沢田研二 「護られている I love you」
from『ROCK'N ROLL MARCH』、2008
1. ROCK'N ROLL MARCH
2. 風に押されぼくは
3. 神々たちよ護れ
4. 海にむけて
5. Beloved
6. ロマンスブルー
7. やわらかな後悔
8. TOMO=DACHI
9. 我が窮状
10. Long Good-by
11. 護られている I love you
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12月も第2週に入りまして、だんだんと寒さも増してきましたね。みなさま、風邪などひいていませんか?
僕は今のところ大丈夫です。
『Berbe argentee』初日・東京国際フォーラム公演まで1ケ月を切りました。年末の慌しい中で、年が明けて早々の楽しみが待っている・・・幸せなことです。
個人的には今度のお正月コンサートは久々の「ツアー1回きりの参加」ということで(『奇跡元年』以来)、瞬間瞬間でしっかりジュリーのステージを目に耳に焼きつけなければ、と気合が入っています。
大きな楽しみに向け”恒例・全然当たらないセットリスト予想”シリーズ・・・今日はその第2弾。
今回のセトリ予想シリーズは5曲の執筆を予定しておりますが、今日は”みなさまからのリクエスト伝授!”のカテゴリーでの更新となります。
拙ブログでは先日めでたく塁計300万アクセスに達し、その際「キリ番ヒット記念リクエスト」を募っていたんですけど、結局300万のキリ番を踏んだかたからのご連絡は無く・・・5曲の執筆予定がすべて僕自身のセトリ予想曲となってしまいました。
僕の予想って、本当に当たらなくてね・・・特にお正月LIVEについては全敗記録を更新中。
そろそろどうにかストップさせたい、ということで、僕以外のジュリーファンのみなさまの予想、というものに頼ろうと考えたわけですが、300万アクセスの機会にそれは叶いませんでしたので、今日はず~~っと以前から数人のかたにリクエストを頂いたままお待たせしまくっていた曲をそのままお正月LIVEのセットリスト予想へとスライドさせて、お題に採り上げようと思います。
前回執筆の「ユア・レディ」と同じく、あの『ジュリー祭り』以来まだ1度も歌われていない大名曲。
加瀬さんを送った『こっちの水苦いぞ』全国ツアーの余韻醒めやらぬまま迎える新しい年のLIVEで、是非この曲を聴きたい!とお考えのみなさまもきっと多くいらっしゃるのではないでしょうか・・・。
アルバム『ROCK'N ROLL MARCH』から。
「護られているI love you」、僭越ながら伝授です!
実は、この曲の記事を書くのは2度目。2009年の春くらいでしたか、1度書いているんですよ。
事情があってupして間もなく削除せざるを得ませんでしたが、それで良かったと今では思ってます。あの時の僕の考察は、本当に浅はかな内容でしたから・・・。
大好きな曲ですし、いつかキチンと考察記事を書き直さねばと思いつつ、今日まで来てしまいました。
特に2011年のあの震災があってからは、ジュリーのツアーが迫るたびに「聴きたい!」と切望し続けていた曲。これまで何度も「よし、今回のセトリ予想では書くぞ!」と考えるんですけど、毎回先延ばしになっていて。「もう一度、生の歌声で聴いてから書きたい」という気持ちもありましたし。
でもその間、ジュリーはまだこの曲を歌っていません。
これほどジュリーという「人」が表されている曲もそう無いと思うし、ジュリー自身も特に思い入れの深い1曲だと思う・・・そろそろ、じゃないのかなぁ?
この信じられないほど優しい、大切な人との別れの歌について今このタイミングで書くとなれば、またセットリスト入りが実現して生でその歌を聴くことが叶えば、僕はジュリーの詞に加瀬さんのことも重ねてしまうと思います。みなさまはどうでしょう?
