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2018年3月 6日 (火)

沢田研二 「絆(きずな)」

from『FOREVER ~沢田研二ベスト・セレクション』

Forever

side-A
1. 危険なふたり
2. 立ちどまるな ふりむくな
3. 巴里にひとり
4. あなただけでいい
5. 君をのせて
6. ある青春
side-B
1. 時の過ぎゆくままに
2. 許されない愛
3. あなたへの愛
4. 魅せられた夜
5. 今、僕は倖せです
6. 追憶
side-C
1. ウィンクでさよなら
2. 恋は邪魔もの
3. 燃えつきた二人
4. 胸いっぱいの悲しみ
5. 死んでもいい
6. 白い部屋
side-D
1. 悪い予感
2. WHEN THE LIGHTS WENT OUT
3. ELLE
4. 愛は限りなく
5. 絆(きずな)

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帰宅したらインフォが届いていました~!
まぁ何と言うか・・・改めて驚嘆、圧巻ですよね。これが今年古稀を迎える歌手のスケジュールだとは。やはりジュリーは別格です。
凄まじい人のファンになったものだとしみじみしつつ、自分の参加会場は1週間ほど使って(お誘いする人の都合も聞いて)、じっくり考えたいと思います。

とりあえずは、今日の更新に集中!

さて、楽曲お題の記事としては久々の更新ですが、今日は「考察記事」という感じではなくなりました。
僕は先の2月25日、タイガース・ファンとしてリスペクトする先輩であり、ひとまわり年長のロックな友人でもあるYOUさんの企画LIVE(大岡山PEAK-1、『ゆうちゃん三昧2018』)に行ってきました。

YOUさんは普段からX-JAPANのコピーバンド「ゆうちゃんバンド」でのギタリスト活動をメインに、毎回個性派の対バンを迎えPEAK-1さんで精力的に企画LIVEを継続しています。そんな中今回は、ゆうちゃんバンドに加えオープニング・アクトでジュリーのコピーバンドを臨時結成、ヴォーカリストとしても出演されました。
YOUさんがジュリーを歌うのは4年ぶりのことで、当時の経緯については拙ブログのこちらの過去
記事をご参照ください(メチャクチャ大長文ですが汗)。

今年で64歳となったYOUさん、全力勝負の2バンドのステージを終えた後はさすがに疲労困憊のご様子でしたが(お別れ際に「本当に疲れた」と仰っていました。「疲れた」と口にすることは滅多にない人なので少し心配です)、出演3バンドをじっくり堪能し(もうひとつの出演バンドはGSのコピーバンド。ジュリー絡みでは「白夜の騎士」「自由に歩いて愛して」を演奏してくれました)、YOUさんのLIVEでいつもお会いする先輩方はもちろん、僕よりもずっと若いJ友さんと『3月8日の雲~カガヤケイノチ』ツアー・びわ湖公演以来の再会が叶ったり、4年前のYOUさんのLIVEでビフォーを共にした車椅子のJ先輩ともその日以来お会いできたりと、楽しい1日を過ごしました。
訪れるのは今回で5度目のPEAK-1さんはこの日も盛況。音響、演奏者、お客さんへの心遣いが素晴らしいライヴハウスだと改めて感じました。

さて、僕は今回のYOUさんのジュリー・コピーバンドについても4年前に引き続き採譜(バンド・リハの叩き台)でお手伝いさせて頂き、そのためセットリスト全10曲を半年前に既に把握していました。
今日はその中から、YOUさんが本番のMCで曰く
「世の中にジュリーをコピーするバンドは多いけど、この曲はまずやらない。下手すると知らない」
という名曲、「今回の企画はこの曲ありき、で決まった」とセットリスト決定の時点で並々ならぬ気魄と覚悟を漲らせていた名曲・・・ミッシェル・サルドゥの日本語詞カバーで「絆」をお題に更新させて頂きます。

いつものように「伝授!」などとはとても言えない圧巻の名曲であり、新規ジュリーファンにとってはさらなる今後の勉強が必要な曲です。
本家ジュリー・ヴァージョンのお話は少ない記事内容なのですが、YOUさんとのご縁あってこの名曲と真剣に向き合う機会を得た今、頑張って記事に残しておこうと思います。よろしくおつき合いくださいませ。


①大名曲、再確認と勉強の日々

新規ファンの僕にとって、ジュリーがこれまで歌ってきたすべての楽曲を網羅し音源なり映像なりで血肉とするのは、気が遠くなるほど大変な作業です。
オリジナル・アルバムをすべて揃えて身体に叩き込んで・・・それでようやく半人前というのがジュリー道。お芝居で歌った曲、LIVEやテレビ番組、ラジオ番組で歌った曲・・・本当に一体どれほどの曲があるのか。
僕は多くの先輩方のご好意で、ファンのキャリアからするとそれら音源を手元に多く持っている方だとは思いますが、なにせ追いつかない。たった一度聴いたくらいの曲では血肉にはなりませんしね。

4年ぶりにジュリーのカバー・バンドでLIVEをやる、と決心を固めたYOUさんから「セットリストを決めました」と採譜依頼のメールが届いたのは昨年夏の終わりのことでした。もう演奏順まで決めていらっしゃって、思わず手を打ついかにもYOUさんの選曲っぽい70年代のジュリー・ナンバーがヒット曲レア曲問わず列記される中、最下行に見慣れないタイトルを見つけました。
「絆」。
本当にお恥ずかしい話、その時僕は「?」と。
「最後の1曲だけ僕が知らない曲のようです」とYOUさんにも返信しましたし、こういう時いつも頼りにしている長崎の先輩への「歌詞カードをお持ちでないでしょうか?」とのお願いメールにもいったんは「これは知らない曲で・・・」などと書いていました。

