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2013年10月 4日 (金)

ザ・タイガース 「君を許す」

from『THE TIGERS SINGLE COLLECTION』
original released on 1969、single
セットリスト的中自信度 ★☆☆☆☆


Tigerssingle

disc-1
1. 僕のマリー
2. こっちを向いて
3. シーサイド・バウンド
4. 星のプリンス
5. モナリザの微笑
6. 真赤なジャケット
7. 君だけに愛を
8. 落葉の物語
9. 銀河のロマンス
10. 花の首飾り
11. シー・シー・シー
12. 白夜の騎士
13. 廃虚の鳩
14. 光ある世界
15. 青い鳥
16. ジンジン・バンバン
disc-2
1. 美しき愛の掟
2. 風は知らない
3. 嘆き
4. はだしで
5. スマイル・フォー・ミー
6. 淋しい雨
7. ラヴ・ラヴ・ラヴ
8. 君を許す
9. 都会
10. 怒りの鐘を鳴らせ
11. 素晴しい旅行
12. 散りゆく青春
13. 誓いの明日
14. 出発のほかに何がある

from『JULIE』、1969

Julie1

1. 君を許す
2. ビロードの風
3. 誰もとめはしない
4. 愛のプレリュード
5. 光と花の思い出
6. バラを捨てて
7. 君をさがして
8. 未知の友へ
9. ひとりぼっちのバラード
10. 雨の日の出来事
11. マイ・ラヴ
12. 愛の世界のために

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セットリスト的中自信度
5段階内訳

★★★★★・・・絶対やります!
★★★★☆・・・おそらくやると思います。これからタイガースの勉強を始めようという方々は、ここまでは予習必須です。
★★★☆☆・・・かなりの有力候補ではありますが、全体の曲数や演奏形態の特殊性などの事情により、オミットされる可能性もあるナンバー達です。
★★☆☆☆・・・個人的にやって欲しいと考えている、渋い選曲群です。セットリストのサプライズとして、密かに期待しています。
★☆☆☆☆・・・おそらくやりません。この機に僕が個人的に記事に書いておきたい、というナンバー達です。

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みなさま、ジュリーのお正月LIVEチケットの申し込みはお済みですか?締め切り日(音楽劇のチケットとは期日が異なっています)が迫っていますよ~。

僕は悩みまくった結果、カミさんと共に初日のみを申し込みました。どうしても第2希望を千秋楽しか選べなくて・・・。中日渋谷が日程的に無理、遠征は経済的にキツいものですから。
とにかく僕は、会場の誰一人セットリストを知らない状態で幕を開ける「ツアー初日」に何としても行きたい派なのですよ。
無事に初日が当選したら、最後方の壁際席だろうがもうそれで大感謝・大満足。落選した場合は、もちろん第2希望の会場には参加しますが、あきらめきれずに初日のチケットを探しまくるだろうなぁ。

みなさまも、締め切り日をお忘れなきよう・・・。

さて、拙ブログでは現在、ザ・タイガース再結成のセットリスト予想シリーズということで更新を続けておりますが・・・今回は「これはさすがにやらないだろう」という、個人的に予想的中自信度「星1つ」しかつけられない曲を採り上げます。

ジュリーのソロLIVEと違い、タイガースのセットリスト予想については僕の的中自信度もそれなりに信憑性・・・と言いますか、先輩方もある程度は「まぁ、そうだよね」と賛同してくださることかと思います。
2011年の老虎ツアー・セットリスト予想の時も、「星5つ」とした曲はすべて採り上げられ、「星2つ」「星1つ」とした曲はセットリスト入りを見送られました。

ただ・・・2011年、予想記事を書いていなかった「割れた地球」(すぐ後に、ピーのドラムスをはじめとする演奏の素晴らしさをお伝えしたくて、ツアーが終わるのを待てずに”セットリストを振り返る”シリーズにて執筆しました)のことを考えますとね・・・。
僕はおそらく「割れた地球」の記事を老虎ツアー前に書いていたとしたら、セトリ入り自信度「星1つ」の最下評価に止めていたと思います。
3・11のことがありましたからね。歌詞の内容から「まさか」と思っていました。
ところがジュリーはこの曲を、「怒りの鐘を鳴らせ」と繋げるという大納得の曲順で採り上げ、僕の浅い考えを一蹴したのでした。

