沢田研二 「王様の牢屋」
from『act#2 BORIS VIAN』、1990
1. 俺はスノッブ
2. 気狂いワルツ
3. 原子爆弾のジャヴァ
4. 王様の牢屋
5. MONA-LISA
6. きめてやる今夜
7. カルメン・ストォリー
8. 夜のタンゴ
9. 墓に唾をかけろ
10. 鉄の花
11. 脱走兵
12. 進歩エレジー
13. バラ色の人生
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『大悪名』終わってしまいましたね・・・。
僕はラス前の17日に観劇し、千秋楽の18日は遠征の先輩方にお誘い頂き打ち上げだけ参加しまして、お話を伺うことができました。
最前列で観劇されていたMママ様からは、記念のお宝も頂いてしまいました。
とにかく素晴らしいフィナーレだったようです。
僕が参加した17日も大盛況でした。ジュリーのマルガリータはみなさまのお話通りとても似合っていました。本当に「カッコイイ親分」に見えますよね。
歌はもちろん素晴らしかった中で特に印象に残ったのは、曲のタイトルが分からないんですけど(恥)、一番最初にジュリーがソロで歌うワルツのバラード(柴山さんのアルペジオ伴奏)。詞もメロディーも沁みました。
当然お芝居も素晴らしく、下戸の朝吉親分(漠然さん)がお酒を飲んで「うげ~」となるシーンでは、お客さんの反応から「あぁ、このシーンは公演を重ねてどんどんユーモラスに変化しているんだな」と分かりました。
あとは前半のクライマックス、噂に聞いていた漠然さんが数珠を引きちぎるシーン。
もっと乱暴なシーンを想像していたんですけど、横に伸ばした数珠をスッと引っ張りちぎるのか~。なるほど、その方が「力持ちの親分」な感じが伝わるんですね。
僕はジュリーの音楽劇はこれまで『雨だれの挽歌』と昨年の『悪名』しか観ていませんから、ストーリーや挿入歌の繋がりが理解できていない部分も多いとは思います。それでも「これが最後」の音楽劇集大成の雰囲気はビシビシ伝わってきました。
他の出演者では、僕は『ちりとてちん』(2007-2008年のNHK朝ドラ。主演は貫地谷しほりさん)の大ファンですから(完全版のDVD持ってます)、徒然亭小草若役の茂山宗彦さんの演技を楽しみにしていました。
茂山さんの演技はもちろん期待通りに懐かしくとても良かったことに加え(そ~こ~ぬ~け~に最高でしたがな~)、改めて感嘆したのはこちらも『ちりとてちん』に出演されていた松永玲子さんの存在感でした。台詞がダイレクトに脳に飛び込んでくる感じで。
『ちりとてちん』で松永さんは主人公の故郷である小浜(福井県)の『魚屋食堂』の女将(と言うか「噂話好きのおばちゃん」)を演じていらっしゃいました。劇中、一人娘の順ちゃんの結婚が決まる回は松永さんが登場するシーンの中でも屈指の泣かせどころでしたが、「楽天的」なキャラが嵌った上での松永さんの「悲しみ」「戸惑い」の表現が素晴らしく、その個性はこの『大悪名』でも大いに、半端なく発揮されていました。
(『ちりとてちん』を観ていなかったみなさまには、よく分からない話ですみません・・・)
演奏陣ではやっぱりcobaさんですね~。
1本柱が通ると言うのか、演奏だけでなくその佇まいも含めて「バンマス」感、「音楽監督」感バリバリのプロフェッショナルです。生で体感できて感激です。
