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2018年1月

2018年1月16日 (火)

がんばるばい熊本!


ジュリー50周年記念ツアーも、残すは大阪フェスティバルホールと東京NHKホールのみ。
僕は、去る14日の熊本公演への遠征で今ツアーの参加は最後となりましたが、ファイナルまで無事に、大盛況のステージとなることを祈っています。

さて、その熊本公演。
感動の余韻の中、レポはまだ下書きにもとりかかっていません。例のごとくゆっくり、じっくり書くことになりますので更新は今月末か、それとも来月までかかってしまうか・・・いずれにしてもお時間を頂きます。
その前に今日は旅日記と言うか、僕がこの目で見、肌で感じてきた現在の熊本・・・2016年の震災から一歩一歩復興へと進む、明るく強いパワーに満ちた土地・熊本の様子をこの記事に書き留めておこうと思います。


☆    ☆    ☆

今回30年ぶりに訪れた熊本(同行のカミさんは初めてでした)。
でも僕は鹿児島出身ですから、中学の修学旅行から数えて3度訪れたことがあり、その度に熊本城にも足を運んでいました。

熊本の城下町の雰囲気は、全国の有名な他のどの城のそれとも違う、独特のものです。例えば大坂や小田原も城下町ですが、いずれも室町当時からの「行き交う商人の賑わい」を感じさせるのに対し、熊本はもっと土着の「士」の空気があります。
ただし「士」と言っても彼等は普段は「農」であったり「工」であったり「商」であったりして、いざお城が「一大事」となった際に全員が一致団結して「士」となる・・・そんな雰囲気を持つ人々の「平時の暮らしの賑わい」。
僕にとって「熊本城下」は長年そんなイメージでした。

2016年、その熊本に一大事が起こりました。
僕はその時に駆けつけることはできず、この2018年1月、若い頃に3度訪れ「平時」の様が完全に目に焼きついている熊本城の、震災に傷ついた後の姿を目の当たりにしました。

城を一周する間(まだ立ち入ることのできない場所もあり天守閣は復旧工事の建材に覆われていますが、二の丸まではかなり近くで石垣や櫓を観ることができます)、次々に目に飛び込んでくるそれらの景色に、最初はとてもショックを受けました。
しかしだんだんと「いや」と思い返すようになりました。
石垣などは確かに傷ついている、崩れている・・・でもギリギリのところで耐えている。持ちこたえているのです。

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最も心が震えたのは、次の光景。

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↑ この「戌亥櫓」はあの震災時にテレビにさかんに映っていましたから、見覚えのあるかたも多いかな?
逆光で分かり辛いんですけど、写真の櫓の左下部にご注目ください。石垣が僅かに細い1列ぶんだけ崩れずに持ちこたえ、奇跡的に櫓を倒壊から護り抜いています。


熊本城はあの震災を見事耐え抜き、傷つきながらもその威容を護り通したのだ、と思いました。

そして城下の人々も・・・震災後の今は確かに「平時」とは言えないかもしれません。町のあちらこちらで目にする「がんばるばい熊本」「負けんばい熊本」の文字はそれを示しているでしょう。
ただ、2018年の今、「一大事」に志をひとつにする町の人達はとても元気に見えます。「復興、やってやるぞ!」というエネルギーに満ちているのが分かります。

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↑ 空港で見かけたバスケットボール・チーム『熊本ヴォルターズ』のポスターにも、「がんばるばい熊本」の文字。
偶然ですがジュリーの公演当日、Bリーグのオールスター・ゲームも復興イベントとして開催されていて、14日は全国のバスケファンが熊本に集結していたようです。


強い土地だな、みなさん強い人達だな、と感じました。これは僕だけの感覚ではないと思います。
例えば14日、県立劇場のステージに立ったジュリー。3曲歌い終えての最初のMCで「お待たせしました~」の後にご当地名を言ってくれるのはいつものことながら、この日は特別に
「がんばるばい熊本!」
と。
続けて

「みなさん、元気ですか~!」(お客さんは拍手)
「みなさんに、笑顔はありますか~!」(大きな拍手)
「やっと(熊本に)来ることができて、とても嬉しいです!」

と言ってくれたんですよ。
ジュリーがいつ現地入りしたのか分かりませんが、実際に熊本の町を、道ゆく人達を見て、「おおっ、みんな元気だな!」と感じなければ、こういう最初の挨拶にはならなかったと思うのです。
そう、2016年全国ツアーの熊本公演が会場の被災で中止となり、ジュリーはずっと気にかけていて、今回会場こそ久々の県劇に変わったけれどようやく実現した現地のステージ。
ジュリーは熊本に来て、元気に復興へ邁進する今の熊本を肌で感じて本当に嬉しかったんじゃないかなぁ。だから「元気ですか!」と言葉になった・・・いかがでしょうか。考え過ぎかなぁ?