早速YOUさんから音源が送られてきて、聴いているうちに「いや、これは前に聴いたことあるぞ!」と。
そこで思い出したのが、あれは2010年だったでしょうか・・・別の長崎の先輩を介して、敬愛するじゅり風呂の先輩が編集作成してくださった『ジュリー洋楽カバー集』(何とCD15枚組!)を聴かせて頂いていたこと。
少しづつ勉強はしていたのですが、まだまだそのすべてを血肉とするには至っていません。
久しぶりに取りだして確認してみると、当然ながら「絆」は収録されていました。
改めてそちらを聴くと、YOUさんから送られてきた音源とはヴァージョンが違います。
YOUさんの音源は『ビッグショー』のものだとメールに記してありましたが、さてこちらは・・・?というところまでは未だに勉強できていません。『FOREVER ~沢田研二ベスト・セレクション』収録がどちらのヴァージョンなのかも僕には分かっていません(恥)。
いずれにしても素晴らしい名曲、名演。僕はどちらかと言うと先輩がカバー集に入れてくださっていたヴァージョン方が、より好みでしょうか。

それにしても・・・凄い。
これほどの名曲を中途半端にかじり聴きしたまま数年放置していた自分が信じられません。25日のLIVEでのYOUさんのこの曲を歌う前のMCで仰った「圧倒的なジュリー」との表現、正にピタリです。

YOUさんから頂いた全セットリスト中、採譜作業は「絆」が最後。『FOREVER ~沢田研二ベスト・セレクション』付録の貴重なスコアも長崎の先輩から見せて頂くことができましたが、やはり時代のせいか五線譜はともかくコード・ネームの採譜精度が低かったため参考資料とはせず、1からの自力採譜となりました。

採譜というのは、単にコード進行や楽曲構成を把握する以外に、楽曲全体の理解度ひいては愛情を高めてゆく作業でもあります。歌詞も一字一句書き起こしますし、演奏の細かい部分まで何度も繰り返し聴いて確認するわけですからそれも当然。
「絆」は予想に違わぬ難曲でしたがなんとか清書は成りました。これにて僕はようやくジュリーの「絆」を自らの血肉にしたとは言えます。
ただ、新規ファンの僕には曲にまつわる根本の知識が足りません。「ミッシェル・サルドゥの歌」だと教わっても、僕はミッシェル・サルドゥの名前すら今回初めて覚えたのですから。
この曲についてだけでもまだまだこれから勉強すること、たくさんあるんだろうなぁ・・・と、僕はひと段落つきながら暢気にそんなことを考えていました。

その後僕の採譜は無事バンドの叩き台となったようで、YOUさんから「リハは順調」とのご連絡も頂き、特に「絆」に期待しながら来たるLIVEを楽しみにしていた、そんな頃。昨年12月はじめのことでした。
本当に、こういう時って不思議な偶然が繋がるものなんですね。いつも楽しみに読ませて頂いているRスズキ様のブログで、ジョニー・アリディさんの訃報についての記事更新がありました。
「え~と、ジョニー・アリディって何かジュリーに関係のある人なんだっけ?」などと無知丸出し状態のまま御記事を読み進めてビックリ。有名なジュリーの『ハムレット』が元々アリディの作品であったというお話も驚きでしたが、オリジナルの「絆」はミッシェル・サルドゥが親友であるジョニー・アリディに捧げた歌だ、というではありませんか(原題は「Hallyday(Le phenix)」、邦題は何と「不死身のアリディ」!)。
「絆」が「友情の歌」であることは歌詞からも一目だったとは言え、ミッシェルとアリディのそんな背景がこの歌にはあったのだなぁ、とその時僕は知ったのです。
竜真知子さんの訳詞はその背景を尊重した上で、あの素晴らしい日本語ならではの叙情性、物語を作り上げているようですね。

このように、今回YOUさんのLIVEのお手伝いを機に僕はジュリーの「絆」という大名曲を本当の意味で知り、僅かながらもリアルタイムの空気や背景を勉強することができました。
そして、この「圧倒的なジュリー」にのめり込めばのめり込むほど、アマチュアのバンドが「絆」という名曲をカバーする、歌い演奏するというのは、「難易度が高い」を通り越してほとんど暴挙に等しいのではないか(笑)とLIVE当日が楽しみのような心配のような、複雑な気持ちになっていきました。
さぁ、YOUさんの挑戦はどのような結果となったでしょうか。次チャプターで書いていきましょう。

②YOUさんとJULIE LOVEの「絆」ふりかえり

今回YOUさんが4年前とは異なるメンバーで「ジュリーを歌う」ために結成したバンド名はズバリ「JULIE LOVE」。採譜、と言うかリハの叩き台を提示した身としてはやはり、この日一番のお目当て出演バンドです。

ジュリーファンは総じて、「ジュリーの曲を他の人が歌う」ことについてはそれがプロであれアマチュアであれ大変厳しい。これは僕自身もそうです。
それでもジュリー・ナンバーのカバー、コピーバンドを聴くとなれば、僕の場合はまず「世の誰もジュリーの歌をジュリーのようには歌えはしない」という思い、大前提がありますから(これはみなさまもおそらくそうでしょう)、「容姿が美しい」とか「歌声が本家に似ている」などという要素は一切評価の対象にはなりません。
僕が見るのは「何故ジュリーを歌うのか」「その曲へのリスペクトと、自ら歌おうとする覚悟が見えるか」・・・つまり歌や演奏の巧拙より、動機と志です。

