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2014年8月 9日 (土)

沢田研二 「I am I」(俺は俺)

『JULIE SINGLE COLLECTION BOX~Polydor Yeas』収録
original released on 1980 シングル『TOKIO』B面


Singlecollection1

disc-1
1. 君をのせて
2. 恋から愛へ
disc-2
1. 許されない愛
2. 美しい予感
disc-3
1. あなただけでいい
2. 別れのテーマ
disc-4
1. 死んでもいい
2. 愛はもう偽り
disc-5
1. あなたへの愛
2. 淋しい想い出
disc-6
1. 危険なふたり
2. 青い恋人たち
disc-7
1. 胸いっぱいの悲しみ
2. 気になるお前
disc-8
1. 魅せられた夜
2. 15の時
disc-9
1. 恋は邪魔もの
2. 遠い旅
disc-10
1. 追憶
2. 甘いたわむれ
disc-11
1. THE FUGITIVE~愛の逃亡者
2. I WAS BORN TO LOVE YOU
disc-12
1. 白い部屋
2. 風吹く頃
disc-13
1. 巴里にひとり
2. 明日では遅すぎる
disc-14
1. 時の過ぎゆくままに
2. 旅立つ朝
disc-15
1. 立ちどまるな ふりむくな
2. 流転
disc-16
1. ウィンクでさよなら
2. 薔薇の真心
disc-17
1. コバルトの季節の中で
2. 夕なぎ
disc-18
1. さよならをいう気もない
2. つめたい抱擁
disc-19
1. 勝手にしやがれ
2. 若き日の手紙
disc-20
1. MEMORIES
2. LONG AGO AND FAR AWAY
disc-21
1. 憎みきれないろくでなし
2. 俺とお前
disc-22
1. サムライ
2. あなたに今夜はワインをふりかけ
disc-23
1. ダーリング
2. お嬢さんお手上げだ
disc-24
1. ヤマトより愛をこめて
2. 酔いどれ関係
disc-25
1. LOVE(抱きしめたい)
2. 真夜中の喝采
disc-26
1. カサブランカ・ダンディ
2. バタフライ革命
disc-27
1. OH!ギャル
2. おまえのハートは札つきだ
disc-28
1. ロンリー・ウルフ
2. アムネジア
disc-29
1. TOKIO
2. I am I(俺は俺)
disc-30
1. 恋のバッド・チューニング
2. 世紀末ブルース
disc-31
1. 酒場でDABADA
2. 嘘はつけない
disc-32
1. おまえがパラダイス
2. クライマックス
disc-33
1. 渚のラブレター
2. バイバイジェラシー
disc-34
1. ス・ト・リ・ッ・パ・-
2. ジャンジャンロック
disc-35
1. 麗人
2. 月曜日までお元気で
disc-36
1. ”おまえにチェック・イン”
2. ZOKKON
disc-37
1. 6番目のユ・ウ・ウ・ツ
2. ロマンティックはご一緒に
disc-38
1. 背中まで45分
2. How Many "Good Bye"
disc-39
1. 晴れのちBLUE BOY
2. 出来心でセンチメンタル
disc-40
1. きめてやる今夜
2. 枯葉のように囁いて
disc-41
1. どん底
2. 愛情物語
disc-42
1. 渡り鳥 はぐれ鳥
2. New York Chic Connection
disc-43
1. AMAPOLA(アマポーラ)
2. CHI SEI(君は誰)
bonus disc
1. 晴れのちBLUE BOY(Disco Version)

----------------------

9月のチケットが届きましたね。
僕の次回遠征参加会場である神戸公演のチケットも無事到着。「一度体験してみたいな~」と常々思っていた、他会場でもたまに見かける、中2階のこじんまりしたバルコニー席を頂きました。楽しみです!

そんな中、大雨や台風の被害が心配な週末です。みなさまお住まいの地域はどんな様子でしょうか。
僕は故郷が鹿児島ですから、台風の怖さは身にしみています。とても良い所で愛すべき故郷なんですけど、火山と台風だけはとてもやっかいです・・・。
大自然を畏怖する気持ちがあるなら、「せんちゃん」の再稼働なんてダメダメ!


