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2017年12月 3日 (日)

沢田研二 「愛まで待てない」

from『人間60年 ジュリー祭り』、2008

Juliematuricd

disc-1
1. OVERTURE~そのキスが欲しい
2. 60th. Anniversary Club Soda
3. 確信
4. A. C. B.
5. 銀の骨
6. すべてはこの夜に
7. 銀河のロマンス
8. モナリザの微笑
9. 青い鳥
10. シーサイド・バウンド
11. 君だけに愛を
12. 花・太陽・雨
disc-2
1. 君をのせて
2. 許されない愛
3. あなたへの愛
4. 追憶
5. コバルトの季節の中で
6. 巴里にひとり
7. おまえがパラダイス
8. 6番目のユ・ウ・ウ・ツ
9. 晴れのちBLUE BOY
10. Snow Blind
11. 明星 -Venus-
12. 風は知らない
13. ある青春
14. いくつかの場面
disc-3
1. 単純な永遠
2. 届かない花々
3. つづくシアワセ
4. 生きてたらシアワセ
5. greenboy
6. 俺たち最高
7. 睡蓮
8. ポラロイドGIRL
9. a・b・c...i love you
10. サーモスタットな夏
11. 彼女はデリケート
12. 君のキレイのために
13. マンジャーレ!カンターレ!アモーレ!
14. さよならを待たせて
15. 世紀の片恋
16. ラヴ・ラヴ・ラヴ
disc-4
1. 不良時代
2. Long Good-by
3. 
4. 美しき愛の掟
5. 護られているI Love You
6. あなただけでいい
7. サムライ
8. 風に押され僕は
9. 我が窮状
10. Beloved
11. やわらかな後悔
12. 海にむけて
13. 憎みきれないろくでなし
14. ウィンクでさよなら
15. ダーリング
16. TOKIO
17. Instrumental
disc-5
1. Don't be afraid to LOVE
2. 約束の地
3. ユア・レディ
4. ロマンスブルー
5. TOMO=DACHI
6. 神々たちよ護れ
7. ス・ト・リ・ッ・パ・-
8. 危険なふたり
9. ”おまえにチェック・イン”
10. 君をいま抱かせてくれ
11. ROCK' ROLL MARCH
disc-6
1. カサブランカ・ダンディ
2. 勝手にしやがれ
3. 恋は邪魔もの
4. あなたに今夜はワインをふりかけ
5. 時の過ぎゆくままに
6. ヤマトより愛をこめて
7. 気になるお前
8. 朝に別れのほほえみを
9. 遠い夜明け
10. いい風よ吹け
11. 愛まで待てない

----------------------

from『愛まで待てない』、1996

Aimadematenai

1. 愛しい勇気
2. 愛まで待てない
3. 強いHEART
4. 恋して破れて美しく
5. 嘆きの天使
6. キスまでが遠い
7. MOON NOUVEAU
8. 子猫ちゃん
9. 30th Anniversary Club Soda
10. いつか君は

----------------------

気になっていた今ツアー九州シリーズ第2弾でのジュリーの様子もチラホラと情報を頂いておりまして、僕の故郷、鹿児島の公演もとても素敵なステージだったと分かり、嬉しく思っています。
他、何でも鳥栖公演では、最前列にいらしたいつもお世話になっている長崎の先輩のお1人が「突然ジュリーからトスを受け取って腰砕けになっていた」とか?
最初は何のことやら状況がよく掴めなかったのですが、どうやらジュリーが「鳥栖=トス」のギャグを思いついて、「鳥栖」と言う度にお客さんにトスをしてくれていたのだそうです。
今日の沖縄はどうだったかな?

こちらは慌しい年末でございますが、先月の小田原遠征に続いての忘年会第2弾・・・昨夜は在京のJ先輩お2人にお誘い頂き、根津の『大八』さんにて美味しい和食とともにたっぷりジュリーの話もしてきました。
そして今日、12月3日。今年も僕の「ジュリー本格堕ち」記念日がやってきました。
『ジュリー祭り』9周年です。毎年この日は『ジュリー祭り』のセトリからお題を選び記事更新しています。
もちろんこの日付以外にも『ジュリー祭り』セトリのお題記事は地道に書いてきて、鉄人バンドのインスト2曲も含めたセットリスト全82曲中、今日が何と78曲目!
とうとうここまで来ましたよ~。
来年のジュリー70歳の誕生日に82曲すべてを書き終える予定でおりまして、来年からはこの12月3日の更新どうしよう?セトリの中から『過去記事懺悔やり直し伝授』を選ぶか?などと気の早いことも考えたりしますが・・・ひとまず今日のお題に集中。

採り上げるのは、現在絶賛進行中のデビュー50周年ツアー、”セットリストを振り返る”シリーズの大トリ曲ともなる、「愛まで待てない」です。
いよいよこの曲も書く時が来たか、という個人的な感慨にも耽りつつ、僭越ながら伝授!


