沢田研二 「シルクの夜」
from『NON POLICY』、1984
1. ナンセンス
2. 8月のリグレット
3. 真夏のconversation
4. SMILE
5. ミラーボール・ドリーマー
6. シルクの夜
7. すべてはこの夜に
8. 眠れ巴里
9. ノンポリシー
10. 渡り鳥 はぐれ鳥
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昨夜は関東で地震がありました。
僕は既に仕事から帰宅していたのですが、自宅のある地域は震度4でした。テーブルに置いてあったカップが揺れ、コーヒーが少しこぼれました。
みなさま、大丈夫だったでしょうか?
そして、仕事が外回りだった今日はと言うと、うっとおしい雨です・・・。なんだか気分も滅入りかけますが、「いやいや、九州のみなさまの苦労に比べれば」と思い直し、矢継ぎ早の更新を頑張ってまいります。
なにせ今日は先輩方大好物の(?)、ジュリー・エロ・バラードがお題ですよ~。
ジメジメ転じてエロと為る、ということでこのうっとおしい天気を吹き飛ばしたい!
さて、僕がこれまで記事に書いてきたジュリーのバラード中に、90年代から2000年代にかけての「ジュリー3大エロ・バラード」なる3曲があります。
下世話な表現で申し訳ないのですが
ビフォー→「Don't be afraid to LOVE」
本番→「PinpointでLove」
アフター→「AFTERMATH」
というもの。
ただ、当然70年代、80年代のジュリーにも幾多の官能のバラード名曲があって、その中から今日は80年代の名曲を採り上げることにしました。
今拙ブログは”大好きな曲をお題にガンガン更新するシリーズ・女性作詞編”開催中ということで、今日のご指名女流作詞家は、三浦徳子さん。
ジュリーへの提供曲は、「ス・ト・リ・ッ・パ・-」「おまえがパラダイス」「6番目のユ・ウ・ウ・ツ」など80年代ロックン・ジュリーの名シングルがズラリ。
官能ということで言えば、妖しいながらもカラリとした性衝動でスカッとさせてくれる詞が多く、どちらかと言うとアップテンポとの相性が良さそうな三浦さんの「エロ」ですが、ジュリーには極上のエロ・バラードを1篇、(世間的には)ひっそりと提供してくれています。
アルバム『NON POLICY』から。
「シルクの夜」、伝授です!
80年代ジュリーのエロ・バラード・・・みなさまそれぞれに「意中の1曲」がありそうですね。
超弩級は「クライマックス」と「指」の2曲でしょうか。実は80年代ジュリーのエロ・バラードは、すべてこの2曲とのバランスをとってみるとその魅力が際立ってくるように僕には思えます。「シルクの夜」についてもまずはそんなお話から始めてみましょう。
「クライマックス」と「指」は両極端として、真ん中に「シルクの夜」を置いてみるととても座りが良い・・・個人的な感覚ですけど、これは曲の「体温」の話なんです。
まず糸井重里さん作詞の「クライマックス」は、火傷するくらいに熱い!
対して、先日の蜷川さんの旅立ちの知らせもあって、今ジュリーファンの多くが思いを馳せているであろう松本一起さん作詞の「指」は、蜷川さんの演出のイメージも加え、極度に(身体が)冷たい感じがします。
実際にコトに及んでいる(←下品な表現ですみません)「クライマックス」も、失われた愛撫を妄想の中で取り戻し再現しようという「指」も、とてつもなく「リアル」。
どんな作詞家さんの作品であれ、ジュリーが歌うエロ・バラードは常に「リアル」です。
でもこの2曲、ジュリーの天才的な歌詞解釈表現によって、伝わってくる「体温」が極端に違う・・・ならば、「シルクの夜」はどうでしょうか。
これが不思議なことに、熱くも冷たくもないんですよね。「平熱」なんですよ。
一人の朝には むなしいこの僕
Cmaj7 B♭6 Cmaj7 B♭6
HOTELの窓ににじんだBlue
A♭maj7 Cmaj7
抱きしめるぬくもり それは はかなさ ♪
A♭maj7 G7sus4 G7
このように2番Aメロ冒頭に「回想」が挿し込まれることで、聴く側の鼓動が落ち着いてくるような・・・。
「平熱」の感覚は、実は『NON POLICY』というアルバムに共通する魅力なのかもしれません。