YOUさんはこの点については絶対に大丈夫な人、というのは4年前のステージで既にハッキリしていますが、「絆」に限ってはどうだろう、さすがに演ずる側も観る側も辛いのではないか、とLIVE前は考えていました。
しかしそれは良い意味で見事裏切られたのでした。

この日出演の3バンド、全演目の中で僕はYOUさんが歌った「絆」が圧倒的に素晴らしかったと思います。
アマチュア・バンドのLIVEで、観ている側が「忘我の境地」を体感できることなどなかなかありませんよ~。YOUさんもJULIE LOVEのメンバーも、この曲では完全にゾーンに入っていた感じでした。

まずJULIE LOVEの全セトリをおさらいしますと

1. お前は魔法使い
2. ウィンクでさよなら
3. 遠い旅
4. 旅立つ朝(これはYOUさんの奥様が一番好きなジュリー・ナンバーなのだそうです)
5. ダーリング
6. カサブランカ・ダンディ
7. 白い部屋
8. 時の過ぎゆくままに
9. 勝手にしやがれ
10. 絆(きずな)

バンドの演奏、とても良かったです。
「絆」を別格として、僕がこのセトリで特にバンド・アレンジ再現の難易度が高いと考えていた曲は「旅立つ朝」でしたが、これがまた素晴らしかった!
中でもキーボードさんは3つの音色を駆使し、変幻自在の大活躍。ラストのピアノ・グリッサンドは音はもちろん両手の動きがバシッ!とキマって、本番に至るまでの猛烈な稽古量を感じさせてくれました。
採譜作業過程でのやりとりの中で僕はYOUさんに「旅立つ朝」のバンド再現はかなり難しいのではないかという話も何度かしていたんですけど、その度にYOUさんは「僕の歌はともかく、バンドについては期待して良いですよ!」と自信満々。それも今は大納得です。

「遠い旅」のギター・アルペジオには目を奪われました。
僕自身はこの曲を普段「2カポ」のCで弾きます。オリジナル・キーの「D」のフォームでは弾きにくい運指だと決めてかかっていました(ジュリーもラジオ番組『ミッドナイト・ステーション』の企画『ジュリーB面ベストテン』の放送回で、「遠い旅」の分数コード・アルペジオは自分は弾けない」と語っています)。
でもJULIE LOVEのギタリストさんの演奏を観て、なるほどそう弾けば良いのか!と。
YOUさんには「2カポ用の採譜が必要な場合は改めてお知らせください」と伝えていましたが、どうやらそれはまったく必要なかったようです。
そうそう、YOUさんは今回のセットリストを知らせてくださった際「DYNAMITEさんのリクエスト曲を聞かないまま全曲決めてしまってすみません」と仰っていましたが、僕が4年前に「次の機会にはまたリクエストしたいです」と胸に留めておいた曲は「遠い旅」でしたから、結果万事OKということになりました(笑)。

ギター演奏では他に、「お前は魔法使い」でのトリル奏法の完璧な再現にも感動しました。

ベーシストさんは、YOUさん曰く「(メンバーの中で)自分と最も年齢が近い。今回の選曲も彼が一番共感してくれたと思う」とのことで、「白い部屋」について「この曲YOUさんに合ってるよね」とお話されていたとか。
この日の演奏では、「カサブランカ・ダンディ」のハイフレット・フィルが特にカッコ良かったです。

さらに今回のJULIE LOVEでは女性コーラスさんもメンバーに加わっていて、このお姉さんは何と以前に野口五郎さんのバック・コーラスをされていたそうです。
また作詞家としてもオリコン・チャート11位のヒットをお持ちらしく、とにかく凄い方なのですね。
さすがのキャリアに裏打ちされたコーラスは素晴らしく声の通りが良く、「ウィンクでさよなら」で「hoo・・・♪」と歌うパートひとつとっても存在感抜群でした。

そして、JULIE LOVEのバンドマスターはドラマーさん。
採譜のやりとりメールの中に、YOUさんはこのドラマーさんへの信頼を何度も綴られていました。
バンド・リハ始動に先立ってドラマーさんは「何故この選曲になったのか1曲ずつ理由を聞かせて欲しい」とYOUさんに尋ねてこられたのだそうで、ドラムスというポジションでそこまで演目への動機を求める人ってプロでもなかなかいないと思うんです。
演奏は当然ながら頼もしいバンマスっぷりでした。

さて、「絆」です。
本当に素晴らしい演奏だったと思いますが、僕は今回この曲ではYOUさんから目を離せませんでした。苦労して採譜しましたからバンドの細かい箇所も注視したかったのに、それができないという・・・これはまるで「神席ジュリーLIVE」の時にジュリーだけに釘付けになってしまうのと同じ状況ではありませんか。
YOUさんはヴォーカルにしてもギターにしてもどちらかと言うとステージではサービス精神旺盛なタイプで、どうしたらお客さんが喜んでくれるか、楽しんでくれるかを突き詰めて表現してくれる感じなんですけど、「絆」だけはまったく違いました。
例えば曲中の「立て!」「そうだ・・・!」の箇所。もしほんの少しでもYOUさんに「照れくさい」「いいカッコしたい」といった邪念があれば、ああはなりません。
むき出しで、荒々しくて、ただひたすらに歌う・・・そんなYOUさんを僕は初めて観ました。

