『ロックジェット』63号!
ちょっと、短い時事ネタの記事更新です。
今日は、朝から本屋さんに走ったジュリーファンも多かったでしょう・・・『ロックジェットVol.63』(表紙は尾崎豊さん)が本日発売されましたね~。
「どんな内容なのか分かってから購入するかどうか決めようかな」とお考えの慎重なファンのかたもいらっしゃると思いますので、ここで熱烈推薦させて頂きます。
躊躇は無用。
ジュリーファンならば、そして鉄人バンドのファンのみなさまも、是非ともお買い求めください!
素晴らしい紙面構成になっています。
思えば、『昭和60年のVOICE∞』レポートが掲載された同誌『Vol.60』を手にした時、「こりゃ、『ロックジェット』はジュリーファンのニーズを的確に掴んだっぽいなぁ」と思ったものですが、それは今回の『Vol.63』で完全に証明されたと思います。
とにかく現在進行形のジュリーLIVEの写真の数々は、とてつもなく貴重。
今回も、素敵過ぎるショットが何枚も掲載されていますよ~。「ほえ~っ」と見とれてしまったほどです。
もちろん鉄人バンドそれぞれのショットもあり。
加えて、ジュリーの写真に堂々と憑依している下山さん・・・と思ったら憑依しているのは下山さんだけではなく、ジュリーの後ろでギターを弾く柴山さんの、「あんなシーン」もバッチリ。
これはもう永久保存版ですな~。
LIVEレポートは、お馴染み「ロック姐さん」こと佐藤睦さんが、初日フォーラムと渋谷公会堂について、纏めた形で書いてくださっています。
加瀬さんのことももちろんですけど、ツアー日程変更のジュリーの決断についても触れてくださっていて・・・「うんうん」と頷きながら読みました。
一部誤植もありましたが、僕にとってはとても嬉しい誤植でした。本名が「まさし」なので・・・(って、まだご購入でないみなさま、ワケ分からない話ですみません)。
さらに、少しの間お休みしていたヒロ宗和さんによる「沢田研二・全アルバム解説」の連載も復活。
「今のタイミングであれば、ここまでは書いておくべきだろう」というアルバムまでしっかり書いてくださっていますから、今回はボリューム満点の内容です。
『ロックジェット』のような雑誌で、ジュリーのすべてのオリジナル・アルバムの解説を書き上げるとなれば、間違いなく歴史に残る偉業。今回のヒロさんの文章からは、「俺はそれをやるんだ」と覚悟を決めたと言うのか、並々ならぬ気迫を感じました。
ここは是非とも2009年の『Pleasure Pleasure』以降のマキシ・シングルも「アルバム」と同列にお考え頂き、ヒロさん独自の視点からの『ロックジェット』らしい解説で、この偉業を成し遂げて欲しいものです。
さて、年末に向けて何かとバタバタしております。次の考察記事のupは11月末になりそう。
次回更新までしばしのお時間を頂くことになりますが、みなさまにおかれましては、『ロックジェットVol.63』をお供に、素晴らしかった『こっちの水苦いぞ』ツアーの余韻にどっぷりと浸りつつお待ちくださいませ~。
| 固定リンク
「お知らせならびにひとやすみ」カテゴリの記事
- 第77回毎日映画コンクール、男優主演賞!(2023.01.19)
- 謹賀新年(2023.01.01)
- ジュリー・さいたまスーパーアリーナ公演、最速先行抽選受付 開始迫る!(2022.11.15)
- 残暑お見舞い申し上げます(2022.08.23)
- 「まだまだ一生懸命」セットリスト(答え合わせ編)(2022.07.26)
コメント
Dy 様、早速の詳しい「ロックジェット」63号の内容紹介ありがとうございました♪
やはり、シロートとは一味も二味も違いますね。
で、Dy さんもやはり、アルバム紹介のライター・ヒロさんのスタンスの変化と云うか、聴き込みの深さから来る紹介文の熱さをしっかり感じられたんですね。
東芝時代のリマスター盤一気再販のお蔭で、発売当時にはろくにJulie のCD を聴かないままに、その活動を無視していた「日本ロック」「洋楽ファン」は、今にしてやっとやっと判ったんでしょうね。
毎年毎年毎年、あのクオリティのCD を造り続けていたこと。
それを、勝手に「音楽」をジャンル分けし、偏見からか?無視して来たことの勿体なさを。
大手だから出来たと云う部分もあったでしょうが、それだけであれほどの人材が、それぞれの持てる才能をJulie に提供し続けていた事実を見れば、それこそ「日本のロック」の歴史的財産だと、改めて感じリスペクトされたからこそ、あの文章になったのではないでしょうか?
