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2013年5月14日 (火)

沢田研二 「おれたちは船乗りだ」

from『JULIEⅡ』、1971

Julie2

1. 霧笛
2. 港の日々
3. おれたちは船乗りだ
4. 男の友情
5. 美しい予感
6. 揺れるこころ
7. 純白の夜明け
8. 二人の生活
9. 愛に死す
10. 許されない愛
11. 嘆きの人生
12. 船出の朝

--------------------

さぁ今日は、みなさまの反応が心配なお題です。
『ジュリー祭り』以降、LIVE会場でお会いしたりブログのコメント欄でお話を伺ったりして、数多くのジュリーファンの先輩方と膨大なジュリー・ナンバーについてたくさんお話をさせて頂いておりますが・・・今日採り上げる曲は話題にのぼったことがただの一度もありません。
『ジュリー祭り』以前のポリドール期のアルバム大人買い時代から、渋いアルバム収録曲について散々語り合ってきた盟友・YOKO君ですら、この曲については「アッという間に終わってワケ分かんないよね・・・」と、正当な評価をしてくれていません。

しかし僕にとっては・・・確かにアルバム収録曲中傑出して好き、というわけではないにしても、絶対に飛ばして聴くことはできない・・・最愛のアルバムの重要なパーツを構成するナンバーとして、さらに、てらいのない無垢で伸びやかなヴォーカルが素晴らしい初期ジュリーの隠れた名曲として、この機にみなさまに是非聴き返して頂きたいなぁ、と考えている曲なのです。

数年ぶりの「コメント数ゼロ」という事態に怯えつつ・・・アルバム『JULIEⅡ』から。
「おれたちは船乗りだ」、伝授!

前回記事で、「次回はちょっと蟹江敬三さんのことを書く」と予告しまして。
この話題を枕に持ってきますと本題がものすごく短くなってしまいそうなので、無理矢理に考察本題の冒頭に持って来ることにしました(汗)。

蟹江敬三さん・・・何かって言うと、視聴者の評判も上々と聞く今年上半期のNHK朝ドラ『あまちゃん』ですよ!
個人的には、毎日ここまで楽しみに観ている朝ドラは『ちりとてちん』以来となります。
僕の場合は朝の放映ではなくて、会社の昼休みに何人かの社員と集まって再放送を観ています。今のところ、仕事の外回りで致し方ない時を除き、できる限りじっくり観続けていますね。
ストーリーも音楽も楽しい作品です。『ちりとてちん』もそうでしたが、僕はやっぱり朝ドラの主題曲は歌モノよりインストの方がいいなぁ・・・。

で、最近になってドラマの主要キャストとして、主人公のおじいちゃん役で蟹江敬三さんが加わりまして、イイ味出しまくっています。
年に10日しか故郷・三陸に帰ってこないという海の男。
「やっぱりおばあちゃんの待つ故郷の家が一番いい、ということを確かめに海に出ていくんだ」と、とぼけた表情で朴訥に言い放つカッコ良さ。

♪ おれたちは船乗りだ 陸にいちゃ暮せない
  C              G7                         C

  棲み家は 海だ海だ ♪
  F     D7     G7

そうかと思えば、おばあちゃんとケンカして外でヤケ酒をあおりながら「北欧の女はいいぞ~」と仲間達に虚勢を張る、可愛らしさ。

♪ おれたちにほれるなよ 娘さん気をつけな
  C              G7                      C

  浮気な 鳥さ鳥さ ♪
  F   D7   G7

そんな蟹江さん演ずるおじいちゃんのキャラクターが僕の中で、『JULIEⅡ』のストーリーにおける重要登場人物のひとり、船乗りの親父さんのイメージとピッタリ重なってしまったという次第(但し「男の友情」だけは、栗本薫さんの『グイン・サーガ』に登場するカメロン提督で不動ですが)なのです。
まぁ、年齢設定は随分違うのでしょうけどね。
とにかく、蟹江さんが『あまちゃん』に登場するようになってすぐに僕は、ジュリーファンの間でもなかなか話題に上がることのない「おれたちは船乗りだ」という佳曲をブログのお題に採り上げよう、と決めたのでありました。

