加橋かつみ 『青春の残像』
1. ひとり
2. 水色の世界
3. 太陽の目の女の子
4. 夕陽の空
5. 愛は突然に
6. あの愛をもう一度
7. 貴女がいなくなった
8. 雨上がりと僕
9. つばさ
10. 夕陽を探して
11. 朝に見た夢
12. 花の世界
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『Pray』セットリスト、拙ブログでのネタバレ解禁の和光市公演まで、あとわずかです。
ネタバレ禁止期間に書いて参りました、ジュリーをとりまくプロフェッショナル・・・様々な作品をお題にしての更新、今回はそのラスト。
採り上げるのは、2年前からずっと探し続け今年に入ってようやく購入できたトッポの名盤『青春の残像』です。
僕はトッポのソロ・アルバムを1枚通して聴いたのはこの作品が初めてで、まだまだ楽曲背景についても分からないことだらけ、しかも収録曲それぞれの純粋なオリジナル・テイクとの細かい相違点なども把握しきれていないのですが・・・この『青春の残像』という作品は本当に気に入っておりますので、新規タイガース・ファンの素直な感想として今日は書かせて頂きます!
(不勉強にて、至らぬ記述もあるかと思います。ごめんなさい)
『青春の残像』は、トッポがザ・タイガースを離れて矢継ぎ早にリリースした三部作に収載されていた名曲の数々を、何と”マスター音源に手を加える”という手法で新たに世に問うた、特殊な形式のベスト盤です。
僕がこの貴重なCDを探し求めるようになったのは、2年前のこと。
ちょうど老虎ツアーを前に、タイガース・ナンバーの記事を書きまくっていた頃(ツアーへのトッポ参加の夢も捨てきれていませんでした・・・)に、たまたまYou Tubeで聴いた「ひとり」という曲にとても感動し、たとえこの1曲のためだけにでも何とか正規音源が欲しい、と考えたのでした。
「ひとり」は、タイガースのメンバーの作品の中では著しくジュリー・ナンバーに興味が偏っている僕をしても、トッポ独特の危うさ、脆さ、そして美しさの魅力が深く身体に入り込んでくるような戦慄にも似た感覚を抱かせ、「これは久々に、これまで見逃していた物凄い邦楽作品に出逢ったかもしれない」と興奮したものでした。
その時僕が聴いた「ひとり」は、『青春の残像』収録の、深町純さんアレンジのヴァージョン。
すぐ後に先輩方の指南で、オリジナル・リリース時のヴァージョンも聴いたのですが・・・聴き比べても、何故だか僕の心に強く響くのは深町さんアレンジ・テイクの方なのでした。タイムリーなファンでないが故のことなのでしょうか・・・。
ともあれ、僕は深町さんアレンジの「ひとり」の音源を求め、すぐさま「在庫あり」とされていたショップさんで『青春の残像』CDをネット注文するも、長期間待たされた挙句に結局「メーカー品切れにより発送できません」との連絡を受ける始末。
どうやら基本的に廃盤扱いの作品のようで、その後も中古ショップで何度か見かけたりもしましたが、ちょっと手の出ない高値がついていたりして・・・。
こういうのも運命だし、僕には縁が無かったのかも・・・とあきらめかけていた矢先、たまたまアルバム・タイトルで検索をかけたらアマゾンさんのページがヒット。何と、少し前までは確かに「現在取り扱いできません」の表示が出ていたはずなのに、いきなりの「在庫あり」・・・しかも中古ではなく新品の定価で!