①ゆったりテンポの「原型」を想像してみる

「最速」のジュリー・シングル(演奏時間が短いというのではなく、テンポの速度が速い、ってことね)ってどの曲なのでしょうか?

厳密にBPM計測するまでもなくパッと思いつくのが「世界はUp & Fall」と今日のお題「愛まで待てない」の2曲。どちらもファンの人気が高そうなシングルですが、僕はまだ「世界はUp & Fall」を生で聴いたことが無いので(今回のセトリから外れたのは残念)、高速で突っ走るLIVEヴァージョンの実体験も踏まえると、僕の中では「愛まで待てない」が”ジュリー最速シングル”ですかね~。「B♭→B♭sus4」のイントロ数秒の時点で既に「かっ飛び」感があります。
他に『G. S. I LOVE YOU』収録の「彼女はデリケート」も相当早いですが、「愛まで待てない」の方が僅差で1等賞かなぁ。

この「彼女はデリケート」「愛まで待てない」の韋駄天ツートップは僕もLIVEで聴くことができていて、いやぁジュリーの弾けっぷりは甲乙つけ難い。
それぞれギター(或いはベース)が8分音符を縦にカマすアレンジで疾走感を出し、ステージのジュリーがそこに身体ごと乗っかるのですね。
「愛まで待てない」で言うと、会場が「キャ~!」となる歌メロ直前の”その場駆け足”の部分が分かり易いでしょう。今ツアー、依知川さんがジュリーを通せんぼしながら「8つ打ちのビート×4小節」を繰り出すシーンです。
これが16分音符ではなく8分音符なわけですから、とにかく速い速い!

ところが、聞くところによりますとこの「愛まで待てない」は、吉田光さんの作曲段階ではもっと落ち着いたテンポの曲だった、とのことですから驚きです。
さすがに「バラードだった」と言われると想像すらできないのですが、「程好いミディアム・テンポのハード・ロック」としてあれこれ自分の知る洋楽のパターンに思いを巡らせていたら、吉田さんが最初に提示したテイクはこんな感じのテンポと雰囲気だったのではないか、という曲を発見しました。
ズバリ、キッスの「狂気の叫び(SHOUT IT OUT LOUD)」(
こちら)。この曲のテンポを極限まで速めたら、「愛まで待てない」のような仕上がりになりそうです。

それに、原型がこんな感じだったとしたら吉田さんはおそらくイ長調で作曲していたと思うんですよ。
僕らがCDで耳にしている完成形「愛まで待てない」のキーは変ロ長調。レコーデング段階ではテンポだけでなく、キーも上げたのではないでしょうか。ジュリーのヴォーカル、白井さんのアレンジにはそのくらいのテンションを感じます。

ジュリーが「もっとテンポを速くしたい」と考えたのはどのタイミングだったのでしょうね。
曲を貰ったプリプロ段階で速攻だったのか、覚さんの歌詞が載った後か、はたまたレコーディングの打ち合わせの時だったのか。
個人的には、覚さんの詞がきっかけだったのではないかと推測します。ジュリーはアルバムのタイトルチューンにもなったこの詞を気に入っていたはずですし。
「愛まで待てない」は、「”会い”まで待てない」でもあります。「君」に会えば、愛の火種を振り撒かれて僕は永遠に燃え続ける。でも、会わないでいる時間に火種が尽きかけて僕の身体の炎は灰になりそうだ、今すぐ会わなきゃ、会わなきゃと前のめりになっている歌ですよね。愛へと急ぐ高速のテンポを詞が求めちゃっているわけです。
まぁ、テンポアップしたオケが既に完成していて、覚さんがそれに合わせてきた可能性もありますが。

