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2013年12月29日 (日)

ザ・タイガース 「花の首飾り」

from『THE TIGERS SINGLE COLLECTION』
original released on 1968、single


Tigerssingle

disc-1
1. 僕のマリー
2. こっちを向いて
3. シーサイド・バウンド
4. 星のプリンス
5. モナリザの微笑
6. 真赤なジャケット
7. 君だけに愛を
8. 落葉の物語
9. 銀河のロマンス
10. 花の首飾り
11. シー・シー・シー
12. 白夜の騎士
13. 廃虚の鳩
14. 光ある世界
15. 青い鳥
16. ジンジン・バンバン
disc-2
1. 美しき愛の掟
2. 風は知らない
3. 嘆き
4. はだしで
5. スマイル・フォー・ミー
6. 淋しい雨
7. ラヴ・ラヴ・ラヴ
8. 君を許す
9. 都会
10. 怒りの鐘を鳴らせ
11. 素晴しい旅行
12. 散りゆく青春
13. 誓いの明日
14. 出発のほかに何がある

--------------------

『THE TIGERS 2013』は、ファイナル・東京ドームの素晴らしいステージを以て無事終了いたしました。
いや、本当に素晴らしかった。何よりステージの空気が良かった・・・激しい曲でも、何か暖かい空気感がありました。
僕が選ぶMVPは、やっぱりジュリーかな。演奏陣だと間違いなくピー先生でしょう。

この先ザ・タイガースが全員揃って何らかの音楽活動をする機会があるのかどうか・・・それは分かりませんが、今回の2013年のツアー大成功を経て、やっぱりこれまで以上のメンバー同士の人間関係が互いに築かれたのではないでしょうか。音楽的にも、プライヴェートにおいても。
還暦をとうに超えて、昔の仲間誰ひとり欠けることなくそれができる、というのは本当に奇跡です。シロー登場直前、東京ドームでのタローの感極まりながらも爽やかなMCには、そんな気持ちが込められていたんじゃないかなぁ・・・。

さて、そんな東京ドーム公演の詳しい様子については、年明けに執筆を開始するLIVEレポートをお待ち頂くとしまして・・・今日はひと足先に”『THE TIGERS 2013』セットリストを振り返る”シリーズにて楽曲考察記事を書きます。これが拙ブログ2013年最後の更新です。

今回の”振り返る”シリーズは、ずっと以前から「この1曲!」と決めていました。
はからずも、拙ブログ2013年最後の更新にこのお題。ザ・タイガース復活のメモリアル・イヤーの締めくくりとしてふさわしい曲かと思います。
「花の首飾り」、僭越ながら伝授!

ザ・タイガース最大のヒット曲であり有名曲。
「ファンが選ぶザ・タイガースこの1曲」という観点ならば、おそらく「君だけに愛を」にその座を譲るでしょうが、世間一般の認知度、或いはタイガースの音楽性を浸透させた貢献度、そして何より素晴らしい詞曲の良い意味での大衆性において「花の首飾り」は群を抜いています。
例えば、『懐かしの歌謡○○』とか『R45指定の○○』といった感じのオムニバスの楽譜なんかには、ザ・タイガースから必ずこの「花の首飾り」がセレクトされるわけです。どんな楽器を嗜む人にも、敷居高くなく受け入れられるというのは「花の首飾り」の持つ、他のタイガース・ナンバーには無い傑出した魅力なのですね。
過去・現在・未来・・・世のヒット曲の流行り廃りに左右されないタイプの名曲と言えます。

Hananokubikazari03

さて、この曲についてはピー先生の新著『花の首飾り物語』で、これまでファンが正確な情報を持ち得なかったレコーディング当時の状況や、すぎやま先生の作曲秘話、そして原作詞者である菅原房子さんについてなど、様々なことが分かってきました。
特に「タイガース屈指の大ヒット曲であり、これだけ多くのカバー・ヴァージョンを生んでいる有名な曲なのに、誰も原作詞者の菅原さんについて知らないのはおかしい」という当然の疑念が、ピー先生の探究心と努力、自身の足を使っての取材で紐解かれた意義は、とてつもなく大きいと思います。僕はこうしたいかにも先生らしい研究意欲を持つピーの姿勢、キャラクターはとても好きです。
(また、ピーはその後「白夜の騎士」原作詞者である有川正子さんとも遂に対面を果たしたようで、12月24日付の『北海道新聞』記事がピーのオフィシャル・サイトにて紹介されています。有川さんは、タイガースのメンバーよりお姉さんでした。「白夜の騎士」の詞を思うとそれも、なるほどお姉さん視点の詞なのかなぁという感じがします。ともあれ、ピーの探究心と行動力がザ・タイガースの歴史を次々と検証し光を当てていきます。素晴らしい・・・さすがは先生です!)

