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2015年1月 5日 (月)

沢田研二 「THE VANITY FACTORY」

from『G. S. I LOVE YOU』、1980

Gsiloveyou

1. HEY!MR.MONKEY
2. NOISE
3. 彼女はデリケート
4. 午前3時のエレベーター
5. MAYBE TONIGHT
6. CAFE ビアンカ
7. おまえがパラダイス
8. I'M IN BLUE
9. I'LL BE ON MY WAY
10. SHE SAID……
11. THE VANITY FACTORY
12. G. S. I LOVE YOU

---------------------

2015年も始まりましたね。
あらためまして、新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

今年の個人的なジュリー関連の一大目標は・・・ズバリ、なんとかCD『ACT大全集』を定価に近い値段で探して購入すること!
昨年末、いつもお世話になっている先輩にACTのパンフレットをズラリと見せて頂いたんですが、パンフには歌詞が載ってるじゃないですか。今までじっくり検証したことが無かったんですけど、ジュリーの作詞作品、或いは作曲作品、たくさんありますよね。特にジュリーの詞がすごくエキセントリックと言いますか、オリジナル・アルバムの詩作とはまた違った魅力を、今さらながら感じています。
そして、加藤直さんの詞も改めて歌詞として読んでみると素晴らしくて・・・。もちろん、Cobaさんの作曲やアレンジについては間違いなし!なわけですし。
現在の鉄人バンドのベースレス・スタイルにジュリーがスッと入っていけた一因として、ACTでの特殊な楽器構成で歌った経験があったのでは、とする柴山さんの貴重な言葉(『ギターマガジン』より)なども「なるほど!」と目からウロコでしたし、畏れ多くも「楽曲考察」を銘うつこのブログで、これまでACTの曲をただの1曲も採り上げていない状況ってどうなの?と日に日に思いを強くした・・・僕にとってはそんな冬休みでもあったのです。

ただねぇ・・・肝心の商品は既に廃盤。ネットで中古盤を探したんですが、アマゾンさんでは5万円以上の値がつけられていたり・・・さすがに手が出せません。
「このお店なら比較的安く売ってるよ!」などの情報がございましたら、是非是非教えてくださいませ~。


それでは本題です。
ジュリーのお正月コンサート『昭和90年のVOICE∞』初日渋谷公演まで、もうあと数日。
僕は長い間、「おめでたい」と同時に「慌ただしい」という感覚を持って新年を迎えてまいりましたが、6年前からそれに加えて「ジュリーに逢える=新年」を実感するようになりました。
基本、毎年のようにお正月にLIVEをやってくれるジュリー。本当に有難く、尊いことだと思っています。

実は、初夢ではなかったんですが、新年明けてからジュリーのお正月(たぶん)LIVEの夢を見ました。
「我が心のラ・セーヌ」をやっていたんですけど、何故かジュリー含めてステージ上の5人全員がアコギを弾いていたという・・・。
GRACE姉さんは肩叩きみたいな巨大なマレットでアコギのボディーを叩いていました。意味不明でしょ?
おそらく、年末に「アコギの弦を代えなきゃ」と思っていたのにすっかり忘れて年を越していたのを潜在意識が覚えていて、そんな夢になったのではないかと。
曲が何故「我が心のラ・セーヌ」だったのかはまったく不明。セットリストの正夢だったりして?

さて、そんなこんなで新たな年を迎え、今日は2015年の楽曲考察記事1発目。
『昭和90年のVOICE∞』初日に向けた”恒例・全然当たらないセットリスト予想”シリーズ、ラスト1曲。珍しく自信満々、的中予感バリバリのお題です。

昨年、『日劇ウエスタン・カーニバル』(1980年)の完全DVD化が告知され、新年早々の発売予定に多くのジュリーファン、タイガースファンのみなさま同様、僕もとても楽しみにしていましたが、何やら生産中止となってしまったようで・・・。
アルバム『G. S. I LOVE YOU』リリース直後のジュリーとオールウェイズのパフォーマンスの真髄をじっくり観られるのか!と期待していただけに、本当に残念です。新年の楽しみがひとつ無くなってしまいました。
こうなったら、お正月ジュリーに『G. S. I LOVE YOU』から「これぞ」という曲を歌ってもらって、気持ちの帳尻を合わせるしかありませんよ!
「1月」にふさわしい曲があるじゃないですか。いよいよこの曲の記事を書く時が来ました。

高校時代に熱心に聴いていた佐野元春さんの作品の中でも、特に「カッコイイ!」と思っていたロック・ナンバー・・・それが元々「沢田研二のアルバムのために書き下ろされた曲だった」と知った時の衝撃、感動。
「ジュリーが歌った佐野ナンバー」として、僕にとってはまずこの1曲。
『昭和90年のVOICE∞』でセトリ入りを果たせば、僕は『奇跡元年』以来2度目の体感となります。
「THE VANITY FACTORY」、伝授!