良い意味でどこか「醒めた」サウンドをして僕は何となくこのアルバムに「シティ・ポップス」を想起していました。今も変わりなくそう感じてはいますが、そんな(言わば)無臭の音の中でのジュリー・ヴォーカルの「情」を探っていくのが醍醐味・・・僕がこのアルバムの再評価に至ったのには、そうした気づきがあります。
「シルクの夜」には確かにエロを感じます。しかし具体的にそのエロティシズムを紐解こうとすると、この「温度」感の無さというのはなかなかに難問です。
三浦さんの詞は端麗で素晴らしい名篇ですが、じゃあ歌詞中で派手にエロティクな表現が貫かれているかというとそういうわけでもなくて。
かりそめの恋を歌うストーリーは主人公の心情を淡々と追うように描かれ、特に官能を押し出すフレーズは見当たりません。それでも・・・エロい。何故でしょう。
そこで浮かび上がってくるのが作曲者・・・稀代のメロディー・メーカー、南佳孝さんの存在です。
僕自身には才が無く理解できない部分もありますが、多くの著名な方々が南さんを「エロティックなメロディーを書く人」として高く評価していらっしゃるようです。
もうタイトルも作者のお名前も忘れてしまったのですが、「音楽業界やヒット曲を斬る」みたいな辛口な感じで、オーケストラの指揮者のかたが執筆された本を高校生の時に読んだことがあります。
文中でその指揮者さんが南さんの「スローなブギにしてくれ」(だったと思います)のコード進行を一部挙げ「エロティックな進行だ」と絶賛されていました。「コード進行だけでエロを感じる、なんてことがあるんだろうか。プロというのは凄いなぁ」とまだ10代の僕はそのくだりを読んで面食らったことをよく覚えています。
ちなみにその指揮者さんが『第22回・日本レコード大賞』で指揮をしていらしたことは確実ですので(てっきり新人賞は聖子さんで間違いない、と思って準備していたら田原さんが受賞したので慌ててスコアを差し替えた、と書いていらっしゃったので)、よく調べたらお名前と著作タイトルが分かるかもしれません。
南さんのメロディーの個性が、ジュリーの歌によって素直に押し出された・・・それが「シルクの夜」をエロ・バラードたらしめているのではないでしょうか。
当然、三浦さんの詞のシチュエーションも、そんな南さんの官能的なメロディーだからこそ生まれたのでしょうし、無用に煽動することなく流れるような言葉を連ねていった「シルクの夜」が三浦さん作詞作品の中で逆に異色の名編であることも、詞曲一体かつジュリー・ヴォーカルの邪気の無さ故と言えます。
才あるプロフェッショナルの素直さが生み出してしまったエロティシズム・・・痛快ではありませんか。
さすがに僕は「コード進行から南さん特有のエロを指定する」には才が足りません。
と言うかこの曲、メチャクチャ採譜が大変だった!
いやぁ難易度高いです。なんとか「一緒に合わせて演奏するのに違和感の無い」ところまではコードを当て、今日は恥ずかしながらの自力採譜の表記をさせて頂きますが、正解はもっと複雑なテンション・コードが乱れ飛んでいるはず。どうぞご容赦を・・・。
で、何となく「エロい気がする」進行部として僕がなんとか挙げられるとすれば、それぞれ違った役割で2度のディミニッシュが登場する箇所でしょうか。
白いその肌に
G7
リボンをかけてしまいたいのさ ♪
G7 A♭dim Am7 C#dim
本当に「なめらか」です。音の才を持つ人は、こうしたなめらかさを「なまめかしい」官能の感覚へと脳内で変換できるのかもしれませんね。
一方、「ジュリーのヴォーカル表現からメロディーのエロを測る」・・・この切り口なら僕のような者でも可能ですし、みなさまそれぞれ思いつく箇所もあるでしょう。
例えば、サビ途中の語尾はいかがでしょうか。
(1番)
言葉にはしない 愛が消えそうで ♪
Dm7 Fm7 Em7 Am7
(リフレイン)
約束は しない 愛は消えないさ ♪
E♭m7 G♭m7 Fm7 B♭m7
サビのリフレイン部については、キーが半音上がっているので一層エロい!
ジュリーはロングトーンも素晴らしいですが、こんな感じでフッと囁くように語尾を切る表現・・・絶品です。
みなさまが考える、「この曲のエロいメロディー」はどの箇所でしょうか?
