2014.11.3東京国際フォーラムA 沢田研二『三年想いよ』(ちょっと変則のレポ)
今回はさすがにいつも通りのレポ、とはいきませんでした。ごめんなさい。
全力で歌っているジュリー、全力で演奏している鉄人バンド。そのステージへの最大の敬意をもって鑑賞することがまず一番大事だと僕は思っています。
生のLIVEで、あんなに心を晒してくれるステージを40年以上も続けている歌手が他にいますか?
毎回、普通では観られないステージを観ている、普通では聴くことのできない歌声を聴いている、普通では触れられない感動に触れていると思います。
それがジュリーのLIVE。
開演前に、大阪から遠征された同世代の男性ファンのお友達とお話しました。彼は言っていました。
「自分はよく他のアーティストのLIVEにも行くから分かる。2時間あの歌声が続く人は、そうはいないです」
と。
ジュリーは66歳ですよ。信じられません。
11月4日明け方、いつもはカミさんに叩き起こされないと目覚めない僕が、ハッと早くに目を覚ましてしまいました。前夜フォーラムMCの夢を見ていたのです。
ひと晩経って、思いのほか大きなダメージを受けている自分に気がつきビックリ。夢に出てきたMCのシーンでは、言葉よりもジュリーの表情がとにかくリアルで、いやぁさすがに落ち込みました。
これは・・・ある先輩がご指摘くださったんですけど、LIVEを観た僕ら自身が傷つけられてダメージを負っている、というのではなく、素晴らしい全国ツアーの最後の最後にジュリーが辛い思いをしてしまった・・・そのことへの胸の痛みであったり、人さまざまだとは思いますが、ジュリーという歌手について思う、真剣な気持ちで揺れたわけなんですね。
と・・・分かってはいるけど、やっぱり1日ヘヴィーな気持ちで仕事して帰宅。
本当になんとなく、何故それを選んだの自分でも分からないんですが、PYGのベスト盤を聴いたんですよ。
そうしたら「自由に歩いて愛して」で、やんわりと前向きな気持ちになってきましてね。あれっ、この曲・・・悲しくて、落ち込んでいて、そんな時に聴いてゆっくりと元気をくれる曲だったのか!と今さらながら。
不思議な感覚でした。
そこから僕は何と1日で気持ちを立て直してしまい、バリバリとレポの下書きを始めました。単純と言うのか鈍感と言うのか、みなさまはこんなup&fallエレベーターみたいな未熟者のマネはなさいませんように。
フォーラムでジュリーは、すべての言葉を本気で語っていたと思います。
僕らがひとりひとり胸に手を当てて、ジュリーファンとしての自分のことを考えてみる・・・ジュリーの言葉、あの必死の、一生懸命の表情で不器用に思いを伝えてくれたジュリーを見たら、それは当たり前にしなければいけない、と僕などは思ってしまいます。
ただ、これ以上ジュリーに悲しい思いをさせる・・・と言うのはおこがましいかな。これ以上迷惑をかける、気がかりにさせる、ということはやめなければ。
だから、ゆっくりとで良いから元気を出そう。純粋にね・・・お正月にはまた笑顔で、しっかりと敬意をもってジュリーのLIVEを観に行こう、と思いました。今回は、そうしたことを書かせて頂こうと思っています。
僕は最近になって、若き日のジュリーの貴重な資料を何人かの先輩方からお借りして、雑誌のインタビュー記事などを興味深く読んでいます。
特に72年・・・ファンに対してストレートに思いを語った記事、たくさんありますよね。当時、「アイドル歌手が言うべきことじゃない」と叩かれるような内容のことを、ジュリーは本当に真正直に語り、伝えようとしています。「カッコつけて言うとるんやない、不器用に、一生懸命に言うとるんやないか!」と。
それは、先輩方みなさんの方がずっとずっとご存知のことでしょう。ジュリーは今も変わっていないんですよね?あれこそがジュリーなんですよね?
いや、今のジュリーは少し違う・・・のかなぁ。
あの瞬間は怖かった・・・「あっ、ジュリーがキレた!」と思って。でも今考えると、そんなに怖かったかなぁ。そんなに「怒って」いたのかなぁ。
フォーラムでジュリーはとても切なそうに話していました。66歳の姿をすべて晒して、思いを吐露して、怒ると言うよりまるで懇願するように・・・。決して「俺の言うことを聞けい!」という感じではありませんでした。
それはジュリーの言葉使いやその解釈だけじゃなく、実際にその様子を見ていたから言えること。
最初はこのレポも、ジュリーが口にした様々な言葉について色々と書こうと思って下書きをしていました。MC部から書き始めて、その時点で既に大長文です。
でもすぐに、フォーラムに参加していなかったみなさまにジュリーの言葉だけを文字で書いても、あのジュリーの様子は伝えきれないよなぁ、と考え直して・・・。
だから僕はこの記事で、アンコール前のMC内容についてジュリーが使った言葉を一切文字にはしないことにしました。結果、珍しくタイトな文量(と言うにはやっぱり長いですけどね汗)のレポに・・・という次第。
さてあの日、ジュリーが明らかにいつもとは違う雰囲気で、それでも最後に腕時計を確認する仕草をしてくれて退場して、鉄人バンドのメンバーはいつも通り笑顔で手を振ってくれて・・・でも、何処か硬い感じもありつつ、ステージに誰もいなくなってすぐに客席の電気が点いて、ダブルアンコールの拍手が起こることもなく、そのまま帰路につくお客さん。
あんな会場の雰囲気はジュリーLIVEで初めてのことでした。そりゃあ僕だってとても悲しかったし、みなさまと同じような表情をしていたと思います。
帰りの地下鉄に乗るまでに何人もの先輩方とお会いしました。みなさん一様に肩を落とされていて・・・僕はなるべく明るく「ずっと溜まっていたものがあったんでしょう。ジュリーがそれを皆に話してくれた。ジュリーらしいじゃないですか~」と言うのだけれど、僕の言い方にも無理があるのを感じとられたのかな・・・泣いてしまってお話すらできず、ただただ頷くだけのかたもいらっしゃいました。「こんな終わり方になってしまって・・・」と、終わったばかりのLIVEの楽しさ、素晴らしさを忘れてしまったようなかたも。
でもみなさま、思い出してください。
ジュリーも鉄人バンドも素晴らしかったでしょう。ジュリー、最高にカッコ良かったじゃないですか!
いやいや、この日の「我が窮状」「届かない花々」、2曲続けて、凄い歌声じゃなかったですか?4会場参加した今年の全国ツアーの中で、一番気持ちの入ったヴォーカルだったと僕は感じました。
「海に向けて」も、いつもと何処か感じが違いましたよね。いつも以上に美しい、優しいジュリーの表現が、身近な愛情として込められていたように思います。
あれはね・・・最初のMCの時に
「66歳にもなって地元の友達と会うと、○○屋のアイツが亡くなってね、とかいう話ばっかりですよ」
と、少し冗談めかして話してくれたじゃないですか。
「明日は我が身やな~」
「オマエ、どこが悪いの?」
「うん、頭!」
なんて、皆で軽口を言い合っているんだ、と。
その後、「a.b.c...i love you」を挟んで歌ったこの日の「海に向けて」では、その亡くなってしまったお友達のことを思いながら歌ったのではないでしょうか。
最初の3曲の後のMC、楽しかったですよね。
「これまでやってきた会場で、お医者さんにあれはやったらイカン、これをやったらイカン、と止められている、と言ってたのは・・・あれは全部ウソです(笑)。まぁ、疲れないようにしなさい、とは言われましたが・・・そんなん、どないせぇっちゅうねん!」
と。
いやはやそれにしても、いつもお世話になっている先輩はこのお医者さんのくだりのMC時点で、「今日のMCはツアーの総括になるな。ここまでの会場であったことを踏まえて何を言い出しても不思議じゃないな」と何やら予感があったと仰るのですから凄い。本当に、僕などの及ぶところではありません。
ともあれ、「転調のある曲は転調するな」な~んてお医者さんには全く言われてはいなかった、ということで・・・「鼓動」の最後のサビもスパ~ン!と転調してました。神戸公演のレポートで僕がくどくどと書いていたことはまったくの勘違いだったようで、大変お恥ずかしい。
楽しかったと言えば「危険なふたり」ですよ。
恒例の”年上のひと・物色ヴァージョン”では、とうとう歌詞までイジってしまったジュリー。
イヤイヤをしながら
「年上のひと、美しすぎ~ない♪」
さすがにこれでは物色された前方席のお客さんたちが気の毒だなぁ、と思わなくもないですが(笑)・・・でもそれだけジュリーがノリノリだった証。
そう、ジュリーはあのアンコール前のMCまでは、ノリノリでゴキゲンでしたよ。何より素晴らしい歌声でした。
オープニングの「そのキスが欲しい」・・・何と間奏直後の、いつも会場が「きゃあ~」となるあのタイミングで、ジュリーは一瞬歌詞が飛んでしまいました。歌詞ったってそこは「そのキスが欲しい~♪」ですからね。何故そこが飛ぶの?という話。
僕はジュリーが「千秋楽だし、いっちょ久々に座り込みを見せたろか?いやいや、皆を甘やかしてはイカンな。だいだいワシ、そんなカッコつけるトシじゃないし・・・」な~んてあれこれ考えちゃってて、「あれっ?」とサビの出だしが一瞬飛んじゃったのかな~、とか勝手に妄想していました。
「彼女はデリケート」のディレイ遊びも長かった~。
最後は「せん!(せん・・・せん・・・せん・・・)しゅう!(しゅう・・・しゅう・・・しゅう・・・)らく!(らく・・・らく・・・らく・・・)の一人遊び。そして「おあとがよろしいようで」。
「憎みきれないろくでなし」は、唯一無二のカッコ良さ。
「ダーリング」は、選ばれしスターだけが演ずることのできる的確さ。
「マンジャーレ!カンターレ!アモーレ!」は、歩んできた歌人生の潔さと、この先への鼓舞。
「マンジャーレ!・・・」のイントロ・フィルの直前は、「ダーリング」を歌い終わった後あたりから各国語でズラズラとお礼をシャウトしはじめて、その語呂繋がりでタイトル紹介までしてくれました。この「タイトル紹介」スタイルは、確か南相馬公演で始まったんですよね?