詳しいことは、みなさまにも是非『花の首飾り物語』を購入して実際に読んで頂きたいので、ここでは簡単な引用に止めつつ、僕なりの楽曲考察に取り組んでいきたいと思います。

新著にてまずピーは、残念ながら2011~12年のツアーには不参加となってしまったトッポのライヴハウス演奏を訪ねるところからプロローグ導入し(この冒頭のシーンはとても良いです。ステージでは無心に暴れ回りハジけまくるピーですが、物書きとしては「熱いハートをクールに俯瞰する」素晴らしい一面を魅せてくれます。これは先の日記形式で書かれた『老虎再来』では後追いファンには感じるまでに至らなかったピー先生の新たな魅力で、その点も『花の首飾り物語』を僕がみなさまに強く一読をお勧めする理由のひとつです)、そこから「当時の回想」という形で本篇が始まります。


ピーはレコーディング当時を振り返るにあたり、雑誌『明星』の記事を引用してくれているのですが、これが偶然、今回のツアーが始まる直前に、僕がいつもお世話になっているJ先輩のP様からお借りした貴重な切り抜き資料集にあったもので、「あっ、これはついこの間読んだ資料だ!」と興奮したものでした。
スキャンさせて頂いたものをご紹介しましょう。

Hananokubikazari01

Hananokubikazari02

ピー先生によりますと、メンバーの会話などの記述については正確さを欠く(まぁそうでしょうね笑)・・・のだそうですが、これは初めてリード・ヴォーカルの重責を担うトッポが何度もテイクを重ね、ジュリー達が時にアドバイスしながら盛り立てた、という様子が伝わる貴重な資料なのですね。
ピーはレコーディングの場所や環境まで自分の足で現地に赴くなどして『花の首飾り物語』にて検証してくれています。

こうしてレコーディングされた「花の首飾り」は、当初はシングル『銀河のロマンス』のB面曲に過ぎなかったものが、あれよあれよという間に好評を博し、タイガース最大のヒット曲となってしまったのです。すぎやま先生達制作スタッフや、ヴォーカルのトッポはじめタイガースのメンバーに手応えはあったにせよ、これはリリース時の制作サイドの予測を遥かに超えるセールス実績となったのではないでしょうか。

では何故、「花の首飾り」というナンバーがそこまで世間の支持を得たのでしょう?

それは、すぎやま先生の作曲が素晴らしかったことは当然としても、やはり「一般公募」の期待想定を大きく凌ぐ菅原さんの原作詞にある物語世界と、耳新しい個性的なトッポのリード・ヴォーカルをフィーチャーしたことが、いわゆる「それまでのザ・タイガース」とは異なる新たなイメージを鮮烈に生み出したからでしょうね・・・。

ここで、僕が先程使った「それまでのザ・タイガース」という言葉について語らねばなりません。これはまったく後追いファンの想像に過ぎないにせよ、いつもお世話になっている先輩も同じ思いをお持ちのようですから、安心して書かせて頂くのですが・・・。

「花の首飾り」以前・・・ザ・タイガースは圧倒的な人気を誇りながらも、一方では「やっかみ」的に彼等の成功に疑念を持つ大人達、一部の教育者、知識人という「敵」も大きな存在としてあったと思われます。
まったく的外れな評価・・・「騒音」「なんの深みも無い」「あんなのは音楽ではない」などといった、「未知の脅威」に怯えるに等しい不当な言葉の数々。そのターゲットとなっていたのが、あの5人がロック・ナンバー演奏時に醸し出していた途方もないエネルギーであり、動きであり、「花の首飾り」リリース直前で言えばそれはジュリーの「君だけに愛を」における「指差し」アクションに集約されていたかもしれない・・・世の中の少女達を惑わす、たぶらかす「不良の振る舞い」という強引な理屈だったのでしょう。

