沢田研二 「ヘイ・デイヴ」
from『JEWEL JULIE -追憶-』、1974
1. お前は魔法使い
2. 書きかけのメロディー
3. 親父のように
4. ママとドキドキ
5. 四月の雪
6. ジュリアン
7. 衣裳
8. ヘイ・デイヴ
9. 悲しい戦い
10. バイ・バイ・バイ
11. 追憶
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毎年、ジュリーの全国ツアーが終わると放心状態になりますが、今年は特にそれが強く感じられます。やっぱり特別なツアー・・・だったんだなぁ。
みなさまはいかがですか?
気をとり直しまして、今日は「ブルース」のお話です。
恥ずかしながら僕は「音楽ジャンルとしてのブルース」について、基本的な根っこの知識がほとんどありません。僕がまず覚えたブルースとは、ローリング・ストーンズであったり、ボブ・ディランであったり、ドアーズであったり・・・60年代から70年代の「ロック」のカテゴリーの楽曲でした。だから、ブルース本来の意味、エッセンスを理解することは未だできていないとは思います。
一方、言わば「人」にまで幅を拡げて、歌手或いはバンドのたたずまい、存在感に「ブルース」を感じる、ということについてはどうでしょうか。
いつも熱いジュリー評を書いてくださる中将タカノリさんの、「沢田研二『こっちの水苦いぞ』ツアー込めた想い」という記事を先日ネットで拝見しました。中将さんは今年の『こっちの水苦いぞ』のジュリーのステージ(声)に「ブルース」を見とっていらしたようです。
実は、僕にはこの点がよく分からなかった・・・。
白状しますと、僕はこれまでジュリーの歌を生で聴いていて、実際にこの目で観ていて、その声に「ブルース」を感じたことは一度もありません。
ロック・シンガーの声にブルースを見る、というのはどういうことなんだろう・・・他の好きなシンガーで今年僕が生でLIVEを観た人で振り返ってみると、ポール・マッカートニーにそれは感じませんでした。でも、ジョン・ハイアットの歌や演奏には「ブルース」を感じたように思えます。
こういう時の「ブルース」って何なのかなぁ?
中将さんがそういう意味で使われたのかどうかは分かりませんが、それは「渋い!」という感覚に近いのかもしれません。
音楽を評して「渋い」と言うのはもちろん褒め言葉。ジュリーのLIVEでも、柴山さんや下山さんのギターを「渋い」と感じることは僕もしょっちゅうあります。
年齢を重ね、歩んできた人生を糧とし技と変えた、若造では出せない味や空気。それをして「渋い」と感嘆するのが「ブルースを感じる」ということなら、ジュリーと鉄人バンドのステージには間違いなくブルースがあると思う・・・でも僕は、ジュリーの「声」にはそれを感じないんだよなぁ。
僕には、今67歳のジュリーの声も未だ「渋み」とはまったく無縁だと思われます。「年を重ねた魅力」は感じるけど、「年を重ねて渋くなった」とは感じません。
まぁこれはあくまでジュリーの歌を受け取る側の感性の話ですから、人それぞれ思いがあるでしょう。
単に僕の感性が劣っているだけのことかもしれませんし、僕はジュリーファンとしてあまりに遅れてきたのかもしれない・・・CO-CoLO時代にタイムリーでジュリーのステージを体感できていたら、その声にブルースを感じていたのかな、と想像してみたり。
僕は最近になって、歌手としてのジュリーを「ロック」で縛る、或いは「歌謡曲」で縛る、という考察に「待った」がかかることが多くなってきました。
安易なカテゴライズに囚われてはジュリーの本質は見えてこない・・・それは、今年加瀬さんの曲を集中して書いていく中で痛切に感じたことでもあったんですけど。
要は、僕自身の頭が長年固まっていた、そしてようやくそれに気がついた、ということだと思います。
はからずも、スージー鈴木さんが『週刊スージー』でこのような鋭い文章を書いてくださっています。
(余談ですが、ページ冒頭のスージーさんのつぶやきに『ちょっとマイウェイ』サントラのお話があってニヤリ。「ラジコン・ブルース」は不朽の名曲です!)