さて今日は、7月27日の『三年想いよ』大宮公演に参加して帰宅後、真っ先に聴き返したナンバーをお題に採り上げます。
それは、LIVEのセットリスト曲ではなかったんですよ。

あの楽しい楽しい、森本千絵さんの結婚式ドキュメントの長~い大宮MCの中で、ふとジュリーがタイトルを口にした曲。式で同じテーブルにいらした仲畑貴志さんのお話になった時に
「昔作詞をしてくれまして・・・ブルーバードのCMの・・・え~(しばし空白)、I am Iという曲で」
と語ってくれた瞬間、僕は
「うわ、I am I・・・!生で聴きてぇ~!」
と興奮してしまいました。

名曲なんだよなぁ・・・30代の男の色気がほとばしってした頃のジュリー、80年代という新たな時代の扉を先頭きって開こうとしていたジュリーにピッタリの曲。
A面「TOKIO」とはうって変わって、男と男の物語(変な意味ではありませんよ!)をリアルに歌うジュリー。
スーパースター絶頂期のジュリーが、ある意味平凡な「働く男」的なニュアンスをもその歌声に感じさせてくれる素晴らしさ。

そして・・・もし今のジュリーが歌えば、現在のジュリーの音楽活動や物事の考え方を歌に引き寄せて、「僕は僕だから」というスタンスで歌うことになるのでしょう。

リリース当時とはまた違った「名曲」の味わいが、年齢を重ねたジュリーにピュアに返ってきて、さらにとてつもないヴォーカルが聴けるに違いない・・・。
あの歌詞、あのメロディーを66歳のジュリーが歌うシーンを勝手に妄想し、僕は大宮公演の後、ずっと萌えまくっていたのでした。

「ジュリーのシングルB面は名曲の宝庫」・・・そう強く感じさせてくれる傑作のひとつです。
「I am I (俺は俺)」、伝授!

と、まぁそうは言っても、ジュリーが今後この曲を歌うことはさすがに無い・・・かなぁ。
「もし今のジュリーが歌ったら」と妄想に萌える一方で、じゃあリリース当時この名曲は、ジュリー自身やタイムリーなファンの先輩方にとってどういうスタンスの曲だったのか・・・僕は今回そういうことを考えました。
単純に「ブルーバードのCM曲」というだけではなかったでしょうね・・・。

僕は後追いのファンで、「I am I」リリース時のジュリーをとりまくいきさつなどタイムリーではまったく知らないのですが、この曲を聴くと、当時ジュリーと離れ活動することになった井上堯之さんのことをまず思わずにはいられません。
そう、これは堯之さんの作曲作品。

作曲者・堯之さんと作詞者・仲畑さんの間で、曲作りの際に具体的な打ち合わせがあったのかどうかは分かりません。でもこの歌詞は・・・まるで堯之さんがジュリーに語りかけているかのような内容ではありませんか。
歌っているのはジュリーだけど、歌の主人公を堯之さんとして聴いた方がよりグッとくる・・・そんな歌詞のように僕には感じられてならないのです。

ひとはすべて   人生   と         いう名の
      C       Edim   Am  Am(onG) F

舞台に立っているのさ
     C        A7        Dm7  G7

お前はお前を演じてくれよ
    C        Em7  Dm7

俺は                   俺を  生き抜くだけだよ
   G(onB)  G(onA)  G(onF)     E          E7

そうさ 俺は俺 I am I、I'm just I ♪
     F           F#dim   C           Am

月並みな表現しか思い浮かびませんが
「あばよ、沢田。道は分かれてお前と仕事するのはこれが最後だが・・・これから頑張れよ!」
というエールに、どうしても聴こえてしまうんですよ。
まぁ、曲のレコーディングの時期が79年のいつ頃だったのかは分かりませんし、勝手な個人的感想でしかないんですけど、みなさまはどう思われますか?

実際にはこの後に月日を経て、2人は突発的ながらも同じステージに立ったこともあるそうですし、ジュリーへの作曲提供という点でも、堯之さんのペンによる「君が嫁いだ景色」「ベンチャー・サーフ」という名曲が生まれています。
ただ、これまでJ先輩からお話を伺ったりして知った堯之さんの人となりを考えれば、ジュリーのバンドから離れると決めた時点で、堯之さんは一旦「沢田とはこれで最後」と考えていたんじゃないかなぁ、と思ってしまうのです。
互いの思い入れとリスペクトが第三者では知り得ないほど深いが故に・・・堯之さんはそういうタイミングでキチンと区切りをつける人柄のように僕には思えます。
それが「I am I」という曲に反映されている、という思いは聴く側のこじつけではあるんでしょうけど・・・。

