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2017年11月26日 (日)

2017.11.3松戸森のホール21 沢田研二『50周年記念LIVE2017-2018』簡易レポ(後編)

季節はすっかり「冬」という感じですが、みなさま体調お変わりありませんか?

僕は師走の慌しさが前倒し状態で、
じゅり風呂さん巡りもチラ見程度の今日この頃。
ジュリーのツアー各会場の情報をほとんど仕入れていませんが、いよいよ50周年記念LIVEも第2九州シリーズが始まっておりまして。
特に僕の故郷・鹿児島宝山ホールでのジュリーの様子がとても気になっています。今年は「こっちの水苦いぞ」もセトリ入りしていますし、ジュリー入魂の素晴らしいステージだったのでは、と想像していますが・・・。

そんな中、23日勤労感謝の日の祝日には、大学時代のサークル仲間で「戦国武将好き」繋がりの友人2人と、小田原まで出かけてきました。
散策したのは有名な小田原城と、その僅か3kmの地にそびえる笠懸山「石垣山一夜城」跡(天正18年の小田原征伐の際に秀吉が築城した陣城)。
友人のうち1人はプロの城郭ライターで、近々に発刊予定の城マニア向けの本(正式な刊行予告がまだですので書名は伏せます)で紹介されるほとんどの城についての執筆を担当。その中に石垣山一夜城も収載されるとのことです。
道中では「城郭ライターあるある話」もたくさん聞かせて貰いましたが、個人的に印象に残ったのが
「”最強”という表現を使って編集から校正の赤が入らない戦国武将は上杉謙信ただ1人」
というもの。なるほどなぁ。

出かける際に降っていた雨も早くに止み午後にはすっかり晴れて、足下の泥を踏みしめながらの散策は本当に楽しい時間でした。


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↑ 石垣山一夜城、本丸を見上げる

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↑ 本丸からは眼下の小田原を一望・・・の筈が、午前中に登った雨上がりの笠懸山は大変な霧で何も見えず。

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↑ こちらは午後になってから訪れた小田原城

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↑ 天守閣からは伊豆半島が見えます


ということで心身リフレッシュしまして・・・今さら感バリバリではございますが、今日は11.3松戸、森のホール公演レポの後編・・・初ジュリーLIVE」の友人達の感想をメインに、駆け足で書いてまいります。

☆    ☆    ☆

松戸公演が「初ジュリーLIVEとなった面々は、もう長いつき合いとなる音楽仲間(いずれも僕とは同じバンドメンバーとしてアマチュアLIVEの経験もあり)3名と、うち2人の奥様を加えた計5名。
それぞれ嗜む楽器や普段のリスニングについても得意分野の異なる個性派が揃いました。

入場直後からテンションが高かったのはT君。プロのタブラ奏者でもありクワガタマニアでもあり・・・という男ですが、元々は仲間内で一番ギターが上手いということで人望を集めていたナイスガイです。
ステージでギターのチューニング・メンテをするローディーさんの姿を確認するや、目ざとく「おっ、ゴールドトップじゃん!」と。
この言葉に「ええっ?」と反応したのが僕とYOKO君。今ツアー、柴山さんはゴールドトップなんて使っていませんからね(「永遠に」のフェルナンデス以外はすべてSG)。すわ、セトリ変更か?と色めきたったYOKO君と僕は「まさかのDABADAあるか!」「いや、わざわざレスポールに持ち代えるならやはりバラードだろう。ロンリー・ウルフだ!」などと好き勝手に盛り上がります。この2人、未だに『ジュリー祭り』開演直前にお互いが挙げた「ダイブ曲」のトラウマから逃れられていません(笑)。
まぁ結果はみなさまご存知のようにセトリの変更など無く、柴山さんがゴールドトップを持つシーンもなく・・・どうやらローディーさんは、何かあった時のためのスペアのギターをメンテしていたようですね。

僕はT君の斜め後ろの席だったので彼が「おおっ!」と反応する曲がハッキリ分かりました。
やはり「時の過ぎゆくままに」「勝手にしやがれ」「TOKIO」あたりは鉄板でしたが、特に大きなリアクションだったのが「サムライ」で。ジュリーが「片手に~♪」とやった瞬間は手を叩いて大喜び。
「知らない」であろう曲も真剣に目と耳で追っている様子が伺えましたし、後から聞くと「キープオン!って歌ってたヤツ、カッコイイな!」と「STEPPIN' STONES」を絶賛していました。