間奏で柴山さんに近づいてくる下山さんは、割と普通だったかな。「割と」というのは、やっぱりどこか動きがカックンカックンしてましたから。
鉄人バンドは、すべての曲で最高の演奏、最高の心意気を見せてくれました。
「F.A.P.P」で柴山さんが、「いくつかの場面」で下山さんと泰輝さんが、これまでとは違ったフレーズを弾いてくれたことに気づいたかたも多かったのでは?千秋楽ならではの、渾身のアドリヴだったと思います。
「いくつかの場面」のジュリーのヴォーカル、最高音部の声の出し方が1番と2番では全然違いましたね。1番の声は、ファルセットと言うより「息を吸いながら発声している」感じ。その直前一瞬で発声を切り替えたように見えました。
「世紀の片恋」のソロ途中で、ポ~ン!とボトルネックを後方に投げ捨てる下山さん。曲が終わった後にローディーさんが拾いに来るのかな、と思って注意して見てたんですが、そんな気配は無かったなぁ。
「追憶」の最後のサビ前のフィルでは、GRACE姉さんの”鬼姫ロール”が炸裂していました。さらには、溜めを効かせたクラッシュを打つ時に、身体ごと真っ直ぐに上手側のシンバルに向かう瞳の可愛らしさ。
「そっとくちづけを」・・・みなさん聴きましたよね?最後のリフレイン、泰輝さん気迫のコーラス。お正月『ひとりぼっちのバラード』初日公演以上の熱唱でした。
柴山さんのギターも素晴らしかった。下山さんは、いつもよりコーラス(エフェクターの方ね)深め、音細めの設定だったかなぁ。柴山さんのスライドの太い音をより生かそうということなのかな。
「ポラロイドGIRL」は、もう無条件でステージも会場も一体となります。
恒例・下山さんのサイド・ギターの見せ場は、ジュリーと柴山さんが上手側端でくんずほぐれつ状態になりながら指差し!柴山さんはもう一丁念押しの指差しも。
それを受けて下山さんはローリング・ソバット一閃。
他の会場ではハイキック・ヴァージョンもあったと聞いていますが・・・。
そして新曲。
もう・・・本当に素晴らしい。
みなさん、きっと同じ感想をお持ちだったのに忘れちゃってませんか?「東京五輪ありがとう」は、少なくとも今ツアー僕が参加した4会場の中では、フォーラムが抜きん出て良かったですよ!
これまでよりテンポをちょっと落として、重厚なハード・ロックとして見事に完成された演奏でした。
ジュリーの低音がバシバシ届く!
柴山さんのソロが唸る!
広い会場に照明も映えていましたね。サビでパ~ッ!と明るくなって、視界が広がってね。
「一握り人の罪」・・・ファイナルのお客さん、得したと思うんです。下山さんのアコギに何らかのトラブルがあって、たぶんエフェクターの接続だと思うんですけど。
その影響で、ひとまずの設定復旧後も下山さんは普段よりアタックを強くする必要が生じていたようです。転調して、泰輝さんのオルガン・ソロから最後のサビに向かっていく箇所で、凄まじいストロークが炸裂。ニュアンス的には32分音符まで行ってましたよ、あれは!
あと、下山さんのギターが復旧作業で鳴っていない時に柴山さんのアコギの音がハッキリ聴こえたのも、予期せぬ事態のためだったとはいえ、感動。
「櫻舗道」・・・聴いて欲しかった人がいます。
ジュリーの歌声がどれほど無心で素晴らしかったか、下山さんの空色のストラトで奏でられるソロがどれほど気高かったか。泰輝さんのピアノ、鉄人バンドのコーラスがどれほど優しかったか。
お元気でしょうか。ずっとずっと気にかけてる・・・。
「三年想いよ」・・・閉演後にお会いした先輩の「ジュリーは自分の目で被災地を見ていたんだ、三年ずっと見ていたんだと思う」と仰った言葉が胸を突きます。
初日からずっと、どの会場で聴いても「一番感動した」のは常にこの曲でした。もちろんこの日も。僕はまだジュリーLIVE参加歴はたかだか5、6年とは言え、そんなツアーは史上初めてです。
LIVEという表現の凄さ。それを知り尽くしているジュリーの凄さ。そんなジュリーのレベルとテンションに堂々と応える鉄人バンドの凄さ。
ツアー最後の最後になって、エンディングの鉄人バンドのコーラスが自然に耳に入ってきました。僕の中で、余計な雑念が無くなっていたのだと思います。
柴山さんのスロー・ハンドとフィードバックに合わせて、必死の表情で駆けたジュリーのスローモーションを僕はずっと忘れることは無いでしょう。イコール、被災地への思いを忘れることは無い、ということです。
アンコールの3曲は・・・みなさまそうだったかと思いますが、僕もさすがに心から楽しんで、という感じでは聴けなかったです。それは鉄人バンドも・・・若干だけど普段通りではない感覚が「ス・ト・リ・ッ・パ・-」の時点ではまだあったのかな。
あんなに速い「ス・ト・リ・ッ・パ・-」、初めて聴きました。
いや、今ツアーのこの曲は以前よりテンポアップはさせてるんですけど、それにしても速かったです。
でもね、だからなおさら、凄まじくカッコ良い「ス・ト・リ・ッ・パ・-」でした。サビのジュリーのアクションとか、確かにMCのことも影響していたかもしれないけれど、あの「うぉりゃっ!」ってねじ伏せる感じを出せる歌手って、そうそういない。それが出せる曲というのも、そうそう無い。しかも、ジュリー自身作曲を手がけた大ヒット曲。
GRACE姉さんの3連符連打、そして柴山さんの単音が神技でしたよ。柴山さんレベルになると、テンポが速いが故に逆に運指がスラスラいっちゃうことがあるんだろうなぁ、とただ息を飲んで見つめるばかりでした。なんか、「ドクター・ドクター」の光速ヴァージョンみたいなオブリガートが飛び出したり。
「ス・ト・リ・ッ・パ・-」ももちろんそうだけど、最後に「勝手にしやがれ」「ヤマトより愛をこめて」という大ヒット曲が来る構成で本当に良かったなぁ、と。
ジュリーだってやっぱり、この日のアンコール3曲では心乱れている部分はあったはずなんです。でも、最後の大ヒット曲はジュリーにとって通い慣れた道、歌い慣れた曲。完璧に歌います。
そのヴォーカルと楽曲世界に曇り無し!
こうして、ジュリーが自らの大ヒット曲に助けられたことは、今まで何度もあったのかもしれないなぁ・・・先輩方は、そんなシーンを何度も見てきているのかもしれないなぁ、と思いました。「ヤマトより愛をこめて」なんて、いつも以上に声が伸びているくらいでしたしね。
これからも、幾多の大ヒット曲が色々な場所で、色々な形でジュリーを護ってくれることでしょう。
フォーラムから帰宅したその日はなかなか頭の整理もつかなくて、翌朝はジュリーの夢を見たせいか弱気になって(←乙女かよ、という話なんだけど)、その後あれこれ考えて、LIVEの記憶を辿って落ち着いてきまして・・・いや、ジュリーは素晴らしかったじゃないか、最高にカッコ良かったじゃないか、と。
MCのことも、僕自身が新たな気持ちに立ち返れたのは、個人的には良かったのかなぁと感じています。
この機に、「こういうLIVEの見方はもうやめよう!」と決めたこともいくつかあります。
例えば、僕はどうしてもあれこれ理屈で歌なり演奏なりを聴いてしまう傾向があって、特にツアー参加2会場目などは、前もってセットリストの原曲キーを予習して行って、柴山さん達のギターコードのフォームから歌われている曲の移調を探ろうとしていました。
これはもうやめる!