日本語ロックの批評における「はっぴいえんど中心史観」なるものの存在を僕はタイムリーではまったく知らずにいたのですが(ロック系の購読雑誌がほぼ『ロックング・オン』1本だったからかなぁ?)、2010年にいわみ先輩(先生)に大阪でお会いした時、いわみ様も今回のスージーさんとまったく同じことを仰っていたんですよ。
僕は大滝さんも細野さんも『風街ろまん』も大好きだけど、その時のいわみ様のお話、そして今回のスージーさんの文章にはすごく説得力があって。
結局僕は音楽を考える際に、「はっぴいえんど中心史観」にすら辿り着けないほど狭い主観に長い間囚われていて(洋楽至上主義もそのひとつだったでしょう)、それを根底から打ち砕いてくれたのがジュリーだった、と(『ジュリー祭り』で完全ジュリー堕ちして以降も、しばらくは長年の主観から一部脱せずにいましたけどね)。
ですから僕は、ジュリーという歌手をジャンル・カテゴライズすることに今は抵抗があります。
その一方で、「どんなジャンルからの考察にも適する」のもまたジュリーの凄さであるわけです。
アルバム1枚1枚、楽曲1曲1曲を抜粋して、「ロック」から、「ポップス」から、「歌謡曲」から考察観点を絞ってその魅力を探る・・・これは大いにアリです。
つまり、ジュリーを全体像として見るか、突出した「作品」(アルバム、楽曲)として見るかの違い。
枕がずいぶん長くなりましたが、今日は単純に、楽曲ジャンルとしての「ブルース」・・・僕のつたない知識でもなんとか論理的に掘り下げられる、ロック・カテゴリーの中の「ブルース」の観点から、ジュリーが歌ったナンバーについて考えてみたいと思います。
採り上げるのは、74年の大名盤『JEWEL JULIE -追憶-』から、井上堯之さん作曲の名曲「ヘイ・デイヴ」。
70年代のジュリーとそれをとりまくプロフェッショナルの空気を、僕は知りません。
今日は新規ファンの「後づけ」で考察することになりますが(それは毎回か汗)・・・僭越ながら伝授!
まず最初に・・・僕は、堯之さんが作曲したジュリー・ナンバーがとても好きです。
「ジュリーのソロ・ナンバーの中で一番好きな曲は?」という質問にはとても答えられない(決められない)けど、とりあえず70年代の作品に絞って今の気分で厳選に厳選を重ね候補10曲を挙げるとするなら、「愛に死す」「淋しい想い出」「船はインドへ」「ジュリアン」「ウォーキング・イン・ザ・シティ」「U.F.O.」「夜の河を渡る前に」「想い出をつくるために愛するのではない」など、ジュリー本人含めて多彩な作曲家の作品がそれぞれ1曲ずつ並ぶ中、堯之さんの作曲作品だけが2曲入ります。
「美しい予感」と「遠い旅」。
いずれもサビで1音上がりの転調があり、信じられないほどの美しさで元のキーに着地するという「堯之さんオリジナル」の斬新な構成を擁するアコースティック・バラードの2曲。
また、それ以外でも「DEAR」「I am I(俺は俺)」「君が嫁いだ景色」などはたまらなく好きな曲で、極限まで突き詰め細部まで練りこまれたストイックな堯之さんの作品群・・・堯之さんのジュリーへの提供曲は数が少ないだけに、正に「1曲入魂」、どれも他の作曲家作品には無い「異色」の魅力を感じるのです。
そんな中でも「ヘイ・デイヴ」は、特に異彩の魅力を放つ1曲だと僕は思います。
みなさまは、「ヘイ・デイヴ」って「ブルース」だと思われますか?