僕は今回、熊本の町や人々からたくさんの元気を貰いました。
普段から、熊本のみなさんにとって自らの「元気」の象徴はやはり熊本城なんだろう、とも思いました。
熊本城ほど、城の威容と城主のイメージがピタリと重なる城はありません。加藤清正公の腕白さ、無頼さ、きめ細かさ、強さ、進取、忠誠、矜持すべてが城と城下町の人々の暮らしにそのまま滲んで息づいているような気がします。
清正公の熊本城はあの震災を乗り切った。耐えきった。
だからこそもう一度、元の熊本城の姿に戻すんだ、前よりもっと強くなるんだ、という熊本のみなさんの思い。

もちろん、まずは被災された人々の暮らしの復興です。
空港から市街地へと向かうバスの窓からは、特に深刻な被害を受けた益城町近辺の仮設住宅も目にしました。
復興とは、こうした今なお大変な苦労をされている方々皆が「平時」へと戻ることこそが第一。
その上で「熊本城の完全復活なくして真の復興なし!」との地元の人達の意気を僕はヒシヒシと感じました。「熊本城復活」の志が、町ゆく人皆のエネルギーとなっているように思われてなりません。

崩れた石垣の修復、復元は気の遠くなるような作業です。石のひとつひとつに番号をつけ、どの石がどこに組み込まれていたのかを綿密に検証し、一歩ずつ進んでいくしかありません。
時間もお金もかかります。
そんな作業が今実際に始まっています。
清正公の一ファンとして、戦国時代&城好きの端くれとして僅かでも何かお手伝いがしたいと思った僕は、迷わず現地で「復興城主」プロジェクトに申し込みました。

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↑ その場で頂いた仮の城主手形と写真集。4月には正式な城主手形を郵送してくださるのだそうです。写真集には、震災前と震災後の熊本城のショットが収載されています。


みなさまも、機会あれば是非熊本にお出かけください。
洗練されているのに良い意味で垢抜けず、颯爽とした地元の町や人々の様子に、必ず元気を貰えるはずです。

もちろん観光の見どころは熊本城だけではありません。
市内の「新町」「河原町」という場所には、昭和の懐かしい雰囲気が多く残されていて、レトロで隠れ家的なお店もあります。

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↑ 市電の「新町」駅すぐ近くの『長崎次郎書店』さん。
1階が本屋さん、2階が喫茶店です。

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↑ 2階の喫茶店内。「J」の文字は「次郎」を表しますが、ジュリーファンにとっては親近感の沸く文字ですね。
14日のランチはこちらでナポリタンとコーヒーを頂きました。

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↑ 変わってこちらは「河原町」繊維問屋街の狭い路地にひっそりと構える昭和な雑貨店『モラトリアム』さん店内。僕は『女学生の友』の現物を今回こちらで初めて見ましたよ~。
他にもコミックや、細かな雑貨類が山のように並びます。
お店の素敵なお姉さんが色々なお話をしてくださいました。

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↑ LPレコードもたくさんありました~。


また、熊本にはもちろん温泉もありますし、何より美味しい食べ物がたくさんあるのですね~。

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↑ 14日、LIVE後に打ち上げのお店で頂いた馬刺!

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↑ 同じく、からし蓮根!

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↑ こちらは15日のお昼に頂いた、老舗ラーメン店『桂花』本店の太肉麺!(新宿の支店には数えきれないほど行っている僕ですが、熊本の本店へは今回が初の来訪でした。感激です)


そして・・・。

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↑ 2016年ジュリー全国ツアー会場として予定されていながら被災してしまった熊本市民会館が遂に生まれ変わり(シアーズホーム夢ホール)、ジュリーの再訪を待っています!


