沢田研二 「愛だけが世界基準」
from『新しい想い出2001』、2001
1. 大切な普通
2. 愛だけが世界基準
3. 心の宇宙(ソラ)
4. あの日は雨
5. 「C」
6. AZAYAKANI
7. ハートの青さなら 空にさえ負けない
8. バラード491
9. Good good day
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できる限り色々な時代から楽しいジュリー・ナンバーを採り上げる、ということで頑張っております。
昨夜は『火謡曲』で超絶に美しい「サムライ」の映像が放映されたようですが(←観てない)、これはしたり、拙ブログではグンと時代を後にしてのお題で下書きを進めておりました。
近いうちに、アルバム『思いきり気障な人生』からも久々にお題を採り上げてみたい、と今になって考えているところです。
ということで、記事自体は短い文量で、なるべく更新頻度の方を上げて・・・と意を新たに、今日のお題はアルバム『新しい想い出2001』から。
1995年のアルバム『sur←』から勇躍開始された、ジュリーのセルフ・プロデュース期。
以降、自作詞による”人間・ジュリー”の発信に一層重きが置かれるようになりました。「歌いたいことを歌いたい」という長年のジュリーの渇望がいよいよ本格的にアルバム制作に反映されていきます。
そんなジュリーの志と並行するかのように、覚和歌子さんの作詞作品がジュリーの求める歌の内容とシンクロし始め、さらにはバンド・メンバーのGRACE姉さんも多くのジュリー・ナンバーの作詞を手がけるようになり・・・。
ジュリー=覚さん=GRACE姉さんの絶妙なトライアングルで作詞制作されたアルバムが次々に送り込まれる時代が到来します。
このトライアングル期(21世紀初頭)の3人の作詞アプローチには、ジュリー・アルバムならではの独特の統一感があり、どれがジュリーでどれが覚さんでどれがGRACE姉さんの作品なんだか・・・クレジットを1度見ただけでは把握しきれないほどの共通の味わいや言葉遣いが時にありますよね。
中でもその「どの曲が誰の詞やら」感を最も強く感じさせるアルバムがこの『新しい想い出2001』ではなかろうか、と僕は考えています。
僕が『新しい想い出2001』購入間もない段階でハッキリと「これはこの人の詞」とキチンと認識できていたのは、「心の宇宙(ソラ)」のGRACE姉さん、「バラード491」の覚さん、「Good good day」のジュリーの3曲だけかなぁ。
残りの曲は結構長い間ゴッチャになっていたかも・・・。「ハートの青さなら 空にさえ負けない」はタイトルだけ見てジュリーの作詞と決めてかかっていた、ということがありましたし、エロ全開の「C」もジュリーの詞のように思えたり、「大切な普通」が覚さんの詞のように感じたり・・・。
そして。
「この詞はジュリーかGRACE姉さんのどちらかだろう」といつも思ってしまい、クレジットを見るたびに「ええっ、覚さん?!」とその度に再確認していた曲(さすがに最近はそんなことはありませんよ!)が、今日のお題。
「愛だけが世界基準」、伝授です!
もちろん良い意味で、ですが・・・この曲の詞ではどこか子供っぽい言葉遊び、フレーズ並びが楽しめます。
タイトルからして「愛だけが世界基準」ですからね。
考えてみればこのアルバムでもう1曲「ハートの青さなら 空にさえ負けない」でも、覚さんは一歩間違えば直球過ぎて聴く側が戸惑ってしまうような曲タイトル(それが逆にクセになり、最後には強い思い入れを持つに至るわけですが)をつけています。
ちょっと昭和のアイドル・ソングをも彷彿させるようなタイトル・センス・・・覚さんにとって、これは「敢えて」なのでしょうね。
フレーズ使いについても
♪ hey またとない自由だい
E B C#m A
hey say 今日からは一人だい
E B C#m A
借りてた平和に 捨て台詞キメたから
E B C#m A
今 ただ愛が世界基準 ♪
E B D
「hey、say」は「平成」にかけていますよね。今でこそ、そのものズバリ!の名前のアイドルグループも登場し、この単純なダブルミーニングは市民権を得て(?)いますが・・・2001年当時、この響きはどうだったんでしょ?