「また一緒にやろうな!」と声をかけ合って離れるにはあまりにも濃密な、「時代が望んだ」蜜月の日々。

気がつけば こんなに遠く
Am                    Dm7

駆けてきたん  だね
   G          G7     Cadd9  C  Cadd9  C

まぶた閉じる刹那の うち          に 
      F       E7   Am   Am(onG)  Am(onF#)

季節はめぐる ♪
Fmaj7        G

「I am I」で歌われる物語を考えると、絶妙の年齢なんですよね、ジュリーも堯之さんも。
キャリアも積んで、自信も地位も得て、男としてこれからどういう仕事に取り組んでいくのか、その自らの「道」「人生」を具体的に設計し実現しようとする・・・そんな年齢です。
「I am I」に登場する2人の人物も、ちょうどそのくらいの年齢の男性ではないでしょうか。

歌の主人公(=「俺」)は、かつて同じ目標を持ち肌を合わせて共に働きながらも、人生のターニング・ポントで道を分けてしまった相棒(=「お前」)を、通り過ぎる車(まぁ、映像的にはブルーバードでしょうな~)の後部座席(というイメージ。運転はしていないような気がするなぁ)に偶然見かけます。
その時の「お前」の様子は・・・

固く結んだ    口元に 自信があっ た
   C      Cmaj7  C7          F   B♭ C

少しゆるめた   ネクタイに
   F          Ddim     Em  Em7  A7

疲れが   あった ♪
   Dm7  G     C

これ、僕には完全にジュリーのイメージなんですよ・・・。
新たなステージに打って出て、輝かしい成功の中に身を置きながら忙殺の日々を送る・・・スーパースター・ジュリーが車中でふと見せる素顔が目に浮かびます。

主人公である「俺」は
「奴、忙しそうだけど頑張ってるみたいだな」
と、黙って背中を見送った・・・そんな感じでしょうか。
違う道を進み始めている「俺」は、そんな「お前」の姿を見て闘志を燃やし、「よし!」と静かに気合を入れ背筋を伸ばしていたかもしれません。

確かに作風としては一見、「気障」や「派手」が似合う70年代後半からのジュリーの楽曲世界を踏襲しているようですが、浮かんでくる映像はとてもリアルで、一般人の大人の男性であれば誰しもがそこに擬似体験を見出せるタイプの曲ではないでしょうか。
例えば、アルバム『思いきり気障な人生』の徹底して現実離れした世界(もちろん良い意味で、ですよ!)の中に、スッと「ナイフをとれよ」のような、一般の大人の男性のリアルな共感を呼び起こす曲が収録されていたように、80年代が幕を開けいよいよ華麗に、まるで未来の世界の住人を演ずるように羽ばたくスーパースター・ジュリーが勇躍リリースした『TOKIO』というシングルのB面で、「派手」なイメージとは異質の存在感を放つ名曲・・・それが「I am I」。

それに、この頃のジュリーの私的な「男」としての矜持の中に、スーパースターとしてのセールス戦略とは別のところで「身に合った大人の歌を歌っていきたい」という渇望が生まれていたとしても不思議ではありません。
ジュリーはきっと「I am I」をそんなふうに捉えて歌ったのでは、と僕は想像しています。そこに、堯之さんとの関係をリンクして聴いてしまうと・・・もう、グッと込み上げてくるものがある。大変な名曲だ!と、後追いファンの僕ですら言いたくなるのです。

まったく、何という歌声と情感なのでしょう。
男が男に惚れる、というのは僕は魂だと思ってます。ジュリーは美しい男ですが、ヴィジュアルはとっかかりでしかありませんね。そしてもうひとつ、「圧倒的な才に惚れこむ」ということもあるわけです。「I am I」のヴォーカルは、そのジュリーの「才」が表れた好例。

この曲、メロディー音域にとてつもない高低の幅があります。低い「ラ」の音から、高い「ラ」の音まで。でもジュリーのヴォーカルには、最低音も最高音も、苦しそうな気配は一切ありません。
(後註:改めて調べましたところ、この曲の最低音は、何と低い「ソ」の音でした。加藤様、ご指摘ありがとうございました。正に当時のジュリーの発声音域すべてを網羅したようなメロディーです。堯之さん、素晴らしい!)
「I am I」は、数あるジュリー・ナンバーの中でも歌唱難易度はSランクと位置づけて良い1曲だと思いますが・・・いやぁ本当に凄い!

