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2016年7月20日 (水)

沢田研二 「OH!ギャル」

from『ROYAL STRAIGHT FLUSH 2』
original released on 1979、single


Royal2

1. ス・ト・リ・ッ・パ・-
2. おまえがパラダイス
3. 恋のバッド・チューニング
4. TOKIO
5. OH!ギャル
6. ウィンクでさよなら
7. 渚のラブレター
8. 酒場でDABADA
9. ロンリー・ウルフ
10. さよならをいう気もない
11. 立ちどまるな ふりむくな
12. コバルトの季節の中で

---------------------

突然ですが
You might think but today's hot fish
って知ってます?
ご存知なければ、「なんじゃそのデタラメ英語は?」と思われるでしょうね。
これは高校時代の恩師、国語の末増省吾先生に教えて貰った怪英文。訳は

「言うまいと思えども 今日の暑さかな」

ということで・・・いやぁ毎日暑いですな~。
今朝は少し過ごしやすくなったかな、と思いましたが、昼間の外回りは辛かった・・・。それに、昨日、一昨日の関東は嫌気がさすほどの暑さでしたよ・・・。
この難儀な暑さの中、みなさまは何か特別な対策をとっていらっしゃいますか?
以前にも書いたことがありますが、僕のささやかな暑さ対策を今日の記事枕にてご紹介しましょう。

まずは外出時。
通勤での徒歩、外回り、或いは発送などの肉体労働(まだまだ現役で頑張っています!)の際には


160716

このように、氷らせた保冷剤を奇跡元年タオルで包み、首に巻いています。
保冷剤の部分が首の真後ろに当たるようにするのがポイント。熱中症対策としても、「首の後ろを冷やす」のは効果があるのだそうですね。

次に、就寝時。
熱帯夜が続く日々はこれからですが・・・僕は今月から例年通り「氷嚢」を愛用しています。


160713

本来は病気などで発熱した時に中に氷を入れて頭を冷やす、という使われ方をするこの氷嚢。
でも我が家では、最初に水を入れておいてから冷凍庫でカチカチにします。すると


160715

このような歪な形状になるわけですが、これを微妙に顔やら首やらに当たる感じで枕元に置いておくと、快眠できます。アイスノンなんかは数時間でブヨブヨになり却って眠れなくなってしまうこともあるけど、これは結構持ちますよ~。
ただし極端に安価な氷嚢だと、溶け出した氷が布の表面に滲み出てベチャベチャになるので、しっかりしたブ厚い布で作られた氷嚢を選ぶことが重要です。
お試しあれ!


さぁ、2016年全国ツアー『un democratic love』開幕まであと一週間となりましたね。
”恒例・全然当たらないセットリスト予想”シリーズ月間として頑張ってきた7月の楽曲考察記事の更新も、今日でいよいよ〆の1曲となります。

前回の「魅せられた夜」と同じく、「DYNAMITEが未だ生で体感できていないシングル曲」のテーマで予想したそのお題は・・・まさかまさかの「OH!ギャル」。
ほら、いわゆる「裏の裏」というヤツですよ。ジュリーが天邪鬼ならこちらもそれなりに捻っていかないとね~(でも、こんなふうに「裏の裏」とか考え出すとドツボに嵌って、てんで見当違いの結果になる、というのは若い頃に競馬で学んでいるはずなんですけど汗)。

今年も全国ツアーの大盛況・大成功を祈願しつつ。
「OH!ギャル」、僭越ながら伝授です~。



Ys79071

↑ 本日の参考スコアは『YOUNG SONG』79年7月号。ハ長調の採譜となっていますが、オリジナルは変ロ長調です。


先日書いた通り僕は今月初めの頃は、今回のセトリ予想の〆の1曲として「STEPPIN' STONES」を採り上げるつもりでした。
ところがある日、たまたま過去のツアー・セットリストのおさらいがてらネットで色々と検索していたら、ジュリーが『BEAUTIFUL WORLD』のツアーで「OH!ギャル」を歌ったことがあり、しかもMCで「嫌いな曲を歌ったった」みたいな感じのことを言った、と知りまして。
「あぁ、決してお気に入りというわけではない曲でも、時には歌いたくなったりするものなのかな」と思いました。基本は「好きな曲を歌う」姿勢のジュリーですが、何かきっかけがあればそういうこともあるのか、と。

