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2015年7月 7日 (火)

沢田研二 「甘いたわむれ」

『JULIE SINGLE COLLECTION BOX~Polydor Yeas』収録
original released on 1974 シングル『追憶』B面


Tuioku

disc-10
1. 追憶
2. 甘いたわむれ

--------------------

いやぁ参りました。
この間「ようやく治ったか~」と思っていたのにまたまた夏風邪ですよ。たぶん先週金曜の雨でズブ濡れになったのがいけなかったんだなぁ。
もちろん傘はさしていたんですけど、ちょっとシャレになってない大雨でしたからね・・・。着替えを用意して出かけなかったのが失敗でした。
まぁ、仕事しながら治していくしかありません。

ところで、前回記事に頂いたコメントへのお返事でも書いたのですが・・・。
決めました。
これまで、当初は今月14日の予定だった『こっちの水苦いぞ』ツアー初日・東京国際フォーラム公演までに、あと2曲・・・「甘いたわむれ」「海に向けて」の記事を書くことを予定し順調に更新を続けてた拙ブログですが、その予定に、この度のGRACE姉さん急病によるツアーの日程変更を受け、ひと月ほどの日数の余裕が生じました。
(GRACE姉さんのご快復を毎日祈っています)

この機にactの曲を書こうか、それとも加瀬さん作曲作品以外の曲で”全然当たらないセットリスト予想シリーズ”期間を設けようか、としばし悩みました。
しかし結論は。
はからずも初日公演までにこの日数を得たからには、やはり僕はここで、ジュリーが歌った「KASE SONGS」の全曲制覇を目指すべきなのではないか、と。
加瀬さんが天国から、「まだ書いてない曲があるじゃなあい?」とこの貴重な期間を与えてくださったのだ、と勝手に思い込むことにしました。

そこで、みなさまにお願いがあるのです。

僕が今回「またいずれの機会まで記事にするのは後回しにしよう」と考えていた加瀬さん作曲の残すジュリー・ナンバーは3曲。この3曲を新たに近々の執筆予定に加えれば、ジュリーが歌った「KASE SONGS」記事の全曲制覇は成ります。
その3曲とは、「愛はもう偽り」「二人の肖像」、そして「この炎は燃えつきず」。
いったん横に置いた「二人の肖像」の考察をやり直す時間は充分。「愛はもう偽り」についても、書きたいと思っていたポイントはたくさんあります。
残る「この炎は燃えつきず」・・・これが問題で。

間違いなく名曲。『ライヴ・セレクション』の音源も正式な形ではありませんが持っています。
ただ、この曲にまつわる情報が、僕にはほとんど無いのですよ。例えば現段階では、作詞者が誰なのか、とか、76年の音源であることは分かっていますが、どのツアーで歌われた曲なのか・・・お正月なのか、ロックン・ツアー’76なのか。謹慎の前なのか後なのか、とか。
まぁそういった基本的な事柄はこれから自力で検索調査すれば良いだけのこと。
僕が知りたいのは、この曲についてのジュリーファンの空気感です。
この曲が作られた特殊な経緯が当時あったのか。ジュリーはどんな感じで歌っていたのか・・・そして何より、当時タイムリーにジュリーのこの歌を生で体感したり、レコードを買って聴いたりしていたジュリーファンの先輩方のご感想ですね。

あとは、歌詞ですな~。
特に、僕の英語聴き取り能力の低さは、ジュリワンの年の「FRIENDSHIP」で実証済み(泣)。「この炎は燃えつきず」のサビについては「I fell in love♪」と聴こえているけど果たして合っているのかどうか。
このように、僕には「オリジナル・アルバムには収録されていない特殊なジュリー・ナンバー」についての知識があまりに欠けています。考えてみると、僕は今まで一度も「この炎は燃えつきず」について、先輩方とお話させて頂いたことがありません。

拙ブログをお読みくださっているみなさま。
「この炎は燃えつきず」についての個人的な思い出やご感想、時代背景、歌詞のポイントなどを、今からコメントで少しずつ教えて頂けないでしょうか?
みなさまが教えてくださったことを糧として音源を聴き込み、この機になんとかささやかな一考察を纏め上げたいと思っておりますので・・・。
どうぞよろしくお願い申し上げます!