「I am I」に限らず、堯之さんのジュリーへの提供曲は素晴らしい名曲ばかりです。
その点で僕は「ストイックなバラードの名手」という印象を堯之さんに持っています。「美しい予感」「遠い旅」「DEAR」のように、大胆にしてなめらかで叙情的な転調を擁する曲、いかにもギタリストの作曲といった感じのブルージーな「ヘイ・デイヴ」、そして「君が嫁いだ景色」やこの「I am I」に見られる独特のディミニッシュ・コードの使い方など。
本当に美しくストイックなバラード群です。コード進行が美しいというばかりでなく、メロディーも独創的で美しいんですよね。「少しゆるめたネクタイに♪」のあたりなんて、コードを鳴らしただけではとても凡人には思いつかない素晴らしいメロディーだと思います。
堯之さんは、時間をかけて細部まで練りに練って作曲するタイプなんじゃないかなぁ。

「I am I」はそんな名曲ですから、正直僕程度のレベルでは一から採譜するのが厳しい作品なのですが、マニアックなシングルB面曲にもかかわらず、手元にとても心強い参考資料があったのでした。

Iami


↑ ちょっとトリミングして添付させて頂いております

これは、数年前にメイ様がブログに添付してくださっていたスコアで、拝見した瞬間「うおぉっ!」と大興奮し、即座に「名前をつけて保存」させて頂いたという(笑)貴重なお宝。
何故か、わざわざ1音下げの変ロ長調で表記されているんですが、それはたぶん、「この曲、普通の人はキー高過ぎて歌えないだろ!」という採譜者の優しさだったに違いありません。
「そうさ、俺は俺♪」のトコとか、ごく普通の男声音域の持ち主の僕ですと、オリジナル・キーのハ長調で歌うと全然声が出ませんからね。凄い高音が続くんですよ。
(記事中表記したコードネームは原曲通りのハ長調で、参考資料のスコアを移調しつつ、add9の追加など、全体のアレンジを加味して細部を詰めたものです)

それにしても・・・「いま、このときめきを」などもそうですが、ジュリーのCMソングって意外とスコアが普通に存在するみたいなんですよね。
お題リクエストを頂いているのにまだ執筆できていない「素敵な気分になってくれ」なんかも、ひょっとしたら何処かにあったりするのかな~?


それでは・・・次回も自由お題で更新いたします。
暑い日が続いていますので、「夏」をコンセプトにしたお題を考えてみたり、大宮MCの余韻で執筆意欲に駆られた曲がまだ他にもあったり・・・次に採り上げる曲に迷っているところですが、しばらくは様々な時代のジュリー・ナンバーをランダムに採り上げていこうかな、と考えています。

世間では、もうお盆の長期休暇に入ったかたもいらっしゃるのかな?
僕は普通に13日からのお盆休みで、それまではガンガン働かなければなりませんが・・・みなさま良い休日を!

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瀬戸口雅資のジュリー一撃伝授!」カテゴリの記事

コメント

DY様 こんばんは

う~、LIVEでもう一度聴きたい!!
「ブルーバード、お前の時代だ。」
この曲を聴くと自然に浮かんでしまいます。

かつて「時代の寝た~」
と言われたスターがいました。
例えば「山口百恵」
もっと前なら「美空ひばり」
男なら「石原裕次郎」
そしてジュリー。
「時代」は捕まえることも追いつくことも出来ない。
ただ無意識に追い越した時、いつのまにか腕の中で微笑んでいる、そんなものかな、と思います。
今、ジュリーの傍らでどんな時代が寄り添っているのでしょうか。

「素敵な気分になってくれ」
出だしが思い出せない。(泣)
誰かTUBEでアップぷりーず。

投稿: nekomodoki | 2014年8月 9日 (土) 19時18分

DY様

この楽曲、大好物です

カセットしか発売されなかったようなのでレンタルできず、15〜16歳の頃、レコード屋で見つけて大枚(苦笑)はたいて、『CM SONGコレクション』買いました。

しかし最近気付いたんですが、『CM SONGコレクション』と『TOKIO』B面では歌詞が一部違うんですね(もしかしたら演奏も?)

