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2014年2月19日 (水)

沢田研二 「緑色の部屋」

from『sur←』、1995

Sur

1. sur←
2. 緑色の部屋
3. ZA ZA ZA
4. 恋がしたいな
5. 時計/夏がいく
6. さよならを待たせて
7. あんじょうやりや
8. 君が嫁いだ景色
9. 泥棒
10. 銀の骨

---------------------

まず、今回大雪の被害に逢われた方々にお見舞いを申し上げます。
各地のJ先輩やJ友さんも大変な苦労を強いられていらっしゃる方々が多数。今週になって仕事でも物流のトラブルが相次ぎ、改めて深刻な状況を実感しています。
みなさまの無事、ご不便の復旧をお祈り申し上げます。

さて今日は・・・前回、前々回に引き続きまして、”『ひとりぼっちのバラード』セットリストを振り返る”シリーズとしての更新です。
まだ深い余韻の残る、あの素晴らしいステージで採り上げられた名曲群から6曲を執筆する予定でシリーズ開催中。今日はその第3弾となります。

お題は偶然にも、ブログの相互リンクをさせて頂いておりますJ先輩、aiju様より昨年記事執筆のリクエストを頂いていた曲でもあります。
僕も大好きな曲でしたが、いかにもアレンジ考察や採譜が大変そうな印象で、じっくり腰を据えていつの日か・・・と考えていました。そこへきて今回の(個人的には)アッと驚くセットリスト入り。これはもう、「今が書く時だ!」と思わざるを得ません。
難解な楽曲構成を、頑張って紐解きましたよ~。

アルバム『sur←』から。
「緑色の部屋」、伝授です!

それにしても、何というセットリストだったのでしょう。ジュリーのヴォーカルは常に素晴らしいのですが、今回はその真髄、MAXの魅力が味わえる曲が次々に繰り出されました。
初日、「緑色の部屋」が歌われて
「うわ、ジュリー、一体何処まで突き抜けるつもりなんだ!」
と思いましたからね。
しかもそれはまだまだ序の口だったという・・・。ジュリーのバラードづくしのセットリストがこれほど強力だったとは。分かってはいたけれど、想像以上でした。

そして・・・この一見すると風変わりな変化球ナンバーが多くの先輩方に熱烈な支持を得ていたことに、まずは驚きましたよ。「緑色の部屋」は、意外や人気の高い1曲だったのですね。
初日公演終了後にロビーでお会いしたりんだ様が、大変な感激のご様子で
「私、あんなおどろおどろしい曲が大好きなのよ・・・おかしいでしょ?」
と仰っていましたが、いやいやおかしくなどありませんよ。名曲ですから!

でも考えてみますと、「緑色の部屋」は確かに「とっつきやすい」曲とは思えません。
ところがジュリーはこれまでの歌手人生で、キャッチーな曲ばかりを歌っていたわけでは決してなく、時代時代にこうした「緑色の部屋」のような、いわゆる「気難しい曲」
(←byジュリー)を少なからずリリースし続けているんですよね・・・。
以前aiju様が「緑色の部屋と印象が重なる」と書いていらした「影絵」などは正にその好例で、しかもそういった「一般ウケしにくい」と思える曲が、ファンの間では自然に支持され、しっかりジュリーの名曲として認知されている・・・やはりジュリーは只の歌手ではありません。

「影絵」もそうですが、「緑色の部屋」は曲想、アレンジ、演奏に暗い炎のような衝動を感じます。聴き手はその混沌とする衝動の中を彷徨いながら、ジュリーの「生身」を求め、聴こえてくる歌声にひたすら縋るのです。
それこそがジュリー・ヴォーカルの肉感的魔力なのだ、と思います。

それでは、何故僕がこの曲を「この先LIVEで採り上げられることはないだろう」と考えてしまっていたか、という点から話を進めてまいりましょう。
これには2つの大きな理由があります。

第1点は、歌詞です。
後追いファンの宿命・・・短期間に近年のジュリー・ナンバーやLIVEセットリスト情報を一気に吸収したことで、幾多の収録アルバム曲に登場する歌詞の中、「あぁ、ジュリーにとってこの言葉は特別なんだな」と認識させられたフレーズがいくつかあります。
代表的な例は、やはり「平和」。
『ジュリー三昧』の中でジュリー自身は、「アルバム『忘却の天才』あたりから(自作詞曲で意識的に)そうした言葉が入ってくる」と語っていましたね。

