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2013年7月15日 (月)

大野克夫 『太陽にほえろ!オリジナル・サウンドトラック 80's ベスト』

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ご無沙汰でございます。
ジュリーの『Pray』ツアーが始まりまして、拙ブログでは、僕の次回参加となる和光市公演のレポート(大変なお席を頂いてしまいましたので、普段よりも一層暑苦しい酷暑のようなレポになるかと思われます)まで、セットリストのネタバレ禁止期間とさせて頂いております。

その間、いくつかジュリーとは直接の関係がないお題にてのんびりと更新して参ります。
今日はその第1弾。手馴らしの短い気軽な記事になりますが・・・採り上げるのは、誰もが知る刑事ドラマの大名作『太陽にほえろ!』のサウンドトラックです。
伝授~!

『太陽にほえろ!』のサントラにつきましては、以前にも1度記事を書いたことがあります。その時採り上げたのは、井上堯之バンド名義のCDでした。
今回の『80's ベスト』は、井上バンド解散以降(1980年~1986年)リリースのサントラ音源集。

名義としては2つのバンドに分かれます。
まずは、神田正輝さん演じるドック刑事登場編からのクレジットとなる、フリーウェイズ。DYNAMITEが一時、オールウェイズと混同していたバンドですね。まぁ実際、メンバーは2人かぶってるんです(←言い訳にもなりませんが)。
1978年大野さんがリリースしたソロ・アルバムのタイトルがバンド名の由来であることは、ジュリーファンのみなさまならば明らかなところでしょう。

そして、渡辺徹さん演じるラガー刑事登場編以降の、大野克夫バンド。その後演奏メンバーや楽器編成は時代を追って変遷していきますが、名義としてはずっとこの”大野克夫バンド”で最終回まで通されることになります。

『太陽にほえろ!』はドラマも音楽も、どちらかと言うと井上バンド時代の70年代の方が人気があります。それは無論僕も同感な部分はあって、我ながら驚きだなぁと思うのは、世の刑事ドラマ挿入歌で一番好きな「青春のテーマ」・・・子供の頃から憧れ続けてきたその曲でベースを弾いていたのがザ・タイガースのサリーだ、と知ったのがほんの数年前という・・・。
やっぱり井上バンドの演奏は、刑事ドラマ挿入歌であってもジュリーのバンドであっても、変わらずにロック!なんですよ。

一方、『太陽にほえろ!』のドラマ自体にも変化が表れてきた80年代。
挿入歌においても、フリーウェイズ、大野克夫バンド共にロック色は確かに薄れました。しかし、大野さんの作曲はより緻密に計算されたものになり、区画整理されたような隙の無いアレンジと楽器構成は、新たに登場する刑事のキャラクターとのシンクロ度を深め、音楽としてより深く、磨きがかかってきます。
つまりは、80年代の『太陽にほえろ!』挿入歌だって名曲揃い!ということです。

また、僕はこれらの音源をそれこそ少年時代から知っているのですが、ジュリーファンとして覚醒したここ数年で思うことは、子供の頃に愛したその音楽に、自分がジュリーファンとなる要素が、念入りなまでに多く仕込まれていたんだなぁ、と。
例えば、演奏クレジットだけをとってみても・・・。

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冒頭のフリーウェイズから、沢健一さんはじめジュリー絡みで知ったお名前がズラリと並びます。
また、ジュリー堕ち間もない頃に書いた「憎みきれないろくでなし」のお題で、「こんなに情熱的にカウベルを叩く人を初めて見ました。この打楽器奏者はどなたですか?」と記事中でみなさまにお尋ねしたところ、増岡正さんのお名前を先輩より教えて頂いたことがありました。増岡さん・・・このCDでも大野克夫バンド・メンバーとしてパーカッション・クレジットがありますね。
そして、昨年中野サンプラザでのピーとタローのジョイント・ライヴにて初めて生でその音を聴く機会に恵まれた、速水清司さんなど・・・挙げればキリがありません。

