沢田研二 「君をいま抱かせてくれ」
from『HELLO』、1994
1. HELLO
2. DON'T TOUCH
3. IN BED
4. YOKOHAMA BAY BLUES
5. 卑怯者
6. RAW
7. ダーツ
8. Shangri-la
9. 君をいま抱かせてくれ
10. 溢れる涙
--------------------
音楽劇『悪名』も福岡公演が始まり、座長から被災地へのメッセージも届けられたとか。
素晴らしいステージが続くことと、被災され今回の公演に参加できなかったジュリーファンのみなさまが一刻も早く平穏な生活を取り戻されますよう、お祈り申し上げます。
最近は音楽界で僕が特に好きだったビッグネームの訃報が相次ぎ、さすがに参ってしまいます。
今年に入ってからも、まだ4月だというのに・・・デヴィッド・ボウイ、ジョージ・マーティーン、キース・エマーソン、そして今度はプリンス。
10代、20代の頃に憧れた音楽人の訃報というのは、やっぱりショックですよ・・・。
プリンスについては、僕は『1999』から『サイン・オブ・ザ・タイムス』までが圧倒的に好きです。
一番好きなアルバムは『パレード』。アレンジフェチにはたまらない大名盤です。ついこの間も音楽仲間と飲んだ時、プリンスのどのアルバムが好きかで盛り上がり、『アラウンド・ザ・ワールド・イン・ア・デイ』を推す奴、『パープル・レイン』を推す奴、と様々でした。
詞、曲、アレンジ、演奏すべてにおいて天才でした。57才での旅立ちはあまりに早過ぎます・・・。
また日本でも、今年2月に1人の偉大なギタリストが天国へと旅立たれたばかり・・・今日は、そんなお話を交えながらの更新です。
前回の予告通り、今日から”大好きなジュリー・ナンバーをお題に、文量短めでガンガン更新するシリーズ”を開始いたします。
僕の場合は「文量短め」というのが難関ですが(汗)、シリーズ長期継続のためできるだけタイトに、と心がけます。そのため、「思いあまって言葉足らず」な面も出てくるでしょう。そこは、みなさまから頂くコメントが頼りです。どうぞよろしくお願い申し上げます。
今の大変な状況の中で、僕にはこんなことくらいしかできることが思いつかないけど・・・なんとか「週に2本」くらいの更新ペースで頑張っていきます!
今日お題に採り上げるのは、アルバム『HELLO』から「君をいま抱かせてくれ」。
これは、今年の2月に「新譜の考察が終わったら書こう」と考えていた曲です。ジュリーLIVE・セットリストの常連曲と言って良いですよね?ジュリーお気に入りの名曲、今後も生で体感する機会は何度もあるでしょう。
では枕もそこそこに・・・伝授です!