他、いくつか重要と考えられるフレーズが挙げられますが、その中に「緑色」というのもあると思います。
緑色とはおそらく「平和」の色、「少年」の色、「高原」の色・・・ジュリーが普段からの思いを持つ様々な言葉とシンクロする、自らの志、心のありようを象徴する色、なのではないでしょうか。
みなさまも、「緑色のkiss kiss kiss」「greenboy」といったジュリー作詞作品をすぐに思い浮かべるでしょう。

ところが、本格ジュリー堕ち前の僕には、「緑」という色に何かおどろおどろしい、不吉なイメージが実はあったのでした。
そしてそのイメージは「緑色の部屋」の無気味な(褒めていますよ!)曲想と重なり、「あぁ、自作の詞ではないし、この曲の”緑色”というフレーズはちょっと異色だな」と感じていたのです。

僕の「緑色」へのイメージはおそらく幼児体験・・・まずは少年期に読んだいくつかの本の影響があります。
江戸川乱歩の『緑衣の鬼』、ジョン・ウィンダムの『トリフィドの日』、ピーター・ディキンスンの『緑色遺伝子』・・・特に『緑色遺伝子』などは社会性の強いテーマからくるその閉塞感がそのまま「緑色の部屋」のイメージとダブり、この歌詞に何らかのインスパイアがされているのではないか、と当初は勘ぐってしまったほどです(アルバム1曲目の「sur←」がウィリアム・ギブスンの『ニューロマンサー』にインスパイアされているのは確実なので、最初に聴いた時、「このアルバムは、SF小説がモチーフなのか?」と考えた、ということもあります)。

また、僕の世代なら少年期に絶対観ている『ウルトラセブン』。その第2話に「緑の恐怖」という名編がありました。
”ワイアール星人”という森林のお化けみたいな宇宙人が夜の住宅街を闊歩するシーンがあり、まぁ今ならばツッコミながら楽しく観れますが、子供時分は無性に怖かったものです。
さらに映画だと『マタンゴ』。これは今でも怖い!
いずれも、「緑色」=怖い色、なのだと幼い少年に植えつけてしまう大きなインパクトがあったわけです。

ジュリーの「緑色の部屋」には、そんな「緑色」を僕に勝手に想起させるものがあり(浅く聴けば、ですよ)、「これは今のジュリーが歌いたい”緑”とは違う。勿体無いけど、もうジュリーはこの曲の”緑”は歌わないだろうなぁ」と思えてしまいました。

第2点は、演奏面です。
昨年末、記事を書かせて頂きました「銀の骨」・・・リクエストをくださった先輩、ちこ様からは、「ドラムスについての解説を」ということでポンタさんの名演について語りましたが、さすがはドラムスの音に耳聡いちこ様、『ひとりぼっちのバラード』閉幕後に、過去のLIVEで採り上げられた「緑色の部屋」について、ドラムス演奏についてのお尋ねがございました。
僕はうかつにもDVD『21世紀三大都市公演』が手元に無い状況だったので、てっきり「緑色の部屋」は1995年のツアー『あんじょうやりや』でしか過去に採り上げられていないと思い込んでいたんですけど・・・その『あんじょうやりや』でのこの曲のドラムスは、いわゆる「打ち込み」ではないですか?というのが、ちこ様の抱かれた疑問でした。
そして、それは正にその通りなのです。

「緑色の部屋」はまず、アルバム『sur←』収録のレコーディング音源が打ち込みのドラムスを使用したテイクです。これは、歌詞カードにもハッキリと朝本浩文さんのプログラミング・クレジットが明記されています(当然、生のドラムス・クレジットはありません。ドラムス演奏に重きが置かれているアルバムであればこそ、その異色のアレンジは際立っています)。
これは、アルバム『生きてたらシアワセ』や『ROCK'N ROLL MARCH』で白井良明さんが採り入れた”擬似ドラム”的な打ち込みとは似て非なるもの。敢えて”リズムボックス”的なプログラミングが施されているのです。