先日YOKO君にメールで『大悪名』観劇の報告をしてcobaさんのことを書いたら、彼は「ビョークの『ホモジェニック』はよく聴いてる」とのこと。
『ホモジェニック』はビョーク1997年リリースのアルバムで、ワールドツアーのメンバーだったcobaさんも当然レコーディング・メンバーとして参加しています。
僕は17日の観劇前にランチをご一緒した先輩から、cobaさんとジュリーの関わり(actを音楽監督のみに専念し伴奏陣からは外れた経緯など。この時のジュリーの「男気」はジュリーファンの間ではとても有名な逸話のようですね)を改めてレクチャーして頂けたのですが、ビョークの活動とリンクしてみると、なるほど当時cobaさんはactの曲作りと並行して世界で大活躍されていたわけです。
そんな歴史があって、ジュリー最後の音楽劇に駆けつけ渾身の演奏で花を添えてくださったcobaさん・・・そう考えると、ずっとジュリーを観続けてこられた先輩方の思いが今回の東京芸術劇場(もちろん他会場も)のあの熱気を作っていたのかもしれません。
劇の最初の演奏シーン、cobaさんのソロでジュリーはじめ出演者がcobaさんを取り囲むようにして踊っていた時のお客さんの拍手とかね・・・今思い出してようやく「あぁ、特別な公演だったんだなぁ」と。
昨年魅せられた柴山さんのギターと熊谷さんのドラムスも、cobaさんが入ることで昨年とはまた違い完全に「バンド」のアレンジで挑んできましたね。
ブルース調、或いはロックな曲ではチェロがベースを弾く(指で弾いていた曲もありましたね)というのもこの編成ならでは、でしょう。各パートに見せ場があり、本当に贅沢なバンド・サウンドでした。
カーテンコールでの役者陣、演奏陣、そのステージと満員のお客さんの一体感。2階席ならではのそんな光景を目に焼き付けて帰宅しました。
今回はDVDの発売予定が無いことを先日聞きまして驚いています。ジュリー最後の音楽劇『大悪名』を、1度の参加でしたが生で観ることができ、幸運でした。
さて、1週間ほど間が開きましたが今日は”act月間2017”第4回の更新です。
相変わらず「伝授!」などと言いながら実は記事を書き終えた後にみなさまから逆伝授を賜る、というスタイルの考察が続きます。『大悪名』千秋楽の日の打ち上げでも、ご一緒した先輩方から改めて「美しき天然」について教えて頂きましたし、今回もきっと更新後に勉強することがたくさんあるでしょう。
今日のお題は前々から、『大悪名』でのcobaさんの生演奏を聴いた上で閃いた曲を、と考えていました。
観劇を終えて色々と考えたんですけど、やっぱり「ワルツ」の曲が良いんじゃないかなぁ、と。
2階2列目(A席)だった僕の席からは5人の演奏陣がよく見えましたが、双眼鏡は持参しなかったのでcobaさん達の細かい表情までは分かりませんでした。
でも、なんとなく「あっ、cobaさん目を閉じて弾いてる!」と感じたのは、劇中で3曲(だったと思います)披露されたワルツ・ナンバーだったんです。
そこで今日は、いかにもcobaさんが目を閉じて弾いていらっしゃる光景が目に浮かんできそうなactのワルツ・ナンバーをお題に採り上げることにします。
『BORIS VIAN』から「王様の牢屋」、僭越ながら伝授!