で、「きっかけ」ということでハタと思い出したのが、今年のお正月公演『Barbe argentée』ファイナル(僕は不参加だったんですが・・・)翌日にお会いした先輩のお言葉でした。セットリストに採り上げられた「麗人」について後日テレビ放映の予定があることを踏まえ「放映の打診が(ジュリーに)来た時に、ふと”次のLIVEで歌おうかな”と考えたのかしらね~」とお話されていて。
一時ジュリーは「過去映像」の放映にNGを出していた時期もあったようですが、今はもう「どんどん使ってください」と気軽にOKしている、という話は僕も実際ジュリーのMCでいつだったか聞いたことがあります。
「へぇ、テレビ局から逐一そんな打診がジュリー本人に行くんだな~」と思ったものでした。

みなさま、そろそろ僕の言いたいことがお分かりになったでしょう。最近は年に何度もジュリーの「過去映像」がテレビで流れて僕らを楽しませてくれますが、記憶に新しいもののひとつが、「OH!ギャル」ですね。
打診が来た時にジュリーが「そういえば、この曲はずいぶん長い間歌っとらんな~。最後と思って、一度くらい歌っとくか!」と思いついた・・・僕は勝手にそんな妄想をしたわけです(同様の理由で、「さよならをいう気もない」も今回のセトリ入りをマークしています)。
インフォで「好きな曲を歌う」と言っておいて、いざ蓋を開ければ「OH!ギャル」降臨、ファンはビックリ!
・・・って、いかにも天邪鬼なジュリーの企みそうなことじゃないですか~(というのも勝手な妄想ですが)。


さて、ジュリーが昔から「OH!ギャル」について「好きじゃない」発言をしていることはファンの間でこそ有名ですが、一般的にはまったく知られていない話です。
僕だって、知ったのは2009年になってからですよ。『ジュリー祭り』東京ドーム公演に参加した時も、ジュリーが80曲歌い終えた後YOKO君と「まだバッドチューニングとダバダとギャルが残ってる!」と騒いで「OH!ギャル」のアンコールを期待していたくらいです。

何故ジュリーはそこまでこの曲を嫌うのでしょうか。
いや、ジュリー自身が語って公となっている「理由」は僕も今では知ってはいます。「ギャル」というフレーズについてのジュリー自身の印象ですとか。
でも、何故そこまで・・・とやっぱり思うんです。

だってこれ、名曲じゃないですか!

阿久さんの詞の中でも相当テンション高い作品だと思うし、ジュリー・シングルとしては珍しく長調のロックで攻める大野さんの作曲アプローチも貴重です。
それが伝わらないジュリーじゃない・・・ならば何故?
以下は僕の深読み(と言うかお得意の邪推)になりますが、しばしおつき合いください。

「この曲について、あまり良い思い出がない」んじゃないか、と僕は思うのです。
例のスモーク事件とか、そういうのじゃないですよ。もっと根っこの、リリース時の状況について。
と言うのは・・・。


未だにYOKO君と時々話すことがあります。ジュリーのすべてのレコーディング音源の中で、何で「OH!ギャル」だけあんなに音が悪いんだろうねぇ、と。
いえ、誤解しないでください。ヴォーカルや演奏が悪い、ということでは決してありません。むしろ最高の名演なんです。
「音」というのはミックスダウン、マスタリングのこと。
すべての演奏トラックがセンターでダンゴ状態になってるというのは、79年リリースのトップ歌手のシングル盤としては考えられないミックスなんですよ。
よく聴くとカウベル、タンバリン、ハンドクラップとギターの一部箇所だけが鮮明な音質になっていて(後録りなのかな?)、それでもPANを大きく振られることなく・・・限りなくモノラル音源に近いです。