このテンポチェンジで白井さんが担った役割は相当大きいでしょう。
「仕掛ける」「いじり倒す」アレンジが得意な白井さんですが、この曲の場合は「テンポをトコトン上げる」アイデア自体が冒険的な仕掛けですから(メロディーについては吉田さんの原曲そのままだったそうですが、取り巻く「音」「構成」には当然白井さん考案の変化があるはずです)、より「素」の白井さんが表れた1曲。
豪快なギター・アンサンブルは勿論として、僕が特に惹かれるのは最後のリフレインの小節割りで、2’24”あたりなんて1小節丸々すっ飛んでいるんですよ(通常の小節割りの2’14”と比べてみてください)。
ダメ押しのサビメロ連打を「これは”突っ込む”曲なんだ」と前倒しで繋げてしまうセンス。これがジュリーの生のステージで最高に効いてくる・・・走り回りながら歌うジュリーは、いつもここで「限界を超えたる!」とばかりにギアを上げてきます。LIVEの生歌を聴いて初めて完結するアレンジの素晴らしさですね。

白井さんって、良い意味で「変態」アレンジャーです。曲を一度開封してしまって、改めて構築し直してから作曲者の個性を甦らせる究極の職人。
ただしその変態性はいつも溌剌、健全です。これが『MIS CAST』の頃にはまだ見出されていなかった「ジュリーと白井さんとの相性」ではないかと僕は考えます。
吉田さんのジュリー提供曲中最もステージで歌われる機会の多い「愛まで待てない」は、メロディーを変えずに仕上げたぶん、白井さんの「溌剌」「健全」がフルに生かされたジュリー・シングルではないでしょうか。

年明けのファイナルまで残り少なくなってきた今ツアー、「愛まで待てない」を歌うジュリーも会場のお客さんも、これから一層加速してゆくでしょうね。

②B面「君をのせて1990」について

今年のツアーは、入場してから開演までのBGMも楽しみですね。早めに会場入りしたくなります。
僕はここまで、初日と松戸のBGMがかぶっちゃって(タイガースから70年代初期)。あと大宮では「祈り歌」。次回参加の武蔵野ではまた別の時代の曲を楽しみたいところですが、さてどういう順番が巡ってきますか。

本日のお題「愛まで待てない」のシングルB面は、「君をのせて1990」。
何故90年に製作されたこの曲が96年のシングルB面(と言うかカップリングね)に抜擢されたのか、などの知識を僕はまったく持ちませんし、そもそも時のCMの記憶すら無いのですからお話になりません。
それでも、2009年に兵庫の先輩にCO-CoLO期以降のシングルB面集CDを作って頂き聴いた時から、僕はこのジュリーにしては珍しいリメイク・レコーディング・ヴァージョンがかなり好きで、いつかの機会にこのヴァージョンのことを書きたいと思っていました。
せっかくですからA面がお題の今回、併せて簡単に書いておこうと思います。

そりゃあ71年のオリジナル・テイクには敵いません。音がどれだけクリアになろうと、リズム解釈に斬新かつ高度な味つけがあろうと、やっぱり「君をのせて」はジュリーのソロ・ファースト・シングルが最高。
例えば、「1990」では間奏のストリングスが「ミソラ~♪」まで。そこで「ソミド~、レミレ~♪まで行ってくれよ!」と感じるのはおそらく僕だけではないでしょう。
でも、僕はそこもひっくるめて「1990」が大好き。
オリジナルとは異なる歌とアレンジで「とんでもない名曲なんだ」と再確認できるだけでも、リメイク・レコーディングの意義があったと思います。

で、そういうジュリー・ナンバーは「君をのせて」が唯一だ、とも思うのです。
「君をのせて」はどんなアレンジでも、どんな歌手が歌っても名曲(もちろん僕らにとってはジュリーが一番ですが)。数年前、ドラマのワンシーンで瑛太さんがカラオケで歌ったことがありました。また、今年だったと思いますが、玉置浩二さんがNHK『SONGS』で「沢田研二さんの曲です」と紹介してからこの曲を歌っているのを観た人も多いでしょう。
それぞれが本当に素晴らしく・・・いざ「風に~♪」と歌い出せばその人の、そのシーンの歌になる。同時に「名曲」の本質は変わらない。それが「君をのせて」。
これほど普遍性の高い曲はジュリー・ナンバーで他に無いのではないでしょうか。
それはすなわち、ジュリー自身がどんなアレンジで歌っても普遍の名曲であるということ。
『ジュリー祭り』直前の『SONGS』でしたか、白井良明さんが大胆にアレンジを変えた「君をのせて」をジュリーが歌っていましたよね。白井さんも「これはそうしてよい曲だ」と考えたのだと思います。