先輩とのご縁を頂いて念願の『actCD大全集』購入が叶った時、僕がまず最初に聴いたのがこのdisc-2『BORIS VIAN』でした。
理由は、収録曲にクレジットされていた「きめてやる今夜」「脱走兵」がお目当てだったから。その2曲はいずれも期待通りに素晴らしかったのですが(と言うか「きめてやる今夜」の方はリズム解釈にビックリした)、初めてCDを通して聴いて特に衝撃を受けた曲は「墓に唾をかけろ」「鉄の花」そしてこの「王様の牢屋」。僕がまず『BORIS VIAN』の中で大好きになったのはこの3曲でした(今は「俺はスノッブ」が一番好きになっています)。
『BORIS VIAN』が最初、というのはactのCDを聴く順番としてはとても良かったように思います。
「オリジナル・アルバムのジュリーとは違う!」強烈な感覚が分かり易い作品と言えるのではないでしょうか。
さて、「王様の牢屋」。みなさまご存知のように、actの「王様の牢屋」は2つありますね。
エディット・ピアフの歌ですから当然『EDIT PIAF』でも採り上げられています。素晴らしい名演ですが、そちらのヴァージョンはですね・・・僕のレベルでは到底採譜不可能!というくらい凝ったアレンジでございまして(この曲以外も、『EDIT PIAF』は難解なアレンジの曲が多いです)、すぐには考察に手をつけられません。
対して『BORIS VIAN』の「王様の牢屋」の方はポップ性が高いと言いますか、おそらくcobaさんの和音解釈は原曲に近い感じなのかな。
何とか自力の採譜も成りましたので今日はこちらを採り上げようという次第です。
映像を観ていない上、僕はボリス・ヴィアンの人物像もほとんど知らないに等しいので、何故エディット・ピアフのこの曲が『BORIS VIAN』で歌われたのかすら分かっていないんですけど、ちょっとネットで調べましたら、ボリス・ヴァイアンがエディット・ピアフの歌声を
「電話帳を読んだだけでも人を泣かすことができる」
と語った有名な逸話があるそうですね。
獄中にある想い人のこと女性の一人称で歌う「王様の牢屋」。それを男性のジュリーが切なく歌う・・・actならではの名演、名曲ですよね。
先程「自力で採譜した」と書いたように、この曲のスコアはまだ見つけることができていません(たぶんこの世に存在はしていると思うのですが・・・。エディット・ピアフの歌でact関連曲については、既に記事を書き終えている「群衆」の他、「愛の讃歌」「バラ色の日々」「水に流して」「私の神様」などのスコアは見つかっています)。
ただ、この曲に少し触れている文章は見つけました。
↑ ピアノ伴奏譜『シャンソン名曲アルバム②』から解説ページ、「待合室」の項より
シャンソンのスタンダード・ナンバーって、どれも詞が良いんですよね。
また、「王様の牢屋」も日本語のカバーが幾多存在していて、その中には牢屋に閉じ込められているのが女性、という斬新な視点で歌われる日本語詞もあるのだそうです(これは、先輩ジュリー・ブロガーでいらっしゃるRスズキ様の過去記事で勉強しました。ありがとうございます!)。獄中の女性が彼氏に「ここにきて!」と訴える内容なのだとか・・・ひえ~。
actの「王様の牢屋」は、原詞のシチュエーションを踏襲しているようです。
お城の奥深くにある 王様の牢屋に
Em Bm7 Em D C B7 Em
閉じ込められた私のあの人
G Em Bm Em
Oh Oh Oh Oh! ♪
Am D7 G
前回「丘の上の馬鹿」の記事で「歌へと集約する詞曲一致」ということを書きましたが、いやぁ「王様の牢屋」もその点素晴らしい!
actでのキーはホ短調(原曲のオリジナル・キーはまだ調べきれていません)。しかし「閉じこめられたあの人 ♪」からは平行移調させる長調のニュアンスも含みます(着地のコードがGで、続く「二度と・・・♪」のヴァースからは明快にト長調)。にも関わらずここは出だし以上に悲しいんです。
詞が悲しいから、だけではありません。例えト長調のヴァースでも、メロディーそれ自体確かに悲しい感じがする・・・驚くべきことです。
この「長調の哀愁」を加藤直さんが見事に日本語で表現しきった日本語詞。それを「悲しい歌」「切ない歌」を歌わせたら天下一品のジュリーが歌うわけですから、物語の説得力が凄まじい!