改めて、素晴らしいところです、熊本。
驚くほど自然な「がんばるばい」魂、「負けんばい」魂に僕もあやかりたいですし、多くのみなさまにも味わって頂きたいです。

ありがとう熊本。
がんばるばい熊本!

☆    ☆    ☆

それでは、かなりお待たせしてしまうと思いますが、次回更新こそ熊本公演のレポートです。
気合入れて書きたいと思います。

フェス、NHKホールに参加されるみなさまのご感想もお待ちしていますよ~!

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2018年1月12日 (金)

沢田研二 「TRUE BLUE」

from『TRUE BLUE』、1988

Trueblue

1. TRUE BLUE
2. 強くなって
3. 笑ってやるハッ!ハッ!!
4. 旅芸人
5. EDEN
6. WALL IN NIGHT
7. 風の中
8. 痛み

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from『ROYAL STRAIGHT FLUSH 1980-1996』
original released on 1988、single


Royal80

disc-1
1. TOKIO
2. 恋のバッド・チューニング
3. 酒場でDABADA
4. おまえがパラダイス
5. 渚のラブレター
6. ス・ト・リ・ッ・パ・-
7. 麗人
8. ”おまえにチェック・イン”
9. 6番目のユ・ウ・ウ・ツ
10. 背中まで45分
11. 晴れのちBLUE BOY
12. きめてやる今夜
13. どん底
14. 渡り鳥 はぐれ鳥
15. AMAPOLA
16. 灰とダイヤモンド
17. アリフ・ライラ・ウィ・ライラ~千夜一夜物語~
disc-2
1. 女神
2. きわどい季節
3. STEPPIN' STONES
4. CHANCE
5. TRUE BLUE
6. Stranger -Only Tonight-
7. Muda
8. ポラロイドGIRL
9. DOWN
10. 世界はUp & Fall
11. SPLEEN ~六月の風にゆれて~
12. 太陽のひとりごと
13. そのキスが欲しい
14. HELLO
15. YOKOHAMA BAY BLUES
16. あんじょうやりや
17. 愛まで待てない

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改めまして、新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

年末から引き続き仕事で忙しくしています。そんな中、新年早々悲しいニュースが・・・。
星野仙一さん、70歳。あまりに早過ぎる旅立ちです。
闘病されていたことすら知らなかった・・・のは当たり前で、星野さんの大親友である山本浩二さんですら病気のことを知らされていなかったというのですから。
星野さんの美学、なのでしょうか。それとも矜持なのでしょうか。あまりに大きな精神力、周囲への気遣いは僕などでは推し量ることもできません。

ドラゴンズファン、或いはイーグルスファンの皆様には怒られるかもしれませんが、僕にとって星野さんは「阪神タイガースの監督」です。

吉田監督のもと、球団史上初の日本一になった85年に僕は阪神ファンになりました。しかしその後、ファンとしては長い暗黒時代が続きました。
万年Bクラスの流れを断ち切るべく「監督外部招聘」に踏み切ったタイガースは、まず野村さんを迎え、引き継いだのが星野さん。そして2003年のリーグ制覇。ジュリーが『明日は晴れる』ツアーで「Rock 黄 Wind」を歌うたびに圧倒的に勝ちまくった年です(その頃僕はまだジュリーファンではなかったのですが・・・)。
以来、岡田さん、真弓さん、和田さん、金本さん。監督は代わりましたがタイガースは常にリーグ優勝を争うチームとなりました。阪神が本当に強くなったのは星野監督から・・・僕にはそんなイメージがあります。

星野さん、どうぞ安らかに・・・。



では、ひとまず気をとり直しまして。
今日は新年最初の楽曲考察記事となります。お題は昨年から決めていました。
いつもより短めの文量となりますが、2018年を僕はまずこの名曲からスタートさせたいと思います。
「TRUE BLUE」伝授!