「1990」は吉田建さんのアレンジです。連なる3連符それぞれの最後の裏拍にアクセントをつけ、「お洒落」に仕上げていますね。建さんとしては、「これからちょっとお出かけ」みたいなウキウキ感を狙ったのではないかと僕は考えています。
ジュリーの歌もバックの演奏も、とても素敵な意味で「外向き」です。聴いている僕らも「よし、じゃあ一緒に行こうか!」と爽快な気持ちになる・・・そんなヴァージョンだと思うんですよ。

演奏トラックで特筆すべきはアコギ。「1990」のストロークは早い段階から「じゃんじゃかじゃか、じゃんじゃかじゃか♪」と3連を跳ねて弾きます。
これは『Barbe argentee』での柴山さんのアコギとまったく同じ演奏なのですね(2016年お正月LIVE。ギター1本体制となったバンドで、柴山さんがこの曲をアコギ1本で最後まで通したステージは今でも鮮明に覚えています)。後追いファンの僕は知識を持たないのですが、「1990」のレコーディングでは柴山さんがアコギを弾いているのではないですか?

「君をのせて」という曲は、歌詞の解釈も歌手によりアレンジによりシーンにより聴き手の心境により様々です。
久世さんの有名な言葉のように「男同士の友情の歌」でもありましょうし、愛する人に向けてのピロートークでもあり、ちっぽけな存在である自分を嘆く歌でもあり、強い自分を奮い立たせる歌でもあり・・・。
ジュリーはいつも「リアル」な歌手ですから、何度歌ってもその都度解釈は違うかもしれません。今年のツアーはどんな気持ちで歌っているのか・・・僕には、歌詞中の「君」をファンのこととして歌っているように思えて仕方ありませんが、みなさまはいかがでしょうか。
とにかく、こんな普遍の名曲がソロ・デビュー曲であったというそのことひとつとっても、ジュリーは「選ばれた」歌手なんだなぁと今しみじみ思うばかりなのです。

③2008年12月3日(仏滅)の衝撃、醒めやらず

さて、「愛まで待てない」の話に戻ります。
タイトルから曲を思い浮かべる時、僕にはCD音源よりLIVEでの歌、演奏の方が先に出てくるジュリー・ナンバーがいくつかあります。
これは、『ジュリー祭り』以前はほとんど知らなかった→その後LIVEに通い始めてから何度も生で聴いた、という曲に限られていて、「睡蓮」「届かない花々」なんかもそうだけど、その点で圧倒的なのが「いい風よ吹け」「愛まで待てない」の2曲。ご存知の通り、あの『ジュリー祭り』のラスト2曲です。
音で言うと、「いい風よ吹け」と言えば下山さんのアコギ・アルペジオですし、「愛まで待てない」のソロは柴山さんの速弾き・・・僕にとっては今でもそうなのです。

僕が「愛まで待てない」という曲を初めて知ったのは、確か『ジュリー祭り』の前日。まったく初めてのジュリーLIVEを目前にして「知らない曲もやるだろうから、少しは予習していかなきゃ」と思い立って、You Tubeハシゴ勉強一夜漬けの中の1曲でした。
正直なところ僕は、『ジュリー祭り』と銘打つほどの一大イベントなのだから、大野さんや吉田建さんあたりは飛び入りのゲスト参加があるだろうし、セットリスト最後は「誰でも知っている」有名な曲で締めくくられるだろう、とそんな心構えで東京ドームに参加していました。
しかし・・・鉄人バンド4人と共にひたすら歌い、ひたすらに弾き、という感じでステージが進んでいき、「あと、有名な曲って何が残ってるっけ?」などと考える余裕も最後には吹き飛び、過ぎ去る6時間。79曲目の「いい風よ吹け」が終わって、巨大モニターに映ったジュリーが「79曲歌っちゃったか~?」と(モニターには泰輝さんも映っていて、「うんうん」と頷いていました。今でも鮮明に覚えている『ジュリー祭り』名シーンのひとつです)。
もうその時に、「最後も俺等(僕とYOKO君ね)のよく知らない曲が来る!」と直感しましたね。
「無知の知」ではありませんが、僕にとっては「自らのヒヨッコさ加減を覚醒」の瞬間です。