続いて、小学生からの幼馴染で楽器はギターをやるU君は(でもどちらかと言うと曲作りの才能の方が凄い)、今回反応が一番心配だったメンバーです。
超芸術家肌にして毒舌タイプで、音楽の好みも相当エキセントリック。2005年くらいに僕とYOKO君がポリドール期のジュリー・アルバムを次々に聴きまくっていた頃も、頑なに「俺はジュリーなんて聴かんぞ」と言い張っていましたし、酒席で僕らがジュリーの話をしていると面白くなさそうだったし・・・。
ただ、そんなU君も一昨年に若い奥さんを貰ってからはすっかり丸くなりました。奥さんがB'zのファンということで彼等のLIVEにもつき合っているらしく。開演前に「無理矢理誘っちゃったけど大丈夫?」と聞くと「最近は、B'zのLIVE行って「ウルトラソウル」でジャンプしてるくらいだから(笑)」と。
初めてのジュリーについては「やっぱ本物だよな」ということでどうやらご満足頂けたようです。「”おまえにチェック・イン”」のコーラスをジュリーと一緒に歌っていましたし、やっぱり「知ってる曲多め」のセトリの時に誘ったのは正解でしたね。

そのU君の奥様Fちゃんは今回のメンバー中最も若く、学年で言うと僕やU君の10コ下ですから、「テレビに出まくっているジュリー」を知らない世代です。
打ち上げで「知ってる曲はあった?」と聞くと「3曲あった」と。「勝手にしやがれ」と「時の過ぎゆくままに」、もう1曲はタイトルは分からないとのことでしたが、それでも「楽しかった。凄かった」と言ってくれましてね~。
「時過ぎ」大ヒットの頃にまだ生まれていなかった、という世代にも偉大な曲は当然のように知られていますし、その上で今のあのステージを魅せられ、何と言ってもFちゃん、ジュリーの年齢すら把握していなかったらしく、MCを聞いて「あの人が来年70才?信じられない!メチャクチャ走り回ってましたよねぇ」」と。
この「驚き」の感想こそがおそらく今年「初ジュリー」の一般ピープル共通のものでしょう。他メンバーは下手に音楽畑だったりするからその基本点を見逃しがちですけど、今のジュリーの凄味を初体感する一番のポイントはそこだと思いますから。
「身近にいる70才くらいの人と比べると、ジュリーってとんでもないよね」と話も盛り上がりました。

あと、ジュリーの最近のMCで「小さなところではなく大きなところで歌いたい」という話が複数の会場で語られているらしいですね。
でもジュリーの言う「大きなところ」というのは1000人以上の規模くらいの「ホール」のことなんですよね。松戸森のホールなどももちろんそう。
Fちゃんは普段B'zのLIVEを横浜アリーナとかそういう「超特大ホール」で観ているので、この日は「出演者が肉眼でハッキリ見えるLIVE」であることにまず感動があったのだそうです。来年は武道館など特大の会場も予定があるらしいジュリーですが、今年の松戸くらいの大きさのホールで「初ジュリー」を体感して貰えたことは本当に良かったと思いました。

20数年前に出逢った頃はドラマー、今回の男性メンバー全員とバンドも共にしたことがあり、現在はベーシストとしてYOKO君のレコーディングも手伝っているW君は、最近の新曲もひと通り聴いているけどLIVEは初めてというパターンだったメンバー。
「un democratic love」「ISONOMIA」について「LIVEの方がイイ!」と。これはジュリーファンならば新譜を聴いた年に毎回実感させられることですが、その上でCD音源を聴くとまた楽曲や歌の素晴らしさが沁みてくる・・・W君も現在そんな状況ではないでしょうか。
彼が他セトリでビビッドに反応していたのは「自由に歩いて愛して」。YOKO君と2人でスタジオ入りする機会も多いW君、この曲を軽く合わせたことがあったとか。
僕らの世代ってPYGの曲を普通には知らないんですよね。ジュリーとショーケンが同じバンドにいた、ということすら知らない。後から知って「凄ぇ歴史だよね」となるわけです。
ちなみにW君とT君は終演直後「セッティングが見たい」と言うので、皆でゾロゾロとステージ前へ。「重ねて二つ」の柴山さんのマーシャル・セッティングを確認するや「PAに飛ばしてるのか・・・」と話したり。
W君はGRACE姉さんのYAMAHAのドラムセットにも興味津々の様子でした。

