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2018年6月 9日 (土)

沢田研二 「生きてたらシアワセ」

from『生きてたらシアワセ』、2007

Ikitetarasiawase

1. 生きてたらシアワセ
2. そっとくちづけを
3. ひかり
4. GOD BLESS YOU
5. 太陽
6. 天使に涙は似合わない
7. 明日
8. 希望
9. 黒いピエロと黒いマリア

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しばらく更新していないうちに、ジュリーの誕生月である6月も3分の1ほどが過ぎようとしています。

最近の我が家は、カミさんが先日最終回を迎えたドラマ『おっさんずラブ』にどっぷり嵌っておりまして、「2話ぶんしか録画が残ってないのでDVDを買う!」と騒いでいるというそんな日々ですが、みなさまはいかがお過ごしでしょうか。何はともあれ古稀ツアーのチケット第1陣の到着が待ち遠しいですね。
録画と言えば今夜はいよいよ『
セブンスターショー』の放映。綺麗な映像に期待しています!

では本題。
ツアー初日まであとひと月のカウントダウンということで、今日から拙ブログ恒例、”全然当たらないセットリスト予想”シリーズに突入です。
第1弾に採り上げるのは「生きてたらシアワセ」。10年前の『ジュリー祭り』セットリストから(鉄人バンドのインストを含めて)80曲目のお題記事です。このセトリ予想シリーズで全82曲を完遂しますからね~。

少し前から「簡潔な文量にするために」と考察記事に3つのチャプター分けを導入した拙ブログですが、本末転倒な大長文がそれ以後も続いております(汗)。
反省して、なるべく簡潔に参ります!


①現在「入手困難度筆頭格」?の名盤

今日もまずアルバムの話から。
『生きてたらシアワセ』はCD化されているジュリーのオリジナル・アルバムの中で、後追いファンの僕が唯一不完全な形でしか所有できていないという1枚。
『ジュリー祭り』後の怒涛のアルバム大人買い期間、このアルバムは音源だけ2009年早々に先輩が焼いてくれたものを入手していたこともあり購入を後回しにしていたら、気がついた時には廃盤状態で。
歌詞カードだけ愛知の先輩にお願いしてコピーして頂きそのまま数年・・・一昨年のツアー中に「中古店で見つけました」とわざわざ僕のために購入してくださった別の先輩がいらしてようやく正規CD盤の所有は叶いましたが、それも中古盤ということで歌詞カードは無し。それでも僕は持っているだけ恵まれていて、他の後追いファンのみなさまや中抜けの先輩方からも「このアルバムだけ買えてない」というお話をよく聞きますし、EMI期の名盤達の再発が実現した今、『生きてたらシアワセ』は現在最も入手困難度が高いジュリー・アルバムと言えるのではないでしょうか(リリース時のプレス枚数自体も少ないのだそうです)。

そんな状況に反し、これはジュリーのステージに欠かせない楽曲がズラリと並ぶ重要な1枚です。なにせ『ジュリー祭り』以降のツアーしか観ていない僕が、「生きてたらシアワセ」「そっとくちづけを」「ひかり」「太陽」「明日」「希望✌」と、全9曲の収録曲のうち6曲もの生歌、生演奏を体感できているのですから。

特に想い出深いのは2010年、「明日」「ひかり」「太陽」(セトリ順)と、このアルバムから纏めて3曲が歌われた『秋の大運動会~涙色の空』ツアー。
僕は正直このツアー以前は、正規盤を持っていないということもありますが他にも色々と事情があり『生きてたらシアワセ』というアルバムのリピート率は低かったのです。劇的に再評価させられたツアーでしたね。

今日お題のタイトルチューン「生きてたらシアワセ」は、2008年『ジュリー祭り』、2009年お正月の『奇跡元年』とたて続けにセトリ入りして、本格ジュリー堕ち直後の僕に「LIVE定番曲」を刻みこんだ名曲ですが、その後のツアーではセットリスト入りしておらず、ずいぶんとご無沙汰になっています。
ジュリーにとって大切な曲のひとつだと思いますから、今回の古稀ツアーこそセトリ入り有力候補と考え、満を持して”セットリスト予想”シリーズの先鋒に抜擢した次第。果たして予想は当たるでしょうか・・・?