実は・・・僕は子供の頃、蟹江さんのことが凄く怖かったのです。
中には「そうそう、そうだった!」と賛同してくださる同世代の方もいらっしゃるかもしれませんが・・・これは完全に『Gメン’75』(『太陽にほえろ』『特捜最前線』と並ぶ僕のお気に入りの刑事ドラマです)のトラウマなのですよ・・・。

僕の知る限り、元々若き日の蟹江さんは特撮系で狂気じみたキャラクターというか設定というか、そんな配役が多かったように思います。
確か『ウルトラマンエース』で、人間が牛になる、というメチャクチャな話があって子供心に強烈に覚えているんですけど、どうも僕の記憶の中ではそれが蟹江さんの演技だったように思うんだよなぁ・・・実際のところどうなんだろうなぁ・・・。

おっと、『Gメン’75』の話でした。
文字通り血も涙も無い大悪人を蟹江さんが演じていたのですが、その徹底した非道ぶり、あまりのインパクト、あまりの反響(役どころが過激過ぎて決して良い反響ばかりではなかったと思われますが)に、その後怪奇シリーズ、猟奇シリーズのようなノリで凶悪犯の名も「望月源治」と新たに固定され、何と「冷酷、非情、人間味ゼロ」の犯人役を蟹江さんが演ずる一連のシリーズが始まってしまったという・・・。
シリーズは源治の死により一旦はケリがつくものの、蟹江さんの凄まじい演技の怨念か・・・後に望月源治には双子の弟が存在していたことが発覚(笑)し、当然演じるのは蟹江さん。
こうなってくると、子供にとっては俳優・蟹江敬三さんと架空の登場人物・望月源治の区別がどんどんつき辛くなってくるわけですよ。

『Gメン’75』ファンの少年達は、次回予告で蟹江さんの姿を確認すると1週間楽しみに(?)怯えながら待ち、放映を観た当日夜はトイレにも行けずにすぐさま布団をかぶって寝るしかない・・・。
それほど凄まじい犯人像を、蟹江さんはものの見事に演じていたのでした。

Werethesail1


『Gメン’75』 第218話 「梟の森みな殺しの夜」より
望月源治のルーツは、別名、別設定の犯人役を蟹江さんが演じたこの回にまで遡ります。この時点ではあくまで単発のストーリーでした。
蟹江さん演じる犯人は、情け容赦のない惨たらしい犯行の後、返り血を拭うでもなく現場から走り去るでもなく、悠然と畑のスイカを盗み地面で叩き割って食べ、喉の渇きをうるおすという・・・蒸し暑い夏の夜のお茶の間が一気に凍りついた強烈なシーン。

10代前半だったDYNAMITEが、蟹江さんのことを「俳優」として見る前に「望月源治」として見てしまうようになったのも、蟹江さんの凄まじい演技の為せる業とはいえ・・・実際、トラウマ期間は長かったです。
少し後に、ホームドラマか何かで蟹江さんが普通のサラリーマン役でテレビに出ているのを見ても、とにかく怖くて劇中の蟹江さんの役が頭に入ってこないくらいでしたからね。

それが払拭されたのは、これもやはり刑事ドラマの『特捜最前線』の最末期。蟹江さんが刑事役としてゲスト出演したのですが、「実はこの刑事は陰で悪事を働いている」と視聴者をミスリードする脚本だったのです。
蟹江さんに望月源治の面影を消せない僕のような者はコロッと騙され、「コイツはとんでもない悪党で間違いない」と。
しかし結末は逆。「悪い奴に違いない」という先入観があっただけにその決着は強烈で、一転して蟹江さんがとても爽やかに見えたものです。僕もようやくそこで「蟹江さん=望月源治」という呪縛から解き放たれたのでした。

以来、蟹江さんは個人的に大好きな俳優さんのひとりとなりました。
本当に良い感じで年齢を重ねられ、『あまちゃん』での飄々とした船乗りのおじいちゃん役は、男が見てカッコイイ男・・・蟹江さん最高のハマリ役です。若き日に演じた望月源治と同じくらいにね!