僕は『ROYAL STRAIGHT FLUSH 2』のリマスター盤と出逢うことで”第一次ジュリー堕ち期”に突入すると同時に、長年の友人であるYOKO君がジュリーファンだったと初めて知ることになるのですが、YOKO君は「是非『ROYAL 2』のリマスター盤を聴かせてくれ」と。
曰く「俺の持ってる『A面コレクション』は、「OH!ギャル」だけやたら音が悪いんだよ。リマスターされるのを待ち望んでた」とのことでした。
しかし先述の通り、「OH!ギャル」はリマスターされても演奏トラックすべてがセンターでダンゴのまま。マスターテープ自体がすでにそういう状態でしか残されていない、と考えるほかありません。

『SINGLE COLLECTION BOX』で確認すれば明らかなように、B面曲「おまえのハートは札つきだ」はA面「OH!ギャル」と同一の演奏メンバー、バンド編成でレコーディングされているようです(メンバー・クレジットは明記が無いのですが)。
その上で、「おまえのハートは札つきだ」はピアノやコーラスなどが左右に振られていて、普通にステレオのミックスが施されています。つまり、「OH!ギャル」についてだけ何らかのやむを得ない事情があり、ああいう形でのマスタリングになった、と推測できます。

せめてギターを右、オルガンを左に明快に振れる余地が残されていたなら、と僕などはないものねだりをしてしまうのですが、もしかすると、楽器を弾いたり、自分でレコーディングしたりする人でなければこういうことは全く気にならないのかもしれませんね。
でもジュリーは?
「バックで鳴っている音」にあれほど敏感なジュリーのことです。気になったと思いますよ。

ジュリーにしてみれば、すべての音が真ん中に集まっているその上にさらに真ん中に自分の歌を載せるという録音作業になったわけで・・・「これは1から全部録り直した方がいい」とすら思ったかもしれません。しかしタイトなスケジュールがそれを許さず、「OH!ギャル」はそのままの音でリリースに至った・・・生まじめなジュリーは心残りを感じていたのではないでしょうか。
それがいつしか楽曲それ自体への自身の評価へと繋がった、とするのは考え過ぎですかねぇ・・・。

いやいや、長々と邪推を展開してしまいましたが、「OH!ギャル」が本質として大変な名曲である、という僕の個人的評価については揺るぎません。
ジュリー黄金の70年代、阿久=大野コンビの矢継ぎ早のシングル・リリースのいったんの区切りとなった曲が、破天荒なコンセプトの長調のロック・ポップスだったというのが素敵だなぁと思います。
一見、安易な「おふざけ」と紙一重。しかし実は志がまったく違う、高度なテクニックと感性を持つプロフェッショナルが一線を超えて突き抜けたロック、と言えばよいでしょうか・・・「OH!ギャル」はそれが70年代末のあの時期のシングルだけに意義があります。
確かに万人の好みということになると評価が分かれるタイプの曲ではあるのでしょうけど・・・。

僕は元来、「突き抜けている」音楽を好みます。
その意味で今ジュリーが毎年リリースしている4曲構成のマキシ・シングルは、これまで聴いてきたどんな音楽よりも突き抜けていると思っています。
でもジュリーの歴史をいざ後追いで振り返ってみると、どんな時代も、ジュリーの音楽が突き抜けていない時期なんて無いんですよね。
阿久さんと大野さんの70年代黄金期然り。「勝手にしやがれ」「サムライ」「ダーリング」・・・よくこのテンションでシングル・リリースが続けられたなぁ、と。
そしてそのひとまずの最終盤シングル「OH!ギャル」の詞曲が、突如ロックのベクトルに突き抜けているというのは、とても興味深いことです。

例えば、グラム・ロックの定義については今は色々と後付けもできるんですが、かつてデヴィッド・ボウイが語っていたのは「脳天を劈くメロディー」。
「OH!ギャル」のメロディーってすごくポップなのに、紐解いていくと本当に一筋縄ではいきません。
歌メロ冒頭の「OH!ギャル♪」からのヴァースは一見、「分かり易いサビをいきなり配置」する手法かと思わせておいて、「MONDAY♪」「TUESDAY♪」と連なるAメロで大野さんは力を溜めながら徐々にせり上がるようにメロディーを展開させます。そして、「SUNDAY♪」の連呼
で見事に解放。リスナーを劈く、また別の「サビ」が待っているわけです。
一体この曲は詞先なのか曲先なのか・・・「天才が時代を読み解いた名曲」と言う他ないのです。