何かの間違いなのかも・・・と半信半疑で注文したところ、キチンとした新品のCDがすぐに届いたのでした。
2012年1月24日の日本武道館で、有言実行の男・ジュリーが宣言した「近い将来」が遂に現実となった2013年にして、僕はとうとうこのトッポの名盤を入手・・・これもまた不思議な縁を感じずにはいられません。
『青春の残像』では1曲目に配された「ひとり」は、改めて聴いても素晴らしい大名曲でした。
ただ僕は、トッポの作品知識が乏しかったこともあり、アルバムを通して鑑賞することによって、「ひとり」という曲に”特殊”なスタンスを今回見出すに至りました。2年前に何とはなしに感じていた”戦慄”が、実体となってモロに身体にブチ当たってきたかのようでした。
そして、「ひとり」はこれだけの大名曲だけれども、ザ・タイガース再結成が実現しようとしている今、トッポ個人としてはもう封印してしまいたい曲なのかな、と・・・ヒヨッコなりに考えるに至ったのです。
まったくの検討外れな考察かもしれませんが、今日は、及ばずながらその辺りについて僕が考えたことを詳しく語りたいと思っています。
それでは、新規ファンの僕が何故「ひとり」を”封印されし名曲”だと改めて受け取ったのか・・・それについては、他収録曲(僕はやはり「ひとり」が圧倒的に好きですが、アルバムには他にも素晴らしい曲がたくさん収録されていました)の考察を先に述べる必要がありますので、まずはそちらから書いてまいりましょう。
↑ 歌詞カードより。トッポ、カッコイイじゃないですか~!
クレジットで目を惹くのは、トッポの作詞作品が非常に多いということです。いくつかの例外はあれど、『青春の残像』は”加橋かつみ作詞傑作選”的な意味合いもあったのではないでしょうか。
そして、僕が個人的に特に好きな曲も、トッポの自作詞曲に集中しています。
トッポの詞は、哲学的でありながらも難解なフレーズはまったく無く(だからこそ逆にトッポの”内なる声”の激しさが伝わってきます)、明快です。
愛されることの歓びと、愛が終わることの悲しみ・・・その後ふりかかる言いようのない孤独。
多くの曲でトッポはこの二面性を描きます。
基本的にハッピーエンド・ストーリーではありません。でも僕は、そんなトッポの歌詞には不思議と波長が合うようです。「泣き喚く」という感じではなく、「闇の中から俯瞰する」ようなアプローチが、アフターサイケの洋楽ナンバーを思わせるからかもしれません。
まばゆい愛が、そのまばゆさ故に主人公の元を離れていく・・・トッポの作詞作品では、そんな心象が淡々と綴られているのです。
例えば、収録曲中唯一のアップテンポ・ナンバーであり、ソウルフルなブラス・アレンジに載せて「ロッカー・加橋かつみ、ここにあり!」と思わせてくれるヴォーカルが炸裂する、3曲目「太陽の目の女の子」。
サビ部にカッコイイ変拍子が採り入れられていたり・・・個人的には「ひとり」の次に好きな曲です。
激しいラテン寄りの16ビート。タイトルや曲想だけで判断すると、「太陽の目」を持つ女の子に捧げる燃え滾るような愛の賛歌・・・であるべきです。
いや、もちろん歌詞冒頭の段階ではそれはその通りで
目の中に太陽が光る女の子
僕は夢中になってあとを追いかけ ♪
この辺りはノーマルと言うか、タイトルのイメージ通りの導入部。ただ、1番が終わる頃にはすでにストーリーの雲行きが怪しくなっていきます。
あぁ、誰か知らないけど
貴女の呼ぶ声が聞きたくない ひとりでいたい ♪
”貴女”の、ある意味天真爛漫な振る舞いに苦しむ主人公・・・でしょうか。
そして曲の最後には
今あなたは あの赤いまぶしい太陽
僕は深い海の底に沈んだ ♪
ここで「あなた」が平仮名になるということは、それまでの”貴女”と”あなた”は別人なのでしょうか?