話ついでに、蟹江さん同様『あまちゃん』に出演されている平泉征さんの若き日の画像も紹介しておきましょう。

Werethesail2


『Gメン’75』 第254話 「警視庁の女スパイ」より
中島はるみさん演じる吹雪刑事登場編にて、非道な犯人役を熱演する平泉さん。『Gメン’75』の多くの回で平泉さんは主に犯人役で活躍されていました。

さてそれでは、”海の男”をテーマとしてアルバム『JULIEⅡ』にコミカルな味つけをしている「おれたちは船乗りだ」について詳しく書いていきましょう。

『JULIEⅡ』は最初から最後まで収録曲が完全にストーリー仕立てになっていますから、いわゆる「ストーリーの合間」的なナンバーがいくつかあります。全体の物語に厚みを与えているわけですね。
人によっては(と言うか僕自身が初めてアルバムを通して聴いた際にそう感じたのですが)、そういった曲を”場繋ぎ的”と軽く聴き流しがちな傾向もあるようです。
その最たる例が「おれたちは船乗りだ」でしょう。
何と言っても収録曲中唯一、歌詞の主人公がジュリー演ずる少年ではなく、船乗りのおやっさん(もしくは船乗り仲間とその傍にいる少年をも合わせた大人数からの視点)になっているのですから。

ただ、ジュリーのヴォーカルは本当に凄い!
いや、「美しい予感」「純白の夜明け」「愛に死す」などとんでもなく凄いヴォーカルの他収録曲がアルバムに居並ぶ中、確かになかなかその点気づきにくい配置の曲ではあるんですけど・・・例えば以下の箇所のヴォーカルを、みなさまちょっと聴き直してみてください。

♪ 可愛い娘が泣いて とめても明日には
  Am             Em        Am                   Em

  また錨を 巻きあげてゆく ♪
     F     Em     F           G7

特に「錨を~♪」と伸びあがる部分の、ジュリーの声の素晴らしさ。

これまでも何度か書いてきているように、『JULIEⅡ』は演奏のレベルが非常に高く、当時の邦楽リリースのLPとしては最高峰と考えられる演奏トラックを前面に押し出しているミックスになっています。
つまりこの時点では、周囲のスタッフが「歌の神」の存在にまだ気づいていない・・・それが逆に当時のジュリーの声の特性を自然に引き出し、ジュリーも「僕は歌に専念してできる限りのことをするだけ」という無心・無垢な境地から自分でも知らず知らずにその稀有な才能をほとばしらせているのです。
そういったことが「おれたちは船乗りだ」という、良い意味で”目立ちにくい、アルバムの中の1収録曲”でも当たり前のように発揮されていることこそが、『JULIEⅡ』の魅力、完成度を象徴しているように僕には思われます。

無論、作曲も”繋ぎ曲だから”などという安易なものでは断じてありません。何と言ってもこれは、クニ河内さんの作品なのです。
ザ・タイガース後期、あの「怒りの鐘を鳴らせ」や「誓いの明日」など、ストイックなまでに自作曲に強烈な哲学を盛り込む素晴らしい作品を生み出した作曲家。僕はクニ河内さんの凄みについて、一昨年にザ・タイガースの記事を書きながら学ばせて頂いたようなものです。
「おれたちは船乗りだ」についても、さきほど「ジュリーのヴォーカルを聴き直して」と挙げた箇所など、いくら和音がマイナーコードに進行していっても、朗らかさ、愉快さ、爽やかさを失わない「陽」の哲学というものが、メロディーに練り込まれているのではないでしょうか。

それにしても『JULIEⅡ』の作曲家陣は本当に豪華です。質の高い”競作”とはこういう作品を指すのでしょうね。

また、他収録曲と同様にこの「おれたちは船乗りだ」においても、東海林修先生のプロフェッショナルなアレンジに注目。
楽しげな曲想を生かすべく、イントロそして歌メロと歌メロの繋ぎ目にボ・ディドリー風の陽気なリズム(「緑色のKiss Kiss Kiss」記事参照)を採用しています。
さらに、ストリングスの出番が本当に「満を持して」という感じ。最初から入ってこない、というのがポイントだと思います。
演奏時間の短い曲ですが、隅々にまで細かい仕掛けや工夫が行き届いていて、何度聴いても新鮮なんですよね~。

エンディングの口笛は、わざと微妙にメロディーをずらしているのが「楽しき船乗り」的なワイワイとした雰囲気をよく表しています。
この「微妙にずらす」というのがいざやってみると意外と難しい・・・この口笛、ジュリー自身も参加しているのでしょうか。だとすればやっぱり天才です!