慣れるまでは「何か野暮ったいなぁ」と感じてしまった人も多かったのでは・・・?
無論覚さんとしてはそれも含めて確信犯。「キメたから♪」などもそんな感じの言い回しですね。
あと、いかにもジュリーやGRACE姉さんの作詞作品で使われそうな(と、僕が当初感じていた)フレーズも登場します。
♪ 金色 の 鎖を放たれた
C#m C#m7 A E
不安でも かなり僕ハイテンション ♪
C#m C#m7 F#m7 G#7
覚さんの「金色」は「きんいろ」で、ジュリー作詞なら「こんじき」と読ませるところなのかなぁ、とは思いますが(「涙色の空」)、「かなり僕ハイテンション♪」はGRACE姉さんが好みそうな・・・という印象が僕にはあります。
続く
♪ カタギの道はずれたら もう戻れない
C#m C#m7 A E(onG#)E(onF#)
いいんだ 携帯捨てよう ♪
C#m C#m7 F#7 B
この部分・・・初めて聴いた時は、僕の中では完全にジュリーの語彙のイメージでした。なんたって「携帯捨てよう」ですよ!
思い起こせば、最初にこの曲を電車内で聴いた時、ここはまったく聴き取れませんでした。「携帯」というフレーズを歌詞で使う、ということ自体に頭が至らなかったのだと思います。
でも・・・2001年頃の携帯普及率ってどのくらいでしたっけ?下手すると僕はまだ持ってなかったかな・・・。
そう考えると、覚さんが「携帯捨てよう」と断じたこの詞は当時革新的だったのかもしれません。
その辺りは、タイムリーなジュリーファンの先輩がこのアルバムリリース時に「携帯」というフレーズをどう感じたか、を伺えばハッキリ分かるのでしょうね。
ただ、ここまで書いてきたことは当たり前ですがただの表面上のこと。何度も繰り返し聴けば、この「愛だけが世界基準」の歌詞がズバリ『新しい想い出2001』というアルバムのタイトルチューンとも言うべきコンセプトになっていることが分かってきます。
おそらくアルバム制作時にジュリーから覚さんに「21世紀に向けて」と歌詞内容についての要望があったんじゃないかなぁ。覚さんがそれに応えて生まれた曲こそが「愛だけが世界基準」だったのではないでしょうか。
20世紀の頃・・・本当にほんの少し前まで多くの人が「素晴らしい未来」「輝かしい新世紀」として想像をたくましくしてきた、”夢の21世紀”。
でも覚さんは「センチュリー橋を跨いだとたんに、何もかもまぶしくなんかはならない」のだ、と言い切ります。
待ち受ける困難・・・それこそ後にジュリーが使ったフレーズで言いますと、「手に負えぬ未来」への予見もあったでしょう。
♪ 線路に風が 吹いて 空の高さに気づく ♪
A G#7 C#m A G#7 C#m
これまで自分の歩んできたかつて知ったる道のり(線路)から、その周囲に果てなく広がる世界(空の高さ)へまず一歩踏み出す瞬間の不安・・・ジュリーほどの人でもそれはきっとあるのでしょうし、僕のような凡人の身にとってはなおさらのこと。
そんな畏怖すべき現実を提示した上で、「信じるものがひとつあったら行ける」とするのが、1995年の「銀の骨」あたりから急速にジュリーの生き様そのものにリンクしてきた、覚さんならではのジュリー・ナンバーでの作詞スタンス。
「時代は変わったかい?」「世の中変わったかい?」と問いかける箇所には、「時代や世の中がどう変わろうとも」というニュアンスが込められているように思います。正に、揺るぎないマイペースで一歩一歩をしっかりと進むジュリーにピッタリの歌詞。
何度も曲を聴くうち、「なんだ、やっぱりこれは覚さんならではの素晴らしい詞じゃないか!」と、特に歌詞が2番、3番へと進んでいくに連れて、僕のような者にすらじわじわと感じられることとなるのでした。
「信じるものひとつ」・・・それはファンにとって、正にジュリーの歌のことなのですから・・・。
作曲の吉田光さんは、他に手がけたジュリー・ナンバーにおいては、プログレっぽい変態性(褒めてます!)を持つハードな作風が際立つのですが、この曲は正攻法のパワー・ポップ・チューンに仕上げられていますね。
