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2014年10月16日 (木)

沢田研二 「AFTERMATH」

from『REALLY LOVE YA !!』、1993

Reallyloveya

1. Come On !! Come On !!
2. 憂鬱なパルス
3. そのキスが欲しい
4. DON'T SAY IT
5. 幻の恋
6. あなたを想う以外には
7. Child
8. F.S.M.
9. 勝利者
10. 夜明けに溶けても
11. AFTERMATH

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全国ツアーのインフォが来た時からずっと気になっていた、ジュリーの『三年想いよ』10・8南相馬公演は、大盛況、大成功に終わったようです。
参加されたみなさまから届けられる、絶賛と感動の声。僕はこの1週間、自分が参加してもいない南相馬公演の余韻にどっぷりと浸る(ついでに風邪ひいたりもしていますが汗)という不思議な日々を過ごし、ブログの更新間隔が空いてしまいました。

素晴らしいステージだったって。
素晴らしいお客さんだったって。

普通、自分が参加していないLIVEが「素晴らしかった」と聞くと、まず「羨ましい」という感情が先に来るのですが、何故か今回はそれが無くて・・・。
みなさまのレポートやお話のおかげで、まるでその場に居合わせたような感覚が沸いてきました。

星のかけら様のレポートでは、本割ラストの「いくつかの場面」、アンコール大トリの「ヤマトより愛をこめて」を歌うジュリーの姿、声がリアルに伝わってくるようで、改めて今回のセットリストで採り上げられたジュリー幾多の名曲が、今また新しい力を纏っている不思議さ、嬉しさ、頼もしさを思いました。
しかも「大ヒット曲」ということで言えば、まだまだ今回歌われた曲以外にもある・・・来年の全国ツアーに向けて(きっと東北公演もあるでしょう!)ジュリーは、「許されない愛」「時の過ぎゆくままに」「サムライ」「TOKIO」「6番目のユ・ウ・ウ・ツ」
あたりを今からセットリストに考えているかもしれませんね。
本当に、ジュリーに「危険なふたり」や「ダーリング」や「勝手にしやがれ」があって良かった!
もう僕は金輪際、ツアー・セットリストで”みなさまにも多少は耳馴染みのあるシット曲”が歌われた時、「またか~」などと考えたりすることはないでしょう。

また、今回の公演で一番気がかりだったこと・・・一般のお客さんの感想をしょあ様のレポートで拝見した時には、安堵すると同時にとにかく嬉しくて、一気に涙腺決壊。会社のティッシュ使いまくり
(←コラコラ)
素晴らしいレポートでした。大宮公演でお会いした際にはしょあ様はまだ、「本当に自分が行ってよいのか」と悩んでいらしたのを知っているだけに・・・。
良かったなぁ。本当に良かった!

もちろん、僕などが「良かった」と思うだけでは済まされないことがあるのです。
実際に現場で体感するのと遠方から想像するのとでは、天と地ほどの違いがあると思います。
それでも、南相馬の町の様子や、そこに至るまでの道のりなども含め、本当に様々な光景を今回多くの先輩方が伝えてくださいました。
「途中停車および二輪車、歩行者の通行は禁止」の条件つきで開通を再開したばかりの国道6号北上のルートで会場に向かった先輩もいらして、「櫻舗道」で歌われている「非常線のふるさと」を行く道中の写真を何枚も見せて頂きました。
僕らがもしジュリーファンでなければ、ひょっとすると過ぎゆく月日の中で、何処か遠い世界のことのように思ってしまっていたかもしれない風景。しかしそれはこの日本の今、紛れもなく「誇大でない現実」であり、ジュリーは正にそれを歌っているのだと改めて感じます。

実際に訪れてみなければ分からないことがある、現地の人達と触れ合わなければ感じとれないことがある・・・何よりも、そのことを教えて頂けました。
風化なんて許されない。
僕もこの目で見なければ、と思いました。


さて拙ブログでは現在、”足早に過ぎてゆくこの秋の中で”シリーズということで「秋」を感じるジュリーナンバーをお題に記事更新を頑張っています。
今日ははからずも、南相馬公演の熱い余韻を残しつつ、静かにジュリーの声に身を委ねるにはピッタリのバラードについて書くことになりました。