ちなみに『JULIEⅡ』収録曲のスコアは、こちらのお宝本に全曲収載されています。

Werethesail3


『沢田研二のすべて』より

「おれたちは船乗りだ」のコード進行において最も重要なフックである「D7」を「Dm」で表記するなど、当時ならではの大らかな採譜箇所はいくつか見られますが、他収載曲と比較しますとかなりマシな方かな~。
少し前に紹介させて頂いた「不良時代」の採譜ほど「話にならん!」って感じではないです。でも、この曲に関しては僕が記事中で明記したコードで弾いて頂いた方がまだ無難かと。
まぁ、世の中に「おれたちは船乗りだ」をギターで弾き語りたい、という方がどのくらいいらっしゃるのか想像もつきませんけどね・・・。

それでは次回更新ですが・・・あるJ先輩からこちらの映像を教えて頂きまして。

https://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=pLF3FEIPBEg
(up主様に感謝!)

初めて観ましたよ。ビートルズのサード・アルバムに収録されている、隠れたバラード名曲「恋におちたら」のカバー!
出だしのジョン・パートに引き続いて、ハモリ部でジュリーは一転ポールのパート(高音の方)を歌っているのですが・・・もう、言葉が無い。素晴らし過ぎる声です。

で。
この「恋におちたら」と、あともう数曲のビートルズ・ナンバーを合わせてオマージュ元としたんだろうな、と僕が常々考えているジュリー・ナンバーのお話を先輩方にしましたら、「記事をお待ちしてマッスル!」とリクエストを頂いてしまいました。
ちょっと今後のLIVEで聴くのは難しそうな曲・・・せっかくの機会ですので次回記事に早速書いてみようと思っています。
オールウェイズ期の曲です。
オマージュ元の「恋におちたら(IF I FELL)」からお題が予想がつく方はいらっしゃるかな?
ヒントは映像の0’57”くらいに登場する短い伴奏部の和音進行。映像のヴァージョンはビートルズのオリジナルとはアレンジが違うから、ちょっと伝わりにくいでしょうか。

あと、『あまちゃん』ネタ絡みでもう1曲記事に採り上げようと考えているジュリー・ナンバーがあるのですが、そちらは6月から開始予定の”恒例・全然当たらないセットリスト予想”シリーズでの執筆となります。
書きたい曲が溜まりまくって、嬉しい悲鳴でございます。
それではまた数日後に!


☆    ☆    ☆

(プチ情報)
元チェッカーズ、現a-bra:zの武内亨さんのツイートで、今週の『ミュージックフェア』に鈴木雅之さんと共に出演、との情報があったのだそうです。
前回「バイ・バイ・バイ」記事中で紹介させて頂いた通り、鈴木さんと武内さん達(武内さんに加え、元チェッカーズの大土井裕二さん、藤井尚之さん、元シャネルズ=ラッツ&スターの鈴木善雄さん、桑野信義さん)は、鈴木さんの最新アルバム『オープン・セサミ』収録「恋はくじけず~You can't worry love」という曲でコラボ競演されています。この曲こそ、あのジュリーwithザ・ワイルドワンズに「涙がこぼれちゃう」「いつかの”熱視線ギャル”」の2曲を提供した吉田Qさんの作詞・作曲作品。
マーチン(鈴木さん)のヴォーカル、武内さん達による演奏、コーラス共々素晴らしい曲で、武内さん達は当然この曲のために出演されるとのこと。
興味のある方は、是非ご覧になってくださいませ~。

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瀬戸口雅資のジュリー一撃伝授!」カテゴリの記事

コメント

DY様 こんばんは。

期待に応えて(笑)出てきたわけではなく、大好きです。可愛いんだもん。

この時点ではまだ船乗りになっているわけではなく、どっかの酒場で荒くれ男達に紛れて一丁前に「海の男」になったつもりでいるし。
、それもホントの仕事を分かってないからノーテンキに粋がっていられるんだっての、みたいな「身も蓋もない」歌い方をあえてしてるんなら、それはそれでスゴイかも。

「Gメン’75」観てました。
でも俳優名をあまり気にしてなくて、映像を観て(ああ、何となく覚えがあるカオだわ)状態です。

投稿: nekomodoki | 2013年5月14日 (火) 22時26分

nekomodoki様

早速ありがとうございます!