ある意味「夜の河を渡る前に」よりも「彼は眠れない」よりもグラム・ロックの本質を突き、ジュリーの中のカルトスター的な一面を引き出しているのは、阿久=大野黄金コンビによるこの79年の「OH!ギャル」だったのではないでしょうか。
とすれば、あの衣装やパフォーマンスも「必然」だったんだなぁ、と今さらながら幼少時のテレビの記憶を甦らせているところです。

それに、この曲のLIVEってどう考えても「お客さん大盛り上がり」のイメージしか沸きません。
イントロのギター「じゃかじゃ~ん!」一発で「うわ~っ!」と・・・なるんですよね?

OH!ギャル
F      B♭

ギャル ギャル ギャル ギャル ギャル ♪
B♭                                        Gm

ここは全員で手拍子ですよね?
レコーディング音源の楽器パートで言うと、カウベルに合わせるのか、ハンドクラップに合わせるのか、どちらなのでしょうか。
カウベルなら表拍連打となります。これは一番自然。
でも、ハンドクラップのリズムで手拍子参加というのも捨て難い。ちょっと変則ですが、ジュリーファンのお客さんなら「シー・シー・シー」で鍛えられているはず。
「シー・シー・シー」は「うん・たた・ん・たた!」。「OH!ギャル」の場合はその最初の「たた」を「たん」に置き換えて「うん・たん・ん・たた!」となりますね。

SUNDAY SUNDAY
      B♭         Cm

女の辞書には  不可能はないよ ♪
F        B♭ Gm   Cm      F       D7   G7                  

ここは、ジュリーの「サンデイ!」を追っかけコーラス参加で拳突き上げ・・・ですよね?

こうして僕なりにポイントを妄想してみると、「OH!ギャル」はジュリーの有名シングルの中でも特に会場がヒートアップする1曲、としか思えないのです。
僕も、生涯一度くらいは体感してみたい・・・ということで、今回の”恒例・全然当たらないセットリスト予想”シリーズは、まさかの「OH!ギャル」で〆てみましたが、いかがでしたでしょうか。
まったく自信はありません・・・。でも、万一的中したら褒めてやって下さい(笑)。


それでは、オマケです!
『ヤング』バックナンバーから、79年6月号と7月号のジュリー関連記事を纏めてどうぞ~。


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さて、これにて『un democratic love』ツアー・セトリスト予想記事は予定通り無事終了。
毎回のことながら、ツアー前にあれこれセトリを妄想するのは本当に楽しい時間でした。
6曲の予想曲を採り上げましたが、「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」になるのか、例のごとくジュリーに見事屈服させられるのか・・・初日が楽しみです。

ところで、僕が”第一次ジュリー堕ち期”(初のLIVE参加となった『ジュリー祭り』以降が”第二次”)に突入するきっかけとなったCDが、今日の記事冒頭に画像添付した『ROYAL STRAIGHT FLUSH Vol.2』でした。
2005年に(その時点での)最新リマスター盤をたまたま聴いたことで、ポリドール時代のアルバムを次々に大人買いしていくことになり、今に繋がっています。そういう意味でもこれはジュリーファンとして僕の原点となる1枚と言って良いのでしょう。
今日の「OH!ギャル」の記事更新をもって、遂にこの『ROYAL STRAIGHT FLUSH Vol.2』収録全曲の記事を書き終えることとなりました。
オリジナル・アルバム以外で「収録全曲の記事執筆」を達成したのはタイガースのシングルコレ以来ですが、今回は今回でなかなか感慨深いものがあります。

僕は特別な才があるわけでもないまったくの努力型人間で、「大きなこと」を成す力はありません。
その代わり、小さいことを継続してコツコツ積み上げていくのは得意な方で、今回のように「1枚のCD全曲網羅」といった目に見える成果(ささやかなことですけどね)に到達した時の充実感・・・こうした小さな喜びに浸れる性分ではあります。