さらにリリース同年のツアー『あんじょうやりや』のこの曲では、レコーディング音源と同一の「打ち込み音」がバックに流れています。おそらく朝本さんのプログラミング・テイク(レコード・ノイズS.E.も含めて)がそのままツアーに流用されたのではないでしょうか。

僕はもちろん95年のツアーを生で観ていませんから、打ち込みをプレイバックとした上でポンタさんが何かしらの演奏を行っていたのかどうかまでは判断できません。
音と映像、セットリスト曲順配置から推察しますと、ポンタさんは完全に演奏から離れているように思えますが・・・いずれにしてもこの年のツアーでの「緑色の部屋」が、打ち込み音の自動演奏を採り入れた、ジュリーLIVEとしては逆に貴重な1曲であったことは確かです。
もちろんそれは楽曲コンセプトに沿って、究極の悲しみ、別れの曲であればこその硬質、無機的な表現を狙っての英断だったのでしょう。

ところが今のジュリーLIVEは、特に2010年以降の鉄人バンドとの音源制作段階からの一体感、信頼関係もあり、あくまで「生音」に拘っているように思います。
ですから僕は「打ち込み」での表現が求められる「緑色の部屋」は、今後もう採り上げられることはないのではないか、と思ってしまったのでした(実際には、2001年にGRACE姉さんの生ドラムで演奏されていますから、これは僕の明らかな「うっかり」なんですけどね)。

しかし、そんな僕の考えは本当に甘かった。
ジュリーの凄さを基本に立ち返って考えれば、ジュリーはたとえどんな歌詞、どんなフレーズであろうと、その時々の自身の「思い」によって曲へのアプローチを変化させる・・・と言うか自在に表現できる歌手なんですよね。
ツアー・タイトルの「ひとりぼっちのバラード」が、正にそうだったではありませんか。

今のジュリーが、「緑色の部屋」を歌おうとした理由はきっとあるはず・・・それは何だったんだろう?

僕などのレベルで考えが及ぶのは、稚拙きわまりないところでしかないのですが・・・「そっとくちづけを」の前に配されている、というセットリストの繋がりから、ジュリーなりの「レクイエム」だったのかなぁ、と推測するのが精一杯。
「別れの悲しみ」「やり場の無い寂しさ」「無力」「不条理」などを表現していたのかな、と。
LIVEに実際参加して確かに言えることは、Aメロでの囁きかけるようなヴォーカル、テンポアップしてからのほとばしる感情の叫びが、ビンビンに客席に伝わってきた、という実感。
前回記事の「涙のhappy new year」同様に、後になってから色々考えてしまうことはあるけれど、『ひとりぼっちのバラード』でのジュリーのあのヴォーカルを生で体感して受けた感動こそがすべて・・・なのでしょう。

では、この一見複雑怪奇な変化球ナンバー「緑色の部屋」が、何故多くのジュリーファンの心を掴んでいるのか・・・拙ブログとしましてはここで、その名曲たる所以、秘密をいくつか、楽曲構成を紐解くことから考察してみましょう。

まずは、(リズムボックスの硬質なリフレインも手伝って)無気味なほどにクール、かつ暗い情念を以って聴き手に迫ってくるキーボード・アルペジオに載せたAメロ部について。
キーは、ホ短調です。

それで 君はどう したいの
Em      Em(onD#)  E
m(onD)  C#m7-5

長かった沈黙   ah 終わりにしなければ
              Cmaj7  B7                 E

冒頭の「Em」から「Cmaj7」までの進行は「クリシェ」と言って、和音の一部が半音ずつ下がっていく、という理屈になっています。
前回記事「涙のhappy new year」のAメロでは、逆に半音ずつの上昇。比較すると、いずれも美しい進行ながら、聴き手が受けるイメージの明暗がずいぶん違うことが分かりますね。

で、この「Em」からの半音下降、鍵盤を使う場合の音階で記すと、右手が「ミ・ソ・シ」のまま、左手を1小節ごとに「ミ」→「レ#」→「レ」→「ド#」→「ド」と下げて弾いていけば再現できます。
この時の和音構成から、みなさまよくご存知の有名な胸キュンなナンバーのAメロとの一致が見出せます。
それは他でもない、ザ・タイガースのデビュー・シングル「僕のマリー」です。

