瞳みのる 「三日月」
from『三日月/時よ行かないで』、2015
1. 三日月
2. 時よ行かないで
3. 三日月(カラオケ)
4. 時よ行かないで(カラオケ)
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ジュリーのお正月LIVE『Barbeargentee』も大成功、大盛況のうちに無事終わりました。
恒例”セットリストを振り返る”シリーズにとりかかる前に、今日はピー先生が2015年にリリースした新曲2曲の中から、「三日月」を採り上げておきたいと思います。
当初の予定では、ジュリーの初日公演のレポートを2週間くらいで書き終えた後、セットリストのネタバレ禁止期間を利用して「三日月」「時よ行かないで」2曲を続けて書くつもりでいましたが、今回は色々なことが重なってジュリーのレポ完成までにひと月近くもかかって・・・時間がなくなってしまいました。
「時よ行かないで」についてはまた時期を改めて・・・今年も予定されている二十二世紀バンドとのツアーが始まるまでには、必ず書きますので。
2015年、ピー先生の作詞・作曲によるオリジナル・ソングとしての新譜リリースは、『一枚の写真/楽しい時は歌おうよ』以来3年ぶりでした。
発売予告の情報がオフィシャル・サイトに上がった時のキャッチコピーはズバリ
「ロマンチックでチャーミングなニューシングル」
ファンは皆、このキャッチを見て胸躍らせると同時に「ロマンチックでチャーミング?一体どんな曲なんだろう?」とソワソワしたものでしたね。
2曲入り(それぞれのカラオケ・ヴァージョンを合わせると4曲)の新譜ですが、前2作同様、1曲目「三日月」がCDのタイトルチューンである、と捉えて良いでしょう。ですからこのキャッチコピーは「三日月」という楽曲を表したものと考えられます。
CDが発売され、実際に「三日月」を聴いたみなさまは、「ロマンチックでチャーミング」をどのように解釈されたでしょうか。今日はまずそのあたりについて、僕が個人的に考えたことから書いていきたいと思います。
「三日月」、僭越ながら伝授!
過去2枚のオリジナル・シングルでは、楽曲収録順やライナーの装丁などからピー先生のとても几帳面な性格が窺えました。今回もそれは折り目正しく踏襲されている、と感じます。
例えば収録曲順をおさらいした時、僕が過去の2枚に共通していると思っていたのは、CDタイトルチューンである1曲目「道」「一枚の写真」がピー先生の個人的な心情を描いたパーソナルな作品であるのに対し、カップリングの位置にある2曲目「老虎再来」「楽しい時は歌おうよ」は、大衆性を重視し普遍性の高いテーマを狙った作品である、と。
つまり、1曲目、2曲目という収録配置に、ピー先生が与えたそれぞれの「役割」があるということですね。
「老虎再来」はザ・タイガース絡みなので「パーソナル」なのでは?という考え方もできますが、ピー先生自身の解説にもあった通りこれは元々中井國二さんから「タイガースの新たなキャッチっぽいものを」と提案され作った作品ということですから、タイガースファンをはじめとする「マス」へのメッセージ、さらにはザ・タイガースとして再度舞台に立つ全メンバーの意気込みと高揚を志向した普遍性が狙いと見るのが正しいでしょう。
では、3枚目の新譜はどうでしょうか。
僕は、作者のピー先生が考える役割が、前2作と同じ曲順配置に反映されていると考えます。パーソナルな「三日月」と、大衆性を押し出した「時よ行かないで」、という捉え方です。
そこで、今回もピー先生がライナーに付記してくれている「楽曲解説」に着目してみましょう。
ジュリーと違って(笑)ピー先生は毎回リリースの度に収録曲について「この曲は、こんなことを思ってこんなふうに作った」と書いてくれるので、僕はそれをいつも楽しみにしているのです。
「三日月」についての解説も、ピー先生らしい哲学者のような雰囲気は変わらず、「青い月の光に照らされている地球」を俯瞰し、そのウットリするような情景の中に、「様々な人間がこの星で見苦しくも美しくも存在していますが」と結び、ドキリとさせます。
こうしてみると一見、「三日月」は普遍的な狙いのメッセージ・ソングなのかな、とも思えます。
でも、僕は「2010年6月3日から4日にかけて、北京の街を夜散歩していて作った」という詞曲を、ピー先生が2015年のこのタイミングでCD1曲目のタイトルチューンに配したくなった心境について考えてみたい・・・それには、歌詞を読み解くことです。
三日月を君は見つめ
C#m E
僕は君を見つめている
C#m E
月が青く誘うから
C#m E C#7
遠回 りして帰ろう ♪
F#m7 B7 E
個人的な解釈ですが、僕には2015年のピー先生にとって「三日月」がパーソナルな「ラヴ・ソング」の役割を担い、リリースに至ったのではないかと思えます。
もちろんそれをして女性ファンはこの曲を、ピー先生からの愛のメッセージとして聴くことも可能です。
歌われる物語はロマンティック、歌うピー先生はチャーミング・・・そんな捉え方はいかがでしょうか?