②2007年ジュリーの「祈り歌LOVE SONG」

つい数日前まで僕はアルバム『生きてたらシアワセ』について、最高にハッピーな曲とどうしようもなく辛い、切ないナンバーが混在する不思議な構成だなぁと考えていました。前者が「生きてたらシアワセ」「GOD BLESS YOU」「明日」。後者が「そっとくちづけを」「太陽」「天使に涙は似合わない」。
ただ今回気合入れてアルバムを通して聴いていて「そうとは言いきれないぞ」と。
ハッピーな曲の中に人生の葛藤や悲しみがあったり、切ない曲の中に穏やかな慈しみがある・・・これはまず僕の「生きてたらシアワセ」という今日のお題曲、アルバム・タイトルチューンへの解釈が大きく変わったことで他収録曲への気づきにも繋がり、アルバム全体の評価も変わったのでした。

僕は過去に一度「生きてたらシアワセ」の記事を書こうとしてとりやめたことがあります。
あれは忘れもしない2009年。『ジュリー祭り』1周年の12月3日に入籍することが決まっていて、ご報告がてらハッピーの押し売り的にこの曲をお題にしてやろうと企んでいました。しかし直前の11月末、突然の訃報。ひと回り以上も年下の親しい友人の予期せぬ旅立ちに大きなショックを受け、「僕は生きててハッピーだ」なんて曲の記事はとても書けない、と考えてしまいました。
今は、「あの時僕の目と耳は曇っていた」と思います。

「生きてたらシアワセ」って、「俺は生きてる、君と一緒にいられてハッピーだ」などというただそれだけの歌では決してないのですね。
歌の主人公(ジュリー)は、自分自身のことよりも何よりも「君」の幸せを、「君」の人生をひたすらに祈っている。今僕にはこの曲が、主人公の身近な人への底知れないエールとして響きます。ジュリーの声が「君」に向けて「生きて欲しい」「シアワセであって欲しい」と歌っているように聴こえます。
大切な人へ惜しみなく注がれる祈り。
「僕」が生きてることがシアワセなのではなくて、「君」が生きていることがシアワセなのだと・・・。

どんな君     も   抱きし    め
G       G(onF#)  G(onE) G(onD) C   D

どんな君     も   受け止   め  ok ♪
G       G(onF#)  G(onE) G(onD) Am7    D

これは単に「パートナー讃歌」で片付けられる表現ではないです。例えば「君が年を重ねてどれほど変わろうとも」だったり、「君にどんな苦難が降りかかろうとも」だったり・・・同じように年齢を重ねる「僕」からの無償の愛情、苦難への覚悟、決意表明のように感じてしまうのは、僕が50代になったからでしょうか。
でもこの解釈はきっと合っている、と思うのです。
同時に、アルバム『生きてたらシアワセ』収録曲はすべて「祈り歌LOVE SONG」だと思えてきます。
自分のためでなく「他人のシアワセを祈る」ことは世の平和、平穏への祈りに似ていると僕は思います。ですから「生きてたらシアワセ」のような詞を作るジュリーが「平和を尊ぶ人」であることはとても自然。
この世界に棲む1人1人、それぞれの身近な人への祈りなくして平和なし。平和なくして「シアワセ」なし。

実は僕は、前々からこのタイミングで書くと決めていたお題「生きてたらシアワセ」の記事を、今回もまたどたん場で「書くのをやめようか」と迷いました。
先述の通りそれまでの楽曲解釈が甘かったため、「俺はハッピーだ、なんてことを書いてる場合なのか」と思ってしまって・・・。この国や世界の情勢もそうだし、身近で起こっていることにもそう考えさせられていました。
ジュリー70越えまでに『ジュリー祭り』セットリストを全曲記事にする、なんてのは所詮僕が1人で勝手に言っていただけのことだし、「この1曲だけ間に合いませんでした、残念」で良いんじゃないか、と今週のはじめには一度考えました。
でも曲を聴き込むに連れ、ジュリーの愛は大きい、ジュリーの祈りは深い、と。
反して僕の小ささは何だ。これは今こそ書くべき曲であり、今こそ歌われる歌なんじゃないか。僕も身近な人のために祈ろう、まずはそこからだ、と思い直して今この記事を書いている次第です。