今回も、ジュリーの過去のアルバム発売時期から「秋」のお題を探す、ということで曲を選んでいます。
採り上げるアルバムは『REALLY LOVE YA !!』。1993年の
秋も終わろうかという時期・・・11月17日にリリースされている大名盤です。

ちなみにこのアルバムからの先行シングルは、御存知「そのキスが欲しい」ですが、実はWikiの記述が間違っておりまして。「5月20日発売」と書いてあったんです(誤記はシングル一覧の項。本文の発売日付の記述「10月20日発売」が正しいようです)。
で、後追い勉強中の僕はすっかりWikiの記述を鵜呑みにし、「このシングルとアルバム発売の半年ものタイムラグは一体?」みたいなことをこの記事に下書きしていました。それが間違いだと分かったのが、本当についさっき(「さて、昼休みに更新するか~!」と準備していたまさにその時)なんですよ。

情報の早いみなさまのことですから、中将タカノリさんの神戸公演レポートはもうお読みでしょう。
素晴らしいレポートでしたね。
その中で、「そのキスが欲しい」が94年のシングルと書かれていて(誤植?)、某SNSで「93年ですよね?」みたいなお話をしていたら、ジュリー学について僕が完全に信頼している長崎の先輩が「93年10月発売」と仰っていたので、「あれえっ?」と。
「Wikiに5月発売って書いてあるんですけど・・・」とお話したら、すぐにご自宅の「2階に駆け上がって現物確認」(笑)してくださって、「10月20日発売で間違いありません」とお知らせくださいました。
危なかった~。昨夜書き終えた下書きのまま更新していたら、読んでくださった先輩方から優しき総ツッコミを頂くところでしたよ・・・。
ということで、この部分だけ後から急遽書き直して更新しております(汗)。

あ、「そのキスが欲しい」はまだ楽曲考察記事を書いていないんですけど、この曲は僕にとって「本格ジュリー堕ちした『ジュリー祭り』東京ドーム公演の1曲目」という大切な思い出があるものですから、2017年12月3日の記事更新と決めています(ちなみに「時の過ぎゆくままに」が2018年6月25日の予定。気の長い話?)

ともあれ、タイムリーで購入された先輩方にとって、この『REALLY LOVE YA !!』というアルバムには「秋」のイメージがあるのかな?
収録曲を見ていくと、特に季節を限定した作品はほとんど無く、リリースされた時期がそのままみなさまの季節の記憶と重なっていても不思議はないのでは。

そこで今日は、『REALLY LOVE YA !!』収録の記事未執筆のナンバーの中から、秋の夜にじっくり聴きたいバラードをお題に選びました。

今回は、物凄い考察テーマに挑みます。
ズバリ、「ジュリーが自らの”性衝動”を自作詞に託した曲とは?」という(滝汗)。
いや、こういうことを僕のような鈍い感性の男が考えるからこそ、導かれる一考察もあるんじゃないかと・・・。
みなさまの異論、非難、苦情は数限りなく出てくることかと思いますが、実際問題僕はこれまでジュリーを性的な目で見たことがまったくないので、却って自由に想像できる、と言うか虚心坦懐に書ける、と言うのか。
まぁ、楽曲考察の一端として読んで頂けましたら幸いでございます。

これは、以前に先輩から記事リクエストを頂いていた曲でもあります。ずいぶんお待たせしてしまいました。
「AFTERMATH」、伝授!

ジュリーに”濡れ場”を喚起されるエロ・ナンバーは数多くありますが、今日はその中で、他ならぬジュリー自身が作詞した曲を対象に、ジュリー本人の性衝動について真面目に(←本当かよ)考察してみましょう。

多くのジュリーファンは、「ジュリー作詞のエロ・ナンバー」と言うとまず「感じすぎビンビン」を真っ先に思い起こすのではないでしょうか。
もちろん「感じすぎビンビン」はエロいです。それは間違いありません。後追いの僕も有り難いことに、2010年お正月LIVE『BALLAD AND ROCK'N ROLL』で実際に生のこの歌を体感済です。
ジュリー、確かにエロかった・・・。