「僕のマリー」のAメロは
「Em」→「Emmaj7」→「Em7」→「Em6」
これは「緑色の部屋」の「Em」から「C#m7-5」までの進行とまったく同じ理屈なのです。コードネームが異なるのはこの場合、ベース(『ひとりぼっちのバラード』では泰輝さんが左手で演奏)が下降しているかギターが下降しているかの違いに過ぎません。
「僕のマリー」の記事で僕はこのクリシェを「万人に訴える胸キュンな進行」だと書きましたけど、「緑色の部屋」で鳴っているおどろおどろしい楽器の音色(?)の裏には、「僕のマリー」からみなさまが受ける「キュン」とする感覚・・・それとまったく同じ理屈が隠されれているのです。
みなさまは、無意識にその進行の美しさを感じとっていらっしゃるのではないでしょうか。

さらに・・・「ミ・ソ・シ」の和音のままベースだけが半音ずつ「ド」の音まで下がってきた「Cmaj7」の次のコードは「B7」。
これはルート音が「シ」の音ですから、厳密にはここまでがクリシェ進行となります。その「B7」をドミナント・コードとして「終わりにしなければ♪」の「ば」は突如ホ長調へと着地します。
ホ短調からホ長調へ。こうした「一瞬の」同主音近親移調の手法については、これまで「ルナ」や「幻の恋」の記事で触れたことがありますが、まだブログでお題に採り上げていない名曲で、もっと「緑色の部屋」に近い曲想を持つ例があります。
『JEWEL JULIE -追憶-』収録の「衣裳」です。
「緑色の部屋」がお好きなかたは、きっと「衣裳」も大好きに違いない!というのが僕の論理的(?)推察なのですが・・・その点いかがでしょうか?

そして曲は激しいリズムチェンジと共に、今度はとんでもない転調が登場します。ここでガラリと雰囲気が変わるのは、テンポや演奏だけに限らない・・・実はキー自体がまったく別物になっているんですよ。

もうこのまま 追いかけられず
G#m

もう明日を 塗りかえられず
E

色    は   こんな   に 褪せてゆく
D#m  G#m  C#m7 F#7      B

緑色のままで
D#7       G#m   G#

この部分は嬰ト短調です。
ホ短調とも、ホ長調とも完全に分離独立したキー・・・転調と言うよりも、全然別個の2曲を繋ぎ合わせたかのような構成に、聴き手はただただ飲み込まれるしかないのです。

ここまで斬新な転調となると、元のホ短調への回帰も容易ではありません。朝本さんが繰り出したアイデアは、キーボードのクロスフェードで2番Aメロへと戻っていく、という非常に凝った構成。
これ、絶対音感の無い僕などでは、CDと一緒に歌った時、2番の冒頭でうまく音程を合わせることすらできませんからね・・・。これまたジュリー・ヴォーカルの、この場合は技術的なレベルの高さを物語っています。

しかし・・・そんな難解な構成を擁しつつ、「緑色の部屋」でのジュリー・ヴォーカルの聴き手との「近さ」は本当に凄い。
非情とも言える別れの曲なのに、ジュリーに

「それで・・・君はどうしたいの?」

な~んて耳に息をかけられるように歌われると、おそらく女性ファンはもう「好きなようにして~」と身を投げ出したくなることでしょう。
「別れ」がテーマの曲で歌詞や歌に自己投影して浸れる、というのは世の楽曲にも多くあれど、歌い手に向かって「イヤ!別れない!」と駄々をこねたくなる曲なんて、そうそう無いと思いますよ。

その意味で、今回の『ひとりぼっちのバラード』の「緑色の部屋」で悶絶した女性ファンはきっと多くいらっしゃったはずです。

最後に・・・作詞は、いつもジュリー・ヴォーカルにピッタリな詞を書いてくれる朝水彼方さん。朝永(ともなが)さんではありません。朝水(あさみず)さんです。さすがに今ではもうしっかり覚えました(汗)。
僕は朝水さんの作詞作品ですと、「愛しい勇気」や「夜明けに溶けても」といったハートウォームな名編をまず思い出すのですが、この「緑色の部屋」のような悲しい詞も良いですね。
主人公は男性なんですけど、いかにも女性らしい達観、潔さがあって、それがまたジュリーのような男性ヴォーカリストに素晴らしく似合っているという。

