバルホール参戦いたしました!
考察中にジョーストラマーが出てきたので嬉しくて久しぶりのコメントです!
元々The Clashを聴いていた私が4年前に突如ジュリーファンになり自分でもびっくりしましたが、やはり根底に共通するものをうっすら感じ取っていたんじゃないかと思っています。
一見乱暴なジョーのボーカルも実は繊細で音楽性が高く知的な印象があります。
ジュリーもジョーも超カッコいい〜!!
投稿: かあさん | 2021年6月21日 (月) 09時31分
こんにちは。
「TOKIO」の記事を待っていました。ありがとうございます。
仕事柄、早くにワクチン接種は済んでいましたが、県を移動するライブ参加は断念しました。
新しく編集された過去の映像のDVDを再生すればするほどに、現在のジュリーの歌が聞きたくなって困りました。
みなさんのブログやツイッターで、ジュリーも柴山さんもお元気で期待以上のすばらしいライブだったと知り、一番気になっていたのがやはり「TOKIO」です。
ただの味を変えた焼き直しではなく、TOKIO2021ヴァージョンは特別だったのですね。
基本的な音程やテンポ、メロディはそのままに、でも声や歌い方で変えたということですか? それも柴山さんのギターだけで。
秋には参加できるでしょうか、わかりませんが、次回からのライブで聞きたいです。
投稿: piano | 2021年6月22日 (火) 07時52分
2005年からのジュリーファン様
はじめまして。コメントどうもありがとうございます!
仰る通り、五輪のみならずこのコロナ禍も内包させた今回の「TOKIO」だったのでしょう。
あの苦しそうな歌い方(とは言え歌声自体は素晴らしいというのがまた驚きです)にコロナ禍が無関係なはずはありませんよね。
> 「どうしてしまったんだ!?東京(TOKIO)!」
ジュリーの悲痛な思いでしょうか。
田舎出身の僕にとってはそれでもまだ東京という街に輝かしさは感じていますが、とにかく一刻も早いコロナ収束を願うばかりです。
それにしても81年生まれとはお若い!
ただ2005年にファンになられたということで、ジュリーファンとしては僕より先輩です。
これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。
☆
すみません、お返事一度切ります~。
投稿: DYNAMITE | 2021年6月22日 (火) 09時26分
かあさん様
ありがとうございます!
僕がクラッシュを熱心に聴きだしたのは30代になってからで、それまで20代で好んで聴いていたバンドやアーティストが実はクラッシュの影響をかなり受けていた、ということが分かりました。それは創作姿勢のみならず音についてもそうで、例えばキュアーの「Let's Go To Bed」という曲が「ロック・ザ・カスバ」だったり。
特に近年のジュリーの創作姿勢は、仰る通りクラッシュにも共通するところ多々、ではないでしょうか。
しかし今回の「根腐れ~」「TOKIO」では遂に演奏やヴォーカルにまでそれが表れ、僕はジュリー堕ちして以来初めて「パンク」なジュリーを感じさせられました。
過激で乱暴なようで、その奥にあるロジック、知性・・・この先のジュリーがますます楽しみです。
☆
またまたお返事一度切ります~。
投稿: DYNAMITE | 2021年6月23日 (水) 09時06分
DYNAMITE 様
あと、今のジュリーの声ですよね。
若い頃のツヤツヤな声じゃなくて、今の声だからこそのパンクなジュリー!!
ここ数年の曲を聴いていると、もしかしたらやりたいことと声がようやく一致したのでは!?などと勝手に思ったりしてます(笑)
クラッシュのアルバムでは「Combat Rock」が特に好きです。もし今のジュリー&カズさんがステージで「Know Your Rights」なんか演ったらカッコ良すぎて卒倒するんじゃないかと妄想しています(笑)
投稿: かあさん | 2021年6月23日 (水) 11時59分
piano様
ありがとうございます!
『BALLADE』はご参加自粛でしたか・・・地方にお住まいのファンは今回グッと我慢、という方も多かったと聞きます。心中お察しいたします・・・。
今回の「TOKIO」は実際耳にされていない方に「どうなった」と説明するのはなかなか難しいですね~。
歌メロ、コード進行は変わっていません。しかし「歌い方」と「弾き方」は全然違いました。
テンポは少し遅くなった程度ですが、ギターの伴奏がイントロから16ビートになっていますから、体感速度は相当変わった、という方は多いと思います。
また、お客さんの「空を飛ぶ♪」に続く手拍子も、「チャ、チャ」ではなく「チャッ、チャ」と跳ねないと厳密には合わないなぁと思い、僕は結局最後まで参加できずにいました。
piano様がもし秋のツアーに参加できるようでしたら、ジュリーは「演目はだいたい同じ」と言っていましたから、おそらく「TOKIO」(2021)を体感できるのではないでしょうか。
とにかく、早くジュリーが全国津々浦々までツアーができる状況になるよう、祈るばかりです・・・。
☆
またまたすみません。一度お返事切ります。
投稿: DYNAMITE | 2021年6月24日 (木) 09時05分
本日ジュリーからの御手紙到着!!
「BALLADE」追加公演決定!
9月17日の福岡サンパレスに行けるかどうか悩ましいところです😥
でもチケットトライしてみます❗
投稿: 澤会佐賀県支部支部長(自称) | 2021年6月24日 (木) 10時14分
DY様
前略
本日追加公演決定のお知らせが届きました。明日のお誕生日🎊お祝いと倍増の喜びです。何とか行けるように頑張ります。涙をのんだ分、希望が湧いてきました。
早々
投稿: ジュリーのすヽめ | 2021年6月24日 (木) 18時02分
かあさん様
ありがとうございます!