聴き方として素直じゃないし、目の前で本物のプロフェッショナルが歌い演奏しているのに、ド素人が詮索するような態度は失礼だろう、と思って・・・。
どのみち僕には音だけでそれを判断する能力が無いわけですから、勘違いも多いですしね。だったらもっと自然に、身体に向かってくる音にその場その場で反応すべきなんじゃないかなぁ、と。
あとね、これはどうしても書いておきたいのです。
どうやってジュリー達に敬意を表するのか、感謝を伝えるのか・・・それは当然、LIVE中にステージに向かって喋りかけたりすることでは絶対にありません。
もっと当たり前の、大切なことがあったんだ、と僕自身への自戒も含めて今回改めて気づかされました。
MCで、ジュリーの表情と口調が一変して色々な話が始まった時・・・僕はジュリーが今にも「アンコールも、どうせまた出てくるやろ、と思われてる」と言い出すんじゃないかと思って、怖かった・・・身体を縮めていました。
あの日僕は「いくつかの場面」でセットリスト本割が終わった時、「ちょっと疲れたな~」と思って座ってしまいました。アンコールの拍手も、「一応」という感じでしてしまっていたと思う・・・いえ、決して「どうせまた出てくる」なんて乱暴な言葉では考えていなかったけど、結果としては同じなんですよね。
本割の21曲、素晴らしかったです。でも僕は、その素晴らしいパフォーマンスへの感謝の気持ちを表することを怠った。恥じています・・・僕は間違っていました。
もちろん、疲れているだろうのに、お身体がキツイだろうのに、自然にその感謝を表していた先輩方はたくさんいらしゃいます。そうした先輩方は、それを常に、自然になさっています。
でも残念ながらあの日のフォーラムでは、そんな先輩方は少数派でした。そして今「最後にジュリーを傷つけてしまった」と悲しみに沈んでいるのは、そんな先輩方なのですよ。僕の身近にもいらっしゃいます。
「初めてジュリーのLIVEに来られたお客さんも多いんだから、それは仕方ないんじゃない?」という意見もあるかもしれません。でもそうじゃないと僕は思う。
南相馬公演に参加されたみなさまが口々に「素晴らしいお客さんだった」と仰っていました。それは、その素晴らしいお客さんの空気を作り上げたファンの人の思いが、いつにも増して多かった、熱かったということだと思うんですよ。みなさま方が会場の雰囲気をリードし、作り上げてくださったんですよ、と。
素晴らしいパフォーマンスを目の前で見て、近くの席のあちらこちらでジュリー達の熱演への最大の敬意、感謝を込めてステージに拍手を送っている人が大勢いたら、ジュリーのことを初めて観る人だって、「わたしも!」「俺も!」となります。ジュリーのステージには今、それだけの力が間違いなくあるのですから。
敬意と感謝の気持ちをステージに届けることを怠ってしまった僕は結果的に、フォーラムであのような空気を作ってしまった一人だったのではないだろうか、と今思っています。ジュリー達を、そして当たり前にジュリー達に敬意と感謝を届けていらっしゃる素敵な先輩方を、傷つけてしまいました。
でも、「もう取り返しがつかない」とは思っていません。
またジュリーに教えられました。
人は1夜で変われる。そんなひとりひとりの心がけで、世界すら変わることがある。ジュリーのLIVEの空気だって、より当たり前の、素晴らしいものに何度でもこれから変えられる。そうすれば、ジュリーはきっとこれからも歌い続けてくれる。新しいお客さんも取り込んでね。
「声なき声を集めて」って、そういうことではないでしょうか・・・って、あれ?これは「我が窮状」の記事で書こうとしていたことだなぁ。まぁいいか!
僕は今度こそ、敬愛するジュリーと、敬愛する鉄人バンドと、敬愛する先輩方に最大の感謝をもって、お正月LIVEに臨みます。その気持ちを表します。もちろんキチンとしたタイミングで。
信じられますか?もうあと2ヶ月後にはジュリーのお正月LIVEがあるんですよ。違うセットリストで、ジュリーがまた歌ってくれるのです。これほどの全国ツアーを成し遂げた、そのたった2ヶ月後に。
本当は、2011年の『BALLAD AND ROCK'N ROLL』お正月公演でジュリーがステージ全体の構成を変えてきた時に、こうしたことに気がつくべきでした。
遅い・・・鈍いなぁ僕は。
今回は、こんな感じのレポになってしまい申し訳ありません。個人的な考えばかりを偉そうに書いてしまって、ごめんなさいね。次のお正月LIVEのレポは、いつものスタイルにきっと戻ります。
何と言うのかな・・・いつもは「この素晴らしいLIVEに参加できなかった方々に、ジュリー達の熱演の様子をお伝えしたい、残したい」という気持ちが大きく、まぁそれが却って見るも恐ろしい大長文となり果てて、「なかなかすべてを読みきれないよ~」と言われてしまったりもしていますが・・・今回は、「あの場にいらした、素敵な拍手をステージに送ってくださっていたみなさまに」という気持ちの方が大きいんですよね。もちろんそれだけではないけれど。
だから、相変わらず文章も長いけど、いつものレポほどの怒涛の大長編ではないので、全部読んで頂きたいなぁと。そんなふうに思っています。
それともうひとつ。
今回レポを変則的な形にして早く書き終えたのは・・・実は当初、従来通りいやそれ以上にネチネチじっくりと日々加筆していって、11月中旬くらいにレポを完成させ、次の”セットリストを振り返る”シリーズ第1弾「我が窮状」の記事にさらに時間をかけて集中して取り組み、『ジュリー祭り』6周年の12月3日までしばらく更新のお時間を頂くつもりだったのです。
ただ、さすがに能天気な僕も、今回のフォーラムについて書いたレポの後に続けて「我が窮状」の記事執筆というのは、やっぱり精神的にも大変です。
きっと、お読みくださるみなさまもね。
ですから、”セットリストを振り返る”シリーズ第2弾(今回は2曲を採り上げようと決めていました)として予定していた曲の記事を、先に書くことにしました。
心の底から楽しい曲ですよ。
素晴らしかった、感動した、考えさせられた・・・と同時に、最高に楽しかった今年のジュリーの『三年想いよ』全国ツアーを思い出しましょう!というコンセプトも新たに込められたら良いなぁと考えています。仕事が忙しい時期なので、更新までには1週間から10日ほどかかってしまうかもしれませんが・・・。
「今回のセトリでDYNAMITEがまだ記事を書いていない、心底楽しい曲って言うと・・・はは~んアレだな」と、お題が分かっちゃうかたもいらっしゃるかな?
ジュリーファンでいることって、本当に幸せで楽しいことなのですから。
今回のことでちょっと落ち込んでしまっている、と仰るみなさま・・・とりあえず次の記事で僕についてきて!(←ホント偉そう汗)
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コメント
長い間、コンサートには行けていません
でも、ずっとずっと、ジュリーを見ていたような気がします。最近はさまざまなブログを渡り歩いて、彼のコンサートを心に描いて
楽しみにしています。ジュリーがステージで
怒りに切れた。なんてことか、彼は昔のままなのだと、懐かしく嬉しく。でも、アンコール曲を歌いきった。ああ、大人になったのだ。アンコールなしで、いきなり、舞台をおりたことのある彼が、最後の理性で悲しみを
押し隠したのなら、それでよいと思います。そして、昔のままの、理想を追い続け、誇り高い、少年の魂が今も彼のなかに生きていてくれてとても嬉しい事件です。
それでも、それだから、明日も歌ってください。
投稿: あのままだよ | 2014年11月 6日 (木) 14時15分
あのままだよ様
ありがとうございます!
コメントを拝読し、涙が…。
きっと、あの日のジュリーは、本当に仰る通りだったのだと思います。
でも僕は新しいファンで、ジュリーの若き日のコンサートのことを知らず、記事中で、あのままだよ様のように思いを語ることができませんでした。でもきっとそうなんだ、とは思っていました。
こんなふうにジュリーのことを思っていらっしゃる先輩のコメントが頂けただけでも、僕はこのレポを書いて良かったんだ、と今は思っています。
本当にありがとうございました。
> それでも、それだから、明日も歌ってください
きっと歌ってくれます。
お正月コンサートのレポートも楽しみにしていてください。僕もこれからも頑張ります!