是非とも生LIVEで聴きたいですが、セトリ入りすることが想像すらできません(残念)

追伸
神戸のチケット届きました〜。1階20列目台です。

どこでも見やすい会場ですが、バルコニー席は格別かと(まだ神戸では未経験です)。

それでは、お互い9月までジュリーLIVEの禁断症状と戦いましょう(苦笑)

楽しみにしております

投稿: Mr.K1968 | 2014年8月10日 (日) 09時35分

DY様 こんにちは

テレビコマーシャルの映像を思い出しました。「固く結んだ口元に〜緩めたネクタイに〜」の部分が堪らなく好きでした。憧れだったのかも知れません。社会人になりたてで車の運転にまだ自信がなかった頃でしたよ。

楽譜で思い出しました。私も一枚持っています。サンヨーのテレビコマーシャルで、尭之さん作詞作曲『just a man』です。コマーシャルではジュリーが歌っていたような気がしますけど、もうすっかり忘れてしまいました。楽譜は電気屋さんでもらったと思います。

それにしても、コマーシャルの楽譜がそんなにあったとは、羨ましい限りです。

投稿: BAT | 2014年8月10日 (日) 13時47分

nekomodoki様

ありがとうございます!
お返事遅れて申し訳ありません

ジュリーが寄り添ったそれぞれの時代をジュリーの曲や姿とともに実体験されている長いファンの先輩方がうらやましい限りです。
しかし、ジュリーとその時代…僕が体感している『ジュリー祭り』以降の数年間ですらこれほど濃いというのに、それが数十年間となると、一体どれほどのことなのでしょうか…。想像もつきません

すみません、お返事一度切ります。

投稿: DYNAMITE | 2014年8月11日 (月) 08時58分

Mr.K1968様

ありがとうございます!

いやぁ…慌てて『CM SONG COLLECTION』のヴァージョンを聴き直しましたよ。確かに歌詞が違いますし、当然ジュリーのヴォーカルも違います。驚いたのは、CMヴァージョンの方がさらにさらにヴォーカルが良いんですよ。凄くLIVE感がある…。
そして、これは演奏も違いました。各楽器のフレージングなどはほぼ共通していますが、シングル・ヴァージョンでは大きなウェイトを占めているアコースティック・ギターのトラックが、CMヴァージョンにはありません。
その分、シンセ・ストリングスそしてジュリーのヴォーカルがグッと前に出ていますね。

いやぁ、勉強になりました。ありがとうございます~。
神戸でお会いするのを楽しみにしていますよ!

BAT様

ありがとうございます!

「固く結んだ口元に〜緩めたネクタイに〜」の部分…まったく同感です。やはり社会人男性としては、すごく惹かれると言いますか、憧れるフレーズなんですよね。聴いていて本当にグッときますよ!

僕はこのCM自体は覚えていません。いや、ブルーバードのCMにジュリーが出ていたこと、「お前の時代だ」というキャッチコピーは鮮明に覚えているのですが、楽曲の記憶が無いんですよね…お恥ずかしいことです。

『just a man』…これもテーマは共通するものがありますよね。
70年代の堯之さんのジュリー評に「沢田はね、ただの男です」という言葉がありましたが、いかにも堯之さんらしいなぁ、と強く印象に残っています。

投稿: DYNAMITE | 2014年8月11日 (月) 12時36分

瀬戸口様今晩は。

何回か、沢田さんのライブで聞いたような気がしているのですが、皆さんそんな事はないみたいな表現ですね。

記憶違いなんですかね?

堯之さんが沢田さんの為に作った作品は、もしかしたら萩原さんの為に作った作品の数より少ないのかも知れない。

と思いつつ、その作品の質は、どれも素晴らしいものばかりです。

先日8月3日、堯之さんの所沢ライブで、遠い旅を歌ってくれたんですよ。

びっくりしましたが、本当に嬉しかったです。

初めて堯之さんの歌と演奏で聞いたもので、沢田さんのバージョンとは違ったまた味わいのあるものでした。

I am I とか、Just a man とか息子よとか、いろいろリクエストをしてみたいナンバーはあります。また、いつか堯之さんのライブで聞いてみたいと思います。

それにしても、名曲は数あれど、最近の沢田さんのライブでは何故か実演されないナンバーの多いこと。

SELF PRODUCE に、こだわらないで欲しいと、思っています。

投稿: 船越誠 | 2014年8月11日 (月) 23時52分

訂正します。

後段、リクエストしたいナンバーの中で、I am I を除く2曲は堯之さんに向けてのものです。

すみません。

投稿: 船越誠 | 2014年8月11日 (月) 23時56分

船越誠様

ありがとうございます!

