沢田研二 「居酒屋ブルース」
from『JULIEⅥ ある青春』、1973
1. 朝焼けへの道
2. 胸いっぱいの悲しみ
3. 二人の肖像
4. 居酒屋ブルース
5. 悲しき船乗り
6. 船はインドへ
7. 気になるお前
8. 夕映えの海
9. よみがえる愛
10. 夜の翼
11. ある青春
12. ララバイ・フォー・ユー
----------------------
ま、間に合った・・・。
下書き期間たった1日で記事を仕上げるなんて、久しぶりだなぁ。
ジュリーファンとしては、どうしても今日のうちに更新しておきたいところですからね。
ジュリー、67才のお誕生日おめでとうございます!
「ありがとう」って言ってそうなおめでたい雰囲気の写真を懸命に迷い探した結果、72年のこのショットになりました。
今年も変わらず歌ってくれて、ありがとう~!
「不言実行」を決めた今年のジュリーは『ビバリー昼ズ』の出演も無く・・・でも言葉は無くとも、ジュリーの歌声が今年も聴ける、というそれだけで僕らは幸せです。
これからもずっと、ジュリーの歌が聴けますように。
それにしても、誕生日に合わせてツアーのチケットを発送するなんてニクイですね~。
いや、僕が貰ったのは不在通知で、チケットを手にするのは再配達の週末までお預けですけど。
全国のみなさま、お手元に届いたチケットの座席確認に、拙ブログ右サイドバー上に表示してある、各会場の座席表へのリンクを是非ご活用くださいませ。
ところで。
世の中の憂うべき情勢や、何より加瀬さんのことがありましたし、ジュリー自身としては今年、浮かない気持ちで迎えた67回目の誕生日だったかもしれません。
そんな中、ジュリーが少し元気と笑顔(苦笑かもしれませんが・・・)を取り戻すであろう出来事が、まるでこの日に合わせるかのように起こりました。
僕は5月に「テレフォン」の記事の枕で「今年はタイガース(阪神の方)はもうダメ!」と散々の愚痴を書いたのですが、その日を境に阪神の調子は何となく上向きな感じになり、ちょうど1ケ月経った昨日24日、何とセ・リーグの首位に立ってしまいました。
まぁ、「ちょっと勝ち出した」というのはあるにせよ、どちらかと言うとリーグの上位にいた他球団が交流戦でズタボロになり勝手に下がってきて漁夫の利を得まくっている、というのが現状なんですけどね。
だって、チーム打率は12球団中最下位だし、チーム防御率は下から2番目。総得点と総失点では失点の方が圧倒的に多く、ついでに盗塁数なんかも12球団中最下位。きわめつけは、勝敗の貯金なんてあるのかないのか、という状況(24日の試合に阪神が負けていたら、セ・リーグ全球団が借金状態、という大珍事が実現してしまうところでした)。
この数字でリーグ首位なんてね・・・こういうワケ分からん事態になった時のタイガースは、やるよ!
このままノラリクラリと、プロ野球史上最低勝率での笑えるリーグ優勝を勝ちとって欲しいです。
まぁ、ジュリーのことですから「この数字で首位とか言ってる場合違うで!ちょっと連敗したらすぐ最下位やで!」とブツブツ言っているかもしれませんが・・・。
それでは本題。
拙ブログが今頑張っている「セットリストのことはなるべく考えずに、ツアー初日まで加瀬さんの曲を書き続ける」期間のお題として、先日まで「二人の肖像」の考察を用意していたんですけど、前回少し触れたように相当暗い内容の記事(短調のバラードですから、そこから色々と考察が連鎖してね・・・)になってしまいそうで。
そんな時、僕自身の「加瀬さんを送る」気持ちが、藤田博章さんの『竹馬の友』という手記を拝見することで変化したこともあって、「二人の肖像」はまたいずれの機会に考察をし直してから、ということで今回は記事を仕上げないことにしました。
そこで、代わりに何か他の1曲を・・・と、深く悩むまでもありませんでしたよ。
あるじゃないですか~、「二人の肖像」と同じ収録アルバム『JULIEⅥ ある青春』の中に、まだ未執筆だった加瀬さん作曲の底抜けに楽しい曲が。
今日はジュリーの誕生日に合わせ、そちらをお題に採り上げたいと思います。
何とか6月25日という今日の日付で更新するために急いだので、かなり駆け足の考察になりますが・・・これまた加瀬さんらしい、そしてこの時期のジュリーならではの雰囲気が楽しめる名曲です。
「居酒屋ブルース」、伝授!