この2015年の年の瀬に、あらためて加瀬さんを思い出しながらこの名曲を考える機会を得たことは、僕としても「時は来た!」という感じです(プロレスファンのみなさまはツッコんでください笑)。
まずは、「別れ」と「再会」を歌ったジュリーの自作詞について語ることから始めましょう。
大きな時間は巡るよ
C E7
すぐにまた会える必ず
Am Fmaj7
細い光で 照らされている
Em Am Em Am
きっと護られている I love you ♪
D7 Gsus4 G
この「大きな時間」というフレーズが本当に好きです。
それは、あちらの世界とこちらの世界を繋ぐものとも思えるし、あちらの穏やかで特別な世界を感じることもできます。「永遠」も「一瞬」も同義。
だから今年加瀬さんが旅立って、今はこちらの世界に生きるジュリーが加瀬さんと再会を果たす時がたとえ50年後になっても(ジュリー117歳)、あちらの世界にいる加瀬さんにとっては「一瞬」なんだよ、と。
「護られてるI love you」で歌われている「大きな時間」って、そんな解釈ができると思うのです。
ジュリーがこの詞を作った時には加瀬さんとの別れなんて考えもしなかったでしょうけど、僕らひとりひとりがこの曲を聴いて胸が詰まるような思いをするのは、身近な愛する人との別れのことを考えたり思い出したりするからじゃないですか。
作者のジュリー自身にも、そういうことはあると思う・・・今ジュリーがこの曲を歌ったら、きっと加瀬さんへの思いが込められるんじゃないか、と想像しています。
それにしても、なんとも人間・ジュリーをしみじみと感じさせる名篇であることか。
ジュリーは自身の考え方として、「宗教は無いけど信仰心はある」と語ったことがありますよね。
とてもとても共感します。ジュリーの歌う「大きな時間」が巡る世界が本当にあればいいなぁ、あると信じよう、と僕は思う・・・それはジュリーの言う「信仰心」みたいなものが僕の中にも少しはあるからなのでしょう。
もうひとつ参考にしなければならないのは、2008年のラジオ特番『ジュリー三昧』でこの曲をかける前にジュリーが語ってくれた言葉です。
「目に見えない何かに導かれて、僕らは何処かへ向かっているのだろう」
ジュリーはそんなことを考えて「護られているI love you」を作ったそうですが、比較的長い時間を割いて、これまでの人生経験、普段からの気構え、気の持ちようについて「こんなふうに考えることが多い」という話をたくさんしてくれていますね。
苦境に際して「この程度で済んだ。自分は護られている」と考えるのはなかなか簡単なことではない・・・でもジュリーみたいにそう考えられたら、と憧れます。
もちろん、普段から芯を持って生きていないとそんなふうには考えられないのでしょうけど・・・。
こうして、歌詞の一節一節を噛みしめながらこの曲を聴いていると、何度も涙が上がってきてしまいます。
ここまで詞の部分部分を細かく書いてきましたが、実際には耳は言葉よりもジュリーのあのヴォーカルだけに捕えられ、身体ごと何処かへ吸い込まれていきそう。
そこを何とかグッと堪えて、今度は楽曲構成を紐解いていきましょう。
コード進行はバラードにおける王道中の王道です。
星 も 帰って行く
C GonB Am Am7onG
僕 らもサヨナラだ ♪
Fmaj7 Em7 Dm9 Gsus4 G7
このAメロの王道クリシェ進行(合わせて「ドシラソファミ・・・♪」と歌うことができます)、理屈は分からずとも「ジュリーの何か他の曲を思い出す感じがする」とお思いのかたも多いのではないですか?