ところが、「花の首飾り」には、そうした大人達のあらさがしのような攻撃を受ける要素が無かったわけです。
クラシカルなアレンジ、切ないメロディー、幻想的な歌詞。
これは、なかなかビートルズを正当に評価しようとしなかった有識者(?)達が、「イエスタデイ」を聴いて掌を返した状況とよく似ています。

「あぁ、今度のタイガースの曲はマトモな音楽じゃないか」と・・・その程度の認識ではあったにせよ、また一部に根強い社会の反発を残していたにせよ(レコード大賞とか紅白とかね)、「君だけに愛を」では到底納得しなかった頭の固い連中をして、おおむねザ・タイガースが「音楽」として普通に語られ始めた・・・そんな状況の第一歩が「花の首飾り」によって踏み出されたと言えるのではないでしょうか。

つまり、本来正当な評価であったはずの「君だけに愛を」までのザ・タイガースへの少女達の熱狂が、「花の首飾り」でようやく一般的市民権を得た・・・と、言い方は微妙かもしれませんが、そんな感じのことが起こったんじゃないかなぁ。
・・・いや、そこまでは行ってないのか。学校の先生あたりが「タイガースは認めん。でも花の首飾りは良い曲だ」くらいの反応に留まっていたのかも・・・後追いの勝手な憶測で、タイムリーなタイガース・ファンのみなさまに、かえって辛い思い出を呼び起こさせてしまったのであれば申し訳ありません・・・。

しかしそんなふうに考えていくと、世間のジェラシーを一身に浴びていたジュリーが「花の首飾り」を歌っていたら、この曲は「シングルB面の隠れた名曲」というファンの間だけの評価に留まっていたかもしれません。それまではあまり社会の不当な攻撃に晒されにくいスタンスにあった、芸術思考の強いトッポが一躍「主を張る」ことで、頑なだった受け入れる側のスイッチが切り替えやすかったことも、「花の首飾り」の大ヒットに繋がったのではないかと思います。

ある程度は「いける!」と踏んでいた制作側にとっても、ここまでの大ヒットは考えていなかったでしょうね。もしかすると、「花の首飾り」の驚異的なセールスに一番ビックリしていたのは、原作詞者の菅原さんだったかもしれません。

それではここで、「花の首飾り」で菅原さんが描いている情景について、トッポのヴォーカルと合わせて考えてみましょう。

後追いファンの僕もようやく生で聴くことのできた、トッポの「花の首飾り」。やっぱり唯一無二なんですよ。この曲はもう、トッポそのもの。
トッポ自身はクールに「一度歌になってしまえば、歌は聴き手のものだから」と語っていますが、この曲をトッポの歌と切り離して考えることはできないですね。

もちろん、2011~12年のツアーでのジュリーのヴォーカルにも、違った素晴らしさがありました。ジュリーがこの曲を歌うのを何度も生で聴き、DVDにも残されたこと・・・ファンとしてはとても嬉しいことでした。
でも


やっぱりいい歌だよね。
切ないよね。好きだとか、愛しているということは言わなくても、気持ちはよくわかるよね。歌い方も、かつみもそうだろうけど、感情をそんなに乗せなくても、感情が伝わる歌だよね。

ジュリーがピーの取材に対しこう語ったのは、正にそのツアー、トッポの代理で「花の首飾り」を歌っていた時期だそうですが・・・ジュリーはまた

ずっとかつみを意識しながら歌ってる。かつみほどじゃないな、と思いながら。

とも語っているように、「トッポが僕らをバックにして歌うのが一番いい」という考えはそのまま、ジュリーが「感情をのせなくても感情が伝わる」という、リリース当時のトッポの歌い方をリスペクトし、「自分もそう歌わなきゃ」と心を砕いていたことの表れだと思います。

トッポもジュリーも、余分な感情は載せずに、「花の首飾り」という素晴らしい歌をそのまま「歌」として歌っています。だからこそ、世の幾多のカヴァー・ヴァージョンと違い「ザ・タイガース」の「花の首飾り」になります。
ただ、そうした素直でてらいの無い歌い方は、極端なまでに違う2人の個性をキラキラと映し出します。
僕が感じるのは、端的に言うなら”ジュリーの「陽」とトッポの「暗」”。いずれも魅力的ですが、原作詞者の菅原さんが描いた本来の情景を表現しているな、と思うのはトッポの方です。これはピーの『花の首飾り物語』を読んで、なおさらそう思いました。