ピー先生は、自作詞について結構時間をかけて校正を重ねて仕上げていくタイプだと思います(ピー先生オリジナル楽曲の原案としての詞曲創作活動は、2010年に集中しているようですね)。
例えば俳句や短歌などは、(ズバ抜けた才能を持つ人は例外として)最初に思いついた言葉や情景を、その後推敲して最終的には原型をとどめないほど変化してから完成、ということがよくあります。
ただ、まったく言葉が変わっても、最初に胸にあった「言いたいこと」というのは変わらないものなんですね。その上で、新たな心境が加味されるわけです。
漢詩に精通し、「詩人」と言うより「歌人」といった表現が似合う(と僕は思っています)ピー先生も、そんなふうに作詞をするんじゃないかなぁ、と。
「三日月」は最初の作詞・作曲から5年を経てのリリース。期間が長いぶん、心境や環境の変化に応じた推敲も丁寧に重ねられていったのではないでしょうか。
この新曲をリリースした2015年にめでたく結婚されたピー先生。でもそれをここで楽曲考察に重ねてしまうと、女性のピーファンの先輩方の「ムキ~!」というお声が聞こえてくるやもしれませんので(笑)、このあたりで「音」についてのお話に移るとしましょう。
ミディアム・テンポのポップチューン。
キーをホ長調に設定したのはJEFFさんでしょう。メロディーは最低音が低い「シ」、最高音が高い「ミ」となり、ピー先生の声域にピタリと合っていますね。
リズムは、ピー先生のオリジナル曲では初めての試みとなるシャッフル(分解していくと8分音符3連の構成で4拍子になる)です。
テンポやリズム、ドラムスのフィルについて似通った曲は、ジュリー・ナンバーで言うと「悪夢の銀行強盗」「不安にさせよう」といったところ(テンポを速めると「タイガースのテーマ」や「ス・ト・リ・ッ・パ・-」なども同じリズム・パターンとして挙げられます)。
ピー先生は作曲については、インスピレーション重視の「即決」タイプのようですね。レコーダーを持ち歩き、ふと思いついたメロディーを録音しておいて、後で聴きながら細部を整える、という感じなのかな。
ドラマーですから、リズムはレコーダー録音の段階から明確でしょう。「よし、これは3連だな!」と思いながら「三日月」のファースト・デモを仕上げたはずです。
それを受け取るアレンジャーは、まず和音を当てはめていくことから作業を開始するでしょう。
前2作ではザ・タイガースの盟友・タローにアレンジを依頼したピー先生でしたが、今回は(おそらく何の迷いもなく)新たな絆と志を共に結成され2014年の全国ツアー『瞳みのる&二十二世紀バンド エンタテイメント2014 歌うぞ!叩くぞ!奏でるぞ!』でデビュー、大成功を収めた二十二世紀バンドのリーダー、JEFFさんにアレンジを託しました。