個人的にはアルバム『HELLO』の中では「Shangri-la」が一番好きですが、「その次は?」と尋ねられたら真っ先にタイトルが挙がる数曲のうちのひとつです。
「君をいま抱かせてくれ」の場合は、『ジュリー祭り』で歌われた曲、というのが僕にとっては大きい。
あの6時間半に渡るステージも終わりに近づき
「もう残りのセットリストは大ヒット曲連発で最後まで押し通すに違いない!」
と勝手に思っていたヒヨッコDYNAMITE(&YOKO君)を再び置いてきぼりにしてしまった名曲。
新規ファンの間で「ポカン曲」なる造語を生んだ(?)、重要な『ジュリー祭り』セトリの1曲です。
「ポカン曲」には「今後の生LIVEでのリベンジを誓う」という意味もついてきます。「君をいま抱かせてくれ」はその後無事にリベンジの機会が訪れましたが、僕がこれまでLIVE体感したこの曲はいずれもセットリスト後半ヤマ場の配置でした。
ですから僕の中でこの曲は、汗ほとばしるジュリーのイメージが強いんです。
ステージ後半になればなるほど、声もよく出てきて身体もキレッキレになるのがジュリーのLIVE。「君をいま抱かせてくれ」は、その象徴のような感じですね。
アルバム『HELLO』の中では、「YOKOHAMA BAY BLUES」「溢れる涙」、そしてこの「君をいま抱かせてくれ」の3曲が特にジュリー自身のお気に入りのようです。
「君をいま抱かせてくれ」については、どのあたりがジュリーの好みなのでしょうか。
のちに白井良明さんがジュリーの音楽嗜好について「沢田さんはギターが好き」と語ってくれていますが、実は『HELLO』直前の吉田建さんプロデュース期って、もちろんギターもガンガン鳴っている一方で、シンセサイザーが目立つアレンジが多いんですよね。
各種ギターやパーカスも含めて、色んな音が緻密に組み合わされたアレンジは僕はとても好みだけれど、ジュリーはもっとシンプルな作りが好きなんじゃないかなぁ、と最近になって思えてきました。
『HELLO』の後藤さんのアレンジはその点直球と言うか、一歩間違えれば90年代アイドルのシングルのような音作りになってしまうそのスレスレのところで「ロックしている」緊張感が持ち味だと思います。
各曲ごとに押し出す音やリズムを決めて、ジュリーのヴォーカル以外にもうひとつ「主役」を作っている感じかな。ベーシストとして参加している後藤さん自身の演奏は縁の下の力持ちに徹している、というのがまた興味深い点ですが・・・。
さて、みなさまはこれまで、松原正樹さんというギタリストの名前を意識したことはあったでしょうか?
松原さんは、音楽に興味のある人ならば
「たとえその名前は知らなくとも、そのギターの音は誰しも一度は必ず聴いたことがある」
と断言しても良いほどの人。
膨大な数の楽曲でレコーディングに参加し、日本のロック&ポップス、歌謡界に長く太く貢献し続けてこられた偉大なギタリストです。
例えば、こちらの御記事で紹介されているタイトルは、みなさまもご存知の曲ばかりでしょう。山口百恵さんの「さよならの向こう側」、キャンディーズの「微笑みがえし」、さだまさしさんの「案山子」、荒井由美さんの「中央フリーウェイ」、松田聖子さんの「渚のバルコニー」、中森明菜さんの「北ウイング」・・・それでもこれらは、松原さんが演奏した楽曲の、ほんのほんの一部です。
『HELLO』というアルバムは、ジュリーの50年にも及ぶレコーディング作品のキャリアの中、ただ1枚限りの参加となる素晴らしいミュージシャンが2人も集結した名盤として、もっと語られてよいと思います。
そのミュージシャンこそ、ドラムスの湊雅史さん、そしてギターの松原さんなのです。
残念ながら今年2月に天国へと旅立たれた松原さん。訃報を受け僕は、近々に「君をいま抱かせてくれ」の記事を書こう、と決めていたのでした。
アルバムの中で「湊さんのドラムスならこの曲!」と言えるのが「Shangri-la」とすれば、「松原さんのギターならこの曲!」なのが「君をいま抱かせてくれ」です。
まず、ピッキング・ハーモニックス奏法がカッコ良過ぎます。これは、弦に爪を触れるか触れないか、のタイミングのコンマ1秒直後にピックを当てた「カキ~ン♪」みたいな音色を、繋がったフレーズの任意の箇所に一瞬だけ織り交ぜるという技で、ギター歴30余年の僕はまだこの奏法を完全マスターできません(3回に1回くらいの成功率・・・涙)。
松原さんの大胆にしてきめ細かい完璧なフレージングは、湊さんはじめ周囲の演奏陣のテンションを察知して導き出されたものでしょう。