転調も、吉田さんの得意技である風変わりなコード進行もここでは登場しません。その分、曲が進むに連れて高まりが増していくようなシンプルかつ力強い作品になっていて・・・何より、アルバムのトータル・イメージに合っています。
覚さんも、吉田さんのこの曲だから「愛だけが世界基準」のような詞を載せたくなったのではないか、と想像するのですがいかがでしょうか。
CD音源の演奏で僕が惹かれるのは、まずドラムス。
特徴は、ハーフ・オープン・ハイハットの裏打ちです。高校生の頃聴いたローリング・ストーンズの「ハイ・アンド・ドライ」という曲をきっかけに、僕はこの手のドラム・アレンジが病みつきになりました。
「借りてた♪(だかだか!)平和に♪(だかだか!)」と、スネアのフィルが入る箇所も、裏打ちの抜けは僅か1打のみ。これは素人からするととてつもない神業に聴こえるんですよね~。
あと、いかにも白井良明さんらしいギター3トラックのアンサンブルも素晴らしいです。
前作『耒タルベキ素敵』では、まだピアノなど鍵盤楽器の活躍が目立っていましたが、21世紀のジュリーはここから怒涛のギター・サウンド期が始まり、アルバム『greenboy』まで継続します。それは同時に、アレンジを担当した白井さんの「ハード」というだけには留まらない、ギター・アンサンブルのアイデアが冴えまくった時期でもあるのです。まさに職人技ですよ!
注目は、センターにミックスされたリード・ギターのトラックです。
まずイントロでフィードバック気味に導入。そこに「う~、や~、た~!」のシャウトが来て他トラックが絡んできますよね。凄いのはその後。
リードギターは他トラックが鳴り出してからしばらくの間その歪んだ音を引っ張れるだけ引っ張っておいて、途中から「シ~ミレ#ミレ#シシ♪」(これで2拍分)というハード・サイケな速弾きに切り替え、歌メロに入って後もずっとそのフレーズを延々と繰り返しているのです。
何が凄いって、これだけのカッコ良いギター・トラックが、ほとんどジュリーのヴォーカルの裏で聴こえるか聴こえないかくらいの設定で鳴っていて、黒子のアレンジ効果として徹底されていることです。
普通はこれだけの演奏ならば、左右どちらかにミックスを振って音量も上げ、ギタリストの主張を押し通すところ、白井さんはそうではないんですよ・・・これは「ジュリーのヴォーカルと楽曲の良さを生かす」という演奏トラックになっているのですね。
また、右サイドのセカンド・リードのトラックも渋い。これは最近の記事でたまたま言及の機会が多かった、ワウ・ギターの演奏です。エンディングでこのギター・トラックだけが残るのですが、最後の最後にかなりの”ムックリ・サウンド”にまで昇華しています。
是非、「Pray~神の与え賜いし」の柴山さんのワウ・ギターの音色と聴き比べてみてくださいね。
最後に。
この「愛だけが世界基準」、この先LIVEで聴く機会はありそうに思うんですよ。と言うより、アルバム『新しい想い出2001』収録曲はすべて可能性があると僕は思っています。今のジュリーの生き方と齟齬が生じている曲は1曲たりともありませんからね。
”人間・ジュリー”の魅力がギュッと詰まった、隠れた名盤。ジャケットが地味だったり、アルバムとしては収録曲数が9曲と少なめだったりして、これまで聴くのを敬遠している方がもしいらっしゃったら、この機に強くおススメしておきたいです。
ただ、このアルバムからジュリーが久々にセットリストに採り上げるとするなら、「Good good day」や「大切な普通」「C」あたりが先に来るんじゃないかな、というのが僕の予想。
でも、「愛だけが世界基準」もいつかきっと順番が来る・・・それに僕としては、今の鉄人バンドのスタイルで是非聴いてみたい曲のひとつですからね。
想像するに・・・柴山さん、泰輝さん、GRACE姉さんが元気よく追っかけシャウトをするその影で、うつむきながら一人黙々とヴォーカル後ろの”隠れ速弾き”に集中する下山さんの姿が目に浮かぶようではないですか!