僕は高校生の時、佐野さんのファンだったクラスメートに、一度ジュリーのアルバム『G. S. I LOVE YOU』を聴くよう、熱心に勧められたことがありました。
彼曰く、「ヴァニティー・ファクトリー入ってるよ!」とのことで・・・僕も「佐野元春のヴァニティー・ファクトリーにあの沢田研二がコーラスで参加している」ことだけは、佐野さんのアルバム『SOMEDAY』で知っていましたから、「沢田研二も自分でカバーして歌ってるのか~(←真実の順序は逆だったわけですが)」と大いに興味はそそられたんですが、結局その時は手を出さずじまい。
今となってはただただ後悔するばかりです。ビートルズやストーンズが大好きで、しかも「アレンジ」に目覚め始めていた当時の僕が、『G. S. I LOVE YOU』を聴いて、その音作りのセンスに何も感じなかったはずがありませんからね。
特に「THE VANITY FACTORY」は、シングル・カットとなった「おまえがパラダイス」と共に、ジュリーファンはもちろん、マニアック層にも大衆性にも訴える力を持つ、アルバムの目玉曲と言えるでしょう。さらに言うと、佐野さんのヴァージョンを知っていればこそ、「おっ!」と思うところが多い曲なのです。

アルバム『G. S. I LOVE YOU』での「GS回帰」のコンセプトが、元々は70年代末に海の向こうで起こった「モッズ回帰」のムーヴメントと連動して起こり、さらにはそれがザ・タイガース同窓会へと繋がっていった、ということはこれまで何度か他収録曲の記事で書いてきました。
ただ、「GS回帰」と言ってもそれは単なる懐古的なものではなく、古き良きエッセンスを採り入れつつ「過激」で新しい最先端のロック・ミュージックの開拓を狙ったものです。これはネオ・モッズも同じこと。
加瀬さん、木崎さんが「もっと過激に!」とイニシアチブをとり、アレンジャーの銀次さんはじめ現場のスタッフやオールウェイズのメンバー、そしてジュリーが完璧に応える・・・それが『G. S. I LOVE YOU』という稀有な名盤の素晴らしい一面ですが、まずはコンセプトに沿えるだけの優れた楽曲が揃わなければ企画の具体化も無かったわけで、アルバムに3曲を提供した「80年代ロックのキーパーソン」である佐野さんが『G. S. I LOVE YOU』に関わった事実はあまりに大きいです。

新たなサプライズ、新たな才能の出現。
佐野さんはその直後、ジュリーへの提供曲である「THE VANITY FACTORY」「I'M IN BLUE」の2曲のセルフカバーを含んだアルバム『SOMEDAY』で大ブレイクしました。とにかく、(僕もそうでしたが)「洋楽至上主義」に囚われていた日本の多くのロック愛好少年&少女の感性を撃ち抜いた、佐野さんの80年代以降の邦楽ロックへの貢献は計り知れません。
いち早いジュリーへの作曲提供実現は「奇跡的な必然」だったのかな、と思います。

『G. S. I LOVE YOU』はそんな佐野さんのブレイク一歩手前の時期に、「ジュリーからあなたへのX’masプレゼント!」なるキャッチコピーでリリースされています。
年の瀬の発売だったんですねぇ。

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↑ 『ヤング』1980年12月号より。
”三大特典予約”の実物が気になります・・・今もお持ちの先輩方はいらっしゃるかな?

