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2013年5月22日 (水)

沢田研二 「裏切り者と朝食を」

from 『JULIE SONG CALENDAR』、1983

Juliesongcalender

1. 裏切り者と朝食を
2. ボンヴォワヤージュ
3. 目抜き通りの6月
4. ウィークエンド・サンバ
5. Sweet Surrender
6. CHI SEI(君は誰)
7. YOU'RE THE ONLY GIRL
8. ラスト・スパーク
9. 一人ぼっちのパーティー
10. SCANDAL !!
11. す・て・き・にかん違い
12. Free Free Night
13. BURNING SEXY SILENT NIGHT

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前回記事の「CAFE ビアンカ」など正にそうですが、このところ僕の記事はまたまた大長文傾向にあるようです。
思うところあって、最近は定期的に矢継ぎ早の更新を心がけております。息切れしてしまわないように、ほどほどにコンパクトな文量を心がけないと・・・。

しばらくの間、拙ブログではみなさまからのリクエストにお応えする形でお題を採り上げていこうと思います。
現状、本当に多くの曲のリクエストを頂いていて、その都度エクセルファイルにメモしているのですが、お待たせしまくっています(汗)。少しづつでも書いていかないと、ということで頑張ります!
今日は、かつて里中満智子さんのファンだった、と仰る先輩からリクエストを頂いていた曲を採り上げます。

アルバム『JULIE SONG CALENDER』から。
「裏切り者と朝食を」、伝授!

まず最初に、お題とは関係の無い話なのですが・・・。
僕はいつも楽曲考察記事の冒頭に収録アルバムの曲目を添え、過去に執筆済の楽曲お題記事へのリンクを貼らせて頂いています。
今回その中に「SCANDAL !!」の記事へのリンクがあります。
僕は自分の書いた過去記事を振り返る機会が普段は少なく、こうしてリンクを貼る際に「あぁ、こんなことを書いていたんだなぁ」と軽く目を通し、みなさまからのコメントを懐かしく読み返すことがあるのですが・・・「SCANDAL !!」の記事を振り返って、複雑な思いに襲われました。
あの東日本大震災・・・それはこの、恥ずかしげもなく脳天気でおちゃらけた「SCANDAL !!」の記事を更新した直後のことだったんですよね・・・。

コメントでのみなさまとの当時のやりとりを読み返し、何とも言えないいたたまれない気持ちになってしまいましたが(しかも、「ロックンロール・マーチ」の記事を今年中に書く、とかお返事してしまっているし・・・ぬこ様すみません。あの曲は僕の世代にとっては超・スーパースターのアントニオ猪木さんの「DA~!」の歴史を詳しく勉強してから書かせて頂きます汗)、少なくとも「あの日のことを決して忘れていない」と確かに今言えることだけが、自分にとっては救いです。
ジュリーのおかげです。
きっと6月からのツアーでは、再びそれを強く実感することになるでしょうね・・・。

それでは本題・・・アルバム冒頭1曲目という配置が示す通り、『JULIE SONG CALENDAR』収録曲中で楽曲全体の完成度も随一の名曲、「裏切り者と朝食を」について詳しく語ってまいりましょう。

この曲、80年代における「作曲家・ジュリー」の観点からとても重要なナンバーではないか、と僕は考えています。
80年代前半は、ジュリーが自らの作曲作品でシングル・ヒットを連発した時期。その中でジュリーが開眼した作曲スタイル・・・特に目立って確立したのは、マイナーコードのハードなアプローチによる作曲術でした。
「十年ロマンス」「麗人」と続いたあたりで完全覚醒した、ジュリーのそのスタイルでの作曲術。それが1985年の「灰とダイヤモンド」で結実し完成形となった、というのが僕の考えですが、「麗人」から「灰とダイヤモンド」へと至る期間に、世間的にはあまり知られていない同スタイルでのジュリー作曲のナンバーが2曲存在します。
シングル『6番目のユ・ウ・ウ・ツ』B面曲「ロマンティックはご一緒に」と、本日のお題「裏切り者と朝食を」がそれです。

ハードなマイナーコードのメロディーにエキセントリックな歌詞が載り、耽美的な、ことによると退廃的なジュリーの熟した魅力が溢れるナンバー達。
「十年ロマンス」「麗人」でこの作曲術に手応えを得たジュリーがさらに高みを目指して突き詰めていく過程が、「灰とダイヤモンド」へと繋がっていくこの2曲にはよく表れています。