みなさまは、「ブルース」という言葉からどのような音楽を連想されるでしょうか。
僕は少年時代のある時期までは、短調の鬱屈した物悲しいバラードのことだと思っていました。
でもその後、洋楽をよく聴くようになって、特にボブ・ディランの曲を聴き込むうちに「どうやら違うぞ」と(ディランの初期の曲には「○○のブルース」といったタイトルが多かったのです。でもそれらは短調でもなければバラードでもありませんでした)。
もちろん、幼い僕がそう思い込んでいた「短調の鬱屈した物悲しいバラード」として、「日本の歌謡ブルース」というジャンル・カテゴライズも確かにあり、例えばジュリーの曲で言うと「雨だれの挽歌」あたりはそこに入るのではないでしょうか。
ただ、それは元々の「ブルース」という定義から世界中で広く進化応用し枝分かれした多くの音楽的解釈の僅かひとつの呼称ジャンルであって、じゃあその根本としての「ブルース」とはどんな音楽かと言うと、これはアメリカの黒人民謡なのですね。
『実用音楽用語事典』より
なかなか難しいですね。
僕の場合は、ギターを覚えていく過程で
「3行形式の12小節からなり、I-IV-Vという特定のコード進行を持っている」
という上記にあるような基本的な約束ごとをまず何となく会得し、ディランやストーンズなどの曲の中で「あ、これはブルースなんだな」と気づく曲が出てきた、という感じ・・・そんなふうにしてブルース(ブルース・ロック)の意味やパターンを学んでいきました。
みなさまお馴染みのジュリー・ナンバーで挙げるなら、「被害妄想」「DIRTY WORK」「砂丘でダイヤ」などの曲は、そんな約束ごとに当てはまる部分が大きく、この3曲(+今日のお題「居酒屋ブルース」)は、比較的分かり易い「ジュリー・ブルース」です。
さらには、ビートの激しさやアレンジの印象から少し分かり辛くはなっていますが、「マンデー・モーニング」「a.b.c...i love you」「まほろばの地球」といったあたりも、その大部分を「ブルース進行」の約束ごとにのっとって作曲されています。
で、今日のお題の「居酒屋ブルース」・・・これはタイトルが示す通りで、70年代ジュリーの、ブルース進行を擁する代表的なナンバーと言って良いでしょう。
ところが、その基本的な約束ごとを同じように踏襲し、かなり近い曲想であったとしても、例えばストーンズのブルース・ナンバーとジュリーの「居酒屋ブルース」とでは決定的に異なるものがあります。正にそれこそが(特に70年代の)ジュリーという歌手の特性を語ることにも繋がるわけですが、まずはここで、いつもお世話になっているピーファンの先輩に先日お借りしたてホヤホヤの『沢田研二ショー』(1974年お正月、日本劇場)パンフレットに寄稿されている、安井かずみさんのジュリー論をお読みください。
ちなみにこのパンフレットの他ページにつきましては、これから近々に執筆予定の74年リリースのジュリー・ナンバーの名曲が2曲ありますので、そのいずれかの記事(或いは両方?)のオマケ・コーナーにてご紹介させて頂きたいと思っています。
ミック・ジャガーがブルースを歌うと、そこに独特の猥雑さが表れます(ディランが歌った場合は、元々のブルースが持つ「嘆き」「叫び」の表現要素が強いかな)。もちろんそれがストーンズのブルースの大きな魅力なのですが、ジュリーの魅力はまた別です。
「甘いような、冷たいようなだけど清潔なかんじがする」
「決して下品になれない声質だから」
ジュリーに多くの作詞提供をしてきた安井さんが当然のように見抜いたその魅力・・・ジュリーの場合は、いくらブルースの曲想で卑猥でいやらしい内容、或いはだらしない男が管を巻く姿を歌っていても、その声には圧倒的な清潔感、孤高でいて「真面目な」美を感じずにはいられません(これが2002年の「砂丘でダイヤ」あたりになるとミック・ジャガーのような猥雑さ、ふてぶてしさまでもが加わってくるんですけど)。
しかもこの曲のジュリーのヴォーカルって、「ブルース」という括りの曲でなおかつほぼ同時期の「被害妄想」ともまた違うんですよ(ルーズなニュアンスなのに清潔感を感じる、という点では共通していますが)。
「被害妄想」はやはり井上バンド(PYG)のヴォーカリスト、という立ち位置が強いです。堯之さんのアコースティック・ギターがおそらくCSN&Yの「キャリー・オン」、或いはポール・マッカートニーの「三本足」などのタイムリーな洋楽を意識していて、ジュリーもそんな演奏に沿った発声をしています。
でも「居酒屋ブルース」は現地(ロンドン・レコーディング)の楽団の音ですよね?