ちなみに僕がこの歌で一番好きなのは

感謝してるよずっと 憎い奴だと思う ♪
Bm             C        D     Bm    Em

このブリッジ部。詞もメロディーもジュリーのヴォーカルも、ここが特に良い、と思います。
直前の間奏ギター・ソロと同進行なんですよね。曲中一度しか登場しないヴァースの進行をまず間奏として先に提示する・・・細かいことかもしれませんが、白井さんのアレンジも冴えまくっています。
やはり名曲中の名曲ですね。


③2番Aメロのギター・ストロークが好き!

今回の”セットリスト予想”シリーズ記事では、チャプター③で「もし予想が当たったらお題曲の演奏はここに注目!」というテーマで書いていこうと思います。それはイコール、おもにオリジナル音源で個人的に好きな演奏箇所がどのように再現されるか、という予想を書くことになるんですけど。

ただし、初日までもうあとひと月ちょっとに迫った古希ツアー・・・新たなバンド結成の情報も未だなく、どういう編成で開幕するのかが僕らファンにはまったく予想がつかない状況です。
ならば、予想シリーズお題曲のセトリ入りが叶った際の演奏の見所も、バンド編成のパターンとギター伴奏1本のみのパターン、もしくはそれ以外のパターンと分けて考えていかねばなりませんね。今日はその「”生きてたらシアワセ”編となります。

まずバンド編成の場合。
これはもう、オリジナル音源には無いベース・パートに注目です。ベースレスの時期の作品のいくつかの曲については依知川さんの復帰に伴い新たな「ベース入り」のアレンジでステージでの披露がありましたが、「生きてたらシアワセ」はまだですよね。
僕は、オリジナル音源で右サイドに振られているパワー・コード(4~6弦の低音弦のみを複音で弾くサイド・ギター奏法)のパートをそのままベース・パートに転換すると予想します。元々、アルバム『生きてたらシアワセ』収録曲にはパワー・コードのアレンジが多く、2016年の『Barbe argentee』で歌われた「希望」で依知川さんがパワー・コードのパートをベースで再現してくれました。
もし「生きてたらシアワセ」で同じ手法が採用されれば、曲冒頭のドラム・ソロを受けて、ギターより先にまずベースが噛み込むアレンジとなります。
CD音源とはまた違う、グッと重厚度を増した「生きてたらシアワセ」のイントロを楽しめるはずですよ~。

続いて、伴奏がギター1本の場合。
柴山さんがオリジナル音源の左右2つのギター・パートを交互に繰り出すと予想します。
基本は右サイドのパワー・コードによるバッキングを踏襲。ただ「生きてたらシアワセ」のギター・アレンジはどちらかと言うと左サイドのストロークの方が「曲の表情」をより体現していて、2番Aメロでは1~3小節目と5~7小節目の4拍目にミュートが登場します。1番とは弾き方が変化していて、これが2番で歌われる主人公の回想や思案げな歌詞部とマッチしているんですよね。
個人的には曲中で最も惹かれる演奏箇所ですので、是非ステージ再現を期待したいです。

そして古希ツアーの演奏で僕が「可能性あり」と考えている3つめのパターンは、「打ち込み」の導入。
手持ちのDVD映像ですと、過去にジュリーは「緑色の部屋」(『あんじょうやりや』)や「嘆きの天使」(『愛まで待てない』)などで(CD音源に準じて)打ち込みを使用しています。例えば「嘆きの天使」ではそこに生音の鍵盤を載せているわけで、その意味では「ジュリーと泰輝さん2人だけのステージ」が成立。
「生きてたらシアワセ」のようにオリジナル音源でループ・リフレインを採用している曲では、ジュリーと柴山さんの2人で同様のパターンが古稀ツアーではあり得る、と僕は見ました。柴山さんのソロへの移行も問題なく、スムーズになりますしね。他アルバム収録曲では「太陽」についてもその可能性は高いと思います。

