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2017年12月19日 (火)

2017.12.15 武蔵野市民文化会館 沢田研二『50周年記念LIVE2017-2018』超速レポ

寒くなりましたね~。
師走らしく、仕事も忙しくなってまいりました。勤務先では今年は久々に「大当たり」のピアノスコア(某ドラマのタイアップ)があり重版に継ぐ重版でバッタバタ。いや、この御時世に本当に有難いことです。

さて、僕は先週金曜日にジュリーの武蔵野公演に参加しまして、今回は執筆に割く時間も無く(土日は遊んでた汗)超駆け足の簡単な短文レポとなってしまいますが、更新しておこうと思います。

またしても素晴らしいステージでした。
ジュリーは最初から最後まで上機嫌で、何と最初のMCで突然「まいど!」と。
「あっ!」と思ったのですが、関東人というのはダメですねぇ・・・ジュリーファンならほとんどが知っているはずの「おいど!」のレスポンスが瞬時にできません(恥)。会場でそれができたのは、ほんの数人だったのではないでしょうか。
まぁ、ジュリーも関西なみのレスポンスまで期待はしていなかったかもしれませんけど。

ジュリーは関東圏のLIVEではMCの一人称が「私」というパターンが多いのですが、この日は「オイラ」「オイラ」を連発してくれまして。
「それでさ~、オイラさ~、あっ「さ~、さ~」言ってすみませんね。「さ~」って言いながら(何を話すか)考えてるんだけどさ~」
みたいな感じで、僕がこれまで生で観たジュリーの中で今回の武蔵野は一番「キュート」だったんじゃないかなぁと思い出します。ちょっと甘えるような、リラックスしてるような、そして長いファン歴の先輩方に親しげに話しかけるような・・・新規ファンの僕はまたしても妬けてしまったという。

アンコール前のMCは恒例の「自分史」でしたが、とにかく脱線しまくり、甘えまくり、笑わせまくりで。
僕が一番面白かった話は、ザ・タイガースが「どわ~い、ぶるぇいく!(大ブレイク)」した、そのタイガースの中でも一番人気だったんだ、と言った後に

「まぁ、メンバーの中には勘違いして、自分の方が人気がある、と言っていたのが2人ほどいましたが・・・若気の至りということで許してあげて下さい」

と(笑)。
「2人ほど」って・・・分かり易過ぎる!

あと、「あの頃売れてなかったら」との仮定の話で
「今頃どこに住んでるのかすら分かりませんよ?例えば、(いかにも辺鄙なところ、というようなニュアンスで)岐阜とかさ~(笑)。あ、こんなこと言ったら岐阜の人に怒られる!不適切な発言でございました(一歩下がって礼)。岐阜ってなんかそういうイメージあるじゃない?いや、岐阜のことは好きなんですよ。ホントだよ?京都も近いしさ!同級生も住んでるしさ!」
その必死のフォローが面白くて・・・。
岐阜にはいつもお世話になっている先輩がいらっしゃるので(Mママ様)、終演後に速攻でご報告メール。返信では「岐阜を話題にしてくれるって、初めてかも!」と大変喜んでいらっしゃいましたが、とにかく僕はジュリーが「岐阜」「岐阜」と連呼している時にMママ様のお顔が頭に浮かんで、楽しくて仕方ありませんでした。

さてジュリーの歌ですが、この日は冒頭の「あなたに今夜はワインをふりかけ」の時点で「おっ、調子良さそう!」と思いましたね~。
どの曲だったか、最後のロングトーンをいつも以上に目いっぱい伸ばすシーンもありましたし(saba様の御記事から推測すると「サムライ」だったのかな)、「追憶」のラストの「ニ~ナ~~~♪」では、瞬時に喉の使い方を切り替えるテクニックも。当たり前のことながら、やっぱりジュリーって凄まじいヴォーカリストですよ。