バンド・パートの音も、アレンジャーがキチンと譜面に起こしたアレンジがあって、「ソロ歌手の伴奏」という形になっています。
どちらのスタイルが良い悪いではなく、ジュリーはそうした「今そこで鳴っている音」に瞬時にシンクロしてしまう天賦の才を持っているのでしょう。
逆説的のようですが、当時のジュリーは「伴奏」っぽい音だからこそ自分の声で曲全体をリードすることができた、という面もあったのではないでしょうか。
僕が「居酒屋ブルース」のジュリーの歌を、敢えて他のジュリー・ナンバーに見出すとすれば、それは『act ELVIS
PRESLEY』の「無限のタブロー」ですね。ジュリーとしては珍しくトリッキーなスタイルで歌っているのに、結果それが本道のように聴こえてしまう、という・・・。
「居酒屋ブルース」で、思わぬ色っぽい成り行きに舌なめずりして唾を吸い込む音を立てる(1番の演奏ブレイク部)のも、完全に酔っぱらって下品に「ヒック」と喉を鳴らす(エンディング)のも、安井さんが紡いだ場末の居酒屋での何気ない物語の通り。
安井さんの歌詞と加瀬さん流ブルースの曲想に、ジュリーは忠実に表現しているんだけど、滲み出るジュリーの中の「人間」は、そこにいやらしい感じをまったく出しません。これは何だろう?
安井さんは先の文章でこう書いていますね。
ジュリーの歌は、華麗さをよく人から指摘されるけど、やはりその声とフレージングの組み合わせは泥っぽいとか不透明とかではなくイメージ通りカット・グラスの美しさに、ほんとは実に人間っぽいジュリーがうまく混ざり合って、歌に出てきていると思う
ジュリーの「歌」の本質に迫った言葉だと思います。
ロックだ歌謡曲だブルースだと言う前に、まずその声。安井さんの挙げた「泥っぽさ」は「居酒屋ブルース」のような詞曲にこそ本来強く出る要素であるにも関わらず、ジュリーが歌うとそうじゃないんだよ、と。
さてさて、この曲は手元にスコアがあります。
これまたいつもお世話になっている長崎の先輩から長々とお借りしてしまっている(お借りしたのは老虎ツアー鹿児島公演の打ち上げの時汗)超お宝本『沢田研二/ビッグ・ヒット・コレクション』。
非常に、大らかな採譜でございます(笑)。
ジュリーの曲に限らず、70年代前半までの日本のスコア本というのは採譜が大変大らかでして、まぁこの本に収載されている「君をのせて」の採譜あたりは、今からでも天国の宮川先生に土下座した方が良いくらいのレベルではありますが、そういうことも含めてとても貴重な資料であり、楽曲構成を紐解く際の有り難い叩き台です(これが70年代後半になると、どの出版社のどんな歌手、曲のものも採譜の精度がグッと上がってきます)。
この「居酒屋ブルース」の採譜でも、明らかに「B♭」に行くのが早いぞ(笑)。
ブルースってのは、もっと粘らないと・・・これをして、この時期は日本人にとっていわゆるアメリカ音楽としての「ブルース」の馴染みがまだまだ薄かった、ということは言えそうです(だからこそ、一般世間からは単に流行のアイドルとしか捉えられていなかったであろうジュリーが、73年のアルバムで「居酒屋ブルース」のような曲をリリースしている、という意義は大きいのです)。
まぁしかし、あとは「Dm」表記のいくつかを「B♭」に変え、サビの最後、ドミナントの「C7」に行く前に1小節ぶん「G7」を加えれば修正はOKかな。「君をのせて」は修正する気が失せましたからね・・・。
そうそう、例の「YOKO君に正月セトリを週に1曲ずつ伝え、一週間互いに関連するスコアの研究をする」シリーズも遂に先週、21曲目の「君をのせて」に到達。
参考スコアに面白半分でこの本のものをスキャンしてメールで送ってみたところ、YOKO君は
「弾いて歌ったら、夢に出そうなほどの違和感だった」
と言ってましたよ。
でも、解説で「サビはまたブルース進行とは別」とアドバイスしている点は良かったです。
と言うのは、この曲はバタ臭い気取りが無く、サビに本来の「ブルース進行」からは逸脱した、洋楽風に言えば「ポップ」・・・その実は日本人特有の泣きのメロディー、進行が織り交ぜられているんですね。
時々見つめる 物云いたげな瞳
Dm Am B♭ Am
今夜は僕に 最後まで つき合ってくれる ♪
Dm Am B♭ G7 C7
(コード、修正してみました。『沢田研二/ビッグ・ヒット・コレクション』をお持ちのかたは、比べてみよう!)