シャッフル・ナンバーって、アレンジャーの腕が鳴るパターンなんですよ。解釈の幅が広くて、ランニング・ベースのジャズにもなり得るし、泥臭いブルースにもなり得る・・・しかしそこでさすがはJEFFさん、やってくれました!「三日月」を、ネオ・モッズのエッセンスに溢れた「パワー・ポップ」として仕上げてくれたのです。
2014年のツアーに参加しJEFFさんに惹かれその活動に興味を持った僕はすぐにJEFFさん率いるオレンジズの最新アルバム『SCORE→』を購入。その中に「恋のダイアリー」という素敵なパワー・ポップ・シャッフル・ナンバーが収録されていました。JEFFさんによる「三日月」の解釈はこの曲に近い、と僕は考えています。
ただ、それはLIVEを体感しての印象。CD音源をじっくり聴けば、
JEFFさんが「引き出し全開」でアレンジに多彩な仕掛けを投入していることが分かってきます。
各パートの噛み方だけでなく、エンディングのコーラス部直前の斬新な音階と譜割など、JEFFさんならでは「仕掛け」は豪華のひと言。
そんなJEFFさんのアレンジで僕が最も惹かれるのは、イントロなどに配された「テーマ」とも言うべき歌メロとは別のキメのメロディー。これはピー先生の作ったメロディーには登場しない、JEFFさんオリジナル。
「ファ~ファ#~ソ#~シ~ララ~、レ#~ミ~ファ#~ラ~ソ#ソ#~♪」という美しい反復進行。コードは「C#7→F#m→B7→E→Fdim」でしょうか。
ちょっと「枯葉進行」に似ている雰囲気もあるので、「白夜の騎士」のハミング部を連想されたタイガースファンのかたもいらっしゃるかもしれませんね。
JEFFさんはこの最高にポップな「テーマ」で、ピー先生の「三日月」に華やかさを加えています。
また、Aメロなんですが
この素敵なあきの夜 君と見る三日月
E B E
天(ソラ)に明るく煌いて
A E
二人の夜を照らす ♪
D B7 E
一応このコードで合わせられることは合わせられるんですけど、各楽器が様々な音でこのコードにとどまらないニュアンスを出しているんですよね。
しかも今回カラオケ・ヴァージョンで確認したら、1回し目冒頭とと2回し目(「何だか恥ずかしげだが♪」のところ)で、メロディーと進行は同じなのに鳴っている音は違っていたんです。特にJEFFさんのベース!
ピー先生ふうに言いますと
「コードだけに高度過ぎて、僕の実力では完璧な採譜など及びもつきません」
いやぁJEFFさん、参りました。
また、コーラス編成についてもJEFFさんが中心となって練られたのではないでしょうか。
「60年代ロック&ポップスへのリスペクト」を根底に持つモッズ・パーソンであるJEFFさんにとって、バック・コーラスは楽器と同じくらい重要なパートのはずです。
その点、二十二世紀バンドは女性2人の存在が大きい!高低のヴァリエーションが広いですからね。
Aメロ前の「Ah~♪」はJEFFさん→NELOさん→はなさん→ALICEさんで合ってるのかな?