朝水さんは、どんな思いでこうした別れの情景を「緑色」というイメージに託したのでしょうか・・・。
もっともっと、ジュリーの曲作りに関わって欲しかった作家さんの一人です。


さて次回のお題・・・これは、いわゆる”『ジュリー祭り』ポカン曲・リベンジ”シリーズでもあります。
「ポカン曲」というのは、畏れ多いことながら拙ブログで生まれた、ヒヨッコ・ジュリーファン用語だったりするんですよね~。

あの2008年の二大ドーム公演がジュリーLIVE初参加、或いは久々の参加、という方々はとても多いと思います。
そんな後追いのヒヨッコ新規ファン、或いは出戻り組のみなさまならでは!という大きな楽しみのひとつ・・・それが、ドームで「知らない曲だ・・・」とポカ~ンとしてしまい、その後のじゅり勉で素晴らしさを再確認した曲達の改めてのツアー・セットリスト入りです。
僕も2009年お正月の『奇跡元年』以来、毎回ツアーの度にそんな名曲達と再会しています。もちろん今回の『ひとりぼっちのバラード』にも該当曲がありましたよ。5年後のリベンジ成就です!

今月末は仕事の決算で忙しくなるため、更新が遅れてしまうかもしれませんが、例によって語りたいことは山積み状態となっております。
気合入れて書かせて頂きます~。

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みなさまからのリクエスト伝授!」カテゴリの記事

コメント

DYさま ご伝授ありがとうございます!

音楽の知識もない私が 解説のややこしい曲を 何も考えずリクエストしてしまい
困らせてしまったのかな… と思っていたところでした。
図らずも!ジュリーが「ひとりぼっち」で熱唱してくれるとは!奇跡のような幸運でした♪
「今がその時だ!」と 難解な構成を紐解いて下さったDYさまに 感謝の気持ちでいっぱいです。

「それで…君はどうしたいの?」と無表情に聞いているのは
私の中ではジュリーではなく スクリーンの中の主人公w
私はスクリーンの外の観客 の立ち位置で聴いてるんです。
自分がジュリーに言われてる言葉だと思うのは あまりにも辛すぎますからw
愛が溢れている曲の時は ジュリーが主人公で自分はヒロインww と思って聴いてるのに
この曲では あくまでも自分はドラマの外の第三者。
そういう考え方って 私だけなんでしょうか?(^-^;
緑色はジュリーの好きな色だそうですが この曲の緑色だけは どう解釈したらいいのか分からない。
「衣装」記憶に残ってなかったので 改めて聴いてみました、なるほど似ていますね。
「鼓動」など 私などには考えも及ばなかったご考察をされていて 
とても興味深く読ませていただきました。
DYさまのご伝授を読みながら
「ひとりぼっちのバラード」のセットリストを改めて ゆっくり振り返ってみたいと思っています。
ありがとうございました!

 

投稿: aiju | 2014年2月20日 (木) 03時01分

aiju様

ありがとうございます!

昨年リクエストを頂いた時には「渋い!この曲を特に好きなかたがいらっしゃるんだな…」と思っていましたが、今回本当に広く人気の高い曲だと分かり、改めてジュリーの凄さ、ファンのジュリーへの理解の深さを感じました。

なるほど…外から物語を見ているような感じなのですね。
確かに今回のステージでも、鉄人バンドのスリリングな演奏や、暗いオレンジ(夕刻?)の照明効果もあったのか、お芝居を見ているような感覚がありましたね。
aiju様と同じようにこの曲を聴いていらっしゃるファンは多いかも…。

それにしても、こんなに早く「書くぞ!」と張り切る機会が訪れるとはまったく予想していませんでした。「緑色の部屋」がとりあげらるたのは嬉しいサプライズでしたね!

ツアーのセットリストからは、あと3曲書く予定です。頑張ります!

投稿: DYNAMITE | 2014年2月20日 (木) 12時29分

aiju様
みなさま

「あと3曲」と書きましたが…
すみません!「振り返る」シリーズは次回のあと1曲で終わりそうです。

書くべき曲が新たに登場してしまいそうです。

まだ詳しいことは分からないのですが、3・11『三年想いよ』リリース!とのHMVさんの新譜情報を先輩より頂きました。
仕事中なので、現時点ではハッキリ確認できていません。
みなさま、詳しい情報をお願いいたします!