このあたりが、変に「俺は海の向こうの本場のブルースを目指して作っているんだぜ」みたいな気負いや個人主張がまったく無い、純粋に「ジュリーの曲」として取り組んでいる加瀬さんならではの作曲の味なんだよなぁ、と僕は考えます。
もちろん、それは安井さんの歌詞についても同じことが言えると思います。
安井さんも、そして加瀬さんも、当時ジュリーの作品を共に作り上げていく中で「ジュリーの歌は凄いなぁ」と、詞や曲を提供する側にも関わらず感心しながら聴き惚れていたかもしれないけれど、この時期のジュリーの歌の素晴らしさは、お2人の熱意と才能と、何より無償の愛情から引き出されていた部分が大きかったのかなぁと感じています。
「海の向こうの音楽を踏襲した」はずの「居酒屋ブルース」を、ピュアなジュリーの名曲たらしめたのは、そんな愛情の為せるところだったのではないでしょうか。
この先ジュリーがこの曲をLIVEで歌うことはまず無いでしょうが、今のジュリーが歌ったらどんなヴォーカルになるんでしょうね?
安井さんが語った魅力をそのまま持ちつつも、意外やメチャクチャにエロい歌になったりして・・・。
それでは、今日のオマケです!
73年夏の『沢田研二ショウ』(国際劇場)パンフレットから、ほぼ全ページをどうぞ~。
さて、これで全国ツアー初日までに残す執筆予定お題曲は3曲となりました。
その中に、74年リリースの超大ヒット・シングル(バレバレ)のA面、B面が2曲仲良く揃って待機中。
次回、次々回と続けて書きたいと考えています。
A面、B面どちらを先に書こうかな・・・?
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コメント
こんばんは、お久しぶりです。
座席表、ありがたいです。
無事チケットも受け取りましたので、早速照らし合わせて、確認完了。
どんなお席でも、楽しめる自信はありますが。
沢田さんも粋なことをしてくれますね。
本題のほうですが、申し訳ないことに、私の頭にはさっぱり入ってきてくれません。
長い文章、細かい字を、自動的に拒否する頭の構造になってしまったようです。
一応努力はしてみるのですが、なかなかね。
座席表はとっても助かります。
ありがとうございます。
投稿: 遊 | 2015年6月25日 (木) 23時31分
堯之さんと、大野さんと、サリーさんですか。
僕には、とても大切な人達ですね。
何時までたっても、あの頃の音楽シーンを
大事にして行きます。
投稿: 船越 誠 | 2015年6月25日 (木) 23時55分
DY様 こんばんは。
HAPPY BIRTHDAY JULIE
チケット来ましたねー。2階の2列目やや下手というのはある意味松席といっていいんでしょうか?
「居酒屋ブルース」
最初聴いた時は「こんな酔っ払いのクダ巻きソング、ダレが歌わせようって考えたの!?
