« 沢田研二 「どん底」 | トップページ | PYG 「自由に歩いて愛して」 »

2017年7月 6日 (木)

沢田研二 「CHANCE」

from『ROYAL STRAIGHT FLUSH 1980-1996』
original released on 1987、single


Royal80

disc-1
1. TOKIO
2. 恋のバッド・チューニング
3. 酒場でDABADA
4. おまえがパラダイス
5. 渚のラブレター
6. ス・ト・リ・ッ・パ・-
7. 麗人
8. ”おまえにチェック・イン”
9. 6番目のユ・ウ・ウ・ツ
10. 背中まで45分
11. 晴れのちBLUE BOY
12. きめてやる今夜
13. どん底
14. 渡り鳥 はぐれ鳥
15. AMAPOLA
16. 灰とダイヤモンド
17. アリフ・ライラ・ウィ・ライラ~千夜一夜物語~
disc-2
1. 女神
2. きわどい季節
3. STEPPIN' STONES
4. CHANCE
5. TRUE BLUE
6. Stranger -Only Tonight-
7. Muda
8. ポラロイドGIRL
9. DOWN
10. 世界はUp & Fall
11. SPLEEN ~六月の風にゆれて~
12. 太陽のひとりごと
13. そのキスが欲しい
14. HELLO
15. YOKOHAMA BAY BLUES
16. あんじょうやりや
17. 愛まで待てない

--------------------

今週、こちらは蒸し暑い日が続いています。
全国的にも暑いようですが、それだけならまだしも、台風や大雨の被害のニュースを見ると「また今年も・・・」とやるせない気持ちになります。
このところ毎年のようにこの季節は極端な天候となり、今年もこちら東京、埼玉では昨日、ダムの取水制限が決まったりして水不足が懸念されている一方、西の地では猛烈な雨で大変な被害が発生。特に故郷・九州の深刻な被害には絶句するしかありません。

相次ぐ痛ましいニュースで無力感、焦燥感に駆られますが、僕にできるのは「普段通りの記事を書くこと」しか無いのです。
平穏無事、とは本当に尊いものです。
全国各地のジュリーファンのみなさまの、今回のツアーへの無事のご参加をお祈りいたします。

そのジュリーの全国ツアーですが、今回はチケットの発送が変則的だったそうで、後便となっていた方々の元には昨日あたりからチケットが届き始めているようですね。まだ届かない、と気が気ではないご様子の先輩もいらっしゃいますが、やっぱり実際にチケットを手にするまでは落ち着かないものですからねぇ。

ということで、『沢田研二 50周年記念LIVE 2017-2018』ツアー開幕までいよいよ10日ほどとなりました。
今日のお題は
全力で外しにいったのに当たっちゃった!パターンを期待したいセットリスト予想シリーズ
の第2弾。
「ジュリーが選ぶ50曲に入るかどうかギリギリのライン」だと個人的に考えるシングルA面曲の中から、CO-CoLO期の名曲を採り上げます。
またまた大長文になりそうなので、枕もそこそこに参りましょう。87年リリース、ソリッドな名演にして名曲「CHANCE」、伝授です!


①ジュリー・ヴォーカルの高音適性

今のジュリーが、シングル曲に限らず過去幾多の名曲群をLIVEで採り上げる際、「意地になって原曲のキーで歌っている」曲もあれば、現在の声域で歌い易くキーを下げて歌われる曲もあります。
僕は絶対音感を持ちませんがひと通りの楽器をやるので、コード・フォームであったりフレットのポジショニングであったり楽器のチェンジなどからそのあたりに気がつくケースが多いんですよね。
では、ジュリーは現在、どんな曲、どんな基準でキーを下げる場合があるのでしょうか。

これは単純に音階の問題ではなさそうです。ある程度は、高い「ソ」の音あたりが目安となっているようですが、「カサブランカ・ダンディ」などは「意地になって」原曲のままのキー(ホ短調)で歌っています。
また、「君をのせて」もジュリーはずっとオリジナル・キー(ハ長調→嬰ハ長調)で歌い続けているんですけど、こちらは「意地になって」いる感じはまったく無くて。あの転調後のサビの高音を昔のままに堂々と歌うジュリーは本当に凄いです。リリース当時はどうだったのか分かりませんが、今ジュリーは「君をのせて」を「なんて俺の喉に合う歌なんだ」と毎回新たな感動を覚えながら気持ちよく歌っているように見えます。
いずれにしてもこの2曲は当然今回のツアーでもセットリスト入りするでしょう。