この曲の直前のMCで「絆」を選んだ理由を少し話してくれていましたが、それが無くともこの日のYOUさんの「絆」を聴けば、「伝えたいことがある」「伝えたい人がいる」から歌っているのだとハッキリ分かりましたし、僕の「いやぁこの曲はさすがに難易度高過ぎなのでは・・・」との事前の心配がまったくの的外れだったと思い知らされました。
人前で歌う理由がある、動機があるというのはこれほどパフォーマンスを高めるものなんですねぇ・・・。
バンドメンバーもYOUさんの気魄に引っ張られての熱演だったでしょう。

いつだっておれは おまえの友達  だ
Fm              Fm7  Fm6            D♭ C7

だからこそこの手が さし出せな  い
Fm           Fm7        Fm6      D♭  C7

おまえの本当の 力をためしたい
Fm     A♭  E♭  D♭          C7

信じてるこのおれを 悲しませないでくれ ♪
Fm     A♭         E♭D♭                C7

考えてみれば、YOUさんご自身が「絆」の主人公のようにとても友情に厚い人なのです。
僕のような若輩者がそんなYOUさんに「友人」として接して頂けていることをいつも嬉しく思っていますが、ただしYOUさんは「絆」の歌詞と同じく、友人が悩み或いは怯んでいる時に「俺が助けてやる」「俺が代わりにやってやる」という甘やかしのような激励をする人ではありません。
次元の低い話で恐縮ながら、僕も4年前に一度YOUさん流のエールを体験しています。「残された時間」の採譜について一度は「荷が重い」と怯んだ僕を本気にさせたのは、間違いなくYOUさんの仕業(笑)でした。「怖れず踏み込んでみろ」「お前の本当の力を俺に見せてくれ」という激励の仕方をする人なのですよ。
今回の「絆」は、YOUさんが最近そんなふうに接し対峙した友人の存在があり、その友人が見事自力で立ち上がった経緯を受けての選曲であり熱唱だったのではないか、と僕は推測しています。
LIVE後に「絆」のお題で記事を書くことは前々から決めていて、採譜の苦労話などをつらつら書くことになるかなぁと考えていましたが・・・さすがはYOUさん、そんな生ぬるいことはさせてくれませんでしたね。

僕が今回のYOUさんの企画、採譜依頼のお話を頂いた時にまず「えっ?」と驚いたのは、YOUさんがその時正に、この数年闘い続けているご病気の特に辛い治療期間真っ只中であることを知っていたからです。
その状況で毎日の奥様の介護だけでも大変な筈なのに・・・やっぱり凄い人だ、と改めて感服したことなども思い出しながら、この日のYOUさんのLIVEを観て、特に「絆」に僕は大いに感動させられたのです。
本当に良いものを魅せて頂きました。

③驚異!ジュリー・ヴォーカルの3連適性

今日は本家ジュリーの話が少なくて申し訳ありません。最後に少しだけですが書いておきます。
昨夏「絆」にのめり込んで以降、僕は先述した先輩作成のジュリー洋楽カバー集CDを聴く機会が増えました。そうすると、特にヴォーカルについて「これは!」と思う名カバー曲の「3連」率が高いことに気がつきます。
ソロ・デビュー後のオリジナル・シングルも「君をのせて」に始まり「あなただけでいい」「胸いっぱいの悲しみ」「おまえがパラダイス」「渚のラブレター」「きわどい季節」「太陽のひとりごと」・・・それが8分の12の過激なロッカ・バラードであれオールディーズ寄りの甘いバラードであれ、ジュリーの3連ヴォーカルには独特の「らしさ」があり、LIVEでもその曲1発で空気を変えてしまう不思議な適性がありますが、僕が今回着目したいのは「短調の3連」ナンバーです。
ジュリーはこの曲想に内から湧き上がる情念のようなものを無意識に載せることに抜群に長けているようで、その原点はタイガース時代の洋楽カバー「ハートブレイカー」に遡ります。
ジュリー自身に「自分は短調3連が得意」という自覚があったかどうかは分からないんですけど、”「ハートブレイカー」っぽい”ヴォーカル・スタイルを探求するが如く、PYG結成時はまず自作の「やすらぎを求めて」で同パターンを採り入れていますし、72年の段階では「ソロになってからのシングルで一番気に入っている」のは「あなただけでいい」との発言もあったみたいですね。

「絆」はヴォーカリスト・ジュリーにとってそんな「ハートブレイカー」の地脈を受け継ぐ洋楽カバーで、曲との出逢いに当時すごく燃えていたんじゃないか、張り切っていたんじゃないかと想像します。
その上でこの歌詞。
美貌、美声の歌手にナルシズムはつきものかもしれませんが、ジュリーは特異な例外。
ナルシストでは到底歌い得ない名曲「絆」のジュリー・ヴォーカルの向こう側に、後追いファンの僕はタイガース時代から変わらぬジュリーの無垢無心の天性を見てしまうのですが・・・みなさまはいかがでしょうか。

