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2013年5月26日 (日)

沢田研二 「別れのテーマ」

『JULIE SINGLE COLLECTION BOX~Polydor Yeas』収録
original released on 1972 
シングル「あなただけでいい」B面

Singlecollection1

disc-1
1. 君をのせて
2. 恋から愛へ
disc-2
1. 許されない愛
2. 美しい予感
disc-3
1. あなただけでいい
2. 別れのテーマ
disc-4
1. 死んでもいい
2. 愛はもう偽り
disc-5
1. あなたへの愛
2. 淋しい想い出
disc-6
1. 危険なふたり
2. 青い恋人たち
disc-7
1. 胸いっぱいの悲しみ
2. 気になるお前
disc-8
1. 魅せられた夜
2. 15の時
disc-9
1. 恋は邪魔もの
2. 遠い旅
disc-10
1. 追憶
2. 甘いたわむれ
disc-11
1. THE FUGITIVE~愛の逃亡者
2. I WAS BORN TO LOVE YOU
disc-12
1. 白い部屋
2. 風吹く頃
disc-13
1. 巴里にひとり
2. 明日では遅すぎる
disc-14
1. 時の過ぎゆくままに
2. 旅立つ朝
disc-15
1. 立ちどまるな ふりむくな
2. 流転
disc-16
1. ウィンクでさよなら
2. 薔薇の真心
disc-17
1. コバルトの季節の中で
2. 夕なぎ
disc-18
1. さよならをいう気もない
2. つめたい抱擁
disc-19
1. 勝手にしやがれ
2. 若き日の手紙
disc-20
1. MEMORIES
2. LONG AGO AND FAR AWAY
disc-21
1. 憎みきれないろくでなし
2. 俺とお前
disc-22
1. サムライ
2. あなたに今夜はワインをふりかけ
disc-23
1. ダーリング
2. お嬢さんお手上げだ
disc-24
1. ヤマトより愛をこめて
2. 酔いどれ関係
disc-25
1. LOVE(抱きしめたい)
2. 真夜中の喝采
disc-26
1. カサブランカ・ダンディ
2. バタフライ革命
disc-27
1. OH!ギャル
2. おまえのハートは札つきだ
disc-28
1. ロンリー・ウルフ
2. アムネジア
disc-29
1. TOKIO
2. I am I(俺は俺)
disc-30
1. 恋のバッド・チューニング
2. 世紀末ブルース
disc-31
1. 酒場でDABADA
2. 嘘はつけない
disc-32
1. おまえがパラダイス
2. クライマックス
disc-33
1. 渚のラブレター
2. バイバイジェラシー
disc-34
1. ス・ト・リ・ッ・パ・-
2. ジャンジャンロック
disc-35
1. 麗人
2. 月曜日までお元気で
disc-36
1. ”おまえにチェック・イン”
2. ZOKKON
disc-37
1. 6番目のユ・ウ・ウ・ツ
2. ロマンティックはご一緒に
disc-38
1. 背中まで45分
2. How Many "Good Bye"
disc-39
1. 晴れのちBLUE BOY
2. 出来心でセンチメンタル
disc-40
1. きめてやる今夜
2. 枯葉のように囁いて
disc-41
1. どん底
2. 愛情物語
disc-42
1. 渡り鳥 はぐれ鳥
2. New York Chic Connection
disc-43
1. AMAPOLA(アマポーラ)
2. CHI SEI(君は誰)
bonus disc
1. 晴れのちBLUE BOY(Disco Version)

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世間は『同棲時代』の話題で持ちきりです。
が、我が家では視聴することができませんので、完全に話に乗り遅れております・・・。

さらに・・・時間的に関西のみなさまはこれから『鴨川ロマンス~ぼくらのザ・タイガース』をお聴きになる、と。いいなぁ・・・。
とにかく、年末のザ・タイガース再結成はまだまだ広い世間に浸透しきってはいないようですので、このような番組が今後も次々と企画されることを望みます。

さて。
お気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、サイドバー表示のリンクのコーナーに、J先輩のaiju様のブログを先日追加登録させて頂きました。
aiju様のブログではしばらく前から拙ブログをリンクしてくださっていて、僕は自分のブログをリンクしてくださっているサイト様について、お礼を込めて相互リンクとさせて頂く方針をとっています。遅れましたが、この度ようやくお礼ができました。