・・・って、ZUZU&KASEかい!!」
おまけにJULIEまでうれしそうに悪乗りしてるし。今のJULIEが歌ったら・・・聴きたいようなコワイような。
このパンフ持ってます。この頃は日劇で毎年やってましたね。前売り券買うのに通路をえんえんと並んだのを思い出します。
今日は新しく知り合ったジュリ友達と勝手に「誕生会」をやって盛り上がりました。
このアルバムの話題もでて一番聴きたい曲は「船はインドへ」でほぼ一致しましたが。
「まんだらけ」行ってきました。
最初に目に入った「憎みきれないろくでなし」の衣装のでっかいパンフ。
「これ、欲しい・・・って」値段に絶句。
ウインドウの「プレイファイブ」の値段見て
「・・・とっときゃ良かった・・・。」
ほかのめぼしい物は大体持っていました。
でも「まんだらけ」を含めてブロードウェイの商店街が「オタクロード」と化していることにびっくりしました。
今日はあまり時間がなかったので、いつかゆっくり見て回りたいです。
投稿: nekomodoki | 2015年6月26日 (金) 00時07分
dy様、今晩は。
いつもいつも丁寧な愛情溢れる伝授、ありがとうございます。
ブログを開いて長文な内容だったりしたら、ワクワクします。最初の頃は持ってないアルバムも多くてdyさんの伝授を読むたびにアルバムを手に入れてきました。(dyさまの伝授を読むと聴きたくて仕方なくなります)でも最近は少しずつ持ってるアルバムも増えてきて手持ちのアルバムの伝授だったりすると、あ~、これ持ってる とひとり喜んでいます。そして必ず翌朝、車の中で聴いてます。そしたらそれまで軽く聞き流していた曲も素晴らしい曲に生まれ変わる。。なんか幸せですね。自分には全然音楽的な知識がなくただ感覚で聴いているだけなのでそこにdyさまの知識をいただいて2度おいしい思いをしています。このお題曲はジュリーの素晴らしい歌唱力を感じた曲です。
これからも長文お待ちしてます。(笑)
最後に日付は変わってしまいましたが、
** happy birthday julie **
これからも素敵な歌声を届けてください。
幸せで平和な世でありますように。。。
投稿: れいこ | 2015年6月26日 (金) 03時32分
こんにちは。「「居酒屋ブルース」は、デイブ平尾さんがモデルだったと記憶しています。私の勘違い、記憶違いだったらすみません。
仙台リビング(フリーペーパーです)でツアーチケットの先行予約の案内が掲載されました。「ジュリーのあのヒット曲で、熱狂の渦へ」の標題に続き「深みのある艶やかな歌声と力強いパフォーマンスにクギづけ!」更に「昨年に続き、今年3月にニューシングル『こっちの水苦いぞ』をリリースした沢田研二。ロックにのせたメッセージは、心に迫るものがあります。今回のツアーではこのシングルに収録された曲のほか「TOKIO」「危険なふたり」「追憶」といったおなじみのヒット曲も演奏予定。ほとばしるジュリーの熱い思いを、ぜひライブで!」と紹介。今年正月ライブの写真(ロックジェットから)にも「パフォーマンスも熱い沢田研二」と添えてありました。ちょうど、フォーラムのチケットも届きドキドキワクワクですね。
投稿: しぶ姐 | 2015年6月26日 (金) 09時42分
DY様
こんばんは。私も今日チケット受け取りました。フェスティバル・ホール2階3列目、座ってゆっくり観たいのでこれで十分です。
「居酒屋ブルース」、アルバム中で唯一コミカルなテイスト、印象には残るけどそれほど好きでもない1曲って位置付けでしょうか、私には。ミックス的には地味ですが間奏のギターシブいですし、後半の酔っ払いボーカルが普通に歌っていたらなと思いました。
最近の読者なんで以前の記事はよく知りませんが、このアルバムの収録曲、結構取り上げられていたんですね、残念。昔アナログ盤をレコード屋で手にした時、ホワイトジャケットと帯のバランスが最高!って思いました(「JULIE Ⅱ」もそうですが)。個人的には「気になるお前」「ある青春」「船はインドへ」「悲しき船乗り」がお気に入り曲です。ロンドン・レコーディング作品は全体的に歌小さめって聴こえるのは私だけでしょうか。
オリンピック・スタジオ録音とクレジットされていますが、ストーンズも使っていたあのオリンピック・スタジオなんでしょうか?楽器編成がずいぶん違いますので比較はむずかしいですが、違う気も…。
ところで井上堯之グループ、なぜ写真は3人だけなんでしょう?