そうか・・・なるほど、「今の声」だからこそパンク的な解釈がジュリーの歌に合ってきていると。これは正に仰る通りですね。
僕がクラッシュを全作しっかり聴き終えたのは割と最近なのですが、僕も『コンバット・ロック』が一番好きです。製作過程が両極のような前作『サンディニスタ!』も好きですが。
そうそう、ジュリーとストラマーの密かな関係性と言えば、クラッシュには「ジュリーはドラッグ・スクワッドで働いている」という曲がありますね~(笑)。
☆
澤会佐賀県支部支部長(自称)様
ありがとうございます!
なんとお知らせが届いていたとは!
昨日は朝しかブログのコメントをチェックできず、たった今知りました。
今日はしっかりポストを見なければ~。
福岡公演、無事のご参加をお祈りいたします。
☆
ジュリーのすヽめ様
ありがとうございます!
そんなわけで、僕はつい今しがたお知らせ到着を知ったところです。
ジュリー、自らの誕生日にファンにお知らせができるようにしたのでしょうかね~。
6~7月の公演、涙を飲んで参加自粛されたファンが多くいたことも、ジュリーは分かっているのでしょう。
追加公演への無事のご参加、お祈りしています。
投稿: DYNAMITE | 2021年6月25日 (金) 09時07分
DY様
早速ご返信ありがとうございます。
やはり誕生日に合わせての事だと思います。前夜祭で盛り上がっている最中に、来た、まだ来てないとかで大騒ぎでした。身内で。全国中当日のバースデーケーキの支度中にメールやらTelやら飛びかっていたことでしょう。大晦日の除夜の鐘のように、🎊誕生日,2019 で定着,の歌声が響き渡っていましたよ。めでたい事です。
初夏ライブの時、待機組は、某ネット動画で、愛まで待てないDVDで、仮想ライブ、🎶秋まで待てないと合唱しておりました。因みに、🎶灰にならないコロナに負けない、と続きました。まったく切ない思いでした。
ジュリーの目標を知らされて嬉しく、また大阪公演が終わってから3週間過ぎて無事を確認できて、昨日、今日の歓喜という次第です。
高齢者は近場の参加、チケット獲得、無事のワクチン接種、など一つずつ行ってまいります。
今日はどうもありがとうございます。
投稿: ジュリーのすヽめ | 2021年6月25日 (金) 16時42分
ジュリーのすヽめ様
ありがとうございます!
「愛まで待てない」での仮想ライヴ、「楽しそうだなぁ」と読んでいましたが、「まったく切ない思いでした」と書かれていて我に返りました。
そうですよね・・・グッと我慢され参加を見送ったファンは、全国各地にいらっしゃる。そのためにも誕生日の追加公演お知らせ、ジュリーの心遣いなのですね。
ジュリーのすヽめ様も、このお知らせを受けて「秋まで待てない」と歌う時の心境が変わったことでしょう。
ジュリーと共に、僕等ファンもそれぞれが次なる目標に向けてひとつずつ、頑張りましょう!
投稿: DYNAMITE | 2021年6月26日 (土) 10時00分
DY様 こんばんは。
お久しぶりです。
しょーもないことでバタバタしておりました。
今回の「TOKIO」衝撃でした。
何とか飛び立とうと藻掻いている姿が目に視えるようで。
チケット今度もちゃんとゲットできるかなぁ。
いきたいところが三か所あるので一緒に行く方たちと手分けするつもりです。
投稿: nekomodoki | 2021年6月28日 (月) 23時36分
nekomodoki様
ありがとうございます!
ジュリー、もがいてましたね・・・まさかこの曲で、と現地では思いましたが、よく考えれば「この曲だから」だったんですよね、今の世の中の状況を考えれば。
追加公演、僕は日程の渋谷に参加できないのがとても残念です。
なんとか気を取り直してフォーラム1本、チケットを勝ち取りたいと思います!
投稿: DYNAMITE | 2021年6月30日 (水) 09時10分
初めまして。
先日、バラッドツアーでジュリーライブ初参戦した者です。
ジュリーを好きになったきっかけは
youtubeの田コロライブのグランドファンクのカバーです。
元々洋楽っこでぐる~っと回ってたどり着いた感じです。
バラッドツアーでのTOKIOに凄く戸惑って
音楽的に書いて下さっている方いないかなと思ってたどり着きました。
TOKIO聴いている時に不協和音的で
ビリビリ電気が走ってるみたいで気持ち悪かったんです。
ビリビリの正体は16ビートだったんですね。
音楽は好きなだけで詳しく無いので
こちらを読ませて頂いてスッキリしました!
ありがとうございます。
たった二人でのライヴなのに
情報量多くて楽しかったけどちょっと疲れました。
ジュリーがテンポや歌い始めをずらした
時の柴山さんの殺気にも似たあの雰囲気も
驚きました。
@s_nnyday2 で駄文ですがツアーの感想、思ったことのほんの一部ですが書いています。
投稿: s_unnyday2 | 2021年11月 6日 (土) 10時10分
s_unnyday2様
はじめまして。
コメントどうもありがとうございます!
新しいジュリーファンが増えて嬉しいです。
入り口が田コロLIVEですか~。「ハートブレイカー」「エニバディーズ・アンサー」ですね。
8ビートを16ビートに転換するだけでこれほど印象が変わるのか、ということを改めて思い知りました。
「TOKIO」は馴染みがあるのはやはりオリジナルのアレンジですが、今回のアレンジ、ヴォーカルはやはりツアー開始時のオリンピック問題を反映しているのだと思います。ジュリーは吐き出すように歌いたかったのでしょう。
僕はジュリーLIVE歴13年目ですが、まだまだ知らないことがたくさんあり、ファンとしての楽しみは底無しですよ~。
共に精進してまいりましょう。これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。
投稿: DYNAMITE | 2021年11月10日 (水) 09時16分