一方、「最近ご無沙汰」な曲をセットリストに組み込んだ際に、ジュリーならば今の声域でも気合入れれば充分対応できる音域であるにも関わらず、キーを下げて歌う場合があります。2015年、加瀬さんに捧げるために久々に披露してくれた「恋のバッド・チューニング」などはそのパターンでした。
要は今のジュリー自身の感覚として「歌い慣れ」ているかどうか、「自分の喉に合っているかどうか」という、傍から推し量ることのできない基準でキー設定の目安とする場合があるのではないでしょうか。

「シングルばかり50曲を歌う」と宣言している今回のツアー、久々に歌うことになる曲も多くあるでしょう。その中に「メロディーの最高音が高いソの音以上」なんてシングル曲はゴロゴロしているわけです。
そこでジュリーが「ちょっと今の自分の喉には辛いかな」と考えてキーを下げる曲もあるでしょうし、「よし、これはいけそうだ!」と原曲キーで歌う曲もあるはず。
そこで今日のお題「CHANCE」。メロディー音域について言えば、この曲はもうとんでもなく高いです!
高い「ソ」の音どころか最高音は「ラ」にまで至りますし、高い「ミ」から「ラ」までをうろつくサビのメロディーは、例えば僕のような普通の男性がカラオケで歌ったら息も絶え絶え、声がひっくり返りまくります。

ジュリーとて、さすがに69歳となってこの曲をオリジナル・キーで歌うというのはキツイ。しかし重要なのは、この曲がジュリー自身の作曲作品だということ。
「渚のラブレター」「バタフライ・ムーン」・・・ジュリーには普通の男性ではとても太刀打ちできない高音域のメロディーを擁する作曲作品が数多くあります。
自分でギターを弾きながら作曲するわけですから、メロディーを考えながら平気でその音域を口ずさめているわけで、ジュリーが生来の声の良さに加え優れた声域の持ち主であることは、こうした自作曲のキー設定で証明できますね。

もうひとつ、「CHANCE」はジュリーが高音域ヴォーカルを特に自在に操る曲調・・・ブルース進行を土台として作曲、アレンジされている点にも注目。
ジュリーはもちろん若い頃はどんな曲だって高い「ラ」の音は楽々出ていました。『Zuzusongs』で、「ラヴ・ラヴ・ラヴ」を歌った後に「いや~、高っかい!」と息を整えながら、昔は「G」どころか「A」も楽に出た、と語っていますが、この「A」というのが「CHANCE」のメロディー最高音である高い「ラ」の音のことです。
裏を返せば、『Zuzusongs』の時点でジュリーは「最近はG(高い「ソ」の音)ですらキツくなってきた。でも今歌った「ラヴ・ラヴ・ラヴ」では意地になって「A」を出しとるんやで」という意味。
「苦しいことは苦しい」と吐露しているわけです。
その後の90年代後半そして2000年代のナンバーにも高い「ソ」「ラ」の音は楽曲によって時折登場し、ジュリーは問題もなく歌っています。つまり同じ高音でも、ジュリーには「出しやすい」曲調、メロディーというものがあると考えられます。

高い「ラ」の音は、2005年の「GO-READY-GO」を最後にしばらく封印されます。
再度登場したのは2012年「F.A.P.P」「カガヤケイノチ」の2曲。これは「自分自身が限界ギリギリの高音で歌うことをしないと意味がない」とのジュリーの決意でありキー設定の例外であったと僕は考えます。『PRAY FOR EAST JAPAN』第1作なのですからね。
ですからジュリーが「年齢を重ねても高い音が歌いやすい」曲調として「GO-READY-GO」はひとつの判断基準となりそうです。
「GO-READY-GO」はブルース進行でこそありませんが、せりあがるロックなメロディーはジュリーが歌うブルース調の過去のナンバーの特徴とも言え、それは「CHANCE」とも共通するもの。もし今回のツアーで「CHANCE」が採り上げられるとすれば、ジュリーは「意地になって」でも原曲のキーで歌うと僕は予想します。