(翌日)
・・・と、ここまで下書きしておいて
「さすがに虫が良過ぎるな~。まずは自分でトコトン調べてみてからだよな~」
と思い、ちょっとネット検索してみたら!
いつもお邪魔しているブログさんの過去記事、最新記事・・・初めて拝見するサイトさん、ブログさんと、まぁ次々に「この炎は燃えつきず」関連の情報やご感想などがヒットするわするわ。
やっぱり凄い・・・本当に頼りになります、ジュリーファンの先輩方は。歌詞も分かったし、加瀬さん自身が作曲背景について語っている音声を織り交ぜた動画も観ることができました。
このことひとつとっても、どれほど長い間ジュリーが愛され続けてきたのか、加瀬さんがリスペクトされてきたのかが証明されようというもの。

あとは僕がささやかながらの考察を提示するのみ。
決算に向けて仕事が忙しくなる時期で更新ペースは落ちるとは思いますが、新たな全国ツアー初日・8月17日のフォーラム公演までに、必ずや「KASE SONGS」記事全曲制覇をやり遂げます!

それに向けて今日は前回の予告通り、名シングル『追憶』のB面曲「甘いたわむれ」を採り上げます。
素晴らしい曲です。しかも、加瀬さん作曲のジュリー・ナンバーの中では一番手がこんでいると言うか、とても繊細。それでいて聴いた印象は大胆かつキュートな、はちきれんばかりの若きジュリーのエネルギーをそのまま体現してくれているかのような名曲です。
僭越ながら、伝授~!


先日食事をご一緒した先輩が、「長年、シングル『追憶』のB面が「気になるお前」だとばかり思い込んでいた」と仰っていてちょっとした笑い話になったのですが、いや、実は僕も「気になるお前」と「甘いたわむれ」って少しイメージがかぶるんですよ。
曲想は全然違うのに・・・何故かなぁ。

ちょっと考えてみて、「加瀬さんの曲」というのは当然あるとして、おそらく「甘いたわむれ」とタイトルを聞いてなんとなく脳裏に思い浮かぶジュリーのステージ・アクションが「気になるお前」のそれとよく似ているのだ、と気づきました。後追いファンの勝手なイメージですけどね。
さすがに”おいっちに体操”は「甘いたわむれ」では無いかもしれないけど、”猫パンチ”や”糸まきまき”のアクションは容易に浮かぶのです。

僕は『ジュリー祭り』がジュリーLIVEデビューですから「甘いたわむれ」を歌うジュリーを生で体感したことはありませんが、この曲の映像はたった1枚ではあるけれどDVDで所有しています。
言うまでもない・・・『ZU ZU SONGS』ですね。

この曲はリリース当時も含めてどのくらいLIVEで採り上げられたことがあるのでしょう?
いずれにしても『ZU ZU SONGS』で歌われた時にはかなりレアな選曲ではあったはずです。この時は前曲「ライラ」を歌い終わった後に間髪入れず、という感じでポンタさんのドラム・ソロ(キックが鬼!)からなだれ込むセットリストだったのですね。
印象的なホーン・セクションのフレーズ(キーボードによる再現)が始まった瞬間、「うわ~、キター!」と熱狂された先輩方が多かったのではないでしょうか。

それにしても94年のジュリー、カッコイイですねぇ。


Zuzusongs1

『ZU ZU SONGS』より、「甘いたわむれ」を熱唱するジュリー。

横顔は『リアリィ~』そのもの(時期が近いですから当たり前ですが)。お腹もチェックし放題(笑)。
ということで、ジュリーの生腹を拝みたいみなさま・・・DVD『ZU ZU SONGS』はマストアイテムですよ~!
(↑みなさまさすがにこれはもうお持ちか~)