でも、「感じすぎビンビン」って、いわゆる”性衝動を謳歌したナンバー”なのでしょうか。
僕はちょっと違うと思っています。

どちらかと言うとジュリーの狙いは、ハードなギター・ロック嗜好の開放。自身の好みの音と演奏を得ての、ステージ表現への渇望を僕は強く感じます。もちろんそのための手管として、聴き手に「エロ」を煽ることはジュリーも確信犯的に狙っているでしょうけど。
これはジュリーwithザ・ワイルドワンズの「熱愛台風」もおそらく同じです。初めて聴いた時には、「ずいぶんプライヴェートと言うか、具体的な詞だなぁ」と思ったけれど、よく聴くと・・・例えば「シビレルような恋になろうぜ♪」で高い「ミ」の音がバシバシ連続している箇所など、「自分の作った最高にロックなメロディー」にどんな言葉を載せれば自分でより気持ちよく歌えるのか、ということを主眼にして詞をつけているんじゃないかと。エロい歌詞だとステージで尚ロックできる!ということです。
覚さんの作詞にタイトルのサジェスチョンがあったという「オリーブ・オイル」も同じ狙いかもしれません。まずロックな曲ありき、のエロなんですよ。
サウンドの主張がエロい歌詞を求めている、という・・・ジュリー自身が内から湧き出る性衝動を詞に託した、というのとは少し違うと思うんです。

じゃあ、ジュリーが自らの性衝動を歌詞に託したくなる曲とは、どんな曲想なのか。
僕が思うにズバリ、バラードです!

ジュリーが閨(ねや)での睦言をストレートに自作詞に託したと考えられる曲を、行為の時間軸(下品な表現でゴメン!)に沿って順に挙げますと

・(ビフォー)「Don't be afraid to LOVE」
・(本番)「PinpointでLove」
・(アフター)「AFTERMATH」

いかがでしょうか(笑)。
いや、真面目な話・・・作曲者はそれぞれ違うのに、詞も曲もアレンジも、とてもよく似た雰囲気の名バラードが並んでいると思われませんか?

これら3曲は、レコーディング時期から考えて「曲先」の作業で作られたものと考えられます。
3曲すべて外部作曲家による提供作品で、ジュリーは作詞のみを担当、というのが大きなポイントのような気がします。アルバム制作時に受け取った、優しげでエロティックな曲想からジュリーがかき立てられたのが、自身の性衝動だったのではないでしょうか。
どれも穏やかで、深くて。さらには、感情が溢れているようでいてどこか理知的でもあります。

青い空を抱き 窓の遠く見つめたら
E    Amaj7      Am7             E

僕の右腕を 赤い涙で濡らして    oh
E    Amaj7       D                C#m     C#m(onF#)

PILLOW TALKなど ほどほどに ♪
Amaj7               B               E       Esus4  E

これ、どう考えたって「終わった後」のシチュエーションを描いているでしょう。しかも、いかにもジュリーらしい俯瞰力があります。
なるほど、ジュリーって、腕枕は右なのか・・・。


さて、ジュリーが何処からこの「AFTERMATH」なるタイトルを引っ張ってきたのか、という点について
はハッキリしていると思います。ローリング・ストーンズにズバリ『AFTERMATH』というアルバムがあるんですよ。
ストーンズが初めて全収録曲をメンバーのオリジナルで固めた(すべてミック・ジャガーとキース・リチャーズの連名クレジット)アルバムとして重要な名盤。ジュリーファン、タイガースファンのみなさまならご存知の「アンダー・マイ・サム」「レディー・ジェーン」という名曲2曲が収録されています。

では、「AFTERMATH」という単語自体は本来どういう意味なのでしょうか。
英語としては大きく2つの意味があるようです。

・牧草の二番刈り(ある程度成長してから刈りとること。葉が多い、柔らかい、などの特徴が出る)
・災害や大きな事件などの余波、結果

ジュリーの歌詞はどちらなのかな。
それとも他に何か意味づけがあるのでしょうか。「災害」「事件」などの悪い意味でジュリーがこの言葉を使っていないことは明らかですし、僕としては、少し抽象的だけど「狂おしい大きな衝動を遂げた直後」の虚無(平穏、静けさ)の状態を表そうとしてつけたタイトルではないかと考えていますが・・・。

「Don't be afraido to LOVE」や「PinpointでLove」そして「AFTERMATH」。この3曲のエロ・バラード、ジュリーの歌い方や発声がそっくりだと思いませんか?
注目すべきは、いずれも「LOVE」というフレーズのロングトーンが登場すること。