始まった曲は、ギリギリ予習が間に合っていた「愛まで待てない」でした。
今思えば・・・80曲歌い通すセットリストのラストが、80曲の中で一番テンポが速いロック・ナンバーですよ。走るジュリー、叫ぶジュリー、「何なんだこの60歳!」と呆然と観ていたように思います。自分が手拍子したか、してないかの記憶も無い・・・その驚異の気力、体力にただただ「参りました」って感じだったなぁ。

今年の「デビュー50周年」セットリストのラストに向かう数曲もいわゆる「有名曲」ではないですよね。
ジュリーLIVE初参加の人の中には、『ジュリー祭り』の時の僕と同じような心構えで来て、最後の最後に「よく知らない曲」連打で逆に「参った!」したお客さんがいらっしゃると思います。そうして虜になる、知らない曲も改めてCDを聴いてみて、また来ようと思う・・・そんな「次」への繋がりがあります。
今ジュリーが自然体でやっていることが、そのまま最高の集客戦略となってしまう不思議な奇跡。やっぱり継続の尊さ、ジュリーの歴史の偉大さ、でしょうね~。

その意味で『ジュリー祭り』80曲目の「愛まで待てない」は、僕の中で宝物のような1曲です。まぁ、『ジュリー祭り』で歌われた全曲が宝物なんですけど。
「ジュリー70越えまでに『ジュリー祭り』セットリスト全曲の記事を書く」と決めたのは『Pleasure Pleasure』ツアーの時ですが、「公言してしまったけど本当にそんなことできるんかいな?」という不安もありました。
でも、あの東京ドームから丸9年・・・残す曲は鉄人バンドのOVERTURE含めて僅か4曲となりました。
僕のような凡人でも、コツコツ続けていればここまで来れます。それもジュリーが導いてくれたこと。
感謝しかありません。
来年の6月25日、ジュリー70越えのリミットに向けて、何とか達成したい大目標です。


それでは、オマケです!
お題「愛まで待てない」リリースの1996年のネタが手元に尽きておりますので、今日はチャプター②で強引に触れた「君をのせて」関連のものを。
Mママ様からお預かりしている切り抜き資料です。


Kimiwonosete02

Img927

Img929

Img928



ということで僕の次回ジュリーツアー参加は15日の武蔵野ですが、その前に瞳みのる&二十二世紀バンドの四谷公演が控えています。

ピーさんが音楽活動を再開してから、年に1度のLIVE参加は大きな楽しみのひとつ。ジュリーのそれとはまた違った素晴らしさ、面白さがあるんですよね。
次の更新は(またまた間隔が開いてしまいますが)、そちらのLIVEレポートになるかなぁ。
参加されるみなさま、会場でお会いしましょう!

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瀬戸口雅資のジュリー一撃伝授!」カテゴリの記事

コメント

DY様 こんばんは

吉田光作品のご伝授ありがとうございます。還暦ライブのラスト曲になったことで、一気にメジャー曲の仲間入りとなり嬉しい限りです。

シンプルなメロディーラインが特徴の吉田作品ですが、アレンジされた曲は時にハードに時にドラマチックに変わります。白井さんの「忘却の天才」を聴いた時に、やはりシンプルな曲調と覚和歌子さんの詞の乗り方が、吉田作品と似ているなと思い、相乗効果で白井さんの作品にも魅了されることになりました。

「愛まで待てない」のサビが、第九の合唱を思わせるとあるブログさんのコメントを見つけました。普遍なメロディーが隠されていたとは気づきませんでした。

投稿: BAT | 2017年12月 4日 (月) 23時48分

BAT様

ありがとうございます!

な、なるほど言われてみますと確かにこの曲のサビは『第九』を連想させます。
素晴らしい耳を持つジュリーファンがいらっしゃるものですね~。いやぁ参りました。

そうですか・・・この曲もまた「そのキスが欲しい」同様に、近年になって「代表曲」のスタンスを確立したのですね。『ジュリー祭り』デビューの僕やYOKO君には思いもよらぬことです。
『ジュリー祭り』記念日に送ったYOKO君へのメールの返信で彼は「ドームから9年。ようやく俺等も9才の小学三年生ってことだから、先輩方に比べればまだまだ洟垂れ半ズボンのヒヨッコ」と言ってました。
本当にその通りです。
これからも色々と教えて頂きながら精進します!

