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2013年12月 3日 (火)

沢田研二 「A・C・B」

(はじめに)
本日、12月3日の日本武道館公演を皮切りにいよいよスタートする『THE TIGERS 2013』ツアーについてですが、セットリストのネタバレを、本日更新のこの記事のコメント欄を以て解禁とさせて頂きます。
また、(こちらは更新までには数日かかるかと思いますが)武道館のレポートも、いつものように別館side-Bではなく、こちら本館に執筆いたします。
ご自身参加の公演会場当日までネタバレを我慢なさっているみなさま、ごめんなさい。どうぞうっかりここでネタバレしてしまわぬよう、ご注意ください。
武道館に参加され興奮醒めやらぬみなさま、レポート記事のupまで、こちら「A・C・B」の記事にてご感想などお待ちしております。
よろしくお願い申し上げます。

☆    ☆    ☆


from『耒タルベキ素敵』、2000

Kitarubeki

disc-1
1. A・C・B
2. ねじれた祈り
3. 世紀の片恋
4. アルシオネ
5. ベンチャー・サーフ
6. ブルーバード ブルーバード
7. 月からの秋波
8. 遠い夜明け
9. 猛毒の蜜
10. 確信
11. マッサラ
12. 無事でありますよう
disc-2
1. 君のキレイのために
2. everyday Joe
3. キューバな女
4. 凡庸がいいな
5. あなたでよかった
6. ゼロになれ
7. 孤高のピアニスト
8. 生きてる実感
9. この空を見てたら
10. 海に還るべき・だろう
11. 耒タルベキ素敵

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毎年恒例、『ジュリー祭り』記念日更新の12月3日(僕が本格的にジュリー堕ちをした日、とハッキリ断言できる大切な記念日です)が今年もやってまいりました。

拙ブログではこの日は毎年、あの忘れがたき『ジュリー祭り』セットリストの中からお題を採り上げ記事を書くことにしています。
ところが今年はさらに特別。何とあのザ・タイガースのオリジナル・メンバーが揃った「再結成」が四十余年ぶりに遂に実現、12月3日という日が記念すべきそのツアー・スタートとなりました。
正に本日、これからです。

末席からではありますが歴史の証人となる僕としましては、さすがに今日はそんなこんなで詳しい楽曲考察の記事までは書く時間がありません。
ですので、先日の『オールナイト・ニッポン・ゴールド』でピーが「ライヴ・バンドとしての手ごたえを感じていた」という新宿A・C・Bでの演奏・・・その40年ぶりの奇跡の再現を期待しつつ、同時に、先に無事終わったジュリーの”『Pray』セットリストを振り返る”シリーズの3曲目として、一応お題に「A・C・B」を指名しての更新となりました。
突っ込んだ考察ができないのは残念ですが、「A・C・B」はこの先もジュリーのLIVEで何度も歌われることのある曲だと思いますから、その都度のレポートでこの曲の擁する音楽性について語る機会はあると考えています。

とにかく今日は・・・いよいよです。遂に、ですよ!

祝・ザ・タイガース再結成!

思えば、僕が初めて本格的にタイガース・ナンバーを単独の楽曲考察のお題としてこのブログに執筆したのは、2009年6月2日に採り上げた「淋しい雨」の記事でした。
その時『タイガース復活祈願草の根伝授!』なんて言うカテゴリーを設定したわけですが・・・まさか本当にタイガース完全再結成の日が実現するなんて、思ってもみませんでしたよ。本格ジュリー堕ちしたばかりのヒヨッコとしては、それがどれほどのことなのか、というのも実感すら無い状態でしたしね・・・。

ジュリー、本当に凄いぞ!有言実行の、男の中の男!
僕は後追いファンだけど、『ジュリー祭り』になんとか間に合って、それから5年かぁ・・・。必死にジュリーの勉強を積み重ねてきて5年・・・今回のザ・タイガース再結成に立ち合えるのには、ちょうどいい長さの期間だったと思えます。
いや、ホント冷静になって考えれば、僕は「初タイガース!」なんだなぁと思うワケですよ。当たり前ですが。
5年前にはほとんど何も知らないに等しかったバンド・・・しかし僕が何も知らずとも、世間では40数年間輝きを保ったまま忘れられずにいたバンドです。
僕なりに、不思議な感慨に浸っています。