まぁ、キーを下げる下げない抜きにして、「CHANCE」のような(最近は)レアなシングル曲がセットリスト入りするかもしれない、と期待を抱かせるデビュー50周年記念LIVE・・・開幕が本当に楽しみですね。

②楽曲全体の考察

まずはジュリー・ヴォーカルについての補足です。
「CHANCE」のヴォーカルは、いわゆる「ダブル・トラック」なのですね。僕は初めてレコーディング音源を聴いた時(2009年、『正月歌劇』を勧めてくださった先輩にお願いして、CO-CoLO期のシングル音源を授かった頃のことです)、「ジュリーの本テイクをコンマ数秒ずらした新たな複製トラックを作成」したミックスダウンの手法によるダブル・トラックであろうと思い込みました。
でもその後聴き込んで「いや、違う!」と。

これ、ジュリーが別々に歌ったテイクを同時に流しているんですよ。パッと聴いただけだと、音程のみならず抑揚や音の伸ばし方まであまりにキレイに2つの声が揃っているので、機械の作業だと勘違いしてしまいます。
持って生まれたセンス(天才です!)に加え、徹底的に「こういうふうに歌う」と決めて本番レコーディングに臨むという「準備怠りなし」の努力。凄いぞジュリー!
それでもジュリーとて人間。よ~く聴くと2つのテイクには微妙なズレ、違いがあることに気づきます。
とは言え僕レベルで把握できているのは、歌の最後の最後にたったの2箇所。

オレのボスは「チャンス」あんただけさ
F#m7                         Bm7

古い愛され方 彼女は知らない ♪
      C#7                            F#m7

「彼女は、知らない~♪」の語尾のロングトーンを切る位置が少しだけ違うのと、直後の「Ah!Ah!Ah!」のシャウトが、(おそらく2度目のテイクの方は)「Ha!Ha!Ha!」と変わっています。
さすがにこのメチャクチャ高音域のサビをリフレインしていてジュリーも若干苦しくなり、咄嗟に「息を吐く」ようなスタイルのシャウトに切り替えたのかなぁ、と僕などはニヤリとしてしまうのですが、それも含めて「CHANCE」のヴォーカルは圧巻。
ジュリーの全身全霊を感じずにはいられません。

このように「CHANCE」は凄まじい高音ヴォーカルがまず最大の魅力ですが、CO-CoLOの演奏がまたまた素晴らしい。ジュリーの全シングルの中で最も「ソリッド」なナンバーと言えるでしょう。
「ソリッド」とは楽曲を評する際にしばしば使われる表現ですが、同じ「硬質」の魅力を表す言葉として「ハード」とはしっかり区別をつけたいものです。
僕の中では、いくつかの単体の楽曲において例外はあるにせよ、基本アルバム『sur←』までが「ソリッド」であり、『愛まで待てない』以降が「ハード」です。
いずれも大絶賛の意を込めての評価ながら、「ソリッド」という表現が最もふさわしいのはCO-CoLOのアレンジ、演奏であり、その中でも「CHANCE」は最高峰だと僕は考えています。

まずはアレンジ。音作り以前に、調の解釈でCO-CoLOならではの特性があります。
Aメロが嬰ヘ長調のブルース、Bメロとサビが近親移調して嬰ヘ短調の歌謡曲よりのロック。
同じ曲の進行上でサブ・ドミナントが「B7」なのか「Bm7」なのかでここまで印象が違うというのがCO-CoLOならではの渋さ、素晴らしさ。
でもね。

金曜日の夜が始まり 又オレは一人になった
F#7                         B7                         F#7

着飾ったshow-windowに
C#7

横目でwink ツイてないのさ ♪
B7                                F#7

その作曲家としての個性、キャリアから推し測ると、ジュリーはおそらくAメロの「F#7」の箇所をすべて「F#m7」で作ってプリプロしていたと思うのですよ。
それをCO-CoLOがジュリーのヴォーカルに合わせてコードまで踏み込んでいじっているのではないかと・・・。嬰ヘ長調のAメロのブルース・アレンジこそがCO-CoLOの「ソリッド」真骨頂ではないでしょうか。