さて、次回お題も現時点ではまだ未定ですが・・・だいたいこのくらいの文量で(最近の僕の記事としてはかなり短め。それでも充分長いけど・・・)で、矢継ぎ早の更新をしていけたら、と考えております。
なるべくなら、お題楽曲のリリースされた時代を縦横無尽、自由に飛び回る感じで書いていきたいところです。
引き続き頑張ります!
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コメント
DYさん、お邪魔します。
この記事をきっかけに『2001年って、どんな年だったって…』と思いながら、いろいろ調べてたら、手持ちの資料の中に、2001年6月17日付けの朝刊スポーツ紙に載ったジュリーのロングインタビューがありました。そこで語られているアルバム“新しい想い出2001”についてのジュリーのコメントを書き起こしておきます。
「後ろばかり振り返るのはイカンということです。僕らの年代って先を見ることにちょうど不安な年齢なんですよね。体のことが心配になってきてるし、病気だって言えば、会社来なくていいと言われそうだし。それで、死ぬのはまだ早いでしょ、ちゃんと明るく生きようよっていう気分を込めたんです。新しい思い出をつくろう、つくれる。だから、前向けよって」
今回、伝授してくださった楽曲は、まさに、聴き手へのエールが込められた作品だと思います。そして、こういう楽曲を収録したアルバムを作り、シングル曲に“あの日は雨”を選ぶところに、ジュリーらしさが表れているかもしれません。ジュリーが、生と死の重みに真摯に向き合う人だということが、今なら分かります。
投稿: 74年生まれ | 2013年4月24日 (水) 21時12分
74年生まれ様
ありがとうございます!
貴重な資料をご紹介くださり感謝です。なるほど…当時ジュリーはそんなことを言っていたのですね。
本当に…身体のことが心配になってくる、病気だと言ったら会社に来なくていいと言われる…そんな不安を抱えたジュリーと同世代の人、当時もたくさんいらっしゃったと思います。
励まされる言葉ですね。やはりこの「愛だけが世界基準」は「新しい想い出2001」のアルバムタイトルチューンの役割を果たしているようですね。もちろん他に「Good good day」は明らかにそうなんですけど。
とにかく収録曲それぞれ、シンプルに力を貰えたりしみじみとしたりできるアルバムです。名盤ですね!
投稿: DYNAMITE | 2013年4月24日 (水) 21時20分
DY様 こんばんは。
最近一番良く聴いているアルバムです。
スマホにもお風呂場TVのSDカードにも入れて、ほぼ毎日聴いてます。
大好きな曲ばかり。
なのに詞も曲も誰が作ったのか、私も改めて確認すると随分混乱してましたねぇ。
特に詞はジュリーと覚さんとGRACEさんがごちゃごちゃになってた。
実はCD本体が行方不明でして・・・。
音源はパソコンに入ってたので聴くのに不自由はなかったのですが、歌詞と作者を確認したくて渋谷のTSUTAYAで借りたくらいです。
歌詞を良く見ずに聴いていた証拠がこのレクチャーを読んで歌詞カードを確認し、3回目の「Hey say」が「平成」になってるのに今頃気づいたという、おマヌケぶりです。
投稿: nekomodoki | 2013年4月24日 (水) 22時55分
nekomodoki様
ありがとうございます!
このアルバムも本体行方不明でしたか…。
nekomodoki様の2000年代アルバム行方不明率、おそるべし…つまりそれは、pcで音楽が聴けるような時代になった、ということなんですよね、きっと。
確かに時代は、世の中は変わりました…。
ただ、そんな時代の変化に流されない「信じるものひとつ」ジュリーの存在は不変です。みなさまからはずいぶん遅れましたすが、後追いファンの僕にもそれが分かってきました。
ストレートで素敵で、潔いアルバムですよね、これ。
僕もリピ率高いです!