最後になりますが・・・また「クラマックス」「指」との比較なんですけど、この2曲には明らかな「仕掛け」があるのに対し、「シルクの夜」の場合は「優れたメロディーに優れた歌詞が載って」いて、ジュリーがありのままに歌うことで成立した、「本当に良い曲とはこういう曲」というお手本のような名曲です。
敬愛するJ先輩の名言のひとつに、「ジュリーほど雰囲気で歌っているように見えて”歌”を歌っている人はいない」というお言葉があります。「シルクの夜」や「絹の部屋」などは正にそんな「歌」ではないでしょうか。
サビ最後に登場する「One Night Dreamer」のフレーズ示す通り、「シルクの夜」でジュリーは「一夜限り」のアバンチュールを歌っています。ところが
「言葉にはしない」
「約束はしない」
な~んてジュリーにこの声で歌われると、「一夜限り」が確信犯の色男っぽいと言うのか、聴いている女性ファンにしてみたら「いけず」なジュリー・・・つまり「私はジュリーのものになってしまっているのに、ジュリーは確信めいたことを言ってくれない」という、そんな「いけず」がこの曲のエロの正体かもしれませんね。
僕のような鈍感な男性ファンにはなかなか辿り着けない底知れぬ魅力が「シルクの夜」には隠されているようです。僕としてはこれをして「ドSに歌うジュリーのバラードはエロい」と、浅~く結論づけるに今はとどめておきましょう(汗)。
いずれにしても数年前から右肩上がりで再評価し始めたアルバム『NON POLICY』にあって、最重要な名曲・・・さすがにこの先のLIVEセットリストに採り上げられる可能性はゼロに等しいのでしょうけど、こうして音源を繰り返し聴いているだけでどんどん嵌ってゆく感覚、やっぱり僕の行くジュリー道はまだまだ先が長く、「気づき」のお楽しみもたくさん待っているようです。
それでは、オマケです!
今日は、手持ちのツアー・パンフレットの中で最大サイズを誇る『JULIE CONCERT TOUR '84』(中野『まんだらけ海馬店』さんにて購入)。
とにかくデカくて、A4でスキャンしようと試みるのはあまりに無理があるんですけど、それでもなんとかできる範囲でやってみたいくつかのショットをどうぞ~。
↑ 建さん若い!
↑ 柴山さんは、今とさほど変わらない・・・?
それでは、次回更新でご指名の「ジュリーを語る上で欠かせない!」女流作詞家さんは・・・いよいよ登場の覚和歌子さんです。
90年代から2000年代、覚さん作詞のジュリー・ナンバーにはこれまた数えきれないほどの名曲がありますが、今日の三浦さんご指名お題「シルクの夜」が「エロ・バラード」でしたから、この調子に乗って(?)今度は覚さんの「エロック」を採り上げたいと思います。
後追いで「じゅり勉」してゆく中で、多くの先輩方が「こんなジュリーを待っていた!」とタイムリーでこの曲を絶賛されていたことを学んできました。
詞、曲、演奏、ヴォーカルともインパクト抜群の2000年代ジュリー、オンリーワンのハード・ロックです。
さぁどの曲でしょうか(バレバレかな?)。
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コメント
DYさま
ジュリーの声が 余りに美しいので この歌の エロスを 考えた事もございません。
DYさまおっしゃる シティサウンド として サラッと聞き流しておりました。
なるほど 歌詞を考えるなら そうなのですね。
私 『指』 でさえも エロスより 今その場にいない愛する人を焦がれて苦しむ 『切なさ』 の方を感じてしまいます。
AFTERMASHはCDの全曲が もうっ ジュリーの声に溺れたいなら これを聞け! って感じですよね。
DYさまの 書きたい 気持ちが伝わってきます ありがとうございました。
投稿: ぷー | 2016年5月18日 (水) 00時36分
ノンポリシーのアルバムの中で一番好きな曲です。
当時のノンポリシーツアーはアレンジを大きく変えているとジュリーは言っていました。
僕はアルバムを購入前にツアーを観たので、どんなアレンジだったか覚えていません。西平彰氏が会場のグランドピアノを弾いていたのは覚えています。西平氏のセットは正面にPPG2.3&KORGポリ6が使用されていました。あとは録音したものが流れていました。ジュリーソングカレンダーからも3曲ぐらい歌われていました。ピアノだけの♪シルクの夜を聞いてみたいです。
投稿: としあき | 2016年5月18日 (水) 04時28分
ぷー様
ありがとうございます!