> ホントの仕事を分かってないからノーテンキに粋がっていられるんだっての、みたいな「身も蓋もない」歌い方

深い考察です!
本当にジュリーが「敢えて」そんなふうに歌っているなら底知れないですね。まぁ、自然にそうなった、というのもそれはそれで凄いですが…。

そしてnekomodoki様の考察で、なるほどこれは親父さんの視点ではなく、少年が「海の男」になりきったつもりで歌っているのか、と気づかされました。
なるほど、どうやらそれが正解のようですね。そうと分かり、ますますこの曲が好きになりました。

何度聴いてもその度に新たな答えを知る…それこそが名曲の醍醐味なのだと改めて思います!

投稿: DYNAMITE | 2013年5月14日 (火) 22時53分

お題に直接関係ないコメントですみません。
ジュリーの「If I Fell」、いいですねぇ~♪♪♪
もうジュリーが歌うビートルズナンバーって大好き!
ですが、この曲はタイガースやその後ソロ時代になってからでも、LIVEで歌ったことはあるのでしょうかね?
この映像では、ジュリーには珍しくカンペを見ながら歌ってるところをみると、かつて歌いこんだレパートリーではなかったような感じもしますが…
それならなおさら、このヴォーカルはさすがの素晴らしさですね!

今年のタイガース公演でもビートルズナンバーはセットリスト入りしそうですね。
でも、ファニーズの頃やっていた「Bad Boy」や、
TG時代のレパートリーだったという「Baby It’s You」など、
私がぜひぜひ聴いてみたい曲はやってくれないだろうなあ…

蟹江さんとジュリーが共演した単発TVドラマ『二人の医師』は、それこそ男同士の友情がテーマでしたね(ここで強引にお題に結び付ける^^)。おふたりの演技も光っていて好きなドラマです。

次回のお題も楽しみにしています。
オールウェイズ期の曲というと、ズバリ邦題が同じ「みんないい娘」もありますが…違うかな?(^_^.)

投稿: ちこ | 2013年5月15日 (水) 00時02分

ちこ様

ありがとうございます!

いやいや、ちこ様…お題に関係ないと仰りながらも核心を突きましたよ!
僕にこの映像を教えてくださった先輩も「これ、カンペ見てるのかな」と。ジュリーとしては珍しいことですからね。
ただ、その状況でこの声です。声そのものが表現力。ジュリーは、かつてレパートリーになかったこの「IF I FELL」をただただ無心に、歌詞も間違えないように、ひたすら歌うことに専念しています。
これはある意味「歌わされている」状況と言えますが、それは『JULIEⅡ』の無垢無心なヴォーカルの魅力に重なると僕は思うのですよ~。

次回お題は「みんないい娘」ではありませんが、あれは名曲!いやいやまた書きたい曲が増えました。
ジュリーには「曲タイトルや歌詞がビートルズ」なナンバーもいくつかありますね~。

投稿: DYNAMITE | 2013年5月15日 (水) 07時55分

お手間おかけしました。ありがとうございました。

次回お題、CAFÉビアンカ?とも思いましたが、また外れそうですので(^_^;)、次までのお楽しみということで、お答えは保留しておいてくださいませね。

投稿: ちこ | 2013年5月15日 (水) 09時17分

ちこ様

いえいえ、大した手間ではありません~。
ビートルズネタ満載予定の次回更新をお楽しみに!

投稿: DYNAMITE | 2013年5月15日 (水) 10時10分

初めてコメントします。「勝手にしやがれ」からのファン歴36年44歳の独身男です。 ジュリーの曲には、海で聴くにはピッタリの作品が多いですね。そのオリジナルアルバム全体をはじめ、「渚のラブレター」「渡り鳥はぐれ鳥」「海にむけて」「海に還るべき・だろう」「女はワルだ」などなど…
大好きな夏が近づく ジュリーのサーフミュージックをいっぱい聴こう。 コメント又します。今後共よろしくお願いします。
「おれたちは船乗りだ」はYouTubeでよく聴きます。 ジュリーのキャラにピッタリだと思いますよ。