この10年、ジュリーは唯一「Pray~神の与え賜いし」(8分の6で解釈したい曲です)を除き3連ナンバーの新曲をリリースしていません(ジュリワンの「アオゾラ」はワイルドワンズの植田さんがヴォーカル)。
そろそろ今年あたり来るかな?と、今年も3月11日に発売される新譜『OLD GUYS ROCK』に、「泣く子も黙るジュリー3連ロッカ・バラード」久々の収録を期待していますが、さて実際はどうでしょうか。


それでは、オマケです!
今日は、1977年1月25~31日公演、日本劇場『沢田研二ショー』のパンフレットから数枚どうぞ~。


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記載のセットリストに「絆(きずな)」は見当たりませんが、「悪夢」「愛の出帆」など後半怒涛の洋楽カバー攻勢は、新規ファンからしますと当時参加されていた先輩方がとにかく羨ましいばかり。
直近の発売中レコードとして、『チャコールグレイの肖像』とともに『FOREVER~沢田研二ベスト・セレクション』も紹介されていますね~。


では次回更新から、ジュリー古稀イヤーのメモリアルな新譜『OLD GUYS ROCK』収録4曲の考察記事に取り組んでまいります。

発売前の現時点で分かっているのは楽曲タイトルと作詞・作曲者のクレジットのみ・・・4曲それぞれどんな曲なのか僕には想像もできていませんが、今回も心に刺さるメッセージ・ソングが届けられるでしょう。
まずは気合入れてじっくり聴き込みたいと思います!

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瀬戸口雅資のジュリー一撃伝授!」カテゴリの記事

コメント

はじめまして。

ジュリーLoveでキーボードを努めました あや と申します。
YOUさんからこちらの記事を紹介していただき、読ませていただきました。

2/25はライブにお越しいただきありがとうございました。

私は最初、コーラスでお願いされてたのですが、急遽キーボードを…と言うことになり、時間も自信も無く戸惑ってました。
特に「旅立つ朝」は、1台のキーボードで、それなりに聴かせるアレンジ、演奏をするのは苦労しましたが、良かった と言う感想を聞いて、ホッとしました。
キーボード操作にまだ慣れてないので、ボタンの押し間違え等で、お聞き苦しい箇所もあったかと思いますが、楽しんで頂けたようで嬉しいです。
採譜もありがとうございました。

投稿: あや | 2018年3月 7日 (水) 19時25分

あや様

はじめまして。コメントどうもありがとうございます!

「旅立つ朝」は、キーボードのあや様にとってご苦労も多かったと想像しますが、LIVEとてもカッコ良かったです。文中でエンディングのことは書きましたが、Aメロのヴォーカルのバックのピアノも素敵でした。

採譜は大したことはできていないのですが、「絆」については「レ」の音に気をつけたつもりです。
イントロのコードは当初バンドの解釈が分かれたとYOUさんから聞きました。「キーボードさんはDYNAMITEさんと同じでした」と聞いて嬉しく思ったものです。

またいつかこのような機会がありますように。
25日は素敵な演奏をありがとうございました!

投稿: DYNAMITE | 2018年3月 7日 (水) 22時48分

DY様
 こんばんは。うちにもインフォメーション届きました。来年の武道館行きたいですが、まずは無難な奈良か神戸の土日辺りでしょうか、確実に参加出来そうなのは。
 お題曲、CD化されていないマニアックなところ突いて来ましたね~。さらに驚きなのはカバーされているバンドが有るってことです。生演奏で「絆」や「お前は魔法使い」歌えるなんてうらやましい限りです。
 『FOREVER』は2枚目のB面ばかり聴いてましたから当然「絆」も大変印象に残ってます。歌もですが演奏もカッコいいですよね。特に後奏、4拍子になるところ、何かグランド・ファンクの「ハートブレイカー」とも違って、ロックだけでもない荘厳さというかスケールの大きさに圧倒されます。アレンジャーが東海林修さんと大野さんがクレジットされているので、井上バンドの演奏に加え、ギター、ベース、ドラムス、キーボード以外のパートを東海林さんがアレンジ担当されたのかなと推測していますが真偽は。
 割と最近まで「絆」「悪い予感」「魅せられた夜」をフランス語書き下ろし曲に日本語詞を付けた「オリジナル曲」と思っていました。ジュリーの場合、カバー/コピーはライブのみ、って先入観がありまして……。それにしても「JULIE LOVE」のみなさんうらやましいです。

投稿: ねこ仮面 | 2018年3月 7日 (水) 23時02分

DY様、こんにちは。
JULIE LOVEベースのきむ兄です。採譜ありがとうございました。コピーが苦手なのでとても助かりました。
ゆうさんかっこよかったですね。絆はトランス状態になるとゆうさんの歌詞が飛ぶのが心配でしたが大丈夫でした。今後ともよろしくお願いします。

投稿: きむ兄 | 2018年3月 8日 (木) 22時50分

こんばんは。
ごめんなさい、お題と違いまして…こちらに書いていいものやらと思いましたが、書いちゃえ(笑)


『新しい想い出』聴きました。
前後作が私には印象強かったので、このアルバムの第一印象は割りとあっさりしたものでした。
先日のお題の『C』も思ったよりエロさは感じなかった…といのもリズムのせいでしょうか?(懐かしいサウンドですよね)
でもあっさりだからリピってしまう、例えばお風呂に入ってる時なんか(笑)今までのアルバムとはなんだか違う扱いとなってます。

まだ大した数は持ってませんので、アルバムを購入するときは大抵「この曲が聴きたい!」というのが目安になってるのですが、『新しい想い出』は今までなかったので(強いて挙げればお題の『C』かな)いい意味で、通しで聴けるのかもしれませんね。
好きです、このアルバム。
ご伝授ありがとうございました!