夢の中へ MAKE IT LOVE ♪
Dm6・9                  E

透き通るようで、無垢で、しかも色っぽい「LOVE」。
ちなみに「Dm6・9」ってのは、才の無い僕が強引にひねり出したコード採譜表記。ギターの1弦、2弦、4弦、5弦が開放、3弦のみ2フレットを押さえるフォームです。こう弾く以外、他にしっくりくるフォームを思いつけなかったんですよね・・・。

また、いかにもジュリーらしいなぁ、と思うのは

ぬくもりだけじゃ こなせない
     Amaj7                      B

君の愛は 深く重いよ ♪
   G#m7                C#7

この「重いよ」というのが、職業作詞家さんではなかなか出てこない表現だと思います。ジュリー流のリアリズムですね。「ヘヴィー」ではなく「プレシャス」という意味を持たせているんじゃないかな?

作曲のSAKI&MATSYZAKIさんについては、『ジュリー祭り』直後に一度調べたことがありました。もちろん「そのキスが欲しい」の作曲者の情報を求めて。
あの頃はドームのセットリスト1曲1曲について、自分の不勉強に追いつくのが精一杯で・・・一気に知識を吸収できていませんね。
SAKI&MATSUZAKIさんはアルバム『REALLY LOVE YA !!』で「そのキスが欲しい」「AFTERMATH」2曲の作曲を担当。検索してみますと、「Birthday Suit」というフォーク・デュオのメンバーとして佐木伸誘さん、松崎真人さんのお名前がヒットします。同じ東芝EMI所属ということで、ジュリーとの縁があったようですね。
メンバーお2人とも北海道の出身で、僕よりも少しだけ年上。『REALLY LOVE YA !!』リリース時はまだ20代ですから、秋間経夫さんや高野寛さん同様、「若い才能を作家陣に抜擢」というコンセプトでの起用だったと考えられます。
その提供2曲がそれぞれシングル曲とアルバム・タイトルチューン(バラード・ベストの企画盤)となったわけですから、凄いですよね。

「Birthday Suit」としての曲をYou Tubeで見つけることはできませんでしたが、「そのキスが欲しい」が短調のアップテンポ、「AFTERMATH」が長調のバラードということで、なるほどフォーク・デュオ王道の作曲をされるお2人なのでしょう。
ただ、”完全無欠のヒット・チューン”的な仕上がりの「そのキスが欲しい」に比べ、「AFTERMATH」にはぼんやりした輪郭の、不思議なアレンジが施されています。それがまた「Don't be afraid to LOVE」「PinpointでLove」との作詞以外の共通点でもあります。

加えて「AFTERMATH」の場合は、「打ちこみ」のリズム・トラックの導入により、幻想的でありながら何処か淡々としていて、穏やかな中に何か秘めたものがある・・・そんな印象のバラードに仕上がっています。

前回記事で、アルバム『女たちよ』に採り入れられているレコーディング(骨子となるリズム・プログラミングがあり、その上で生のドラムスが重ねられている)について触れました。この「AFTERMATH」も同じ手法でアレンジが組み立てられています。
少し違うのは、プログラム自体がドラムス各パーツを擬したパターンのループになっていること。この点は「緑色の部屋」に近いですが、「緑色の部屋」には生のドラムスは重ねられていません。「AFTERMATH」の場合は冒頭からAメロ1回し目までは機械のリズムのみですが、1’04”から豪快な生のドラムスが噛んできます。
人間と機械による、2トラックのツイン・ドラムス体制とも言えますね。

機械のリズム・ループには催眠効果みたいな感覚があって、ジュリーの歌詞にも合っています。
だってこれ、「このまますぐに眠っちゃいたい」って歌ですよね?「ピロー・トークなどほどほどに♪」と、相手に背中を向けてしまっている・・・。並の男ならNG、歌っているのがジュリーだからこそ成立する至福な時間、空間の表現でしょう。

アルバム『REALLY LOVE YA !!』は実は最前作にあたる『BEAUTIFUL WORLD』よりもむしろ前々作『パノラマ』に近い作品だと僕は考えていて、アレンジや作曲家、演奏者の主張、そして何より吉田建さんのプロデュース色が強いと感じます。ただ、『パノラマ』がジュリー自作詞の「Don't be afraido to LOVE」で締めくくられたように、このアルバムも「AFTERMATH」という、「アルバム曲順的に、後に続く曲がイメージできない」バラードで終わります。僕はそこに、『sur←』から始まるセルフ・プロデュース期へと繋がるジュリーの渇望を見てとります。
その渇望が、自らの性衝動の解放を歌ったバラードに託されたところに、歌手・ジュリーの原点を改めて思うわけです。ジュリーは歌手となったその日から、「自分の歌いたいことを歌いたいなぁ」と考え続けていたのではないか、と・・・。