ですからいくら僕が今回「星1つ」の予想をしても、曲によっては全然違う予想をしている先輩方もいらっしゃるでしょうし、やっぱりね、今回の年末のセットリストにも「おお~っ!」とお客さんを驚かせるサプライズ的なナンバーを1、2曲は期待したいところ。
この先も僕は「星1つ」「星2つ」の曲を書いていくつもりですが、みなさま是非そんな期待感を持ちつつお読み頂ければ、と・・・。

ということで今日のお題は、タイガース・ナンバーとして渋い輝きを放ち、この曲を特に好きだと仰る先輩方もいらっしゃる・・・しかし事実上はジュリーのソロ・ナンバーと言って差し支えない、微妙な位置にあるシングル曲です。
例によりまして、考察文よりもお宝資料のご紹介がメインのような記事が続きますが・・・。「君を許す」、僭越ながら伝授です!

この曲は、「ラヴ・ラヴ・ラヴ」と両A面扱いでタイガースのシングルとしてリリースされつつ、ジュリーのファースト・アルバム『JULIE』の冒頭1曲目という、ジュリーのソロとしても重要な位置づけにある珍しいナンバーですね。

アルバム『JULIE』の収録曲で言うと、3曲目の「誰もとめはしない」もタイガース・ヴァージョンが存在します。
しかしこちらが、シローのコーラスをフィーチャーし、演奏、アレンジもジュリーのアルバム収録ヴァージョンとは大きく異なっているのに対し(ただし演奏者は同一のようです)、「君を許す」の方はじっくり聴き比べると・・・これ、トラック自体も同じのようですね(マスタリングは微妙に違うようですが)。
つまり「君を許す」は、ジュリー以外のタイガースのメンバーがレコーディングにまったく噛んでいない曲、ということになりそうです。

今でこそシングル盤としては「ラヴ・ラヴ・ラヴ」の方がA面色が強く、特に僕のような後追いでタイガースを勉強していったファンは、『シングル・コレクション』の曲順から、普通に「ラヴ・ラヴ・ラヴ」をA面、「君を許す」をB面とまずは認識してしまうのです。
(同様の理由で、「銀河のロマンス」がA面、「花の首飾り」がB面という認識もあります。でもこれは結局その認識で正しいのかな?)

しかし色々と当時のことを勉強していくと、当初レコード会社はこの”ジュリーのソロ”である「君を許す」の方をシングルA面とすることで、リリース企画を推し進めていたらしいことが分かってきました。
その点についての参考資料としまして、Mママ様からお預かりしている雑誌記事切り抜きをここでご紹介したいと思います。
メンバーそれぞれの活動が多極化してきた時期の、タイガースへの質問形式のインタビュー記事。参照して頂きたいのはジュリーへの質問の項ですが、せっかくの機会ですからメンバー全員の項も網羅して添付しておきますね。

(註:画像中の黄色い部分は僕が貼った付箋です。当時の雑誌は投稿読者の本名、住所などが普通に掲載されてしまっていますから、付箋でそれらの部分を伏せてスキャンしております)

Forgiveyou2

Forgiveyou3

Forgiveyou4

サリー、本当にマージャンが強かったみたいですね。
今でも卓を囲むことがあったりするのかな。『ドクターK』での、「ロンじゃ~ん♪ 中(チュン)ドラドラじゃ~ん♪」というセリフのシーンは最高でした・・・。

で、ジュリーの言葉・・・ちょっと困っているようなニュアンスを感じなくもないですが、基本的に「ジュリーらしい前向き」な発言で、『ジュリー祭り』以降に「ジュリーらしさ」を知っていった後追いファンから見ても、違和感の無い受け答えだなぁと思いました。
アルバム『ジュリー』についてのジュリーの心構えや「むずかしい感じ」という独特の表現などについては、この先執筆する別のアルバム曲のお題記事に考察を譲るとしまして、”次のタイガースのシングル”について・・・ジュリーはハッキリと、A面「君を許す」、B面「ラヴ・ラヴ・ラヴ」と位置づけていますね。そういうふうに会社から話を聞いていたのでしょう。