そう、歌詞カードの表に『toct-24613-』と入ってたので、なんだろな?と調べたら商品番号なんですね。
メジャーレーベル最後のこのアルバムだから?、しかもご自身が写ってないと聞いてましたが、ちょうど真ん中のページの、左手を背中か太腿(?)に置いてるような写真がエロティックですね(///∇///)

…すみません、ますますお題から離れてしまいました。お許しくださいm(__)m

投稿: ようこ | 2018年3月 8日 (木) 23時34分

ねこ仮面様

ありがとうございます!

「残された時間」などもそうですが、これほどのテイクがCD化されていないというのは勿体ない話ですよねぇ・・・。

70年代のLIVE或いはスタジオLIVE音源を聴くと、当時井上バンドはテンポチェンジを得意としていたことが分かります。「生」に強い感覚ですね。
これはメドレーの際にもよく表れていて、ビートルズ好きの僕としては、「ハロー・グッドバイ」~「ゲット・バック」のメドレー繋ぎ目に特に痺れます!

きむ兄様

はじめまして。コメントどうもありがとうございます!

ベース、カッコ良かったですよ~。YOUさんが「2つしか年が違わない」とMCで仰っていましたが、立ち姿などYOUさんと並びで視界に入ってくるシーンなどでは、揺るぎのない安定感を感じました。

「絆」はやはりリハの段階からメンバーさん全員に気魄が込められていたのでしょう・・・本番当日はステージ上すべての演者がゾーンに入っているような感じでした。
プロのLIVEでもなかなか味わえないことです。素敵な演奏をありがとうございました!

ようこ様

ありがとうございます!

いえいえ、コメントはお題と関係なくとも全然構いませんよ~。
『新しい想い出2001』の早速のご感想、嬉しく拝見しました。
僕も最初は「あっさり」な良さを求めてこのアルバムを聴いていて、「なんとなく、まんべんなく」ライトに好き、という感覚でしたが、その後最後の3曲にのめり込んでその3曲ばかり聴いたり、かと思えば今度は前半部に入れ込んだり、という経緯があって今は全曲いとおしい、という感じです。

いずれにしても、この先LIVEに参加し続けていれば収録曲との出逢いは必ずあると思います。
まずは今年の古稀ツアーに期待しましょう!

投稿: DYNAMITE | 2018年3月 9日 (金) 11時39分

お疲れ様です。

てっぺんさんと双璧を担うレポは、いつもながら素晴らしいというか、光栄の極みです。

今日は訂正を一つ(笑)。

「世の中にジュリーをコピーするバンドは多いけど、この曲はまずやらない。下手すると知らない」の部分

僕はもっと汚い言い方でした(笑)。
「世の中にジュリーの真似をするヤツはいっぱいいるけど、この曲は絶対にやらない。下手すると知らない。」
言い方に悪意があるでしょ(笑)。

また書きますね(笑)。

投稿: YOU | 2018年3月 9日 (金) 16時50分

YOU様

ありがとうございます!

おお!と手を打ちました。
これはYOUさんとしては訂正したくもなるでしょう。お手数をおかけしてすみません。

つまり、「汚い言い方」とYOUさんは笑って仰いますが、なるほどそのココロは・・・YOUさんはジュリーへのリスペクトをしっかりと持ち志を以ってカバー、コピーしているバンドさんややアーティストさんには敬意を払っていらっしゃる。
ただし、ジュリーのこともよく知らず安易に「真似をする人」に対してひとつ物申した、というわけですね。
さすがです。
またのコメント、お待ちしております(笑)。

投稿: DYNAMITE | 2018年3月 9日 (金) 17時16分

瀬戸口さま
はじめまして。

2月25日に「JULIE LOVE」にてドラムを担当しました、たろうです。
詳細なレポとお褒めの言葉を頂き嬉しく思います。

当初YOUさんからジュリーの曲を歌うから、バックバンドとして私のバンド「ザ☆ミノタロウズ」フルメンバーで演って欲しいと依頼があり、
YOUさんの頼みだからと思い、軽い気持ちで引き受けてしまいました(汗

しかし、後日選曲されたものを聞いてみると...
10曲中3曲くらいしか聴いたことがない。
YOUさんのジュリーへの熱い思いが半端じゃない。

そして難解な曲が数曲。
特に、「絆」に関しては6/8拍子であり、物語を聞いているようなドラマチックな展開。
追い討ちをかけるように、YOUさんからは「一番力を入れたい曲でエンディングにもっていく」とのこと。

ましてや、YOUさんとは初めて一緒にステージに立つため、YOUさんのクセやブレスを意識しなければいけないというのに、なんて無謀なんだろうと思いました(笑

本文でも触れて頂いたとおり、事前にYOUさんには各曲の特徴とどのように歌いたいのかをお聞きして、自分なりの映像を思い描いていたのですが、「絆」に関しては何度かリハーサルを繰り返すうちに、後半の4/4拍子に変わるところの解釈が違っていることに気が付きました。

私のイメージは4/4拍子のところで友人が立ち上がったことになっていたのですが、YOUさんに確認すると「まだ立ってない」とのこと。
「まだ立ってない」イメージで感情移入しているYOUさんと、もう立った気でいるドラムスでは物語が完成しませんので、残り時間が少なくなる中で気持ちの修正を余儀なくされました。

いつもの自分のバンドなら、ヴォーカルがどう考えて何を伝えたいのか大体のことがすぐに伝わってくるのですが、この曲に限らず感覚的な捉え方を共有するのは時間がかかりますね。

個人的には演奏への反省点が多いライブとなりましたが、私たちを「信じてくれたYOUさんを悲しませることなく」終われて良かったと思います。

この機会を与えてくれたYOUさんに感謝。
そして、当日足を運んでくださったお客様に感謝感謝です!