リンクを貼らせて頂く際、僕はいつも相手のサイト様に(勝手に汗)キャッチをつけさせて頂いています。”『○○ジュリー』なサイト様”ということで、自分なりのリクペクトを表すべくウンウン言いながらキャッチを考えます。
例えばいわみ先輩・・・もとい、いわみ先生の時は、年長で僕などより遥か格上の男性ジュリーファンのブログ様ということで、自分のハンドルネームと掛け合わせ、「いくらダイナマイトを投げつけてもビクともしない大怪獣」という意味を込め(汗)、「ビースト・ジュリー」とひねり出しました。

そしてこの度のaiju様へのリスペクトは、考え抜いたのち「パッセージ・ジュリー」というキャッチに託しました。
「パッセージ」と言えば「通過」あるいは「一節」といった意味合いの英語を想起するのが一般的かと思いますが、僕が使用したのはその意ではなく、音楽用語としての「パッセージ」です。
ロックでは主にギターについて語られることの多い用語で、フレーズからフレーズ、その変化の狭間に採り入れられる、目立ちませんがとても重要なテクニックのこと。
これを、長い歌人生でめまぐるしく変化するジュリー、その変化のひとつひとつの瞬間をいつも変わらないスタンスで、しかし臨機応変に暖かく見つめているジュリーファンの先輩が多くいらっしゃる・・・僕はaiju様のブログにも勝手にそんなイメージを持っていたものですから・・・。

ちなみに僕は、拙ブログをリンクしてくださっているサイト様を完全に把握しているわけではありません。
もし、僕が相互リンクをしていないそうしたサイト様がありましたら、それは僕自身が気づいていないだけなのです。申し訳ありません・・・。お知らせ頂ければありがたいです(汗)。

さて。
今日はaiju様のブログリンク記念お題の考察記事です。
曲の内容としましては、前回に引き続いて歌詞が悲しいテーマのお題となりますが・・・やはり前回同様、ジュリーの素晴らしいヴォーカルや素晴らしいアレンジが楽しめる”隠れた名曲”だと思っています。
「別れのテーマ」、伝授です!

aiju様には、アルバム『sur←』から「緑色の部屋」のリクエストを頂いているのですが、これはなかなか特殊な構成の曲で・・・採譜、考察に時間がかかりそうです。
ただ、そのリクエストを頂く少し前にaiju様は「別れのテーマ」についてブログに書いていらして、そこで僕の名前を出してくださったことがあります。
この曲のホーンがトランペットなのかどうか、と「まだ記事を書いていないようだったらいつか解説して欲しい」と僕に宛てて書いてくださったのでした。
以来、この珠玉のジュリー・シングルB面曲について是非書かねば、と考えつつ時間が過ぎてしまっていました。今日はせっかくの機会・・・遅ればせながら書かせて頂きますね。
(5月30日註:上記の「トランペットかな?」の記事を書いていらしたのがaiju様ではなくもじもじそわそわ様だったことが発覚・・・エクセルのリクエスト一覧に書き込んだ昨年の時点で既に僕が勘違いしていたことが分かり、青ざめ卒倒しそうになりました。本来なら切腹モノの大変に失礼な勘違いでしたが、おふたりがお友達同士だったこともあり、それぞれ優しい言葉をかけてくださいました。ホント、今後このようなことが無いように気をつけなければ・・・)

「別れのテーマ」のホーン・セクションでひときわ目立つ印象的なフレーズを吹いている楽器は、トランペットで間違いありません。
ホーン・セクションの構成はおそらくトランペット2本とトロンボーン2本でしょうか。右サイドの「ドレミラ~、シドレシ~、ソラシド♪」というテーマ・フレーズがファースト・トランペットですね(このフレーズがリード・ギターとトランペットで追いかけっこをするのは、同じ楽器で「ド」の音が続くのを避けたからだと思うのですが・・・深読みかな~)。
擬似音で説明しますと、右サイドの「ぱぱ~♪」という高い音がトランペットで、左サイドの「ぶ~~♪」というやや低めの音がトロンボーンです。ホーン・セクションにおいて、この2つの楽器は「勇ましい系」なのだと中学校のブラスバンドで教わりました。

このアレンジには、前シングル「許されない愛」の大ヒットを受け、その雰囲気を受け継ぐ狙いがあったのではないでしょうか。
確かジュリーも「許されない愛」について、「こういうブラスロックを歌うのは自分に合ってる気がする」と、何処かで語っていましたよね。ジュリー自身も周囲のスタッフも手応えを感じていた、ブラスロック・アレンジによる、男女の情愛を描いた短調の激しいナンバー・・・掘り当てられたその鉱脈を皆で大事に育んでいきたかったのでは、と僕は想像します。