もともとこの曲は短調のバラードなのですから、曲想自体が切ないわけで、それをトッポが歌うと「白鳥(しらとり)の嘆き」が強調されます。これはトッポのキャラクターもあるけれど、まずは「声」でしょうね。
この要素はジュリーをしても持ち得ないもの。トッポのあの声で「素晴らしい歌をそのままの歌として歌った」時に醸し出される切なさ。ジュリーの語った「切ないよね。好ききだとか、愛しているということは言わなくても、気持ちはよくわかるよね」という「花の首飾り」の本質が最も発揮される・・・「かつみの花の首飾りが一番」とのジュリーの評価は、正にこのトッポの声が持つ天性の「切なさ」を指してのことではないでしょうか。

菅原さんは一般公募の際、ジュリーをイメージしてこの原詞を書いたそうです。それは何よりも「凛とした美しさ」であったでしょう。2011~12年のジュリーの「花の首飾り」のヴォーカルには、確かにそれがありました。
ただ、原詞の魅力としてあった「切なさ」・・・それは北の大地の「冷たさ」や「寒さ」の情景でもあり、すぎやま先生の短調のメロディーも相俟って曲の核となりました。
その冷たい湖の情景、白鳥に姿を変えた娘の切なさに、すぎやま先生はじめ制作スタッフは、トッポの声を求めたのですね。

さぁ、そんな菅原さんの素晴らしい着想を得てなかにし礼さんが本格的に歌詞の形を整えた「花の首飾り」。歌詞もさることながら・・・やはり僕のようなブログでは、すぎやま先生の作曲について及ばずながらも紐解く努力をしてみるべきでしょう。
『花の首飾り物語』、そして先に発売された『ロックジェットVol.54』でのトッポのインタビューによれば、最初のひらめきから非常な短時間ですぎやま先生は曲を完成させた、とのこと。
そしてどうやら、トッポがLIVEでビージーズの「ホリデイ」を歌っているのを観たすぎやま先生がメロディーのインスピレーションを得たことが、「花の首飾り」の作曲と密接に関係しているらしいのです。

そこで僕は「花の首飾り」の考察にあたり「ホリデイ」の伴奏和音を習得すべく、ビージーズのベスト版コード・ブックを購入。

Kubikazari02

僕はこういう時、安価で求めやすい洋書をネットで買うんですけど、届いた商品を見てビックリ。「ホリデイ」も「ジョーク」も載ってなかった!
僕、この2曲はビージーズの「外せない」有名曲なんだと考えていたんですが、どうもそこまでではないようですね。有名シングルなんだけど、20曲のセレクトには入らない、みたいな位置づけのようです。

まぁ載ってないモノは仕方ない。スコアは他の名曲の勉強に役立てることにして、「ホリデイ」は自力でコード起こしをしよう・・・。幸い、そんなに難易度は高くないし、東京ドームでこの曲を弾き語るトッポのフォーム移動が割と頻繁にスクリーンに映っていましたから、だいたいの進行はもう把握できています。

Oh you're a holiday、  such a holiday
Am                       G   F             Am

イントロ2小節では、ニ長調(!)へミスリードするコード進行の仕掛けがあったりしますが、歌が始まってしまえばこの曲は明快なイ短調。
スクリーンでアップになったこの部分のトッポの左手・・・気がついたのは経過音として登場する「G」のコード・フォームが、鉄人バンドの下山さんと同じ(ちなみに僕とも同じ)ということで、薬指が1弦に配されるスタイルでした。

一方「花の首飾り」の出だしは


Kubikazari03

『グループ・サウンズ・コレクション』より

花咲く 娘たちは 花咲く野辺 で
      Am Em    Am             Em Am

こちらも明快なイ短調。
「ホリデイ」(原曲)がオルガンの和音伴奏がメインであるのに対し、「花の首飾り」は単音アルペジオのギターが伴奏のメイン。ただし、両者ともストリングスがヴォーカルの裏メロとして噛んでくるという、聴き手の印象面としては大きな共通点があります。
すぎやま先生は『花の首飾り物語』でのピーとのインタビュー対談で洋楽ロック、ポップスの対位法について言及されていて、この「花の首飾り」のストリングスによる裏メロアレンジは、すぎやま先生のポップス解釈が表れた例だと考えられます。
ちなみにこの裏メロは2013年、タロー渾身のリード・ギターで演奏されることにより新たな「花の首飾り」の魅力として、進化を遂げることになります。