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↑ そしてこちらは『ヤング』1981年1月号より。


先述の通り、僕はみなさまとは違い「THE VANITY FACTORY」の楽曲自体は佐野さんのヴァージョンで先に知りました。数十年経って初めて聴いたジュリー・ヴァージョンは、色々な意味で衝撃でしたよ・・・。
まず、この2人のヴァージョン、聴いた時の印象がそれぞれまるで違うんです。

佐野さんのセルフ・カバー・ヴァージョンは完全なアップ・テンポのエイト・ビート・スタイル。
浜田省吾さんの「愛の世代の前に」などにも通じる、マイナー・コード・スケールの煽動性を生かした、いかにもティーンエイジャーのロック好き少年を惹きつけそうな音作りのギター・ロック・ナンバーです。
対してジュリー・ヴァージョンは、ジャジーで渋い「大人のロック」的な仕上がりとなっています。こちらは20代から30代の女性を虜にしそうな・・・その頃「ナウい」なんて言葉がありましたけど、当時のジュリーファンにとってはそんな感じだったのかなぁ。
メロディー、コード進行はほぼ同じ。つまり、ジュリー・ヴァージョンと佐野さんのセルフカバー・ヴァージョンの違いは、アレンジと演奏によるものなんですね。

では、それぞれのヴァージョンで異なるアレンジを施される前・・・佐野さんが『G. S. I LOVE YOU』のために書き下ろした、作曲したてホヤホヤ剥き出しの「原曲」時点での「THE VANITY FACTORY」がどのような作品だったのか・・・その点については、伊藤銀次さんの発言にヒントがあります。

銀次さんは初めて佐野さんがこの曲を聴かせてくれた時(銀次さんのブログによればそれは『G. S. I LOVE YOU』レコーディング現場ではなく、銀次さんがまだジュリーのアルバム・アレンジのオファーの話を聞く前のことだったそうです)、「ビリー・ジョエルみたいでカッコイイ!」とそのファースト・インプレッションを語っているんですよね。
その銀次さんの言葉を知った時、一瞬僕は「はて・・・この曲のどのあたりがビリー・ジョエルなんだろう?」と思ってしまいました。これが逆に言えば銀次さんのアレンジの魔法の証。自身の持つ様々な引き出しをもって装飾していく銀次さんの手管によって、「最初はビリー・ジョエルっぽかった」曲のイメージが一新されているのでしょう。
で、アレンジを抜きにしてメロディーの起伏、コード進行など基本的な部分だけを素直に検証してみますと・・・「はは~ん、銀次さんが連想したのはたぶんコレだな」と僕が思い当たったビリー・ジョエルのナンバーは、アルバム『ストレンジャー』1曲目収録の「ムーヴィン・アウト」という曲です。

Movinout


↑ 『BILLY JOEL COMPLETE Vol.1』より

ヴォーカル部冒頭、短調のメロディーの載せ方ね。
佐野さんが「THE VANITY FACTORY」のメロディーをシンプルな楽器1本の弾き語りで銀次さん達の前で披露しているのを想像すると・・・なるほど「ビリー・ジョエルみたいでカッコイイ!」と思えてきます。
考えてみれば、佐野さんの曲にはビリー・ジョエルがオマージュ元だろうと思われる曲がいくつか他にあるんですよ。「バルセロナの夜」が「素顔のままで」だったり、「インディヴィジュアリスト」が「ランニング・オン・アイス」だったり・・・(ただし「バルセロナの夜」については、佐野さんの意向とは別にアレンジ段階で似てしまった、というインタビュー記事を読んだことがあります)。

さて、銀次さんはそんな「THE VANITY FACTORY」を、よりジュリーの「過激さ」に近づける・・・つまりアルバム『G. S. I LOVE YOU』のコンセプトに馴染ませるため、新たなアレンジ解釈の刀を抜きます。

Vanity


↑ 『ス・ト・リ・ッ・パ・-/沢田研二楽譜集』より

ストレートなマイナー・コードのメロディーで、ラジカルなフレーズを繰り出すロック・ナンバー・・・と来れば!
そう、これはみなさまご存知、ローリング・ストーンズの「アンダー・マイ・サム」。

Undermythumb


↑ 『ローリング・ストーンズ・ベスト曲集』より

『G. S. I LOVE YOU』のアレンジを任されるにあたって、改めてザ・タイガースの音源考察に取り組んだという銀次さん。当然、「アンダー・マイ・サム」をタイガースのレパートリーとして認識していたはずです。「NOISE」を加瀬流ストーンズとするなら、「THE VANITY FACTORY」は佐野流ストーンズ。
佐野さんというまったく新たな才能と、「GS回帰」アレンジとの合体。なんとも刺激的なアイデアです。こうして「THE VANITY FACTORY」には、「アンダー・マイ・サム」のリフ・オマージュが施されました。
こうなればジュリーのヴォーカルに「あぃやっ!」が加わるのは必然。「これこれ!こういう感じがイイんだよ!」とレコーディング・スタジオで全開モードになるジュリーの姿が目に浮かぶようですね。