僕はCO-CoLO時代の石間さんのギターを聴いていて、「まるでミック・テイラーみたいだなぁ」と思うことがよくあります。ただしそれはストーンズ時代のミックではなく、ストーンズ脱退後、80年代にボブ・ディランのバックでレコーディングに参加していた頃のミックのギターのイメージなのですね。
双方どう違うかと言うと、これがそのまま「ハード」と「ソリッド」の違いでして。
ストーンズ時代はとにかくヴォーカル部であろうがなんであろうが容赦なく弾きまくり、しまいには「誰かアイツに、そこではギターを弾かなくていい、と教えてやれ!」な~んて言われたこともあったみたいですけど、僕も含めて特にミック在籍時のストーンズの音作りには熱烈なファンも多いです。
ところが数年後のディランのバックになると、これがとにかく渋い!ベタ~ッと絡みつくような独特のフレージングや音色、運指は変わらないのだけれど、どこか一歩退いていると言うのか、「ソロです!」という箇所になってもバッキングっぽい音を続けたり、敢えて単音に切れ目を作ったり、要は「間」があるんですよ。
それが逆に不思議な存在感となって、ディランの孤高の世界観に合うのです。

この微妙にして絶妙なバランスが、僕にはジュリーのヴォーカルと石間さんのギターの相性に重なります。
堯之さんや柴山さんとはまた異なる「ジュリー・サウンドのギター」。CO-CoLOの音は石間さんのギターである、と言っても良いんじゃないかなぁ。
例えば「CHANCE」の間奏での「じれったさ」(←良い意味ですよ!)、後奏の「収拾のつかなさ」(←これも絶賛の意で言ってます)なども本当に独特。
僕はジュリー・ナンバーにディランを感じることってほとんど無いのだけど、CO-CoLO期のいくつかの曲については例外です。それは石間さんのギターによるところが大きい、と思っています。

アレンジ全体としては、やはりCO-CoLO、キーボードとパーカッションの活躍が真っ先に多くのリスナーの耳を捕えるでしょうか。
キーボードはイントロから全編を彩る単音が2種類と、シンセベース。当然ながらこの曲は普通にエレキベースも入っていますから、シンセも合わせてツインベース体制ということになりますが、シンセベースの方は要所要所にビシッと噛み込んでくるスタイル。通常のシンセベースよりもオクターブ上で弾いているっぽいですね。

どのパートもニューウェイヴから派生し枝分かれした様々な洋楽ロックの趣向、流れを踏襲していることは間違いないと思われ、『NON POLICY』の頃のようなシティ・サウンドとは似て非なるもの。
80年代半ばのエイティーズ・ロック直系の演奏とアレンジ、その中でも優れた大衆性を押し出したサウンドからの影響・・・YOKO君は「ダイア・ストレイツを思わせる」と言っていましたが僕はホール&オーツです。
例えばこの曲(「
ポゼッション・オブセッション」)。
どうです、CO-CoLOっぽいなぁと思いません?

いずれにしても「CHANCE」は80年代半ばから後半の海の向こうの「売れ線」的な音作りであることは確かで、特に僕などはエイティーズ・ロックがドンピシャの世代ですから、初聴時から「懐かしい」タイプの名曲だと感じたものでした。
もちろん今年のツアーで「CHANCE」が採り上げられたとしてもリリース当時そのままの雰囲気にはならないでしょう。でも、泰輝さんがきっとシンセの3つの音色をキッチリ再現してくれる筈ですし、「ハード」のみならず「ソリッド」の名手でもある柴山さんは、原曲のアレンジに忠実な音階でギターを奏でてくれると思います。