それにしても、こんな完成度の高い曲、しかもこれほどキャッチーなヒット性を持つ曲がシングルのB面とは・・・加瀬さんの懐の深さ、恐るべしですよ。
『危険なふたり/青い恋人たち』と並び『追憶/甘いたわむれ』は、加瀬さんが両面とも作曲を手がけたジュリー・シングル屈指の大名盤でしょう。
そう、この曲はA面「追憶」にも負けないほど高度な楽曲構成を擁します。

「追憶」の場合は前回記事で述べたように大胆な同主音移調が特性ですが、「甘いたわむれ」の場合は「譜面表記的には同調号のままの採譜となるのに、転調しているとしか思えないほど変化に富む」曲なのですね。
加瀬さんの作ったジュリー・ナンバーの中では一番凝っているんじゃないかなぁ。この時期、加瀬さんが冴えまくっていたことが分かります。

例えばエンディング。ヴォーカル・メロディーとアウトロの繋がりを聴いてみましょう

お互いはじめて 会った日からもう
E                     G#m

一年過ぎたのは夢みたい
A                    B        E

一年過ぎたのは夢みたい ♪
A                    B        G

最後の「夢みたい♪」の後に重なるホーン・セクションで、ずいぶん歌メロとは表情が変わりますよね。
ホーン・セクション部のコード進行は

ソソソソ、ララ~、シ♭~ラソミ~
G          A         B♭    A G E

レシレシ、レレ#、ミ~ ♪
D              D#     E

となっています。キュートな歌メロから一転、勇ましく縦ノリな感じがしませんか?

実はこれ、「追憶」の同主音移調の応用。
ホ長調の曲に、ホ短調の平行調である「G」のコードを起点に作られた進行のリフを載せています。
にもかかわらず、ホ短調のトニックである「Em」は一切姿を現しません。
後にジュリーが「熱愛台風」(ジュリーwithザ・ワイルドワンズ)の作曲でこのパターンとよく似たニュアンスを採り入れます。「手をつなぐことから始めればいいじゃん♪」と歌う箇所がそれで、「甘いたわむれ」のホーン・セクション部の進行の理屈にとても近いのです。
ジュリーも自宅でギターを鳴らしながら「熱愛台風」を作っていて、「お、これちょっと加瀬さんっぽいか?」なんて考えていたかもしれませんよ~。

さて、「甘いたわむれ」はシングルA面の「追憶」同様、井上バンドではなくケニー・ウッド・オーケストラ名義の演奏クレジットとなっています。

素晴らしい演奏であることはもちろん(左サイドのカウベルが好き!)ですが、それ以外に耳を奪われるのは、不思議な不思議なギターのミックス処理。
キメの出番になると凄まじい大音量で登場し、PANをサイドに振られたと思ったら「ちょっとちょっと、まだ弾き続けてるんですけど~!」という熱演お構いなしに、容赦なくフェード・アウトされるんですよね。
でも最後の最後は「どか~ん!」と爆音(&たぶん後がけのディレイ)を轟かせ、大きな主張を残します。

とても面白く愛すべきミックスですが、狙い、意図まではよく分からないなぁ。
最後の爆音は、主人公が相手の女の子に「勝手なことばかり言わないで!」と強烈なビンタを食らっているシーンを表現しているのかなぁ、などと得意の見当違いな深読み(邪推とも言う)をしてみたり・・・。

同年のアルバム『JWEL JULIE~』に「甘いたわむれ」が収録されていたらどんな感じかな、と想像するとそれはそれで楽しいですけど、「この『追憶』というシングルは井上バンドで作るアルバムとは区別したい」という思いはジュリーにもあったのではないでしょうか(とは言っても結局、アルバムのラスト1曲に「追憶」のヴァージョン違いが収載されることになったわけですが)。
74年のジュリーは、「僕はバンドとして勝負したいんだ!」という渇望が最も強い時期だったと思われます。
少し資料をご紹介しますと