投稿: DYNAMITE | 2013年4月25日 (木) 19時50分
DYNAMITEさん
この年から再びライブに通うようになり
リアルタイムで聞き始めた最初のアルバムなので思い入れがあります。
>そこに「う~、や~、た~!」のシャウト
もしかしてご存じない?
私の世代でギリギリなんとなく知ってますが
TVドラマを見たことはありません。
少年ジェットのミラクルボイスです。
TVドラマ「少年ジェット」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%91%E5%B9%B4%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%83%E3%83%88
主題歌
http://www.youtube.com/watch?v=FFgZZpKRptY
この曲を初めて聴いた時
ジュリーはこのドラマを見てた世代なんだと思いました。
鉄人バンドで是非聴いてみたいですね。
投稿: くれーぷ | 2013年4月26日 (金) 13時32分
くれーぷ様
ありがとうございます!
こ、これは…。
まったく知りませんでした!
世代的にこれまで触れることがなかったのでしょうか。僕はハリマオの主題歌も仕事絡みで知るまでまったく聴いたことがなかったくらいですから。
それにしてもご紹介頂いたyou tubeの音源に載せてある映像…彼が「少年」ジェットということでよろしいんですよね。少年…う~ん、いい時代だ、僕は好きです、歌も雰囲気も!
ジュリーの曲の記事を書いて先輩方からコメントで教わったこと…これまで数限りないですが、今回の少年ジェットはそれらの中でもインパクト大でございました。ありがとうございます!
しかし…少し関連して思うことがあるのですが、やはり「atom power」は『鉄腕アトム』なのかな、と。
最近『東京新聞』の震災・原発事故追跡の特集で手塚さんについての記事が載り、僕は手塚さんの考え方で初めて知ったことも多くて(僕はアトムすら世代的にあまりよく知らないのです)…考えさせられています。
やっぱり、怖がらずに「atom power」のお題で記事をいずれ書こうかな…。
投稿: DYNAMITE | 2013年4月26日 (金) 13時53分
DYNAMITEさん
お役に立ててよかったです。
「う~や~た~」の場面の動画がありました。
パジャマ姿の女の子が和泉雅子さん
ジュリーと同じ歳ですから
TVドラマを見ていた沢田少年もこのくらいでしょうか。
http://video.search.yahoo.co.jp/search?rkf=2&ei=UTF-8&p=%E5%B0%91%E5%B9%B4%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%83%E3%83%88
後に成人式の頃、週刊明星か週刊平凡だったと思いますが
20歳のジュリーと和泉雅子さんの表紙でした。
>やはり「atom power」は『鉄腕アトム』なのかな、と。
そうだと思います。
私もこどもの頃見ていた 『アトム』
『りぼんの騎士』 『ジャングル大帝レオ』
大人になってからも
『火の鳥』 『ブラックジャック』
未完のまま終わった『グリンゴ』(GRINGO)
上げたらきりがありませんが
心をワサワサ?させられていました。
山下達郎さんの「アトムの子」もそうであるように・・
「atom power」もきっと。
伝授楽しみにしています。
投稿: くれーぷ | 2013年4月26日 (金) 14時51分
続けてすみません。
動画はこれです。
http://www.youtube.com/watch?v=HlPco-SUyRk
投稿: くれーぷ | 2013年4月26日 (金) 14時56分
DY様 こんばんは。
くれーぷ様の動画、あまりに懐かしくて思わずでてきちゃいました。
見てましたよ~。リアルで。漫画も歯医者とかで読んでました。
TVがウチに来たのは小学校に上がる頃だったかな?でもそれ以前からTVのある御蕎麦屋さんとかで見ていましたね。
TVが来てからは家族より、プロレスとか野球とかを見に来る近所の小父さん達とチャンネル争いをしていた記憶が・・・。
やっぱ、「う~・や~・った~!!」はここからですよね。
「atom power」は「鉄腕アトム」で100%間違いありません。なんせ「10万馬力」ですから。
投稿: nekomodoki | 2013年4月26日 (金) 19時51分
くれーぷ様
ありがとうございます!