正にレコーディング現場を知り尽くした職人、匠の技なのです。それが3つのギター・トラックそれぞれに絶妙なバランスで配されています。
例えば、0’54”あたりで左サイドのトラックで鳴っている細かいオブリガートなんて、意識しないとなかなか気づけない音ではあるんだけど、結果この音があってこその「君をいま抱かせてくれ」になっているわけで、当然鉄人バンドの演奏にも踏襲されていました。
また、間奏のギター・ソロ部には転調もあるんですけど、信じられないくらいにフレーズの繋がりに引っかかりが無く、あれだけ速弾きしているのにゆったりと舞っているように聴こえます。
そこへ、代名詞のガッチガチなセメント・チューニングで攻めまくる湊さんのドラムス、ブンブン唸る後藤さんのベース、間隙をポップに突いてくる田原音彦さんのピアノが噛んできて・・・いやこれはジュリー史上でも屈指のレコーディング・トラックではないでしょうか。
このように、ジュリーはおそらくこの曲の「レコーディング時点からの演奏のテンションの高さ」が大好きだったんじゃないかと想像するんですよ。「こりゃLIVE向きだ!」という制作段階からの確信ですね。
この曲をステージで歌うジュリーは、”おいっちに体操”と”両拳同時突き出し”を組み合わせたアクションで、本当に楽しそうに暴れ回ります。これはリリース当時からそんなステージングだったのではないですか?
さらに、ジュリーがこの曲を好きな理由には「自身の作曲への手応え」も挙げられるでしょう。
実はこの曲のAメロ冒頭のコード進行は、ずっと以前からジュリーが試み続けてきたパターンの集大成と言えます。トニックで始まった次のコードがいきなり1音上がりのメジャー、というね。
ビートルズの「ユー・ウォント・シー・ミー」やストーンズの「アズ・ティアーズ・ゴー・バイ」などに始まって、今では胸キュンポップの隠し味として使われるコード進行なんですが、ジュリーの場合は「自分がステージで身体を動かすことを想定したロック・ナンバー」としてこの進行を採り入れることに意義があるようです。
陽が沈むテラスで ♪
C D
和音としては「ド・ミ・ソ」→「レ・ファ#・ラ」の移動。「ファ」に臨時の「#」が付くのがポイントで、これが「ド・ミ・ソ」→「レ・ファ・ラ」(C→Dm」)だと王道中の王道なんですが、ジュリーはいわゆる「王道」の進行を、自身ではほとんど使わない作曲家なんですよね。
「君をいま抱かせてくれ」以前のジュリー作曲作品でこのパターンの例を挙げますと
可愛いい そんなお前を ♪
C D
(「お前は魔法使い」)
寒いくらいにエアコンきかして ♪
C D
(「ZOKKON」)
20年振り 手紙が届いたから ♪
C D
(「青春藪ん中」)
註:この3曲はいずれもホ長調ですが、分かり易く「君をいま抱かせてくれ」と同じハ長調に移調してコード表記しています。
どれもAメロ冒頭から、というのが共通していて、ジュリー作曲の十八番進行と言って良さそうです。
「君をいま抱かせてくれ」はその中でも「一番のデキや!」という自信があるんじゃないかなぁ。
まぁ「青春藪ん中」は厳しいかもしれないけど、「お前は魔法使い」「ZOKKON」の2曲もこの先のLIVEで一度は聴けるんじゃないかと期待しているのですが。
比較で挙げた3曲は「作詞・作曲・ジュリー」でしたが、「君をいま抱かせてくれ」では、ジュリーの作ったメロディーに松井五郎さんが詞を載せています。これがまたジュリー好みの詞なのではないか、と。
特に
数だけで女を語るような
A♭ B♭ E♭ Cm
さみしい男でいたくないから ♪
A♭ B♭ E♭ G7
「曲の数だけでジュリーを語っている」ようなスタイルの拙ブログとしては、強烈に突き刺さる歌詞(笑)。
ジュリーもきっとここが気に入ってるんじゃないかなぁ。
ちなみにジュリーの作曲は、この箇所でハ長調から変ホ長調に転調しています。
最後に、蛇足のお話になりますが・・・
アルバム『HELLO』の歌詞カードはおそらくジュリーの全CDの中でも特に老眼にはキツい装丁ですよね。『TOKIO』とこのアルバムが双璧でしょう。
今年の12月にいよいよ50代へと突入する僕は、同じ年齢の頃のジュリー同様に、目の急速な老化に直面しているところです。
仕事していてもね、この数字は「6」なんだか「8」なんだか、と手を止めてしまうことがしばしば(涙)。
で、『HELLO』歌詞カードのページの中でも一番読み辛いのが、この「君をいま抱かせてくれ」の演奏クレジット部なんですよ。まったく見えません(泣)。
薄いピンクに水色のフォント、しかも文字が小さい!