投稿: DYNAMITE | 2014年11月 6日 (木) 14時57分
はじめまして。
先日は、「さよならをいう気もない」の記事の中で拙ブログをご紹介いただき、ありがとうございます。すぐにご挨拶しようと思ったのですが、過分にお褒めいただき、うれしさとはずかしさで出て来れませんでした。なかでも「距離感」のところに触れていただき、とてもうれしかったです。改めてお礼申し上げます。
わたしは関西在住で東京のライブは拝見できていないのですが、DYNAMITEさんの記事を拝見して、わたしが沢田研二さんに今になって魅かれる意味が少しわかったような気がしました。そして、自分の記事がある意味「上から目線」だった、と反省しています。
沢田研二さんは、おそらく正直さと誇り高さゆえの知性で私たちのなかにある優越感や欺瞞を指摘されますよね。若いころのインタビューなどを拝見しても、その敏感さに感銘を受けます。今回も、現場にいなかったわたしにはわからない部分も多々あるとは思いますが、「ファンとは何か」「観客とは何か」という本質的なことを問われたことを感じ、みなさんの心が揺れ、多くの方が内省されているのを感じます。
すばらしい楽しみを提供するエンターテインメントであると同時に、ときには、告発もする。複雑な表現が好きなわたしは、やはり、たまらないです(笑)すごいなー。芸術だなあと思います。
最後になりましたが、DYNAMITEさんの、あらゆる方への敬意に満ちた文章に敬服しています。これからも、どうぞ、よろしくお願いします。
投稿: カリーナ | 2014年11月 6日 (木) 16時18分
DYさん、お邪魔します。私、懺悔しなければならないことがあります。
9月6日、渋公2DAYSの2日目、私は松席で、ライブを鑑賞しておりました。で、アンコール前のMCの時に、ジュリーが「アンコールの拍手のテンポが変わっている。昨日、来た人ばかり」と言いました。冗談とは思えない口調でした。私、1日目は、金銭的事情、家庭の事情で参戦できませんでした。拍手のテンポの件については、行かれたJ友さんのTwitterレポで知りました。ジュリーの言葉を聞いて、私は疎外感を感じてしまい、松席にいることに甘えて「ツイッター!!」と叫んでしまいました…。今、思い返すと、この日の渋公は、楽と酷似した状況で、ジュリーがやんわり「私語」に釘を刺す場面もありました。でも、ジュリーは嫌な顔ひとつせずに、全力で歌いきりました。それなのに、私は、発言に至るまでの経過とジュリーの気持ちを考えずに、自分の都合だけで加害者にまわってしまいました。
今ごろになって、私は愚かだった自分を恥じております。「何年、ジュリーのファンをやってるんだ!」と、あの時の自分に言いたいです。
投稿: 74年生まれ | 2014年11月 6日 (木) 17時13分
DY様 こんばんは
フォーラムの2階5列44番席、是非覚えておいて下さい。まさかこんな特上席があるなんて、そう思えるほどの席でした。会場に着くまではきっと右端だろうと思っていたら列の中央。ジュリーが登場したら立ち位置の真正面。演奏が始まったら、ステージ両側に備え付けの巨大な縦型スピーカーと天井スピーカーから私の顔目掛けて、鉄人バンドの分厚く明瞭なサウンドが、それはもう痛いほどビシバシ伝わって来ました。「デリケート」の山彦遊びでは、ステレオ状態で一階席では味わえない、正しく音楽を楽しめる極上の場所ではないかと思いました。
機会がありましたら是非2階中央席を体感してみて下さい。
ジュリーの歌声、本当に素晴らしかったです。
全体的にエンターテイメント色の濃いステージだったと思います。特に「追憶」は圧巻でしたね。あの緊張感ある演奏は、今回が一番だったと思いますが、そう感じたのはやはり席のお陰です。納得のライブでした。
「櫻舗道」の時のステージに映った照明のシルエットにお気付きだったでしょうか?あれは、満開の桜でした。これも2階席からの角度だから味わえた感動かも知れません。それと「おいっちにー体操」の時、地震のように2階席がゆれていました。少し怖かったかな。
「あ〜あ怒らしちゃった、知らないよ〜」「ついに来たかー」そんな感じで傍観しておりました。
かなり前にステージで、「地方のコンサートの時は地元の人たちに観てもらいたい。毎回毎回同じ顔が前にいて歌う私の気持ちわかりますか?嫌ですよ」と追っかけしている人たちに釘を刺したことが印象に残っています。
最近はあまり見られませんが、以前はアンコールが始まると係員の静止を無視して最前席へ雪崩れ込むのが常だった頃もありました。
また逆に、歓声が小さいと「もっと拍手を、もっと声を」とライブの乗りを教えてくれることも幾度もありました。
なのにどうしてもっとジュリーの気持ちに寄り添えないのかなと思います。でもそれが難しいんでしょうね。
投稿: BAT | 2014年11月 6日 (木) 20時15分
DYさん、お久しぶりです。
私もあの場にいました。
大観衆を置き去りにして、一握りの人間を相手にしてしまったジュリー。
ああ、やってしまった、と鉛を飲んだような心持でした。
どうか掛け声はもう無視して、と祈っていました。
あの執拗さは、反応を引き出したいのだから、例え叱責であれ、相手の思うつぼです。
でもシカト出来ないジュリー。
私も年を重ねてわかることは、人間、器が経年変化しても中身は同じという事です。
で、同じく、ジュリーを悩ませる人達も変わらないでしょう。
長年のストーカーまがいの人々イコール声掛けしていた人なのかどうかはわかりません。
別ものと考えて、声掛けの方はやまないでしょう。
スターは愛想よくするべきだ、コンサートで声が掛かったら喜ぶべきだ等等、「○○するべきだ。」に何を言っても無駄です。
もう、どうか話せばわかってもらえると思わないで、とジュリーに伝えたい。
この手合い相手に真剣に怒っても徒労なのだから。
同じく何十年にも渡ってのつきまといなら、相手にとってもそれが人生。
嫌悪される事で強い結びつきを持ちたいのでしょう。
こちらは本人がステージでキレる前に、スタッフが対処すべきことだと思います。
日本では「好き」が動機ならしょうがない、と考えられがちです。
が、海外なら接近禁止令等、もっと厳しいはずです。
フォーラムで一線を踏み越えてしまったのは、余程神経を逆撫でされたのだろうと想像します。
ジュリーは他に似た人のいない存在ですが、彼にはガードがない。
ジュリーが、アンコールを3曲歌って幕を下ろしたのは救いです。
ジュリーを守るのはその分別だけだから。
ジュリーにとって、歌う事そのものが天職で、サービス業ではやっていないと思いますが、勘違いしてライブにやってくる人を止める事はできない。
客席が一枚岩になるというのが幻想に過ぎない以上、これからも私はジュリーを見続ける限り、いつか又同じような局面を見ることになるんだろうと思っています。
今回の事も時がたつと伝説になるのでしょうか。
その場にいた者しかわからないし、いなかった人に説明しようとすると、相手は自分の聞きたかった話に変えてしまうかもしれない。
かつて奈良で、大阪で、と聞いていた事を今回自分で体験しました。
そして今は、ジュリーの怒りに、その実存をまざまざと感じています。
虚像ではなく、人間として舞台に立っているのだと。
あ~、こんなの長年のファンの方からすれば当たり前の事なんでしょうね。
投稿: morie | 2014年11月 6日 (木) 21時02分
DYさん、こんばんは!
「2時間あの歌声が続く人は、そうはいないです」 ..嬉しい言葉ですね♪
素晴らしい歌と演奏を聴かせてくれたジュリーと鉄人バンドに、心から拍手。
『三年想いよ』、本当に本当に最高のツアーでした。
アンコール前のMCのこと。
ジュリーが観客の私語について言及し始めた頃から、いつかこういうことが起こるのではないかと心配していました。
千秋楽、私の席は2階でしたが、2階の上手後方のグループからはかなり大きな声掛けが発せられていました。
これはやばいなあ、、と冷や冷やしていたのですが・・。
捉え方は人それぞれだと思いますが、私はDYさん寄りかな。
本気で、本音でファンに向き合ってくれるジュリーって、やはり素敵な人だと思います。
事なかれ主義に転ばないところも大好き。懸命に自分の考えを説明した人間ジュリーに心を打たれ、またその言葉のいくつかは鋭く胸に突き刺さりました。ライブ後は、ハートが地面についてしまいそうでしたよ。あんな重苦しい気分で家路についたのは初めてです。
(声掛けについては対策が必要かなあ。開演前のアナウンスに声かけ禁止を追加するとか。。)
7月から、猛暑の日も台風の日も、鉄人バンド共々、1回も穴を開けずに頑張ってきたジュリー。
時には、体に鞭打ってライブに臨んだ日もあったと思います。
打ち上げの特別な日の夜に、ジュリーに苦いお酒を飲ませてしまっただろうことが、悲しかったです。
DYさん、今回のレポのスタイルもいい感じですよ。
次の記事も期待していますからね。ついていきますわよ!