ジュリーって、僕とは違ってとてつもなく大きなことを成せる人なんだけど、性分としては「小さなことをコツコツと」みたいな感覚を持っているようで、そういう人だから僕はジュリーを好きになったのだと思います。

ジュリーの積み重ねてきたひとつひとつのことが、1曲1曲の歌が、今こそ大切な時代となりました。
逆に言えば「un democratic love」を伝えるために、かつてのヒット・シングルの力も必要です。激しいロック・ナンバーも必要ですし、崇高なラヴ・バラードも必要。
僕のセトリ予想はきっと今回も「全然当たらない」だろうけど、とにかく「今のジュリーの気持ち」が心地よく開放されるステージが観たい!
その上で・・・予想した6曲のうち2曲くらいは当たってくれないかなぁ、と今は夢想しています。

さぁ、初日フォーラム公演まであと一週間です。
拙ブログでは4月以降、いつもより少しだけ頑張ってペースを上げて更新してきましたが、ひとまず「楽曲考察」の記事についてはしばしのお休み・・・。
その間、ツアーにどっぷり浸かりたいと思います。

今回も、好き勝手なセトリ予想の毎度の長文記事におつき合いくださりありがとうございました。
さらに大長文の暑苦しいLIVEレポート記事にて、またお会いしましょう!
初日レポは例によってside-Bの方に書きます。近々にも、ネタバレ別館案内の記事をupしますね。

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瀬戸口雅資のジュリー一撃伝授!」カテゴリの記事

コメント

DY様 こんばんは。

船長ルックにきっついお化粧で煙草持ってTVに出てきてビックリ。その理由が「好きじゃない曲だから」みたいなこと言ってたんで「???」
ヒットスタジオで歌詞完全に忘れるし。
「ギャル」が嫌だ、みたいなことも言ってたけど、この記事読んで「アッ」と思いました。
レコード聴いた時に「やけに額に音が直撃してくるなぁ?」と感じたことがあるんですよね。
今聴き返して「やっぱり音が全部真ん中から聴こえる~。」でした。
当時は音楽的なアプローチが不十分で、ましてレコーディングやミックスのプロセスがどういうものかなんて今でもよくわからないし、そういうことを気にしながら聴いてもいなかったけど、もしかしてJULIEが一番嫌だったのは、このミックスの仕上がりが納得いくものでなかったからかも・・・と思いました。
でも、ステージで聴くのは全く別物です。いつか聴けるかなぁ。

投稿: nekomodoki | 2016年7月21日 (木) 02時12分

DY様、鋭いご伝授ありがとうございます。「OH!ギャル」は、微妙かも?もしリストに入ったらジュリーの女性観が変わったということでしょうか?
私は、今回のツアーでは、バラードの1曲として、アルバム「耒タルベキ素敵」から、依知川さん作曲の「あなたでよかった」を聴きたいです。私と父親、夫と息子たち、そしてジュリーとお父様。それぞれの関わりを思いながら、聴くたびにウルウルしています。

投稿: しぶ姐 | 2016年7月21日 (木) 08時07分

DYさん!
わたくし、昨年あたりから「OH!ギャル」神曲説を一部で展開しておりましたのよ!・・・まったく賛同は得られなかったけど。

基本アルバム聴き、それもオリジナルアルバム中心のわたくし、なんかのきまぐれでシャッフル聴きをしてたときに登場したこの曲。
なにこの神ヴォーカル!気に入らん歌詞だろうに(だけにか?)プロフェッショナルなパフォーマンス!
曲もカッコイイ、詞も賛否はあれジュリー以外には表現不可能な世界ですよね~。

こんなすごい曲、なんかジュリーがキライっぽいし~とスルーしていた自分にあきれますわ。

めちゃくちゃステージ映えもするとすると思うんですよね~、無理かな~、無理よね~(泣)。

投稿: ひいきゃん | 2016年7月21日 (木) 10時38分

DYさま

私はこの歌 ジュリーが嫌いだなんて 一度も思った事ないのです
確かに 自分の口で 『この歌嫌い』とか『嫌いな歌うとうた』とか言ってましたが
本気にしてはいませんでした。
だって この時のツアー中 私達に見せてくれたパフォーマンスは 勿論どれも完璧
会場も一斉に盛り上がるし ...
この歌が嫌いな理由として 『だって女がスーパースターだなんてありえないでしょ』みたいな事 言ってましたが
今となっては 『女がスーパースターだ』と 本気で感じているのは
奥様にメロメロの ジュリー本人ではないでしょうかあ〜(*>_<*)ノ

投稿: ぷー  | 2016年7月21日 (木) 12時19分

nekomodoki様

ありがとうございます!