『G. S. I LOVE YOU』の大きな魅力として吉野金次さんによるミックスの特殊性が挙げられますが、アルバムのクライマックスとも言える配置の「THE VANITY FACTORY」では、「HEY!MR.MONKEY」や「彼女はデリケート」のように、荒々しいコンプレッサーのセンドリターンを施した演奏トラックを最右、最左に完全に振り分けるようなミックスにはなっていません。基本センターに各楽器を集中させ、オルガンとバッキング・ギターのトラックだけを左右に拡げている感じ。
このことからも、アルバム『G. S. I LOVE YOU』の中で「THE VANITY FACTORY」が「シングル曲」とはまた違った看板ナンバーとして制作スタッフ間に共通の認識があったことが窺えます。

ジュリーは『G. S. I LOVE YOU』収録の佐野さんの作品をとても気に入ったようで、「THE VANITY FACTORY」もその後のLIVEセットリスト入り常連のナンバーとなっていったようですね。
Co-CoLo期にオリジナルとはまったく異なる斬新なアレンジで演奏されていたりもしますが(それはそれで滅茶苦茶カッコ良いです!)、僕が『奇跡元年』でこれまで唯一生で聴いた時は、「アンダー・マイ・サム」のリフ再現ありのヴァージョンでした。
また、1998年お正月LIVE『Royal Straight Flush』では、「アンダー・マイ・サム」「The Vanity Factory」の2曲をブッ続けで歌うという確信犯的なセットリストもありますね(生で体感された先輩が羨ましい!)。

先程、佐野さんの作品はティーンエイジ
ャーに圧倒的に支持された、と書きましたが・・・これは、一昨年末に亡くなられた大滝詠一さんと同じく、10代の少年少女が憧れた「素敵な大人」をその音楽の中に見出していたことがひとつあると思うんですね。
そして佐野さんの場合にはサウンドはもちろんですが、少年達が望む「大人」像の発言としての「歌詞の魅力」がそこにあったと僕は思うわけです。


オフィスの窓にもたれて
Am                  F

ブラインドを少しずらして
  G                     C

水曜日の夕暮れを 静かに吸いこむのさ ♪
Am           F            G                   Am   


佐野さんの『SOMEDAY』で初めて聴いた時には、まずは深く考えず「なんだか語呂がカッコイイ」というだけでその歌詞に惹かれたものでした。
ただその後、佐野さんの発する言葉のひとつひとつを考えるに連れ、聞き手の少年達は覚醒します。
社会に従事する「働く大人」でありながら、世の不条理への違和感を隠さない。おかしいことはおかしいと、虚構は虚構だと言う。
「子供は易々と大人の欺瞞を看破するもの」とよく言われますが、その中で数少ない(と少年達には感じられていた)「少年の感性を持つ大人」が、世にはびこる虚構にどう向き合ってゆくのか・・・。

1月の夜が 静かに 降りてくる ♪
Dm  Em    Fmaj7  E7-9

(注:『ストリッパー』楽譜集では、この部分の最後は「E7」の採譜。でも「E7-9」の方が僕はしっくりきます)

多くの佐野さんの楽曲のメッセージは「思考することをやめない」ことだと僕は思っています。
昨年よりもさらに「大変な年」・・・2015年が始まったこの1月に、改めてよく「考えて」みたいことも多いです。ジュリーの『昭和90年のVOICE∞』も、そんなセットリストになるのではないでしょうか。

僕は佐野さんの『SOMEDAY』では、レコードB面の「真夜中に清めて」「ヴァニティー・ファクトリー」「Rock'n Roll Night」の3曲の流れが好きでした。そのせいでしょうか、「THE VANITY FACTORY」には「B面のヤマ場」というイメージを持っていて、それは『G. S. I LOVE YOU』でも(聴いたのはCDでしたが)感じとることができました。
さらに、生涯2度目のジュリーLIVE『奇跡元年』で初めてこの曲を生で体感した時、「アンコールでのセットリスト入り」がふさわしい曲だなぁと思ったものです。
僕にとって「THE VANITY FACTORY」は「佳境」のナンバーなんですよ。