展開部にも共通点があって、かなりハッキリとしたニュアンスでハ長調への移調が登場します。
「ホリデイ」は

It's something I think so worthwhile
     C                                  G

If the puppet makes you smile
        Am                     Em

If not then you're throwing stones
   F                                C

throwing stones, throwing stones
            G7                    C

と、最後は主張強くハ長調に着地。
一方「花の首飾り」は

私の首に かけておくれよ
G7   C      E7         Am

あなたの腕が
   F         Fm

からみ    つ くように
      Csus4  C   E7    Am

ハ長調への並行移調を提示しつつも、着地はAmのイ短調。この曲でまず「悲しみ」「切なさ」が強調され、トッポの声にマッチするのはそのためです。
「Csus4→C→E7」の部分は、ギター・コードを弾いた時「ファ→ミ→レ♪」という下降の音階が目立つよう配慮された進行と考えられます。

あと、この曲の演奏についてですが・・・今はやはりCDの楽器パートについて書くより、ザ・タイガースの生演奏を語りまくりたいところですよね。このタイミングでは、どうしてもそちらに気持ちが行ってしまいます。
でもそれは、年明けの東京ドーム・レポートで語る方がふさわしいと思いますから、もうしばらくお待ち頂きましょう。東京ドームはとにかく、「君だけに愛を」「モナリザの微笑」「青い鳥」「廃虚の鳩」「ラヴ・ラヴ・ラヴ」、そして「花の首飾り」といった、「誰もが知る名曲」の演奏がとても良かったのですよ。
先述したように「花の首飾り」では、トッポのヴォーカルを追いかけるタローのリード・ギターが素晴らしかったなぁ・・・。

ともあれ、2012年1月24日の日本武道館公演の時点では、ジュリーが「近い将来」を約束してくれただけでまだ何も具体的なことは見えていなかった、「実際にトッポの”宇宙一”のヴォーカルを聴いてからこの曲の記事を書く」という拙ブログのひとつの目標は、2013年末に無事達せられました。
これで何と、『THE TIGERS SINGLE COLLECTION』という、僕がザ・タイガースの勉強に際し最初に聴き込んだ、基本中の基本とも言えるCD収録の全30曲をお題に採り上げ、楽曲考察記事として完全網羅することとなりました。
2009年に執筆した「淋しい雨」からおよそ4年半ですか・・・まったく予想外のスピード達成でしたが、これはその間ザ・タイガースに2度の大きな節目が訪れ、遅れてきたファンである僕が何とかそこに立ち合えたことの証しでもあります。
本当にありがたいことです。

そうそう、先輩に指摘されて気がついたんですけど、ありがたいことに拙ブログは間もなく閲覧200万ヒットの大台を迎えます(たぶん明日到達)。
実は100万ヒットが2011年、老虎ツアーの年で僕がタイガース・モードの只中・・・そんな状況下での到達でした。どうも拙ブログの大台キリ番は、ザ・タイガースの動きと縁があるようですね。
うっかりキリ番踏んじゃった方、よろしければキリ番ヒット記念の楽曲お題リクエストをお待ちしていますよ~。

それではみなさま。
今年もこんな所に遊びにきてくださりありがとうございました。大変大変お世話になりました。来年もどうそよろしくお願い申し上げます。
よいお年をお迎えくださいませ!