そしてジュリーのヴォーカル。今の声で歌ったらメチャクチャにカッコイイと思いますよ!
たぶん生で聴いた時に一番痺れる箇所は

こんなはずじゃないのに
Bm                          A

Oh My God 逆らう罰あたり ♪
G#7            C#7

この2番のサビ直前の刺激的なフレーズ。ここはジュリーも松本さんの歌詞を受けて、今現在の世相も重ね合わせて気合入れて歌うんじゃないかな。
今年の新曲「ISONOMIA」で歌われている「ヒエラルキー」ってわけじゃないだろうけど、世の不公平をして「身をわきまえろ」的な天の決定に「罰当たり上等!」で逆らってやろうってのがね、ジュリーの好むロックなコンセプトだと思いますから。
リリース当時とはまた違ったジュリーの歌詞解釈、気持ちがググッと入ってくると思いますよ。

あ、でも今回はもし「CHANCE」がセットリスト入りしたとしても、2番まで歌わないアレンジになるのか・・・。
まぁ贅沢を言うはやめましょう。
とにかく、一度は生で聴いてみたい名曲・・・正に今年はその「チャンス」です!
松本さんの詞は様々な解釈ができそうですが、その中から「一攫千金」的なニュアンスを掘り起こして、当時あの豪快なアクション(札束をばらまく)のアイデアが生まれているわけですよね。
さすがに小道具の再現は無理としても、身振りだけでもジュリーのあのカッコイイ動きを今年のツアーで僕ら新規ファンも追体験できたら、と妄想しています。

③私的セトリ予想・CO-CoLO期シングル篇

今回僕がセットリスト予想記事で書く3曲はいずれも「セットリストに入るかどうかは微妙だけど是非期待したい」位置にあるシングルで、今日の「CHANCE」も実際歌われるかどうかは可能性半々、もしくはちょっと分が悪いかな、という感じです。
では、他のCO-CoLO期シングルはどうでしょう?
これが前回の『A面コレクション』とは違って、「絶対」と言い切れる鉄板曲は無いんですね(あ、「灰とダイタモンド」を一応CO-CoLO期とするなら鉄板かとは思いますが)。そんな中で個人的にセットリスト入りの可能性上位として考えているのは「アリフ・ライラ・ウィ・ライラ」「STEPPIN' STONES」の2曲です。

まず「アリフ・ライラ・ウィ・ライラ」の方は、『ジュリー祭り』の80曲からは惜しくも漏れましたが、明けて2009年のお正月LIVE『奇跡元年』ですぐに採り上げられているところを見ると、当初ジュリーが『ジュリー祭り』に向けてひとまず88曲の候補を挙げた中には入っていた曲だったと考えられます。
その後も2010年の『歌門来福』で歌われるなど、ジュリーにとってはお気に入りの自作曲(作詞・作曲)で、今年厳選される「50曲のシングル」の中にCO-CoLO期代表曲のひとつとして加わる可能性は充分。
一方こちらもジュリー自身の作詞・作曲による名曲「STEPPIN' STONES」については、個人的に「正にこの2017年の特別なツアーで歌われることを約束されていたような歌詞」との思いがありまして。
ちょうど30年前、ジュリーがしっかりと見据えていた「虹色のかすか光」は今やハッキリと輝きを現しジュリーファンならば誰の目にも見えています。各会場大盛況間違いなし!の歴史的ステージにふさわしいシングル曲と言えるのではないでしょうか。

その他ですと、「女神」「きわどい季節」の2曲は、比較的最近セットリスト入りを果たしている(つまり『ジュリー祭り』以降採り上げられたことがあり、新規ファンの僕でも生で体感できている)こと、あとは阿久さんの作詞作品という共通点があります。
採り上げられたとしても不思議はありませんが、見送られたとしても(もちろん残念ですが)納得はできる、という本当に微妙な位置づけの2曲です。でも、「CHANCE」よりほんの少しだけ優位かもしれません。
残る1曲が「TRUE BLUE」。これはいつもお世話になっている先輩が期待していらっしゃいますし、僕としても是非とも生で聴いてみたい名曲なんですけど、今年の「デビュー50周年記念」50曲の括りで考えるとセットリスト入りは厳しそうです。
むしろ来年の古希イヤー、噂されている武道館3daysでのセトリ入り候補として考えてみたいと思うのですがいかがでしょうか。

こうしてみると「CHANCE」はギリギリ見送られてしまうのかなぁ、とも考えてしまいますが、所詮はこのヒヨッコの個人的な予想ですから。
ジュリーの歌人生を共に歩んでこられた目利きの先輩方の「いや、「CHANCE」歌うならココしかないでしょ!」という力強いコメントをお待ちしております(笑)。