『昭和90年のVOICE∞』初日渋谷公演・・・僕はこの「THE VANITY FACTORY」が『奇跡元年』と同じく、アンコール・ナンバーで採り上げられると予想します!
さて、実際はどうなりますか。


それでは、オマケです~。
『ヤング』1981年2月号の巻頭特集ページから、アルバム『G. S. I LOVE YOU』全曲を歌った、という81年新春コンサートのフォトをどうぞ~。


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さぁ、これにて今回のセトリ予想シリーズは終了。
近日中に簡単な「ネタバレ禁止」のお願い記事を更新しまして、こちら本館は20日フォーラム公演のレポート執筆(僕は初日とオーラスに参加します!)まで、しばらくの間お休みします。
その間はいつものように、別館side-Bにてどっぷりと『昭和90年のVOICE∞』セットリストに浸る予定。

どんな曲が歌われるのでしょうか。僕のセトリ予想は少しは当たるのか・・・本当に楽しみです。
もし、アンコールで「THE VANITY FACTORY」のイントロが流れたら、予想的中とかそういうことに関係なく、とんでもなく盛り上がってしまうだろうなぁ・・・。

まずは、逸る心を抑えて仕事に邁進いたします。
昨年末から寒い日が続いていますから、みなさまもどうぞお身体には気をつけて!

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『G. S. I LOVE YOU』」カテゴリの記事

コメント

DY様 こんばんは。
おまちかねー!!!です。
私にもダイヴ曲ベスト5に入るナンバーです。
ところでDY様は「日劇最後のウエスタンカーニバル」TV放送時の映像お持ちなのでしょうか?
今、まさにそれを見ながらコメント書いてるんで。(なぜかPARTⅡ・・・PARTⅠもあったんだっけ?)
もし、お持ちでないなら是非見てほしいと思うのですが。(DY様の感想が聞きたい)
タイガース始めロカビリー・GS総出演、裕也さんがジュリー作曲の「決めてやる今夜」歌ってるし、ショーケンもバンド率いて参加してます。
マチャアキと井上順がかまやつさんを担ぎあげて「フリフリ」やったりお宝映像満載です。
実は去年DVD化をお願いしていた映像が届きまして。(ビデオデッキが壊れかけていて怖くて中身を確認できないまま戻ってきた中にありました。忘れてたとは・・・)
もちろんジュリーとオールウエイズもバッチリです。

私達も初日とオーラス参加です。

投稿: nekomodoki | 2015年1月 5日 (月) 23時08分

新年明けましておめでとうございます。今年もジュリーの名曲の数々からの伝授楽しみに拝読いたします。
さて、1月にふさわしい歌とのことでしたから随分と考えましたが結局は判らずじまい。自分ではジュリーファンと思っていても勉強不足を痛感した次第です。それもそのはず、40年以上前にタイガースでジュリーを知ったとはいえ、大学進学で親元を離れてからはテレビを見ることもほとんどなくなり、大学卒業後は直ぐに就職したために音楽番組に接することがほぼなくなってしまい、そのまま私の頭からジュリーは消え去ってしまっていたからです。
それがある日突然復活してしまい、CDを買いまくり、通勤の車で聴きながら必死で勉強しているのですが、やはりリアルタイムで聴いたファンと同じようにはいきませんね~。残念です。
でも、頑張りますよ。
皆様お楽しみにしているお正月LIVE、残念ながら私は行けませんので首を長くしてレポをお待ちします。行けない私にもその場に居たように感じられるいつもの楽しい内容でお願いします。
それから、ほぼ虎コンサートの際に福岡市民会館に参加されたとのこと。実は、私も会場外のあの長蛇の列におりました。今度北部九州に参加される時はご挨拶できると良いですね。

投稿: 澤會佐賀県支部支部長(自称) | 2015年1月 5日 (月) 23時50分

DY様 こんばんは
正月ライヴレポートを楽しみに待ってます。

バンドメンバー全員アコギスタイルは、『ミスキャストツアー』でタンゴ風にアレンジされた「勝手にしやがれ」が、正しくそのスタイルでした。

デビュー間もない頃の佐野さんは、ジュリー版アレンジの「ヴァニティー・ファクトリー」を演奏していて、こちらの方が刺激的でした。

ジュリーのかなり前のコンサートでは、お題曲を含む元春ナンバー3曲連続+1曲というセットリストが一度あり、その時は夢見心地でした。

それと昨年秋頃、新宿のレコード店でハードロックコーナーに居た時の事です。なんと目の前を銀次さんが横切りました。驚いてしばらく様子を見ていましたが、気づく人は誰もいませんでした。知らんぷりして横で、♪レールのない世界へ I will be on my way♪か♪Baby Blue♪でも歌おうかなと思ってしまいました。
意外と小柄なんですね。