「ジュリー・バラードと言えば!」とファンならば誰しもが愛する、この曲と同進行の名曲達・・・その中だと僕は「約束の地」を最初に思いつきます。何度か生で体感できている曲ですからね。
でも、この王道進行で本当にジュリーの根っことなる曲、長いファンのみなさまなら忘れようとしても忘れられないであろうバラード・・・それは「愛の出帆」でしょう。
この「愛の出帆」から「絹の部屋」「約束の地」などを経て「護られているI love you」へと繋がるジュリー・バラード。作曲者はそれぞれ違えどどれも壮大で、清潔で、それでいて、平凡な毎日を送る僕らもすごく身近に感じることのできる大名曲ばかりですね。
一方、「護られているI love
you」作曲者の泰輝さんを軸として考えれば、これは長調のピアノ・バラードということになりますから、泰輝さんは「無事でありますよう」を引き継いでいると言えます。
間奏のピアノ・ソロはおそらく泰輝さんの作曲段階からアイデアが固まっていたアレンジでしょう。ビートルズやビリー・ジョエルを敬愛する泰輝さん、『ジュリー祭り』の音源でおさらいするまでもなく、「護られているI love you」間奏のピアノの美しさ、気高さは、ビートルズの「イン・マイ・ライフ」にもひけをとりません。
あとは、転調部の美しさです。
七 色の橋の たもとで落ち合おう ♪
A♭ B♭ C A♭ B♭ E♭
ここまではよくあるパターン。「ウィー・アー・ザ・ワールド」でマイケルとヒューイ・ルイスが歌う箇所と同じ理屈、と言えば分かり易いかな?
ところがこの後
河を 越えるのは 手 を
E♭m7 A♭7 D♭ D♭onC B♭m
取り一緒だから ♪
G♭ F7 Gsus4 G
美しいツーファイヴを採り入れた転調は後に「一握り人の罪」へと受け継がれますが、こんなにドッカンドッカンと転調しておいてよく元のキーに自然に帰って来れるなぁ、とため息が出るばかりなのです・・・。
白井良明さんのアレンジも冴えまくっています。
白井さん自身が「自分の中ではエポックだった」と語るアルバム『ROCK'N ROLL MARCH』、「護られているI love you」はその大トリ収録のバラードですから、特に気持ちも入っているのではないでしょうか。
泰輝さんの作ったピアノ・バラードに白井さんが施したのは、時にピアノとユニゾンし時にフレーズを追いかけるギター・アレンジ。
正に崇高としか言いようのない「大地創造」の美しさ。もちろん、曲だけでなくジュリーの歌詞あってのこのアレンジ・アイデアだったはずです。
もしお正月にこの曲が採り上げられたら、柴山さんにはエレガットを弾いて欲しいなぁ・・・。
そして、驚嘆のドラムス。
ライナー・クレジットを見れば分かる通り、このアルバムのドラムスはプログラミングによる打ち込みなんです。それでこのフレージング・・・まるで生身の演奏者が叩いているようなフィル、意外な箇所で噛み込む「フロア・タム一発」の威力は、機械の音とは思えないほどの入魂度。いやぁ素晴らしいです。
転調部で密やかに鳴っている2連打ずつのタンバリンのアクセントもすごく効果的で、これは阿久=大野時代の曲で船山基紀さんがタンバリンやマラカスで採り入れていた編曲手法に近いと思います。
長いジュリーの歴史に対する白井さんの確かなリスペクトと知識が窺える、最高最強の「ジュリー・バラード」アレンジと言えるでしょう。
今回も記事を書きながら、『ジュリー祭り』のことを思い出しています。
ニューアルバムだった『ROCK'N ROLL MARCH』は購入して臨んでいましたが、それぞれの曲をじっくり聴き込んでいるとはとても言えない状況で。
それでも、どんな詞なのか、どんなことを歌っているのかが充分把握できていないながらに、目の前でアルバムの曲を歌ってくれるジュリーに対する「何なんだ、この凄い人は?一体自分は今どれほど凄いものを観て、聴いているんだ?」という感覚、確かにありました。