この曲のギターが松原さん、ドラムスが湊さん、キーボードが田原さん・・・というのは、隣ページ「溢れる涙」のクレジット(ココは辛うじてまだ読める)の「ひとつひとつのスペルの雰囲気」を見比べながら(笑)確認しなければなりませんでした。
「昨年再発されたCDの歌詞カードも、同じデザインなのかな?」と気になっております。
購入されたかた、ご伝授くださいませ~。
それでは、オマケです!
以前執筆した「溢れる涙」の記事でご紹介させて頂いたオマケ・・・『HELLO』ツアー・パンフレットのカレンダー・ショットを追加で3枚どうぞ~。
『HELLO』はジュリーの全作品群の中で決して目立ってはいませんが、特色の多い名盤です。
僕は『ジュリー祭り』の余韻醒めやらぬ状態でLIVEレポートを書き、先輩方からのコメントがとても嬉しくそれがきっかけでここは「じゅり風呂」となったんですけど、その時は(今思えば無謀にも)「セットリスト各曲について何かひと言でも書く」と自分に課し、懸命に未知のナンバーについてネットで調べたものでした。
wiki以外に、曲名で検索してヒットしたサイト様にもお邪魔したりしまして、世の中にこんなにジュリーのことをネットで書いていらっしゃるファンがいらしたのか、と思いつつ訪ねた先で、もうどちら様だったのか覚えていないんですけど、アルバム『HELLO』を絶賛されているサイト様に出逢いました。その文章に惹かれてCDを購入しようと探したものの、どこも廃盤扱いで。
結局ひと月ほど経ってから僕は有難いことにMママ様の「保存用」の1枚を譲って頂く僥倖に恵まれたわけですが、新規ファンにとっておそらくEMI期のアルバムの中『HELLO』は『架空のオペラ』に次ぐ「入手困難」状態が続いていたと思います。
再発が叶った今はもう普通に購入できるようになりました。お題曲の収録アルバムを「是非」とお勧めできる状況というのは、本当に嬉しいものです。
それにしても、今回「君をいま抱かせてくれ」を採り上げて改めて思ったこと・・・『ジュリー祭り』のセットリストというだけで「特別な曲」と感じるのは、僕の本格ジュリー堕ちの経緯による特殊なものなのか、それとも長いファンのみなさまにも共通の感覚なのでしょうか。
「ジュリー70越えまでに『ジュリー祭り』セットリスト全曲を記事にする」というのが拙ブログ当面の最大目標ですが、もうあと2年ちょっとでその時が来ます。
年に5、6曲の執筆ノルマでクリアできるところまでこぎつけていて、今年は今のところ「カサブランカ・ダンディ」と今日の「君をいま抱かせてくれ」の2曲を書きました。
『un democratic love』全国ツアーに向けて7月からの執筆を予定している”恒例・全然当たらないセットリスト予想”シリーズで、2、3曲は採り上げなければ。
そのジュリーのツアーが始まるまでの間・・・ラストスパートのセトリ予想も含め
『PRAY FOR JAPAN』
『PRAY FOR KYUSYU』
そして
『PRAY FOR KUMAMOTO』
を胸に、このくらいのペースでの更新が続けられるよう頑張っていきたいと思っています。
それでは次回更新は・・・。
実はDYNAMITE、49才にして初めて、松田聖子さんのアルバムを購入しました。そのアルバムに、ちょっとジュリー絡みで興味を持った曲が収録されていたものですから。
聖子さんのアルバム収録曲との比較考察・・・というヒントで、次のお題のジュリー・ナンバーが分かった人はいらっしゃるかな?