いずれにしても、愛する人と僅かな光に包まれながら海の奥底でとどまっていたかった主人公の願いは霧散し、「太陽の目の女の子」という曲は、そのタイトルから想起するイメージとは真逆の、暗い海底の闇に置き去りにされて終わるのです。
続いて、ユーミン作曲の出世作として名高い5曲目「愛は突然に」。これも名曲です。
緻密なメロディーと壮大なアレンジを擁するバラード・ナンバーで、こちらも曲想とタイトルだけでイメージすると、突然訪れた至高の愛の歓びをテーマにしたものかと思ってしまいますが、歌詞の流れは「太陽の目の女の子」と同じく
初めて貴女を見たあの時
心が光に包まれ
驚きに何も見えずに
その日から愛が生まれた ♪
と、タイトルイメージ通りに導入しながらも、曲が進むと実はこの曲のタイトルは、”突然の愛の終わり”を示していることが分かってきます。
愛はある日突然に
私の胸の中で 悲しい音立てた ♪
続いて「世界はくらやみに包まれ♪」と、やはりここでも失意、深い絶望の淵に佇んでいる主人公のつぶやきを示唆する歌詞で曲がしめくくられます。
エンディングでの長尺のギター・ソロがまた情念溢れる素晴らしい演奏で、長調の壮大なバラードが最後の最後に深い悲しみを訴える・・・この構成は、トッポのヴォーカルと歌詞がもたらしたものでしょう。歌詞カードに演奏クレジットが無いのが残念。リード・ギターはどなたの演奏なのでしょうか・・・?
さらに7曲目「貴女がいなくなった」。
作曲の堀内麻九(護)さんについてはつい最近、体調不良を乗り越えて9月にニューアルバムのリリースが決定、というニュースが届けられたそうで、アルバムにはトッポは当然として、先日たまたま記事で採り上げた鈴木雅之さんも参加されているとか・・・要チェックですね。
2曲目「水色の世界」同様に、麻九さんの曲は僕にとってドノヴァンのような「サイケデリック・フォーク」といった印象があるのですが、メロディーだけ抜き出しますと、その瑞々しさ、美しさにドキリとさせられます。
「貴女がいなくなった」の場合は、サビがたった1度しか登場しない構成が斬新で、逆にそのサビメロの美しさが一層際立ちます。
空よ 花よ 僕の願いを
風にのせてゆけ ♪
瑞々しいメロディーにトッポ特有の高音で歌われる美しいサビ・・・トッポの詞もここでは”希望”を感じさせるのですが、やはり曲のしめくくりは
今 すべて昔のこと
愛は消えて むなしさだけ
後に残り 僕は一人 ♪
孤独に沈む主人公の姿が浮かびあがります。
そして8曲目、一見穏やかな小品のように感じられる中に、内なる孤独をぶつけるかのような激しいアコースティック・ギターのストロークがトッポの心情を投影している名曲「雨上がりと僕」。
雨が上がって陽が射し、白い花と水のにおい・・・普通に考えればそれは、すがすがしく明るい光景のはずです。
ところが
水に映る僕の顔
まえと違う 眼の中を誰も知らない ♪
今ここに貴女がいれば
僕は何もほしくないのに
あの日は 涙で眼のまえがくもり
今は何も話したくない ♪
水たまりに映った自分の表情に、自分しか知りえない暗さを見とって心を閉じる主人公。
いっそのこと、ずっと雨が降り続いてくれていた方が、そんな自分の顔を見なくても済むのに・・・という果てない苦悩が感じとれます。
と・・・ここまで『青春の残像』収録曲の中から、「ひとり」以外に僕が個人的に好きになった4曲を紹介させて頂きました。
それらすべてが、トッポの作詞作品です。
(他の人の作詞作品では、山上路夫さん作詞、村井邦彦さん作曲の「つばさ」が好きかな・・・。キレイな”「枯葉」進行”の3連バラードです)
先述の通りトッポの詞はシンプルなフレーズが多いだけに、それぞれの曲の共通点がすぐに明らかになってきます。
それは
「愛の終わり」を強烈に体験した後の、主人公の孤独。
そして、二人称「貴女(あなた)」の存在。
トッポが描く「貴女」は、世界の片隅にうずくまっていた主人公を、その気高さとまばゆさでもって、光の中に引き上げてくれる女性のようです。
しかし、そのまばゆさ故に(と僕には受け取れるのですが)破綻する愛。