「別れのテーマ」は、いわゆる”歌謡曲”だと感じます。なにせ作曲がかの平尾昌晃さんですし、プロフェッショナルによる王道の歌謡曲と言って良いと思います。
僕はよくジュリーのことをロックだロックだと言いますけど、一般的にジュリーが”歌謡曲”や”アイドル”として語られることには実は何の抵抗もありません。それは紛れもなくその通りなのですし、とても素晴らしいことなんです。
ただ、それをして「ロックではない」と言う人がいれば反論する・・・要は、歌謡曲であれロックであれ、ジュリーはジャンルを超越した歌手だということ。ジュリーが歌えばそれはジュリーの歌である、と。
もちろん僕などはジュリーにロックな面を大いに感じていて、「アイドル歌謡曲・・・確かにそうだけど、ジュリーってそれだけじゃあないんだなぁ」という思いを常に持っているだけのことなんですね。

だから僕は、”歌謡曲のジュリー”も大好物。
しかもこの「別れのテーマ」の頃のジュリーの歌謡曲って、後の阿久=大野時代とはまた全然違うじゃないですか。
時代によって表情を変えるジュリーの魅力。それを味わうことが後追いファンとして大きな楽しみであり、時代時代で変化してきたジュリーをタイムリーで見つめてこられた先輩方へのリスペクトにも繋がるのです。

さて、「別れのテーマ」のヴォーカルが示すように、この頃からジュリーが、いわゆる”歌謡曲的な”オーケストラ・アレンジであっても、ミックスでブラスが強調されているトラックに歌入れすると、豪快なトランペットに呼応するようにプラス・アルファの表現を心がけて(或いはジュリーの持つ資質が自然にそうさせるのかもしれませんが)いたことは確かです。
例えば、メロディー部以外のシャウト、吐息などがヴォーカルに加わってくることが挙げられます。「別れのテーマ」ですと、サビ部最後のロングトーンには必ずシャウトでのシメの表現がついてきます。

♪ 抱けない  明日から~~~ぁあっ!
  Dm     Am  E7       Am

というやつですね。
「トランペットの音が鳴っているなら、それは勇ましさ、激しさを持つ歌である」という解釈が、「許されない愛」を起点にジュリーの中で目覚めていたのではないでしょうか。
(このヴォーカル・パターンは次第に、ブラスの有無に関係なく、ハードな曲想のナンバーで積極的に採り入れられるようになります。「外は吹雪」「若き日の手紙」・・・大胆に進化していきますよね)

また、1’15”と2’31”で炸裂するのが、ジュリー必殺の吐息攻撃です。
これも曲がブラス・アレンジであるが故の表現だと思われます。と言うのは、ジュリーは金管楽器のフレーズの合間を完璧に縫って、自分の声がブラス・アレンジの妨げにならないないばかりか、相乗効果を生むジャストのタイミングでキチンと喘いでいるからです(「キチンと喘ぐ」というのも変な言い方ですが、ヴォーカリスト・ジュリーの繊細さ、几帳面さを僕は強調したいのです)。
特にエンディングの方は、かなり難しいタイミングでの吐息挿入です。若きジュリーの「演奏とのバランスをとる」非凡なヴォーカル・センスを改めて感じます。

レコーディング後、ヴォーカルの入った完成テイクを聴いたトランペット奏者も、「おお、キッチリこっちの休符に合わせてきてるな!」と、嬉しく思っんじゃないかなぁ・・・。

で、いきなり話は逸れるんですけど。
ここで、僕にとって”勇ましさの象徴”たる楽器・・・トランペットにまつわる個人的な話をさせてください。

僕は元々、『太陽にほえろ!』などの刑事ドラマのサウンドトラックに憧れてブラスバンドを志したのですが、当時は「一番カッコイイのはドラムだ」と考え、部でもスネアドラムを選択志望してしまったのですね。
もちろんドラムスのカッコ良さというのは今に至るまでずっと心にあるのですが、ド田舎の中学校の吹奏楽部で演奏される曲のスネアドラムって・・・パートとして凄く地味なんですよ・・・入部前に想像していたのとは全然違いました。
トランペットなどの金管楽器が豪快なメロディーを演奏する影で、延々と「ん・た、ん・た、ん・た、ん・た・・・」と裏拍を刻み続けるわけです。さすがに飽きて、「ん・たかたかたか♪」などと勝手にフィル・インをつけると、当然ながら怒られてしまいます。
今考えるとそれはそれで演奏の楽しみもあったはずですが、目立ちたがりのガキだった僕はテンション下がりまくり・・・「どうして自分は金管楽器を志望しなかったのか」と後悔ばかりしていたものでした。