①2018年、世界が平和な年でありますように


毎年この思いに変わりはありませんが、新年を迎えての祈りは平和な1年であること。これに尽きます。

「TRUE BLUE」の作詞者である加川良さんについて、僕はほとんど知りません。ただ、加川さんの曲で唯一知っているのが、あまりにも有名な「教訓I」。


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↑ 『魂のフォーク・ソング大 全集』より

この1曲をして僕は加川さんを「反戦フォークの人」だと、長い間そんな認識でいました。

昨年末、忘年会をご一緒したジュリー道の師匠の先輩と、何がきっかけだったか加川さんのお話になりました。その先輩は「ロック」をリアルタイムでプレスリーからご存知で、ビートルズもザ・タイガースもその出現から体験されたお方。当然、後のフォークソング・ムーヴメントもリアルな想い出を持っていらっしゃいます。
加川さんのことを「反戦フォークの人、ですよね?」と言う僕に、先輩が怪訝な顔で仰るには
「(「フォーク」のジャンルには違いないけれど)あの人はロックよ」「ロックで、そしてハンサムよ」
と。
GS贔屓(ロック贔屓)な先輩が、当時世に登場した多くのフォークシンガーの中で好きだったのが「拓郎さん、泉谷さん、加川さん」だそうです。
改めて、あぁそうなのかぁと。敬愛する先輩がそこまで仰るからには、加川さんはデビューの頃から素敵な歌手だったに違いないです。

「教訓I」の付け焼刃な自分の先入観からひとまず離れてジュリーの「TRUE BLUE」を聴くと、そう確かにこの詞を書いた加川さんの根本は「反戦」というある意味煽動的な表現で断ずるよりも「平和への祈り」と考えた方がしっくりきます。

「TRUE BLUE」で歌われるのは「日常」ですよね。

悲しみは つよく抱いて
E7                   Am

ほほ寄せて 溶けるまで
   G                    C

よろこびは 静かな祈り
E7                    Am

君に贈る たったひとつのことば ♪
        Dm7            G7

悲しみの中にいる人、よろこびの中にいる人。そしてその人の近くにいる自分。
これはジュリー作詞の「揺るぎない優しさ」とまったく同じ「優しさ」の在り方なのだ、と感じます。
考えてみれば、平和について思う時僕らは最終的にはごく身近な日常の、身の回りにいる人への接し方、心の持ち方を自問するところに辿り着きます。
そうした日常の中で、「君とまもる」のは空の色・・・なるほどこれは加川さんらしい素直な直球の詞なのかな、とその人柄まで想像してみたり。

「TRUE BLUE」が88年のジュリー・アルバムのタイトルチューンとなったこと。
そして今この名曲が、長いファン歴の先輩方の間でも大きな再評価を得ていること(50周年ツアーが始まる前、セトリ入りを切望されていた方が僕の周りにとても多かったのです)も考え合わせ、リリースから30年後の今年2018年の平和を祈念するにあたってふさわしいナンバーなのではないか、ということで僕は今日この記事を書いているところなのです。


②シングルとアルバム、2つのヴァージョンを比較

以前「EDEN」の記事を書いた時にはできなかった、シングルとアルバムのヴァージョン聴き比べ・・・「TRUE BLUE」については『ROYAL STRAIGHT FLUSH(黒盤)』でシングル・ヴァージョンを聴くことができますので是非これはやっておきませんとね~。
いずれのヴァージョンも印象は似通っていますが、細かい部分でずいぶん違います。

まずはトータルタイム。アルバムの方が長いです。
と言っても2つのヴァージョンはマスター音源は同一のようで、エンディングのフェイド・アウト部のミックス違いでそうなっているんですね。
何故そこまでの差が出たか・・・これは石間さんのギター・トラックが別物なのです(フレーズが全然異なりますからみなさまもそこはお気づきのはず)。
レコーディングを終えた甲乙つけ難い2つのギター・トラックがあり、双方をシングル、アルバムで振り分けたという。キッチリと決めたフレーズで「リフ」しているのがシングルで、自由度が高くアドリブっぽい仕上がり(それでも「弾きまくり」な感じにならないのが石間さんらしく、CO-CoLOの特性でもあります)なのがアルバム・ヴァージョン、と言えましょう。

あと、全体的にはシングルの方がシンプル。シンセなんて、アルバムでは2番から全開の音量で噛んでくるのに対し、シングルは「薄~く聴こえてくる・・・かな?」と感じる程度の絞ったミックスです。
さらには、「アルバムにはあってシングルには無い音」も。そう、間奏で鳴っている「キラキラキラキラ~♪」という美しい音ですね。これは「ツリーチャイム」というパーカッションではないでしょうか。「アレンジ重視」のCO-CoLOらしい装飾。他のトラックはすべて最初のレコーディング(シングル)の時に揃っていたでしょうが、このツリーチャイムだけはアルバム・リリース時に追加された可能性が高いです。