しかもジュリーはこの曲では完全に「演じて」いますよね。それは前回採り上げた「丘の上の馬鹿」とはまた異なるジュリー・ヴォーカルの醍醐味です。
僕が最も愛するジュリー・アルバム『JULIEⅡ』制作時に池田道彦さんから「おまえは、”歌で演ずる”ということをやった方がいい」と言われ、その言葉がACTにも繋がっている、と『ジュリー三昧』で語られている、その「歌で演ずる」様子がCDだけでヒシヒシと伝わってくる作品が『BORIS VIAN』です。
僕がactを聴き始めて最初期に感じとっていたジュリーの魅力は「キュート」で、昨年の『悪名』を観劇することで追体験したような気分になったものでしたが、僕がそんなジュリーの魅力に気づけたのは、『BORIS VIAN』初聴時に受けた印象が大きいと思います。
『BORIS VIAN』には、語りかけるような、台詞を言っているような歌が多く、僕はそんなふうに歌うジュリーをまずは「キュート」だと感じたわけですね。
もちろん今日のお題「王様の牢屋」でも、そんなヴォーカル部が登場します。
罪ならあります 私も盗みました
C G
はい 王様 あの人の心を ♪
Am B7 Esus4 Em
この「はい」がね・・・初めて聴いた時はドキリとしました。これは、リアルタイムでジュリーの生歌を聴いた先輩方もそうだったんじゃないですか?
そして、「いかにも目を閉じて弾いていそうな」cobaさんのアコーディオン。
『大悪名』で生演奏を聴いて改めて感じたのですが、アコーディオンって不思議な楽器ですよね。他のパートとは流れている時間(リズム)が違っているような。
例えば「王様の牢屋」では
二度と出られないというのは本当ですか ♪
C G C G
この、ジュリーの切ない「本当ですか♪」を追いかける「レミレミレミ・・・♪」の音色が、とてもゆっくり、ゆったりと
聴こえます。でも決して全体のテンポが変わっているわけではなくて、cobaさんのアコーディオンだけ別の時間が流れているように感じられるのです。
まるで主人公の女性の心情がそのまま伴奏に乗り移っているようで、これはアコーディオンという楽器でなければ出せないニュアンスなのでしょうね。
僕はactの映像を観ていないので状況はよく分からないのですが、この曲ではいったん「演奏終わったかな」というお客さんのフライングがあって、そこからドドドド~ともうひと盛り上がりあるじゃないですか。
今聴いていると、そのエンディングと同時進行で何やら舞台が動いているような感覚を受けます。
『大悪名』で曲のエンディングの間にセットが変わるシーンが何度かあり、僕はたぶんそれを「王様の牢屋」の荘厳なエンディングに重ねて聴いているのです。
ですからそれは「今まで(『大悪名』観劇以前)は感じていなかった」聴こえ方になっているということ。
このように、物語や曲調は全然違うのに、今の僕にとって「王様の牢屋」は何故かジュリー最後の音楽劇『大悪名』の様々なシーンを思い出しながら聴いてしまうactワルツ・ナンバーとなっています。
『BORIS VIAN』はactの中でも特にワルツ率の高い作品で、CDでは「気狂いワルツ」→「原子爆弾のジャヴァ」→「王様の牢屋」とワルツの曲が続いています。
ワルツって不思議な既視感があって、「何かを思い出す」脳の働きを刺激するリズムなのかなぁと思います。ジュリーが少年時代から心に残る歌として「美しき天然」を挙げているのも、ワルツのリズムに導かれる郷愁なのではないでしょうか。
僕はたまたま今回「王様の牢屋」を聴いて、観劇したばかりの『大悪名』を思い出しているわけですが、先輩方はこの曲を聴くとどんなことを思い出すのでしょう。
やっぱり生で観劇された『BORIS VIAN』でのワンシーン?それとも同年のツアー『単純な永遠』のこと?