投稿: DYNAMITE | 2017年12月 5日 (火) 09時16分

こんにちは

この曲のイントロを聞くたび、
Black Sabbath の Trashed

思い浮かべるのは、おいらだけ?鴨
(因みに Ian Gillan 期です)

投稿: m-miya | 2017年12月 5日 (火) 18時34分

m-miya様

ありがとうございます!

僕はサバスにはまったく詳しくないのですが(20歳くらいの時に、栗本薫さんがサバスのファンと知って1枚聴いてみた程度です)、検索して「Trashed」聴いてみました。
確かに・・・!似てますねぇ。
テンポアップのアレンジ段階で、白井さんが引き出しを開けたのかもしれませんね。

投稿: DYNAMITE | 2017年12月 6日 (水) 09時11分

こんばんは。

昨日パルテノン多摩に行ってきました。
初日には一曲が短いことを不満にも感じていましたが、4度目の昨夜不思議なことにこの曲はこういうものなんだ・・・と感じている自分がいました。
ひとつひとつの歌の完成度がとどまるところ知らず...とでもいう感じでしょうか。

ジュリーって凄い・・これしか言えません。

そしてとても真面目に自慢話をされていました。
泣きました。
ジュリーって凄い・・ジュリーを好きでよかった、と、改めて思うライブでした。

投稿: 空桜 | 2017年12月 8日 (金) 20時08分

DY様 こんばんは。

「ジュリー祭り」ラスト曲、イントロが聴こえて来た時は(そー来たか!)でした。
1曲目が「そのキスが欲しい」だった時点でラストもヒット曲や定番メニューで締める気は無さそうだな、と。
いや、あの時はもう何が来ようが(ドンと来やがれ)な気分でしたが。
私の中でもこの時以降この曲がメジャーになりました。

投稿: nekomodoki | 2017年12月 8日 (金) 22時32分

空桜様

ありがとうございます!

僕は来週までジュリーLIVEお預けですので、多摩公演のご感想嬉しいです~。
関東圏の公演が割とゆったりとした間隔で行われるスケジュールですが、まずは多摩、素晴らしいステージだったようで何よりです。

恒例の自慢話もあったのですね。
ほのぼの、しみじみのお客さんの様子が想像できます!

すみません、一度お返事切ります。

投稿: DYNAMITE | 2017年12月 9日 (土) 12時51分

nekomodoki様

ありがとうございます!

東京ドームのラスト1曲「愛まで待てない」、nekomodoki様のご感想「そー来たか!」は本当に僕ら新規ファンにとっては目からウロコと言うか、それまでのジュリーを知っていないと決して出てこない感想ですからね。しみじみ尊いことだと思います。

『ジュリー祭り』以降のセトリ入り率を考えると、古希ツアーでも歌うかもしれませんね!

投稿: DYNAMITE | 2017年12月 9日 (土) 17時45分

DY様
 こんにちは。今年もあと残すところあと3週間、50歳過ぎると時間の流れにも「加速度」がやたらた付くものですね~。
 お題曲、リリース当時はさほど好きでもありませんでしたが、いつの頃からか「名曲」だなぁと思えてきました。きっかけは全く思い当たらないんですが。
 最後のサビ4回くり返しの2回目と3回目の間が1小節少ないのには早くから反応してましたが(笑)、ライブのたび「誰も間違えないな~」とアマチュア丸出しの視点で感心して見ています。小節数イレギュラーといえばストーンズファンの私には「リトル・レッド・ルースター」のスタジオ録音でしょうか。あれは単に間違いなだけと思いますが。
 超高速だけにギターソロ掛け合いは毎回圧巻です。早弾きとか好みではありませんが、この曲に関しては全くOKです(すんません、偉そうに)。

投稿: ねこ仮面 | 2017年12月10日 (日) 16時44分

ねこ仮面様

ありがとうございます!

そうそう、「リトル・レッド・ルースター」は僕も初めて聴いた時(中学生の時・・・『ビッグ・ヒッツ Vol.1』だったかなぁ?)に「あれっ?」とつんのめりました。ビートルズと比べるとストーンズってずいぶんラフなんだなぁと思った記憶があります。

ねこ仮面様と同様、僕も単に「速弾き」というだけではピクリとも心を動かされないタイプなのですが、「愛まで待てない」の柴山さんのソロにはLIVEのたびに痺れまくります。不思議なものですね。

投稿: DYNAMITE | 2017年12月12日 (火) 09時04分

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