僕もそう思うんですよね・・・。当時ジュリーはこの曲のレコーディングの仕上がりが気にかかっていたのではないかと・・・。
演奏や歌が完璧なだけに、どんな事情があったかは不明ですが、すべての音がセンターに固まったミックスにはジュリーも違和感を感じたのではないでしょうか。

当然ながら、仰る通り「ステージは別物」なのでしょうから、ジュリーには是非もう一度歌ってほしいものです。全国のお客さんも盛り上がると思うのですが・・・。

しぶ姐様

ありがとうございます!

ジュリー以外の歌手が歌ってもなかなか成立しない素晴らしさ・・・でもそれだけに、意外とジュリーはこの曲「歌ってて照れちゃう」という面もあるのかもしれませんね。

「あなたでよかった」は依知川さんの作曲作品ということもあり、僕も「もしかすると」とセトリ入りをマークしている曲です。
もし今回歌われたら、ジュリーのヴォーカルや、ファンとしてジュリーの気持ちに思いを馳せるのはもちろん、柴山さんのアルペジオにも注目したいです。名曲ですよね。

すみません、お返事一度切ります~。

投稿: DYNAMITE | 2016年7月21日 (木) 13時24分

ひいきゃん様

ありがとうございます!

「OH!ギャル」神曲説・・・素晴らしい!
僕もYOKO君も、もしその場にいれば賛同していましたよ~。

話題が逸れるので本文には書きませんでしたが、この頃海外SF界ではジョン・ヴァーリーの台頭などがあり、「女性至上」のコンセプトがブームで、日本人作家も影響を受けていました。SF好きのひいきゃん様ならご存知かもしれませんね。
音楽とSFのブームって連動することが多いので、阿久さんの歌詞ももしかすると、と思った次第です。

それにしても・・・いつぞやの「THE VANITY FACTORY」に続いて、ツアー目前に、ひいきゃん様が切望されている曲を僕が予想してしまうというパターンをまたやらかしてしまったのですね(汗)。
今回はそれが珍しく吉と出ることを願うばかりです・・・。

ぷー様

ありがとうございます!

ファンはもちろんのこと、ジュリー自身も意外と「この曲嫌い!」というスタンスを楽しんでいたのかもしれませんね。まぁ、過去のセトリ入り率を見ると、「ジュリーお気に入りの曲」とか「セトリ常連のヒット曲」とはとても言えないとは思いますが・・・。

ただ、LIVEで歌ってくれたら、今でも絶対盛り上がる曲だと思うんです。
遅れてきたファンとしては、是非一度で良いので体感してみたいシングル曲です。今年実現すれば嬉しいのですが、どうなりますか・・・。

投稿: DYNAMITE | 2016年7月21日 (木) 15時25分

「ぜんぜん当たらないセットリスト予想シリーズ」お疲れさまでした。

今回のお題の私の予想大当たりでした。
ジュリーが好きではない曲の筆頭なのでしょうけれど次のお題はこれではないかしらと思い、キットDY様がこの曲の素晴らしさを解説してくださるのだと思いました。
歌詞を好きではないと何かで読んだことがありますが、お声が素晴らしいしなかなかの曲なんですね。
でもヤッパリ本当に聴けたら会場全体がひっくり返るかもわかりません。ちょっと期待してしまいます。

ところで私昨年のライブでは問題ありませんでしたが、ここ数ヶ月実は肩が○○肩のようで手拍子は手元のみにします。ウーン残念!でも、ファンの方々私と同年輩だと思いますが、ジュリーと同じくお元気ですよね。