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タイガース復活祈願草の根伝授!」カテゴリの記事

コメント

Dy 様、まずは、The Tigers シングル全曲制覇、おめでとうございます。

私も東京ドームの直前に「花の首飾り物語」を読了致しましたおかげで、正直私にとって聞きづらい曲No.2のこの曲への興味が沸き、当日は正に耳を凝らして聴かせて戴きました。
良かったです。
live ということで、band sound だったこともあり、聞き込めました。

で、やはりこの曲はかつみの歌唱が一番合っているし、すぎやま先生が、メンバーの稀有なハーモニーバランスを生める声質を知り、それを生かした楽曲を創られに当たって、イメージにグリークラブ~聖歌隊のほうが、分かりやすいでしょうか?~があったことが、「花の首飾り物語」にもあり、納得しました。

私も幼少時から聞き慣れていた、教会音楽に何故かイメージが近かった理由も解りました。
それから、聴いた場所が東京ドームと云う広さと高さが、少なからず教会音楽が最高に活かされる教会と近い環境だったことも、私にとってこの曲へのイメージ変更に役立ってくれたように思います。

勿論、板の上の5人の素晴らしい熱演、それを取り囲む4.5000人のオーディエンスの醸し出す喜び溢れてる一体感があってのこと。

それにしても、アリーナの中で過ごした2時間は、本当に不思議な空間でした。
確かに私達は、音楽史・社会史の歴史的イベントの証明者になりましたね。

Christmasの夜、天使が羊飼いに喜びを伝えよと、言ってその誕生を知らせたように、私達体験者も静かにでも喜びを持って、伝えて参りたいと思っております。

まずは、1/24 NHKBSを見て見て見て、ですね♪
で、いつ発売かは未発表ですが、DVDの宣伝担当として地道に活動を致します♪

長々なコメントで失礼しました。
今年一年間、Dy 様素敵で為になるブログ、本当にありがとうございました。
年明けの、熱血「The Tigers 東京ドームlive・観戦記を楽しみに致しております。

良いお年をお迎えになられますように。

投稿: Lchia | 2013年12月29日 (日) 20時29分

DYさま
「ホリデイ」は、B面曲、トッポが歌ったせいで日本で人気が出ました。「マサチューセッツ」もそうです。
小学1年だった私が、「マサチューセッツ」を歌ってたんですから。
ザ・タイガースは、そんなふうに洋楽を紹介する役割も果たしたんですね。
ザ・タイガースが解散した直後に、トッポがソロライブで歌った「ホリデイ」のCDを持っていますが、バックに高中正義、柳田ヒロという豪華版、素晴らしい歌唱です。
YOUTUBEで聴けると思います。興味があれば・・・あ、花の首飾りと関係なかったですね。
私は、ザ・タイガースの一番は「君だけに愛を」だと思います~。

投稿: アン | 2013年12月29日 (日) 21時13分

DY様 こんばんは

タイガース・シングル・コレクション全曲の記事考察制覇、お疲れさまでした。このタイミングというのは、やはりダイナマイトさんの強い思いの表れだと思います。

小学生になった頃、秘かに姉のレコードを聴くようになりました。タイガースのシングル盤が3枚、「シーサイド・バウンド」「銀河のロマンス」「シー・シー・シー」とプレスリーの「監獄ロック」がありました。

何故か私は、「星のプリンス」と「白夜の騎士」が好きになりました。たぶん、♪ララランランラン〜とか♪ルルルゥルルルゥ〜などのハミングが入っていたからかなと思っています。だから、テレビコマーシャルで流れていた「落葉の物語」の、♪ラーララララーは良く覚えていました。

「花の首飾り」は、白鳥(しらとり)に姿を変えたとか娘になりましたとか、小学生には難し過ぎて、おとぎ話のように聴いていたと思います。でも、分からないながらも「しらとり」という言葉が大好きでした。きっと大人の世界に背伸び出来る気がしたのかも知れませんね。

元ベイシティ・ローラーズのボーカル、レスリー・マッコーエンの「銀河のロマンス/花の首飾り」はロック調で格好良くて、レコードを買いました。自ら英詞を書いたのも魅力でした。

東京ドームライブでは、男性客が多くて嬉しくなりました。半数いたんじゃないでしょうか?錯覚でもいいです!