Img391

Img392

Img393

何の雑誌に掲載されていたものかは僕にはちょっと分からないんですけど、74年をグアムでスタートさせた、というジュリーの記事です。

今年はソロ歌手としてより、グループのリードボーカルとして新しい分野に挑みたいと意欲を

とあります。
これは、会社がプロモート用として出した言葉ではなく、ジュリーの口から語られたものでしょうね。

ただ、やはり賞レースを意識した勝負シングルとしての「追憶」についてはまた別の考え方が会社やスタッフにもあったのでしょうし、「甘いたわむれ」のようなハイレベルの楽曲がシングルB面として「隠れた大名曲」となった経緯は、ジュリーの本当に贅沢で充実した、稀有な歴史を物語る上でひとつの材料となるでしょう。
何より、ジュリーのヴォーカルに力みが無く、「あぁ、楽しい歌だな」という良い意味でリラックスした雰囲気が感じられるのもまた、「キュートなジュリー」を無意識に演ずるこの曲の大きな魅力ですよね。

キュート、と言えばこの曲でもやはり安井さんの歌詞に触れないわけにはいきません。
安井さんは凄いですよ。女性の気持ちは当然として、男性の気持ちもよ~くお分かりのようで。

別に既婚でなくとも、異性とおつきあいしたことのある方なら同じように解釈するかとは思いますが、「甘いたわむれ」はちょっとした(可愛らしい、と言ってもいいかな)男女の喧嘩の後のワンシーンを描いた詞なんだと思うんですよね。

さっきまで君が 夢中で話した
E                    G#m

旅の計画 きっと叶えよう ♪
A                     B7

喧嘩の原因は、この「旅の計画」。
人によるかもしれませんが、基本的に男って、ハッキリした旅の目的があって現地でワクワクする、という感じ。一方、女性は具体的な目的があっても無くても、楽しい計画を立てているというその状況だけでワクワクする・・・ものなんじゃないですか?

で、この歌詞の言葉で描かれているシーンの少し前に、女性が楽しい楽しい旅の計画を男に持ちかけるも、男は適当に「ふんふん」と聞いているんだかいないんだか分からない、という状況がまずあったようです(「遠い旅」なんかもそうですが、安井さんは「言葉に書いていない情景までをも聴き手に差し出す」とてつもない才能を持つ作詞家です)。
男のそんな態度にカチン!ときた女性は、ほっぺたをふくらませて急転直下の大不機嫌モードに。
「やばっ!」と慌てた男は事態を収拾しようとします。

約束するから そんな顔しない ♪
   C#m                    G#m

並の男であればそんなことを言っても「今さら何よ!」と火に油を注いでさらなる状況の悪化を招きそうですが、何と言っても歌っているのはジュリーです。
ジュリーのあの声で
「そんな顔しない!」
なんて言われたら、どんな女性だってたちまちゴキゲン直すってものですよ。
僕はその点、間違いなく並以下の男なので
「今度、カミさんが夕食時にでも突然旅の計画を話し始める、なんてことがあったら、とりあえず新聞は横に置いて、ちゃんと聞いてあげなきゃいけないよなぁ」
・・・などと、このキュートな名曲の考察から今回、人生の教訓をひとつ得たのでありました(笑)。


それでは、オマケです!
今日は『ヤング』のバックナンバーから、74年8月号のジュリー関連ページをどうぞ~。


740801

740802

740803

740804

740805

最初の画像・・・「ロックン・ツアー完走・全員集合!」のショットは、『YOUNG IDOL NOW Vol.8』のものとは微妙に違っていて、見比べてみるのも楽しいです。
これね。


Youngidol7418


それでは、ちょっと更新ペースは鈍くなるとは思いますが、これからツアー初日まで、「なるべくセットリストのことは考えずに、加瀬さんの作った全ジュリー・ナンバーを書き続ける」シリーズ、続行いたします。

GRACE姉さんのご快復、ステージでの素敵な笑顔のツアー初日となるよう祈りつつ・・・。
改めて、よろしくお願い申し上げます。

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コメント

DY様 こんばんは。

よ~くおわかりじゃないですか(笑)
最後の音はまちがいなく彼女の「ちゃぶ台返し」です。
一生懸命ロマンチックな計画を立てる彼女に上の空、だんだん彼女のアタマに角がニョキニョキであわてて機嫌をとるも「不埒な下心」がまる見え。
「妥協のポイント」を最後まで踏み外した一日でした・・かな?