投稿: ねこ仮面 | 2015年6月26日 (金) 22時59分
ねこ仮面さん、この頃は、まだギターの速水君が参加していなかったので4人だったと思います。
ただドラムの裕臣さんだけ次のページ(沢田研二ヒット曲)の右下に写真が載ってますので目立たなくて、わかりづらいと思いますが・・・
投稿: hiko | 2015年6月26日 (金) 23時26分
昨日6月25日は全国にジュリーからのプレゼントが届いたのですね。勿論私にも届きましたよ。ツアー二日目福岡のチケット。今年は例年より日程が早いためにセットリストを予習する時間があまりないということで友人と二人セットリストを見ずにまっさらの状態でライブに参加する事に決めました。何を歌ってくださるのかとっても楽しみです。9月の長崎、10月の熊本にも行きますので復習はその前とします。
このアルバム大大大好きです。一番好きな曲は「船はインドへ」。「朝焼けへのみち」は聴いていると勇気をがわいてきます。「居酒屋ブルース」笑えます。こんな曲があるんですね。最後がいいですよね。楽しいです。
さて、今年は間違いなく私の人生にとって大きな転換の年となりました。二度と無いであろう二つ続いた別れに気持ちが滅入ってしまいそうです。あと一つの別れはもうしばらくしてからにしてもらいたいと正直思っています。もしかしたら、私ジュリーの歌声に励まされているのではないかしら。
福岡のコンサート会場で小倉の音楽劇で出会ったお二人にまたお会いできないかしらとちょっと楽しみに思っています。お母様ともう少しお話したいような気分です。ジュリーって不思議な人ですよね。全く知らない人とジュリーの事でお話ができるのですから。コンサート静かに待つこととします。
そんな事情ですっかりご無沙汰してしまっていました。また、時々コメントします。
投稿: 澤會佐賀県支部支部長(自称) | 2015年6月26日 (金) 23時47分
hiko様
ありがとうございます、なるほど、そういうことでしたか。
私はジャズ・マスター以降のライブしか体験していませんがギターの速水さんは生で観たことあります。元騎手、田原成貴さんのバンドで(笑)。
投稿: ねこ仮面 | 2015年6月27日 (土) 02時18分
遊様
ありがとうございます!
いやいや、座席表へのリンクも全会場となるとなかなか苦労しましたので(間違いがあっても大変ですし、行ったことのない土地の会場については、思わず施設案内を読んじゃったりとか)、そう仰って頂けると報われます。
一応、9月以降の各会場のリンク先の調査までは終わっておりまして、あとはブログのコンテンツに移植すればまた追加でupできます。
次回のチケット発送の前までには、オーラス岡山までリンク可能にしておきたいです!
☆
船越誠様
ありがとうございます!
パンフの写真ですね。
当然ですがみなさま若い…この時期僕はまだ小学校低学年でしたから知る由もありませんでしたが、幼心に惹かれていた音楽、『太陽にほえろ!』の主題曲や挿入曲を演奏していたのは、この方々だったんですよね…。
☆
nekomodoki様
ありがとうございます!
チケットの再配達を待ちながら、このお返事を書いています(笑)。
フォーラムの2階2列、良いと思いますよ。僕は『3月8日の雲~カガヤケイノチ』のオーラスで2階1列というのがありましたが、見やすかったです。
ただ、もし「気になるお前」が歌われることがあったら、2階の前の方はお客さんのジャンプでかなり揺れますよ。あの時もそうでした。
中野ブロードウェイ、僕は今の様子になるまでのその変化を割とこまめに見てきた方ですかね~。
普通の感覚だと、ちょっと尻込みしてしまうようなお店も増えてきましたね。
中野に行けるかどうかは分かりませんが、僕も今日は「ジュリー生誕お祝い&加瀬さんを偲ぶ会」に出かけてきます!
☆
すみません、お返事一度切ります。
投稿: DYNAMITE | 2015年6月27日 (土) 10時10分
れいこ様
ありがとうございます!
とても、とても嬉しいお言葉です。
ブログでジュリーについて書くようになって以来ずっとそうですが、やはり記事に書いた曲を聴いた、アルバムを買ってみた、と仰ってくださるのが一番嬉しいですね…。
れいこ様も、かなり大人買いが積み重ねられたご様子。
『JULIEⅥ~』改めて名盤ですよね。また、この季節に聴くのが何とも言えずいいですね。
今年もジュリーの誕生日のお祝いができたことに感謝しています。
ジュリーの「希望」が叶う世の中でありますように。
☆
しぶ姐様
ありがとうございます!
いや、実は僕も今年は「予定曲」ではあるにせよ、事前にほんの少しのネタバレをホッとしながら伺ったところです。
僕は、ジュリーがショックの大きさで加瀬さんの曲をまだ1曲たりとも歌うことができないのではないか、なんてそんなところまで考えてしまっていたものですから…。
加瀬さんの曲を歌う、となればやはりジュリーの気持ちを考えざるをえませんし、今年は近年では異例の、70年代ナンバーの割合が多いセットリストになるかもしれないなぁ、と今は考えています。
初日のチケットは、見事に1階最後方付近が来ましたが、参加できるだけで幸せ、との思いには偽りありません。楽しみです!