これはなかなかの難問で、音作りを理論的に見ても、ブルースと言えるところもあれば全然違うところもあり・・・でも僕は「ヘイ・デイヴ」を、作曲者の堯之さんのストイックさが独自に進化させオリジナリティーを加味させた孤高の「ブルース」なんじゃないかなぁと考えています。
ジュリーのブルース・ナンバーについては、『こっちの水苦いぞ』ツアー前に、73年リリース『JULIE Ⅵ ある青春』収録の加瀬さんの作曲作品、「居酒屋ブルース」を記事に採り上げました。
こちらは理屈的にも明快にブルースです。
今年の渋谷公演2日目のMC内容を先輩に教えて頂いてから、僕は堯之さんと加瀬さんという2人の真剣師が揃って70年代のジュリーと共にあり作品制作に心血を注いできた時代に、それぞれの音楽性・・・「ジュリーの曲を作る」ことでどのように個性を違えていたのか、ということに凄く興味が湧いてきているところ。
今日は堯之さん流ブルースの「ヘイ・デイヴ」を紐解いていく中で、加瀬さん流ブルース「居酒屋ブルース」との比較考察を交えながら書いていきますよ~。
「ヘイ・デイヴ」は形式的にはそうとは言えない細かな点も多いとは言え、やっぱり堯之さんがジュリーに「ブルース」を捧げたんじゃないかなぁ、と僕には思えます。
僕が先に「個人的にはジュリーにブルースを感じない」と書いたのは歌手・ジュリー全体像としての話で、加瀬さんの「居酒屋ブルース」、ジュリー自作の「被害妄想」「砂丘でダイヤ」などの例を出すまでもなく、ジュリーの楽曲、作品制作現場にジャンルとしてのブルースの資質、コンセプトは時折顔を覗かせていたようです。
ただし、堯之さんの「ヘイ・デイヴ」は、細部まで煮詰められオリジナリティーを追求した独自のロック・カテゴリーの「ブルース」である、と言えます。
堯之さんが「一曲入魂」の作曲家であることは、「ヘイ・デイヴ」のみならずジュリーへの各提供曲の作風からも疑いようがなく、例えば「ヘイ・デイヴ」については、アルバム『JEWEL JULIE -追憶-』収録曲の中で堯之さんただひとつの作曲作品。
ラスト収録の「追憶」を例外として、明快に「井上バンドの作品」として制作されたこのアルバム。当然収録曲はバンドメンバーのペンによるもので占められる中、提供作曲作品の割合は大野さんが4曲、速水さんが3曲、ジュリーが2曲、そして堯之さんが1曲。
堯之さんはこの時、僅かこの1曲にその技その志を注いでいるのです。単に「アルバム収録の1曲」と軽く捉えるわけにはいきません。
堯之さんは、「ハードなブルース」をジュリーと井上バンドで表現したかったんだと思いますよ。
加瀬さんの「居酒屋ブルース」は王道のブルース進行で導入しますが、こちら堯之さんの「ヘイ・デイヴ」は導入からして独創的。まず、この曲はハッキリと短調である、ということが大きな特徴です(ホ短調)。
長崎の先輩から長々とお借りしてしまっている貴重なスコア本に、「ヘイ・デイヴ」も掲載されています。
↑ 『沢田研二/ビッグヒット・コレクション』より
これがね~、例のごとく困った採譜なのですよ(笑)。
ホ短調の曲を何故か半音上げのヘ短調で採譜し、メロディーの最高音を「B♭」(高い「シ♭」)と解説、キーを下げての演奏を推奨するって・・・本末転倒ですな~。
この曲のジュリーのヴォーカルの最高音は正しくは「A」(高い「ラ」)。まぁこれでも普通の男声では太刀打ちできない高い音ですけどね。
あとは、移調だけならまだしもコード付けに明らかな間違いが多くて・・・スコア通りにを弾き語ると、この曲に「ブルース」の要素は微塵もありません。
でも、「ヘイ・デイヴ」が掲載されているスコア、というだけでこの本は貴重なお宝・・・文句を言わずただ平れ伏し、丁寧に自力修正することで色々な考察ポイントが見えてきます。何事も勉強、努力実践あるのみ!
ということで「ヘイ・デイヴ」のAメロは
酒を飲んで 女口説く奴
Em C7
今日もあいつ 夜のパヴに居る
Em C7
そして ねえ 水割り ♪
B7 Em A7 B7 C7 B7
と、全面的に修正しました。
この1、2行目に登場する「C7」。
ホ短調のもの悲しいメロディーが、歌メロ2小節目にして突然尖り、「シ」の音がフラットします。これがブルースならでは、なのですよ。
そしてリズム。
バッキング・パートが「ずった、ずった、ずった♪」と言っていますよね?