「A面はぼくのソロ」はジュリーのニュアンス的にはあくまでリード・ヴォーカリストとして、ということで・・・ジュリーに何より「ザ・タイガース」としての自分、タイガースあっての自分に強い思いがあることは、言葉の端々から窺えます。
ソロ・デビューにあたっての複雑な思いも当時はあったのかな。PYG期になるとその辺りのニュアンスが変わってきて、1971年末の日生リサイタル以降は、「バンドとソロの両立」への積極的な言葉も多くなってくるんですけど・・・。

いずれにせよ、「君を許す」は”タイガース・サウンド”からは逸脱している印象を受けるナンバーです。
同じ「歌謡曲寄り」のメロディーを擁するシングル曲として「嘆き」が挙げられますが、こちらは演奏面・・・特にベースやドラムスにロック的なグルーブがあります。「君を許す」はその点おとなしめですよね。左サイドにミックスされているトランペットなどは、いかにも「歌謡曲的」なアレンジになっています(もちろん、それが悪いというわけではありません)。
正直、僕はタイガースがこの曲を演奏しているシーンをイメージすると、CD音源との乖離を生じてしまいます。
「ただよう小舟」でトッポが「どこへゆく~♪」とサビメロを歌う部分のような演奏を妄想しちゃうんですよね~。

しかしながら、「君を許す」という楽曲自体はとても素晴らしい作品です。
確かに「ロック」とは言えないかも知れないけれど

やっと捜した 白い指より
Cm               Fm

その心がほしいのに
Cm                 Fm

愛が欲しいの   に
G7            Bdim   Cm

のキメ部でのジュリーのヴォーカルには、後に完全覚醒する3連符の「ロッカ・バラード」スタイルが見てとれますし、何よりこの曲、タイトルがまずカッコイイじゃないですか。「君を許す」ですよ!

『JULIE』収録全12曲は、安井かずみさん作詞・村井邦彦さん作曲で統一され、ZUZUの詞はジュリーの言うようにすべて「愛」がテーマ(その意味では「誰もとめはしない」1曲だけが異端のように思えますが、タイガース・ヴァージョンとの比較も含め、いずれキチンとその辺りについてお題曲記事の際に語ります)となっています。
ただ、「愛」がテーマと言ってもそれは「愛の素晴らしさ」ばかりではなく、曲によっては「愛の裏切り」について書かれた歌詞のインパクトもまた強く、「君を許す」はその中でも強烈な1編と言えるのではないでしょうか。だからこそZUZUの「君を許す」というタイトルや歌詞アプローチのセンスが光るのです。

村井さんの作曲は、「シングル」を意識してメロディーを練っているように思えます。ただ、ベクトルは「ジュリーのソロ」を向いている感じですけど。
この辺りは、アルバム『JULIE』からシングル・カット曲が無いということ、代わりにタイガース・ナンバーとしてのシングル・リリースに企画がシフトしていった経緯を想像させられますね。

さて、少し前まで僕の手元には、この「君を許す」のスコアとして、長崎の先輩からお借りしている『沢田研二のすべて』収載のの1種しか持っていませんでした。



Forgiveyou1

ハ短調の曲をイ短調に移調しているのは、「やさしく弾ける」というコンセプトでしょう。
このスコア集・・・「君を許す」の採譜については、他の収載曲と比較すると音的に怪しい箇所は少ないとはいえ、これは完全に超・初心者専用。
弾き語って一人悦に入るためには、これを叩き台として自力で細部の和音構成を煮詰めていかなければなりません。そのぶん考察にも時間がかかります。

しかし今夏、Mママ様からお預かりした大量のお宝資料の中から、おそらく雑誌の切り抜きでしょうか・・・「君を許す」の素晴らしいスコアを発掘したのです。


Forgiveyou6

2箇所ほど「Fm」であるべきところがが「Em」と表記されてしまっていますが(添付画像の中にも1箇所あります)、これは採譜ミスではなく、活字誤植。「F」が「E」に化けるパターンの誤植は、この時代のスコアにはとても多いのです。やむを得ないところですね。
何と言っても、当時のスコアとしては珍しく、ディミニッシュ・コードやナインス・コードを丁寧に拾った採譜は大変勉強になりました。
Mママ様、よくぞ保管されていらっしゃいました。まぁ、Mママ様が大切にとっておかれたのはスコアではなく、この切り抜きと裏表になっている、こちらのショットでございましょうが・・・。