投稿: BAT | 2015年1月 6日 (火) 02時37分

DY様、本年も伝授&レポ、楽しみに拝読させて頂きます。

僕のこれまでの人生で最も数多く聴いたアルバムは佐野元春さんの「Someday」です。リリース30年目に行われた名盤ライヴにも行きました。仲間と遊び半分で撮った自主映画には「Sugartime」を勝手に使わせてもらったりしてます。

そんな僕の佐野元春さんとの出会いはジュリーがきっかけです。日劇最後のウエスタンカーニバルから「お前がパラダイス」、「G. S. I LOVE YOU」の流れに凄く魅せられていて、その決定打が佐野さんのジュリーに提供した楽曲群でした。

佐野さんの「Someday」リリース後は一気に佐野元春さんに嵌ってい行った次第です。
「THE VANITY FACTORY」をじはじめ、ジュリーに提供した曲も佐野さんのバンドが演奏する楽曲の方により魅力を感じたものです。当時の高校生には佐野さんの音楽はあまりに新しく輝きを放っていました。

それから、30年余、人間・沢田研二に魅せられた僕は、ぜひ、今のジュリーに佐野さんの楽曲をステージで歌ってほしいと思っていました。昨年の「彼女はデリケート」も最高でしたし、「THE VANITY FACTORY」をジュリーと鉄人バンドが奏でるなんて、もう想像するだけで痺れてきます。
ぜひ、この正月LIVEで、この歌でシャウトするジュリーを聴きたいですね!

投稿: goma | 2015年1月 6日 (火) 07時44分

♪DYさん、改めて・・・明けましてオメデトウございます。今年も宜しく、お願い致しますね。
記事に色々コメントをと思いつつもタイミング失くして読み逃げ状態が続いていて申し訳ありません(>_<)

このLP(アルバム)は、まだまだジュリコンに行き捲ってた頃でレコードでも何度も聴いての頃でした。発売後、年を明けて最後の日劇ウェスタンカーニバル(ホントなら明日DVDが発売予定でしたのにね)
ピーは不参加でしたがトッポのいる生TGを初めて経験したGSサウンドを感じさせる思い出深いLPでもあります。この日劇が、きっかけで翌年の同窓会へと発展してゆくのですが・・・またジュリーの渋公での正月コン始まりの年でもありました。

この歌を含め、まだ知名度も、それほどではなかったのに3曲も(・・?と不思議に思ったものです。モチロン彼の才能や何かもありましたがジュリーに楽曲を提供した理由の中に納得した事が1つありました。その事については、また何れお話いたしますね。

おまけのソノシートはどうだったかな。私のレコードリストには、ちゃんと記載してあるので紛失してなければジャケットに挿んだままかもしれません。

ポスターはジュリ友さんにあげちゃったか気に入ったのであればとってあると思いますが何れにしてもクローゼットを覗いてみないとわからないので、もしも出てきたら、お知らせいたしますね(^^ゞ

ACTシリーズは10枚セットのですか?見かけたら、こちらも情報、送りますね。
また長々になってしまってスミマセン。
今年も、どこかでお会いできるのを楽しみにしてますよ。ではまた(^^♪

投稿: hiko | 2015年1月 6日 (火) 10時11分

nekomodoki様

ありがとうございます!

日劇の映像、先輩に焼いてもらったものを観たことありますよ~。
でもPART1と2に分かれていたのかどうかの記憶が…。
「シーサイド・バウンド」でジュリーが「しまった!」ってやってるヤツですよね?

あと、音源CDも持っています。『BAD TUNING』では腕自慢の若者特有の荒々しさがあったオールウェイズ(それがまた良いんですけど)が、完全にジュリーのバンドとして進化していますね。
今回、その完全版が映像に、ということで本当に楽しみにしていましたが…生産中止は残念でした。

僕は初日、オーラスともに1階の後方寄りの席ですが、珍しく両日とも「どセンター」を頂きました。
渋谷は来賓席のちょっと後ろですので、サリーが来ないかなぁ、と楽しみにしています。
でもサリーは2日目の来場かな(誕生日ですし、打ち上げをジュリーとともに?)。

澤會佐賀県支部支部長(自称)様

あけましておめでとうございます!