それから20年ほど経ちまして。
たまたまテレビで映画『スウィング・ガールズ』の放映を観た僕は、「これは面白い」と感動してすぐにDVDを購入。
楽器未経験だったメインの女優さん(黒1点の俳優さん含む)達が、映画撮影と並行して厳しい練習の末、配役上での担当楽器を見事マスターし映画内では吹き替え無しで実際に演奏している、ということを特典ディスクで知りました。

『スウィング・ガールズ』キャストのメイン女優さん達は、当時まだブレイク前の方々でしたが、今思えばとても豪華なメンバーです。
テナー・サックスの上野○里さん、トランペットの貫○谷しほりさん、トロンボーンの本○屋ユイカさん。みなさん現在大活躍の女優さんですね。
また、”黒一点”として劇中ではピアノを担当した俳優の平岡裕太さんは最近、僕にとって思い入れの深い刑事ドラマのリメイク『特捜最前線2012』で主演されています。

そんな女優さん達が、多忙極まる撮影の間を縫って、一から金管楽器を勉強しマスターした・・・必死になってやればできるんだ、自分も今から始めても遅くないんじゃないか、とその気にさせられた僕はいきなりトランペットを衝動買いし、教則本などを読みながら独学で勉強を始めたのでした。

Wakare2

室内で吹くには大音量過ぎる楽器ですが、幸い勤務先の環境に恵まれていたので、毎日昼休みに30分程度の練習。
まず普通に「ぱ~ん♪」と音が出るようになるまで2日かかったりしてから、曲の実践練習に移行。好きな刑事ドラマの曲を自分なりに易しく採譜して、1ケ月ほど経つ頃にはそれなりに曲の格好をつけられるようになりました。

ただ、僕には所詮格別の才能があるわけでもなく、独学の限界か・・・やがて大きな壁にブチ当たります。

3本ピストンのトランペットは基本、6つのフォームですべての音階を網羅します。同じフォームでも、マウスピースに当てた唇の形を変えることで、何種類もの違う音を出せるのですね。
イメージとしては、高い音は「ぴゅ~!」、低い音は「ぼ~」といった発声の際の唇の形で対応します。
そんな中僕はどうしても、極端に高い音と、極端に低い音がうまく出せなかったのです。

まぁファースト・トランペット(一番オイシイ旋律を受け持つパート)の場合、極端に低い音というのは楽曲において登場頻度が少なく(それはセカンド以降のパート或いはトロンボーンなど他金管楽器の役割ですしね)、悩む機会もあまり無いのですが、カッコイイ雄叫びのような高音は間違いなくトランペット演奏の醍醐味。それが自由に表現できない、という状況は困ったものです。

実は映画『スィング・ガールズ』の物語中でも、トランペット役の貫○谷しほりさんが同じ壁に遭遇します(そしてそれは実際の練習においてもそうだったようです)。
劇中で貫○谷さんは、なんとか「ハイB」という高い音を出そうと雪景色の中一人練習に励んでいたところ、トランペットの中に潜んでいたネズミ(楽器が格安の中古、という設定なのです)が突如鼻先に顔を出し、ビックリして思わず出した音がハイBの唇の形だった、というメチャクチャに痛快な方法で壁を克服するのです。
その後、「高い音が出せるおまじない」ということで、彼女はネズミのぬいぐるみをトランペットに装着して物語のフィナーレであるステージ本番に臨み、見事成功するのですが・・・それにちなんで、『スウィング・ガールズ』のDVDにオマケグッズとしてネズミのぬいぐるみがついていました。

Wakare3

僕も何とかあやかろう、とコレをつけて懸命に練習したんですけどねぇ・・・結局任意の演奏曲中で最高音部を「うまく出せる確率」は、5割にも満たないままでした・・・。

話を戻しまして、当然ながら「別れのテーマ」のトランペットには、僕が到底出しえないような高音がバシバシ登場します。
こういったことは、自分が実際に金管楽器を扱ってみるまではまるで見えていなかったことで、その点で言うとまだ記事未執筆の「許されない愛」は凄まじいことになっています。
また、”ホーン・アレンジをフィーチャーしたB面曲”を引き継いだ形となった次作「愛はもう偽り」では、確かに曲想やブラスの噛み方は「別れのテーマ」を踏襲したような作りですが、アレンジとミックスで強調されているのはロック色の強いバンド演奏。
このように、同じ曲想を引き継いでいる間にも、ジュリーの音楽は目まぐるしいスピードで細かな変化を遂げていくわけですが・・・それらについてはまたいずれの機会に。