そして、ジュリーのヴォーカル。同一のトラックかもしれませんがエフェクトは違います。
それでもジュリーの「声」はエフェクトに左右されない圧倒的存在感で、ほとんどのリスナーがその違いに気づくのは、歌メロの締めになってからだと思います。

TRUE BLUE     BLUE TRUE LOVE
C       Em        Dm7   G7     C

TRUE BLUE     BLUE TRUE LOVE ♪
C       Em        Dm7   G7     C

アルバムではこの箇所のエフェクトが極限まで深くセンドリターンされていて、「シンプルなシングル・ヴァージョン」「おめかししたアルバム・ヴァージョン」の違いをジュリーのヴォーカルにも見出すことができますね。
ただしアルバムの方も一番最後の「BLUE TRUE LOVE♪」ではエフェクトが忽然と消え、ほとんど「素」のジュリーの声に。深いディレイ・コーラスの直後だけにドキリとさせられます。
その上でシングル・ヴァージョンを聴くと・・・まぁ何とピュアな歌声であることか。
先輩方はこの曲をシングル→アルバムの順に聴かれたと思いますが、後追いの僕は逆のパターンでしたから・・・『ROYAL』黒盤で初めて聴いたシングル・ヴァージョンは鮮烈に感じたものです。

ちなみにこのラスト2行、コード進行は同じですが単に繰り返しではなく、メロディーもジュリーの声の伸ばし方も異なりますよね。
僕は2行目の方の「BLUE TRUE LOVE♪」を聴くたび、ジョン・レノンの「LOVE」最後の「To Be Love ♪」のメロディー、発声を思い出します。チト河内さんの作曲中、或いはジュリーを含めたレコーディング中のCO-CoLOメンバーに、ジョンのこの名曲がよぎっていたかもしれません。
旋律の類似のみならず、歌い手の胸にある「真実」がそのまま声に出ている感じ・・・僕は『TRUE BLUE』というアルバムへの評価がずいぶん遅れてしまいましたが、今は「ジュリー版『ジョンの魂』みたいだなぁ」としみじみ聴いています。名盤です!

③50周年LIVE、セトリから漏れた名シングル達

ジュリーデビュー50周年記念のメモリアルツアーもいよいよ残り僅かとなり、僕の参加は14日に遠征する熊本公演が最後。
今年2018年は、さらなるメモリアル・イベントの古希記念ツアーが予定されていて(武蔵野公演でジュリー曰く「準備万端整っております」とのこと。夏くらいからスタートなのかなぁ?)、50周年記念ツアーでセットリスト50曲から漏れた名シングル群がスライドして今度こそ歌われるのではないか、と僕らはどうしても期待を持ってしまいますよね。
今回のセトリから外れているシングルと言えば、まず「カサブランカ・ダンディ」「おまえがパラダイス」。おそらく多くのジュリーファンがツアー初日の時点で「えっ、歌わないの?」と意外に感じた曲かと思います。タイガース「銀河のロマンス」、PYG「花・太陽・雨」もそうかな?

他にもまだまだありますが、僕が今から期待しているのは(というか願望ですな)、今ツアーを通してジュリー自身の中に「CO-CoLO期のナンバーへのゴキゲンな手応え」が生まれていて、それが古希ツアーに反映されるのではないか、というね。
過去に1度だけ生体感済みの「女神」、そして(こちらはまだ未体感)今日のお題「TRUE BLUE」というCO-CoLO期のシングルのセットリスト入りを夢想しています。
特に「TRUE BLUE」は、ジュリーが近年歌い続けている「平和への祈り」「日常の無事」というテーマにも沿っていると思いますし、なんとか1度、生で歌っている姿が観たい!と。
もし実現したら、柴山さんはアコギを持つと僕は予想します。元々CO-CoLOのオリジナルテイクがいかにも「エレアコ」な響きということ、さらには「柴山さんがアコギで単音のソロを弾くシーンが観たい」という個人的な興味もありまして。
つまり、昨年「アルシオネ」で魅せてくれた「エレキを背負って、要所でスタンドのアコギからチェンジする」スタイルではなく、最後(エンディングのソロ・パート)までアコギ1本で通すアレンジに期待しているのです。
シングル・ヴァージョンのスロー・ハンド・フレーズを柴山さんがアコギで再現・・・ジュリーの神々しいヴォーカル直後のシーンとなるだけに想像するとワクワクしてきますが、「TRUE BLUE」の古希ツアーでのセトリ入りについて、みなさまの予想はいかがでしょうか。