W君の奥さんのOさんは姉さん女房ですが、世代的には僕らとほぼ同じ。十数年前でしたか、初めてお会いした時に「ローザ・ルクセンブルグが好き」と仰っていて驚いた、ということがありました(僕はローザのセカンド・アルバムが大好きなので)。
邦楽のニュー・ウェーヴ系に特に造詣が深いという素晴らしい人で、ルースターズにも詳しいです(打ち上げで僕がルースターズとRRGを混同して話していた際にもしっかりチェック、訂正を入れてくださいました汗)。
そして、「邦楽ニュー・ウェーヴのバンド」と言えばオールウェイズ、エキゾティクスもそうなのです。この日のLIVE後もOさんは柴山さんを絶賛でした。

このように、メンバーそれぞれ感動のポイントは違えど皆の反応は予想以上に良く、「また来年も観たい」と揃って言ってくれたのは何より嬉しい言葉でした。

今年は、「程好いキャパのホールで、滅多にないヒット曲オンパレードのステージ」に誘うことができましたから、来年は「滅多にない特大会場のド派手なLIVE」にまた再集合できれば、と考えています。
来年のスケジュールはまだ分かりませんが、武道館公演、或いは「もしかしたらあるかも」と言われているさいたまスーパーアリーナ公演・・・そのうちの1日でも休祝日の開催があれば、そこを狙っていきます!


最後になりますが、ジュリーのMCについて少しだけ。

ちょっと面白かったシーンは、冒頭3曲を歌った後の短い最初のMC。「お待たせしました、松戸です!」と言った後、会場の後方を見ながら「今、到着されたお客さんがいらっしゃるようです。ドアが開きました」と。そして「ま~つ~ど♪」と、そのお客さんが着席するまで、あみんの「待つわ」の節で歌ってから「怒ってないど?」と笑わせてくれたんですね。
「おっ、今日もジュリーはご機嫌だ」と嬉しくなったのと、あとね、偶然なんですが僕は松戸直前に「STEPPIN' STONES」の記事であみんの「待つわ」のことをチラッと書いていたのです。
82年の『NISSAN ミッドナイト・ステーション』の企画「ジュリーA面ベストテン」のラジオ音源で、ジュリーが「ヒット曲分析」例として「待つわ」は歌詞が良かったんじゃないか、と話してくれていて。きっとジュリーは当時からこの曲が結構好きだったのでしょうね。

にしても・・・「待つわ」転じて「まつど(松戸)とは、まるで事前に用意されていたかのようなネタでした。
僕は12月に瞳みのる&二十二世紀バンドのLIVEにも参加予定で、今年もまたピーさんの親父ギャグが聞けるかな、と期待していますが、いやいやジュリーもその点負けてはいませんな~。

初ジュリーの面々が「来年も!」と言ってくれた要因は、ちょうど僕とYOKO君が『ジュリー祭り』で味わった「こんな素晴らしいステージがまだ来年以降もずっと続いていくのか」という喜び・・・ジュリーが「これから先」をMCで語ってくれたことが大きいんですね。
松戸は全体的にとても真面目なMCでしたが、「騙し騙しで75まで。その勢いで80まで」歌い続けると宣言してくれました。こんなに幸せなことはありません。

そして


「ザ・タイガースの4年間以上のことができる、とは思っていません。でも、少しでもそれに近づきたいと思っています」


ジュリーの「ボトムライン」であるタイガースへのこの気持ちが実感できるファンになれた・・・個人的にはその点がとても大きくて。『ジュリー祭り』以後、あれこれ迷いながらも正統派のジュリーファンに近づけているのかな、という感慨ですな~。
この日のジュリーも初日NHKホール、大宮の各公演と同じく、タイガース時代からの長いファンへのジュリーの感謝がちょっと照れたような、ぎこちないような感じでありながらも明るく満ち溢れていて、僕はもう今年のツアーでは先輩方に嫉妬しっ放しなのですが、だからこそ勉強意欲もファイトも俄然沸いてくるという・・・血が滾る感覚、これぞジュリーファンの本懐でしょう。