最後に。
「別れのテーマ」は、先輩からお借りしている貴重なスコアが手元にあります。

Wakare1


シンコー・ミュージック刊
『沢田研二/ビッグヒット・コレクション』より

以前「青い恋人たち」記事などで紹介させて頂いたように、何と言ってもこの本はシングルB面の宝庫。素晴らしい選曲です。
ただ、「別れのテーマ」については相当に大らかな採譜になっていますねぇ・・・。
例えばサビの

♪ もう引き返せない道 一人ずつ行く道
  Am                   G                      F

  あなたをこの胸に ♪
                     E7

ここでの「F」がスコアでは抜けているのです。
さすがに4小節ずっと「G」で押し通すというのは、ちょっと・・・。

それでは、次回更新もみなさまから頂いているリクエストにお応えしてのお題です。
拙ブログでは6月に入ったらツアー・セットリストの予想記事へと移りますから、5月最後の更新となる予定の次回記事では、「とても今後のLIVEで聴けそうもない曲」の極みのようなナンバーを採り上げたいと思っています!

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コメント

DY様 こんばんは。

ジュリー特集はチャコ姉にまかせてます。
あとでDVDもらいます。楽しみだなぁ。

「別れのテーマ」
実はEP「あなただけでいい」が行方不明で(泣)聴けませ~ん。
そこで例の謎だらけの「ビッグヒットコレクション」のスコアでちょっとピアノで弾いてみました。
う~ん、メロディは何とか思い出しました・・・がアレンジが・・・。
でもトランペットと言われると何となく音が耳に甦ってきます。
「B面コレクション」
買える時に買っておくんだったなー。

投稿: nekomodoki | 2013年5月26日 (日) 20時13分

nekomodoki様

ありがとうございます!

『B面コレクション』は何とか今一度一般販売でリリースして欲しいですねぇ。
凄く長いジュリーファンの先輩ですら、音源をお持ちでないB面曲って本当に多いんですよ。無論それだけでなく、これほど素晴らしい楽曲の数々…もっと多くの人に知って欲しい、という思いが一番ですが。

「別れのテーマ」はとにかくヴォーカルとトランペットが目立つミックスになってます。
サビでリードギターがワウに切り替わるんですけど、ほとんど聴こえていないという…。

投稿: DYNAMITE | 2013年5月26日 (日) 20時34分

横レス、失礼します。
nekomodokiさん、つべに「別れのテーマ」の音源が「沢田研二/別れのテーマ - Farewell Theme」というタイトルでアップされています。私も、B面コレクションを持っていないので、つべで検索したら、一発ヒットしました。
私にとっては初めて聴く曲なので、もう少し聞き込んでから、あらためて感想を書きたいと思っております。

投稿: 74年生まれ | 2013年5月26日 (日) 21時39分

横レス返し(?)失礼します。

74年生まれ様

ありがとうございます!!
早速聴きました。
ずっと聴けてなかったのですごく懐かしかったです。声の青さに胸キュン(笑)。

イイ時代になったというか。
B面みんなアップしててスゴイなぁ。
ほかの行方不明作品もあるかな。

これからしばらく楽しめそうです。

投稿: nekomodoki | 2013年5月26日 (日) 23時50分

イントロが、Under My Thumbに聴こえてしまう私はヘンですか?^^

東海林さんが意識してたとも思えませんが…
(平尾さんはどうかな~?)

投稿: ちこ | 2013年5月27日 (月) 00時03分

74年生まれ様
nekomodoki様

ありがとうございます!

便利過ぎて怖いくらいの時代になりましたね…。
『鴨川ロマンス』も当日夜には聞くことができましたし。
ありがたいことです。

ちこ様

ありがとうございます!