僕にも経験があります。大学に進学してひとり暮らしを始めると、テレビを観なくなるんですよね。何かと物入りにもなりますし、節約、節約でなかなか趣味にお金もかけられなかったり…。

ほぼ虎の福岡公演で、開演前のあの行列、昨日のことのように覚えています。凄かったですね。
あの時僕は故郷・鹿児島への新年帰省も兼ね、福岡~鹿児島と2会場公演に連日遠征参加する、という贅沢をしてしまいました。
また、普段はお会いできない九州在住のジュリーファンの方々との「はじめまして」もたくさんありました。
故郷のある九州には、またジュリーを観にいきたいです。その際には是非ご挨拶を…。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

すみません、一度お返事切ります。

投稿: DYNAMITE | 2015年1月 6日 (火) 13時25分

DY様

ご伝授ありがとうございま〜す

後は、私の初日の大阪フェスまでネタバレ我慢貫徹のうえ、あのイントロのリフが聴こえてくるのを待つばかりです(←ご予想がはずれることなど、もはや全く考えておりません 笑)

ちなみに佐野さん自身は以下のとおり語ってます。

「この曲の主人公は沢田さんだから、社会に出て働いている人、街の中で孤独に生きている人を初めてスケッチした。沢田さんが歌ってくれるという条件があったからこそ書けた曲」

「サムディでセルフカバーしたものは、けっこう気に入ってる」

もう来週が待ちきれません

追伸1
『日劇…』の生産中止が心底、残念でなりません…

追伸2
数年前、私も「アクトシリーズは最後に買えばいいや」と思っていたら、知らない間に私には手の届かない価格になってました…
数点のライブDVDなども然りですが、ジュリー作品は入手する優先順位を間違えると、後になって口惜しい思いをすることが多々あります

投稿: Mr.K1968 | 2015年1月 6日 (火) 20時36分

DY様 こんばんは。

ホントにあと3日ですね。
渋谷に買い物いったついでにタワレコで裕也さんの本探したんですが、見当たらなくて、代わりになぜか佐野さんの「「Someday」を買って来ました。DY様始め、皆さまが推奨されるだけありますね!最高です。
「I’m in blue」
「Vanity Factory」
イントロ聴いた時は別の曲かと思ったけど。

「ACT」はすごくいいですよ!
「群衆」「鉄の花」「脱走兵」「王様の牢屋」・・・鳥肌が立つような歌が聴けます。
10公演分ですが、2作が一枚に入っているのがあるので9枚です。
では、8日にお会いしましょう。

投稿: nekomodoki | 2015年1月 6日 (火) 21時25分

BAT様

ありがとうございます!

BAT様のコメントで唐突に思い出したのですが、佐野さんのヴァニティーファクトリーのLIVEを、映像だったのかラジオだったのかなどはまったく思い出せないのですが観た、或いは聴いた時「随分オリジナルと雰囲気違う演奏だな」と感じたことがあるんです。高校生時代だったか、大学に入ってからだったか…。
それはおそらく、『G.S.I LOVE YOU』のヴァージョンに近い演奏だったのではないでしょうか。

銀次さんは小柄ですよね。イカ天審査員バンドの映像を観た時、吉田建さんとの比較でそう思いました~。

goma様

ありがとうございます!

僕も『SOMEDAY』は繰り返し繰り返しよく聴きましたよ~。でも佐野さんのアルバムで、聴いた回数だけなら『BACK TO THE STREET』の方が上かもしれません。
しかし、とにかく佐野さんの初期の3枚は圧倒的でした。甲乙つけ難い名盤揃いですね。僕は後の『Time Out!』あたりも大好きなのですが。

ジュリーファンとなってからはよく、佐野さんのこの曲をジュリーが歌ったら…と夢想することが多いです。ロックなナンバーはもちろんですが、「真夜中を清めて」「モリスンは朝、空港で」「雨の日のバタフライ」「夏の地球」といったちょっとサイケで風変わりな曲をジュリーが歌うのを想像すると萌えます。

まずは『昭和90年のVOICE∞』、「THE VANITY FACTORY」に期待しましょう!

hiko様

あけましておめでとうございます!