76年のツアーはいろいろあったあとでしたから、「この炎は燃えつきず」「熱いまなざし」は胸にズンときました。

投稿: nekomodoki | 2015年7月 8日 (水) 00時42分

Dy 様、今日の七夕、雨降りで織姫・彦星の姿は見えませんでしたが、Grace とDy さんの1日も早いご快復を、しっかりお祈りさせて戴きました♪

しかし、この2週間我が国は勿論、ギリシャを始め世界は確実にキナ臭い状況が進み、気を揉んでおります。
そんな中、特に驚きのニュースは、Dy さんの故郷鹿児島・川内原発に可動に必要な核燃料の装填が始まってしまって、早ければ8月にも再可動されてしまうと云うものでした。
まだ、口永良部島の噴火も収まっていないし、周囲の自治体にも詳しい説明をせないままの九電……。

歩調はabe政権と足並み揃えており、ここへ来て、なぜか「この道はぁ~いつか来た道~」的予感を感じておられる高齢の戦争体験者が、数多くの警告を私達に発しておられる中でので、強引な可動準備。

今こそ、Julie &鉄人バンドの出番ですよね!!

さあぁ、この夏の旧盆開けの~加瀬さんの新盆です~東京フォーラムでは、果たしてどんな曲からスタートするのか、例年以上に気にかかっています。

何しろ「不言実行!」が今年のJulie 、万感の想いを込めて唄ってくれるはずですからね。
「希望!」を私は希望しております♪
ではでは。(-_-)/~~~

投稿: Lchia | 2015年7月 8日 (水) 01時38分

DY様
 こんばんは。夏風邪は治りにくいので大事になさって下さい。
 「ライブ・セレクション」のCDは持っておりませんが、おそらく77年リリースのLP5枚組「沢田研二大全集」と同一音源と思われます。だとしたら76年武道館コンサートのライブ・テイク、作詞は竜真知子さん、歌詞の聴き取りは正解!です。アレンジャーはクレジットされていませんね。
 さて「甘いたわむれ」、80年代だったと思いますがジュリーがラジオで、「追憶」とどちらをÅ面にするか決めがたかったが最終的に「♪ニーナ~」の差で(?)決まったと話していました。あと「甘いたわむれ」を「甘い戯れ」と漢字表記にしたらいやらしかったかも、とか。
 私もこの曲のエレキ・ギターのミックス、めちゃめちゃ違和感感じます。というか、無くてもとも。今、シングル盤が手許にありますが、ミキサーは吉野金次さんですね、吉野さん、ごめんなさい(笑)。歌詞をDYさんほど掘り下げて聴いていなかったので、カップル間の喧嘩のあとのあれこれとは気付きませんでした。
 個人的には「ジュエル・ジュリー」に収録されなかったからこそ余計に価値がある気がします。

投稿: ねこ仮面 | 2015年7月 8日 (水) 03時25分

nekomodoki様

ありがとうございます!

おぉ、最後の爆音「ちゃぶ台返し」ですか。
僕の歌詞深読み、今回は珍しく有力のようですね~。
これがコントなら、最後のあのギターの音とともにジュリーが豪快にズッこける、というオチになりますか。

それにしても、ジュリーのあの美貌と美声をもってしても事態を収めなれないとは…旅の計画をする女心、おそるべし!(笑)
肝に銘じておきたいと思います。

そうか…「この炎は燃えつきず」は、あの直後のツアーで歌われていたのですね。
ジュリー自作の「熱いまなざし」にはなんとなくその状況を思わせるものがあるな、と思っていましたが、言われてみれば「この炎は燃えつきず」も…。
僕が求めていた、「当時の空気感」を教えて頂きました。ありがとうございます!

Lchia様

ありがとうございます!