特に興味深いのは、「ロマンティックはご一緒に」→「裏切り者と朝食を」→「灰とダイヤモンド」と、継続的に導入されているバイオリン・アレンジです(ちなみに「ロマンティックはご一緒に」はシンセサイザーの音でしょうかね?)。
この3曲は、曲想ばかりかアレンジ・アプローチも共通しているということなのです。アレンジャーはそれぞれ白井良明さん、吉田建さん、大野さんと異なっているにも関わらずこの類似は、ジュリーの尖った作曲手法に、アレンジスタッフがバイオリンの音色を喚起させる、なにがしかの特殊な力があったということなのでしょうか。
まぁ、残念ながら僕にバイオリン演奏の詳しい解説はできないのですが・・・。

さて、「裏切り者と朝食を」の作詞は漫画家として超・ビッグネームの里中満智子さん。里中さんの詞は、ジュリーが自身のマイナーコードのハードな作曲作品に求めている耽美・退廃の雰囲気にバッチリ合っています。
このアルバムの収録曲は基本、豪華作詞陣の詞が先にありそれにジュリーが曲をつける、という流れだったようですから、ジュリーは里中さんの詞に当時自らが最も得意とし求めていた作曲パターンを敏感に見出した、ということなのでしょう。

これは・・・おそらく男の方が浮気をして、夫婦或いは恋人の日常に重い空気が漂っている、というシチュエーションでしょうか。

♪ さよならのきっかけを 女はさがし
  Am                             Fmaj7

  ひきとめるポーズを 男はつくる ♪
          Em(onB)     Em        Am

ありきたりな「沈黙の夜」ではなく「日常としての朝食」の情景にそれを描くあたり、さすがは里中さん。
もう別れは避けられない、という互いの重苦しい精神状態の中、平静を装う男女のかもし出す倦怠感、そして何より張りつめた緊張感がヒシヒシと伝わってきます。
2番の

♪ こおりついた指さき くもり空にかざしながら ♪
  E7                           Am

ここで、歌の季節が厳しい真冬であることがハッキリします。アルバム『JULIE SONG CALENDAR』において、この曲は「2月」のテーマなんですよね。

「裏切り者と朝食を」は、楽曲構成についても面白い仕掛けが多く、語りどころが満載です。
とにかくこの曲、すべてのジュリーのスタジオ・レコーディング・ナンバーの中で、一番イントロが長い曲ではないでしょうか。
ざっと1分と01秒。他にこれだけイントロを引っ張っている曲ってありましたっけ・・・?

イントロ冒頭、「Fmaj7→Cmaj7」の美しいリフレインに先んじて登場する木管系の音色のシンセサイザー(左右で追いかけっこするように鳴っている音)は、曲に独特のオリエンタルな雰囲気を味つけしています。
間奏でも似たような音色のシンセ・ソロがセンターにミックスされていますが、こちらは左右の音とは若干設定が違うのかな。僕の手持ちのシンセサイザーだと、「尺八」のパッチで高音部を弾くと同じような音が出ますが・・・。

こうしたシンセサイザーの音色はやっぱり、ジュリーが独立して作った『架空のオペラ』の音作りに繋がるように思えてなりません。ジュリーの中で何処かオリエンタルっぽい音世界への渇望が、確かにあったと思うんですよ・・・。
そう言えば『歌門来福』で歌われた「砂漠のバレリーナ」で、泰輝さんがこの曲のシンセと同じような音を出していたっけ・・・。

また、この曲の構成が面白いのはバイオリンやシンセサイザーのアレンジばかりではありません。
このアルバムのナンバーが「詞先」であること、そしてその提供された詞に対してジュリーが細心の解釈を持って作曲に打ち込んでいること・・・その証明として考えられるのが、「裏切り者と朝食を」に登場する突然のリズムの変化です。