いずれにしましても、新規ファンの僕としてはただただ羨ましいばかりです・・・。
それでは次回更新は・・・昨年と同じく、今年の”act月間”締めくくりのお題をジュリーのお誕生日に捧げたいと考えています。
今月から来月頭にかけてはちょっと予定が立て込んでいて(男性タイガース・ファンの先輩であるYOUさんのLIVEに行ったりします)、じっくり下書きする時間も無いのですが、なんとか6月25日の更新を目指し、「これぞジュリー!」という大好きなactオリジナル・ナンバー(加藤さん作詞、cobaさん作曲)を採り上げます。もちろんcobaさんのアコーディオンも大活躍する名曲ですよ~。
それが終わったら次は7月。
デビュー50周年の全国ツアーに向けて、”全然当たらないセットリスト予想”ならぬ”全力で外しにいくセットリスト予想”シリーズに突入の予定です。
今回ばかりは「外す方が難しい」ですからねぇ。でもそれは逆に、「全力で外しにいったのに当たっちゃった!」みたいな結果を実は期待しているわけで、当然ながら「是非聴きたい」曲ばかりを書くということなのです。
最後の音楽劇が大成功で閉幕し、今ジュリーファンは次なる大きな楽しみ・・・全国ツアーのチケット到着・第1弾を心待ちにしているところですよね。
例年のように、まずは8月までの公演のチケットが届けられるのでしょうか。到着は今月末か、来月頭か、もうちょっとギリギリになるのか・・・本当に楽しみです。
あまりに楽しみ過ぎて、早々に8月までの各会場のサイト様へのリンクなどサイドバーに貼ってみましたが、実は「五所川原」だけ座席表のページを見つけられないんですよ。僕の探し方が悪いのかなぁ?
とりあえずジュリー69歳の誕生日まであと数日、今年の拙ブログ”act月間”ラスト1曲の考察に全力でとり組みます。よろしくおつきあいのほどを・・・。
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コメント
DY様こんにちは。
「大悪名」無事に素晴らしい盛り上がりで音楽劇が終了しましたね。
ジュリー40代のほぼ一人芝居の鋭さ華やかさスリルに溢れたACTシリーズから、人生の深いものを抱きながらの勧善懲悪譚を陽気にたくさんの人達との幸福感に満ちて作り上げた「大悪名」に至った28年は、音楽劇というジャンルでのジュリーに起こったリアルな時間の経過なんだな、凄いな、音楽とそれを越えたものも一緒に見て来たなと思ってしまいます。
ここからもう一歩先に進むジュリーをみるドキドキと楽しみがあるファンはシアワセ者ですね!
久しぶりに聴いた「王様の牢屋」は、ああ若い~甘い声ステキ!です(笑)
いま見ると、ボリスヴィアンのカッコイイジュリーは、ソロコンでのジュリーの続きの様で、歌を演じるのもこの後のそれぞれの人物を通過した上で歌い演じているのよりは素に近いなと感じます。2作目でまだ、ジュリーも加藤さんもACTの性格に試行錯誤だったのかも知れないですね。
この曲のエディトピアフでの歌い方の違いは、ピアフの個性と解釈を意識していると思えるし、ジュリーの歌唱からの二組のカップルは印象が違って、ヴィアンの方はこの時期のジュリーの解釈から純情なふたり、ピアフはもう少し世慣れたふたりと感じるのがピアフ的だなと勝手に思って楽しんで聴いています(笑)
3曲続くワルツはその個性と気分の違いを歌い分けてさすがです。
「気狂いワルツ」が一番お気に入りです~大好き♪
ねこ仮面様、「美しき天然」でのお言葉ありがとうございます。
投稿: momo | 2017年6月23日 (金) 15時28分
momo様
ありがとうございます!
なるほど、『BORIS VIAN』の「王様の牢屋は」純情な2人で、『EDIT PIAF』の方は世慣れた2人ですか。言われてみますとその感覚はCDだけでの鑑賞でも分かるような気がしてきます。
でも、『BORIS VIAN』のジュリーって「素に近い」・・・のですか?
いやこれはとてもCDだけでは分かりません(まぁ、僕のレベルでは映像を観ても分からないことなのかもしれませんが)。
ただ、『単純な永遠』でのジュリーの演じ方と、『BORIS VIAN』での演じ方は明らかに違うなぁと今のところは感じています。actの方が自由度は高いですよね。ならば「素に近い」ジュリーであるのかもしれません。
「気狂いワルツ」も良いですねぇ。突き抜けた感じがしますね!