おそらく偶然でしょうが、ちこ様の感覚はおかしくはありませんよ~。
この曲のリフは、「アンダーマイサム」と4つ目の音まで音階移動がまったく同じです。
ギターとトランペットで追いかけっこするので余計に冒頭の音階が強調され、似ているように感じます。
実は、この曲のAm→G→Fと続くメインのコード進行も「アンダーマイサム」を連想させるんですよね…。

投稿: DYNAMITE | 2013年5月28日 (火) 09時11分

DY様へ           
 またまた今回も、マニアックな? ご選曲でしたネ!(笑)   

 ジュリーがデビューして15年くらいは、シングルレコード(*ザ・タイガース、PYG 含む) の発売日と、カップリング(*B面) の楽曲名を尋ねられたら? 順番を間違えずにスラスラと答えられたのですが…        
 懐かしのポリドールレーベル♪『別れのテーマ』…忘れ切っていました。        
 御伝授記事を読み進めながら、我が脳をフル回転させて、思い出そうとあがくほど? 思い出せないという悪循環に…歳は取りたくないと…(爆)      
 取り敢えず? 私もTubeで聴かせて頂くことにしました〜  
 教えて頂き、有り難うございました。         
 アラ? これ〜 結構〜 聴いていた楽曲でした(恥)。   
 何十年ぶりに聴いたのに… ♪
歌って不思議ですね。    
 イントロが流れた途端、速効?甦り、若ジュリーといっしょに?この歌、普通に最後まで歌えて仕舞いました(*まんま歌謡曲でしたが、当時は、この曲調? の好き嫌いに関係なく“激リピ”していた成果かな?)。    
 今回は、トランペットに対し?特に意識し…イントロも間奏も、耳をしっかり凝らして聴きまし
た〜  ナルホド〜      
 しかし…ジュリーは、映画だドラマだと、東奔西走、超絶人気の最中(サナカ) に在っても、
決して胡坐をかかず、歌うことに真摯過ぎる? くらい、手を抜かず、その後も…何が起きても?脈々と…♪「 闇夜へ 追われてても〜 ひそやかに 操られず続いてきたことさ〜(*『耒タルベキ素敵』より)」 … 律儀に、果敢に、多種多様な楽曲と向き合ってこられ、その歌手としての正しき姿勢・表現を“今も”
変わらず見せ続けて頂けることは、ファンには何にも代え難い喜びで、ジュリーの“弛み無い46年”を思い起こすと…
改めて、私は、ひれ伏すしかありません。

投稿: えいこはん | 2013年5月29日 (水) 00時35分

えいこはん様

ありがとうございます!

長い間たとえ忘れていた曲でも、いざ音源を聴けばスラスラと思い出す…昭和歌謡曲の素晴らしさです。こういう歌謡曲っぽいジュリーナンバーも良いものです…。

今下書きしている記事で、若きジュリーの歌に対する姿勢…人気や美貌に溺れず真剣に努力したことで今がある、というようなことを書いていて、今回えいこはん様がまったく同じことをコメントしてくださり驚き共感しています。
ジュリーの歌人生、しっかりと根があるからこそですね!

投稿: DYNAMITE | 2013年5月29日 (水) 12時29分

DYさん、再びお邪魔します。
ようやく、お題の曲に対する感想がまとまりました。私、最初に聴いたとき、詞の内容とは裏腹な勇まし過ぎるブラスアレンジに戸惑ったのですが、平尾さん、東海林さんが、後に和製ポップスと呼ばれる洋楽カバーに影響を受けていることを知って、納得しました。この曲はリズムに身を任せてさらっと歌うアプローチもあったかもしれませんが、ジュリーの歌唱は、詞、曲、サウンドを丁寧に表現しています。個人的な仮説ですが、音階を“オタマジャクシ”ではなく“メロディー”として表現した日本人歌手は、ジュリーが初めてかもしれません。歌詞、曲、サウンドを大切にした結果、サビ部最後のロングトーンでのシャウトが情感表現として生まれたのかもしれませんね。ちなみに吐息攻撃は、加瀬さんの指導の賜物だと思います…。

追伸:「若き日の手紙」を今さら聴きました。斬新すぎる!和製パンクと呼んでもよいのでは?大野さんは天才です!

投稿: 74年生まれ | 2013年5月30日 (木) 01時21分

74年生まれ様

ありがとうございます!

いずれにしてましてもこの曲は、ジュリーのヴォーカル適性を狙って作られ、ジュリーがそれに応えた、ということは確かだと思います。
ホーンは歌詞の内容で言うなら「情念」なのかな…。

「若き日の手紙」は、あの後半部を初めて聴いた瞬間のインパクト…凄いですよね。
ジュリーのシングルB面は名曲の宝庫ですよ~。是非網羅なさってください!

投稿: DYNAMITE | 2013年5月30日 (木) 11時21分

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