さて一週間後には岡山です。九州以外のジュリーがとっても楽しみです。

投稿: 澤會佐賀県支部支部長(自称) | 2016年7月21日 (木) 19時06分

DY こんばんは

衝撃のハプニングシーンは、今でも生々しく目に焼き付いていますよ。その時の出で立ちにも様々な感想がおありかとおもいますが、私はその時のTシャツがとても気に入っていて、ジュリーの衣裳の中でトップ3に入ります。人体解剖のような胸のイラストにJULIEネームが入っていたと思います。白地にピンクと紫の淡い色合いが鮮やかで、歌以上に記憶に残ってしまいました。船長ルックや派手な化粧に煙草は、嫌でした。

この曲で唯一好きなのは、井上バンドのコーラスです。意外にもフルコーラス近く聴けますから。

ジュリーにこだわりがなければ、ジュリーだからこそ歌って欲しいなあと思っている歌がひとつあります。「東京の女」です。無神経な思いではありません。とても素敵なことだと思って止みません。

投稿: BAT | 2016年7月21日 (木) 20時22分

澤會佐賀県支部支部長(自称)様

ありがとうございます!

予想の〆としては的中自信のない変化球のお題となりましたが、素晴らしい名曲だと思うんですよ。それに、なんとなくですが、「この先一度も聴けない」という気がしない曲なのです。
何かのきっかけでもう一度だけジュリーがステージで歌う・・・そんなふうに思います。
それが今年なのかどうか・・・期待してみたいです。

僕は2011年に四十肩を発症し、2012年まで引きずりました。辛かったですが治りましたからまだ軽症だったということでしょう。でもあの痛みは忘れません。
どうぞお大事にされてください。

BAT様

ありがとうございます!

確かにこの曲はコーラスも大きな魅力です。その点に考察が及んでいなかったのは痛恨でした~。
リードギターとコーラスが「追っかけ」パートを分け合っている構成が良いんですよね。そのあたりもグラムロックっぽい手法です。

BAT様の「東京の女」を切望される気持ちとはまた少し違うかもしれませんが、ここへきて僕は「永遠に」がセトリ入りするのではないか、と思えてきました。特に根拠があるわけでもないのですが・・・。

投稿: DYNAMITE | 2016年7月22日 (金) 09時05分

DY様
 こんばんは。「魅せられた夜」のコメントに書きましたEPのジャケットは「恋は邪魔もの」の「メインの写真の」別バージョンっていうか胸から上です。この手のEP盤は他にも2、3枚持ってます。それほど価値あるとは思わないですが。そこそこの枚数売れたでしょうから。
 お題曲、みなさん絶賛もしくは好意的コメントの中、またしてもすみません、私は中3の時に初めて聴いてから今日まで全く好きにはなれませんでした。
 阿久さん大野さんコンビの曲、「時過ぎ」「立ち止まるな」それに『思いきり気障な人生』まではいいなと思っていたんですが、「ダーリング」から私の中で下降期が始まり「OH!ギャル」で頂点?(最低点?)に達しました。次の「ロンリー・ウルフ」は良い曲だなと思ったので原因は阿久さん?(あくまで私の好みの問題なんですみません)
 阿久さんの歌詞って完成され過ぎてるというか、曖昧さや脆さはかなさが入り込む余地ないようにガキの私はちょっと偏見持っていたこともあると思います。あまりのヒットメーカーぶりに「売り上げ至上主義」とか「歌謡曲の人」とか勝手に決めつけたり……。
 
 それからずいぶん経ってチャボさんが、すっかりボーカリストになって広く一般受けするようになったクラプトンを批判的に論評する人に「多くの人に支持されるということはどんなに大変で偉大なことだと思ってるんだ!」というようなことを言ってました。
 その時からかは定かではありませんが、歌謡曲チック芸能チックなものも頭ごなしに否定するのはやめようと、ちょっと(ちょっとかよ!)思うようになりました。阿久さん、すみませんでした。
 でも「OH!ギャル」はやっぱ嫌いかな(笑)。