まだ明るい陽射しが東京ドームの屋根から透けて見えるような、そんな時間に始まって、終わった時にはとっぷりと日が暮れていて・・・そんな6時間半というステージが、本当に「あっという間」でしたからねぇ・・・。
前回の「ユア・レディ」の記事を書き終えた直後、いつもお世話になっている先輩からメールを頂き、その先輩がまさに『ジュリー祭り』前夜、ありのままのお気持ちを綴っていらした文章を初めて拝見させて頂きました。
僕にとってはもう、今でこそ「そうだったんだなぁ」と思える、当時の多くのジュリーファンの先輩方の思いというものが改めて分かりました。
例えば、2013年のザ・タイガース完全再結成の時は(こちらも12月3日でした)、ほとんどのファンが「必ず成功する」と確信していたと思います。でも、『ジュリー祭り』の時はちょっと違ったんですね。
大きな期待と楽しみに胸をときめかせながらも、その反面「本当にお客さんが入るのだろうか。無事歌い終えることができるのだろうか」と心配し、祈るようなお気持ちでいらしたのだなぁと。
そんなジュリーファンのおひとりおひとりが、「自分が行かなければ」とあの年末慌しい中の平日に、お仕事、身の回りのことすべて・・・文字通り「万難排して」駆けつけていらしたのでしょう。蓋を開ければ、ジュリー曰く「浮動票」のみなさまもドームに結集しました。
中には「沢田研二を一度くらいは生で観ておくか」くらいの軽い気持ちで参加した僕のような人も多かったのでしょうが・・・いざ参加してそんな僕がその後どうなってしまったかは、みなさまご存知の通り。
あの日ジュリーは色々な人や目に見えない力にも護られていたのかもしれないけど、その輝き、志は昔から変わらずずっと本物で、偽りなくて、皆を惹きつけて現在に至る・・・架空の物語でも、1人の歌手がここまで奇跡的な歌人生を歩めるものかどうか。
僕は相当遅れてきたファンですが、『ジュリー祭り』に間に合って本当に良かったです。
僕はいざ自分が旅立つ時、ジュリーの歌詞のように涼やかな気持ちになれるのか・・・たぶん無理でしょう。
でも、ジュリーの「護られているI love you」という曲を知っているだけで、ずいぶん違うんじゃないかな。
「大難が小難に、小難が無難に」・・・『ジュリー三昧』で「護られているI love you」をかける前に語ってくれていた言葉を、ジュリーは今年のお正月コンサート『昭和90年のVOICE∞』でも口にしました。
それは、真にジュリー心からの祈りでした。
『ジュリー祭り』の後、おかしな表現かもしれないけど
「この人は信用しても良い人なんだ」
「その言葉のひとつひとつを、自分のことに置き換えて考えても良い人なんだ」
と勝手に確信するまで、僕はどのくらい時間をかけたんだったっけ・・・あっという間だったような気もしますし、結構寄り道した気もします。
僕にとって「護られているI love you」とは、宗教とか思想とかそういうことはまったく関係なく、「自分のことに置き換えても信じられる」バラードです!
すべての時間がゆるやか
C E7
ふたたびここにいるなんて
Am Fmaj7
笑顔の先に たどり着くのは
Em Am Em Am
魂 涼やかな世界 ♪
Fmaj7 G C
「目に見えない何かに導かれて向かっている」何処かが、本当にそんな世界だといいなぁ・・・。
それでは、オマケです!
僕は『ジュリー祭り』には間に合ったけど、2008年の全国ツアー『還暦だぞ!ROCK'N ROLL MARCH』は体験できませんでした。二大ドーム公演決定のニュースを受けて、長いファンのみなさまが全力で「浮動票」を開拓され、次第に何か正体不明の「熱」を帯びてきた、神がかった全国ツアーだった、と聞いています。
今日はその2008年全国ツアー、各地方公演のフライヤーを3枚どうぞ!
故郷・鹿児島県内でありながらまだ一度も降り立ったことのない地・出水・・・行ってみたかったなぁ。
それでは次回も、”全然当たらない『Barbe argentee』セットリスト予想”シリーズは続きます!