なるほど、やはりこのアルバムはそういう感じで当時ファンに受け入れられてきたんですね。
音だけとればこれは相当難解なロック・アルバムかと思いますが、そうはならないのがまたジュリーの力と言いますか…。
ほぼ虎の各会場で開演前に「G.S.I LOVE YOU」が流れていたのが思い出されます。

それにしましても…いやいやさすが!レコード購入特典はやはり手にされていたのですね。
僕が一番興味を惹かれているのはソノシートです。hiko様は物持ちが最高に良いですから、きっとキチンと封入された状態で見つかるのではないでしょうか~。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
またどこかの会場でお会いしましょう。

お返事、細切れになり申し訳ありません。
またここで一度切ります~。

投稿: DYNAMITE | 2015年1月 6日 (火) 21時52分

『G.S.I LOVE YOU』はジュリーのアルバムの中で、『SOMEDAY』は元春さんのアルバムの中で、それぞれ一番大好きなアルバムなので、
どちらのverの「バニティファクトリー」も大好物です!
『奇跡元年』のライブへは行けなかったので、正月ライブで是非聴きたい1曲でもあります。
もしセトリ入りしてくれたら、生で聴くのは25年ぶりかも~

で、この曲の表記は、ジュリーでは「THE VANITY FACTORY」、元春さんは「Vanity Factory」で、“THE”が抜けたり、大小文字で変えてあるようです。

アイムインブルーも、ジュリーは「I'M IN BLUE」、元春さんは「I'm in blue」、セルフカバーをするにあたっての心遣いがあるのかもしれませんね。

特典のメッセージ入りソノシート、私も持ってますよ。LPの帯に「ジュリーからのプレゼント(先着5万名様)」と書かれているので、持ってる人は多いんじゃないかな? 2種類のポスターは持ってたかどうか記憶にないのが残念です…。

投稿: ぴょんた | 2015年1月 6日 (火) 23時20分

Mr.K1968様

ありがとうございます!

うぅ…予想外れたらごめんなさい。でも、「この曲はそろそろ来る!」と思うのですが。

正に「働く大人」ですよね。世の中と戦いながら、折り合いをつけながら自分らしく…まだ大人ではなかった時に聴いたからでしょうか、いつか自分もそんなふうに社会に出てゆくのだろうか、と考えさせられた曲でした。

ネタバレ我慢、頑張ってください!
フェスが終わったら、side-Bに遊びにいらしてくださいね~。

nekomodoki様

ありがとうございます!

佐野さんの『SOMEDAY』良いでしょう?
若干収録曲はかぶりますが、次は『No Damage』をお勧めします。佐野さんの「彼女はデリケート」「Bye Bye Handy Love」が聴けますよ。

ACT大全集は9枚組でしたか。
ジュリーファンとしてこれはマストアイテムなのでは、との思いが日々増しています。何とか定価で入手したいものです…。

たびたびすみません
またお返事一度切ります。

投稿: DYNAMITE | 2015年1月 7日 (水) 12時00分

ぴょんた様

ありがとうございます!

なるほど、タイトル表記の微妙な変更、佐野さんの気遣いが感じられますね。
実は僕は佐野さんの初期の作品は、レコードを実家に置いたままで…キチンとリマスターCDを買い直してライナーを読み返したくなってきました。

ソノシートを保管されているとは素晴らしい!
それにしても…「先着5万名様」ですと?さすがはジュリー、格が違いますね。東京駅さんにも見倣って欲しかったですねぇ…。

それでは、初日の「THE VANITY FACTORY」に期待しましょう!
(だんだん自信無くなってきた…汗)

投稿: DYNAMITE | 2015年1月 7日 (水) 12時54分

DYさま
新年のご挨拶と、渋谷初日のことををここで書こうとして、
1月1日の謹賀新年のところにコメしてしまいました~。
ボケててすみません!

今年もよろしくお願いいたします。

投稿: チャコ | 2015年1月 8日 (木) 12時03分

チャコ様

いえいえ全然大丈夫ですよ~。
それでは後ほど渋谷で!

投稿: DYNAMITE | 2015年1月 8日 (木) 12時19分

どこに書き込めばいいのか
わからないので、こちらに書きました。
act CD の情報ありますので、
よろしかったらご連絡下さい。

なんだかあやしい書き込みですみません

投稿: m・h | 2015年1月21日 (水) 19時10分

m・h様

ありがとうございます!
たった今、メールを差し上げました。わくわく。
よろしくお願い申し上げます。

投稿: DYNAMITE | 2015年1月21日 (水) 20時14分

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