投稿: BAT | 2013年12月29日 (日) 23時00分

まっ、驚いた!
とっくに200万ヒットしているじゃありませんか~

瀬戸口様、こんばんは(笑)
200万アクセスおめでとうございます。
今年中にいくかしら、それがタイガースの記事ならなんてステキと思っていました。
満を持しての「花の首飾り」とは。
それも、祝宴のあとの♪
祝宴については、大長編レポをお待ちいたします。

「花の首飾り」はトッポのもの。
タイガースで歌うトッポのものだと武道館、東京ドームで確信しました。
感情を込めずに、でも淡々とでもなく、静かな緊張感もある独特のトッポの歌唱。
そこに、タイガースのコーラスが加わると楽曲の風景が広がって物語の世界の伝わり方が大きく、より魅力的になるんですね。
ジュリーの言うとおりです。
それを聴くまでに44年待ったんですね。
めでたし、めでたし。
良かった、良かった。

2013年の素晴らしい締めくくりの記事をありがとうございました。
早いですが、良いお年を。
来年もよろしくお願いいたします。

投稿: momo | 2013年12月30日 (月) 00時23分

Lchia様

ありがとうございます!

トッポの声自体は愁いの魅力ですが、タイガースの演奏、ということになるとまた別で、東京ドームの「花の首飾り」は力強かった、と思いました。
タローのギターがすごく良くて、ピーのドラムスにもメリハリがあり…「あぁ、花の首飾りってこういう曲だったんだなぁ」と初日武道館以上に感じました。

仰るように、「花の首飾り」はじめトッポのヴォーカル曲は東京ドームという場所を得て、何か教会の中で聴いているような響きでしたね。音響さんのあのディレイ設定は、意識してのことだと思います。

来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。まずはレポを頑張ります!

アン様

ありがとうございます!

えっそうだったんですか?
「ホリデイ」、僕の持っているベスト盤CDには(米18位)と書いてあったんでてっきりA面と思ってしまいました。考えてみれば国によってリリース形態は違いますね。
洋楽カバーについては「先輩のバンドがA面をやるから、僕らはB面」だったとジュリーも語っていましたっけ…。

お話の音源、たぶん聴いたことあります。
僕はタイガースの方が好きかなぁ…。ピーのドラムが途中から引き摺るようなエイトで噛んでくるあたり、ある意味テクニカルなバンドには出せない、ちょっとサイケデリックな僕の好みの雰囲気を大いに感じます。
いやいやこれも、生で体感して初めて言えることなんですけどね…。

毎度すみません、お返事一度切ります。

投稿: DYNAMITE | 2013年12月30日 (月) 09時41分

DY様
200万ヒット&タイガースシングル伝授完了お疲れ様でした。
2013年は世間的には政権が代わり、日本という国の行く末を案じずにはいられない大変厳しく辛い状況ですが、個人的には嬉しい嬉しいタイガース復活、これに尽きます。

この曲への思いもピーの新著で多くを知ることもでき、更に5人だけの演奏によるパフォーマンスを見ることもできて、本当に言うことなしです。

今年も昨年に引き続き2回もお会いできて嬉しかったです。

来年もよろしくお願いします。良いお年を!

投稿: 27年ロマンス | 2013年12月30日 (月) 10時29分

BAT様

え~っ、ベイシティローラーズのヴァージョンが?
初めて知りました。後追いファンはこういう知識が欠落してるんですよねぇ。

なるほど、BAT様が大人に背伸びできたと仰る「花の首飾り」…そんな面もリリース当時の一般ウケに繋がっていたのかなぁ…。

東京ドーム、確かに男性率高かったです!

momo様

ありがとうございます!

ジュリーの言葉はいつも時間が経ってから「ああ、こういうことか」と僕に思わせてくれますが、「かつみの花の首飾りが一番」というのも今回改めて「なるほどそうだなぁ」と感じました。
トッポって、自作詞曲なんかだとものすごく素直で直球派だと思いますが、タイガースにいると歌にもそんな感じがあって…ここまで無心に、いや自然に「花の首飾り」を歌えるのはやっぱりトッポだけだと思いました。

momo様、今年もまたまた素晴らしい思い出の年でしたね。
本年も色々とありがとうございました。来年もよろしくお願い申し上げます。

すみません、また一度切ります。

投稿: DYNAMITE | 2013年12月30日 (月) 17時53分

DY様 こんばんは。

「花の首飾り」
シングルコンプリートラストにふさわしいナンバーですね。
トッポがタイガースを離れてしばらく経った頃出した本の中でこの曲に触れてました。(実家にまだあるかも?)
この歌は特別な閃きがでできている、みたいなことを言ってたような。うろ覚えなんで本をさがしてみます。
「シーシーシー」もそうだったみたいですが、閃いた瞬間にできてしまう名曲ってあるんですね。

200万アクセスおめでとうございます。
ドームレポ楽しみにお待ちしております。

投稿: nekomodoki | 2013年12月30日 (月) 21時30分

DY様

後追いと言いながらも、リアル世代の心を掴んだレポを今年もお疲れ様でした。
その心は僕達と何も変わらない、いやそれ以上の純粋さを持っていると思います。
来年、お会いできるのを楽しみに年を越したいと思っています。
良い年をお迎え下さい。

投稿: YOU | 2013年12月31日 (火) 14時08分

27年ロマンス様

ありがとうございます!