「ユア・レディ」も「護られているI love you」も、個人的には当たる気満々。でも次回の曲は「さらに自信あり!」のロック・ナンバー。まぁ、僕が「自身あり!」とした予想曲こそ当たらないんですが(今年早々の「THE VANITY FACTORY」で見事やらかしました涙)。
今年リマスター再発されたEMI期のアルバムからのお題となります。お楽しみに~!
最後になりましたが、ジュリーファンのみなさまの中にも、13日のワイルドワンズの中野サンプラザ公演に行かれるかたが大勢いらっしゃるかと思います。
バンドにとっても記念すべきコンサートが加瀬さん追悼のステージとなってしまったのはとても悲しいことですが、きっとワンズのメンバーもお客さんも笑顔いっぱいの素敵な公演になることでしょう。
参加されたみなさまのご感想をお待ちしております。
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コメント
dynamiteさんにとってこの曲の収められたアルバムは、ジュリーとの本格的出会い、という重要な意味もおありでしょう。
僕の場合はと申しますと、ジュリー50才『第六感』を境目に中抜けして以来、再接近となったアルバムです。白井サウンドも以前より控え目ゆえ、受容できました。
とりわけ、大山泰輝さんのその後にも続いていく作曲の実力を感じたアルバムでした。
お題の曲《護られている~~》は、ぼくとしては、ジュリーがもう少し枯れてから夫人や女性ファンのことを思いつつ歌ってくれるのも良いかなぁと感じています。
(ワイルドワンズ中野サンプラザのチケットは購入してありますので、行けたら報告できるかもしれません)
投稿: 鉛筆 | 2015年12月 9日 (水) 04時57分
鉛筆様
ありがとうございます!
実は僕にとってアルバム『ROCK'N ROLL MARCH』が「本格的な出逢い」という感覚はないのです。恥ずかしながら、ずいぶん評価が遅れた作品でした。『ジュリー祭り』への参加を決め「一応購入した」という感じだったんですよ。
「Long Good-bye」や「我が窮状」のテーマにすら気に留めずに東京ドームを迎えました。大好きなアルバムとなったのは、2009年になってからのことです。
でも、「初めて、生で歌を聴いて痺れた作品群」ということは言えますね~。
「護られているI love you」は、僕が予想してしまったので今度のお正月でのセトリ入りは厳しくなったかもしれませんが(汗)、この先いつかはもう一度歌ってくれる曲だと思っています。
ワイルドワンズのLIVE、お話を伺うのを楽しみにしております!
投稿: DYNAMITE | 2015年12月 9日 (水) 08時58分
DY様 こんにちは。
私も「大きな時間」というフレーズが大好きです。
全ての命は「死」と「転生」を繰り返しながら、長い長い時間をかけて進化を続けてきたのでしょう。
亡くなっても「思い」や「願い」は関わった人々に受け継がれ、新たに生まれる命のDNAにも何等かの形で刻まれている、そう思えるから。
死んで記憶がリセットされても本当に思いあっていれば、「大丈夫、いつかはるか未来にきっとまた出会える、どんな形であっても。」
誰かが肩をたたいてくれている、この歌を聴くとそう思えるのです。
泰輝さんの曲もGRACEさん同様、いつもジュリーの背中を見ているからこそ生まれたように感じます。
投稿: nekomodoki | 2015年12月 9日 (水) 12時13分
nekomodoki様
ありがとうございます!