Forgiveyou5

ジュリーの天性の「陽」の表情や、はちきれんばかりの躍動感、観る者を引き込む力から考えれば、「君を許す」よりは「ラヴ・ラヴ・ラヴ」の方がやはり当時はしっくりきますか。その魅力は「イコール・ザ・タイガース」ということでもあったのでしょう。
ただ、「ラヴ・ラヴ・ラヴ」と同時期にジュリーが「ソロなりの」歌い方を模索していたことを踏まえて、新規ファンは「君を許す」という曲の存在意義、個性、輝きを見逃してはいけませんね・・・。

それでは、ダメ押しオマケです!
今回もたくさん貼りますよ~。
ジュリーが現在、『Pray』ツアーで北海道を旅しているのにあやかりまして、お題曲とは時期が異なりますが、前期タイガースが公演遠征で北海道を訪れていた時の、貴重なショットの数々をどうぞ。
(こちらはP様所有のお宝資料となります)

Hokkaido14

Hokkaido13

Hokkaido02

Hokkaido05

Hokkaido06

Hokkaido04

Hokkaido07

Hokkaido11

Hokkaido10


ジュリーとトッポは歌のはなしをしたり
サリーとタローは、ひとつの袋からお菓子を食べたり
ピーは雲とはなしをしたり…
青空の下で、草原の上で、タイガースのメンバーは1週間の北海道の公演旅行を、有意義にすごしました
(原文まま)

とのことで・・・いやぁ、楽しそうですよね~、ザ・タイガースin北海道。

って・・・え?
「ジュリーとトッポは歌のはなしをしたり」・・・ですと?
な、なんでこの二人がペアになってるの?

ということで最後に、僕が初めて見た瞬間に、思わず座っていた椅子からすべり落ちそうになったショットをご紹介して、〆にしたいと思います。
こちら↓

Hokkaido12

なんですか、この・・・


「小学校の同じクラスの男の子と女の子が、いつもケンカばかりしているけど本当はお互い好き合っていて、運動会のフォークダンスでペアを組むことになって、つまんなそうな顔をしているけど心の中ではときめくまくりながら腕を互いの腰に回してぎこちなく歩いてる、の図」

みたいな感じの衝撃のショットは!(全然違)
この構図をリクエストしたスタッフ、カメラマンさんGJ!ですが、2人とも完全に顔がひきつってるなぁ・・・。

ともあれ、このショットから40数年が経ちました。
2人は今度こそ仲良く歌の話をしています・・・よね?


それでは次回更新は・・・すみません、「星1つ」予想のお題が続きます。
「ザ・タイガース、隠れた名曲多過ぎ!」ということで・・・厳密にはセットリスト予想記事とは言い難いですが、また頑張って書きます~。

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コメント

DY様 こんばんは。

私もこれは★1つですね。
「ラヴ・ラヴ・ラヴ」の裏面、というより「JULIE」の1曲という印象で。

生活感無きZUZUの詞と、村井さんのメロディ、ジュリーの甘い声が聞く者に無自覚なセレブの世界を脳内構築させてしまう、又、そういう世界にはまってしまっていた頃でした。

ジュリーとトッポのツーショット、私も当時見た時なんだか違和感が(笑)
改めて見て・・・やっぱりのけぞったわ、ゴメン。

投稿: nekomodoki | 2013年10月 4日 (金) 23時27分

nekomodoki様

ありがとうございます!

まぁ…すべてのTGシングルの中で唯一の「星1つ」のナンバーでしょうかねぇ。
やっぱりタイムリーなファンの先輩でも、アルバム『JULIE』の曲、というイメージの方が強いですか…。
でも、詞曲はすごく良いんですよね。そこがまたこの曲のスタンスの微妙さでもあります。

それにしても、この「密着ショット」は本当に驚きましたよ…。
最近、タイガースの資料を色々勉強していて、結構早い段階でステージ上の殴り合いとかあったんだなぁ、とか思ってた矢先だっただけに…。
でも決して、バンドメンバー内でケンカすることが悪いことだとは僕は思いません。むしろそれが自然だと思います。

それだけに、今回の仲直りは本当に良かったなぁ、とも思うんですけどね。

投稿: DYNAMITE | 2013年10月 5日 (土) 19時24分

DY様 今晩は!!