僕はこのアルバムを好きになるのに時間がかかってしまいましたが、ぷー様のように「身をゆだねて歌を聴く」こともできていませんでした。信じられないことに、「ナンセンス」「8月のリグレット」「すべてはこの夜に」の3曲以外、あまり惹かれていませんでした。
数年前に「渡り鳥はぐれ鳥」を再評価する機会があり、徐々にアルバム全体が好きになっていきまして、今では「シルクの夜」「眠れ巴里」が特に好きな曲です。
「指」についても、当初僕には、「掴みどころのない」印象でした(恥)。先輩に歌詞をコピーして貰って初めて「おおっ!」と・・・。
でも最終的には「シルクの夜」にしろ「指」にしろ、曲の魅力はジュリーの歌に行き着くのですね。
ぷー様の聴き方は「本質」だと思いますよ~。
☆
としあき様
ありがとうございます!
いやぁ、先日来いつも勉強させて頂いています。
『NON POLICY』ツアーではシーケンサーを導入していたのでしょうね。
バックの音を作り、生のグランドピアノを弾く西平さんの貢献、ステージの姿を想像できるようです。
僕にとっては、『JULIE SONG CALENDER』収録曲をLIVEで聴いたことがある、というだけで羨ましいお話です。僕はまだ1曲も生では聴けていませんから・・・。
あと、確かにピアノ1本の「シルクの夜」は聴いてみたいです。レコーディング音源ではサラリと歌っているジュリー(それがまた良いのですが)が、ピアノだけの伴奏だと情感むき出しのヴォーカルへと変わるのかもしれませんね。
投稿: DYNAMITE | 2016年5月18日 (水) 09時31分
DY様 こんばんは。
昔聴いた時より、今のほうがエロく体に沁み込んできます。(笑)
そういえば「NON POLICY」最近聴いてなかったなぁ?と思ったらスマホに落としてなかった。どおりでプレイリストに大好きな「すべてはこの夜に」がなかったわけです。
「シルクの夜」とともに即追加しました。
で、「クライマックス」ってなんだっけ?
おバカなことにレコードプレーヤーを購入してB面をUSBに片っ端から入れた時に漏れてしまっていたんです。20年ぶりくらいだったから覚えて無くて。「おまパラ」のB面じゃん。
早速聴き直しました。他にも抜けちゃってる曲がありそうです。ある意味お楽しみが増えました。
投稿: nekomodoki | 2016年5月18日 (水) 21時17分
DY様
こんばんは。私にとって掴み所ないとしか思えない『ノンポリシー』の中では割とわかりやすく、タイトル曲と「ナンセンス」と並んで好きな曲です。
掴み所ないと感じるのは、DYさんがおっしゃった「シティポップス的」なところがなじめなかったのでしょうか。『ミスキャスト』からこの『ノンポリシー』までの4作(『ソング・カレンダー』含む)は、どれも生ドラムス感がなく、あるいは入ってなく、バンドサウンドや生身の人間が演奏した時に生じる「間」みたいなものとは対極にあるように私には思えます、その是非はともかく。
何なんでしょう?ハイハットが聴こえない、スネアだけ異様にデカイ曲が目立つのでしょうか?まあ、さすがに次作『架空のオペラ』までいくと、これはこれでこういうものと納得でしたが。
話は逸れますが、人工的な響きでも『女たちよ』は結構好きなんですよね。サウンド云々よりも掴み所がないのは私の好き嫌いの基準でしょうね。
投稿: ねこ仮面 | 2016年5月18日 (水) 23時43分
DYさま、こんにちは。
予告をいただいたので、待っていました~
80年代大好きベストスリーアルバムの一枚「ノンポリシィ」
「シルクの夜」♪
いいですね~うっとり。
ミステリアスな雰囲気、静かに甘く涼しい。
♪今夜一夜だけ、ぼくの胸に咲いたはなびら
ここが肝でしょうか。
曲も大袈裟なところがなく流れて、素直に甘い。
ジュリーの声はone night dreamへの誘いを歌っているようです(笑)
うまいわ~~いい声♪♪
さらりと歌いながら、恋の心情を、誘惑を伝えられるジュリーの歌唱の独壇場です。
「ノンポリシィ」は、この時代のシティポップスの感じはあるけど、ジュリーの歌のうまさ、声の良さ、詞の解釈と表現の多彩さが流行とは一線を隔しているな、と思います、ファンとしては(笑)
投稿: momo | 2016年5月19日 (木) 15時31分
nekomodoki様
ありがとうございます!