先の50周年ツアー、「晴れのちBLUE BOY」で久々に「打ち込みアリ」のステージが実現。古希ツアーに向けての「試し斬り」だったのかもしれませんよ~。

僕は基本「ジュリーのLIVEはバンドで観たい」という思いを持つ一方で、個人的に色々なパターンを想定して古希ツアー初日を待っています。
もし複数の曲で打ち込みが導入されるならば、「生きてたらシアワセ」はセトリ入りの大有力候補でしょう。「自信あり!」の予想なのですが果たして・・・?


それでは、オマケです!
2007年関連資料のネタが手元にありませんので、今日は若き日のジュリーのショットをいくつか。Mママ様よりお預かりしている大量の切抜きからどうぞ~。


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では次回お題は、これで残すところあと2曲となった『ジュリー祭り』セットリストから、「君のキレイのために」を採り上げます。
この曲も「生きてたらシアワセ」と同じく『奇跡元年』以来ご無沙汰なんですよね~。セットリスト定番と言ってよい曲ですし、そろそろ来ると思いますよ!

それとね。
もしも古稀ツアーが柴山さんと2人だけのステージ編成になったとして、じゃあこの2人にしか出来ないことは何か、と考えた時・・・柴山さんならどんな激しいビートものでもギター1本でバッキングしてくれるのは当然として(でも、ジュリーと歩んだ道のりが長い柴山さん以外のどんなギタリストでも1人ではできないことですよ。そこ重要)、「セットリスト変更アリアリのツアー」というのが考えられるんです。
ジュリー・ナンバーのステージ再現への圧倒的な経験値と理解を誇る柴山さんとなら、ファンにとって夢のようなこのスタイルが可能。さすがに日替わりまでは無いとしても、月替わりとかね。
これこそバンド編成では考えられない「冒険」的アイデアですし、そもそも相方が柴山さんでなければ無理。僕自身は古稀ツアーで「月イチ」の参加は断念しましたが、おそらくジュリーファンの多くが「月に一度はジュリーに逢いたい」との方針でツアー・チケットを申し込んでいらっしゃるはずで、もし僕のこの予想が実現してしまったら、月イチのスケジュールでツアーご参加のみなさまが羨まし過ぎますよ~。

そこで、「定番曲(リハ不要ってことね)のいくつかを月替わりでセトリにブチ込んでくる」コーナーの実現を祈願いたしまして、その有力候補曲として僕は「君のキレイのために」に1票を投じます。
まぁ僕の予想って本当に”全然当たらない”のですが実際どうなりますか。引き続き頑張ります!

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瀬戸口雅資のジュリー一撃伝授!」カテゴリの記事

コメント

DY様 こんばんは
記事の考察を何度も断念された心の葛藤について話されている今回の記事は、改めて自分への問いかけになりました。

この歌の主人公のように相手に「感謝してるよずっと」と言えることが羨ましく思います。この先、なんとかしてそういう相手を探したいものですが、果たして…?

お題曲のタイトルには、その前後に省略された言葉があると思って聴いています。例えば私の場合でしたら、「あきらめず 生きてたら シアワセ 必ず来る」ですかね。万難排して頑張らないといけませんが。きっと誰にも当てはまる「○○○○生きてたらシアワセ○○○○」があると思います。

ジュリーは還暦コンサート以降、ワイルドワンズや裕也さんとのジョイントを行ったり、ほぼ虎の再会を経てザ・タイガース完全復活を実現させました。小さな努力から大きな努力まで精魂尽き果てているであろうと想像していたら、次は鎮魂の歌へとシフトを切り今に至ります。普通なら「生き急ぎだよ」と言われるような状況にしか思えません。でも何故だか本人の表情は穏やかなんですよね。これも幸せの現れなんだと思いながら、最近は聴いています。