残される人のために…それを考えることができるかどうか、なのでしょうか。
そこを考えられれば、再会を信じることもできる…難しいことですが、この曲を聴くと本当に、優しく肩を叩かれている、と思えますね。
> 泰輝さんの曲もGRACEさん同様、いつもジュリーの背中を見ているからこそ生まれたように感じます
きっとそうでしょう…GRACE姉さんは作詞での言葉からそれが分かりやすいですが、泰輝さんの作曲もきっと。
近年の「Deep Love」「一握り人の罪」「泣きべそなブラッド・ムーン」なども正にそうでしょうね。
今度のお正月に「護られているI love you」が歌われるかどうかは分かりませんが、ジュリーはいつかまたこの曲を歌ってくれると思います。
投稿: DYNAMITE | 2015年12月10日 (木) 08時45分
DYさま
2008のLIVEバージョンと CDバージョン 繰り返し聞いてみました。
>時にピアノとユニゾンし 時にフレーズを追いかけるギターアレンジ
私にもわかりました🎹🎸 なんか嬉しいです!
DYさまは 男性として ご自分の人生を 曲と重ね合わせてお聞きになるんですね
>胸がつまるような思いをする
私も胸の詰まる思いがしますが、 それは『ああ、ジュリー 今 幸せなんだね』って そう思うから、
私の知らない間のジュリーがいて、でも 裕子さんのおかげで 幸せだったんだね って 思うから。
ちょっと悔しいけど ジュリーが幸せでいてくれて 嬉しい みたいな?…
中抜けから戻って しばらくは 約束の地にしても、護られているにしても この手の歌 苦しくて 聞けませんでした。
わっからないだろうな〜 DYさまには(笑う所です)
でも今はこの手の歌 大好物で〜す。 涙のハッピーニューイヤー(合ってます?)なんかも大好きで〜す。
あっ 湯川れい子さんに YOSHIO NOMURAについてお聞きしましたが、湯川さんもご存知無いとの事でした。
まっ ジュリーには関係なかったですね。
次の予想曲も楽しみにしております。
投稿: ぷー | 2015年12月10日 (木) 20時29分
ぷー様
ありがとうございます!
還暦のアルバム、大トリにふさわしいバラードだと思います。
ぷー様の感覚も何となくですが分かりますよ~。同じように仰る先輩方も多いです。
ただ僕の場合は本当に新しいファンで、『ジュリー祭り』を機に「ジュリー」のイメージがガラリと変わりました。
言葉にするとなんだか違うようですが「普通の人なんだ」と。いやもちろんジュリーが普通の人のわけはないんですけど、僕らが日々考えていること、考えなければならないことを、この人も純粋に、僕らと同じように考えているのかなぁ、と思いながら東京ドームを後にした記憶があります。
「掃除」なんて概念がまったく無かった(汗)僕のようなだらしない者に大掃除を決意させた『ジュリー祭り』は、やっぱり特別なLIVEです。
そんな思いを最も強くかきたてられる曲が、この「護られているI love you」なのかなぁ…。
投稿: DYNAMITE | 2015年12月11日 (金) 12時22分
DY様
ジュリー祭りもこの曲も、もう7年前のことなんですね。当時このアルバムと前作は私の勝手な好みなんですけど……生ドラムもベースも入ってなくて何か抵抗があったというか、ほとんど良明さん一人で楽器パート作っていてバンド的なグルーヴみたいなもの感じられなくて好きじゃありませんでした。でもタイトルソングの「ROCK'N ROLL MARCH」はなかなかの名曲だなとも思ってました。ちょっとTHE WHOの「ババ・オライリィ」に似てませんか?
「護られているI LOVE YOU」、あれから演奏されていないんですね。アルバム中、タイトルソングの次にこの曲が好きです。さっき少しギターでコード追ってみましたが、転調して1音ずつ上がる箇所なんかいいですね。歌詞も加瀬さん亡き今、ずんと重く響くものがあります。お正月公演で聴いてみたいですね。
ジュリー祭りは関西人の私は当然京セラドームで観たんですが、「思ったよりもお客さん入ってるやん!」とひと安心だったのと、ジュリーがMCを間違えたのが微笑ましかったです。歌は東京ドームの方が(DVDでしか知りませんが)はるかに良かったようです。
投稿: ねこ仮面 | 2015年12月13日 (日) 14時42分
ねこ仮面様
ありがとうございます!