♪ 心ゆれて 体ゆれて ぬくもり消えて
   Am           Fmaj7        G           C

  にぎりしめたナイフの
  E7

  もっていき場さがしながら ♪
    Am

この部分、いきなりワルツになってます!
Aメロまで進んだ段階でのこの曲は、1拍目と2拍目裏にアクセントのある、当時のクールな邦楽ロック王道の4拍子の雰囲気に満ち満ちているんですよ・・・。ですからこの唐突なワルツへの移行は、メロディーやアレンジだけ追っていると「あれっ?」と意表を突かれてしまいます。
しかも「にぎりしめたナイフのもっていき場さがしながら♪」の小節割りは、明らかに変(褒めてます!)。ワルツ部全体の小節数が奇数になっているのですね(4+5の9小節)。
例えば、この部分でドラムスは3拍目にアクセントを入れてきます。1小節目がフロアタム、2小節目でスネア、と交互に繰り返し、2つの小節でひと纏まりの演奏パターンになっているのが、9小節目のフロアタムで放り投げたような印象のままワルツ部が終わります。
ジュリーのメロディーが同一和音で粘っているからこそ、その進行性を敢えて断ち切るようなクールなドラムスに、僕は耳が行ってしまいます。

この、粘っこく着地地点を求め彷徨う変則の小節割りは、自由な作曲の才を持つジュリーの得意技のひとつ。こうしたジュリーの、枠に囚われない素晴らしい発想、柔軟性については、「めぐり逢う日のために」の記事で以前触れたことがあります。

「Am」のコードで引っ張る奇数小節での粘りは、続く

♪ 裏切り者と朝食を 裏切り者と朝食を ♪
  E7                Am  Bm7-5   E7    Am

というキメ部(曲はここで4拍子に戻っています)が、一転安定して聴こえる(ワルツ部で一瞬心を乱していた歌の主人公がハッと我に返る)、という効果をも生んでいるようです。

ただ、ジュリーがワルツへの移行を採用したのは決して奇をてらったのではなく、里中さんの「心ゆれて」「体ゆれて」という歌詞に純粋に応えたものでしょう。「ゆれる」感覚をワルツのリズムに託したのではないでしょうか。
危機的な状況の中で平静を装う男女。しかし胸中では激しい葛藤と別離への哀しい決意が渦巻いている・・・里中さんの詞も、この部分では愛憎が交差する登場人物の本性を抜き出して描いているように思えます。
ジュリーがしっかりと歌詞を噛み砕いて曲を練っていることが窺える、その結果としてのリズムの変化なのだ、と僕などは例によって深読みしてしまったのですが、みなさまの解釈はいかがでしょうか・・・。

ジュリーのヴォーカルは、CO-CoLO期へと繋がるこの時期特有のものでしょう・・・気だるい、そしてセクシーな熟した男の歌声。
そうかと思えば間奏やエンディングでは
「あお~~~~ん!」
という、遠吠えのようなシャウトがひっきりなしに・・・これ、ジュリー本人ですよね?
ザ・タイガースの方の「愛するアニタ」のシャウトのイメージを少しだけ重ねてしまったりして・・・。

最後に、今回のお題のリクエストをくださった先輩が、かつて大ファンだったと仰る里中満智子さんの本職・・・漫画作品について少しだけ。

小学校の何年生くらいだったのかな・・・クラスの学級文庫に里中さんの作品『スポットライト』が第1巻だけ置いてあって、僕は何度も繰り返し読みました(男子だったから恥ずかしかったのでしょうか、コソコソと読んでいた記憶があるような無いような)。
ですから、主人公の女の子が公開オーディション番組の出演を終えて帰宅した時、番組を観て娘のふがいなさに怒った母親に家に入れてもらえず、玄関前で「ブルーライト・ヨコハマ」を歌い直してようやく許されるシーンなど、場面場面を結構ハッキリと覚えています。

1巻は物凄くイイところで終わっていましてね・・・でも続きを読むこと無くずっと来てしまいました。
物語のだいたいの経過や結末は、その先輩をはじめ色々な方に教えて頂きましたが(あれ、今思えばみなさんジュリーファンです。何故複数のジュリーファンの先輩にこんなことを教えて頂けたんだろう?僕、過去にこのブログで『スポットライト』の話を書いたことなんてありましたっけ?)、機会があれば自分でキチンと読んでみたいものです。

調べてみたら、『スポットライト』は1975年~76年の作品だったそうですね。ジュリーのアルバムで言えば『いくつかの場面』や『チャコールグレイの肖像』の頃ということになります。
何処か翳りのある、美しいばかりではない、歌い手としてアーティストとして只者ではない・・・その才能が誰にでも見える形でハッキリ表れてきた時期です。考えてみますと、ある意味退廃的な気だるい魅力は、里中さんの『スポットライト』が発表されたちょうどその頃のジュリーに多く見出すことができるのです。
架空の物語とは言え、芸能界の闇、露骨なプロモートの駆け引きにまで踏み込んだ『スポットライト』を描いた里中さんは、当時トップ・アイドルだったジュリーをどう見ていたのでしょうか。

いずれにしても、里中さん作詞・ジュリー作曲の「裏切り者と朝食を」が奇跡のようなクレジットであり、耽美・退廃の魅力に満ちた名曲として仕上がったのは、自然なことだったように思われます。
聴けば聴くほど・・・のクセになる曲ですね!