投稿: DYNAMITE | 2014年2月20日 (木) 14時28分

DY様 こんばんは。
私の「不吉な緑」の原体験は小さい時に観た映画です。
「吸血ゴケミドロ」(題名は自信無い・・)
不気味な緑色のアメーバが人を喰らいながら巨大化してさらに多くの人に襲いかかるという。
モノクロだった気がするのだけど。なぜか暗ーい緑色って記憶してるんですよね。
観た後しばらく夢でうなされたし。
「緑」は昼と夜で真逆なイメージがあります。
昼は生命力を、夜は闇を強調するというか。

それにしても、別れの選択しかないようなシチュエーションで
「君はどうしたいの?」
としれっと聞くって・・・。ドS全開。

投稿: nekomodoki | 2014年2月20日 (木) 21時20分

nekomodoki様

ありがとうございます!

ゴケミドロは有名ですね。見たことはないんですけど…アメーバみたいなワケ分からん生物が登場することは知ってました。

なるほど…太陽に照らされる緑と、暗闇の中に佇む緑の違い、ですか…。
確かに「緑色の部屋」は後者ですね。
だからこそ、暗い客席からステージを見るLIVEの「緑色の部屋」があれだけインパクトがあったのかな…。

今回この曲が聴けたことは本当に貴重な体験でした。やっぱりお正月のセットリストは良いですね!

投稿: DYNAMITE | 2014年2月21日 (金) 09時10分

DY様 初めまして。

ギターの事、コードの事等全くわからない私
ですが、いつも楽しく拝読させて頂いています。

正月LIVEでのバラード、本当にその場に居ることの幸せを噛み締めつつ聞き入っていました。

今回取り上げて下さった「緑色の部屋」も私も大好きな曲です。
ただ私は今までこの曲を一度も恋の終わりとして聞いていなかったことに自分でびっくりしています。
何故か初めて聞いた時から、緑色の部屋=evergreen music を届けるTVという箱
として聞いていました。
君は僕以上にジュリー自身のことを指しているとも。
あぁ、ジュリーはもうTVの歌番組には出ないんだと思ったのを覚えています。


って初めてお邪魔して、いきなり長文になってしまいました。スミマセン。

次の伝授!も楽しみにしています。

投稿: いろは | 2014年2月22日 (土) 22時40分

いろは様

はじめまして。コメントありがどうございます!

僕にも覚えがあります。とにかく大好きだった曲が、自分の思ってもいなかった内容を歌っていた、という経験…。もちろん「好き」の気持ちは変わりなく持ち続けるのですが、驚きの瞬間、分かります。

なるほど、「TVの箱」ですか。
確かにこの曲はドラムス、ベースの打ち込みもあって、「自分のいる現実とは別世界」のイメージがありますね。
「君」がジュリーを指している、というのは今まで考えもしませんでしたが、言われてみますと「なるほど…」という思いです。

これからも、お気に入りのお題記事の際には是非コメントくださいませ。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます!

投稿: DYNAMITE | 2014年2月23日 (日) 10時17分

いつも更新を楽しみにしているDY様のファンです。
ゆるーい洋楽ファンの私は、ジュリーのライブに行きだして3年目の新参者。なのでDY様の曲の解釈や解説で、いつも勉強させていただいております。

「緑色の部屋」が含まれる『sur←』は、ファンになってすぐに購入しました。
その中で、少し異色な感じのする「緑色の部屋」は、なぜか気になり何度も聞いていました。呑み込みの悪い私は、何度も聴くこと、そして何度もライブに行くことにより、ジュリーの素晴らしさ(高いエンターメント性、類まれなる歌唱力、ドラマ性のある内容の濃い楽曲等)を、確認している次第です。

たまたまネットで検索して同名のトリュフォーの映画があることを知りました。 ウィキペディアによると死者の肖像や遺品で飾られた「緑色の部屋」で生活する 男の死者に対する愛情の物語 とのこと。
『sur←』が発売されたのが95年。その前年には安井かずみさんが亡くなられています。レクイエムのような独特の音と空虚感は、亡くなった人のことを想っている状態なのでは?と解釈して、私なりにすんなり落ち着きました。