ベースレスについては僕も同様の思いがありましたが、『ジュリー祭り』をきっかけに、2009年の『Pleasure Pleasure』が始まる頃には完全に払拭しました。特に2010年『涙色の空』以降は「この体制しかない」と感じています。
「ROCK'N ROLL MARCH」、仰る通り「ババ・オライリィ」に似ているどころか僕は完全にオマージュ元だと思っていますよ~。ただ、それだけではない、何だろうと思っていたところに『ロックジェット』での白井さんのインタビューがあり、白井さんはそこでクイーンの「ウィ・ウィル・ロック・ユー」を挙げていらっしゃいます。
「ROCK'N ROLL MARCH」の記事は何となく先延ばしとなっていますが、上記2曲との比較など、考察材料は充分…お正月のセットリストに採り上げられれば、早速「振り返る」シリーズで考察記事を書いてみたいところです!
投稿: DYNAMITE | 2015年12月13日 (日) 18時23分
DY様、
既に次の記事がupされていますのに、今さらですみません(汗)
ついに待ってました!の伝授で..本当に、今回のツアーあっての正月コンで是非とも聴きたい曲です。
なーんていう私めも、「生きてる間に見ておこう」の人でしたから、しかも最新アルバムの存在すら知らず、調べようともせず参加したものですから、当日のこの曲の記憶はなーんにもございません..。
デーブーデーではまりましたが、その当時は25年の空白がありましたから、空白期間を知らない→でも再びはまった→後何年見ることが出来る!?と、深い深い後悔の思いで一杯になりました。
で、いつかお別れする日がくることの淋しさ、単純に考えてジュリーがいない20年(ジュリーとの年の差です)を過ごさなければならない辛さを思い、涙してしまう曲なのです。
でも、きっと「七色の橋のたもと」で私を待って下さるよね?と..。
「約束の地」は、今まさに生きてて次の世も一緒だよ♪な曲なので、あまり悲しさはなく聴けるんですけどね。この曲は、さあ今旅立とう、魂涼やかな世界~♪で本当にいってしまいそうで..。
お正月、歌われると泣き崩れてしまいそうです。
トチリ席のトを頂いたしヽ(´▽`)/
聴きたいような、まだとっておきたいような..。
投稿: wine | 2015年12月16日 (水) 17時41分
wine様
ありがとうございます!
ずいぶんお待たせしてしまったようですのでもうwine様はお忘れかもしれませんが、みなさまからのリクエストを記した僕のメモには、「護られているI love you」の行にwine様のお名前がありました。
たぶん相当前の記事のコメントで、そんなお話をしてくださっていたのだと思います。
そして、今回のコメントを拝見して、「やっぱりそうなんだ!」と思いました。
僕はこの曲を、自分の身近な人との別れをイメージして聴いていますが、実は先日いつもお世話になっている先輩方とお食事した際にこの曲について、「ジュリーと自分」というふうに聴いている、というお話が出たんです。
僕は本当に目からウロコで、「う~んそうか~!」とこの記事の考察の浅さを恥じた次第だったのですが、でもこうして記事を書いていなければそんな話題も出なかったわけで、やっぱり僕は「伝授」と言いながらその実は、読んでくださったみなさまからのお言葉でその都度逆伝授を受けているのですね。
僕とほぼ同世代のwine様もやっぱりそんなふうに「ジュリーと自分」という設定を自然にお考えなのだと分かり、改めて女性ジュリーファンの感性は凄いなと感じ入りました。
お正月、是非歌って欲しい1曲です。
記事を書いた直後のレア曲の生体感って、どんなふうに聴こえるのかなぁ。
なにせセトリ予想が当たらないので、そんな経験がこれまで無いのです…。
投稿: DYNAMITE | 2015年12月16日 (水) 18時29分