投稿: Gin Rickey | 2014年11月 6日 (木) 21時50分
DY様 こんばんは。
ジュリーは変わってないんです。
「お金払ってるのよ!」に
「返すから出て行ってくれ!」
と言ったあの日から。
「プロなんだから」という言葉は、一見もっともです。私もそう思うこともあります。
でも、歌手は「商品」じゃないし、客は「金」じゃない、どちらも人間です。
以前ジュリーは普通のラーメン屋さんに入ってスープまできれいに平らげた時、店の人が「大スターが全部食べてくれた!」
と驚いたそうですが、ジュリーのとってそれは、作ってくれた人へのリスペクトであり、当然のことだったのです。(残すことができない、原因でもありますが)
どこかのレストランでやたらに頼んで食べ残している人がいました。
「お金払ってるんだから文句ないでしょ。」
と言う感じでしたが、店の人は悲しげでした。
ある女優のインタビューでブティックで気にいったデザインの服を見つけると、同じデザインのものを全部買ってしまう、と言ってたのに驚きました。同じものを他人が着ていたらイヤだから、と言うのです。
デザイナーは会心の作品だったからたくさんの人に着てもらいたいと思って作ったのであってタンスのコヤシにして欲しかったわけじゃないだろうに、と。
色んな意見はあるでしょうが、私は怒るべき時に怒るべき相手に直接、真剣に怒ったジュリーにほっとしてます。
投稿: nekomodoki | 2014年11月 6日 (木) 23時04分
DYさん、こんばんは。
フォーラムには参加しておりませんがその日から心落ち着かず、いろんなところでいろんな方のご意見を拝見させていただいております。
私は何故だかjulieに関しては、ファンの方々の「悲しい」気持ちに強くシンクロしてしまい、こういうことがあるとどうにもならなくなってしまうのですが、DYさんの文章はとてもフラットで、気持ちがニュートラルになりました。
賛否両論ある中、どちらの意見にも納得し、どちらの意見にも涙してしまっておりますが、こちらに伺って少しずつ元気になりたいと思います。
そうそう、なんと私もLIVE翌日聴いたアルバムは「PYGベスト」なんですよ!
投稿: haru | 2014年11月 7日 (金) 00時26分
はじめまして。
私はフォーラムには行っていませんが、J友から聴いてびっくりした次第です。
今までこんな終わり方見たことがない…見てもいないのに、ショックでずっともやもやしてました。短気なジュリーだけど言ってる事はいつも真っ当で当たり前のことで、昔は怒られるファンは私達からみても普通じゃなかった。よく見てる人なのです。ジュリーは。常識人で真っ直ぐで、正直で、人の顔色など伺う人じゃない。被災地の人達を思いやる気持ちが本物だと改めて思えたのは、南相馬でした。わたしはあの直球の歌詞が聴けなくて、分かったようなことかかないでよ、直接みてないのに、経験してないのに…とファンらしからぬ反発心を抱いてました。南相馬では、確かにファンの想いが通じたのもあるでしょう。私は5列の真ん中ブロックでみてたのですが、4列までの人達の真剣な表情…わすれません。ジュリーの歌の中に吸い込まれていって、私語など誰も発しない、ただただジュリーの一挙一動を真剣な眼差しでみて、聴いてる。これはあの辛い経験をした人達だからこそなのだ、と…
三年の月日…私はもうありがとう以外の言葉はありませんでした。色々諸事情があり南相馬のみでしたが、無理をして行ってほんとに良かったでした。ジュリーのこと好きで良かった〜〜
今回のこと、賛否両論がありますが、ジュリーって凄いですよね❗️みんなの中のそれぞれのジュリー。真剣に考えてる。
結構有言実行の人だから、少し不安ですが、もうやめたるわ‼️なんて事にならないように、願わずにはいられません。
知ったような偉そうな事ばかりですみませんm(_ _)m
投稿: | 2014年11月 7日 (金) 01時07分
はじめまして
DY様のまねをしてPYGを聴いています。
いいですね~!若いハスキーなジュリーの声に胸がキュンとします。本当に癒されます。そしてDY様の心優しい記事にも。
あのような千秋楽にしたくなかったのは誰よりもジュリー本人だったことでしょう。
頼むから…とステージ上から言うジュリーに、かえって面白がるかのように声掛けを続ける心ない一握りの人たち。
あのMCに至るまでの心情と、とうとう至ってしまったジュリーの苦渋を考えると、その後に続くアンコールは聴く方もですがジュリーもさぞ苦い思いだったことでしょう。
感じ方、考え方は人それぞれ。批判する方もあるでしょうし、ジュリーも覚悟の上でのことだと思います。
ただネット上で、あの日ジュリーは使命を果たしていないとか、演者としてどうこう…など、ファンという名の下にジュリーを裁くかのようなブログも目にして、切なく感じていました。何を書くかはその方の自由だし、怒りのままにコメントしてはいけないと自分を抑えスルーしたのに、こちらに書いてしまいごめんなさい。
私はDY様同じように本当にジュリーも鉄人バンドも素晴らしかったと思うし、アンコールだって律義にきっちり3曲やってくれた。昔からファンに媚びず嫌なことは嫌とはっきり言うジュリー。ずっとそのままでいい。勝手に応援します。
長文になり失礼いたしました。これからもブログ楽しみにしています。
投稿: hina | 2014年11月 7日 (金) 01時18分
カリーナ様
はじめまして!
コメントありがとうございます。感激です。
文章のプロでいらしゃるカリーナ様にお褒め頂くなどとんでもないことです。文章って本当に難しい…心を込めて長々と書いても、一番思いを伝えたかった人には届かなかったり…カリーナ様のように、本質だけを独自の表現だけで書き、なおかつ書いていないことまで伝わってくるような文章に憧れます。
「近寄りがたさ」という言葉をジュリーの魅力として書かれたカリーナ様は凄いです。ファンは皆その魅力自体には気づいていましたが、言葉で表現することはできずにいたと思いますから…。
そんな「近寄りがたさ」の魅力が全開のフォーラム公演でした。当日はビックリしましたし落ち込んだりもしましたが、今はみなさまのコメントのおかげで、「あぁ、ジュリーってそうなんだな…」と思えます。ありがとうございます。
これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。
☆
74年生まれ様
ありがとうございます!
渋谷2daysのMCは何となく聞いてはいましたが、やっぱりその場にいないと伝わらない本当のジュリーの雰囲気ってありますよね。今回のフォーラムは特にそうだったのではないかと思います。
ジュリーに楽しく、すがすがしくステージを終えて欲しい…全員でなくてもいい、そう考えるお客さんが会場に多ければ多いほど、そんなステージに近づくということはあるのかな、と思います。お正月はお互いに気合入れていきましょう!
☆
BAT様
ありがとうございます!
フォーラムは、2階センター1列目の経験がありますよ~。ちょっと怖かったですけどスタンディングはOKで、曲によっては床が揺れまくっていました。
確かに音響、照明が素晴らしい席でしたね。
今ツアーで言いますと、僕は2階席での参加が2度ありましたが、初日は新曲を緊張して聴いていたせいか照明にまで気が回らず…神戸は照明の美しさは味わえましたが、完全にステージ真横から見る席でしたから、多くのみなさまが仰る「櫻舗道」の照明の素晴らしさは体感できた、とは言い難く…残念です。
毎年そうですが、新曲については「今年限りかもしれない」という思いで、参加のたびに集中して聴いてしまいますね。
フォーラムの新曲4曲は歌も演奏も本当に素晴らしかったです。
☆
すみません、ここでお返事一度切ります。
投稿: DYNAMITE | 2014年11月 7日 (金) 16時45分
morie様
ありがとうございます!