投稿: たろう@Drums | 2018年3月 9日 (金) 18時54分

DY様 こんばんは

いよいよ新譜の発売ですね。私は本日夕刻5時、近所にあるタワーレコードで買い、すぐ聴きます。ダイナマイトさんのように、毎年11日に聴くと決めていらっしゃる方々は、今年も揺るぎない想いのことでしょう。

さて、「JULIE LOVEバンド」の演奏のお話、楽しく拝見いたしました。レア曲が多く、聴けた方が羨ましい限りです。「お前は魔法使い」「旅立つ朝に」「遠い旅」「絆」だなんて、贅沢なライブだったと想像できます。次回は「組曲 勝手にしやがれ」に挑戦されたらどうでしょう。バンドも演奏が大変ですが、これこそ究極のジュリーマニア曲ですよね。なんて記事をよみながらつい妄想してしまいました。

『絆』は、「立て!」の箇所が見所、40年経っても未だにあの映像が焼き付いていて甦ります。カメラ目線で歌を演じきれる唯一無二の存在を知らしめた曲と言っても過言ではないかと思います。

野口五郎さんのバックコーラスと言えば、『真夏の夜の夢』で強烈なインパクトを残した三人姉妹の「EVE」をすぐ思い出しますが、まさかその方ではないですよね?年齢がほぼ同じだったので、デビュー当時から大好きだったんですけど。

投稿: BAT | 2018年3月10日 (土) 04時13分

たろう@Drums様

はじめまして。コメントどうもありがとうございます!

驚きました・・・「絆」では「曲のどの箇所で主人公の友人が立ち上がっているか」まで突き詰めての演奏でしたか!
当日の演奏で、「絆」4分の4のエンディング、JULIE LOVEの情熱的なクレシェンドにはそんな理由、経緯もあったのですね。

普通は、少なくとも個々のバンドはそこまでは考えない・・・しかしひとたび考えたからには、歌い手と一致していなければなりませんよね。そうしたことも含めて当時は素晴らしい演奏だったと思います。

ドラムスについてはもう、完全に「バンマス」という感じでした。
YOUさんのたろう@Drums様への全幅の信頼も、あの演奏を聞けば当然のことです。本当にお疲れさまでした!

BAT様

ありがとうございます!

昨年に引き続き、密林さんも無事発売日までの到着で手配してくれました。
今年もこれからしばらくの間はジュリーの新譜と向き合い、祈りの日々が続きます。

今回のJULIE LOVEのセトリ中、「レア曲」について考えると、「お前は魔法使い」「遠い旅」はこの先の本家ジュリーのLIVEでも「もしかしたら」と期待をかけてしまうナンバーです。ただ「絆」は無理でしょうね。これほどの曲、これほどの名演をリアルタイムで知っている先輩方が羨ましいばかりです。

野口五郎さんのお話・・・コーラスのかたがそうなのか分かりませんが、コメントを拝見して「真夏の夜の夢」の映像が脳裏に甦ってきました。あれはいい曲ですよね~。

投稿: DYNAMITE | 2018年3月10日 (土) 19時32分

DY様 こんばんは。

これを歌うジュリーをリアルで見れたのは考えてみればラッキーだったんでしょうね。
当時は「FOREVER」の中の「絆」-Hallyday
だったから誰かが誰かに捧げた歌なんだろうなぁ、という認識でした。
このアルバムの歌詞カード(というよりほとんど冊子)一曲(WHEN THE LIGHTS WENT OUT)以外全曲楽譜付きだし、贅沢ですね。
ジュリーは徹底的にリアリストだからこそ歌える歌、だと思います。

新曲、買いました。明日黙祷して聴きます。

投稿: nekomodoki | 2018年3月10日 (土) 23時49分

nekomodoki様

ありがとうございます!

ラッキーもラッキー、大ラッキーですよ~。
リアルタイムでのジュリーファンの先輩方の体験はすべて羨ましいのですが、「絆」のパフォーマンス、歌、演奏はそれら中でも格別に羨ましいです。

また、LPにスコアがついてくるなんて、本当に良い時代です。これまた羨ましい!
「悪い予感」「燃えつきた二人」などのスコアは以前長崎の先輩に見せて頂いていましたが、「絆」は今回が初めてでした。採譜の精度は低いですが、本当に貴重な資料です!