この4段階のコーラス・パート直後にピー先生による1小節のドラム・ソロ、とくればタイガースファンなら「ドゥ・ユー・ラヴ・ミー」を連想、楽しさ倍増というわけです。
きっとJEFFさんは、そのあたりもきっちり狙って「仕込んで」いると思いますよ。
続いて、演奏面を見ていきましょう。
記憶も新しい2015年の全国ツアー『Let's Go カキツバタ』で目の当たりにした二十二世紀バンドの進化・・・僕が強く感じたのは「いよいよツイン・ドラムス体制を掘り下げてきたなぁ」と。
それを象徴していたのが、オープニングのドラム・ソロ、お馴染みの「ハートブレイカー」(ピー先生の鬼のキック連打炸裂!)、そして新曲「三日月」でした。
ピー先生の「叩き語り」を軸に、Ichirohさんがタムの3連フィルを一手に受け持っていましたね。
CDを聴いた時から、左サイドにミックスされた要所要所で切り込むタムのフィルに耳を奪われて、「あぁ、これはIchirohさんのトラックだな」とは思っていました。
でも、いざ生で「三日月」の演奏を体感してから改めて音源を聴き直してみると、Ichirohさんの貢献はそれだけではないようです。
LIVEでピー先生のこの曲のハイハットは、小節表拍の4分音符打ちだったんですよ。ところがCDの歌メロ部では、右サイドにストイックな3連ハイハット(1小節12連打)が鳴っています。おそらくこれもIchrohさんの演奏ではないでしょうか。
さらにもうひとつ。JEFFさんオリジナルの「テーマ」部で、強烈なアクセントを放つティンパニのような音(シンコペーションによる2打は、ビートルズの「エヴリ・リトル・シング」仕込み!)、これもまたIchirohさんの演奏トラックである可能性大でしょう。
Ichirohさんの完璧なサポートに包まれ、中央で炸裂するピー先生のドラムスは素晴らしいのひと言。
進化し続けるピー先生のドラムスについては、ツアーでの名演が実証した通りです。
いずれにしてもCD音源、LIVEともに「ピー先生がリード・ヴォーカルをとるかどうか」によってツイン・ドラムの構成も工夫、徹底して練られているようです。
今年のツアーも、まずは演目それぞれのドラムスのアンサンブルに注目したいですね。
二十二世紀バンドの他パートもそれぞれ熱演です。
しかも熱い演奏でありながら職人的なサポートに徹しているのはピー先生へのリスペクトあればこそ。
JEFFさんのベース・・・このフレージングとグルーヴはネオ・モッズ・フリークとしては思わずニヤリとしてしまうところ。ジェットセットやスクワイアといったバンドが得意としていた「ペニー・レイン(ビートルズ)昇華パターン」とでも言いましょうか・・・キラキラした音の中で、武骨なベースが1本筋を通しているのです。
縦横無尽に裏メロを弾きまくるNELOさんのギター、4分音符の刻みにしっかり「跳ねる」感覚を持つはなさんのキーボード。本当にピー先生は素敵なバンドを結成したと思いますし、それぞれ世代の違うメンバーの中にあって何の違和感も無いピー先生ならではの、音楽活動だけに留まらない人生のキャリアから滲み出る魅力が、バンドの音にも表れています。
そして、ピー先生のヴォーカルについて。
心中ではちょっと照れて、でも表情は真剣な「全力」を漂わせつつ、張り切って歌入れするピー先生の姿が目に浮かぶようなヴォーカル・テイクです。
その「鳴っている音を楽しんで歌っている」感覚は、これまでの2枚とは比較にならないほど格段に高まっていると感じます。それはやっぱり、「自らのバンド」を得た歓びだと思うんですよね。
ピー先生の二十二世紀バンドとの活動は、何よりも「音楽の楽しさ」を素直に感じさせてくれます。
2014年、2015年と、僕が二十二世紀バンドとの全国ツアーに参加したのはいずれも初日でしたから、2014年の段階ではまだそのあたりも手探り状態だったかもしれません。でも昨年のツアーは、初日から文句なしに「ステージ上のメンバー全員が心から楽しんでいる」空気がバシバシ伝わってきました。
ピー先生も「これだ!この雰囲気だ!」と確信しているかのよう・・・ピー先生は根っからの「バンドマン」なのではないでしょうか。
「三日月」のヴォーカルを聴いて改めて思うのは、「ロマンチックでチャーミング」のキャッチ通りの明るいテーマを、信頼するバンドを得たピー先生が真正面から歌っているんだ、ということ。
思い返せば、前2作のタイトルチューン「道」「一枚の写真」はどちらも名曲だけれど、まず「切ない」歌だったじゃないですか。二十二世紀バンドと一体となった・・・そんな確信を以って臨んだ2015年のツアー・セットリストから、何故「道」「一枚の写真」というピー先生オリジナルの名曲が外れたのか・・・僕はこの記事を書きながら、ようやくその答が分かったような気がします(もちろん、この先も時には歌って欲しい曲ですけどね)。
その点、「三日月」はどうでしょう?