☆
ねこ仮面様
ありがとうございます!
おぉ、大阪フェスがねこ仮面様の初日ですか。僕も2階の前の方の席は好きです。それほど多く体験はしていませんが…。
ロンドンレコーディング作品の初期の2枚は、仰る通り歌小さめのミックスです。そのことについては僕はよく『JULIEⅡ』収録曲の記事で書いていますよ。
いかにも70年代の洋楽のミックス、という感じですよね。
ねこ仮面様でしたら、ストーンズの『メインストリートのならず者』あたりのミックスを、この『JULIEⅥ~』のミックスから思い浮かべることができるのではないでしょうか。
☆
すみません。またまたお返事一度切ります。
投稿: DYNAMITE | 2015年6月28日 (日) 19時19分
こんにちは。
このアルバムだい好きです。曲の流れがいいので当然この曲もお気に入り。というかないとお話しになりません。特にレコードA面の音の流れも、詩的な流れも好きです。レコードを持って来てないので、Itunesに取り込んだものをわざわざ6曲づつにわけて聞いてます。CDとして続けて聞くとつらいです。
せつなさ全開の「胸いっぱいの悲しみ」「二人の肖像」からやけっぱち気味なこの曲!
なんせこの面のzuzu,加瀬サンのコンビは物語を作ってるのでは?と思っています。「朝焼け〜」「悲しき〜」の収録されている位置もこの二人が提案してるのでは?
ただ、ジュリーはこういったブルースはちょっとよわいですよね。でも、当時の年齢と声質考えれば、DYさんのおっしゃる通り「凄まじい適応能力」ですよね。
GSまっただ中でデイブ平尾さんやヒロミツさん、瀬川さんなんかのもの凄いブルースを聞いて(勿論ミックジャガーやバンモリソンやオリジナルのブルースなんかも)研究して身体が反応するんでしょうね。天才です。
その後cocoloまでの時期を経て、拡大解釈的なブルースはもう、完全にジュリースタイルを作ったと思います。
ちょっと長くなって、しかも関係ない話で申し訳ありませんが、なんとUK amazonやItunesでジュリーのここ何年かのメッセージアルバムがダウンロードできるのです!。。。知りませんでした。
で、早速買って聞いて、久しぶりにこちらのページも覗いてみました。youtubeとか、なんか嫌なんであまり見ないので、嬉しかったです。でも、強烈すぎるし、内容が内容だけに自分の考えと違うものもあったり、考えてしまうものもあったりして、まったく「〜しながら」聞けないので、時間を作らなくてはいけないですね。望むとしては、来年くらいから年2枚で一枚はこの路線(やめないで欲しいので)、もう一枚コマーシャルなものを出して頂けたら。と思います。そうしても誰も軽く見ないと思います、個人的には。
最後に、ポールマッカートニー、マーク・ノップラー、バン・モリソン、フー・・・こっちのいわゆるレジェンドをこの2ヶ月で見ましたが、みんな元気です。もの凄いです。ジュリーだってこんな情報をキャッチして、マイナスをバネに生来の負けん気でぶっ飛ばしてくれると、勝手に確信しました。だって、ロックバカだもんね。
投稿: keiji | 2015年6月29日 (月) 03時04分
hiko様
ありがとうございます!
現在、目を皿のようにして、お借りしたパンフなどを読みふけっているところで…早速今回の記事でも考察資料とさせて頂きました。
もっと早く色々と知っておけば、過去の記事も他に書きようがあったのに…と思いつつ、楽しませて頂いています。ありがとうございます!
☆
澤會佐賀県支部支部長(自称)様
ありがとうございます!
僕も初日のチケットを再配達で受け取ったばかりです。
広い広いフォーラム1階の、後ろから数列目というお席でしたが、とにかくこれで無事参加できる、とテンションが上がっています。
僕は元々、セットリストを知らずに参加したいタイプで、それだけにツアー初日というのは特別なものですが、そうか…今回は初日の次が早くも九州、福岡公演という日程なのですね。
今回は、いつもは予習していきたい派のファンも、マッサラな状態で参加される方が良いかもしれませんね。そんなセットリストになるような気がします。
小倉のお二人と再会が叶うと良いですね。
僕も九州出身の者として、ジュリーの九州各地公演はいつも気にかけています。素晴らしいステージになりますように。
☆
ねこ仮面様
ありがとうございます!