本当にお久しぶりです。
もうこちらへはいらっしゃっていないのかな?と案じておりました。コメント嬉しいです。
ジュリーは、相手にしちゃうんですね。でも、僕らが想像するよりずっと長く、我慢されてきたのかなぁとも思います。今ツアーだけでなく、もっと以前から。
僕は『BALLAD AND ROCK'N ROLL』でジュリーがそれまでとはガラッと構成を変えてきた時のことを今さらのように思うのです。インストが無くなって、あの時は一応長いMCはありましたがその前に退場することがなく、いわゆる「アンコール」構成ではありませんでしたね。ジュリーはあの頃から何か我慢してきていたのかなぁ、と。
もしかするとあの震災が無ければ、ジュリーの、これからの歌人生を被災地に捧げる決意という出来事がなければ、今回のようなことはもっと早く起きてきたのかもしれない…今はそんなふうに感じています。
これからも、あるのかもしれません。一度経験しましたので心の準備と言うと変ですけど、耐性はほんの少しできたかもしれません。
でも、こんなことが今後無いことを願って常にLIVEに臨んでゆきます。
☆
Gin Rickey様
ありがとうございます!
2階でご参加でしたか。正直、1階後方からだと2階の様子がよく分からなかったのです。変な声がかかっていたのは分かりましたけど、何を言っているのかまでは聴きとれませんでした。ただ、なにか2階はおかしなタイミングで拍手が起こるな、とか、あぁ、ジュリーにとって愉快なものでは決してないな、ということは分かりました。
でも、まさかジュリーがあれほどの心境の吐露をする事態になろうとは思ってもいませんでした。正直ビックリしました。
今はかなり落ち着いてきて、思い出すと素晴らしかったな、新曲なんて最高だったな、とGin Rickey様と同じく、この長いツアーを乗り切ったジュリーと鉄人バンドに感謝したいです。
それだけに、フォーラムのアンコールで着席して気のない(そんなつもりではなかっとは言え)拍手をしてしまった自分が悔やまれます。
☆
すみません、またまた1度切ります。
投稿: DYNAMITE | 2014年11月 7日 (金) 21時37分
nekomodoki様
ありがとうございます!
きっとnekomodoki様は、今回ジュリーが真っ正直に心を吐露する姿をお客さんの前で晒した姿を久々に見て、これまでのジュリーのことを改めて思うと同時に、僕のような最近のファンがどう受け止めたかなぁ、と心配してくださっていたのですね。
前記事に頂いたコメント、今回頂いたコメント、それぞれその時点での僕の揺れる心境を慮った上で思いを書いてくださっているのが分かります。ありがとうございます。
数日が経ち今僕は『ジュリー祭り』でジュリーに堕ちた頃に立ち返っていますよ。
まずは家庭と仕事(ジュリー祭りの頃は「家庭」はまだ無かったけど)、そして僕に接してくださるジュリーファンのみなさま含めて身近な人のことを大切に過ごす…ここまでが日常。その上で非日常のジュリーを楽しむ。ひゃ~、そう考えるとこれは、とてもシンプルなことなのにとても大変なこと。
でもそれがジュリーに教わったこと。僕自身、最近そうしたことを忘れてうわついていたんじゃないかなぁ、と今は思っています。そこを今回ジュリーに一喝された、と。
心機一転、今日も日常を頑張りますよ!
☆
haru様
ありがとうございます!
いえいえ、むしろ僕の方がみなさまのコメントに癒され、元気にさせて頂いています。ありがとうございます。
そして、ますます惚れてしまう人間・ジュリーと、ステージのジュリーが歌ってくれることの得がたさを感じています。
色々な考えが人さまざまにあると思います。僕個人は、今回のジュリーのことを考えていくうち、「日常」つまり真っ当な、常識的な根本に立ち返らされた思いです。「胸に手をあてて考えて」みて、そこで「そうか!」と気づくことも人それぞれ違うことなんじゃないかなぁと思うんですよね。それをジュリーは見事シンプルに、すべてのお客さんに伝えてくれたのではないでしょうか。
それにしましても、PYGのベスト盤、特に「自由に歩いて愛して」あんなに効くとは…。
近いうちに記事のお題に採り上げたいなぁと思っています。
☆
たびたびすみません。
またここで一度お返事切ります。
投稿: DYNAMITE | 2014年11月 8日 (土) 11時53分
HN無し様
はじめまして。
コメントありがとうございます。
諸事情により今ツアーの参加が南相馬公演だけだったとのこと…お近くにお住まいなのでしょうか。
この3年のジュリーの新曲、「歌詞が聴けない」「反発する」と仰るかたは多くいらっしゃいます。決して少数派ではありません。でも他でもない南相馬公演でジュリーのそんな曲達が初めて胸に届いた、ということ、一番喜んでいるのはジュリーだと思います。ステージのジュリーとお客さんの真剣な表情…素晴らしいツアーの思い出ですね。
ファイナルのフォーラムはこんな出来事があり終わりましたが、昔のジュリーを知らないファンは、今回コメントで書いて頂いた「怒られるファンは私達からみても普通じゃなかった」という言葉に安堵されていると思います。
これからは一層良識をもって、キチンとしたタイミングで一生懸命にステージに拍手を送れば良いだけなんだ、と分かったのですから…。
お正月コンサートに向けて何処かファンの中で不安もありつつ、という感じですが、ジュリーはいつものようにまた全力で歌ってくれると思います。
新規ファンですが、毎年良い経験を積ませてもらっています。これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。
☆
hina様
はじめまして。
コメントありがとうございます!
PYG癒されますね。何故なのでしょう。今回たまたまこの状況で聴いた時、曲とか歌詞とかではなく、別のところでこれまでとまったく違った、力をもらえる不思議な魅力を感じました。やっぱりジュリーの「声」なのでしょうか。
あの日…僕も含めて、特に新しいファンのみなさまはとにかく驚いた、戸惑ったのだと思いますよ。話には聞いていたけど、ジュリーってこういうことあるんだなぁ、と初めて思い知らされたのです。受け取り方がマイナスに働くみなさんの気持ちも分かるような気もします。
ただ僕は今回、あんなに素晴らしかったLIVE本編そのものが(LIVE直後数日のうちには)あまり話題に上っていなかったことにむしろビックリしました。
ジュリーの歌は凄かったですし、演奏もファイナルらしいアドリヴが随所に見られて、ファンとして誇らしいステージだったと思います。
それを踏まえて、自分自身最近ちょっと足が地面から離れていたのかなぁと反省し、ますますの敬意と感謝でこれからもジュリーファンでいよう、と思った次第です。
なにぶん『ジュリー祭り』堕ちの新米です。僕はこれからも先輩方に教えて頂くことがまだまだ残っているのだ、知らないことがたくさんあるのだ、と知らされたファイナルでもありました。これからもどうぞよろしくお願い申し上げます!
投稿: DYNAMITE | 2014年11月 8日 (土) 19時56分
DYさま、二度目まして、です。
今回のフォーラムも行っていませんし、「3月8日の雲」堕ちの超新米のファンである僕には何も語ることはできません。
ただ、ステージの上であれだけ自らの全てを曝け出し、あれだけ全身全霊で表現するジュリーです。こちらも生半可な気持ちでなく全身全霊で受け止めなければいけないと、そう感じます。
それには、DYさま仰るように、日々をもっともっと大切に生きて、ジュリーの生き様を前に、気おくれしないようにそして恥じないように、そんな自分であらねばと、そう感じています。
投稿: | 2014年11月 9日 (日) 11時57分
お久しぶりです。
ツアーの最後に何がおこったのかと、いろんな所をウロウロして、皆さんの悲しみや驚き、またプロ意識がどうこうという少なからずの意見に暗い気持ちになりました。でも、DYさまのレポで本編が素晴らしかったことがよくわかり、やっと落ち着きました。ありがとうございます!
DYさまが言われてたアンコールの拍手、私もちょっと馴れ合いになっていたかと反省しています。かつてLIVEを見られるのは何年かに一度でセトリなど知る由もなかった頃、まだ終わらないで!もっと歌を聞かせて!と、祈る気持ちで拍手をしていたことを思い出しました。
投稿: | 2014年11月 9日 (日) 23時15分
DYさま、お久しぶりです。
ツアーの最後に何がおこったのかと、いろんな所をウロウロして、皆さんの悲しみや驚き、またプロ意識がどうこうという少なからずの意見に暗い気持ちになりました。でも、DYさまのレポで本編が素晴らしかったことがよくわかり、やっと落ち着きました。ありがとうございます!
DYさまが言われてたアンコールの拍手、私もちょっと馴れ合いになっていたかと反省しています。かつてLIVEを見られるのは何年かに一度でセトリなど知る由もなかった頃、まだ終わらないで!もっと歌を聞かせて!と、祈る気持ちで拍手をしていたことを思い出しました。だから、もう一度ジュリーが登場してくれた時の感激は、もう最高でした! どうせ出てくると思てたやろ?と、ジュリーに言
わせるなんてダメですよね。
DYさまが『櫻舗道』を聴かせたかった方は、私もずっと気になってる方でしょうか?私はお会いしたこともなく、ブログとかで一方的に存じ上げてるだけなんですが。被災地から遠く、また実際に見たこともない私には何も言うことはできません。ただただ、いつかジュリーの気持ちを受け入れて下さる日が来ることを、祈るばかりです。
投稿: 青みかん | 2014年11月 9日 (日) 23時47分
HN無し様
ありがとうございます!