それでは、オマケです!
今日は87年繋がりということで、『Keep on Running』ツアー・パンフレットから数枚どうぞ~。


Keeponrunning01

Keeponrunning02

Keeponrunning03

Keeponrunning07

Keeponrunning12


それでは次回更新は、いよいよ”全力で外しにいったのに当たっちゃった!パターンを期待したいセットリスト予想シリーズ”第3弾にして締めくくりのお題。
ズバリ、「周囲の多くの先輩方の、本当に熱烈なセトリ入り希望を耳にしている」大名曲です。
個人的には「う~ん、歌われない可能性の方が高いんじゃないかなぁ」とは思っているんですけど、長いファンのみなさまから圧倒的に切望されている曲のようで、「DYさんが予想記事書いちゃうと選曲から漏れちゃいそうだけど、でもこの機に書いて欲しい」との有難くも恐縮なリクエストを頂きました。

先達のみなさまの深い思い入れを想像すると大きなプレッシャーもかかる・・・そんな特別な1曲ではありますが、なんとか頑張って書いてみたいと思います。
どうぞお楽しみに!

|

« 沢田研二 「どん底」 | トップページ | PYG 「自由に歩いて愛して」 »

瀬戸口雅資のジュリー一撃伝授!」カテゴリの記事

コメント

これは大雑把に書いてみますけど、この時期のジュリーって、映画「カポネ大いに泣く」の舞台挨拶でショーケンと並んだ時に変な素振りをしたり、ライヴのステージで転落事故を起こしてみたり、GOROみたいな雑誌に「GSに遅れた矢沢永吉、GSに負けたジョー山中」等の不穏な発言が載ったり、「どうしちゃったの?」感がありありでした。
私は音楽について語れないから、ダイナマイトさんのブログでひたすらお勉強なんです。あっ皆さんもお気付きでしょうが、私はアスペルガーっぽい人なので古傷いじっちゃう方ですから、ごめんなさい。

投稿: 秀和 | 2017年7月 8日 (土) 09時27分

「CHANCE」伝授! ありがとうございます。

もうじき始まるツアーに向けて予習のごとくシングルA面、そして頑張ってB面もを聞く日々を送っています。

87年当時はアルバム「告白-CONFESSION-」にハマり、シングル「CHANCE」は忘れていた存在でしたね。(すみません)
この曲もCO-CoLO期になるのですね。長年ファンをやっている中で「落とし穴」的な一曲になります。
 
でも、今聞くと元気が出るというか、かっこいいじゃん!というか、私も生で聞いてみたいと思っていました。今のジュリーならどう歌うのかな? 楽しみですねぇ。 

本当に、ワンコーラスをどうやって切って、あるいはつなげてステージにするのか? 未知な企画にワクワクが止まりません。

東海ラジオで「J-LEGEND 1stSEASON 沢田研二」という番組が明日から始まりますね。
ジュリーファンの中村様がパーソナリティーで、ジュリーの曲だけをフルコーラスで15分×15回! やってくれるそうですよ。
ありがたいですねぇ~

さて次の伝授は何でしょう?
楽しみに待つことにします。


投稿: u55 | 2017年7月 8日 (土) 10時03分

DY様 おはようございます

当時はまだレコードの発売でしたね。それと、オリジナル・カラオケ付のシングルカセットテープも出ていましたので両方買っていました。CDが再販されてもカラオケは付きませんからお宝となっています。

さて記事の中で、ミック・テイラーのことが書かれていましたが、私はほとんど知りません。しかし、ミック・テイラーつながりで1つだけ知っています。 Co-CoLO初期メンバーのベーシスト・クマ原田さんがミックのアルバムに参加していたこと。さらにクマ原田さんがプロデュースしたスノーウィ・ホワイトもアルバム参加とミックのバンドサポートメンバーとしてギターを弾いていました。スノーウィとクマ原田さんの関係はCo-coLOの後、スノーウィのアルバムにクリスレアがギター参加していたので興味があって偶然知りました。イギリスが本拠地のクマ原田さん故のそんなつながりを時々懐かしく思い出しては、楽しんでいます。重厚なサウンドや石間さんの甘いギターの音色は、Co-coLOならではだと思います。特に好きなのはライブ盤の躍動感ある「ヴァニティ・ファクトリー」に尽きます。ツアーで聴きたいCo-coLO期曲は「やさしく愛して」です。
ネタバレを楽しみにしていますので、今から速報が待ちきれません。