私事ですが、最近、大切な友人が急逝し、「緑色の部屋」を聞くと、まるで自分が亡くなった友に対し、語りかけている状態と同じです。

今年のお正月ライブで、「緑色の部屋」「そっとくちづけを」から、「Don`t be afraid to love.」 までの流れ。大切な人を亡くし、その人を思いながらも、季節は廻り少しずつ日常が返ってきている状態、月日の経過とともに顔をあげ新しい未来を思い描く勇気をあらわされたのでは?と、稚拙ではありますが考えました。

聴く人の環境、おかれている状態によって、いくつものストーリーが思い描け、心が浄化されたり励まされたりするなんて、凄く素晴らしい事ですよね。

これからも伝授を楽しみにしています。

投稿: アレックス | 2014年2月24日 (月) 16時24分

アレックス様

はじめまして!
コメントありがとうございます!過分なお言葉を頂きまして恐縮です…。

いやぁ、みなさまからのコメントには次々に目からウロコでしたが、アレックス様素晴らしい!と言いますか、僕は小説や映画などのことを文中に書いておきながら、「同名の作品があるかも?」と思いつくことができず…うかつでございました。
なるほど…僕も知らない作品ですが、内容的にも、朝水さんの作詞で何らかのインスパイアがあったとしてもおかしくなさそうですね。そして、ジュリーが今回この曲を採り上げた意味も、やっぱり失った人へ、ということなのかなぁと改めて思えます。

そして「そっとくちづけを」に留まらず、「Don't be afiraid to LOVE」までの繋がりの考察、素晴らしいです。確かにジュリーならそんなふうに曲順を組み立てていたかもしれませんね。

『sur←』名盤ですね。僕はこのアルバムで2番目に好きな「恋がしたいな」をまだ記事に書いていないのに、もう収録曲8曲までを執筆済となりました。やっぱりどの曲も良い、ということなんですよね!

今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます!

投稿: DYNAMITE | 2014年2月24日 (月) 20時37分

DY様、アレックス様
ありがとうございます!

独りよがりな思い込みでイメージしていた時と、全く別な作品の世界が開けてきました。

トリュフォーの映画を見てみようと思いましが、DVD化はされていないようで残念ですが、
大変勉強になりました。

又、おじゃまさせてください。

投稿: いろは | 2014年2月24日 (月) 22時09分

いろは様

ありがとうございます!

いやぁ、僕も同じです。これまで見えていなかった「緑色の部屋」の新しい景色が開けました。
DVDは無いのですか…歌詞とリンクするようなシーンがあるのかなぁ、と興味深々です。

また是非コメントくださいませ。
いつでもお待ちしております!

投稿: DYNAMITE | 2014年2月26日 (水) 12時21分

遅ればせながら、お邪魔します。最近、バタバタしていて、すぐにコメントできませんでした。
個人的には、絶望を歌ったジュリーの歌唱って好きです。感傷を突き抜けて「涙も枯れ果てた」哀しみを感じさせます。♪何を 話せばいいんだろう♪という言葉が、そのままの意味で伝わってくる歌唱は、途方もなく深いと思います。そして、絶望をジュリーの艶やかな声が彩ります。それは、メロディーと一体化して変化していきます。その魅力は、2014年も健在でした。ジュリーにしか歌えない傑作です!
ちなみに、締めの♪君は どうしたいの♪は『僕は、どうすればいいの?』という気持ちを歌ったドMフレーズだと思っていました。

投稿: 74年生まれ | 2014年2月27日 (木) 21時48分

74年生まれ様

ありがとうございます!

仰るように、ここでは「感傷」を突き抜けた表現が見てとれますね。
それは朝水さんの作詞段階では明確でなかったものが、ジュリーのヴォーカルによってハッキリ打ち出されたのかもしれません。ジュリーはきっとこの曲の淡々とした主人公の様子が気に入っているのでしょう。

ドMというのは考えたことが無かったですね。逆のドSならありましたが…。

投稿: DYNAMITE | 2014年3月 2日 (日) 00時19分

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