今日は記事としてはとり急ぎ、という感じで畏れ入りますが・・・一応のお題としました2000年の作品「A・C・B」当時のジュリーを知る格好の資料としまして、大分の先輩より授かりました、『音楽倶楽部』のインタビュー記事をご紹介いたしましょう。
タイガースの話も少しだけ登場しますよ。


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『ジュリー祭り』のセットリストを採り上げた過去記事を改めてカウントだけしてみましたら、鉄人バンドのインスト2曲を含めた全82曲中、この「A・C・B」のお題記事で52曲目の執筆となっていました。
”ジュリー70超えまでに『ジュリー祭り』セットリストを記事網羅する!”という、数年前からの大きな目標に、あと5年で、残すところ30曲・・・と、地道に近づいてきています。

そして何と言っても本日、ザ・タイガース再結成。
40数年間この日を待っていらした先輩方が、何故「同窓会」では満ち足りなかったのか、何故2011~12年のツアーで、大きな喜びの中に一片の心の曇りをお持ちだったのか・・・それが後追いファンの僕にも分かる日になることでしょう。
僕は「この場」に同席できることに、まず感謝しなければなりません。奇跡を観ることに間に合った自分の不思議な運命を、謙虚に感謝の気持ちで受け入れるべきでしょうね。

さぁ、それでは。
後々にまで語られるであろう記念すべき『THE TIGERS 2013』ツアー初日、参加されるみなさま、日本武道館で奇跡の時間を共にいたしましょう。
お留守番のみなさま・・・頑張ってレポを書きますので、楽しみにしていてください。
行ってきます!

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瀬戸口雅資のジュリー一撃伝授!」カテゴリの記事

コメント

DY様
こんにちは。いよいよ!ですね。
僕は午後年休で会社を後にして、神保町で昼食中です。

先ほどようやく手にしたピーの新著を武道館に移動するまでゆっくり楽しもうと思います。

こんなに落ち着いているように見えますが、実は緊張してます。何しろ正真正銘、ホンモノのタイガースに会えるのですから。

僕もゆっくりレポを書くつもりですが、DY様の記事も楽しみにしてます!では、現場で。

投稿: 27年ロマンス | 2013年12月 3日 (火) 13時07分

DY様 いよいよ今日ですね!

仕事終わってからでも十分間に合ってしまうのでまだ職場です。でもソワソワ。
タイガースのライブの半分はファンの熱波が造るんだと思ってます。思い切り弾けます!

投稿: nekomodoki | 2013年12月 3日 (火) 14時43分

いよいよですね!

午前中に必死で仕事を終わらせました♪

私もDYさまと同じく北スタンドです~。
会場の熱気を浴びてきます!!
ジュリー~~~~!!!
タイガースのみなさん!!!
こんなわくわく感をありがと~ね★

投稿: チャコ | 2013年12月 3日 (火) 15時19分

27年ロマンス様

いよいよですね!
僕は今武道館に到着しました。
ピーの『花の首飾り物語』は昨日入手し半分ほど読みましたが、面白いですね。
それでは後ほど!

nekomodoki様

仕事、さぞ手につかないと思います…。
開場まで1時間を切りましたよ!

チャコ様

今日は5人の背中から思い切り声援を送って、たくさん振り向いてもらいましょう!

武道館周辺、暗くなってきました。
待っている人達の雰囲気も変わってきましたね。

投稿: DYNAMITE | 2013年12月 3日 (火) 16時54分

DY様 こんばんは

まだ興奮されていますか?素晴らしかったですね。

帰りの新幹線で車内の電光掲示板ニュースを見ていましたら、早速「沢田研二さん、岸部一徳さんら ザ・タイガース44年ぶりに復活 満員の武道館で ヒット曲を演奏した」と流れていましたよ。日が変わった今日のスポーツ新聞やワイドショーが楽しみになりました。

私も、五人だけのオリジナルサウンドを聴くのは初めてだったのでとても新鮮で素直に楽しめました。曲目や構成が良くて大満足でした。特に、伝説のジュリーのドラムスが本当に見られるなんて、いや〜びっくりしました。見事でした。