投稿: BLUE BOY | 2013年5月15日 (水) 21時14分

DY様へ           
              
 お伝えして置きたいこと… 
 今更ですが、昨年の2月に、DY様の「1/24☆日本武道館ザ・タイガース復・コン“超大作”レポ記事」を読み終えたとき…     
 長生きしていて良かった〜と本当に思いました…読みながら、涙でクチャクチャになった
あの感動は、忘れられません。
 DY様に対して“楽曲や音”をストレート(*純粋) に楽しめる“ジュリーファンの申し子”と
思った次第です(*“初コメ”をしたのは、6月の下旬?)。   
 お若い男の人が、こういうブログを書いてくださるなんて想像したこともなく…    
 ちんまりと(笑)、市井の片隅でファンをやり続けていた者にとっては、かなり“衝撃的な喜び”でした〜       
 私は療養中の身で、仕事も習い事もボランティア活動からも完全に離れて、体重もどんどん落ちて、暗くなりかけていた頃でしたが、その後、sabaさんをはじめ良心的なジュリ風呂さんに出会ったことで…     
 忙しさにかまけて、知ろうとしなかった“うる覚え? 時代”のジュリーのことを勉強し直す
切っ掛けを掴み、一層“ジュリ活”を楽しめる様になりました。
 忘れていたり、好きではなかったアルバムを改めて聴き直す“行動”をとらせて貰う様になったのは、勿論、DY様の御伝授があってのことです。    
 見えなかったものが見えて? 昔の楽曲から“新しい発見”をしています。         
 この1年…ストレスのない生活に切り替えたお陰で、体重も戻り(*戻り過ぎ?)…好きなもの
を“しっかり楽しめる”ゆとりの時間を持てる様になると共に、漸く、無理をせず色んなことを
復活できる様にもなりました。 
 DY様も持病がおありなので、心配して居ります。     
 奥様のためにも、御身大切になさってくださいませ。   
 兎に角、早め早めにお医者様に行くことですよね。    
 DY様、どうぞ、ご無理のない範囲で…末永く、このブログをお続けになってくださいネ!  
 コメの出来ない日でも、楽しみに読まさせて頂いて居ります。
 御伝授、心から感謝して居ります。

投稿: えいこはん | 2013年5月15日 (水) 21時40分

DY様

お題の楽曲、私はメロディとアレンジが好きで、よく聴いてます。
今度、ジュリーのヴォーカルに注目して、改めて聴いてみま〜す♪

追伸
『みんないい娘』は、大名曲ですね
この思いは初聴から30余年経っても一度たりとも揺らいだことはありませ〜ん

投稿: Mr.K1968 | 2013年5月15日 (水) 23時34分

DY様

もちろん「弾き語り」しますよ!
DY様の記事のコード+前後は自分で捏造(汗)して歌うのにハマってますので~。
この曲は、「満を持して」のバイオリンが海の上下する波を思わせて、船に乗ってる気分です。ジュリーの歌声に絡んでいる、声と同じぐらいの高さの愉快な音の楽器はなんでしょうかネ?

「弾き語り」(というか、とりあえず和音を出す)は、スマホのピアノアプリから、最近は実家のギター(兄の。私は弾けません)を引っ張り出し…に進歩しています。まさに「カガヤケイノチ」の記事そのもの。写真つき伝授ありがとうございます!
75年ごろの井上陽水なんかの楽譜も出てきました。DY様の会社のもありましたよ〜。
兄でなく姉だったらジュリーのも買ってただろうに残念です(笑)。

ご紹介のYouTube、以前見つけあまりの美しさに何回聴いたことか。ご伝授いただけるとは楽しみです。
カンペとは思いもよりませんでしたが…目を閉じて気持ち良く歌っているのかと…皆様するどいです!

投稿: A.F | 2013年5月16日 (木) 01時21分

BLUE BOY様

はじめまして!
コメントありがとうございます。

ほぼ同世代の男性ジュリーファンとは嬉しいですね~。
拙ブログでは何人かの同世代男性の方々がコメントをくださっていますが、みなさん僕とは違い、ちゃんと青少年期からジュリーをきちんと聴いていらっしゃるので、やはり僕にとってはジュリーファンとしての先輩です。
BLUE BOY様はじめ、みなさまは小学生で「勝手にしやがれ」…帽子投げ世代と言えますね。

今年も夏と共にジュリーのツアーが始まります。ジュリーファンになって以来、僕も夏がやって来るのが待ち遠しいです。

今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます!