いやぁ、初めて知ることばかりです。
主題歌に出てくる「シェーン」というのが、映像にも登場しているワンちゃんのことのようですね。「少年と犬」の組み合わせは最強ですよ(「港の日々」)!
『東京新聞』の記事は、原発のPRにアトムのキャラクターが無断で使用されていたのではないか、と検証するもので「原作を知らない人が、安易に結びつけようとするのがやりきれない」というものでした。
原作ではそんな安易な連想とは真逆の、かなりシュールなストーリーも存在したようですね。
いずれ「atom power」のお題でその辺りを書いてみたいと思います!
☆
nekomodoki様
ありがとうございます!
やはり先輩方にとって「う~、や~、た~!」はハッキリ『少年ジェット』なのですね。
僕らの世代では考えもつかないことで、今回はとても新鮮な驚きを頂きました。
僕は上京してから、大学そして就職と、「アトムの生まれた街」として様々な趣向の街づくりを行っている高田馬場駅にずっと縁があり、原作やアニメはよく知らないまでも、『鉄腕アトム』には親近感があります。
少し勉強してみようと思います!
投稿: DYNAMITE | 2013年4月27日 (土) 11時48分
DY様
こんにちは
朝から天気がメチャメチャ良くて、散歩をしていると薄すら汗ばむような陽気なのに、爽やかな風が吹いて…友引だし?(笑)
“とっても気分が良い記念”に?コメさせてくださいね。
実は、2001年のこのアルバムの中の2~3の楽曲は知っては? いるのですが…

アルバムの“存在自体”を覚えてなくて、タイトルを今回の御伝授で知ったわけですが、今、本当にあの時代のジュリーが思い出せません。
その1~2年前迄は、私も 御多分に洩れず? あれ程(!?)、ジュリーと“二十一世紀”を迎えることを心待ちにしていた筈なのに…
仕事中毒だったのかな…?
今の時点で? …何故か、あの時期が公私共に記憶喪失になってしまっているので(爆)、もう一度「ジュリーの楽曲(*ずっと、人生の道先案内人だったから)」を中心に、お勉強をし直そうと思っています。
それにしても、皆さんは、数多ある様々なジュリーの楽曲から、それに附随して関わっていらっしゃるミュージシャンのことも含め、本当によく御存知で、驚き入って居ります。
ところで私は、男兄弟が多かったお陰で(笑)、幼少期より、コメにあった「少年ジェット」も、「鉄腕アトム(*実写・ピアノ線で吊っているのが? 見え見えでした)」も「怪傑ハリマオ」も…はたまた其の先の「鉄人28号」から「エイトマン」など、男の子向け番組を毎週必ず観ていました。


故に? 大昔のことなのに(笑)、“主題歌”をしっかり最後まで歌えちゃいます!!(笑)
先ずは、コメで教えて頂いた“Tube”にアクセスし、主題歌が流れて来た途端、一緒に歌えてしまう自分に驚き?(爆)…
傍に居た、普段は歌うことのない還暦を越えている夫まで、懐かしがって? ごく自然に(笑)、歌い出して…
本当に楽しい時間を頂くことが出来ました。
皆様、有り難うございました。
投稿: えいこはん | 2013年4月27日 (土) 12時05分
えいこはん様
ありがとうございます!