それでは、次回更新もみなさまから頂いているリクエストにお応えしてのお題となります。
5月いっぱいまでは、「今後のLIVEでとても聴けそうもない曲」(あくまで個人的な考えに基づいてですが)ということで書きますから、必然ポリドール期のナンバーが続きますよ~。

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みなさまからのリクエスト伝授!」カテゴリの記事

コメント

DY様

このアルバムは今でもよく聴いてます(苦笑)

ほとんどの楽曲が好きですが、今は『1人ぼっち…』がお気にいりです。

確か『SWEET…』は『沢田研二ショー』でサザンオー○スターズがゲストで来たときにTVで歌った記憶があります。

サザンとは『ワイルドで行こう』のカバーで桑田さんとツインヴォーカルで共演したような…(今となっては超貴重映像なので激しくDVD化を希望します)

お題の楽曲、何度聴いてもワルツへの転調部が落ち着かない感じなのは、ちゃんと計算づくで、音楽理論的にも説明がつくわけですね。謎がとけました。

投稿: Mr.K1968 | 2013年5月22日 (水) 23時06分

DYさん、お邪魔します。この楽曲は、今回の伝授記事を読んで、つべで初めて聴きました(恥)。実は“JULIE SONG CALENDAR”も、まだ買っていません…このアルバムは、作詞を担当された方々が多彩すぎて、購入を迷っていました。お題の曲も、里中さんが作詞家としてはアマチュアなのでスルーしていました(恥)。でも、伝授記事に“架空のオペラ”が出てきて『これは聴かねば!』と思い、聴いてみたら『CO-CoLOじゃん!』と感じました。長い前奏も含めて、CO-CoLO期の楽曲の雰囲気にかなり近いです。当時のジュリーの中にオリエンタルっぽいサウンドへの渇望があったことは確かでしょうね。お題の曲でのジュリーは、水を得た魚のように歌っていると感じました。素晴らしいボーカルです!
“SCANDAL!!”伝授のときは、私も事の重大さを知らずに、ボーカル分析をしていて…あの記事のコメ欄は、あの日、そして、その数日後のことが、記録されていて、意義ある存在になっていると思います。

追伸:私は、里中さんの漫画作品については全く知らないので、その点についてのコメントは、後の方に託します。

投稿: 74年生まれ | 2013年5月22日 (水) 23時35分

Mr.K1968様

ありがとうございます!

このアルバムや『女たちよ』は、とっかかりは?でも聴くたびに魅せられていく不思議な力がありますね。

ジュリーの作曲は理詰めというより枠にとらわれない自由なもので、それを素晴らしいアレンジャーが纏め上げて、ジュリーがより曲に入りこめるように工夫しているのだと思います。
豪華な女性作詞陣も合わせ、名曲揃いのアルバムですね~。

74年生まれ様

ありがとうございます!

なるほど、言われてみますとCO-CoLO期のジュリーナンバーに、イントロを長く引っ張るイメージが確かにありますね…。

この曲はまるで『架空のオペラ』のようなヴォーカルです。やはり74年生まれ様もそう感じられましたか。この時期独特の歌ですよね。

アルバム、良いですよ。是非通して聴いてみて下さい!

投稿: DYNAMITE | 2013年5月23日 (木) 12時38分

DY様 こんばんは。

里中満智子さんの作品は結構読んでます。
「天上の虹」とか「女帝の手記」とか歴史物をたくさん描いてますよね。「スポットライト」も多分目にしたことはある気がします。

改めてこの曲を聴きながら思い出した里中さんの作品があります。「涙子」と言う名の女子高生が主人公ですが、たまたま読んだ雑誌の一場面なので全体のストーリーも題名も覚えてませんが。
ひとりぼっちで担任の教師に恋をする少女の話なのですが、この教師がとんでもない悪徳教師で彼女を弄びながら色んな女をつまみ食いしているという・・・。
夕食の支度をしている彼女の前に酔っぱらって帰り、仕方がないので朝食用に作り直しておこうとしていたのを他の女の名で呼びつける最低男なんですが、「私、何やってるんだろう、」と思いながらもひとりぼっちになるのが怖い・・・。思っていることを口にすれば終わってしまう。