投稿: DYNAMITE | 2018年3月12日 (月) 09時52分

こんにちは!
4年前のYOUさんの還暦記念ライブでのジュリー・スピリットの鍵盤担当きょうこです。
その節は、大変お世話になりました。
今回は残念ながらライブにうかがえませんでした。ですので、まさに微に入り細に入りのレポートを拝読し、ますます行けなかった残念感にさいなまれています。

10曲というボリュームと、こだわりの、内容の濃さ、、読み進めていくうちに、演奏する側の気持ちになってしまいました。
途切らせることのできない集中力。次々に対応が迫られる緊張感。
フロントマンとしては最強の吸引力で、バンドメンバーを、そして聴衆を、引っ張り上げるYOUさんの、底なしのエネルギー。

4年前のことがありありと蘇りました。

常に、よりよきものを目指して突き進む、YOUさんのその尽きることのない情熱が、瀬戸口さんとのライブ前の意見交換のそれぞれの場面から伝わってきました。
そして、4年前もそうでしたが、この度も、瀬戸口さんの精緻な採譜、わかりやすい表現、どんな疑問にも丁寧に答えて下さる誠意、それらがライブの成功を支えたのですね!
瀬戸口さんも、本当にお疲れ様でした。

3連符の魔力、、私は現在、聖飢魔IIのカバーバンドに加わってますが、どの曲も多いです。そして、逆に間奏が3連リズムで歌の入りから偶数拍となる場面がボーカルを苦戦させています。そんなときドラムやベースなどリズム隊のアドバイスは、「歌が偶数拍となっても、身体の中では間奏のリズムどおり3連で進ませていれば良い、その上にのる二拍だ」と。なるほど!と思いましたが人間の空間に刻むリズムの不思議を感じているところです。

以前、ジュリーのカバーでのある曲のコードについてお尋ねしたことがありました、わかりやすくご回答いただきありがとうございました。とても心強いです。また教えていただくこともあると思います。今後ともよろしくお願い致します。

投稿: きょうこ | 2018年3月12日 (月) 23時24分

きょうこ様

ありがとうございます!

当日は会場で久しぶりにお会いできるかと考えていましたが、残念でした。

YOUさんから今回のお話を頂いた時には当然4年前のことを色々と思い出しましたよ~。
YOUさんが今回「ヤマトより愛をこめて」のセトリ入りを見送ったのは、4年前のきょうこ様のピアノおよびチェロの音色選択で完成したからだと思います。

僕は以前は3連の演奏が苦手でした。中学のブラスバンド(スネアでした)で最初にやった『バラの謝肉祭』で延々と3を刻むパートに悪戦苦闘したトラウマで・・・。
でも長年かけて克服し、今は曲中に僅かでも3連のニュアンスが無いと物足りない感じです(笑)。

あ、JULIE LOVEの「勝手にしやがれ」、「やっぱり、おまえは♪」の箇所は「F→Em」でした。今回、この曲は市販のスコアを提出していましたから。
「JULIE SPIRITのきょうこさんは、「F→C」と解釈されています。僕も今はそう考えています」とひとこと書き添えておくべきでした~!

これからも末永く、どうぞよろしくお願い申し上げます。

投稿: DYNAMITE | 2018年3月13日 (火) 09時21分

2/25は、お疲れ様でした
今頃のコメントでゴメンナサイ!

さて今回のYOUさんのジュリー。
2014年6月の時もでしたが今回も初っ端~やってくれましたよね。

アルバム「ジュエル・ジュリー」の中から1曲だけするよ。と小耳に挟んだ時、私は候補を3曲位、想定していて特に有力だったのが
「悲しい戦い」だったのですが見事に裏切られました。

まさか「お前が魔法使い」とは(;一_一)
この歌はテレビでやった事もありますけど、まだ一般家庭にビデオがなかった頃。
しかも当時のコンサートを熟知してなければ、あのライティングと動きは出来ません。
なので私の中では、とてもセトリに入って来るとは考えられなかったのですよ。

でも「絆」は、これまたYOUさんが「やっぱりジュリーの歌は難しい!」とボヤいた時に
「ん?まさか・・・ネ」と思ったのだけど、そのマサカでした(^_^;)

この歌は「悪い予感」と共に、いつもドラマか映画や芝居を観てるような感覚でした。
およそ6分間の当時では長い楽曲でしたがジュリーの指先、目線、表情、手の動き…全てにおいて、
とにかく目が離せずグイグイと引き込まれてしまうんですよね。

目の前に誰かが居るのが見えるような気がして、その相手の人の様子も解るんですよ。
立ち上がるまでは厳しい表情だけど最後に「・・・そうだ・・・!」と手を差し伸べる時の優しい微笑みが今も浮かんで来ます。

歌の中でのジュリーのドラマは以来、私の心もワシづかみでした。
なのに映画や音楽劇では何故か馴染めずACTシリーズには何度か行ったことはありますが、
あの頃のジュリーの歌の世界が圧倒的過ぎて…という感じです。

他の選曲も私好みが多くて(特にB面曲と白い部屋)またもや当時のステージを想い出しちゃいました。

古稀ツアーは、どんなセトリで来るのでしょうね。70年代の歌は歌うのかしら。
いや、それよりもバンドが気になります(^^♪

投稿: hiko | 2018年3月20日 (火) 00時03分

hiko様

ありがとうございます!

当日は色々とありがとうございました。
LIVE中もhiko様は僕のすぐ隣にいらっしゃいましたが、こっそりhiko様の反応を楽しんでいました。
「お前は魔法使い」では、「これかぁ!」と仰っていましたね。
そして最後の曲。演奏前にYOUさんが「これから歌う曲は・・・」とお話された時、まだタイトルも言っていない段階で「絆?」と仰ったのには「さすが!」と思いましたよ~。

ジュリーの古稀ツアー、どんな演奏形態となるのか僕も気になっていますが、新譜を聴いた今、柴山さんのギター1本だったとしても驚きません。
ジュリーの新たな挑戦、楽しみにしています。

投稿: DYNAMITE | 2018年3月20日 (火) 12時33分

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