僕は今ツアー何故かとても席運に恵まれていて、この日は初日、大宮(そして熊本滝汗)のような神席とは言えないまでも、7列目のほぼ依知川さん正面という素晴らしい席で観ることができました。
神席だとジュリーのオーラ、吸引力が凄過ぎてなかなかバンドの演奏をじっくりチェックする余裕など無いのですが、今回はその点が程好い距離感。ジュリーの表情もハッキリ見えるし、バンドのフォームも見えるという絶好の位置なのです。
で、絶対音感の無い僕はそれぞれの曲のキー設定を弦楽器のフォームで確認できたわけですが・・・まぁ驚愕したわけです。
確かに、オリジナルからキーを下げている曲もあるにはあります。でも、「ス・ト・リ・ッ・パ・-」はEmだし「危険なふたり」はEだし、あの当時の高音域ナンバーを69才のツアーにして原キーで歌っているのか!と。
俄かには信じられないので楽器の方が変則チューニングなのかな、と思い柴山さんと依知川さんのフォームを比べてみましたが、2人とも揃っているんです。
どちらも変則チューニングというのは考えにくいし、もしそうなら「ポラロイドGIRL」のAというのが説明つかなくなりますから、これはやはり「見たまま」のキーでジュリーが歌っているということ。

実は日曜日に音楽仲間の忘年会があって、先月の松戸公演に参加したメンバーもほぼ顔を揃えました。当然(例年とは違って)ジュリーの話題もたくさん出た中で、僕が武蔵野公演で確認した上記2曲のキーのことを話すと全員ひっくり返りましてね。
例えば「危険なふたり」。
僕らも数年前までなら、苦しいながらもカラオケでこの曲を原キーで歌うことは可能でした。でも皆50代に突入して、今はそれはもう無理なんです。
喉だって筋肉ですから、年齢を重ねれば衰えてくるのが必然。YOKO君曰く
「ミック(ジャガー)だってどんどん(昔の曲の)キーは下げてきてる。ただそれは人間として当たり前のことであって、キーを下げた上でカッコイイと思わせてくれるわけだから何も問題は無い。東京ドーム(『ジュリー祭り』)に行った時、ジュリーも同様だろうと自然に思っていたけど、そうじゃなかった、想定を超えてたってことになるよね。やっぱ、ポール(マッカートニー)とジュリー、この2人は別格だし天才なんだよ」
と。

あとね、今回「ラヴ・ラヴ・ラヴ」がA(イ長調)だったんです。オリジナルよりは下げているんですけど、それでも最高音が高い「ラ」の音ということになる・・・これは「F.A.P.P」の「HAPPINESS LAND」の箇所と同じです。
そんなふうに聴こえます?
ジュリーの発声、全然苦しそうじゃないですよね。なめらかに歌い上げてくれます。
古希を迎えようというここへきて、ジュリーの喉は衰えるどころかむしろ進化してるんじゃなかろうか、と僕はただただ驚嘆するばかりです。

バンドの演奏では、やはり真正面ということで依知川さんに何度も魅せられました。
これまで何度も書いていますが、「TOKIO」での歌メロ直前の4小節は本当に凄い!イントロでは柴山さんと共に前方にカッ飛んできてぴょんぴょんしながら演奏を始めた依知川さんも、その箇所ではさすがにぴょんぴょん中断(柴山さんの方はニッコニコで継続)。そのくらい難易度の高いフレーズなのです。
あと驚いたのは「危険なふたり」と「6番目のユ・ウ・ウ・ツ」が指弾きなのですな~。
素晴らしいとしか言いようがないですけど、これ初日からなのかなぁ?何故こんな凄い演奏を今までの会場では見逃してたんだろうか・・・。

柴山さんもこの日は笑顔が多く、「ユ・ウ・ウ・ツ」の拳振り上げもお客さんと一緒にやってくれましたし、ジュリーのご機嫌含めて5人が全体的にとても「楽しんでいる」雰囲気のステージだったと思います。同時に、僕らは今本当に超一流のLIVEを観られているんだなぁ、としみじみ感じました。
どんな大規模の、どんなアーティストのLIVEにも負けてない。これは主観ではなく「事実」ですから。
ジュリーはMCの最後に「誠に申し訳ないのですが・・・これまではチケットが7000円だったのですが、今年から値上げをして8000円。ご祝儀、ありがとうございます、ありがとうございます」と、正面、上手側、下手側、もう一度正面と4回も丁寧に頭を下げて恐縮していましたけど、このクオリティーのステージが8000円なんてメチャクチャ安いですよね!
僕らジュリーファンは幸せ者です。


ということで、今回は本当に駆け足のレポになってしまいました。
僕の今ツアー参加も残すは来年の熊本公演のみ。
年が明けてから開催のある近場のNHKホールへの参加をすべてあきらめ1点1公演に張り込み、ジュリーの熊本への、九州への想いを確認しに参ります。
自慢話のようで申し訳ないと心から思ってはいるのですが、今ツアーの僕の席運は信じ難いほどに神がかっていて、この熊本がまたもや神席。こうなったからには気合を入れて全セットリスト・レポを書くつもりです。