もうひとつ、「生きてたらシアワセ」のタイトルを見た時、すぐ思い出したのが、明石家さんまさんの「生きているだけで まるもうけ」という言葉です。最初聞いた時はふざけたギャグだと思っていました。真実は深い悲しみの体験から発せられたものだと知り納得しました。それはあの520名の犠牲者が出たジャンボ機に、さんまさんは本来搭乗予定でしたが、一便前に乗れる都合がついたため、事故機への搭乗をキャンセルしたとのこと。運命が変わっていたかも知れない経験をされ、犠牲者の方々の命の重さや尊さを感じながら、今生きていることに向き合っているそうです。

「生きてたら」の言葉の中には少なからずも、悲しみや命への感謝の気持ちを抜きには語れないなと、自問するようになりました。

意図的に使われている漢字二文字熟語が、16ビートリズムを作り出して心地良いですね。

投稿: BAT | 2018年6月13日 (水) 01時45分

BAT様

ありがとうございます!

まったく仰る通りです。「生きてたら」という言葉に込められた悲しみや命への感謝・・・僕が今回この曲に「気づき」を授かったのは正にそういうことでした。
漢字2文字の熟語の多用などもそうですが、ここ数年のジュリーの作詞にとても近しい手法ですよね。これはやはり2007年の時点でジュリーが提示していた「祈り歌LOVE SONG」なのだと思います。

普通に考えるのであれば、ガムシャラに「生き急ぎ」のような50代後半からのジュリーの創作と活動。しかしジュリー自身は泰然としていて、古稀ツアーでも僕らは数々の「祈り歌」に気づかせて貰えるでしょう。
結果的に”全然当たらない”のが僕のセトリ予想ですが、「生きてたらシアワセ」は今の時点では「自信あり」の予想曲です。

投稿: DYNAMITE | 2018年6月13日 (水) 09時12分

こんばんは。
このアルバムとこの曲が大好きです。

もっと広い意味も含みつつも、
この曲でジュリーは「君=ファン」という気持ちで歌っているのかな、という気がしています。そしてファンの立場からは、「君=ジュリー」(僕=自分)と完全に置き換えられる。いつもその両方の解釈で聴いてしまい、ウルウルしてしまいます。旋律、リズムもなんだか中毒性があって、エンドレスで聴いていたくなります。

2009年の正月コンを最後に、この曲がセットリスト入りしていないのは、やはり、東日本大震災と無関係ではないのではないでしょうか。慟哭、悲嘆、苦難の中にいる人々の気持ちにずっと寄り添い、全身全霊で「祈り歌」を歌いながら、その一方でジュリーは、この曲で何度も繰り返されるタイトルフレーズ(単なる字義以上の深い想いが込められていたとしても)を歌うに忍びなかったのでは…と思えてしまって。けれど、今年の新曲を聴くと、いまジュリーの中では此岸と彼岸をハッキリ隔てる垣根を意識していないような感じを受けますし、古稀ツアーでは久しぶりにこの曲が聴けるかも、という気が私もしています。

この曲の歌詞、一字一句がジーンと胸に来ます。最後の最後、フェイドアウトで音が完全に消える直前に、一回だけ、
♪どんな風も 受け止め~
と歌っているんですよね。
この最後のフレーズに込めたジュリーの気持ちを想い、ひときわジ~ンと余韻に浸っては、また頭からリピートしてしまうのです。

投稿: ちこ | 2018年6月13日 (水) 22時25分

ちこ様

ありがとうございます!

この数年ジュリーがこの歌をツアーで採り上げていない理由・・・やはり、ちこ様もそのようにお考えでしたか。

ちこ様はずっと以前からこのタイトルフレーズに言葉そのもの以上の思いが込められていることに気がついていらっしゃって、だからこそこの歌が大好きだったのですね。
僕は本当に、その気づきに至ったのはつい数日前のことです。これはもう人生経験の差、としか言えません。

ジュリーは凄いです。今は僕も、ちこ様仰る通りこの歌の一字一句が胸に響きます。
「受けとめる」って、深い愛の心構えなのですね。

古稀ツアーでは歌ってくれそうな気がしています。期待しましょう!