田原騎手、懐かしいです。
今は完全に足を洗いましたが、実は30代前半まではよく競馬をやってました。
田原さんには、ワンダーパフュームにお世話になりました。僕はこの馬で「パフューム」という単語の意味を覚えました…みたいなことを、確か「パフューム」の記事で昔書いたような…。
☆
度々すみません。
またまた一度お返事切ります~。
投稿: DYNAMITE | 2015年6月29日 (月) 13時14分
keiji様
地球の裏側からのお久しぶりのコメント、嬉しいです。ありがとうございます!
仰るように、ブルース或いはソウル…ジュリーの歌には「黒っぽさ」が欠けている、ということは僕も以前から感じていました。
でもそれは加瀬さんもそんな感じで、だからこそポップであり日本的でもある「加瀬流ブルース」のこの曲がジュリーとマッチしていて、何とも言えず魅力的に聴こえます。
それにしても、ジュリーの70年代、80年代のアルバムをレコードで聴けていたみなさまが僕は本当に羨ましい…『JULIEⅥ』で言うと、僕はなんとか「気になるお前」を「7曲目」ではなく「B面1曲目」として聴こうと心がけるのですが、やはり始めにCDで聴いてしまった印象から、なかなかうまく切り替えられません。keiji様のように、いったん「船はインドへ」で切った編集盤を作成するしか、僕がそれを払拭する方法はないでしょう。
ポールは僕も東京ドーム公演を観たばかりですよ。初めて、肉眼でハッキリと動き歌うポールを堪能できる最高の席に恵まれ、夢のような時間でした。
そのぶん、今年のジュリーのツアーの席運はあきらめなければならないのでしょうね…。
投稿: DYNAMITE | 2015年6月30日 (火) 13時04分
DY様 こんばんは
私もフォーラム参戦予定です。席はダイナマイトさん同様後方ブロックです。意外と希望通りでした。
お題曲は、にやけてしまうところが好きですよ。ジュリーの芝居がかった歌は、ロックでもバラードでも何でも真骨頂に感じます。先日、音楽劇を観たから今一層強く感じているところです。
しかしながら、ブルースやソウルというものに関心がないので未だに多くを語れませんが、知らず知らずに影響を受けていた曲と言えばジュリーの「気になるお前」とフィンガー5の「個人授業」でしょうか。希しくも1973年の曲です。晃君の声には日本人離れしたソウルボイスがあり、都倉俊一さんはその声に魅せられて「個人授業」を作曲したそうです。加瀬さんや大野さんは、それまで日本人にはまだ馴染みのなかった色んな作曲技法を駆使して、ジュリーに歌わせたかった気持ちが強かったのかも知れません。そんな時代背景と共に聞き返すと、やはり時代の先駆者たちの偉業をつくづく感じます。
それと実は、「還暦ドームコンサート・レポ」を最近読みました。何故かそこまで頭が辿り着かないでいました。いや〜実に新鮮な気持ちになりました。ダイブ曲と呼ぶその意味説明から、気持ちの高揚が強く伝わって来ました。それにしても奇跡的な確率で、身近な方が1000人コーラスに参加されていたとは、不思議体験でしたね。
投稿: BAT | 2015年7月 1日 (水) 00時59分
BAT様
ありがとうございます!
おぉ、初日いらっしゃいますか。お近くなのかな…僕は柴山さん側のブロックです。
『ジュリー祭り』のレポートは僕にとってとても大切であると共に、非常に恥ずかしい記事です。お読み頂けたということでお分かりかと思いますが、僕はあの当時、ジュリーについてほぼ何も知らなかったに等しいのですよ…。
それでも、あの記事をきっかけに先輩方が色々と教えに来てくださったり、面白がったりしてくださったおかげで今があります。そういう意味でも、『ジュリー祭り』という奇跡のステージに間に合ったことに、感謝しかありません。
コーラスに参加した彼女の話で印象に残っているのは、配られた「RRM」の譜面の歌詞が「tu,tu,tu」と表記されていたのを、ジュリーが直々に「これは”ちゅ”と発音して下さい」と指導してくれた、という…羨ましいばかりの話ですが、やっぱり自分はあの時、アリーナの凄まじいエネルギーと盛り上がりを一望できる2階前方席から見ていたから良かったんだ、その後に繋がったんだ、とも思っています。
投稿: DYNAMITE | 2015年7月 1日 (水) 12時24分