このCDの中で僕が最も好きなのは、07:「ラガーの青春」。ラガー刑事には04:「ラガー刑事のテーマ」がメインとしてあって、こちらはサブ・テーマの扱いなんですけど、ツイン・リードのギター(展開部のソロが速水さんの演奏のように僕には聴こえます)や、切れ味鋭い田中清司さんのドラムスなどはメインを凌ぐ勢いがあって、パワーを感じます。
他にも、佐々木隆典さんの”溜めるビート感”が劇中でのカーチェイス・シーンを盛り上げる02:「ドック刑事のテーマⅡ」や、故・地井武男さんを思うとすぐに脳内に流れる、キャッチーなメロディーが最高にカッコイイ12:「トシさんのテーマ」、豪快なホーン・セクションを織り込んだ17:「デューク刑事のテーマ」など・・・井上バンド時代とは違った良さを持つ名曲がたくさん収録されています。

僕はドラマとしても、
80年代の『太陽にほえろ!』も70年代同様に好きで、活躍期間は短かったですが、沖縄ロケで復帰した沖雅也さん演じるスコッチ刑事(復帰前と違い、キャララクターにコミカルな面が味つけされているのは、その間に『俺たちは天使だ!』を演じたことが関係しているのでは、と個人的に考えています)には特に思い入れがありますし、当時世間でアイドル的な人気が高かったと言われる”かわせみカルテット”時代(神田さん、渡辺さん、世良公則さん(ボギー刑事)、三田村邦彦さん(ジプシー刑事)の若手刑事4人の頭文字をとったもの)はもちろん、その後登場した金田賢一さん演じるデューク刑事も好きなキャラクターの一人です。

そして、これは人によるのかもしれませんが・・・僕の場合は、勇ましい刑事ドラマの挿入歌を聴くと元気が沸き、テンションがグッと上がります。
体調も崩しがちなここ最近の酷暑の中、8月末まで厳しい仕事が続く予定なんですけど、ジュリー・ナンバーと刑事ドラマ挿入歌の2本立てBGMで、何とか精神を鼓舞し頑張っていこうと思っているところなのです・・・。

さて、次回は楽曲考察記事に戻り、我らがピー先生の「楽しいときは歌おうよ」を採り上げる予定です。
もう数ケ月後にまで迫ったザ・タイガースの再結成。タローのアレンジ的にもタイガースとの関連性が濃いこの曲について書くことは、僕自身とても楽しみなことです。
頑張ります!

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コメント

DY様 こんばんは。

第一作から欠かさず観ていましたね。
あの当時は家族全員お茶の間で、が普通の時代でした。
父はいつも「新宿区矢追町は世界一物騒な街(笑)だなぁ。毎週殺人事件があって」などとのたまっておりましたっけ。

メインキャラやシチェーションごとにテーマメロディを付けるようになったのはこのドラマが初めてじゃないかなぁ。

やっぱりショーケンのマカロニ刑事が一番ですよね。一年過ぎたら新米刑事でもないし、消える時はできるだけカッコ悪く死にたいって殉職・降板。
おかげで次からの新米刑事も軒並み一年で殺されるのがお約束(?)になってしまったという、罪つくりな奴でしたね。
でも殺されるのを拒否した方もいたっけ?

サウンドトラック、買ったはずなんだけどな。

投稿: nekomodoki | 2013年7月15日 (月) 22時03分

nekomodoki様

ありがとうございます!

僕はマカロニやジーパンは後追いの再放送で観た世代になります。
『あまちゃん』の「ミズタク」役の龍平さん、鋭い眼光や、時折見せてくれる、ちょっと口をすぼめたような感じの表情が、ジーパンそっくりで…それだけで胸に迫るものが…。

ちなみに、「殉職を拒否」ではなくて、視聴者が「1年での殉職に反対!」としたパターンがテキサス。おかげでテキサスは1年延長出演となり、ボンとの「若手刑事複数体制」の走りとなるのです。

僕が『太陽にほえろ!』の殉職シーンで一番泣いたのは、ゴリさんでした…。

投稿: DYNAMITE | 2013年7月15日 (月) 22時12分

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