いやいや、僕など本当に知らないことばかりで…。
不勉強で知らないのであればまだ良いのですが、今回の『少年ジェット』のようなお話は、いくら曲自体やその背景を独学で勉強しても辿り着きようがない…。ある世代のかたが当然のように分かっていて、僕の世代などは、何のことやら理解せぬまま受け入れているということが、ごく自然に起こっています。
それが先輩方のちょっとしたお気遣いや閃きで埋められていく時、ブログを書いてて良かったなぁ、と思います。単純に、自分が絶対に知り得なかったことをジュリーの曲がきっかけとなって知る、ということが嬉しいのですよ…。
『少年ジェット』の主題歌は何とも言えない味わいがありますね。良い意味で、時代の音楽を反映していると思います。
投稿: DYNAMITE | 2013年4月27日 (土) 21時06分
DY様の本文中にもある「Hey Say」のついたアイドルグループの登場や「世界基準」というコーナーがすぽるとに登場したりと、何気に業界はジュリーの活動や発信を気にかけてるのかな?と当時感じてニンマリしてました。今では企業のCMやキャッチコピーに頻繁に使われてますね。
スポーツ選手が世界の舞台へ進出し世界レベルで活躍しだした頃を象徴する言葉のように思いました。
投稿: クリングル | 2013年4月28日 (日) 10時58分
クリングル様
ありがとうございます!
確かに、21世紀が正確に境ではないにせよ、「世の中変わった」…とは思います。
僕にとっては、バンドブームや主張のある音楽制作のムーヴメントが去っていくのを仕事柄肌で感じ、音楽的には「この先どうなっていくのか」と不安を感じ浮かない顔になっていた…2001年頃というのはそんな時期でした。
あれほど有名なジュリーが、メジャーではないところで、音楽にとって大事な志を支える形にシフトしていったことを僕は長い間まったく知らずにいました。
今では、軽薄なアプローチの音楽を聴いても、「これも音楽のあるべき1ジャンル」と割り切れます。
別のところで「本物」が現役で存在していることを知っているから、ニコニコと許せてしまうんですね。不思議なことです…。
投稿: DYNAMITE | 2013年4月28日 (日) 11時39分
DY様
このアルバムは音源がなかなか手に入らず、図書館で見つけた時は大喜びしました
聴いてみたら私にとっては大名盤
個人的には2000年代のアルバムの中でもかなり上位に入りますねぇ〜
ほとんどの楽曲が大好物で、その時によって一番が変わるのですが、最近は『心の宇宙』がマイブームです。
ウォー○マンのシャッフル機能によって通勤電車の中で突然ハマりました(笑)
また今年の正月LIVEで『ハートの青さ…』を生で聴けて大興奮しました。
このアルバムの曲を生で聴いたのはこれ1曲だけなので今後が楽しみです。
しかし、ジュリー自身も気に入ってるようなのに、どうして『ジュリー祭り』では1曲も歌わなかったんでしょうかねぇ?
まあ、歌ってくれていても、当時の私ではポカン状態でしたが(苦笑)
投稿: Mr.K1968 | 2013年5月 5日 (日) 22時47分
Mr.K1968様
ありがとうございます!
通勤途中などでジュリーをシャッフルで聴いていて、突如ハマる曲ってありますよね~。
仰る通り、このアルバムと、あとは『第六感』…この2枚の収録曲が『ジュリー祭り』のセットリストに入っていないのは、その後近年のジュリーを勉曲してゆく中で「何故だろう」と考えるところです。でも、その分2枚ともその後のLIVEで少しづつ歌ってくれていますね。
まぁ、Mr.K様同様僕も、ドームの時点でこのアルバムの収録曲を歌われてもポカンとするばかりだったことは間違いないですが…。
僕は夏からのツアーでは「Good good day」のセットリスト入りに期待しています!
投稿: DYNAMITE | 2013年5月 5日 (日) 22時59分
DY様
訂正です。正月LIVEで『あの日は雨』も演ってましたね
正月LIVEはとにかく最初の3曲のインパクトがあまりに強烈だったもんで…(←完全に言い訳)(苦笑)&(大汗)
もちろん『Good…』も大好物ですんで私も是非聴きたいですね〜
投稿: Mr.K1968 | 2013年5月 5日 (日) 23時15分
MrK1968様
いえいえ、「ハートの青さなら」2曲目のインパクト…分かりますよ~。
僕は「ハートの青さ」「あの日は雨」に加え、プレプレツアーで「AZAYAKANI」を既に体感しています。
ジュリー、ドーム以降なかなかいい調子でこのアルバムからセットリストに採り上げてくれています。今年も期待しましょう!
投稿: DYNAMITE | 2013年5月 6日 (月) 10時02分