昨年に引き続いて、今年の全国ツアーでもセットリスト入りは有力と見ます。だってこれは、「音楽の楽しさ」「人生の豊かさ」を押し出した曲なのですから。
ピー先生が今回初めて、ウキウキするシャッフルのリズムを作曲に採り入れたこと、そしてその曲を、初めて二十二世紀バンドと共に仕上げたこと・・・意義深い名曲が誕生しましたね。
そうそう、みなさまの中に「このCDの1曲目と2曲目しか繰り返し聴かない」という方々はいませんか?
実は僕が今までそうだったんです。でも今回「演奏の細かいところを」と、じっくり聴いて思いました。3曲目、4曲目に収録された「三日月」「時よ行かないで」のカラオケ・ヴァージョン、すごく良いですよ~。
と言うのは、思わず「演奏のチェック」を忘れてしまい聴き入ってしまうほどの、二十二世紀バンドのコーラスの魅力が堪能できるからです。
この点については「時よ行かないで」の記事中で詳しく触れたいと思います。ピー先生のヴォーカルを包むハーモニー・・・「あぁ、この箇所ではALICEさんがこんなふうにピー先生をバックアップしていたのか」など、ヴォーカル入りのヴァージョンだけでは気づけなかったこともたくさんありましたからね。
最後に、今後のピー先生のレコーディング活動についての僕の個人的な予想を。
この記事で僕は、これまで3枚のピー先生のオリジナル曲CD作品に統一された構成を感じ、そこからピー先生の几帳面な性格を見る、ということを書きました。
でも、その「几帳面さ」を押し進めて、「3つでひと区切り」という考え方もできると思うんですよ。
ですから今年CDリリースがあるとすれば、まったく新しい展開があるんじゃないか、と。
公式サイトでのピー先生からのメッセージ・・・諸事情あって今年のツアーは年の終わりの10月~12月となりそうであること、二十二世紀バンドとの新しい活動のお話など、これらを繋げて考えた時僕は、今年は「瞳みのる&二十二世紀バンド」ではなく「二十二世紀バンド」名義のCDリリースの可能性を思うのです。
もちろんピー先生もメンバーの一人、ドラマーとして参加する・・・「忙しくなりそう」というピー先生の言葉を僕はそんなふうに妄想してしまいました。
全然見当違いかもしれませんが、どうでしょう?素敵なことだと思いませんか?
ピー先生はもう、二十二世紀バンドを単なるバックバンドとは考えていないでしょう。
メンバーのキャリア、ステータスを押し上げたい、という気持ちもあるでしょう。
二十二世紀バンドにはJEFFさん、はなさんという才能豊かなソングライターの存在に加え、歌についてもJEFFさん、NELOさんの男性陣、ALICEさん、はなさんの女性陣それぞれタイプの違う個性的なヴォーカリストが揃っています。実現すれば名盤誕生間違いなし!
(本当に勝手な個人的予想です。それに、僕はジュリーのツアー・セットリスト予想なども全然当たらない人なので、みなさまはあまり期待しないでくださいね)
それと、ピー先生のメッセージにあったお話で、長いピーファンのみなさまも初めて知ったお話みたいでみなさんとても驚いているんですが、当然僕もビックリ。
ピー先生の2人の息子さんの誕生日が1月24日と2月5日って・・・あまりに凄すぎませんか?
そんな奇跡の偶然みたいなことが、特別な人には起こるものなんですね・・・。
それでは、次回更新からはいよいよジュリーのお正月LIVE『Barbe argentée』の”セットリストを振り返る”シリーズに突入します。5曲の執筆を予定しています。
引き続きよろしくお願い申し上げます!
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コメント
DY様
その後、腰の具合はいかがでしょう?