エキゾティクス時代の名曲です。お楽しみに!
| 固定リンク
「瀬戸口雅資のジュリー一撃伝授!」カテゴリの記事
- 沢田研二 「Rock 黄 Wind」(2023.12.31)
- 沢田研二 「コインに任せて」(2022.12.29)
- 沢田研二 「WHEN THE LIGHTS WENT OUT」(2022.05.20)
- 沢田研二 「痛み」(2022.04.08)
- 沢田研二 「護り給え」(2022.03.25)
コメント
DY様 次回更新は「WHY OH WHY」とみました…。
投稿: クリングル | 2016年4月23日 (土) 22時38分
クリングル様
ありがとうございます!
いやぁさすが、当たりです!
お察しの通り、購入した聖子さんのアルバムは『Windy Shadow』でした。
お目当ての佐野さんの曲はもちろん楽しみましたが、杉さんの曲も素晴らしかったです。
投稿: DYNAMITE | 2016年4月23日 (土) 22時53分
DY様 こんばんは。
ジャケットのこの曲の歌詞カードは、私にとってほとんど「読めるもんなら読んでみろ」レベルです。歌詞の下のミュージシャンのクレジットなんて最初から読むのをあきらめてました。
JULIEの作曲だってことすら忘れてたし(汗)
聴き直してみると確かにギターもドラムも独特ですね。
「ジュリー祭り」
「ポカン曲」は無かったんですが、「意外曲」は結構あって、これもその一つでした。
投稿: nekomodoki | 2016年4月24日 (日) 00時11分
DY様
(珍しく)おはようございます。新作4曲のあとは22年前にタイムスリップ、絶妙な選曲です。
お題曲リリース、『HELLO』ツアーの頃、私は30歳前後、記憶違いもあるかも知れませんが久しぶりにいろんなこと思い出してみました。
ツアーですが、この曲が1曲目に演奏され、その時ポンタさんのスティック左手の握りがレギュラーグリップだったこと、このツアーからギターが二人になりもう一人のギタリストが(多分)大村憲司さんだったこと、サンプリング音をあまり使わなくなったこと、関西はフェスが平日だったんで河内長野まで観に行ったこと、積雪があり車で早めに出掛けたら全く渋滞無く到着してめちゃ待ったこと、一人で行ったのですがやや年上のお姉さんに話しかけられ意気投合したこと、その日京都メインレースが積雪で芝からダートに変更、馬連90倍台の中穴的中したこと……。
アルバムとしてはスネアの音が独特だなぁと最初に思いました。湊さんは清志郎とチャボの「グラッド・オール・オーヴァー」という一夜限りのライブで叩いておられるのを拝見しました。前髪がすごく長くてワイルドな感じでした。
投稿: ねこ仮面 | 2016年4月24日 (日) 08時48分
DY様
大好物の楽曲の御伝授ありがとうございます。
今思えば、ジュリー祭りでは、第二部での、あのヒット曲連打によるクライマックスの中に配置されたのが、リアルタイムで聴いており、まだかろうじて覚えていた、この楽曲だったことで、私自身の熱狂度や感動が一段増しとなって、その後の中抜け終了→大人買いにつながったのは間違いないです。
久しぶりに生で聴きたいです。
追伸1
プリンスの急死ショックです。最近、私は、何十年ぶりかの洋楽マイブームのさなかにありまして、先日、久々に聴いたばかりでした。実はボウイもそうでした。。。
ちなみに最近のお気に入りは、マイケルシェンカーグループですが、昨日はジャーニーとクラプトン聴いてました(笑)。
追伸2
奇遇ですが、実は昨年、私も生まれて初めて松田●子さんのCDを衝動買いしてしまいました。私の場合は例のペンギンさんの歌を初めとして、青春時代のヒット曲が無性に聴きたくなってしまいまして(笑)
投稿: Mr.K1968 | 2016年4月24日 (日) 17時41分
nekomodoki様
ありがとうございます!