 地味な!?(笑)“★1つ楽曲”の御伝授、有難う御座います。

 ジュリー御自身も仰っていることとは云え・・・ 私は『嘆き』や『君を許す』が、どう転んだとしても?(笑) 布施明さんの楽曲っぽい…とは思えないのですが。

 私が毎週視ていた「ホイホイ・ミュージック・スクール」に出演されていた、デビュー直後の布施さんは、コミカルな雰囲気を漂わせておられましたし…。
 また、十代の頃から半端ない歌唱力を発揮し、大人気だった学園ドラマ「青春とはなんだ」の主題歌・『若い明日』や、挿入歌で名曲、♪空に燃えてる〜・『貴様と俺』、次作主題歌・『これが青春だ』等も歌われ…持ち歌に“豪気な男子讃歌”も多く(*若い頃、彼のコンサートには何回も行かせて貰っていたのに? ステージでは、一度も、学園ソングを聴けなかったのですが) …ジュリーのどんな楽曲
からも、“布施さんの楽曲”をイメージすることは? 私には、有り得ません(笑)

 ジュリーの透明感と、妙に危なげ…未知数の歌唱力に(笑)、却って、創作意欲を掻き立てられた? プロの作詞家や作曲家が紡ぎ出した楽曲『嘆き』そして『君を許す』を、今、新たなる気持ちで聴いてみると・・・

 ジュリーは、常に、作り手の気持ちに敬意を払うかの如く、譜面に忠実に歌われ・・・ ゆえに“当時の”ピュアさが、一層、際立って…あのトツトツとした歌い方に?(笑) またもや、好感を持ってしまいました。

投稿: えいこはん | 2013年10月 7日 (月) 17時43分

瀬戸口さま、こんばんは

この曲に★を付けるのは反則じゃないかな(笑)

「君を許す」が「ラブラブラブ」とカップリングで発売されたことは、記事を読むまで忘れていました。
微妙な時期に微妙なカップリングが暗示的ですね。
それは、置いといて(笑)

ZUZUの詞が冴えわたっていますね。
ジュリーが歌うイメージより先に、存在としてのジュリーが詞の中にいます。
ZUZUは気持ちよく書いただろうな~

「君を許す」というタイトルの強さと、
♪君の眠りの中に見知らぬ愛をうつして
僕を傷つけながら君だけの夢を見てる
このフレーズの美しさは、ZUZUと当時のジュリーとでしか表現できない世界で、あっけにとられるくらい見事です。
ZUZUの天才はジュリーに向けた時に最大限発揮されました♪
「ラブラブラブ」とのカップリング!!
複雑に豪華ですww

トッポとのツーショットは当時、ふたりが仲が悪いと言う噂が流れていまして、これを見た時に「わざとだね」と友人と笑いました(笑)

投稿: momo | 2013年10月 7日 (月) 23時02分

えいこはん様

ありがとうございます!

布施さんについては僕はほとんど知らないのですが…仰る通り、71年までのジュリーは、用意された曲をまず「作ってくれた人のメロディーを丁寧に歌う」ことに心砕いていて、それが奇跡的な無垢の表現に昇華している感じですね。

だからこそ逆に、「自分の作詞ならもっと表現できる」という思いもあったようで、コツコツと日頃から作詞に取り組んでいたみたいですね。あれだけのスターの地位を得ながら、なかなかできることではありません。
それが今のジュリーに至るのは必然ですね!

細切れのお返事ですみません。一度切ります

投稿: DYNAMITE | 2013年10月 8日 (火) 11時20分

momo様

ありがとうございます!

「僕を傷つけながら君だけの夢を見てる」…確かにここは凄いですね。ある意味容赦ない、と言いますか…。
ジュリーを思い、愛情をもって作品を作り出すプロフェッショナルは、いつも容赦ない…そしてジュリーは自然に、言わばあっけらかんとそれに応えてしまう、とそんなふうに感じます。
その意味では『JULIE』というアルバム、とてつもなく貴重ですね。全曲ZUZUなのですから…。

このトッポとの密着ショット、僕はまったく初めて見て衝撃を受けましたが…さすが先輩方は覚えていらっしゃるんですね~。

投稿: DYNAMITE | 2013年10月 8日 (火) 11時58分

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