僕は「椎間板ヘルニア」も持っているので(笑)、
ギックリ腰は何回もやっています。
辛さは、よ~く解ります。
さて相変わらずの脱帽の考察にひれ伏します。
瞳さんの楽曲をある意味ご本人以上に、掘り下げられるのは、この世ににDYさん以外には存在しないように思えます。
僕ごときの還暦記念ライヴのレポを書いて頂いた時も
自分の事なのに、「えっ、俺ってそうなの?」と再確認してしまいましたから(笑)。
あのブログは、その後も何回も読み返してます。
つい最近も読みました。
何回読んでもジーンときます。
なぜDYさんは、こんなに僕の中身を知っているのだろうと。
瞳さんがもしこれを読んだら、僕のそれと近いものを感じるかも知れないと思いました。
「もし」はないですけど(爆)。
僕が本題に言及できないほど、素晴らしい考察ですよね。
と言うか、僕は感情一辺倒なので、このような素晴らしい内容のものは書けないというのが、正直な話ですが(笑)。
話は変わりますが、僕の6月のライヴは今までとはメンバーもガラッと変わり、60年代後半の洋楽ロックのカバーをやります。
僕はベース&ボーカルです。
期待して貰っても良いかと思ってます。
本題にまったく触れられず申し訳ありませんでした(。_。*)
投稿: YOU | 2016年2月 8日 (月) 12時13分
YOU様
ありがとうございます!
腰は今はすっかり回復しております。ご心配をおかけしました
身に余るお言葉を頂き恐縮です…でも僕には「感性のままに綴る」YOU様のような文才がありませんので「懸命に考えて丁寧に書く」しかありません。
ですからいつも理屈っぽく、このような長文に…(汗)
小指のアクシデントでギターを置かれたYOU様、すかさずベーシストに転身とはさすがポジティブでいらっしゃる!
ご活躍を楽しみにしております。
投稿: DYNAMITE | 2016年2月 8日 (月) 16時27分
DYさま、
大変ご無沙汰しています。いつも、中味の濃~い伝授、楽しく読ませて貰っています。
また今回は、Pee さんの"三日月"を取り上げて頂き、ありがとうございますm(__)m
"ロマンチックでチャーミングな"この曲、伝授を読んでから改めて聞き直して見ると、ツインドラムやベースの入り方、厚みのあるコーラス、ニュアンスのギター、等々、素人ながら"なるほど!"と分かるところがありました。そして何より、1枚目2枚目のCDにも増して進化している楽しそうなPee さんのボーカルが、迫って来ました♪
(ボーカルの進化については、西成のバースデイイベントの時に、坂田さんも言っておられました!)
また、6月の作詞ながら、"あきの夜" (しかも平仮名表記)という設定になっているんだな~?と、歌詞について気付いた点もありました。
歌詞の内容を(勝手に)自分に置き換えて、Peeさんがリリースしてくれた歌の世界を楽しんでいます(*^^*)
DY さんのコメントの、"メンバーのキャリア、ステータスを押し上げたい、、"という部分、私も感じました。
ツアー打上げでの、Pee さんと各メンバーとの嬉しそうなツーショット写真(^^)v
そこから、メンバー各々が次の場所に羽ばたいて行くのを後押ししているように感じて、ジーンと胸が熱くなりました。
長くなり申し訳ありません。これからも宜しくお願い致します。ありがとうございましたm(__)m
投稿: yurachan | 2016年2月11日 (木) 14時39分
yurachan様
ありがとうございます!
自分で文中に書いておきながら「そ、そうか!」とyurachan様のコメントで今さらのように気づきました。
6月の作詞なのに「あきの夜」なのですね。
やっぱりピー先生、この詞はずいぶん長い時間をかけて推敲を重ねられたのではないでしょうか。
2014年から始まった二十二世紀バンドとのツアーを実際に観た人ならば分かりますよね…ピー先生は「各国の名曲を永く歌い継ぐ」と同時に、「若い世代のミュージシャンに自らの経験やタイガースの曲を伝える」ことに真剣に、そして楽しく取り組んでいます。
「先生」の視点ならではのことで、ピー先生にしかできないような形で活動…二十二世紀バンドとのこれからが楽しみですね!