やはり読めませんよね…この歌詞カード、特にこの曲のページは。
『HELLO』収録曲の演奏は本当に独特で、中でも湊さんがドラムスを叩いている曲はそれだけで何やら雰囲気が違います。『女たちよ』と同じくらい異色の名盤と言えると思っています。
ドームの「君をいま抱かせてくれ」が、nekomodoki様のような長いファンの先輩からみても意外な選曲だったのですか。
あの時、アルバム『HELLO』からはこの1曲ですよね。なるほど、このアルバムからなら「YOKOHAMA」或いは「HELLO」だろうと予想していらした、ということなのでしょうか。
☆
ねこ仮面様
ありがとうございます!
貴重な体験談、羨ましい限りです。
そうそう、大村憲司さんがギターを弾いたツアーが確か『HELLO』でしたね。もちろん僕は後から知ったことですが、それで次の『sur←』に繋がるのか、と納得したことがあります。
湊さんのスネアは本当に唯一無二の音です。
フレージングも、「同じ曲を二度と同じようには叩かない」と言われているそうですね。残念ながら僕は生で体感したことは無いのです…。
☆
Mr.K1968様
ありがとうございます!
正に『ジュリー祭り』クライマックスに配された曲でしたね。
不勉強だった僕は、Mr.K様のように「おおっ、これが来たか!」というふうには思えなかったのですが、必死で音とメロディーを追いながら、大盛り上がりのアリーナを2階席から見下ろしていたものです。
青春時代のヒット曲を改めてじっくり聴きたくなることって、ありますよね。
僕もこの数年で、八神純子さんやゴダイゴのCDを購入し楽しんでいますよ~。
投稿: DYNAMITE | 2016年4月25日 (月) 09時19分
「君をいま抱かせてくれ」と言ったら、『あんじょうやりや』のDVDが最強ですよね!
ピンクヘアーのジュリーとカズさんが 1本のマイクでハモル映像に萌えころがったカズラーはカズ知れず。
近年のライブでは、3月8日の雲ツアーでセトリ入りし、ジュリーが♪カズだけで女を語るような♪と歌う度にドキッとしたり、
「おまえがパラダイス」と並ぶバイブル的存在の1曲です。
それと、このアルバムのドラマーは 湊雅史さんだったのですね!全然気づいてなかったです。
(アルバムのクレジットを見た当時は湊さんのことは知らなかったので)
二年前 下山さんの55歳記念ライブの時、初めて湊さんのドラムを体感しました。
テクニックの事はよく分らないけど、ドラムを叩く姿勢と音に魅了され、ワイルドな風貌もとても素敵でしたよ。
投稿: ぴょんた | 2016年4月27日 (水) 21時38分
ぴょんた様
ありがとうございます!
昨夜、『あんじょう』のこの曲観てみました。
なるほど素晴らしい…ジュリー、カモシカみたい!
柴山さんはどの映像でも全然変わりませんねぇ。
アルバム『HELLO』は、湊さんがドラムスを叩いている曲がとてつもなくハードで、それ以外がハートウォームで、という双方のバランスが魅力のひとつです。
下山さんの生誕55年LIVE、湊さんも駆けつけていらしたのですね。見てみたかったです。
投稿: DYNAMITE | 2016年4月28日 (木) 09時27分