僕がかつてストーンズやディランで覚えた「ブルース」の多くがこのリズムでした(「お前の愛を隠して」や「雨の日の女」など)。これは「居酒屋ブルース」や「砂丘でダイヤ」にも同じことが言えます。
ホ短調のメロディーに、ノッケから「C7」の採用、しかもそれが重厚な3連符のリズムに載っているとなれば、それをして「ヘイ・デイヴ」を「ブルース・ナンバーである」と断ずることはできそうです。
ただし堯之さんの場合はそこから発展させたオリジナリティ-の要素が強く、形式や制約を自ら逸脱し、それがまたジュリーの「無頼」を引き出しているのですね。
さらに。
やはりストーンズやディランなどから学んだ僕の中の漠然としたイメージとして、ブルースの楽曲には「酒」のイメージがついて回ります。これがまた「ヘイ・デイヴ」と「居酒屋ブルース」の、音楽性に止まらない歌詞コンセプトの共通点。
安井さん、サリー両者いずれも文字通り「アルコール度数高め」の詞になっていますよね。
これは、双方の作詞者が作業に取り組んだ際に、目の前の楽曲に「ブルース」をハッキリと感じていたからこそ、のアイデアではないでしょうか。
しかも・・・これは今年6月に「居酒屋ブルース」の記事に先輩から頂いたコメントで教わったことなのですが、安井さんの「居酒屋ブルース」もモデルはデイヴさん、というお話があるのだそうですね。
もちろん「ヘイ・デイヴ」は言わずもがな。僕は詳しく知らないのですが、デイヴさんは当時仲間内で、「お酒好き」で通っていたのでしょうか?
お酒好きはジュリーも同じ(?)ですから、「酔いどれブルース」のコンセプトは楽曲的にも詞の内容的にも、ヴォーカルに「気持ちを入れやすかった」のでは?
それでも、「ヘイ・デイヴ」「居酒屋ブルース」2曲のジュリーの歌い方はそれぞれ全然違うわけです。
これは「演奏面」の影響が大きいと僕は考えています。
ロンドン録音、フル・オーケストラをバックに綿密にアレンジされ譜面化された「居酒屋ブルース」では、おそらくジュリーの「歌入れ」はオケ完成後の作業。
対して「ヘイ・デイヴ」はというと・・・演奏トラックを書き出してみれば歴然なんですが
・エレキギター(左サイド)
・ドラムス
・ベース
・オルガン
・エレキギター(右サイド)
ピッタリ井上バンド人数分のトラック数。
つまりはロック・バンドの「一発録り」です(サリーのベース最高!)。ここまでハッキリと「1人1トラック」を徹底しているからには、ジュリーのヴォーカルも演奏と同時レコーディングだったのではないでしょうか。
提示されたオケを叩き台に「取り組む」時間を与えられて技巧的な表現に踏み込んだ「居酒屋ブルース」。
井上バンドの尖ったロックな生演奏に身体を預けて本能を解放させた「ヘイ・デイヴ」。
どちらが優れている、劣っているということではなく、それぞれのテイクに感じられるジュリーという歌手の稀有な天性。当時の楽曲制作の場で作曲者とプロデューサーの情熱、志が2曲違った形で完成を見たことへの賛嘆。今僕にはそれしかありません。
もうひとつ「ヘイ・デイヴ」と「居酒屋ブルース」の比較で面白いのは、いずれも調号の変わらない平行移調を作曲手法に採り入れていることです。
短調で導入する「ヘイ・デイヴ」はサビで長調に(ホ短調からト長調)、長調で導入する「居酒屋ブルース」はサビで短調に(ヘ長調からニ短調)移調します。
理屈は同じ平行移調。でも長調部と短調部のヴァースの配置は真逆なんですよね。
お前の持ってる 優しさも
G Bm Em D
お前の隠した 哀しさも
G Bm Em D
俺は 知ってるよ ♪
C C7 B7
間に1本、骨太な柱を投入された「ヘイ・デイヴ」。
対して「居酒屋ブルース」の移調は、日本人が好む柔らかいワビサビを挿し込んだものです。
フットワーク軽く大衆性を加味した加瀬さんと、ストイックに構成を突き詰め先鋭性を重視した堯之さん。なんともプロフェッショナルな、お2人それぞれの個性ならではの相違点と言えるのではないでしょうか。