投稿: DYNAMITE | 2018年6月14日 (木) 12時40分

DY様 こんにちは。

チケット来ましたね!
ステージナナメ後ろのnekomodoki武道館バージョン指定席(?)ですが。ははは。

万難排して突き進むジュリーに惚れたんだからこっちもいかなる雑音にもめげず、ライブ行けるだけ行きます。
もはや誰も文句言わないし。
すべてを受け入れる懐、でも納得出来ないことは毅然と撥ね退ける勇気。
振り返ればジュリーがいつも行動を通して教えてくれていました。

投稿: nekomodoki | 2018年6月17日 (日) 19時14分

nekomodoki様

ありがとうございます!

こちらはまだチケットが届きません~。
我が家はだいたい都内のみなさまより1日遅れなのですが、今日あたり不在通知が届いているでしょう。再配達は週末までお預けとなりそうです・・・。
まぁ僕の場合は50周年ツアーで席運に恵まれ過ぎましたから、古稀ツアーの良席はまったく期待していませんが。

受け入れる勇気とともに、毅然とはねのける勇気、ですか・・・。凡人にはなかなか届かない境地ですが、ジュリーに倣いたいことは多いですね。

関西で大きな地震があったそうです。
心配です・・・。被害が大きくないことを祈るばかりです。

投稿: DYNAMITE | 2018年6月18日 (月) 09時05分

DY様
 こんばんは。地震から2日経ち恐怖が少し薄れかけたこの時期こそ要注意!なんでしょうね。地震発生時、私はすでに大阪空港近くの職場に出社していましたが、阪神淡路大震災を彷彿させる結構な揺れでした。揺れた時間が短かったのが幸いでした。他の関西在住の読者の方々被害はなかったのでしょうか?
 さてお題曲、というよりもまずこのアルバムからとうとうドラムレスになってしまったんでしたね。バンド小僧の私にはベースレスもなかなかショッキングでしたが、ついに人の手で演奏されてるのはギターとキーボードだけか~と当時、聴く前から変な偏見を持ったのを思い出しました。ただリズムの打ち込みはお題曲以外のいわゆる「ドラムマシーン」入った曲はかなりリアルな生っぽい打ち込みですよね、フィルやシンバルの入り具合なんか。
 お題曲はもう生っぽさなど全く出さないで、「もろ打ち込み~!」って感じですが、聴き始めと違い今はこれはこれでありだなと思えます。歌詞についてはよくわかりません、パートナー賛歌だとばかり思ってましたが、なるほど深~いんですね。
 生きていたらシアワセなんですから、他人の命を奪うようなことは個人も国家も決してあってはなりません。何でこんな簡単なこと、人間はわからないんでしょうね、いつまでたっても。

投稿: ねこ仮面 | 2018年6月20日 (水) 22時02分

ねこ仮面様

ありがとうございます!

お返事が大変遅れまして失礼いたしました。実は先週、久々に重度のギックリ腰を発症し、ひたすら静養しておりました。
ジュリー古稀の誕生日に「時過ぎ」の記事を書く、という10年来の決め事を眼前に完全に追い詰められている状況ですが、何とかするつもりです。

ねこ仮面様の周囲に地震の被害が無かったとのことで良かったです。関西のみなさまは怖い思いをされましたね・・・。

お題曲と「太陽」、あとは「AFTERMATH」「緑色の部屋」「嘆きの天使」。ジュリー・ナンバーでループ系の打ち込み曲は数少ないです。アルバム『生きてたらシアワセ』では上記2曲以外は「擬似ドラム」系ですからね。
でも、もしかしたらそれが生かされる時が今、来ているのかもしれません。
歌詞の内容から考えても、お題曲は今回のツアーで満を持してのセットリスト入り、可能性大と見ています。

投稿: DYNAMITE | 2018年6月25日 (月) 09時19分

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