人間は誰かの心の中に居場所がないと生きていけないんだなぁ、と思います。あれも切ない作品でしたね。
「scandal!!」
大好きな曲だったのにコメントどころじゃなかったですね。あの時は。

投稿: nekomodoki | 2013年5月23日 (木) 22時10分

DY様 こんにちは

何故か、意表をつかれた選曲という印象でした。アルバムの一曲目でインパクトも有り、ジュリーの気障っぷりも楽しめたのに、歌われる機会が無くこのまま埋もれてしまうのではないかと危惧している1曲です。そしてもう1曲、同じ思いを感じているのが「失われた楽園」です。いずれも大人の歌だなぁと憧れを感じたものです。

ツアーライブには、当時その時だけ突然ジュリーファンになった(テレビ沢田研二ショーの影響かな)同僚と女子高生のいとこの三人で行きました。それもまた楽しい思い出です。

同僚は、「YOU'RE THE ONLY GIRL」が一番良かったと興奮し、いとこは「あなたに今夜はワインをふりかけ」を聴きたいと言っていたけど、どうだったか?私は断然、「ボンヴォワヤージュ」でしたね。フランス語を得意気にそして少しコミカルに歌うジュリーが好きなので。

それにしてもジュリーと里中満智子さんとの接点は何だったんでしょうか?もし接点が無かったとしても、当時の里中満智子さんは大人気作家で有り、大変お美しい方だったので、きっとジュリーにも憧れの思いがあったではと推測します。恥ずかしながら、私も中学生の頃から憧れていた女性の1人でした。

有名な話なのでご存じかと思いますが、明訓高校野球部エース『小さな巨人』こと里中智(さとる)の名前の由来は、里中満智子さんからです。なので、ドカベンファンにとっては大変身近な存在でした。

今回のお題曲も、ジュリーの作曲感性について十分に楽しませていただき、ありがとうございました。「あまちゃん」観てますよ。

投稿: BAT OUT OF HELL LOVE | 2013年5月24日 (金) 14時07分

DY様

このアルバムは、ジュリーに関心を持って最初に聴きました(A面コレクションより早かった)。なぜか近所に置いてあったもので…。

1曲目(お題の曲)のイントロから、うーんこの歌謡曲でもロックでもニューミュージックでもなさそうな音楽は一体…って思いましたが、ジュリーらしいような気がし、挫折することなく次のアルバムに進みました〜!

DY様のご伝授で、いっそう興味深く聞けそうです。
ところであの遠吠えはジュリーだったのですか!というか人間の声だったとは!!

投稿: A.F | 2013年5月24日 (金) 22時24分

nekomodoki様

ありがとうございます!

里中さんの作品について、僕はやはり男性だからでしょうか、触れる機会は少なかったです。
『スポットライト』以外に短編を2,3読んだことがあるはずです。ストーリーまで覚えてはいませんが、少年漫画とは違う独特の才気を感じたことは確かです。

「scandal!!」のコメントを読み返すと、あの日がリアルに思い出されてしまいます。
あれから僕らジュリーファンは、ジュリーのおかげで祈りを忘れた時はありませんが、いざ世間に出ると風化を感じ、悔しく思うこともあります…。

すみません、一度切ります。

投稿: DYNAMITE | 2013年5月25日 (土) 09時54分

BAT OUT OF hell LOVE様

ありがとうございます!

まったく思い当たりませんでしたが、確かに「失われた楽園」と共通点の多い曲かもしれません。「失われた楽園」は当時ツアーで歌われなかった、と以前に聞きましたが、何故なんでしょうねぇ…。

それにしても「ボンヴォワヤージュ」を生で体感できたいうのは…やはり当時のファンのみなさまがうらやましくてなりません。

『ドカベン』の里中投手のネーミングの由来は初めて知りました。そんなに有名な話なのですか…。
僕は犬飼3兄弟が好きでしたね…。

A.F様

ありがとうございます!