お題曲については、なんと言っても最後の「彼女は知らない」をテレビ、ライブでは「カノ、ジョハ、シラ、ナイー」と区切って歌うところがイカしています。

投稿: BAT | 2017年7月 9日 (日) 07時51分

DY様 こんばんは。

居間のTVが古くなったので、思い切って4Kに買い替えたら電機屋さんが
「YOU TUBE見ますか?」
「見れるんですか?」と聞いたら「ハイ、やっときますね。」とさくっとつないでくれました。検索は音声入力だし。
おかげで、昨日旦那が卓球映像三昧、今日は私がジュリー三昧です。やっぱり大画面はいいなぁ。
もう一度見たかった画像がいっぱいUPされてて当分退屈しないですみそうです。
「そして、一人」を久しぶりに画像で観て
「あ、この時、百恵ちゃんとジョイントだったんだ。」とか。

あ、お題曲忘れてた(笑)
「沢田研二 チャンス 検索」
でとりあえず最初に出てきた黄色のスーツ、帽子サングラス、そして懐かしいCO-COLO・・・カッコいいじゃん、音も声もすごくいいし。

こうしてジュリーに限らず自分が影響を受けてきたものの再確認していく時間があるのは幸せなことでしょうね。
もちろん、現在進行形のジュリーがそこにいてくれるのが一番うれしいです。

投稿: nekomodoki | 2017年7月 9日 (日) 13時42分

お返事遅れました!

秀和様

ありがとうございます!

僕は後追いファンですのでリアルタイムの空気は分からないのですが、CO-CoLO期のドキュメントを観たことがあって、ジュリーのこの頃の尖り方は独特だなぁと感じたことがあります。
男が漲っている感じで、僕は憧れますけどね・・・まぁ毒舌と言えばそうなのかも。

でも、言ってることは分かると言うか、30代後半の男のプライドって一般人でもこんな感じではないでしょうか。

u55様

ありがとうございます!

「落とし穴」的な1曲というのは分かるような気がします。だからこそCO-CoLO期のアルバム未収録シングルというのは逆に言えば本当に貴重ですし、「この1曲」に賭ける入魂度もそれぞれ感じられますよね。

次のお題曲で掘り下げて書くつもりですけど、今回のツアーは「短めのアレンジ」も見所ですよね。「CHANCE」の場合はもし採り上げられたとすれば、1番が終わってサビもう一丁!の構成になるでしょう。

中村さんのラジオ企画は嬉しいですね!
第一回は「ACB」とかかけてくださったようで、今後のラインナップが楽しみです。

BAT様

ありがとうございます!

ええっ、「CHANCE」のカラオケヴァージョンなんて公式音源が存在するのですか?!
それは素晴らしい・・・芸能界復帰後のピーのソロ・シングルで学んだことなんですが、カラオケヴァージョンって、アレンジの細かいところを掘り下げるには貴重な資料なんですよ。
いやしかし、まさまだ僕の知らないジュリー音源って、世にたくさんあるんですねぇ。
クマ原田さんのお話も今回初めて知りましたし・・・。

「彼女は知らない♪」の叩き斬るヴォーカル、カッコイイですね。
「DOWN」の「この夜俺は♪」もよく似たニュアンスです。「CHANCE」と「DOWN」ってキーも同じで、実はすごく共通する部分があるんです。ヴォーカルについては、「CHANCE」あっての「DOWN」かなぁと考えていますよ!

すみません、ここで一度お返事切ります。

投稿: DYNAMITE | 2017年7月10日 (月) 09時14分

nekomodoki様

ありがとうございます!