後に残された主人公は、「貴女」と出逢う以前とは比較にならないほどの、いっそうの闇の中に沈み込む・・・それが僕の挙げた4曲に共通するシチュエーションと言えます。
そこで、僕が最も好きなナンバー「ひとり」です。
この歌詞もまた、何らかの「終わり」を体験した主人公が時を経ても身を置き続けている「闇」を歌った曲であると思われます。
ただし、先の4曲とは決定的に異なる点があります。二人称が「おまえ」なのです。
昨日のよう 泣き出しそうな
おまえは歩いて 明日に向って 一人で ♪
これはどうしたことでしょう。
「おまえ」とは、変わらず一人称で登場する「僕」の思い人である他曲の二人称「貴女」とはまったくの別人のような人物のことを歌っているのでしょうか。
改めて、Aメロの歌詞を紐解いてみます。
風が窓を通りすぎ 人の波に 流されて
夢のように日が過ぎ 喜び 悲しみ
後には 僕だけ 一人 ♪
先の4曲に比べ、この曲では”終わり”の日から少しばかり年月が経過しているようです。
「夢のように日が過ぎ」とは、主人公の虚無の中を、現実感もなくただ経過していく時間。「喜び」や「悲しみ」が通り過ぎた後には、感情すら失って佇む「僕」がひとり。
正に「ひとり」の状況を感じさせます。
とすれば・・・「おまえ」というのは「僕」の過去の姿、とは考えられないでしょうか。何か・・・放り出され、ひとりで歩くことを決め歩を進め始めた過去の主人公の姿。
「明日に向って」懸命にもがき歩く過去の自分を、自ら「おまえ」と呼び突き放すその儚さこそが、トッポの異端の才の表れのように僕には思えてくるのですが・・・いかがでしょうか。
そう考えていくと、『THE TIGERS 1982』に収録された「時が窓をあけて」が何と奇跡的に「光」を感じさせるシチュエーションを描いた名曲であるか、ということも改めて分かってきます。きっとあの同窓会はトッポにとって、とても素敵な時間だったのですよ・・・。
この「時が窓をあけて」については是非、年末の武道館前に考察記事を書いておきたいと思っています。
また、「ひとり」については作曲のタローについても書いておかねばなりません。本当にトッポにピッタリの素晴らしいメロディーなんですよね・・・。
ちょうどこの頃のタローは自らの音楽活動に「作曲」というアイディンティティーを確立させていた時期。自信に満ち溢れながらも、歌い手の特性をキチンと配慮した奥深さがあり・・・タロー幾多の名曲群にあって、「ひとり」もひときわ輝きを放つ傑作だと思います。
考えてみるとタローは、タイガース・オリジナル・メンバーの他の4人全員と、「作詞と作曲」のタッグを組んだ経験があるんですよね。これはザ・タイガースのメンバーそれぞれの関係を語る上でも特筆すべきことです。
2年前にも書いたことがありますが、もしも・・・もしもタイガースが新譜を作る、という話になったら、体調のすぐれないシローには作詞提供という形で参加してもらって、是非タローに曲をつけて欲しい・・・と、僕はそんな夢のようなことを考えたりもしているのです。
さて、いよいよトッポも加えた真・タイガース・・・オリジナル・メンバーによる奇跡の再結成が年末に実現します。
2人で和解の盃を交わした際、「結局どんなふうにタイガースをやりたいの?」というジュリーの問いに、後日トッポが箇条書きにしてきたという答・・・その1行目に
「友達に戻ること」
と書かれていたそうです。
ジュリーはその1行だけで、「それだけで、かつみの望んでいたことが分かった」と。
後追いファンと言えど、僕もトッポがタイガースを離れた様々な経緯について、今ではある程度の認識はしています。
ジュリーの謝意に涙まで見せたというトッポが、今回の再結成に臨んでまずしたためたその1行に
「もう、”ひとり”はイヤなんだ。タイガースをやるのなら、あの楽しかった時間に戻りたい」
という思いが込められているように僕には感じられます。
ジュリーは「友達に戻る」というトッポの意を汲み、冗談めかしながらも、トッポがジュリーや他メンバーとそれこそ昔の友達感覚で楽しげにタイガースの準備に取り組んでいる・・・そんな様子がうかがえるエピソードを、ソロツアーのMCで少しずつファンに話してくれているようです。