あの雄叫びにつきましては…いやいや、どうなんでしょう?
僕はジュリーかな、と思ったのですが、まず「人の声には聞こえない」と仰る先輩も多いです。ただ、シンセの音とはちょっと違うんですよね~。

しかしこのアルバムが最初、というパターンはかなり珍しいですね!
決してとっつきやすいとは言えない作品ですが…不思議な雰囲気と深い味わい…こういうアルバムをじっくり聴き込めた、というところからスタートしていれば、大抵の変化球は大丈夫!のような気がします~。

投稿: DYNAMITE | 2013年5月26日 (日) 11時36分

DY様
「夜は気ままに」は中学生位なら深夜12時は宵の口ですからよく聞いてました。毎月1曲新曲を作る企画でしたから当然月の一週目に作詞依頼や作者本人の話し、作曲に関するエピソード満載だったはずですが…。アンさんが英語発音を誉めてた話、多岐川さんは共演したドラマの一回目のシーンを詩にした話、ラストスパークは曲作りを「佐野君しちゃった」話。お題の里中さんとの接点など当時はきっと話してたのでしょうが殆ど覚えてなく、CD化の際には企画盤ならではのライナーノーツを期待しましたが…。

投稿: クリングル | 2013年5月30日 (木) 12時38分

クリングル様

ありがとうございます!

僕の場合、このアルバムのコンセプトと放送すら数年前までまったく知りませんでしたから…タイムリーで聞いていらしたというだけでうらやましい限りです。
本当に…その辺りに詳しく言及したライナーノーツがあれば良かったのに、と思います。

「ラストスパーク」がジュリーにとっては佐野さんのイメージなのですか…興味深いお話ですね。
いつか佐野さんの曲想と徹底比較した考察記事を書けたら、と考えてしまいました~。

投稿: DYNAMITE | 2013年5月30日 (木) 19時21分

こんにちは。

長らくご無沙汰してます。久々に覗いた所、この曲が紹介されていたので「私もこの曲の大ファン」である事を伝えたく、コメントしています。この曲とこのアルバムはホントに素晴らしいですね。1番曲作りに夢中な頃のジュリーだと思います。co-coloまでは凄く新鮮です、僕にとっては。しかし、なんであの当時これとか、ライブとか、タイガースものとか、カセットテープのみだったんですかね?なんかちょっと日本だと演歌っぽいですよね。このアルバムは、ウォークマンで聞いていて、テープが絡んでしまいもう一つ買ったのです。もう、正直中学生の自分にはつらかったですね。レコード出してくれればテープにダビング出来るのに!
 あと、この曲がラジオで放送されるとき里中さんがゲストで出ていて、この曲の雰囲気のある語り方でちょっと怖かったです。大人な会話で(内容はあまり憶えてませんが)、この人のジュリーのイメージって自分とはかなり違う。でも、それが大人な感覚なんだろうな。なんて思ってましたが、だんだん自分も大人になって、さすが、里中さん。鋭い!と関心したところと、彼女は女性で自分は男性である当たり前の事に気付いてしまいました。
 この頃のジュリーの作曲の記録として是非このサイトで番外編、と言う事でアン・ルイスの「ラ・セゾン」を取り上げてみたらいかがですか?あれは詩もカッコいいし、まるでジュリーと百恵ちゃんが向かい合って作ったような一体感を感じます。アレンジも銀次さんだし、このヒットでジュリーは確たるものをさらに見つけたのではないかと、当時から感じています。今回のお題とはずれてしまってますが、作詞家ではない百恵ちゃんの詩にジュリー、と言う事でこの企画に無理矢理結びつけて書いちゃいました。すみません。
 最後に、今も当時も、ちょっと、あのジャケは・・・。

投稿: keiji | 2013年6月23日 (日) 17時36分

keiji様

ありがとうございます!

この曲お好きでしたか~。
正に「曲作りに夢中」なジュリーが味わえるアルバム。どの時代にも無い、貴重なコンセプト・アルバムですね。

「ラ・セゾン」イイですね。
世代的にもちろんよく知っている名曲ですが、記事を書くとなるとキチンと音源を購入せねば…懐かし系のオムニバスCDを探してみます。
仰ること、分かりますよ…「ラ・セゾン」は詞先とも曲先とも考えられないのです。詞曲同時の印象なんですね。
もちろん本当はそんなことはないんでしょうけど…。

投稿: DYNAMITE | 2013年6月23日 (日) 18時14分

DY様 こんばんは。

「ラ・セゾン」の話題が出たので。
EP版持ってます。
確かこれはB面の「Clumsy Boy」とともに
百恵ちゃんの詞先だったかと。

アンさんと百恵ちゃんが親友で、それで出てきた企画だったと雑誌か何かでアンさんが語っていたという記憶があります。(うろおぼえ)

「Clumsy Boy」もご機嫌な曲ですよ。

投稿: nekomodoki | 2013年6月23日 (日) 19時32分

nekomodoki様

ありがとうございます!