今ツアーだけでなく来年古希イヤーのツアー大成功を祈願すると同時に、僕はその後の「次の10年」に早くも思いを馳せています。
まずは次回参加の武蔵野公演(その前に瞳みのる&二十二世紀バンドの四谷公演もありますが)。
今年の僕は何故か席運が良くて、武蔵野も「神席」とまでは言えませんがとても良い席で観ることができます。有り難いことです。
まだまだ進化するであろうジュリーの歌とバンドの演奏を楽しみにしています。

それでは次回更新ですが、例年になくバタバタしている年末でして、12月3日の『ジュリー祭り』記念日まで間隔が空いてしまうかと思います。
3日の更新も楽曲考察記事まで書けるかどうか・・・でもこの大切な記念日には何らかの形で必ず新規記事更新だけはしますので。

その間、ジュリーの九州シリーズの様子を教えて頂けると、九州人としてはとても嬉しいです。
何卒よろしくお願いいたします~。

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コメント

DY様 こんばんは。

なんだか。もう年末になってしまった・・・。

ここのところGRACEさん、笑顔がないな、と気になってたのですが、お母様が亡くなられていたんですね。
ツアーで葬儀にも参列できなかったとか。
そういう仕事とはいえ、あくまでプロの仕事をなさっててすごいなぁ、と思います。
泰輝さんはお孫さんがお生まれになったとか。
時は確実に流れているんですね。

できるだけ長く納得のできるライブをやっていきたいというジュリー。
私も今この生の歌声を聴ける時間を大切にしていきたいと思います。

投稿: nekomodoki | 2017年11月30日 (木) 00時22分

nekomodoki様

ありがとうございます!

GRACEさんのお話、僕はずいぶん遅れて知りました。
僕は「生で観ている」ということも大きいですが、演奏音源を聴いていても、これまでのジュリーのバンドのドラマーではGRACEさんが一番好きです。パワフルなのにデリカシーに満ちているのが素敵です。
今回のお話、プロの厳しさ、覚悟など僕らには想像もつかない大変さ、凄さを感じずにはいられませんね。

『ジュリー祭り』から9年、確かに時は流れていますね・・・。
あっという間と言えばそうなのですが、ジュリーのLIVEに通うようになってから、時間の密度が濃くなりました。この先の時間も大切に過ごしたいものです。

投稿: DYNAMITE | 2017年11月30日 (木) 09時19分

DY様

私、お城というか 石垣に弱いんですよね。一夜城跡には 合戦の勝どきが聞こえてくるような石がゴロゴロ転がってるんですね💕 ウットリ。
去年 せっかく小田原行ったのに 干物と外郎だけ買って 帰ってきてしまった…

「やっぱ本物だよな」

お友達の感想、嬉しいですね。
一番聞きたかった言葉です。

ジュリーの歌声を 今の素晴らしさを 1人でも多くの人に知って貰いたい。おもねらず 歌い続けてきた矜持を こんな生き方もあるんだと伝えたいです。

投稿: 真樹 | 2017年12月 2日 (土) 01時04分

真樹様

ありがとうございます!

石垣山一夜城の場合は、実際にその場で行われていたのは合戦ではなく戦国史上最大の乱痴気騒ぎだったのですが・・・なにせ関東初の石垣仕様、一夜にして築城したと見せかける秀吉の演出などドラマは多くあり、当時の空気を感じ取ることができました。
あと、もちろん僕も鯵の干物を小田原みやげに買って帰りましたよ!

今回誘った初ジュリーの友人すべてが「来年も」と言ってくれたのは、本当に嬉しいことでした。
やっぱり「本物」って伝わるんですね。今のジュリーだからこそ、だと思います。

投稿: DYNAMITE | 2017年12月 3日 (日) 09時35分

はじめて参戦のみなさんがまた来たいと言ってくれるのは嬉しいです。
CHANCE予想当たりましたね、カッコイイ曲でした、4回叩く野が楽しみです。

投稿: keik | 2017年12月15日 (金) 00時04分

keik様

ありがとうございます!

松戸に参加した友人全員までが「また来年も」と言ってくれたのは予想外でしたが本当に嬉しく思います。
来年もまた特別なツアーになるみたいですしね。

「CHANCE」、最高にカッコイイですよね~。
僕は今日、武蔵野公演に参加しますが、とても楽しみな1曲です。

投稿: DYNAMITE | 2017年12月15日 (金) 09時27分

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