投稿: DYNAMITE | 2017年6月24日 (土) 14時56分
DY様 こんなんは。
「はい、王様あの人の心を」で
ルパン三世の「カリオストロの城」の最後の銭形警部のセリフを思い浮かべましたが、この曲のオマージュだったのかも。
「BORIS VIAN」の劇の中で彼がピアフについて語っている場面があって、「彼女は恐るべきメロドラマだ。(中略)彼女は電話帳を歌っても人を泣かせるだろう。」というセリフがありました。
生い立ちが真逆っぽい二人で、BORIS VIANはピアフを忌々しいが、その存在感を認めざるを得ない、と認識している感じなのかな、と思いました。
「大悪名」
最初にジュリーが歌ったワルツって
「おもかげワルツ」のことですよね?
投稿: nekomodoki | 2017年6月26日 (月) 01時51分
↑
「こんなんは。」(×)→「こんばんは。」です。
(;^_^A💦
投稿: nekomodoki | 2017年6月26日 (月) 01時54分
nekomodoki様
ありがとうございます!
電話帳の逸話はactの劇中にもありましたか。
なるほど、「おそるべきメロドラマ」ですか・・・ボリス・ヴィアンにとって「メロドラマ」とは皮肉っぽい例えではあったのでしょうが、2人の天才は強烈な個性で刺激し合っていたのでしょうね。
ヴィアンはシュールな発言が多いようですが、まだまだ僕は知らないことばかりです。これから少なくとも『墓に唾をかけろ』くらいは読んでおかなければなりませんね。
『カリオストロの城』はDVD持っています。
「黄昏のなかで」を初めて聴いた時、「アレンジがカリオストロの主題歌に似てるな」と思ったものでした。
最後の台詞は覚えていますが、もう10年以上鑑賞できていません。久々に観てみたくなりました。
投稿: DYNAMITE | 2017年6月26日 (月) 08時59分
DY様
こんばんは。今日は1日2コメント、射程圏内に詰めてきた感じです。今日コメントさせていただく2曲はあまり聴いていないactシリーズと言えどなかなか印象深い曲です。
おっしゃる通り、私もこのお題曲に関しては「ボリス・ヴィアン」ヴァージョンの方が好きです。シンプルだから?先に聴いたから?
元来あまり好きな曲調って訳ではないんですが、この曲はまず歌詞に魅かれました。actシリーズについては生意気にも否定的な感想ばかり述べていますが(汗)、お題曲はジュリーの声と歌詞がベストマッチですね。ただ、DISC2の他のカバー曲はそれほど印象に残っていませんが。
オリジナル曲「墓に唾をかけろ」「きめてやる今夜」はなかなか名曲ですね。スタジオ録音があればなぁとつい思ってしまいます。
投稿: ねこ仮面 | 2017年6月27日 (火) 18時18分
ねこ仮面様
ありがとうございます!
次の更新は7月に入ってからになりますので、今のうちに追いついてくださいませ~。
僕は『EDIT PIAF』の「王様の牢屋」も好きなんですが、とにかくcobaさんのアレンジが難解で。『BORIS VIAN』の方はポップ性が高いと感じます。どちらが、と言われたら僕も『BORIS VIAN』のヴァージョンの方がずっと好みですね。
もちろん「墓に唾をかけろ」や「きめてやる今夜」は最高ですが、この作品のカバー曲も素晴らしいと思いますよ~。
「俺はスノッブ」「鉄の花」に特に惹かれています。
投稿: DYNAMITE | 2017年6月28日 (水) 16時31分
ねこ仮面様
すみません、競馬のお話に反応するのを忘れていました(笑)。
キタサンが連を外したからには、ねこ仮面様としては的中させておきたかったレースでしょうね。お察しいたします。
それにしてもキタサンは意外なくらいの着順でしたね。
武騎手も「よく分からない」と話していたそうですが、やはり道悪が影響したのでしょうか。
投稿: DYNAMITE | 2017年6月28日 (水) 16時33分