僕の次参加となる週末の和光市公演でも、トッポにまつわる話が聞けるのでしょうか。
ジュリーとトッポ・・・本当に、何とも表現しきれない不思議な関係の二人です。
ただ、ひとつ殻を破って考えれば、トッポはジュリーの歌手としての本質をいち早く見抜いていた数少ない人物だと僕は思っています。
先輩からお預かりしているお宝・・・1973年に発行された『沢田研二新聞』という冊子に、タローや加瀬さん、堯之さん達ジュリーの周囲の著名な音楽家が、「ジュリーとは・・・」と様々な”沢田研二論”を寄せているコーナーがあります。
そこで抜きん出て目を惹くのが、他でもないトッポの言葉・・・これは以前、2012年の武道館公演のレポート記事でも紹介させて頂いたことがあるんですけど、この機に今一度転載しておきますね。
(『沢田研二新聞 Vol.1』より)
彼の最高の武器---それはなんと言ってもあの美しさ、可憐さ、弱さだ。あんなにステージで、弱さ、色気を出せる歌手が他にいるかい?誰でもキレイなものは見たいもんね。
でも、彼に「いい顔してるね!」なんて言うと、馬鹿にされているととるんじゃないかな。と言うのも、彼自身は外見よりそのハート(胸の内)を見てほしいと思っている筈だから---。みんな美しい顔ばかりに見とれて、心を知ろうとしないからね。
反面、ステージなんかで、ウワー!とエキサイトした時のゆがんだ表情も、人間の強さ、あわれさ、なんとも言えないヒューマニティが感じられて、いいネ。そして、それが終わって、ふっと気を抜いて、ため息をつくようなところも大好きだ。
弱さ、はかなさを表現させたら抜群の彼も、人間的にはとても強い男だ。日本人特有の腹にグーッと押さえ込むような力を持っている。
タイガース時代、一番ケンカもした仲だけど、今から思うと、一番考え方が似ていたのではないかな。違い過ぎればケンカはしないでしょうから。昔の仲間というより、一人の芸人として見て、とても好きな人です。
---加橋かつみ(歌手)
1973年の時点で、「ジュリーはその容姿で語られることが多いけど、彼の本質はそこじゃないよ」とハッキリ語っているのは、この冊子にジュリーへの言葉を寄せた豪華メンバーの中で、唯一トッポだけなんです。これは本当に凄い・・・いやむしろ、微妙な距離を保っている、それでいてとても近い感覚すらあるこの二人の関係でしか出てこない”ジュリー論”だったのかもしれません。
そして・・・トッポが絶賛するジュリーの「弱さ、はかなさを表現させたら抜群」という才能は、他でもないトッポ自身の大きな武器であり魅力であることに、『青春の残像』を聴くと改めて気づかされます。
この、自身の稀有の才をトッポは自覚しているのでしょうか、それとも・・・?
僕は今から、年末のタイガース再結成のステージで確実に歌われるであろう、トッポの「花の首飾り」が楽しみでなりません。
2年前に生で聴いたジュリーの歌と、どのように違って響くのか・・・僕はジュリーの「花の首飾り」に白鳥の希望の歌を見たけれど、この曲の本質は実はそこではないのだ、と考えていて、それこそ「弱さ、はかなさを表現させたら抜群」の、ジュリーですら敵わないトッポのヴォーカルが今年遂にこの後追いのファンにも味わえるのではないか、と予想するからです。
ですから僕は2年前から言っているように、「花の首飾り」の考察記事は、実際にトッポのヴォーカルを生で聴くまでは書きません。
そして、その時が来ることはもう約束されています。本当に、奇跡ですね・・・。
それでは、次回更新はいよいよセットリストのネタバレ解禁、『Pray』和光市公演のLIVEレポートです。
頂いたお席がお席なだけに、どのようなレポートになるのか自分でもまったく予想がつきませんが・・・あと数日というところまできて、相当に気持ちが昂ぶってまいりました。
鉄人バンドの演奏含め、しっかり目に焼きつけてきたいと思っています。頑張って書きます!
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