えっ…えっ…『ラ・セゾン』のシングルって、B面もジュリー作曲…なのですか?
それは完全に見過ごしていました。早速音源を探さなければ。
なるほどジュリー、当時は作曲活動旺盛な時期だったんですねぇ。

やはり詞先ですか~。「ラ・セゾン」の詞曲の緊密さは相当なものです。これもやはり「十年ロマンス」「麗人」から続く、短調のアップテンポ、ハードな作曲スタイル。
であればこそ、B面にどのような曲想が配されたのか気になります。
脳内では、原さんの「恋はうたかた」のようなカワイイ系のポップスが流れていますが…。

投稿: DYNAMITE | 2013年6月24日 (月) 09時03分

こんにちは。

Nekomodokiさま。
詞先だったんですね。そうか。ま、考えてみれば百恵さんは、一応一般人ですもんね。あり得ないと思いつつ、何故かスタジオか何かで一緒に作ってるみたいなイメージがあったんで。

B面曲も優れものですね。コッチこそソングカレンダー向きだと思います。タイトルナンバー以外にジュリーの曲はないけれども「ラ・セゾン」というアルバムもすばらしい。銀次さんプロデュースで確か「ワンダフルタイム」とほぼ一緒にリリースされたような記憶があり、どっちもロックしてます。でも歌謡曲とのボーダーラインをしっかりキープしてるスリリングなジュリーの方が好きでした。

その後出たアンのベスト盤(小林克也のDjでつなぐアルバム)のジャケットに「6番目のユウウツ」のジュリーと「ロックンロール・ウイドウ」な百恵ちゃんのイラストがあり、カッコ良くて当時ジャケを飾ってました。

ただの思いで話しですみません。


投稿: keiji | 2013年6月25日 (火) 06時54分

keiji様

ありがとうございます!

おぉ、keiji様のコメントで、脳内の『ラ・セゾン』B面曲の妄想が可愛い系のポップスから激しいロックに変わりました。

僕はこのブログでもこれまで何度も作曲家としてのジュリーを大いに語ってきました。
自由な発想と自然な着想を持っている作曲家・ジュリー…素晴らしいと思っています。

是非アンさんの2曲も機をみて聴き込み、こちらで採り上げられればと思います。

投稿: DYNAMITE | 2013年6月25日 (火) 21時43分

DY様 keiji様

編曲 伊藤銀次・・・ってkeiji様のコメントで歌詞カード見直して今頃気付きました。
そういえば、このEPのジャケ、衣装といい、デザインといい、早川さんぽい気が。
「Clumsy Boy」は
♪Clumsy Clumsy Clumsy Boy♪
のリフレインから始まる可愛い系のロックです。跳ねてるリズムが好きです。

投稿: nekomodoki | 2013年6月25日 (火) 22時12分

「ラ・セゾン」のB面もジュリー作曲だとは知りませんでした。発注の段階でアンさんが「ストリッパーみたいの作って」と、オファーした話しは有名だったので、アレンジが銀次さんなのは納得してましたが。

投稿: クリングル | 2013年6月25日 (火) 23時41分

nekomodoki様

ありがとうございます!

nekomodoki様のコメントで、脳内に流れるその曲のイメージはだいぶ固定されてきました。
「BYE BYE HANDY LOVE」とか「ジャンジャンロック」みたいな感じ…「BYE BYE」は佐野さんの曲ですけど、ジュリーの中で「ストリッパー」も併せ、ストレイ・キャッツのような狙いを持つ曲…と予想しました。

全然違ったりして

クリングル様

ありがとうございます!

以前、原さんの「恋はうたかた」について素晴らしいお話を聞かせてくださったクリングル様でも、この時代のジュリーの作曲活動でご存知ないことがあったのですね…。

keiji様やnekomodoki様のお話から想像すると、なかなかの佳曲らしく…大変興味をそそられております。

投稿: DYNAMITE | 2013年6月27日 (木) 15時15分

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