そうなんですよ…元々川内原発では「8月の再稼働を目指す」というのはあって、そこに至るまでの様々な段階、そのひとつひとつがここ数ヶ月で次々に認可されてきました。
それら認可については大きな報道が為されず(報道されていなかったわけではありませんが)、核燃料注入の段になって突然全国的にテレビのニュースで採り上げられる…そうした報道のあり方もどうなんだろうなぁ、と思った次第です。

僕も「希望」は歌って欲しい1曲です。
「weeping swallow」あたりも期待していますが、いずれにしてもジュリーは言葉ではなく歌でメッセージをくれるでしょうね。

すみません、お返事一度切ります~。

投稿: DYNAMITE | 2015年7月 8日 (水) 14時07分

DY様 こんばんは

ジュリーソング数ある中で、思わず口ずさんでしまうのがこの歌です。イントロからエンディングまで伴奏付きですよ。なぜそこまで魅了されているのか?一番はイントロですかね。ダイナマイトさんの解説にあったブラスのコード感が好きなんだと思います。そして歌に入る直前の派手なピアノも良いですね。Aメロ部のオーケストラが、裏打ちで短いフレーズを鮮やかに決めるところも、堪らなく好きです。ライヴだとギターの派手なソロ部は、カズさんの見せ場となります。そんな演出を想像したかのアレンジは、やはり素晴らしいなあと思います。

ジュリー以外の加瀬さん作品って何が来るか楽しみです。私としては、作詞もしていたことに驚いた、アンさんのあの曲が好きなんですが。

まったく詳しくありませんが、1976年武道館コンサートのアレンジとオーケストラ指揮は、服部克久さんかなと想像しています。翌年のライヴ「ハムレット」と雰囲気がそっくりな感じがするので。ライヴの演奏曲の作詞に、竜真知子さんが器用されていたり、「ジーザス・クライスト・スーパースター」が共通に歌われています。コーラスもTV「ミュージックフェア」の雰囲気が似ています。

投稿: BAT | 2015年7月 8日 (水) 19時28分

ねこ仮面様

ありがとうございます!

実は僕もつい一昨日、『ライヴ・セレクション』が元々『沢田研二大全集』の中の1枚であったことを先輩のブログさんで学んだばかりです。
『ライヴ・セレクション』は音源だけを持っている状態で、先日『まんだらけ海馬店』さんで初めてカセットテープの実物を見ました。とんでもない値段がつけられていて、ひときわ目を惹きましたが…。

やはり「甘いたわむれ」は当時「追憶」とシングルA面を争った経緯があったのですね。本当に甲乙つけ難い加瀬さんの名曲が同時にできてしまっていますよね。
「ニーナ!」が決め手となった、というのはインパクト重視、新しいもの好きの加瀬さんらしいジャッジかなぁ、と思います。

あと、言われてみますと確かに「甘い戯れ」と漢字表記にすると途端にイメージ変わりますね…。

BAT様

ありがとうございます!

『ハムレット』は凄かったらしいですね。僕はパンフを先輩にお借りしたことがあります。
BAT様ご指摘の要素から、76年武道館のオーケストラ指揮は服部さんであった可能性は高そうですね。僕は76年のLIVEのパンフについては、お正月コンサートしかまだ手にしたことがないのです(そちらは、「この炎は燃えつきず」記事のオマケとして考えています。

アンさんの曲…「女はそれを我慢できない」ですね。名曲です。昨年大宮でお会いした際にご紹介したYOKO君はアンさんのファンで、『ウーマニズム』を持っています。あと、勤務先で昔アンさんのバンドスコアが作られていたことがあり、考察材料は揃っているんですけどね。
ただ今回は、相当熱心な加瀬さんのファンでもこの曲はご存知ないのではないか、というマニアックな曲を採り上げようか、と今のところは考えています。

「甘いたわむれ」…可能性は低そうですが、今ツアー「ひょっとしたら」とマークしています。セトリのことはあまり考えないようにしているので、記事本文では「もし鉄人バンドが演奏したら…」という点には触れませんでしたが、実現したら柴山さんのギターには釘づけとなるでしょう!