まったく仰る通りです。僕は『ジュリー祭り』堕ちですが、あの時ジュリーのMCに感銘を受け、「まず自分自身が身の回りのことをしっかりと」と、それまで考えもしなかったことを考え始めたことを、今昨日のことのように思い出し、最近の自分はどうだったか、と自問しているところです。
本当に難しい、でも当たり前のことなんですよね。
ジュリーの言うことに驚くよりもまず「そうだよなぁ」と思える自分にならねば、と思っています。
新しいファン、特に男性ファンが増えてきていること、嬉しく思っています。フォーラムでも僕の隣は同年代くらいの男性のかたでした。ジュリーのLIVEを見ているとこれからも色々と考えさせられる機会は多そうですが、その時すぐにジュリーの思いを汲み取れる自分であること、そのための日常の過ごし方なんだろうなぁと思います。
☆
青みかん様
ありがとうございます!
コメントが重複していらっしゃるようなのですが、微妙に頂いた文章が違ったのでそのまま2つとも生かすことにいたします。再度のコメントの気遣い、畏れ入ります。
そうなんですよね…昔はネットもなく、セットリストなど知りようもなく、各地のファンが地元のコンサートをマッサラな状態で楽しみに…それは本来の楽しみ方なんですね。今はなかなかそうはいきません。
かく言う僕も、セットリストをその日のうちにブログに書いてしまったりしていますし…でも予習したいファンもいらっしゃいますし、難しいですね。
ただ、アンコールの拍手に象徴される、「慣れ」みたいな部分は今回大いに反省するところでした。まずはリスペクト、なんですよね。ジュリーと鉄人バンドがあれだけのステージを見せてくれているのですから…。
本当に、フォーラムの歌と演奏は素晴らしかったんですよ~。このレポでそれが青みかん様に少しでも伝わったならばとても嬉しいことで、僕も救われる思いです。ありがとうございます!
投稿: DYNAMITE | 2014年11月10日 (月) 16時54分
DY様 こんにちは!!
私も「三年想いよ」千秋楽(*3ヶ月半振り“生ジュリー”)に参加させて頂けました。
当日はJ友さんに、会場の近くのホテルに宿泊できる様にもして頂き・・・ ラッキーでした。
タクシードライバー、新幹線の中も親切な人は多いけれど…
東京駅で出会った旅行帰りの大人な? 女性が、御自分の帰る居住区とは逆方向なのに…私の手荷物を持って会場まで同行…そして開場する前から係の人に私のことを頼んでくださり・・・ 旅行地のお話も聞かせて頂き、自然に楽しい時間を過ごせ・・・
あの日の私は、ジュリ・コンが始まる前に、他にも感謝しても仕切れない出来事に出会え、心は温々(ヌクヌク)でした〜
さて!? ネットで購入したチケット…ステージから程遠い“天井席”(*地元の芸術劇場の“5階の前列よりステージが遠い? 席”は2階最後尾の1列前センター寄り) 故? 私の視力ではジュリーの顔・表情が全く見えないから? “生歌”のみに集中出来ちゃう? …ある意味“良席”と思い込み(笑)…
そう、始まってからずっと、ジュリーのお声は青年の様に伸びやかで、離れた席でもビンビン“歌魂”を感じて…いろいろあったけれど、本当にその同じ空間にいることの…えもいわれぬ幸福感に満たされました。
これぞプロ とても還暦を過ぎて6年の歌手には思えない立ち居、振る舞い…唯一無二、やっぱり自慢の君でした〜〜
2階25列から見ると? ピンクのペンライトを振る二人組や声かけワルサ組の位置は、開演直後から目が行ってしまう程…場違い感を醸し出して居りました。
、ジュリーがあの様な雰囲気を一刀両断的にMCにしたのは、長い目でみて良かった…と私は思います。
今回のMCの件は、ファンであることをわざわざ? 標榜しなら…“この時とばかりに”酷いことを書き立てる? 輩さんが目立っておりますが、皆さん、キレたとか 激怒とか…の表現を簡単に使いすぎです。
そうならない様、ジュリーはあんなにも言葉を選んでおられたのに…
折角、同じ良質な空間に集ったのに…いろいろマイナスな? 考え方を広める人がいるものだと…ジュリーのMCより、そちらに? 凹みそうになりました。
ファンをやめるなら? “静かに”やめられたら? と思うのは私だけかな?(笑)
こちらのブログを拝読し、心が温々になれました。
感謝!!(^人^)
投稿: えいこはん | 2014年11月10日 (月) 16時59分
えいこはん様
ありがとうございます!
いやぁ、お褒め頂くにはあまりに恐縮です。
今回は、他でもない僕も含めて、特に最近になってLIVEに参加するようになったファンは、とにかくまずビックリしたんですよね…。僕もフォーラム当日夜は「ジュリーがブチ切れた」と思っていたのですから…。
ただ、そこでざわつく胸に手を当てて努めて冷静に考えると…えいこはん様仰る通りで、ジュリーはそんなに怖かったかなぁ、怒っていたかなぁ、むしろ切々と、心を晒して懇願してたようだった、と記憶が戻ってきました。
あの日のジュリーの言葉を文字だけで書いても、そんなジュリーの切々とした雰囲気は伝えられはしない…最終的にはそう考えて、アンコール前のMCのジュリーの言葉を一切文字にしない、という変則的な形のレポになりました。
最近調子に乗り気味だった僕のような1ファンにも「ちょっと足元見直してみて」と伝えてくれたようなジュリーの言葉と表情…その生真面目さ、一生懸命さに今は敬意と感謝しかありません。
僕は、今多くのファンの方々が心を乱されている状況が気になり、なんとかみなさまがお正月コンサートを楽しみにされるには…と色々考えるのですが、結局は、それ以前に自分が日常をしっかりしなければ。まずはそこから、という思いに立ち返っています。
そんな思いを胸に、次回からの「セットリストを振り返る」シリーズも頑張ります!
投稿: DYNAMITE | 2014年11月10日 (月) 17時48分
青みかん様
前後しての再度のお返事で申し訳ありません。大切なことをお返事するのを忘れておりました。
「このツアーの櫻舗道を聴いて頂きたかったかたがいます」と書いたのは、青みかん様仰る通りのかたです。
下山さんの曲ですしね…。
2010年『秋の大運動会』の初日、渋谷でバッタリお会いした時、その直前に僕が誤ってそのかたが山形にお住まいであるようなことを記事で書いてしまっていたことに触れてくださって、「下山さんと同じみたいで嬉しいから、山形のままにしといていいよ、直さなくていいよ、でも本当は福島なんだよね」とニコニコしながらお話してくださったことが、今でも忘れられません。
投稿: DYNAMITE | 2014年11月11日 (火) 17時10分
♪DYさん
当日、その場には居りませんでしたので会場にいたTGの時からやソロになってから更に後追いのファンも含めた友人達からのメールや電話で大体の事は聞きました。頭に浮かぶは今ツアーでも歌われている「いくつかの場面」
そうですねぇ。私はTGは別にして71年12月のソロになった最初の日生リサイタル~ずっと遠征こそしませんでしたが(比叡山は例外)都内と、その周辺は90年代までは欠かさず行ってました。当然(怒)ジュリコンにも何度も遭遇してます~(~_~;)
義父母との同居で2001年の渋公の正月公演以来、数年に1度程度になってしまってましたが、ほぼTG以後、介護の状況を見ながら、また年に1・2度は足を運ぶようになりました。久々に会場に足を踏み入れた2年前の国際フォーラムで実は一種の違和感がありました。
その時は私自身がジュリー祭り以来の上、渋公や神奈川県民ではない初めての会場に通常のコンサートは2005年以来?でしたので、あまりのご無沙汰だからかなぁと思ったのですが・・・正直、違和感は、ずっと心の奥底で燻ってました。会場やライブの雰囲気は私の知るジュリコンとは変化してるように感じましたけど自分が久々だったので少しずつ慣れて行こうと思ったんですね。
でも今回の事で、またまたハッと思わされました。随分、丸くなったなぁ(体型じゃないですよ)と思いましたがジュリーはジュリー、ちっとも変わってないのね。の一言かなぁ。
世に影響を与えてしまう人だけに反応は色々だと思いますがホントに裏も表もなく理不尽に思えば、それに立ち向かい、これだと信じる道を突き進み、内に秘める信念は揺るぎなく、どこまでも真っ直ぐな心で貫こうとする。呆れるほど真っ正直でホントに今も昔もジュリーは変わらない。だからこそ誤解されたり損する事もいっぱいあるのよね。でも、そういうジュリーだからこそファンは魅かれるんでしょう。
アンコールの分、3曲も歌った(゜o゜)って私としては、そっちの方が驚きでした。色々なパターンがありましたがアンコールどころか「こんな気持ちで、この歌は歌えない!」と最後の歌(アイ・ビリーヴ・イン・ミュージック)ナシでソデに引っ込まれた事ありましたもの。他にも色々・・・(笑)
結局、長くなってゴメンナサイm(__)m
正月公演にはジュリーも気持ち新たに、皆の前でまた変わりなく元気に歌ってくれるはず。私は、そう信じ楽しみに待ちたいです。って日程の調整がつかずチケットは残り物に福ありを期待してでした~(^^♪
投稿: hiko | 2014年11月12日 (水) 16時38分
DYさま コメントはお久しぶりです。
今回は変則スタイルの記事、書いて下さってありがとうございます。
フォーラムでのジュリーの言葉を直接聴いていない私は、その場におられた多くのファンの皆さまはどう考えていらっしゃるのだろうと、ハラハラするばかりでした。
ファンの皆さまの受けたショックの大きさを、想像はできても実感として解らないから。
DYさんの記事を読み、当日の様子から翌朝のヘビーな気分、それが変化していくお気持ちがよく分かり、最後は、なんだかほっと安心感に満たされました。
これからもきっと大丈夫、ジュリーもファンの多くの方も、と思えて。
フェスの前、個人的に少々落ち込んでいて、絶望とまではいきませんがww前向きになれず停滞していたのですが、
フェスで、"神さま お願い・・・"とジュリーが「そっとくちづけを」の冒頭の歌詞を歌い始めた時、
なんと人の心に深く届く祈りなんだろう!と胸を撃たれました(打たれではなく)。
何度も聴いているはずなのに、その日はそれほど切実に何かを願っている歌声に聴こえました。こんなに切実に願えば、天にも届くかもしれない、と思うほど。
その一曲だけでも、停滞していた私の気分が前へ進み始めたほどに。
その時は、自分の気持ちがそう受け取るような心理状態だったからだろう、と思っていましたが、
今思えば、ジュリーも耐えきれないものを耐えながら、届かない願いを願っていたのかもしれない。
全て勝手な想像ですが。
きっと沢山の方がコメントをされているに違いないから、今回も読ませていただくだけにしようと思いながら、つい一言だけお礼を、が長々とした文章になりWW
すみません!