そう言えば、武蔵野で聴いた「こっちの水苦いぞ」で、初日に続いてまたしても「霧島の廃炉想う」という空耳が・・・そんなつもりで臨んではいないんだけど、僕の中では自分が思っている以上に故郷・鹿児島の原発への心配が大きくて、この曲とその気持ちが常にリンクしてしまうのかなぁ?
ただ、熊本にはまた別の想いが当然あります。
あの地震で従弟の一家も怖い思いをして、親戚皆で励ましたりして・・・。絶対に忘れてはいけないことですし、ジュリーもそんな熊本の皆さんへの想いを持って、その上でいつも通りの素晴らしいステージを魅せてくれるはず・・・楽しみにしています!


それでは次回更新は・・・明日です!(笑)
明日12月20日は、僕の51回目の誕生日。毎年この日は自分の誕生日を自分で勝手に祝うべく、「ジュリーが自分と同じ年齢を迎えた年に、どんな歌を歌っていたか」をテーマに考察記事お題を選んでいます。

今年はジュリー51歳の年にリリースされたアルバム『いい風よ吹け』から・・・「今このアルバムから記事未執筆の曲を書くなら、これしかないだろう!」というふさわしい名曲があり、ずいぶん前にお題を決めました。
で、12月3日の『ジュリー祭り』記念日に「愛まで待てない」の記事を書いてから、瞳みのる&二十二世紀バンドの四谷公演の日まで1週間、コツコツと下書きをしていたんですよ。もう記事の8割ほどを書き終えていますから、明日の更新は問題なくできるでしょう。

寒い日が続きますが、僕はどうにか忙しい中でも風邪をひかずに過ごしています。なんとかこの調子で年を越したいものです。
みなさまも充分お気をつけ下さい。

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コメント

こんにちは。
武蔵野、行きたくて悩んだのですが
さすがにパルテノン多摩から1週間・・仕事の都合がつくわけがない!とあきらめました。
大きい舞台のジュリーももちろん良いけれど、小さめ、のホールのジュリーもいつも素敵です。

で、大きめの方のパシフィコ行ってまいりました。
喉の調子がよろしくない様子で時々ハラハラしましたが、そんな中でも驚くほどの歌声を響かせるジュリーはやっぱり凄いです。

途中伊知川さんと打ち合わせ?のようなやり取りがあり、その後の曲の終りに軽く首を振る仕草で振り返ったジュリー・・・何があったのかな?と気になりました。
やり取り中に照明が少し落ちたことを「なんで暗くするの~何も悪いことしてないのに」と笑わせてくれました。

そして「ⅠSONOMIA」で飛ばした個所があり、「新曲ですので~」と歌いなおしてくれたジュリー。
ちょっと得した気分になりました。

最後はホワイトクリスマスが流れて、ミラーボールが緑色になり、とても綺麗にクリスマス気分を盛り上げてくれました。
横浜で生でホワイトクリスマスを歌ってくれたのは「ほぼ虎」の時だったかな?
記憶曖昧ですが、その時の歌唱かな・・・と。

今回は「アリフ・・」が一番のお気に入りですが聴くたびに凄いなあ・・素敵、とか好きだ、ではなく凄いなあ・・と思うのは「許されない愛」。
歌詞も凄い、曲も凄い、もちろん歌唱も凄い。
今の流行を否定する気持ちが特にあるわけではありませんが、凄い時代だったのだな・・と。

来年のジュリーも楽しみです。
ここのレポも楽しみにしています。
よいお年をお迎えください!

投稿: 空桜 | 2017年12月29日 (金) 19時30分

空桜様

ありがとうございます!

横浜の「ホワイト・クリスマス」、サプライズですよね~。羨ましい。
そしてやはりそのお話では2011年のパシフィコを思い出します。あの時も特別なLIVEでした。

「アリフ~」は今ツアー中でどんどん良い意味で過激になっていっている感じがします。お客さんの空気もそうですし、依知川さんのイントロの煽りも(笑)。

来年のジュリーも本当に楽しみですね。
もちろん古希ツアーもそうですが、僕は年明けに熊本遠征があり、今はそれが大きな楽しみです。

空桜様もよいお年をお迎えください。

投稿: DYNAMITE | 2017年12月30日 (土) 13時05分

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