堯之さんがライヴで「遠い旅」を採り上げた、というお話は、僕もつい昨日先輩から伺って初めて知り驚いていたところです。
船越様も所沢まで遠路お出かけでしたか…。素晴らしい旅だったことでしょう。

「遠い旅」は大変な名曲です。堯之さんが弾き語ったとなると、アルペジオをどのフォームで弾いていたか、など気になることが多いです。

ジュリーのセルフ・プロデュースについては、そうしなければ生まれなかったであろう近年の名曲もあり僕はこのまま続けて欲しいですが、幾多ある70年代、80年代の名曲達をもっとLIVEで歌って欲しい、という願望は同じです。
「遠い旅」は99年のお正月コンサートで採り上げられていますね。DVDを購入し持っていますが、僕はこの時のセットリストがとても好きで、生で聴けたみなさまがうらやましく…いつかこんなセットリストを、と夢想しています。

投稿: DYNAMITE | 2014年8月12日 (火) 21時26分

DY様
初めまして。いつもその深い解説に感服しながら拝見しています。I am I 懐かしい~ 自分には入り込めない大人の男の世界!という感じで憧れていました。
ところで、この曲低い方はソではなかったでしょうか?ソから2オクターブ+1音上のラまでで、すごいーって思った記憶があります。間違っていたらごめんなさい。
これからも楽しみにしています。失礼しました。

投稿: 加藤 | 2014年8月15日 (金) 05時27分

加藤様

はじめまして~。コメントありがとうございます!

現在、旅先でございまして(汗)、手元に楽器がなく必死に脳内鍵盤で歌ってみましたが…仰る通りのようですね。
僕はこの曲の最低音部をAメロ歌い出しと思い込んでいましたが、「固く結んだ…」の箇所がさらに低いですね。コードから考えてもここが「ソ」でしょう。

帰宅しましたら、確認して本文も修正したいと思います!
しかしジュリー、高音だけでなく凄まじい低温もきれいに歌いますねぇ…。

ご指摘ありがとうございました。これからもどうぞよろしくお願い申し上げます!

投稿: DYNAMITE | 2014年8月16日 (土) 07時27分

はじめまして。
こちらには少し前から、ジュリーの曲について知りたくなった時、お伺いして拝見しています。

今日は、子供のころから一番好きだった
【 I am I 】が取り上げられていましたので、思わず書き込みさせていただきました。

CMをとりあえずリアルタイムで見ることが出来、なんとなく覚えていられた世代です。
子供のころはメロディーや車が走り抜けていくCMの画に惹かれ、大人になってからは、歌詞の世界観に惹かれるようになりました。
男の人って、こんな風に生きていくのかもしれないなぁとイメージしてみたり。

一つの曲を、オリジナルやライブ版など、さまざまなバージョンで聴き比べるのが好きなのですが、【 I am I 】にも他の音源があるのですね。

入手は難しいと思いますので、瀬戸口様の文章から、雰囲気を知ることが出来て、うれしかったです。

これからも楽しみにしております。
残暑の折、ご自愛下さいませ。


投稿: 羽っ | 2014年8月19日 (火) 11時53分

羽っ様

はじめまして。
コメントありがとうございます!

「I am I」が子供の頃から一番お好きだったとのこと…書いたこちらもとても嬉しくなるお言葉です。
この曲のヴァージョン違いについては、僕も記事執筆中はまったくうっかりしていまして、Mr.K様に頂いたコメントで改めて聴き比べました。どちらも素晴らしいテイクです。

一番の目立った違いはやはりサビの歌詞で、シングルヴァージョンが「そうさ、I am I」のところ、CMヴァージョンは「Just Bluebird、I am I」となっています。
またアレンジで、シングルではアコースティック・ギターの導入があり、ミックス処理もどこかキラキラした感じです。
レコーディングとして完成度が高いのはシングルですが、CMの方はジュリーのヴォーカルと演奏にLIVE感があり、どちらも素晴らしく甲乙付け難いですね~。

僕もヴァージョン違いの聴き比べは大好きで、今後も採り上げる曲によってはその辺りをメインに書くことがあるかと思います。
これからもどうぞよろしくお願い申し上げます!

投稿: DYNAMITE | 2014年8月20日 (水) 13時05分

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