アルバム・タイトルを掲げた全国ツアーで、アルバムの収録曲がアンコールに配されるセットリストって、かなり珍しいパターンですよね?
その意味で「AFTERMATH」というバラードは、”スーパースター・ジュリーとしての栄光(物語的な激動)直後の、沢田研二としての平穏(私的な安定)”を意味するタイトルなのかもしれない、とも思ったり・・・。

最後に「AFTERMATH」のギター・トラックの素晴らしさにも触れておきましょう。
ジュリーのエロティックな歌詞を最も色濃く反映させているのは、間奏とエンディングのギター・ソロではないでしょうか。単に「ジャズ風」というだけではない粘りのフレーズと、独特なピッキングの感触。名演です!
やっぱりアレンジャーとしても、ジュリーのエロいバラードにはこういうギター・ソロを合わせたいものなのかな。編曲者、演奏者の異なる「PinpointでLove」でも、似た感じのギターを味わうことができます。

「AFTERMATH」がこの先のLIVEで採り上げられるかどうかは分かりませんが、鉄人バンドでこの曲を再現するなら、ギター・ソロは柴山さんが弾くしかないでしょう(アルバムでは誰が弾いているのかな?)。
「さよならを待たせて」にもひけをとらないぬおっぷりが堪能できるかもしれません。
是非生で聴いてみたい1曲ですね。


それでは・・・次回も引き続き「秋」をテーマにピックアップしたジュリー・ナンバーの記事を書きます。
実は、ピー先生のツアーが終わってから書こう、と以前から決めていたちょっと特殊な記事の構想があって、それが10月末ギリギリか11月頭の更新になると思います。それまでになんとかあと2曲、秋っぽい曲を自由お題で採り上げておきたいと考えているところ。

あと・・・「今年はそれは無さそうだな~」と思っていたけど、一応「Rock 黄 Wind」の記事執筆にも備えておいた方がいい・・・のかな?(笑)
いや、我が阪神タイガースがクライマックス・シリーズ第2ステージで巨人を下して(菅野投手が出場できないなら充分チャンスあり。でも、沢村投手を打ち崩すイメージが沸かないんだよなぁ・・・)日本シリーズ進出、というだけでは書きませんよ。それは「リーグ優勝」とはまた別のことですから。
ただ、万が一
(←コラ)日本シリーズにも勝ってしまい(相手はホークスかなぁ?)「日本一」になったとしたら、さすがにね。書かなきゃイカンでしょう。
まぁ、そういう楽しみが持てるのも今だけかもしれませんが・・・とりあえず、阪神タイガース、鬼門のクライマックス・シリーズ初の第1ステージ突破、おめでとう!
(カープファンのみなさま、すみません。にしても、僕は第1ステージでのリーグ2位球団のアドバンテージって、ホーム開催の権利だけかと思い込んでた・・・。1勝1引分で良い、ってルールがあったんですね~)

そんな中、次回は久々にCO-CoLo時代のナンバーを、と考えております。
毎度毎度、気温の変化についていくのが苦手な僕はやっぱりこの時期風邪をひいていますが、みなさまも充分お気をつけくださいませ・・・。

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コメント

DYさん、お邪魔します。
睦言3部作という着眼点は、とても良いと思うのですが、ジュリーの性衝動を語るには、やはり『ウルレレNo.9』も絡めなければ…その段階を経て生まれた3曲ですから。
で、今回の記事のお題とは関係ないのですが、12月3日に『そのキスが欲しい』を取り上げると知って、楽曲にまつわる思い出をこの場で語ることにしました。なぜかというと、私にとってトラウマになっている体験なので、12月3日に書き込むのはふさわしくない、と思ったからです。
93年の新年ライブは、私にとって初ライブでした(ジュリーのステージそのものはACTで体験済み)。その時、新曲として『そのキスが欲しい』と『幻の恋』が披露されました。もちろん『そのキス~』で客席は大盛り上がり。私は、ヒットを確信して、リリースを楽しみにしていました。そして、シングル『そのキスが欲しい』がリリースされ、早速、購入。期待に胸を膨らませて聴いてみたら…サウンドが、微妙に新年ライブの時とは違っていたのです!あの時の興奮がよみがえってこなかったのです…。1回聴いて、私は、このシングルはヒットしないであろう、と確信しました…。おそらく建さんのアレンジに要因があると思うのですが、私には、どこが問題なのか、わかりません。DYさんの伝授で、長年のモヤモヤが解消されることを願っております。