投稿: DYNAMITE | 2015年7月 9日 (木) 09時02分

DYさん、こんにちは。

ジュリーが歌った「KASE SONGS」の全曲伝授達成の道を選んでいただき、ありがとうございます。まだまだ未熟な僕には「KASE SONGS」を勉強するいい機会です。DYさんの伝授により未だかつて知らなかったジュリーの歌に出逢えたり、新しい知見を頂き改めて聴き直して惚れ直したりと、本当にありがたい限りです。

今回のお題の「甘いくたわむれ」もこの伝授を通じて初めて聴く機会を頂きました。多くのジュリーファンのみなさまの前では恥ずかしい限りですが、でもでも、何と素晴らしい曲、そして何と素晴らしくて瑞々しボーカルでしょう。安井さんの詞もまたジュリーが歌えばこその輝きを放っている気がします。ZUZU&KASE&JULIEのトリオの化学反応はもの凄い産物を産み出しますね。マジックという言葉がぴったりかもしれません。

DYさん仰るようにこの曲がツアーで歌われる可能性は極めて少ないのでしょうが、もしイントロが鳴ったら大きな声を出してしまいそうです。

何だか、いろんな意味で今回のツアーは想像を膨らませてくれます。まずはGRACE姉さんの快復を祈りつつ、ツアーまでジュリーソングの予習に励みたいと思います。引き続きのKASE SONGSの伝授、楽しみにしております。夏風邪が早く治りますように。

投稿: goma | 2015年7月 9日 (木) 18時31分

Dy 様!!
今日、澤会さんから「お知らせ」が届きましたぁ~~~

ついに、ついに、東芝時代の全CDが、最新音源でリマスターされますぅ~~

勿論、私発売される予定のCD 全制覇をさせて戴きますとも。

最近、又ちょっと●●が増加気味なので、Julie じゃありませんが、暫く禁酒をして、財源を確保致す所存です。

酒飲みの私が、それほど迄に入れ込んでいるほど、新しいファン・リターンファン・音楽ファンにとって、本当に素晴らしい企画でありますわね。

ありがとう♪Julie & バンドのメンバー& スタッフの皆様\(>_<)/

因みに前回の禁酒は、2008Julie 御大のお誕生日6/25~東京ドーム・フアイナル12/3迄の約半年、御大におつきあいでした。

頑張らないで頑張ります~~。(/--)/

ではでは。
今日も雨降りで肌寒い1日ですが、お風邪の具合は如何ですか?
重ねてご自愛のほど。

投稿: Lchia | 2015年7月 9日 (木) 19時32分

goma様

ありがとうございます!

本当に嬉しいお言葉です。僕は、記事を読んでくださったかたがお題の曲を聴いて「名曲ですよね!」と書いてくださるのが何より嬉しいのですよ…。
KASE SONGS全曲制覇へのエールと共に、goma様のコメントは大いに励みとなっています。ありがとうございます。

ジュリーのヴォーカルはいつの時代も素晴らしいですが、安井さん、加瀬さんの作品を歌っていた頃のジュリーのヴォーカルには、仰る通り独特の瑞々しさがありますね。「若さ」だけではない…ジュリーの稀有な歌人生の基本的な、大切な部分を、僕はこのところの加瀬さんの作曲作品考察で改めて学ばせてもらっています。
引き続き頑張りますよ~。

Lchia様

ありがとうございます!

いやぁビッグニュースでしたね!
我が家は都心からそんなに離れてはいないのに何故か澤会さんからの便りは1日遅れで届くケースが多く、今回もまだインフォを手にとってはいませんが、ご覧になった先輩方(特に新規、或いは中抜けのみなさま)から悲鳴のような情報が相次ぎました。

僕は『ジュリー祭り』堕ちした後短期間で中古品を漁りまくりある程度はEMI期のCD現物を揃えましたが、『架空のオペラ』からのCO-CoLO期4枚はもうあきらめていました。もちろん、今回キチンと買いますよ!