投稿: ねこ仮面 | 2016年7月22日 (金) 21時01分

DY様 おはようございます。

「OH!ギャル」にまつわるハプニングその2、東京国際音楽祭国内大会。
何十年ぶりに思い出しました。77年「勝手にしやがれ」で世界大会銀賞授賞、78年はゲストとして国内大会前夜祭に出演し「胸につのる想い」「ダーリング」を歌唱、その勢いでと行きたかった79年の第9回大会でしたが、まさかのテンポミス。「魅せられた夜」ぐらいにゆっくりで間が抜けた感じでした。とても信じられない光景に私には映りました。それでも銀賞(?)授賞だったので、授賞者による打ち上げパーティー生放送の中で、本来の乗りの良いテンポで演奏されました。
井上バンドでも緊張したのでしょうか?懐かしい出来事を突然思い出しました。

投稿: BAT | 2016年7月23日 (土) 07時20分

DY様、こんばんは。
あと3つ寝ると初日フォーラムですね!

「OH!ギャル」、好きか嫌いかと問われれば・・・、僕は大好きな曲です。でも、LIVEでは絶対聴けない曲だと思っていました。理由は言うまでもありません、ジュリーが嫌いだと言い続けている曲ですから。

でも今回のDY様の伝授における天邪鬼ジュリーからの推察、楽しく拝読したと同時に、「もしかして・・・」という期待を持たせて頂くことができました。

ストーリ性希薄にして、世界観に疑問符、説得力脆弱な楽曲を、唯一無二の作品に仕立ててしまうジュリー。そしてクールでありながらもメーター振り切れるくらいのグラムロックっぷり。今のジュリーでぜひ聴いてみたい!

そうは言っても可能性は極めて低いと思いますが、でもでも、今ツアーでは1曲目か、もしくは後半の盛り上がり楽曲群に更に駄目を押す位置に配されることを期待しています。

投稿: goma | 2016年7月23日 (土) 20時52分

ねこ仮面様

ありがとうございます!

阿久さんの詞については、例えば後の松本さんや秋元さんのような商業主義(それが悪いということではありません)と評されるタイプの作詞家とは一線を画している、唯一無二の存在というのが僕の考えです。
子供時代に聴いて衝撃を受けた「マッハバロンのテーマ」で「悪の天才が時に野心を抱き、世界征服を夢見た時に」とした阿久さんの感性は「商売言葉」とは無縁だと思います。

ただ、フレーズが独特なので、仰るように「曖昧さが入り込む余地のない」ガチガチの「イメージは確かにありますけどね。
僕はそういう面も含めて阿久さんの詞は大好きです。でも、ジュリー自身がどうだったかは・・・「OH!ギャル」への言葉が象徴しているようには感じますね。

細切れのお返事ですみません。一度切ります~。

投稿: DYNAMITE | 2016年7月23日 (土) 21時18分

BAT様

ありがとうございます!

そんなことがありましたか。生バンドを率いてのステージであればこそのハプニングと言えますね。
そう言えば、今年のお正月にテレビ放映された「麗人」がスローテンポで驚きました。それはそれで重厚な良さがありましたが、すぐ前にフォーラムで生歌、生演奏を体感していただけに、テンポの違いは際立って聴こえましたね。
ハプニングとまでは行っていませんが、貴重な映像だったと思っています。

すみません!
またまたここで一度切ります~。

投稿: DYNAMITE | 2016年7月24日 (日) 09時45分

goma様

ありがとうございます!

いやぁ心強いお言葉ですが・・・さすがに開幕目前のここへきて、この曲は予想的中する気が全くしなくなってきました(汗)。

確かに「OH!ギャル」って阿久さんの作品としてはストーリー性は低めなんですね。だからこそ歌い手や演奏者は好き勝手に暴れることも可能。今のジュリーで聴いてみたいですねぇ…絶対盛り上がると思うのですが。

もし1曲目がこの曲だったら初日フォーラムはお客さん全員ひっくり返るでしょうが…オープニングはお正月に続いて「ストリッパー」と一応真剣予想しておきます。裏切られる期待も込みで…。

投稿: DYNAMITE | 2016年7月24日 (日) 11時52分

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