ジュリーの曲って、タイムリーでリリース時に聴いた時と、時間をおいて改めて聴いた時で印象が変わる、より沁みてくる、ということがよくありますよね。
後追いファンの僕にとってそれは僅か数枚のCDの話でしかありませんが、長いファンの先輩方はなおさらその感覚は強いことでしょう。
ジュリーのシングルB面は名曲の宝庫ですからね~。「クライマックス」、初めて聴いた時はブッ飛びました。
次の次のお題は、70年代のシングルB面曲を予定していますよ!
☆
ねこ仮面様
ありがとうございます!
う~ん、どうしてでしょうねぇ。ねこ仮面様は打ち込みがお嫌いなのか、はたまたエレドラの音がダメなのか(確かにスネアが大きく聴こえますからね)・・・僕はそのあたりはもう全然気にならないんですけど。
でも、『女たちよ』が当てはまらないとなると、ねこ仮面様は意外と歌詞とメロディーという根本的なところで引っかかっているのかもしれませんよ。
あのアルバムには当然、歌詞に英語フレーズの多用はありませんし・・・。
☆
たびたびすみません。また一度切ります~。
投稿: DYNAMITE | 2016年5月19日 (木) 17時48分
momo様
ありがとうございます!
> 大袈裟なところがなく流れて、素直に甘い
まったく仰る通りです。曲もそうですけど、やはりそれはジュリーの歌の力でしょう。
普通の歌手ならこの曲は、もっと粘っこく迫るように歌うのではないでしょうか。そうなると逆に「誘われて」いる感覚が消えてしまいそうです。ジュリーはそこが違います。
そしてそれは、momo様が仰った当時のシティ・ポップスと「一線を画す」ジュリーの魅力そのものですね。
時間がかかりましたが、僕もようやく『NON POLICY』大好きになりました。
「シルクの夜」1曲とってももちろんですが、アルバム全体にCO-CoLO時代ともまた違うミステリアスな雰囲気があって、クセになります!
投稿: DYNAMITE | 2016年5月19日 (木) 17時59分
DY様こんばんは。
今度は久々に関東が揺れましたね。日本列島はお豆腐の上に乗っているという表現を聞いた事があります。もはや揺れない場所はないのかもしれません。しかし、DY様落ち着いていますね。私は、ダメです。震度4は。今日も夜間の2時半頃に震度1だったようです。目が覚めてしまいました。大分元気になっていますので以前のように動揺はしていませんが・・・やっぱり佐賀人は駄目ですね。地震もほんの少しの雪も。
さて「シルクの夜」、久し振りに聴いてみました。私にはジュリーの艶々のお声が素晴らしいバラードに聴こえます。こんな曲は素敵だな~ジュリーにピッタリだと思います。「絹の部屋」と関係があるのかしら?シルク繋がりで。「絹の部屋」もとっても好きなんですが、この曲もいいわ。DY様のご伝授でいろいろな曲を思い出せます。
次のお題は何かしら?ジュリーのロックもいいですね~。力強くて。こちらも大好きです。楽しみにお待ちします。
投稿: 澤會佐賀県支部支部長(自称) | 2016年5月19日 (木) 22時13分
澤會佐賀県支部支部長(自称)様
ありがとうございます!
関東では、あの日の地震の後は1度だけ翌朝に小さな揺れがありましたがその後は落ち着いています。そちらはまだ余震が続き、安心して眠ることもままならないご様子・・・本当に、早くおさまってくれると良いのですが。
僕の場合は「落ち着いている」というより「固まってしまう」のですよ・・・。落ち着いている人なら、揺れの中で最低限の行動ができるのかもしれませんが、僕は身体をこわばらせてやり過ごすだけです。万一の備え含めて、色々と考え直さなければなりませんね・・・。
僕も「絹の部屋」が大好きです。
「シルクの夜」は無理のような気がしますが、「絹の部屋」はいつか生で聴けるような予感も勝手に感じています。コード進行などから、僕の中では「約束の地」と対になっている曲なのですが、生の歌を聴くとまた印象がガラッと変わるのかもしれません。
その日が来るのを心待ちにしています。
投稿: DYNAMITE | 2016年5月20日 (金) 09時08分