これから初日までの長い日々を過ごすファンにとって、これ以上ないニュースでしたね。
ジュリーとスタッフさんに感謝、感謝です。

投稿: DYNAMITE | 2015年7月10日 (金) 09時13分

澤會さんからのお手紙私には本日(10日)届きました。
前日に知ってはいましたが、CDの復刻狂喜乱舞いたしました。
長い中抜けファンの私にはもう手に入れる事は不可能であろうと思っていましたので・・・

定価の数倍の中古品を探そうか、それとも数万円の新品を思いきって手に入れようかなどと考えた時期もありましたが、待っていて良かった!
勿論全部購入です。
私の場合、ジュリーに関しての予算は基本的に青天井ですから迷うことなんてありません。

それにしても、シングルB面のご伝授をいただくたびに思います。B面コレクションを再版してほしい。
シングルレコードは何枚か持っていますが、聴くことはかないません。眺めるだけです。

でも、「甘いたわむれ」はDVDがあったんですね。気付いていません。教えて頂いてありがとうございます!
DVD 持っておりますとも。とっても好きな一枚です。観なくては!

やっぱりいろいろと教えて頂けます。気付かせて頂けます。勉強になります。

投稿: 澤會佐賀県支部支部長(自称) | 2015年7月11日 (土) 00時01分

澤會佐賀県支部支部長(自称)様

ありがとうございます!

EMI期のCD再発は本当に嬉しいニュースでしたね。
今日も澤會さんのインフォを熟読…再発CD案内や、今回のGRACE姉さんの手術入院を受けての対処など含め、澤會さんは一般常識に囚われない唯一無二の会社だなぁと改めて感じました。

『ZU ZU SONGS』は、僕がポリドール時代のCDをすべて聴き終えた後、「今度は映像作品を観てみよう」と友人のYOKO君と協力して鑑賞した4枚のうちのひとつでした。僕にとっては『ジュリー祭り』参加以前に観ていた数少ないジュリー映像作品で、「シー・シー・シー」「ユア・レディ」などの曲はこれで知りましたね~。

加瀬さんの曲を集中して書いている期間、必然的に安井さんの詞に触れる機会が多く、この機に新たな発見もありました。
どこまでいっても、じゅり勉は続きます。引き続き頑張ります~。

投稿: DYNAMITE | 2015年7月11日 (土) 22時22分

DY様 こんにちは。

再販。バンザイ!
早速レコードでしか持ってなかった初期の3枚をチャコ姉分と2枚づつ注文しました。

’76武道館、当時TV放送された映像があったので確認したら「音楽」のクレジットは
「服部克久」「井上堯之」「大野克夫」
となってました。
オーケストラの指揮は服部先生で間違いないと思います。(映像で確認したかったけど、画像が粗すぎてムリでした。)
ダイジェスト版で「この炎は燃え尽きず」は残念ながら入ってませんでしたが、金キャミ肩ハラリ(乳首付)は「夜の河を渡る前に」でばっちり見せてくれました。ハハハ。

投稿: nekomodoki | 2015年7月12日 (日) 11時02分

nekomodoki様

ありがとうございます!

『架空のオペラ』からCO-CoLO期の作品については、長いジュリーファンの先輩方もレコードだけお持ちでCDをお持ちでない、と仰るかたは多いようですね。
待ちに待った再発なのですねぇ…。

僕としてはこれで、「さぁ、ロックジェットさん出番ですよ!」という感じです。
この機を逃す手はない…少しお休み期間がありましたが、ヒロ宗和さんには、是非ともロック雑誌初の偉業へ最後まで頑張って欲しいです。

いやぁ、僕もつい先日知りましたが、76年の武道館はテレビ放送があったのだそうですねぇ…。
つくづく、いい時代だったんだなぁ~。
服部先生の指揮はどうやら間違いなさそうですね。
しかし…「夜の河を渡る前に」で金キャミハラリのB地区ご開帳ですか…本当にいい時代だ~(笑)。

投稿: DYNAMITE | 2015年7月13日 (月) 15時51分

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