思えば初めてお会いした2011年9月の国際フォーラム…あの日も充分に「こんな奇跡が現実に」と思い、もちろんそれはその通りだったわけですが、皆「最後の1ピース」であるトッポのことを一旦心にしまっていたんですよねぇ…。
今回こうしてオリジナルメンバーでのツアーが叶い、最後にはジュリーが再三口にしていた「6人揃って」のステージも実現しました。

ジュリーの「生きていくのが辛い時」というMCは、正に27年ロマンス様の仰ることと同じだと思います。でも、そんな中で実現したザ・タイガース…2013年は最後に良い年になったと思います。
これからもどうぞよろしくお願い申し上げます!良いお年を。

nekomodoki様

ありがとうございます!

4年前に「淋しい雨」で初めてのタイガース・ナンバーの記事を書いた時には、まさか自分がタイガースの全シングル両面曲についてすべてお題に採り上げるなんてことはまったく考えていませんでした。
普通ならそんなこと、無理だったでしょう。やはり2011年からのタイガース関連の動き、夢の実現。僕も大いにジュリー達タイガースのメンバーや先輩方の熱気に感化され頑張れたと言えるでしょう。

今では、「花の首飾り」を最後に残したのがまるで必然であったかのように思われます。
東京ドームのこの曲も素晴らしかった…レポ、頑張りたいと思います!

YOU様

ありがとうございます!

過分なお言葉、恐縮です。
僕のタイガースへの思いは、2012年のYOU様の武道館レポートで揺るぎないものになった、と言っても過言ではありません。音楽人としての彼等の素晴らしさと歴史的意義は、なかなか後追いファンには実感し辛い部分もあり得ますが、僕はこの1年、YOU様に特にその辺りを教えて頂けたと思っております。

来年、必ずお会いできると思います。
どうぞよろしくお願い申し上げます。良いお年をお迎えください。

投稿: DYNAMITE | 2013年12月31日 (火) 14時43分

ダイナマイト様
お久しぶりでした。

東京ドーム、よかったですね。
私も感無量でした。
初めて見た ザ・タイガースでした。
8公演、頑張って制覇しました~


花の首飾り、やっぱりトッポの物なのでしょうね。
しかし、本人はどう感じているのやら・・・
もう、タイガースとか、トッポではなく、日本の名曲になったのでしょう。

先生の本、読んでくださってありがとうございました。
作詞者(原案)の方ともお会いでき、先生は嬉しそうです。

いつかまた、お目にかかれた時、いろいろお話したいと思います。

花の首飾り、取り上げてくださってありがとうございました。

投稿: snowdrop | 2013年12月31日 (火) 22時40分

snowdrop様

ありがとうございます!

『花の首飾り物語』面白かったです。
正真正銘のメンバーの手によるタイガース研究本といった趣で、第3者の著書では辿り着けない知られざる逸話、知りたかった真実が満載。そして各メンバーや原作詞者、作曲者への直撃インタビュー。こういうスタンスと研究心は、ザ・タイガースのピー先生にしかできないことでしょうね。

トッポは「一度歌ってしまえば歌は聴き手のもの」という考えを語ってくれていますが、やっぱり「花の首飾り」はトッポのものですねぇ。東京ドームで改めてそう感じると共に、ジュリーが言った「かつみが俺たちをバックに歌うのが一番」というのもハッキリ分かったように思いました。

来年はピーのツアーもありピーファンも楽しみが多いですね。
ジュリーのツアーとのスケジュールが重ならない限り、僕も一度は何処かの会場に足を運ぶつもりです。またお目にかかりましょう!

投稿: DYNAMITE | 2013年12月31日 (火) 23時29分

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