こうして、今日は堯之さんの「ヘイ・デイヴ」を、「ブルース」の共通点から加瀬さんの「居酒屋ブルース」と比較することで考察してみました。
今年、同じ74年リリースの「追憶」の記事で書きましたが、この時期に若きジュリーが「僕の歌はロックでも歌謡曲でもない」と自己分析し、「沢田研二というジャンル」なる言葉を何のてらいも見栄もなく将来に見定めていたのは、本当に驚くべきこと。
それは、加瀬さんや堯之さん、大野さんのような素晴らしい作曲家が多彩な角度から様々なタイプの楽曲をジュリーに提供していく過程、それらの曲を歌ってゆく道筋、経験と無縁ではなかったと思います。
ひとたびジュリーが歌えば、ブルースであれ何であれそれは瞬時に「沢田研二」というジャンルとなる・・・そんな中で、作曲者の狙った「ブルース」がそれでも作品に強い意志で残されているのは、忠実にブルースの形式を踏襲した加瀬さんの「居酒屋ブルース」よりもむしろ、変則的な仕上がりのブルースとなった堯之さんの「ヘイ・デイヴ」であるように僕には思われます。
この場合の比較対象曲は加瀬さんの「居酒屋ブルース」だけではありません。
理屈として「ブルース」の形式にのっとっている「マンデー・モーニング」「DIRTY WORK」「a.b.c...i love you」「砂丘でダイヤ」「まほろばの地球」・・・ジャンルを超越したジュリーのヴォーカルが載ってなお、作曲者の狙った「ブルース」色はいずれと比較しても「ヘイ・デイヴ」にこそ強く残されている・・・そう思うのです。
僕は堯之さんのステージを生で観たことはまだ無いんですけど、それが実現した時、ひょっとしたら僕は中将さんがジュリーに見たような「ブルース」を、堯之さんに見ることになるのかもしれません。
最後に。
自分でも「信じられない」と今では思うのですが、この遅れてきた新規ファンである僕も、ジュリーが歌う「ヘイ・デイヴ」を生で体感したことがあるんですよね。
2009年お正月LIVE、『奇跡元年』。
あの時、「ヘイ・デイヴ」のセットリスト入り(アンコール1曲目)がどれほど貴重なサプライズだったのかすら分からず、本格ジュリー堕ちして年を明けたばかりの僕は、ジュリーが「ねえ乾杯♪」と歌いながら天国のデイヴさんと盃を交わしたあのシーンを、渋谷公会堂の1階最後列から観ていました。
そう言えばあの日ジュリーは、MCで堯之さんのことも話してくれたんだったなぁ。
あの日、僕は「ヘイ・デイヴ」を歌うジュリーに少しでも「ブルース」を感じていなかったのかな?
それを今思い出すには、当時の僕はあまりにジュリーファンとしてヒヨッコ過ぎたのでした・・・。
それでは、オマケです!
今日は、Mママ様からお預かりしている数々の資料の中から、74年『プレイファイブ』のショットをどうぞ~。
さて、次回更新は12月3日の予定です。
毎年この日は『ジュリー祭り』記念日として、あの2008年二大ドーム公演のセットリストの中からお題を採り上げることにしています。
同時に12月から拙ブログでは、来たる2016年お正月LIVE『Berbe argentee』に向けて恒例の”全然当たらないセットリスト予想”シリーズ期間に突入しますので、まずは『ジュリー祭り』セットリストで未執筆の曲の中から予想お題の記事を、ということにもなります。
「この曲については知識も経験も無く、楽曲制作の背景も分からず、一体何を書けばよいやら・・・」とかねてから悩んでいた名曲。つい最近、偶然ながら先輩から頂いたコメントで絶好のテーマを得ましたので、この機に張り切って考察に取り組むつもりです。
いよいよ本格的に冬がやってきたようです。
これから忘年会のシーズンですが、みなさまも風邪やインフルエンザにはくれぐれもお気をつけて!
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