私の席はステージ前端ライン真横のスタンド三階でしたが、ステージ後方席用のテレビモニターを見ることが出来ましたので、どアップ画面とステージ上を交互に見られて、楽しさ倍増の良席に感激してしまいました。

ハイライトはやはり、「君だけに愛を」だったと思います。何度も見ている指差しアクションですが、360度席のある武道館ならではの興奮が確かにありました。ステージ後方北スタンドに振り返った時の歓声が、一番大きかったように思いましたが。

私は、黄色虎Tシャツ(DVD特典の物)で参戦しましたよ。着てる人が多かったなあ。

最後ジュリー、「どうだ!この太鼓腹」と言わんばかりにお腹を叩く真似をしながら引き上げて行きましたが、ダイナマイトさんの席からだと良く見えたでしょうね?

本当に昨日は、奇跡的な1日となりました。

投稿: BAT | 2013年12月 4日 (水) 02時39分

DY様
ピー近くの一階後方席は なかなかハラハラ ドキドキでしたが、これが噂の スタッフになったような感じ?

昨夜は初日にして、私の千秋楽でした。
ありがとう、ジュリー。人生の厚みを増した素晴らしいハーモニーが今も耳から離れず 幸せです。トッポの声が聞けてよかった。

友達に戻れた彼らに安心したのでしょうか。
しなやかにステージ上を動き回り、競って 私達にアッピールしてきた あの日のタイガースが改めて心に蘇りました。

いぶし銀の老ファニーズと若さの輝きそのものだったタイガース、これからも私の宝物です。
正面から5人を見られるDVDが今から楽しみです。

投稿: 真樹 | 2013年12月 4日 (水) 10時01分

BAT様

ありがとうございます!

今、奇跡の日から2日が経ち…改めて、あぁ良かった、5人だけで全28曲をやるという決断含め、すべてこれで良かったんだと思い返しています。
北スタンド2階には、「君だけに愛を」の指差しが2回も来ましたよ~。

太鼓腹のシーンは見逃しました
最後のメンバー退場間際で印象に残ったのは…老虎バージョンのTシャツを着たジュリーが、阪神タイガースの「勝ちたいんやタオル」を掲げ、ピーに「そのタイガースちゃうやろ!」とツッコミ入れられたシーンです。
まだまだこれからひと月続くんだなぁ、と感じさせてくれる、初日らしいワンシーンだったと思います!

いったん切ります。
すぐに続きます!

投稿: DYNAMITE | 2013年12月 5日 (木) 12時34分

真樹様

ありがとうございます!

真後ろ1階でいらっしゃいましたか~。僕としてはとてもうらやましい!メンバーもメチャクチャに近いし、モニター返しの音が直接聞こえてくる神席です。

ピー先生のドラムス、走りまくってましたね~。
ジュリーはもちろん素晴らしかった…しかし、僕としては今回はとにかくタローです。感動しました。ひれ伏したい気持ちです。
真樹様よ~くご存知の通り、僕はタローの演奏をとても心配しました。ヒヨッコの浅はかさとは正にこのことでした。
レポートは下書きを開始したばかりですが、冒頭からタロー絶賛モードですよ~。

無念の東京ドーム不参加となってしまわれた真樹様のためにも、僕はファイナル・東京ドームのレポートも、持てる力を尽くして(大好きなピー先生の決め台詞)書くことをお約束します!

投稿: DYNAMITE | 2013年12月 5日 (木) 12時39分

DY様

北西スタンド2階でした
ジュリーのドラムしっかり見ました
昔と変わらずむにゃむにゃ いいんです
一生懸命なところがジュリーですから

トッポが何回も北西側に顔を見せてくれたんです ジュリーは真後ろには向くけど
斜め後ろは向いてくれなくて・・・どSジュリー
後方席のファンの気持ちよくわかりました。っていうか自分がどんなにジュリーが好きかがわかりました 顔を見れないもどかしさ実感しました。

ドヤ顔可愛かったですね しんどい振りやり終えた後の少年のような顔 
ジュリーファンでよかったと思わせる一瞬見せるテクは天性のもの?