我が家もyou tubeをテレビで観ることができた時期があります(今も観られるかもしれませんが)。あれ、良いですよね。

nekomodoki様仰る「CHANCE」の映像、たぶん観たことあります。歌の前に結構しゃべってくれてるやつですよね?
カッコイイですよね~。

さて、もうご存知かもしれませんが、昨夜先輩からこのような情報を授かりました。
http://merurido.jp/item.php?ky=UICZ4404
今のジュリーが作詞・作曲するからには、「親しい」とか「お仕事」だけで取り組むはずはない、と僕は思っています。
ジュリーらしいメッセージ・ソングが渡辺さんに託されていることを期待してCDを買ってみます!

投稿: DYNAMITE | 2017年7月11日 (火) 08時55分

DY様
 こんばんは。いよいよツアー開始と言っても、私は10月の奈良、ネタバレ我慢の日々は道のり遠いです。
 お題曲、ジュリー作曲ということもありリリース当時から好意的に聴いていました。ほぼリアルタイムでシングル盤買ったと思います。B面曲もジュリー作曲、両方いい曲ですね。
 (またしても)ビジュアル的には、せっかくいい感じで長髪だったのにえらくさっぱりしてしまったな~と、「ロック=ロングヘアー」の思い込みの激しい私はちょっとがっかりしたものでした。あと、この曲はスタンドマイクで歌っていたと思いますが、このころからマイクがTVでもワイヤレス主流になって来て、「ロック=シールド」派の私はちょっと違和感ありました(どーでもいい話です、すんません)。
 石間さんとミック・テイラーの話、ストーンズファンの私にはなかなか興味深かったです。正直、ロン・ウッドのヘタウマの方が好きなんですが、「ウインター」「タイム・ウエイツ・フォー・ノー・ワン」「スウエイ」なんかのギターソロは名演ですよね。あとBATさんのコメント拝読して「クマさん、そういやミック・テイラーのソロアルバムでベース弾いてたな」と思い出しました。スタジオ録音の2枚は両方持っています(愛聴とまでは…)。
 ミック・テイラーはボブ・ディランのバックもやってたというのも凄いですね。以前、私がディランのコンサート行った時はチャーリー・セクストンがギター弾いてましたが。
 ミック・テイラー、あんなに可愛かったのに見る影もなく太ってしまいましたね。あれ?石間さんの話は…?

投稿: ねこ仮面 | 2017年7月14日 (金) 19時13分

ねこ仮面様

ありがとうございます!
お名前、修正しておきました。

10月の奈良までネタバレ我慢なのですか!
よく耐えられますね・・・一応このブログは8月の大宮公演が終わったらネタバレ解禁しますが、その後まだまだ続くのですね。

「ウィンター」でのミック・テイラーのソロは大変な名演で、彼が2つのトラックを録り、ほぼ同じ運指、フレージングを決めてストイックに臨んでいたことが分かります。ストーンズファンでもあまり語られることがないのですが、是非ミックスの左右の分離に注目してソロを聴いてみてください。
ミックのソロですと、あとは「デッド・フラワーズ」「100年前」ですかね~僕は。

ディランのバックのミックは独特で、これもまた素晴らしいですよ。
石間さんのギターで、個人的に最もミックを感じさせるのは「STEPPIN' STONES」です。この曲はジュリーもストーンズを意識して作曲していることは間違いないですから、石間さんの音もストーンズ、ディラン双方の合わせ技のようで、名演ですね!

投稿: DYNAMITE | 2017年7月15日 (土) 08時49分

いつも伝授ありがとうございます

CHANCE.ジュリーの作曲だったんですね、
ちょっと聴きたくなりました

TRUE BLUEききたいです

とうとう明日
どんな構成になるか楽しみです

投稿: keik | 2017年7月15日 (土) 21時53分

keik様

ありがとうございます!

いよいよですね!
どんな構成になっても、デビュー50周年にふさわしい素晴らしいステージとなるでしょう。

「TRUE BLUE」聴きたいですねぇ…可能性は高くないとは思いますが、「CHANCE」ともども期待しましょう!

投稿: DYNAMITE | 2017年7月16日 (日) 09時01分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/185531/65480342

この記事へのトラックバック一覧です: 沢田研二 「CHANCE」:

« 沢田研二 「どん底」 | トップページ | PYG 「自由に歩いて愛して」 »