これから、Julie のプロデュースCD の紹介へとこの連載は続くのでしょうが、今号以上に熱い紹介になると思いますから、楽しみですね。
それにしても、今回もカラー写真は素晴らしかったです。
所謂「芸能写真」にはない、ロックテイスト溢れる5人のロッカーの魅力的な写真でした。
やっとJulie のステージ衣装の細部も判りましたし♪
では又。(^_^)v
投稿: Lchia | 2015年11月20日 (金) 00時38分
Lchia様
ありがとうございます!
ヒロさん、気合入ってましたね~。
ポリドール期までならいざ知らず、独立後の『架空のオペラ』から現在に至るまでの作品が、単なるディスコグラフィーではなく、解説つきでロック誌に掲載される…ヒロさんの連載は、今回のEMI期突入を機に未踏の偉業に踏み込みました。
覚悟は決まっている…今回の掲載文章からはそんなヒロさんの意気を感じます。
連載は次回、いよいよセルフ・プロデュース期に、ということになりますね。
期待したいです!
投稿: DYNAMITE | 2015年11月20日 (金) 12時44分
DY様 こんばんは。
ジュリーと鉄人バンドへの愛とリスペクトの溢れた素敵な記事でした。
私も当時のロックファンは無意識に「ジュリー」を避けていたところがあった気がします。
歌謡界に「アンノウン」の衝撃を与えたようにロック界の「こうあるべき」を揺るがす存在でもあったから。そういう意味では歌謡曲ファンの方がアタマが柔軟だったのかも。
夭逝して伝説になった「尾崎豊」と伝説になることを拒否し、生身を晒して歌い続ける「沢田研二」が同時に掲載されているのは偶然でしょうか、必然でしょうか。
投稿: nekomodoki | 2015年11月20日 (金) 23時45分
nekomodoki様
ありがとうございます!
その後尾崎さんの記事も読んで、亡くなった時のことを思い出していました。
存命であれば今年の渋谷公会堂のステージに立っていらしたかもしれませんね…。
僕はよくジュリーを評する時「伝説」という言葉を使ってしまいます。後追いのファンで、「こんな凄いことをやっていたのか」とあまりに多くの情報を一気に得ていたからでしょうか。
今では「伝説」どころか「ロック」と評する際にも「この場合はこの表現で合っているのか」と考えるようになってしまいました。
仰る通り、当時は歌謡曲ファンの方が柔軟だったと思います。
そして今僕は、ジュリーは柔軟にならなくては分からない魅力がいっぱいある、というところにまで何とか達したばかり…まだまだこれから勉強ですよ!
投稿: DYNAMITE | 2015年11月22日 (日) 19時09分
DY様 こんにちは
ロックジェットを読みました。まず、尾崎豊とジュリーの写真が同時に載っていることが、どちらもファンとしては夢を見ている気分です。小さい記事ならもしかしたら一度くらいはあったかも知れませんが。こんなに大きな巻頭写真でなんて、本当に想像の範疇を越えています。
それでも二人の接点を考えるとほとんどありませんが、唯一、キーボード奏者として『TOKIO』のレコーディングに参加した西本明さんが、尾崎豊のアレンジャー&バンドメンバーでも活躍されたことですね。西本明さんは、佐野元春さんのバンドメンバーでもあります。従って、ジュリーから佐野さん経由で尾崎ファンになったのはごく自然でしたし、ジュリーの『G.S.I Love You』を契機に、新しいミュージシャンやロックに目覚めたのが、正しく1983年前後になります。
私の中での尾崎とジュリーの共通点は、綺麗な日本語で歌うところです。
ロック曲であっても、心地よく聞こえるのは言葉がはっきり届くからだと思います。このことを語ろうとするとついつい熱くなってしまうので、この辺にしておきます。
それにしても、ロックジェットのライターさん達、いいね〜。
投稿: BAT | 2015年11月24日 (火) 15時44分
BAT様
ありがとうございます!
BAT様のコメントで、すっかり忘れていた友人の話を思い出しました。
大学1年の時に出逢った友人で、尾崎さんの熱烈なファンでした。その彼がジュリーも好きで(アルバムまで聴いている、という感じではありませんでしたが)「高校の最後の文化祭でバンドを組んでジュリーを歌った」と言っていたんです。
その当時僕は特にジュリーファンというわけでもないので「ふ~ん」という感じで聴き流していたように思います。
彼は栗本薫さんの大ファンでもあったので、その流れでジュリーに興味を持ったようだ、と記憶していますが、そんな彼が尾崎さんも好きだった、ということが今ではすごく自然なことのように思えます。
僕が大学1年と言うと、ジュリーはCo-CoLO期、尾崎さんは絶頂期の頃の話なんですよね…。
西本明さんについてはこれまで知らずにいました。勉強になります!
投稿: DYNAMITE | 2015年11月25日 (水) 09時01分