アリーナ席で昔からのファンでしょうか
おかえりなさい とか 中井マネ―ジャーに届け とか書いたのを持ってました
それを見てウルウルしちゃいました。

投稿: キミちゃん | 2013年12月 5日 (木) 13時27分

キミちゃん様

ありがとうございます!

ジュリー、僕のいた北スタンド、あと北東には結構振り向いてくれたと聞きましたが、どうも今回は西よりのジュリーファンのお客さんにとっては「頼むからこっち向いて!」という状況があったようですね…。
ただ、トッポが何度も東西まんべんなく後方席に手を振ってくれましたね。

天性…まさしくそうですね。ジュリーお客さんがどう感じるか、すべて承知しているでしょう。舞台がタイガースなら尚更でしょうね!

投稿: DYNAMITE | 2013年12月 5日 (木) 20時32分

DY様 こんにちは!!

 『ジュリー祭り』と『耒タルベキ素敵』は、私が仕事を離れてからの此処2年間余りの時間に限って言えば・・・ レコード盤なら、とっくに溝が白くなって、シャーシャーとノイズが入り捲っていると思うくらい?(笑)…“超聴きまくりCD”でした。
 ゆえ、収録曲「A・C・B」は相当耳にしていますが…アルバムの中で、特にこの楽曲は、シチュエーションが凄すぎて…歌詞を覚えても? 絶対、歌える楽曲ではないと思っています。
 ※ ソロコンでは、目まぐるしく動き回って歌われるので、「たまには、動かないで、センターで普通のノリで歌って〜」
って思いながら、私は観ているのですが(笑)。

 初めてこの楽曲を聴いた時、余りに歌詞が“斬新”で?(笑) 驚愕したことを思い出しました。
 ※ ACB・・・ 行ったことも行きたいと思ったこともない?
病弱ゆえ自宅療養を度々強いられて…人一倍? 自由時間だけは豊富にあった中学生の頃です。
 大人も子供も関係なく各々が、月刊、週刊と…好きな雑誌類を幾つも定期講読しているという大々家族で育ち…半端なく活字媒体を目に出来たお陰で、大好きなタイガースに関する刊行物はローティーン向けから大人向け? まで、読み漁ることが出来ました。

 当時、レギュラー番組を持っていたトッポジージョの名称が歌詞に入っていて…「Long Good-bye」のピー以前に…最初に、ザ・タイガースを去っていったメンバーのことが呼び覚まされました…♪トッポジージョ、ハヤッタネ~
 ♪ 竹中労〜 いたっけね〜
 歌詞に“いたっけね?”(笑)
…最高の“風刺”かな(爆)
 ※ アナーキストの代名詞・竹中労さんは頻繁にテレビにも出演されていましたが…何より幾つもの媒体でコラムを書かれていて…此処では大筋は控えますが、主義主張は兎も角、偏向取材によって餌食にされ、傷ついた方々もいて・・・ フム〜 ジュリーもかな…???
 何十年後に、淡々と“歌詞に組み込んで仕舞えるジュリー”にビックリしました。

 DY様の御伝授は専門的な音と歌詞の絡み? から入りますが、私はとてつもなく思春期真っ只中でザ・タイガースと出会って仕舞ったもので…どの楽曲も、その時代の圧力…“心象風景”から離れて考えることは出来ない儘、年を重ねて来ました。

 ♪「A・C・B」・・・ 果てしない“真の優しさと強さを秘めた歌詞”を、然り気無く普通に歌ちゃうジュリーに脱帽です

投稿: えいこはん | 2013年12月 7日 (土) 13時19分

えいこはん様

ありがとうございます!

なるほど、この独創的(と言うより歌い手のジュリー本人にしか書き得ない)歌詞には、優しさという面もありそうですね。
僕はこのアルバムは『ジュリー祭り』以前から持っていましたが、良さが分かったのは『ジュリー祭り』以降です。さらにこの曲に登場する「トッポジージョ」の歌詞にえいこはん様と同じように反応できるようになるまでにはさらに半年かかりました。

タイガース再結成の実現で、この歌詞の半分くらいは、この先のライブで歌う際にジュリーの気持ちが変わっているかもしれませんね。

投稿: DYNAMITE | 2013年12月 9日 (月) 18時56分

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