えいこはん様

ありがとうございます!

過分なお言葉本当にありがたく…改めてあの武道館に参加できた喜びを感じています。
あのレポは他の記事と違い自分でも読み返すことが時々ありますが…DVDと見比べると間違った記述もあり恥ずかしい思いも
書き終えたことで燃え尽きてしまいましたのでそのままにしてあります。それは『ジュリー祭り』のレポも同じですが…。

お身体は良くなられたようで良かったですね…。
僕も体重が減っていく不安はよく分かります。最近は調子も良いので大丈夫です。お気遣いありがとうございます!

すみません、一度切ります~。

投稿: DYNAMITE | 2013年5月16日 (木) 12時36分

いつも伝授ありがとうございます。
「おれたちは船乗りだ」は知りませんでした。youtubeでよく聴いてるとあり、はじめて聴きました 詳しいことはわかりませんが、楽しい歌でした julieは、いろんな歌うたって凄いと思います。「君が泣くのをみた」をyoutubeで聴いて泣いていました。

投稿: keik | 2013年5月16日 (木) 19時42分

「おれたちは船乗りだ」わ~ありがとうございます。好きで、良く口ずさんでいました。「今年の冬は、厳しくて・・・手がふるえない」ってこのLP?ずっと聞いてないです、ごめんなさい。ダイナマイトさんが書いてくださると、当時の事、色々思い出します。

投稿: へんちょっぱ | 2013年5月16日 (木) 21時55分

Mr.K1968様

ありがとうございます!

是非「また錨を~♪」の部分のジュリーヴォーカルに注目して聴いてみてくださいませ。

「みんないい娘」…あと「MITSUKO」もそうですが…シングルではない糸井さんと加瀬さんコンビの贅沢なアルバム収録曲、本当に素晴らしいと思います!

A.F様

ありがとうございます!

いやあ嬉しいです。歌詞全部を載せてしまうと問題がありますのでコード表記はいつも部分抜粋になってしまいますが…。

左サイドの木管楽器はオーボエとバスーンのアンサンブルだと思います。A.F様の仰る高い方の音がオーボエですね。
ヴォーカルに絡んだり、キメのリズムを強調したりと大活躍…楽しいアレンジですよね!

たびたびすみません、また一度切ります~

投稿: DYNAMITE | 2013年5月17日 (金) 12時40分

kei様

ありがとうございます!

このアルバムだけとっても、「おれたちは船乗りだ」のような曲があれば「許されない愛」のような曲もあって…ヴォーカルもそれぞれ違います。
まして、歌い続けて40余年…歴史を辿れば、ジュリーの歌のバリエーションは本当に凄いですよね!

「君が泣くのを見た」、泣けますね。僕もかなり好きですよ~。

へんちょっぱ様

ありがとうございます!
昨年の中野サンプラザ以来、ご無沙汰しております~。

「おれたちは船乗りだ」を特にお好きという先輩の登場はとても嬉しいです~。

お尋ねの曲は、「外は吹雪」ですね。アルバムは「時の過ぎゆくままに」も入っている『いくつかの場面』です。
ちなみに、「ふるえない」のは手ではなくて「料理の腕」でございます~。
名曲ですよね!

投稿: DYNAMITE | 2013年5月17日 (金) 20時07分

DY様

バスーン?と考えちゃいましたが、ファゴットですね!
このアンサンブルは船について来るカモメかな?
それを船上から嬉しそうに見上げるあどけなさの残る美少年ジュリー、な〜んて場面を想像しちゃう…。
教えていただきありがとうございました!

投稿: A.F | 2013年5月18日 (土) 01時21分

A.F様

いえいえどういたしまして~。

僕の中では上品なオーケストラの方々が「ファゴット」、下々のブラスバンドの人々が「バスーン」と呼ぶ、という感覚がありますが…一般的には「ファゴット」のようですね。
僕の場合は学校のブラスバンドで楽器の種類を覚えていったものですから…。

このアンサンブルからカモメを連想なさるとは、A.F様は素敵な感性をお持ちです。
東海林先生もアレンジャー冥利に尽きると思いますよ~。

投稿: DYNAMITE | 2013年5月18日 (土) 11時25分

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