投稿: 74年生まれ | 2014年10月16日 (木) 22時52分

74年生まれ様

ありがとうございます!

なるほど、「ウルレレNo.9」ですか…。
まだ突っ込んで考察している曲ではありませんが、あれは特定の人にしか分からない暗号的な歌詞じゃないかなぁと感じています。極端に言えば、リスナーのことは考えていないと言いますか…。その意味でも僕はジョン・レノンの「レボリューションNo.9」を連想するんですよ。

「そのキスが欲しい」執筆は2017年の12月3日ですよ~。まだまだ先の話ですが、レコーディングヴァージョンとライブの比較考察はするつもりです!
ちなみに今年の12月3日の記事は、「我が窮状」の予定です。

投稿: DYNAMITE | 2014年10月17日 (金) 13時27分

DY様 こんばんは。

「背中まで45時間」(笑)くらいで口説き落とした恋の余韻・・・かな?
どっちが口説いたかはともかく。

「93年の新春ライヴ」
「そのキスが欲しい」は「気になるお前」と同様ライヴでの「はっちゃけモード突入のゴーサインナンバーだよね!」と思ったので次のシングルは「幻の恋」の方だとばかり決めつけてましたよ。

投稿: nekomodoki | 2014年10月17日 (金) 21時39分

nekomodoki様

ありがとうございます!

シングルやアルバムのリリース日から考えますと、93新春LIVEで歌ったのは大変なことですよね。気合も入っていたでしょうし、手ごたえも自信もあったでしょう。
「そのキスが欲しい」と「ポラロイドGIRL」の2曲だけは、ヒットしなかったのは一般世間の鈍さかなぁと思ってしまうのですが…。

「幻の恋」もシングル向きだとは思いますよ。93年というタイミングであの高野さんを起用したわけですし。
いずれにしても「そのキスが欲しい」は、LIVEだとはっちゃけ系、レコーディング音源だとヒットポップス系、という面はありそうですね。

投稿: DYNAMITE | 2014年10月19日 (日) 13時06分

初めてコメントさせていただきます。
いつも深い考証に はっとさせられたり、ビックリしたり(◎o◎)
おかげで ジュリーの歌をより味わい深く聴く事が出来ます。
アフターマスは 何年か前に、友達からもらった、ベストアルバムのコピーの中で初めて聴いたのですが、その日以来、ほぼ毎日聴いてます。
夜眠りにつく時と、朝、目覚めた時、365日毎日聴いても全く飽きる事なく毎回新鮮なんです。
心と全身が美容液に浸った様に しっとりウルウルになるような感じです(*^o^*)
今まで何気なく心地よく聴いていただけでしたが、今回 初めて詞の内容に注目して聴いています。

投稿: ムラサキシキブ | 2014年10月21日 (火) 10時27分

ムラサキシキブ様

はじめまして~。コメントありがとうございます!
kinpira様のブログなどでかねてからよくお名前を拝見しているムラサキシキブ様でしょうか(別のかたでしたらごめんなさい)。僕のブログを読んでくださっていたとは嬉しいです!

「AFTERMATH」は、おやすみのお供には本当に最適の曲だと思います。イントロやエンディングでのあのリズムのループ、ジュリーの官能的な歌も自然な心地よさで、幻想的なアレンジと共に幸せな眠りに誘われるようですね。
また、『リアリィ』で聴くのと『アフターマス』で聴くのでは印象が違うなぁとも以前から思っていて…バラード集の中で流れるこの曲はまた格別ですよね。

いつの間にか、くどい大長文スタイルが定着してしまったブログですが、これからもみなさまに色々教えて頂きながら頑張ります。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます!

投稿: DYNAMITE | 2014年10月21日 (火) 19時30分

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