ということで、新年1発目の楽曲考察はちょっと駆け足でしたが・・・待ちに待った熊本遠征がいよいよ明後日、というところまで迫ってきました。
隣県の鹿児島出身の僕はもちろん何度も訪れたことのある地、熊本。でもいつ以来かと思い出すと、これがもう30年ぶりになるのですな~。

現在は従弟一家や、高校時代に一緒にバンドをやっていた友人(税理士として独立、一城の主となっています)も住んでいるという、九州各県の中でも特に身近な土地です。そしてあの震災の時、オフィシャルサイトでメッセージを残してくれたジュリー・・・満を持して現地での新年公演が実現。
ジュリーは「いつも通り」「普段通り」に頑張ってくれるに違いありませんが、やっぱり今ツアーのこの熊本公演のスケジュールに特別の意味を感じてしまいます。
同じように思っていらっしゃる先輩方も多いようで、僕が把握しているだけでも、九州各県はもちろん、関東から、東海から、山陽から・・・遠征される方々も多数。本当に久しぶりにお会いできるかな?という先輩も何人かいらして、それも大きな楽しみです。
何より地元・熊本のジュリーファンのみなさま・・・どうぞよろしくお願いいたします。

次回更新はその熊本公演のレポを予定しています。
また更新間隔が空いてしまうでしょうし、今日はお題関連のオマケ画像も無いので、若き日のジュリーのショットを1枚、お留守番代わりに置いておきます。


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それでは14日、行ってまいります!

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2018年1月 1日 (月)

謹賀新年

新年あけましておめでとうございます。

Asleep12

Asleep13


今朝お雑煮を食べながらカミさんと「初夢」の話になったのですが、今日見た夢は関係無い、2日に見るのが初夢なんだ、という話が出ましてね。
カミさんは普通に昔から知ってたようですが、僕がその話を知ったのは何と昨年、ジュリーに教えて貰ったんです。と言っても過去のラジオ音源ですけどね。

昨年書いた「どん底」の記事で一部ご紹介した84年のKBSラジオ、『ニューイヤー・トップスター・スペシャル/おめでとう沢田研二です』。
最初の枕でジュリーがそんな話をしてくれています。



みなさん、あけましておめでとうございます。沢田研二です。
もう初夢は見ましたか、初夢?
初夢ってのは、話に聞きますと1月2日の夜に見るのが初夢だっていうようなことを聞いた記憶があるんですけれども。
ではあの~、大みそかの除夜の鐘が終わって、その後寝ますわねぇ。その時に見たのは初夢じゃないわけ?
じゃあ初夢見るためには、大みそかが終わったら12時になっても寝ないで麻雀するとかトランプするとか、とにかく起きてると。
で、元旦の夜はこれも寝ないで、飲んでドンチャン騒ぎして新年会もやっちゃうと。
2日の夜に「さぁ、初夢見よう!」と思っていざ寝たら、ものすごく疲れて鼾ガーガーかいて熟睡しちゃって夢見られなかったら・・・どうすんですかね?
こんなこと考えてると本当に眠れなくなってしまいそうですけど。



とまぁそんなわけで、今年もジュリーのラジオ音源を引き続き勉強するつもりです。ジュリー古希イヤー、後追いファンの身としては精進あるのみです。

拙ブログの今年の目標は、10年越しのテーマとしてきた「ジュリー70越えまでに、『ジュリー祭り』セットリスト全曲の記事を書き終える!」という・・・これをいよいよ実現させる年が来たなぁと。
今年の6月25日に「時の過ぎゆくままに」の記事を書いてフィニッシュ、というのはもうずいぶん前から決めていて、残すところあと4曲ぶんとなったこの大目標は何としても達成させたいと思っています。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
みなさま、よい初夢を!

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