投稿: DYNAMITE | 2016年2月11日 (木) 19時48分
DY様 こんばんは。
今更ながら(笑)のコメントです。
やっと手元に来たもので。
一回聴いただけで、なんだか「宇宙人ジョーンズ」の「このろくでもなく素晴らしき地球」な気分になりました。
歌うことが楽しくて仕方ないのはジュリーだけじゃないんですね。
私にとっては、歌唱力がどうとか、音楽がどうとか、能書き不要でとにかく楽しく聴いて、シンプルなメッセージを受け止められたらいいと思ってます。
投稿: nekomodoki | 2016年2月18日 (木) 23時46分
nekomodoki様
ありがとうございます!
ひょっとして…この記事を読んで、購入されました?(笑)
いやいや嬉しいことです。
ピー先生のメッセージはシンプルですね。「楽しい」ということが本来シンプルなことですし、ピー先生には特にこの数年で、「若いミュージシャンに少しでも何か伝えよう」としているのかなぁ、と感じています。
今年はどうやら、70歳のドラマー・ピー先生を観ることができそうです。
ジュリーのLIVEとは受ける感覚は違いますが、二十二世紀バンドとのステージはさらに進化するはずで、僕は今からツアーが楽しみです!
投稿: DYNAMITE | 2016年2月19日 (金) 14時56分
初コメ失礼します。
クレーム入れに来ました。ピーを先生と呼ぶのを辞めて下さい。ずっと気になっていました。
投稿: ひろみ | 2016年4月26日 (火) 01時19分
ひろみ様
はじめまして。
以前はまず「瞳さん」、その後タイガースについて勉強して5人のニックネームに慣れてからは、「ピー」と書かせて頂いていたのですが、いま瞳さんは何処かニックネームそのまま呼び捨てにするのがそぐわないように思えてきたのですよ…。
でも、ご不快な思いをされているピーファンの先輩がお一人でもいらっしゃるのであれば、今後改めます。
申し訳ありませんでした。
投稿: DYNAMITE | 2016年4月26日 (火) 07時50分
はじめまして。『ジュリー祭り』の頃よりずっと拝見させて頂いてます。
リアルタイムでザ・タイガースが、ピーが大好きでした。
DYさんが『ピー先生』と呼ぶのは、とても自然だし、全くノープロブレム。
どころか?『ピー』って言うより何だか微笑ましい!かも。
いろんなファンの方が居て当然です。
あまり敏感に反応されなくて良いと思うのですが。
繊細なDYさんが心配になりますよ、年寄はw いえピーファンの先輩は。
投稿: 秋恵 | 2016年4月28日 (木) 17時26分
秋恵様
はじめまして。
優しいお言葉、ありがとうございます…胸に沁みます。
『ジュリー祭り』から2年くらいでしょうか、僕は基本自分の感じたことばかりを一方的に書いていたように思います。
それが、「自分は本当に知らないことが多い」と立ち返って、ジュリーやタイガースに関して、目上の長いファンの先輩方のアドバイスやご要望を可能な限り採り入れて、自分の方を改めよう、という方針に変わっていきました。きっかけは老虎ツアーへの動きの中でのことだったように思います。
人それぞれではありますが、長いファンの先輩方には、僕の分からない、知らない思いや拘りがあって当然、それを学んでできるだけ採り入れようと思って今は書いています。
「ピー先生」という表現については、親交のあるピーファンの先輩方が何人か「そのままで良いよ」と仰ってくださり、このたび秋恵様からもお言葉も頂きましたので、これからよくよく思案していきたいと思います。
暖かなコメントを頂きありがとうございました。
これからもどうぞよろしくお願い申し上げます!
投稿: DYNAMITE | 2016年4月28日 (木) 21時09分