これからも、ついていきますよ♪
投稿: aiju | 2014年11月13日 (木) 11時47分
hiko様
ありがとうございます!
この記事にこれまで頂いたコメントでも触れてくださった方々もいらっしゃいますが、今回のフォーラムについて昔のジュリーをよく知る先輩方はみなさん、「アンコール3曲を歌いきった」ことに深い思いを抱いていらっしゃいますね。
僕などはまだまだジュリー初心者、と思い知りましたよ~。MCではジュリーが一転にこやかな表情に戻ってまだまだ続くはず、と考えていたらそのままMCを切り上げてすぐにアンコールでしたから、「え~っ?!」と思って戸惑ってしまって…。
こうしてみなさまのお話を伺うと、「あと3曲歌って終わります」と言ってくれた時のジュリーの胸中を、今さらのように思います。
この先のツアーで、ジュリーが気持ちよく「アイ・ビリーヴ・イン・ミュージック」を歌う日が来ますように…。
☆
aiju様
ありがとうございます!
こちらの気持ちが沈んでいる時、「そっとくちづけを」のような悲しい曲に逆にハッと勇気を貰える瞬間…分かります。
特にフェスでのこの曲のジュリーは素晴らしかったようですね。フォーラム開演前にお話していた大阪から遠征のJ友さんもフェスに参加されていたのですが、今ツアーのセットリストで特に感動した曲として「そっとくちづけを」を挙げていらっしゃいましたから。きっとフェスが素晴らしかったんだろうなぁと思いました。
フォーラムのこの曲では、ジュリーはもちろんのこと、泰輝さんのコーラスが本当に素晴らしくて…各会場その日その日のPAさんの設定にもよるのかもしれませんが、最後のサビのジュリーと泰輝さんのハーモニーに涙が出ました…。
これから慌しい年末へと向かっていきますが、少しずつ、元気を出していきましょう。
もうあと2ケ月もしないうちにジュリーのお正月LIVEがあるなんて…僕らは本当に幸せですよね。
投稿: DYNAMITE | 2014年11月13日 (木) 17時53分
DY様
皆様のコメのおかげで、フォーラムの2階席で何が起こっていたのか、ようやく分かってきました。
アンコール前のMCで、突然、ジュリーが切実な心境を吐露し、私達オーディエンスにシリアスかつ静かに訴えてきた(決してブチ切れたという感じではなかった)原因が今ひとつ理解できていなかったので、あの日以来、戸惑っていたというのが正直なところです。
ただ、あの日、「関係ない人まで不快な思いをさせて、心からお詫び致します」とジュリーは客席に向かって頭を深々と下げてから、『オマケ』を始めました。
これが変わらないジュリーの人となりを端的に表わしてると個人的には思っています。
あの日以来、何故か私の頭の中で『不自由選ぶ、それも自由さ』という詞がリフレインを続けています。
もちろん、DY様がレポで書かれていたとおり、この日も本割りでのヴォーカルと演奏は文句なしに素晴らしかった
幸運にも、私はこれで3年連続で千秋楽に参加できましたが、自然とリミッターを振り切る『千秋楽のジュリーのヴォーカル』と『ツアー中の進化の集大成を惜しみなく披露する鉄人バンドのアレンジ』を体感できることは、これからも私にとって極上の歓びであり続けます。
追伸
フェスでは何と前から4列目という超・超神席で『比類なきヴォーカル』を体験できました。
『そっと…』での泰輝さんのコーラスとのコラボが素晴らしかったことは言うまでもありませんね(笑)
投稿: Mr.K1968 | 2014年11月14日 (金) 02時05分
Mr.K1968様
ありがとうございます!
「静かに訴えてきた…」確かにそうでした!
おそらくあの場にいなかったみなさまには、その点が伝わっていないかもしれません。ジュリーは決して声を荒げたり、怒鳴ったりはしていないんですよね。
だからこそ余計にお客さんそれぞれが身につまされたと言いますか…。
> 自然とリミッターを振り切る『千秋楽のジュリーのヴォーカル』と『ツアー中の進化の集大成を惜しみなく披露する鉄人バンドのアレンジ』
まったく仰る通りです。それこそが毎回のジュリーツアー・ファイナルの醍醐味ですね。
僕は関東圏に住んでいることもあり、「初日」「千秋楽」という長い全国ツアーの中でも独特の雰囲気のある会場によほどのことがない限り参加できていますが、それこそ「当たり前のことだと思っていません」というジュリーの言葉のように、そんな幸せに改めて感謝しなければなりません。
2ケ月後のお正月LIVEも、どうにか落選通知を受け取らずにすみましたので、初日と楽に参加いたします!
今後も関東圏会場への遠征の機会がある時には、是非またご連絡くださいませ~。
投稿: DYNAMITE | 2014年11月14日 (金) 12時45分
DYさま
どうして こんなにも 私を泣かせるのでしょうか
>ただただ ジュリーに気持ちよくツアーを終えてほしい って
40年前 満杯にならない会場で 私達も ただただ 気持ちよく今日のステージを終えてほしいって そう思っていました。
大切な人 だから その想いは今も変わっていません 彼のfanとして 基本ですよね。
ジュリーの言葉を 心で受け止めて来られたDYさまだから 同じ想いを共有出来るのですね。
皆様も書いていらしゃいましたが ジュリーは 変わっていません。
いやっ 皆様が書いているように まるくなったかな。
なにせ ガラスのジュリー ですから!!!
fanは ドンと 構えて行きましょう。
あっ アンコール 私も全力拍手ですよ~
投稿: ぷー | 2015年11月 2日 (月) 23時02分
ぷー様
ありがとうございます!
昨日のフォーラムは、僕が心配していた昨年のようなことはなく…本当に素晴らしい、涙と笑いのフィナーレとなりました。
MCでは何度も「加~瀬さん!」と素の声で宙に優しく語りかけるジュリー。その姿で早くも涙を堪えなければなりませんでしたが、最後の「想い出の渚」の会場全員での合唱では、もう堪えようがありませんでした。
ジュリーへの感謝、鉄人バンドへの感謝、そして加瀬さんへの感謝…僕もキチンと届けることができた、と思っています。
本当に良かったです…。
投稿: DYNAMITE | 2015年11月 4日 (水) 09時08分